駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
2泊3日の信州旅行から帰ってきました。今回は、霧ヶ峰と諏訪湖を回りました。詳細は後ほど。あっ、UFO!
「超新星からブラックホール、重力波まで」がサブタイトル。わたしが高校生か中学生だった時、宇宙に浮かぶ恒星のほとんどが連星であり、連星は惑星を持たないと教わり、「宇宙人と出合う可能性は限りなくゼロに近い」とガッカリした覚えがありました。しかし、それから科学が大いに発展して、連星の謎がこれほどまでに解けていたのかと驚かされ、古い知識をアップデートできました。まずは、恒星は7、8割が連星であり、連星にも惑星が存在し、しかも生命が誕生する資質がある星もけっこうあるということ。これで、宇宙人の存在もかなり現実味を帯びた気がします。そして、連星に働く力学もよく理解でき、2連星から3連星、4連星……とつづいている星々の関係も理解できました。さらに、白色矮星、中性子星、ブラックホールなど、連星の観測により発見され、宇宙の...『連星からみた宇宙』鳴沢真也(ブルーバックス)
Amazonを見ていたら、お米保存袋3kg、5kg、10kgと売っていました。たくさんお米を買って、保存しておく準備なのでしょうか。なかなか、商魂がたくましい。それが当たり前になると、コメも家庭で備蓄する時代が来るのかもしれません。コメ銀行なども登場するかも。新しく事業を起こしたい人はどうぞ(笑)国から家庭で備蓄する時代が到来するのか?
「脱炭素ビジネスが世界経済を動かす」がサブタイトル。2020年10月7日、エネルギー業界で時価総額のトップに君臨する米エクソン・モービルをある電力会社が抜いた。ネクステラ・エナジー、フロリダ州の地方電力会社である。たった4週間の首位であったが「グリーン・ジャイアント」(再エネの巨人)の台頭を如実に表す出来事だった。そして、世界のあちこちで、脱炭素、カーボンニュートラル、再生可能エネルギーを掲げる会社が台頭してきたのである。『グリーン・ジャイアント』森川潤(文春新書)
作者の等身大の50代男性が主人公の短篇が4篇収録されています。どれも浅間山周辺の登山が絡んだ話になっています。うつ病から回復していく過程で山を歩き、そして人生の下山を静かに物語に織り込んでいきます。厳しい自然と、そこで出会う人たちのどこか俯瞰した人生感は、下山時特有の地上を眺め降ろしながら歩く感覚に似ています。『草すべりその他の短篇』南木佳士(文春文庫)
SBI証券のキャンペーンで現金5,000円が当たり、振り込まれました。債権を買って、利子を受け取る前に5,000円が振り込まれるとは、うれしい誤算でした。こういう当選金って源泉徴収されていないのですね。確定申告には、雑所得として申告しないといけないのですが、課税されるくらいの額にはなりそうもないので、安心して申告できます。こまめにちまちま、応募しているのですが、結構あたり、小銭を稼げます。現金5000円が当たった!
旅先や、外でパソコンが使えるようにノートパソコンを購入しました。セットアップをしようとしたのだけど、Wi-Fi接続のところで無効になり、先へ進めなくなりました。据え置き型のパソコンで対処法を調べて、モデムの電源を入れなおしたり、パソコンを強制再起動させたりしましたが、状態は変わらず。メーカーのHPで調べたけどわからず、チャットで専門家にSOSを出しました。そして、パソコンの裏に針の穴が密かに空いていて、それに針を差し込むと、裏設定画面が開き、そこから指示通りに操作したらつながりました。それから、とんとん拍子にセットアップが完了しました。2時間弱もかかってしまい、お昼ご飯を食べるのを忘れましたが、太り気味なので返ってよかった(笑)。しかし、マイクロソフトの力で、ほとんど自動で、据え置き型の設定を引き継ぐこと...ノートパソコンのセットアップに苦戦
変った花が咲いていると思って知らべてみるとミチバタナデシコでした。元はと言えばイヌコモチナデシコとよばれていたそうですが、牧野富太郎博士が、品が無いと言って、ミチバタナデシコに改名したとか(裏とりなし)。犬だとか、子持ちだとか、道端だとか、大和撫子にふさわしくないとお思いの方もいらっしゃることでしょうが、安心してください。大和撫子ではありません。ヨーロッパ原産の帰化植物です。ミチバタナデシコ(犬子持ち撫子)
窓を全部綺麗に拭きました。なぜかと言えば、虫よけスプレーを網戸と窓に吹きかけるためです。梅雨に入ると蚊が出てくるので、その侵入を防ぎます。去年は、これでほとんど蚊が家に入ってくることも無かったので、効果は抜群。明日、虫よけスプレーを散布します。窓ふきしました。
ニョイスミレが、水面に出ている杭の上に咲いていました。スミレは、生命力が強く、コンクリートやアスファルトのヒビから咲くことも多く、そんな姿に活力をもらうこともあるのではないでしょうか。ニョイスミレは、ニョイっと伸びて、他のスミレより一回り小さな花を咲かせます。日陰に多く水に強い、普通のスミレとはまた違った逞しさを感じます。ニョイスミレ(ツボスミレ)
ジーンズを買いに行くと言っても、十年以上前に買ったっきりなので、自分としては大行事です。あかね(妻)に、出かけると言うと「一人で、大丈夫?ちゃんと裾上げしてもらうのよ。わたしは脚が長いから裾上げしたことないけど(エヘン)」とマウントを取られました(笑)。胴回りのサイズだけ暗記していけば、良いだろうとイオンに向かって行ったのだけど、能登半島みたいな雲が出ていたので写真に撮りました。売り場に行ってサイズを探すとすぐに見つかったのですが、横に別の数字が書いてあります。なんだろう?と思って見ると、78とか75とかあって、75と言うのは、作業着の股下のサイズだなと思いました。これは股下のサイズじゃね?と思って試着してみたらピッタリ。裾上げの手間がいらずに気軽に買えるぞとさっそくレジへ持っていきました。帰ってから、妻...ジーンズを買いに行く
ツルマンネングサが満開です。雑草ですが、名前がめでた過ぎなので、なんとなくめでたい気分になります。鶴は千年、亀は万年と言いますが、縮めて鶴万年ですぜ。本当は蔓万年なのですが、それでも生命力の強さは折り紙付きで、根っこが少しでも土に触れていれば、コンクリートや石の上にも這うように増殖していきます。同じ公園で、ミヤコソウも花をつけ始めていましたが、シルバー人材センターの草刈部隊に刈られてしまいました。しかし、ツルマンネングサは、地を這うように生き残っています。思わず拝んでしまうくらいの生命力じゃ。ツルマンネングサ
春の旬である蕪。ずっと高値がつづいていましたが、安くなったので購入してきました。さっそく、お料理します。葉を刻んで入れ、ひき肉といっしょに炒め、次に扇型に切ったカブ本体を入れます。ブナしめじもついでに投入します。みりんと酒をぶっかけながら、カブが柔らかくなるまで炒め、醤油をぶっかけ混ぜ混ぜ。水分を飛ばします。火を止めて、片栗粉を水で解いたものでとろみをつけたあと、少し加熱して出来上がり。カブの香りがして、美味しい!栄養満点です。春かぶが安くなりました。
駆逐艦歳時記の5月分「霞」が完成しました。一昔前までの製品と比べ、部品数が多く時間がかかりましたが、部品の合いは良く安心して組み立てることができました。2月から始めた駆逐艦歳時記も4隻目となりました。おまけで、昔作った軽巡洋艦「五十鈴」に旗艦を務めてもらいましょ。春霞の中「霞(かすみ)」をつくる(完成)
新潟市立の図書館です。本を読むために行ったのではなく、目的は、これです。にいがたマンガ大賞の原画展を観てきました。撮影禁止だったので、中の様子は撮れませんでした。印刷物は、シロートっぽくて物足りなく感じましたが、原画を見るとまったく違って、マンガに掛ける情熱を感じました。受賞作の熱量の高さは、プロと同等かそれ以上ですね。ほんぽーとの向かいに立っている石碑は、この場所が昔、信濃川の中にあったことを示しています。そう言えば、信濃川と阿賀野川が一緒の河口だったと聞いたことがあります。日本の大河ベスト10から2本が同時に流れ込む水に恵まれた土地柄です。ついでに、駅地下にある駿河屋を冷やかそうと思って自転車置き場に行ったら、止める場所がありませんでした。みんな、自転車が大好きなのね。臨時仮設自転車置き場が設けられて...ほんぽーと新潟へ自転車で行ってきた。
一言で言えば雰囲気小説。なんともない日常生活にちょっとした変化が起きて、読者はドラマチックに進展するように思えるが、それはちょっとした日常の変化にすぎない程度の物語。もう少し、気が利いたオチを期待してしまうのだけど、この程度で十分でしょうと提示されるオチは、ものたりないけど、こんなものかと納得できる。そして、あとがきに、眠る前に1編読んでもらうに丁度良い作品を書いたとあるから、やられたと思う。24編の掌編が収められているが、どれもが、1日頑張った人へのクールダウンに丁度良く調整されていたのだ。なにも、寝る前に読まなくとも、おだやかな気持ちでいたい時など、有効に活用できそうな作品集となっています。『月とコーヒー』吉田篤弘(徳間書店)
少し前のgooブログのアンケートに「ダイヤモンドを買ったことがありますか」と言うのがありました。その解答を見ていると、婚約・結婚関係以外で買ったことがない人がほとんどでした。わたしは、十年くらい前に、妻の誕生日にサプライズでダイヤモンドのペンダントを送り喜ばれました。3万円の安いヤツですが、職場にセールスに来ていた商人が、ちょっと気が利いたデザインのものを持っていたからです。そして、その効用は、驚くべきものでした。妻は、女同士の飲み会や食事会に出かけるとき、それを身に付けていき、上機嫌で帰ってくるのです。子どもが独立してからというもの、女同士の集まりでは、病気自慢と旦那の愚痴がメインの話題のようです。そして、人知れずマウントをそこはかとなく取り合うのでしょう。他の人たちが旦那の愚痴を吐いているとき、自分の...ダイヤモンドの魔力
たきがしら湿原にて、オカオグルマが咲いていました。真ん中の花がひとつだけ。周りを囲む花は、もう少しで咲きそうです。満開になれば中心の花をぐるりと囲むように咲き誇るでしょう。オカオグルマの一番花
細かい部品が多く、昔のキットより部品数も多いので、手間取りました。なんとか形になってきましたね。キットは、戦艦大和を護衛していたときの姿らしく、25㎜単装機銃をハリネズミのように取り付けて完成となります。この姿を見ると、主砲が対空砲ではないため、主力駆逐艦に25mm機銃しか対空兵装がないのが、日本海軍苦戦の主要因ではないかと考えてしまいます。春霞の中「霞(かすみ)」をつくる(2)
触覚が長い昆虫としてカミキリムシが有名ですが、ヒゲナガという蛾は、体長の三倍の長さの触覚を持っています。ちなみに蛾ですが、ヒゲナ蛾ではなく、ヒゲナガ蛾です。オオヒゲナガ
木の根元が掘れているところに、乾いた土にアリジゴクの巣がたくさんありました。子供の頃は、こんなに巣が密集していて、すべての巣に獲物がかかるのだろうかと余計な心配をしていました。これに息を吹きかけて表面の土を飛ばし、姿を現したアリジゴクを捕まえて、砂を入れた缶で飼っていたことがあります。蟻を落とすと、下から蟻に砂を投げかけ、底まで堕ちるとアゴで挟んで体液を吸いぺちゃんこになった蟻の死骸を巣の外へ放り投げるのです。そんなことを思い出しました。蟻地獄
幼いころ、怪獣同士の戦いを見るのが好きでしたが、そのころ見ることが出来たら大興奮だったでしょう。先日、たきがしら湿原の木道を歩いていたら、カナヘビ同士の激しいケンカを観ました。思わず撮影してしまいました。カナヘビバトル!これが、カナヘビバトルだ!
ギンリョウソウ(銀龍草)が咲いているかな?トンボが見られるかな?などと思って、たきがしら湿原まで足を延ばしてみました。上の写真で白く見えるのがミツガシワの花で、ほぼ満開でした。ミズバショウは見ごろが過ぎていて、葉っぱが大きくなっています。トンボは、コサナエがたくさん飛んでいました。コサナエは素早くて、なかなか写真を撮らせてもらえませんが、この個体は、羽化したばかりなのか、ジッとしていました。カモシカの道に入ると、ブナが主となった雑木林の新緑がまぶしいです。日が陰って曇っていたのが少し残念。お目当てのギンリョウソウは、芽吹き出したばかりで、花は見られませんでした。芽のうちから、怪しげで薄美しいヤツです。かもしかの道の絶景スポット「名もなき山」は、残雪もあり迫力と美しさを兼ね備えています。ゴールデンウィークま...たきがしら湿原2025初夏
裁判官を三十三年間務め、法学者に転身した著者が、現在の裁判官の人事制度をこき下ろす内容となっています。どこの会社や組織にもあると思いますが、能力や実績に関係なく、上の方針に疑問を持たずただただ準ずるだけの輩が出世して、過ちを正したり、改善したりしようとする者は冷遇される。そんな人事が、ことに裁判官にとっては徹底されているというのです。つまり、最高裁幹部の意志に沿わない判決を出した裁判官は、地方へ飛ばされたり、出世コースから外されるのです。そんな人事を続けているので、結論ありきの判決となってしまうと嘆きます。また、家裁などでは、被害者が納得しようがしまいが、とにかく示談を奨め、事件を手っ取り早く解決したい裁判官も多く、そこには正義はありません。そんなことが、著者の憶測や噂話をネタに書いてあるので、文系の論文...『絶望の裁判所』瀬木比呂志(講談社現代新書)
シロコブゾウムシが居たので、写真を撮ろうとカメラを近づけたら、それに気が付いたのか、死んだふりを決め込みました。普通なら、このまま転がって、草むらに落下し、行方を暗ませてしまったのでしょう。しかし、無情にも自らの爪が葉の縁に引っかかり、こんな恥ずかしいカッコウをさらけ出す羽目になりました。しかも、それがネットに晒されているとは、彼(彼女?)は知る由もないでしょう。シロコブゾウムシは、愛嬌がある顔を持ち、体は怪獣のようなコブがあり、手足はスターウォーズの帝国軍の兵士のようないで立ちで、カッコイイ虫です。と、フォローしてみた。こんな恥ずかしいカッコウを……シロコブゾウムシ
メルカリで買ったプラモデルが届いたのですが、クリニックの封筒で差出人の名前が書いてありました。クリニック(開業医)がプラモデルも売っているのだろうか?と、封筒に書いてあるURLにアクセスしてみると、医師3人で運営している開業医で、差出人は、副医院長でした。ということは、クリニックから私物を送っていると言うことになりますね。この前、読んだ税金の裏本では、税務署が調査によく入る業種に開業医がありましたが、こんなことをしているから、入られるのですね(笑)。クリニックからプラモデルが届いた
ヤマハ発動機の株主優待のカタログギフトはポイント制なので、割り振りによっては2~3つをもらうことが可能です。今回は、2つ注文していて、先に届いた宮城ラーメンと、この球磨栗プリンになります。こちらは、母ちゃん用ですね。なんと、開け方の解説書までついていました。食べるとき、実際にこの通りに、やってみようと思います。ヤマハ発動機は、バイクやヨットを作っている会社です。財務優良の高配当株銘柄で、株主優待のカタログギフトが魅力です。株価はあまり上がらず、買った時より4割程度の上昇にとどまっていますが、配当利回りは買った価格の6.8%までになっていて、今後の上昇も期待しています。コロナ禍には、株価が急落し、配当金も減額された、景気敏感銘柄でもあります。※この記事は投資を奨めるものではありません。投資は自己判断でお願い...株主優待ヤマハ発動機から
新緑に溶け込むように潜むのは、スズメガの一種、ウンモンスズメです。ロケット戦闘機のようなデザインに、芸術的な迷彩をほどこした神が作り上げた芸術作品、天然記念物に指定したいほどのカッコよさです。スズメガは、高速で飛行するし、空中でホバリングすることもでき、写真のように葉っぱに着地することもできます。こういう飛行機を作れたら、最強だと思います。ウンモンスズメ
夏のような気温に汗ばみながら、買い物に出かけた途中でみかけました。白いクサフジの花です。周りにクサフジはたくさん咲いているのですが、皆、紫色で、白はこれだけでした。そういえば、今週の占いで、アルビノの生物に会うとラッキーだと書いてあったことを思い出し、これがそれかと思いました。今週もあと2日半しかありませんが、週末にラッキーなことが起こるのかしらん?白いクサフジと出合う
先日、角田山に登った時、ウラジオヨウラクのつぼみが異様に膨らんでいるのをみつけました。正常なつぼみと比べると一目でおかしいことが解ります。正常なつぼみ↓ウラジオヨウラクの花これは、ツバキ科とツツジ科の植物特有の病気で「もち病」と言います。もちの様に膨らむから、もち病。植物の病気には安易な名前が多いですね。食べられるという俗説があるそうですが、猛毒なので食べるとお腹を壊します。中には糸状菌(カビ)がはびこっているのですから。もち病
父(90)を連れて、新津美術館で開催されている荒井良二展に行ってきました。荒井良二は1956年生まれの絵本作家で、子供の頭の中のような作風に鮮やかな色彩感覚が見事な作品を描く方です。なんと、この展覧会は、作品の撮影OKでしたので、たくさん写真を撮れました。絵本の下書き?も展示されていて、出来上がった絵本と見比べることができます。解説も、みんな手描きの文字で作者が直接ベニヤ板に書いたような演出で、そばにいるように感じられました。絵本の原稿です。絵本に出てくるお店を再現したもの巨大な作品。細かく見ると、いろいろなものが詰まっていて面白い。主張色、補助色、反対色と使われていない色はないのではと思われるほど、色彩が豊かなことに驚かされます。暗い絵でも、こんなに鮮やか♡父も勉強になったと喜んでいました。荒井良二展は...newborn荒井良二展
宮城の味噌ラーメンが届きました。くまもんラーメンも選べますが、少しピリ辛度が強い、こっちが美味しいと思っています。いつも、スーパーの安いインスタントラーメンばかり食べていると、こういう本格的なインスタント(なんじゃ、そりゃ)ラーメンとのレベルの違いが実感できます。さて、具は、何をメインにしようか。【株主優待】ヤマハ発動機より
ヒトリシズカやフデリンドウを観たくなったので、もう遅いことは覚悟の上で浦浜コースに行ってみました。フデリンドウの姿は無く、ヒトリシズカの花は終わり実が付き始めていました。4月に体調を崩して山に行けなかったのが今春の心残りになりました。これは、サイハイランの蕾でしょうか。何本か見ましたが、今年は当たり年?キツネノカミソリの群生地として、有名なコースです。早春に真っ先に芽を出した葉は、黄色くなって枯れてきています。8月上旬には茎をのばし花を咲かせる準備なのでしょう。かなり若葉が茂ってきて、日光を遮ってくれるので、気温の割に汗の量が抑えられて快適です。ヤマツツジが7~8分咲きくらいになっています。正午を過ぎるとカラスアゲハが来ていました。カエデも種が付いてきました。モミジのように真赤な羽がついています。稲島コー...角田山(浦浜コース)2025初夏
浅草で人力車を引く高校中退したイケメン男子が主人公のハートフルもの。『車夫』の続編になります。『車夫』は、主人公とそれを取り巻くイケメン車夫たち(この会社の採用条件は走ることが好きなことと顔がいいこと!)の話で、女性向けだろこれ、と思わせる内容でしたが、『車夫2』は趣が変わっていました。主人公以外の周りのキャラクターや乗客に焦点を当て、家族の在り方がテーマとなっていて、誰でも読みやすい構成になっています。もしやと思い、作者の年齢を調べてみたら『車夫』を書いたのがアラフォー、『車夫2』を書いたのがアラフィフで、あ~、やっぱり、なるほどと思ってしまいました。←(なにがなるほどだ!)連作短篇形式ですが、最後の話は、主人公を捨てて蒸発した母から手紙が届くという導入でした。それに対する主人公の対応が、男の子だなぁと...『車夫2幸せのかっぱ』いとうみく(文春文庫)
街角も花盛り。通りの花壇の手入れが行き届かず、半分藪になっています。そんな中で、逞しく咲く花たちに出会いました。まずはクサフジ。普通の野草なので元気が良いです。スパニッシュブルーベル(和名:釣鐘水仙)スペインの青い鐘と訳すとカッコイイ二つ名みたいになります。ヒヤシンスの仲間だとか。三枚の花びらが面白いオオムラサキツユクサ。ツユクサは夏に咲きますが、これは少し早いですね。アメリカ産外来種です。花壇に植えられたものが野生化していく途中になるのでしょうか。基本的に山野草が好きですが、野生化していれば園芸種にも味があります。散歩で見かけた花たち
人工物を思わせるようなテッカテカの艶々が特徴のキンポウゲ科の花です。造花でも、ここまで艶があると偽物っぽく見えるだろうと思うくらいです。角田山のヒメリュウキンカ
突然出てきたプラチナNISA。まだ、制度ができていませんが、今の情報から、なんじゃそりゃ?と思っている人も多いでしょう。わたしもその一人です。ポイントは2つ。(1)対象は、65歳以上の高齢者である。(2)毎月分配型投資信託を運用できる。(1)については、年金生活に突入する年齢で、NISAの積み立て分を取り崩しにかかるところに待ったをかけるないようです。確かに、長年積み立ててきた資産を取り崩し、年々少なくなっていくのを見るのは精神的なストレスになります。そんなことをしなくても、お金が自動的に入ってくるならそれに越したことはありません。それで(2)の毎月分配型投資信託です。これを買っておけば、毎月決まった額が、貯金通帳に振り込まれ、年金+配当金の豊かな老後を送れるのです。しかし、ちょっと待った!NISAに詳し...夢のプラチナNISAで老後は安泰?
スタジオジブリの新作で、難解と評判の作品を金曜ロードショウで放送すると言うので興味深く鑑賞させていただきました。構成としては、キャロルの『不思議の国のアリス』、マクドナルドの『リリス』に代表される王道ファンタジーで、動物に誘われるように異世界に迷い込む話です。特に難解とは感じませんでした。題名の「君たちはどう生きるか?」は、日本人に対しての監督からのメッセージなのでしょうが、素直に受け取るなら、「自分は、こういうふうに生きたから、君たちはどう生きるの?」という意味だと思います。題名の問いに作品の中で答えていないので難解と言われるのではないでしょうか。その答えは、視聴者の中にあるのです。「日本人に対して」としたのは、北米での公開される題名を『少年とサギ』としているからです。他の国の人に対しては、王道ファンタ...アニメ「君たちはどう生きるか」
人体は宇宙である。解剖学者が良く使う例えだ。わたしたちの体を構成する細胞は約六十兆個の細胞で作られ、一列に並べると六十万キロメートル(1個10ミクロンと仮定した場合)となる。そして、ヒト一人のDNAをすべて一直線につなぎ合わせると一千億キロメートルになると言う。太陽と地球の間を三百往復できる長さとなるのだ。さて、この本は、そんな人体(ミクロコスモス)の重要な構成要素であるタンパク質がどのように合成され、どのように働き、どのように死に、どのように再生されるかを解説した本である。学問の世界から離れ四十年近くたつが、そのころ習った生物学の細胞の構造が、小学生の図鑑レベルのものになっていたことに驚いた。それだけ生化学が発展して、いろいろなことが解明されていたとは知らなかったのである。DNAから、RNAに転写された...『タンパク質の一生』永田和宏(岩波新書)-生命活動の舞台裏
角田山山頂にある胸像です。角田山の山頂に立つのは228回目になりますが、今回、はじめてマジマジと見させていただきました。前までは、どっかの偉い人だろうくらいに思っていたのですが、解説文を読むと何をした人が解ります。端折って書くと以下のとおりになります。「関屋分水の必要性を説き私財をなげうってこれが実現に努めるとともに新潟を中心とする港湾の開発を叫んだ希有の先覚者。晩年に山頂に観音を奉呈し、ここに暮した。」この前、ブログで紹介した帚木蓬生の『水神』は、九州で田畑に水を流す話でしたが、この人は沼地からの排水を行うため、信濃川の水を半分、海へ流す関屋分水作りに貢献した人でした。その昔、新潟平野は、地図にない湖と言われるほどの沼地となっており、常時、洪水状態で、米の品質も悪く猫またぎ米(猫も食べずにまたいで通るく...横山太平翁像
先日、登った角田山に薬師堂があり、その横に佇んている石板。明治十八年に寄贈されたと書いてありました。観音様らしきお姿が彫られています。数えてみると三十三あり、四国三十三観音巡りが有名ですが、越後や会津でも三十三観音巡りがあり、他の地域にもあると思われます。観世音菩薩が、衆生済度のために化身するという三十三種の異形は次の通りですが、どれが誰だかよくわかりません。・仏・辟支仏(びゃくしぶつ)・声聞(しょうもん)・梵王・帝釈・自在天・大自在天・天大将軍・毘沙門天・小王・長者・居士(こじ)・宰官(さいかん)・婆羅門(ばらもん)・比丘・比丘尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)・長者婦女・居士婦女・宰官婦女・婆羅門婦女・童男・童女・天・龍・夜叉・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・...三十三観音
イチリンソウの上にエサキモンキツノカメムシがいました。背中のハートマークが目印です♡ラブなカメムシ
あかね(妻)が新しい炊飯器にしたいというので、買い換えました。古い炊飯器は十五年働いてくれて、故障もなくまだまだ使えるのですが、捨てるのに100円かかるので、メルカリに出品してみることに。なんと、すぐに買い手がつきました。さよなら、十五年間、おいしいご飯をありがとう。今年に入ってからのメルカリの売り上げは十万円を超えていることに気が付き、計算してみたら送料と手数料を引いても十万円を超えてました。近々予定している旅行費用がこのくらい掛かるので良い感じです。十五年お疲れ様、新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。
駐車場ではハナミズキが満開でした。久しぶりに初心者殺しの稲島コースを登ります。このコースは、頂上までの距離が短く、短時間で登れ、登山道も整備されいるので、初心者向けと案内されることが多いですが、それを信じて、舐めてかかると大変苦労することになるのです。その心は、3合目あたりから、階段が整備されており、それが9合目までつづくのです。つまり、登山なのに階段地獄が待っているのでした。登山に成れている人は整備されていて歩きやすいだけなのですが、初心者で階段が苦手な人は苦労します。特に有名な神社の1000段程度の階段で音を上げる人はご用心。その代わり、事故率が高いと言われる下りが楽なので、登ってしまえば完全な初心者向けコースになります。1合目手前にある薬師堂は、お祭りのようで、村の人が集まってきていました。シャガが...角田山(稲島コース)2025春
帚木蓬生が急性骨髄性白血病に罹患し、無菌室で闘病中に書き上げた魂の一作。昨今、米価格の高騰を嘆くことしきりですが、先祖の農業にかける苦労を知らずして農業を語るべからずだと思います。本書は、水に恵まれず貧しい農村をうるおそうと、大工事を行った江戸時代の農民の苦闘を書いた小説です。舞台は現在の福岡県うきは市の筑後川扇状地となります。扇状地の常として、川が田畑のはるか下を流れるため、大河の脇であるにもかかわらず、その恩恵を受けることなく、日照りとなれば不作となる土地柄でした。そこで、大河である筑後川に堰を築き水を引くために尽力する話となります。まず、読者が目にするのは、遥か下方に流れる筑後川に桶を落とし引き上げ、村の水路に水を流す打桶の光景です。二人の農民が掛け声をかけながら雨の日以外の終日、水をくみ上げるので...『水神』(上)(下)帚木蓬生(新潮文庫)
父(90)が終活を手伝ってほしいというので行ったら、キャッシュカードを解約したいとのこと。JALとANAのキャッシュカードを持っていて、JALの方を解約してほしいようでした。ややこしいことに両方から解約通知が来ていて、さらに支払い通知も来ていて、混乱しているようです。解約通知の方は、キャッシュカードに付属している保険の解約通知で、年齢が上限に達しているので自動解約になるということでした。JALの方は、利用料以外の引き落としがなかったので、電話をかけて解約しました。自動音声で、クレジット番号と、暗証番号をプッシュするように言われ、暗証番号はわからないので、生年月日を問われました。西暦が必要です。担当者につながり、本人かどうか確認されました。本人ではないので、その旨を告げ、使っていないので解約したいと言うと送...【終活】キャッシュカードの解約
マンションのエレベーター脇にいたフクラスズメの成虫。地味な蛾ですが、エリマキと翅の模様がちょっとしたセレブ感を醸し出しています。成虫で越冬するので、冬を越した個体ですね。幼虫は、ハデハデで、かなり気持ち悪いです。みたいひとはこちらふくらスズメと言えば、冬に毛を立てて丸くなったスズメのかわいらしい姿を思い浮かべる人や、子供向けの帯結びを連想する人もいるでしょう。そんなことから、この蛾を可愛いと感じる人もいるようです。フクラスズメ
イオンに歩いて買い物に行くとき、美咲こもれびの道を通っていくのですが、信濃川の堤防が公園になっていて、いろいろな樹木が植えられています。すごい芳香がするので、犯人を突き止めるとこの花でした。グーグル先生に聞いてみると、マルバアキグミというグミの一種らしいです。関東以西に分布しているらしく、公園造成のときに植えられたものでしょう。こちらは、スタジイの花。暖地系の樹木ですが、これも植えられたものだと考えられます。秋になるとドングリがたくさんなります。この木のドングリは灰汁が少なくそのまま食べることもできますし、ドングリ茶、ドングリコーヒーを作ることもできます。秋になったら、また、作ってみようかな。美咲こもれびの道
季節の駆逐艦シリーズということで、「霞」をつくります。「霞」は、朝潮型駆逐艦9番艦で、太平洋戦争前半は北方で活躍、後半はレイテ沖海戦を生き残り、圧倒的振りの中、礼号作戦(旗艦)、北号作戦などを成功に導いています。しかし、武運もそこまで。戦艦大和とともに沖縄に向かい沈没しています。キットの中を見ると、部品がギッシリ入っていて、細かく分割されています。先に作った「桜」は小さなランナー2枚で済んでいたのに、この多さは何?手間がかかりそうですが、作業を進めていきたいと思います。春霞の中「霞(かすみ)」をつくる(1)
商社に勤める20代のサラリーマンである主人公は、役員を殴り解雇の危機にあったとき、仕事ができる上司の部長に救われ、鎌倉にある使われていない会社所有の大豪邸の管理人として働くことになった。賃金は3割カットであるが、家賃、光熱費等は会社持ちである。恋人との同棲も上司から許可され、天才ピアノ少女と元国際的テニスプレーヤーの老人と知り合うことになる。救ってくれた部長も絡んで、だんだん面白いことになっていくという、サラリーマンのぬる~い夢を書き上げたような小説だ。そんなのは読んでいて退屈だろうと思われる人もいるだろうが、このぬるま湯に浸っている感じは捨てがたく、快感ですらある。鎌倉の高台にあるぬる~い露天風呂に浸りながら海をぼんやり眺めている。そんな癒し効果がここにあるのだ。ちなみに題名のCOWHOUSEは、直訳す...『COWHOUSEカウハウス』小路幸也(ポプラ文庫)
フキノトウが延びて綿毛になっていました。本格的な春ですね。フキノトウの綿毛
先日、多宝山に登った時、麓にある石瀬神社にお参りしました。小さな神社ですが歴史が古く、小さいわりに荘厳さを感じます。上の画像にあるように諏訪系列の神社ですから、今後、予定している長野県の諏訪大社周辺の旅行で、安全と好天を祈願してきました。秡川にかかる橋も立派です。けっこう長い参道を歩くと、石段がありその上に社があります。この社の中に小さな社が入っていて、建物が2重になっています。中にある鏡がご神体だとおもっていたら、裏に神様の憑代になる大岩がありました。山岳信仰の神社には、よく大岩を祀っているところがあるので、周りをよく見てみるとおもしろい発見があるかもしれません。石瀬神社にお参り
ちょっとドライブ。直売所には山菜が豊富に並んでいたので、春の味覚を堪能するため購入しました。川流れ菜と、あけびのつる(新芽)です。父(90)の家によって、茹でてみました。緑がまぶしい!ちょっと硬めでワイルドな食感。甘みとほろ苦さがほどよく感じられ食べやすい川流れ。あけびのつるは、灰汁が強く苦いので、水で1時間以上さらしてあく抜きをしました。そのあとは、春の山菜らしい風味と苦みを楽しめました。故郷の(新潟県)村上市へ
あかね(妻)とやぼ用で新発田市(しばたし)へ行ったついでに五十公野公園で散歩しました。キンクロハジロがたくさんいて、人が来ると近づいてきます。目が金色で、ポニーテールに縛った髪の毛がキュートな渡り鳥。イワカガミが咲いていました。丘陵を開拓した公園でよく見かけます。ガマズミもたくさん咲いていました。この公園の看板であるあやめ園は、まだ全然咲いていませんね。あやめ園にあるウワズミザクラは満開でした。ウワズミザクラは散るときが幻想的に美しく、白く細かい花びらが粉雪のように舞うのですが、すこし早かったようです。周辺丘陵を少し探索。猫山と書いてあるところが頂上らしいのですが、展望がほとんどありませんでした。新緑の中を森林浴できたので気持ち良い汗をかかせてもらいました。帰りは、回り道をして、赤谷から阿賀町へ抜けるルー...新発田市五十公野公園
4月は体調が悪く、ほとんど山歩きができませんでしたが、元気になったので多宝山に登ってきました。多宝山は、新潟市最高峰の山で、となりの弥彦山と並ぶ標高634mは、スカイツリーと同じ高さになります。弥彦山は、各テレビ局のアンテナが建てられ電波塔の役目を担っていますが、多宝山は、気象庁のレーダーサイトがあり、新潟県と日本海の雨雲を24時間監視しています。昨年、新しく建てられた新築のレーダーサイトで、前より高くなったような気がします。古い跡地は更地になっていて、日本海を一望できますが、日向だと暑いので誰もいませんね。古い登山口が倒木が激しく荒れて使えなくなったので、少しずれたところに移っていましたが、立て札も建てられて、正式に新しい登山口となりました。今回のお目当てはコシノコバイモを見ることです。4月に登れなかっ...多宝山2025八十八夜
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駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
マンダムより株主優待の自社製品詰め合わせがとどきました。マンダムは男性化粧品の会社ですが、男性用54%、女性用31%、その他15%の割合ですので、女性でも使える品も入っています。わたしは、この手のものは使わないのですが、妻ちゃんと息子ちゃんが喜んで使ってくれます。株を買った時は、ほぼ底値に近かったらしく、下げ気味の現在でも含み益が乗っていますが、配当利回りは購入価格の3.33%程度と高配当株としてはギリギリのラインです。東南アジア方面の投資がうまくいかず、利益を圧迫していましたが、思い切った改革で改善されました。頼もしい経営陣だと思います。キャッシュフローを見ると、営業利益から、投資、財務へバランスよく出資されています。遊んでいる内部留保金が大きいですが、商品が景気に左右されやすいため、安心感があって良い...マンダムより化粧品セット
梅雨に入りましたが、梅雨前線が南に押し下げられ、初夏の高気圧に覆われて爽やかに晴れました。この前、柿園の農薬散布で登れなかった五倫石から登ります。緑の灌木のトンネルを歩くと、足元には草イチゴ、頭上には桑の実。五倫石コースの魅力は、林業者が作ったような雰囲気にあると思います。急登ですが、荒々しい作りに機能美を感じさせます。福井ほたるの里コースと合流すると、最後の急登となります。ここも、荒々しく、階段状になっていますが、材料が、杉あり、桜あり、楢ありと、そこら辺に転がっている材木を何でも使って組みあがっています。今日のように涼しければ、いつの間にか頂上についていますが、真夏の猛暑日だと、心臓が止まるのではないかと思うくらい苦しい登りです。稲島コースの9合目の観音堂まで足を延ばして新潟平野の様子を見ると、一週間...角田山(五倫石~山の神コース)2025梅雨
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア至る所に不発弾が残る村で暮すラオスカンボジアからの難民が乞食化しているタイ枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナムハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ麻薬と呪術の組み合わせネパールマフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインドなど、各国に別々のテーマで切り込んでいます。障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの...『物乞う仏陀』石井光太(文春文庫)
昨日の散歩道、草むらから頭を出して、じっと動かないカルガモを見つけました。季節からして、巣があるのかしらん?確かめたかったけど、脅かすのも悪いので、そっと立ち去りました。そのうち、親鳥の後をついてあるく雛たちのかわいらしい姿を見ることができるかもしれません。(注:ダジャレの意志はありません)カルガモ発見!
夕方には雨が上がり、涼しい西風に誘われて、散歩に出ると、シモツケの花が咲き始めていました。シモツケの花を見るといつも思うのは、シモツケマルハナバチの幼虫に会いたいです。美しいのだから仕方がありません。シモツケの花が咲き始めました。
新潟市のスーパーでも、備蓄米が売りに出されたとテレビのニュースで見ました。その店には今日、買い物をしたばかりでした。そのときは、何も気が付きませんでしたが、朝早くから行列が出来て整理券を配って即完売だったそうです。ふと、思い立ったのですが、そう言えば「たくわえくん」という政府が備蓄米を売り出していた過去があったなぁ、今はどうなっているの?と。検索してみると、20世紀の話で、平成6年のコメ不足を受けての対策だったようです。今も細々と続いていて、ネット販売もされているようで、値段を見ると、それ相応に高値でした。古古古米は、たくわえくんのネーミングにはならないのね。そう言えば、Facebookの「どうでも良い話」のグループで、「古古古米のおいしそうな名前を考えて」というお題がありました。「ううう米」と投稿した、...たくわえくん
北陸地方が梅雨入り宣言。平年より少し早めですが、影響はないでしょう。さて、備蓄米放出で、すっからかんになった政府の備蓄倉庫ですが、今年の米の作柄が気になるところです。6月10日時点で、作柄を予測できるので、本日発表の水稲の生育状況をもとに占ってみましょう。ちなみに新潟県のコシヒカリのデータを使っています。米の作柄で、もっとも相関が高い値は茎数ですが、6月10日時点の茎数は、やや少ないようです。6月上旬は、水稲の茎数増加にとってもっとも重要な時期で、この10日間は、他の時期の10日間の約2倍の茎数が確保されることになります。その時期の天候と管理の良し悪しで作柄が大きく左右されることになります。つまり、今年の新潟県のコシヒカリの作柄は、よくて平年並程度に落ち着くと考えられます。5月30日の時点で、もう平年より...梅雨入りと今年のコメの作柄(新潟)
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。『さよなら渓谷』吉田修一(新潮文庫)
初夏には、大木から落ちた種が芽吹いて、可愛い姿を見せてくれます。赤子が手を開いたような可愛い双葉。カエデの一種だと思って、周りを見渡しても、それらしい木を見つけることができず、あとで画像検索をしてみたら、シナノキであることが判明しました。双葉上の子葉は、普通の葉と全然違う形をしているのですね。シナノキの芽生え
アオスジアゲハは、美しく俊敏な飛行を魅せてくれる蝶ですが、その素早さから、一生、虫取りアミでとらえることは不可能と子供の頃に思ってました。そのアオスジアゲハが地面に落ちて歩いています。強風か、突然の雨で、ダメージを受けたのか、少し鱗粉がはがれています。先日、角田山で見つけたウスバシロチョウ。この蝶はおっとりした性格で、手でも捉えることができるほど優雅に飛びます。子供の頃は、手で捕まえてました。飛び方が変だなと思っていたら、翅が破れています。今年の初夏は、天候が荒れ気味で、変化が大きく、蝶たちにとっては苛酷な気象だったのではないでしょうか。アオスジアゲハ
カツオを食べたいなぁと思って歩いていると、カツオゾウムシに会いました。赤さび色の粉が全身についていて、羽化したばかりの個体のようです。粉は、取れていき黒い体表が現れてくるとカツオブシみたいに見えるのでしょう。ということで、カツオのタタキを買って食べました。カツオゾウムシ
~最短で結果を出す科学的トレーニング~スロージョギングを推奨する本です。スロージョギングとは、歩く程度のスピードでニコニコしながら走れる程度の強度で走ることです。それを生活に取り入れていくことで、果てはフルマラソンを完走し、シロートでも3時間を切ることが可能だと言うのです。フルマラソンには興味がありませんが、読んでいて目から鱗の事実がいくつかありました。わたしは山歩きが趣味なのですが、スロージョギングは山の下りに似ているし、そのときにダイエットに効果がある食事の仕方などです。この本を読みながら、スロージョギングを実際にしてみましたが、はじめは上手くいかず、何回か読みなおし理解を深めると、うまくできるようになりました。そのとき気が付いたのですが、これは山を歩くときに行っているマタギ歩きと同じだということです...『ランニングする前に読む本』田中宏暁(ブルーバックス)
野暮用で、ふるさとの新潟県村上市に行ってきました。「村上新聞社」が6月3日で業務を停止し破産申告を申請したようです。村上市は、新潟県北部に位置する人口6万人の小さな市(面積は新潟県で1位)で、関川村を含む岩船郡が対象エリアになっていました。週刊で、発行部数が1000部程度に落ち込んでいたとのこと。3300万円の負債で破産と言うことでした。地元の人の話だと、村上新聞社から独立して立ち上げた「サンデーいわふね」とライバル関係にあり、競争に敗れたようです。「サンデーいわふね」も同じ大きさの週刊新聞で、対象エリアも同じ。ほぼ同じ内容の記事だということでした。どこが違うかと言えば、村上新聞:モノクロ画面にこだわり紙面はモノクロいわふね:紙面は全面カラーもう、これで勝負あった感がありますが、それに加え、村上新聞:ホー...村上新聞倒産
-現代戦争をどう終わらせるかーほとんどの戦争は内戦であり、国家対国家の戦争は数の面ではめずらしいものです。世界中の内戦の実態と、和平への取り組みの失敗と成功の事例をもとに、内戦の構造や和平成功・失敗の原因を探っていきます。最終的に国連は何ができるか、そして日本は何ができるかを提示しています。まず、第一に和平交渉に必要な条件は、包摂性の確保です。包摂性とは、多様な思想、民族、組織の代表を漏れなく集めて行うことだけではなく、それら全体が国家の復興に携わり、役割が与えられることが必要だと説きます。アフガニスタンの和平はタリバンを締め出したことから、再度、内戦に逆戻りしてしまいました。そして、タリバンを入れた和平交渉により平和へ向かっていくことができたのです。また、周辺国と、グローバル国も本気で和平を後押ししない...『内戦と和平』東大作(中公新書)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ
この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン
ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ
南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)