近年、2型糖尿病および肥満治療の第一選択薬として注目されているGLP-1受容体作動薬(GLP-1 RAs)。一方で、これらの薬剤には胃排出遅延作用があり、逆流性食道炎(GERD)のリスクとの関連が懸念されています。今回紹介するのは、GLP…
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2025年7月
GLP-1受容体作動薬は逆流性食道炎のリスクを上げる?SGLT2阻害薬との比較検討(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025)
近年、2型糖尿病および肥満治療の第一選択薬として注目されているGLP-1受容体作動薬(GLP-1 RAs)。一方で、これらの薬剤には胃排出遅延作用があり、逆流性食道炎(GERD)のリスクとの関連が懸念されています。今回紹介するのは、GLP…
降圧薬は朝か夜か?就寝前内服による夜間血圧コントロールの効果を検証したRCT(Open-RCT; OMAN試験; JAMA Netw Open. 2025)
はじめに:この論文でわかること高血圧の管理において、夜間の血圧コントロールは心血管イベント予防の鍵とされています。しかし、降圧薬をいつ内服するのが効果的なのか(chronotherapy)は、いまだ議論のあるテーマです。今回ご紹介するのは、...
ドライアイに対してジクアホソルはヒアルロン酸より効果的?(RCTのメタ解析; Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2023)
ドライアイ(Dry Eye Disease: DED)は日常的に遭遇する目の不調の一つで、薬剤師や医療従事者が関わる機会も多い疾患です。いくつかの点眼薬が販売されていますが、その有効性や安全性の比較データは限られています。そこで今回ご紹介…
酸化マグネシウム(MgO)の1日投与回数を減らしても便通に影響はない?(後ろ向きコホート研究; J Rural Med. 2024)
便秘治療薬として長年使用されている酸化マグネシウム(MgO)は、安全性が高く、高齢者にも広く使われています。しかし、1日3回などの分割投与が一般的であり、服薬回数の多さは服薬アドヒアランスの低下や、介護現場での投薬負担の増加を引き起こす可…
1日どのくらい歩くと腰痛予防になる?(前向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2025)
慢性腰痛は、世界中で非常に多くの人が悩む健康問題であり、医療費や労働損失の原因にもなっています。定期的な身体活動が慢性腰痛のリスクを減らす可能性が示唆されている中、「歩く」という最も手軽な運動が、どれほどの予防効果を持つのかは明確にされて…
オピオイドを開始する”がん性疼痛患者”に対するナルデメジンの便秘予防効果はどのくらい?(DB-RCT; J Clin Oncol. 2024)
がん性疼痛に対する強オピオイドの使用は、痛みの緩和に必須ですが、その副作用として最も頻度が高く、自然には改善しにくいものの1つが「オピオイド誘発性便秘(OIC)」です。OICはアドヒアランスの低下や疼痛管理の障害につながるため、初回投与時…
心房細動アブレーションは「脳卒中・死亡・心不全再入院」リスクを下げるのか?(SR&MA; Ann Intern Med. 2025)
心房細動(AF)は、脳梗塞や心不全の発症リスクを高める不整脈の一つです。薬物療法が基本ですが、根治的な治療としてカテーテルアブレーション(CA)も選択されるようになっています。これまでアブレーションは心電図上の洞調律回復という電気的アウト…
脳出血における血圧管理は早期開始がカギ?(メタ解析; INTERACT試験群の統合解析; Lancet Neurol. 2025)
脳出血(ICH:intracerebral hemorrhage)は、急性期における迅速な治療介入が予後を左右します。特に血圧管理は重要ですが、「どの程度早く」、「どの程度下げるべきか」については議論が続いていました。今回ご紹介するのは、…
溶連菌咽頭炎の抗菌薬は短期投与でもOK?―現実世界データからみた治療期間と転帰(コホート研究; Open Forum Infect Dis. 2025)
A群β溶血性連鎖球菌(Group A Streptococcus, GAS)による咽頭炎では、従来10日間の抗菌薬治療が標準とされてきました。しかし、抗菌薬の過剰使用を防ぐ「抗菌薬適正使用(Antimicrobial Stewardshi…
乳がん化学療法後の吐き気対策に「5mgオランザピン」が有効?(DB-RCT; Lancet Oncol. 2025)
化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、多くのがん患者が経験するつらい副作用の一つです。とくに、アントラサイクリン+シクロホスファミド(AC療法)のような高催吐性化学療法では、その管理が難しいことも少なくありません。今回ご紹介するのは、抗…
CagriSema併用療法が肥満治療の新たな選択肢に|セマグルチド+カグリリンタイドの効果とは?(DB-RCT; REDEFINE 1試験; N Engl J Med. 2025)
GLP-1受容体作動薬「セマグルチド」はすでに肥満や心血管疾患リスク低減で高い評価を得ています。一方、アミリン類似体「cagrilintide(カグリリンタイド, カグリリンチド)」も初期段階で有望な体重減少効果を示しています。今回のRE…
日本のプライマリ・ケアにおける“低付加価値医療”の提供実態(日本の横断研究; JAMA Health Forum. 2025)
患者に明確な利益をもたらさない「低付加価値医療(low-value care)」は、医療資源の浪費や不必要な副作用リスクの原因として、国際的に注目されています。これまでの研究は主に米国を対象としており、日本における医師の特性と低付加価値医…
納豆をよく食べる高齢男性は長生き?|発酵大豆食品と死亡リスクの関連(日本の前向きコホート研究; Clin Nutr ESPEN. 2025)
発酵大豆食品として日本で親しまれている納豆。健康食品としてのイメージも強く、骨粗鬆症予防や動脈硬化の改善など、多くの効果が語られてきました。しかし、実際に「納豆を食べる人は長生きするのか?」という点を、長期間にわたって科学的に検証した研究…
週末の「寝だめ」が心臓や代謝の病気を防ぐ?|睡眠不足と多疾患リスクとの関係に注目
◆ はじめに:「寝不足は万病のもと」って本当?現代人の多くが抱える「平日の睡眠不足」。その影響を和らげるため、週末にまとめて眠る「週末の寝だめ(Weekend Catch-Up Sleep: WCS)」をしている方も多いのではないでしょうか...
心筋梗塞後の便秘が心不全による再入院リスクを高める?(後ろ向きコホート研究; BMC Cardiovasc Disord. 2025)
心筋梗塞(MI)後の患者ケアでは、心機能や再梗塞予防に注目が集まりますが、「便秘」の存在が予後に影響する可能性があることをご存知でしょうか?今回ご紹介するのは、心筋梗塞後の患者における便秘と心不全による再入院の関連性を後ろ向きに検討し、退…
LDLコレステロールを効果的に下げる新選択肢?(DB-RCT; VICTORION-Mono試験; J Am Coll Cardiol. 2025)
これまで高コレステロール血症の治療といえば「スタチン」が中心でした。しかし、近年注目されているのが、Proprotein Convertase Subtilisin/Kexin type 9(PCSK9)を標的としたRNA干渉療法「インク…
ベンゾジアゼピンの減薬はどのように進めるべきか?(SR&MA; BMJ. 2025)
ベンゾジアゼピン系薬(BZ系)や類似の睡眠薬(Z薬など)は、不眠症の治療薬として長年使用されてきました。しかし、依存や転倒リスク、認知機能低下といった副作用から、長期使用のリスクが懸念されています。そこで今回は、BZ系・関連睡眠薬(BSH…
2025年7月
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近年、2型糖尿病および肥満治療の第一選択薬として注目されているGLP-1受容体作動薬(GLP-1 RAs)。一方で、これらの薬剤には胃排出遅延作用があり、逆流性食道炎(GERD)のリスクとの関連が懸念されています。今回紹介するのは、GLP…
はじめに:この論文でわかること高血圧の管理において、夜間の血圧コントロールは心血管イベント予防の鍵とされています。しかし、降圧薬をいつ内服するのが効果的なのか(chronotherapy)は、いまだ議論のあるテーマです。今回ご紹介するのは、...
ドライアイ(Dry Eye Disease: DED)は日常的に遭遇する目の不調の一つで、薬剤師や医療従事者が関わる機会も多い疾患です。いくつかの点眼薬が販売されていますが、その有効性や安全性の比較データは限られています。そこで今回ご紹介…
便秘治療薬として長年使用されている酸化マグネシウム(MgO)は、安全性が高く、高齢者にも広く使われています。しかし、1日3回などの分割投与が一般的であり、服薬回数の多さは服薬アドヒアランスの低下や、介護現場での投薬負担の増加を引き起こす可…
慢性腰痛は、世界中で非常に多くの人が悩む健康問題であり、医療費や労働損失の原因にもなっています。定期的な身体活動が慢性腰痛のリスクを減らす可能性が示唆されている中、「歩く」という最も手軽な運動が、どれほどの予防効果を持つのかは明確にされて…
がん性疼痛に対する強オピオイドの使用は、痛みの緩和に必須ですが、その副作用として最も頻度が高く、自然には改善しにくいものの1つが「オピオイド誘発性便秘(OIC)」です。OICはアドヒアランスの低下や疼痛管理の障害につながるため、初回投与時…
心房細動(AF)は、脳梗塞や心不全の発症リスクを高める不整脈の一つです。薬物療法が基本ですが、根治的な治療としてカテーテルアブレーション(CA)も選択されるようになっています。これまでアブレーションは心電図上の洞調律回復という電気的アウト…
脳出血(ICH:intracerebral hemorrhage)は、急性期における迅速な治療介入が予後を左右します。特に血圧管理は重要ですが、「どの程度早く」、「どの程度下げるべきか」については議論が続いていました。今回ご紹介するのは、…
A群β溶血性連鎖球菌(Group A Streptococcus, GAS)による咽頭炎では、従来10日間の抗菌薬治療が標準とされてきました。しかし、抗菌薬の過剰使用を防ぐ「抗菌薬適正使用(Antimicrobial Stewardshi…
化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、多くのがん患者が経験するつらい副作用の一つです。とくに、アントラサイクリン+シクロホスファミド(AC療法)のような高催吐性化学療法では、その管理が難しいことも少なくありません。今回ご紹介するのは、抗…
GLP-1受容体作動薬「セマグルチド」はすでに肥満や心血管疾患リスク低減で高い評価を得ています。一方、アミリン類似体「cagrilintide(カグリリンタイド, カグリリンチド)」も初期段階で有望な体重減少効果を示しています。今回のRE…
患者に明確な利益をもたらさない「低付加価値医療(low-value care)」は、医療資源の浪費や不必要な副作用リスクの原因として、国際的に注目されています。これまでの研究は主に米国を対象としており、日本における医師の特性と低付加価値医…
発酵大豆食品として日本で親しまれている納豆。健康食品としてのイメージも強く、骨粗鬆症予防や動脈硬化の改善など、多くの効果が語られてきました。しかし、実際に「納豆を食べる人は長生きするのか?」という点を、長期間にわたって科学的に検証した研究…
◆ はじめに:「寝不足は万病のもと」って本当?現代人の多くが抱える「平日の睡眠不足」。その影響を和らげるため、週末にまとめて眠る「週末の寝だめ(Weekend Catch-Up Sleep: WCS)」をしている方も多いのではないでしょうか...
心筋梗塞(MI)後の患者ケアでは、心機能や再梗塞予防に注目が集まりますが、「便秘」の存在が予後に影響する可能性があることをご存知でしょうか?今回ご紹介するのは、心筋梗塞後の患者における便秘と心不全による再入院の関連性を後ろ向きに検討し、退…
これまで高コレステロール血症の治療といえば「スタチン」が中心でした。しかし、近年注目されているのが、Proprotein Convertase Subtilisin/Kexin type 9(PCSK9)を標的としたRNA干渉療法「インク…
ベンゾジアゼピン系薬(BZ系)や類似の睡眠薬(Z薬など)は、不眠症の治療薬として長年使用されてきました。しかし、依存や転倒リスク、認知機能低下といった副作用から、長期使用のリスクが懸念されています。そこで今回は、BZ系・関連睡眠薬(BSH…
2型糖尿病を抱える方の多くが、同時に高血圧を発症しています。これは心筋梗塞や脳卒中といった重大な心血管イベントのリスクを大きく高めるため、血圧管理が極めて重要です。しかし、体重減少を伴わない純粋な食事介入のみでの血圧改善効果については、こ…
◆ はじめに肺炎は入院治療が必要となる代表的な感染症であり、特に高齢者や基礎疾患を持つ患者においては重篤化することも少なくありません。その治療の中心に位置するのが、第3世代セフェム系抗菌薬「セフトリアキソン(Ceftriaxone)」です。...
喘息治療の根幹は「吸入薬の継続的な使用」です。しかし、日常診療では服薬アドヒアランス(服薬遵守)の低さが問題視されています。そこで近年注目されているのが「デジタル吸入器(スマートインヘラー)」です。今回ご紹介するのは、デジタル吸入器の1年…
アピキサバン、リバーロキサバン、ワーファリンは、心房細動(AF)を有する一般の患者において、出血リスクは増加するものの、主要な虚血イベントの予防に有用であることが示されています。しかし、肝硬変と心房細動を有する患者におけるデータは限られて…
チルゼパチドとセマグルチドは、ランダム化臨床試験において、それぞれ体重減少効果を示しましたが、過体重または肥満の集団における直接比較データはまだありません。そこで今回は、臨床現場において、2型糖尿病(T2D)の適応でチルゼパチドまたはセマ…
急性期の軽度から中等度の虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作を発症した患者は、特に最初の数日間、脳卒中再発のリスクがかなり高いとされています。さらに重要なことは、発症後3ヵ月間のハイリスク期間が、1年以内の脳卒中再発の約70%、5年以内の脳…
高用量アモキシシリン二剤併用療法はヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)感染症に特に有効であることは報告されていますが、これまでのところ、アモキシシリン以外の単一抗生物質による二剤併用療法は報告されていません。ペニシリンは安価で有効な抗生物…
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の呼吸障害を特徴とし、主要な心血管合併症と関連しています。チルゼパチドは副作用として食欲減退と体重減少作用があり、本疾患の治療薬となる可能性があります。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで…
ランソプラゾールとセフトリアキソンとの相互作用による影響は? 過去の研究により、セフトリアキソンを投与された患者において、ランソプラゾールが心室性不整脈、心停止、死亡のリスクを増加させる可能性が示されています(Bai et al. 2023
非動脈炎性前部虚血性視神経症(nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy, NAION)は眼底神経に栄養を届ける動脈が狭くなることで発症します。片眼に突然おこり下半分あるいは上半分が見え…
進行した慢性腎臓病(CKD)患者において、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)またはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)による腎代替療法を伴う腎不全のリスク(kidney failure with replacement ther…
抗うつ薬は最も一般的に処方される薬剤のひとつですが、特定の第一選択治療薬の体重変化の比較に関する証拠は限られています。標的試験を模倣することにより、一般的な第一選択抗うつ薬治療における体重変化を比較することを目的に実施された標的試験エミュ…
心血管疾患リスクの残存に寄与する経路や代謝産物は不明です。低カロリー甘味料は、加工食品に含まれる砂糖の代用品として広く使用されており、健康への効果が期待されています。多くの低カロリー甘味料は糖アルコールであり、砂糖の代替としての摂取後に観…
SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症にニルマトレルビル-リトナビルは有効か? SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection, PASC)は、long-COVI
最近の研究では、標準的な抗血小板二重療法(DAPT)と比較して、短期間のDAPT後にP2Y12阻害薬(P2Y12i)単剤療法を行うことの安全性と有効性が同等であることが示されています。しかし、経皮的冠動脈インターベンションを受けた急性冠症…
日本におけるオピオイドによる過量投与による死亡は相対的に少ないですが、増加傾向にあります。近年、医療用オピオイドの使用が増加しており、それに伴うリスクについての懸念が高まっています。一方、アメリカでは、オピオイド関連の過量投与による死亡が…
JN.1亜系統(変異株)に対する最新のCOVID-19ワクチン(BA.4/5 二価, XBB1.5 一価)の予防効果に関するデータはまだ限られています。そこで今回は、2023年11月26日から2024年1月13日まで、JN.1を主因とする…
連続しない2日間の絶食と週5日間の習慣的摂取からなる間欠的絶食プランと食事代替食(5:2 MR)は、2型糖尿病患者にさらなる利益をもたらす可能性がありますが、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、初期2型糖尿病患者の血糖コ…
心房細動は2型糖尿病患者で発症しやすいことが報告されています。また、2型糖尿病は認知症を発症しやすいことも報告されています。しかし、2型糖尿病患者における心房細動の新規発症と、認知症の発症リスクとの関連性については充分に検証されていません…
米国の成人の3人に1人がマルチビタミン(MV)を使用しており、その主な動機は疾病予防であることが報告されています。しかし、MVがヒトの予後に及ぼす影響については充分に検証されていません。2022年に米国の予防サービス専門委員会は、ランダム…
心血管アウトカム試験の結果から、フェノフィブラート療法が糖尿病網膜症の進行を抑制する可能性が示唆されています。しかし、実臨床における検証は充分に行われていません。そこで今回は、糖尿病網膜症の進行に対するフェノフィブラートの効果を検証したラ…
血漿中のエイコサペンタエン酸(EPA, イコサペント酸エチル)濃度が低いことは心血管イベントと関連していますが、イコサペント酸エチルの補充により心血管イベントのリスクが低減するか否かについて充分に検証されていません。そこで今回は、冠動脈疾…
時間依存性的な抗菌薬であるβ-ラクタム系抗生物質は、最小発育阻止濃度(MIC)以上の血中濃度を維持できている時間が長ければ長いほど効果を発揮することが報告されています。したがって、持続投与が求められますが、β-ラクタム系抗生物質はMIC未…