駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
北興化学より株主アンケートの謝礼が届きました。株主優待でもなく謝礼なところがにくいです。北興化学は、たまに予告なくうれしいプレゼントをしてくれます。株を買っただけで、社長から令状が来たのはこの会社だけでした。株価も買った時は500円台でしたが、今は1200円台で、配当金も17円から40円にアップしているので、購入額からの配当利回りが7%超えの優秀な部類に入ります。※投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。北興化学よりアンケートの謝礼
昨今、いろいろなところで話題になるハラスメントですが、その中でも一番わかりやすいのがパワハラですね。上司からはもちろん、同僚、部下からのパワハラもあるとか。やっかいなのが、加害者に自覚がない場合がほとんどで、周りで見ている人も、それをパワハラだと思っていなかったり、賛同したり、容認したりすることです。この本では、パワハラのパターン、加害者になりやすい性格、パワハラを行わないようにするにはどうするかについて、科学的というより統計的に書かれています。特に面白いと思ったのは、放任型上司の危険性について書かれたところでした。パワハラ研修をすると、部下に対してなるべく関わらず自分の仕事を淡々とこなしていれば、パワハラをすることはないだろうと考えている人が多いそうです。しかし、これが一番危険です。パワハラ、いじめを見...『パワハラ上司を科学する』津野香奈美(ちくま新書)
ハコベに似ているのですが、葯(雄しべの先)が黒い塊になっています。ネットで調べたら、同じナデシコ科で、ワダソウとワチガイソウがそのような特徴があると出てきましたが、それらの花びらはハッキリと5枚です。これは、一見10枚に見えるので違うでしょう。どちらかと言うとワダソウに似ています。群落を形成していたので、病気ではなさそうです。謎の花発見!新種か?
4月に入ってから体調が悪く、外出を控えていたのですが、かなり回復したので、脚慣らしに行ってきました。春は新緑を楽しみながら、沢から登ります。ハコベが花盛り。葉わさび。桜の花びらに囲まれたスミレイカリソウ今年は見逃してしまったかと思っていたシュンランも盛りでした。頂上から見る菅名山塊。標高800mくらいから、雪がありそうです。ヤマツツジが1輪だけ咲いていました。スミレ類がたくさん咲いています。ウラシマソウも咲き始めました。低い木は、かなり若葉が茂ってきましたが、大木はまだ芽吹きはじめ。GWが終わるころには、若葉で覆われるでしょう。高立山2025春
このプラモデルの箱を開ける者は、絶望するだろうと思われるほど、呪いのキットであるマケットのT-60です。20年くらい前、ソ連やポーランド、ウクライナなど東欧諸国がプラモデル界に参入し、日本では人気がない珍しい車両を発売して、日本の1部の戦車ファンから歓迎された時期がありました。しかし、それは、開けてはならないパンドラの箱だったのです。日本の製品とは違い、部品の合いは悪いわ(2~3㎜の隙間は当たり前)、説明書に間違いが多いわ、間違いがなくてもよくわからないわ、とにかく、初めから自分で削りだして作った方が楽と言われるくらい手間がかかるものが多かったのです。しかし、手がかかる子ほど可愛いというのもありまして、パパ世代には可愛がられ、あちこちで、完成品を見せ合い苦労自慢をするのが叔父様たちの楽しみでもありました。...【絶望キット】マケットのT-60が形になりそう(1)
スーパーで買い物をして、まっすぐ家に帰ったら、財布がないことに気が付きました。とりあえず、冷蔵庫に入れるものは入れて、車の中を念入りに探してからスーパーに逆戻り。落とすとしたら、駐車場で車に乗るときか、無人レジの会計時に置き忘れたかです。駐車場には落ちていなかったので、無人レジのおばさんに忘れ物が無かったか聞くと、名前を聞かれて、警備員室へ案内されました。無事に財布はもどりました。駐車場に落ちていたのを拾った人が届けてくれたとのこのです。届けてくれたのは何方か不明ですが、大感謝です。財布の中には千円札が1枚と小銭、キャッシュカード2枚、免許証と診察券、1000円カットのスタンプカードくらいしか入っていず、一見、貧しいのですが、同情されたかな?レジに忘れていたら、自分のボケを疑うところでしたが、駐車場ならあ...財布を落としてしまった
シダの新芽が赤くなっていました。寒さと日照の具合で、赤くなることがあるようです。4月に入ってからも寒くなったり、暑くなったり、不安定な天気がつづいたからでしょうか。春の紅葉
戦争が終わって、復興の兆しが見え始めた日本。そこで暮す中産階級の家族の中にも、癒されることがない戦争の傷痕がうずくのです。主人公の真吾は還暦を過ぎ鎌倉から東京の会社に通っているのですが、彼は戦争に行く年齢でもなく、特に戦争の直接の被害を被っていない人間です。彼の妻も同様ですが、息子の修一は帰還兵のため、やや冷めた心を持っています。親子であるにせよ心がどこかよそよそしく理解し合えない状態なのでした。修一の嫁の菊子は、美人で真吾にもなついていますが、彼女は戦争では被害を被らなかった部類の人間です。そして、彼女も、修一とは一緒に暮らしながら心が通じ合っていない状況のようでした。また、修一の浮気相手の女とその同居の女性は、戦争未亡人であり、彼女の友達で真吾の会社の事務員の英子も恋人を戦争で無くしています。彼女たち...『山の音』川端康成(新潮文庫・角川文庫)
ソメイヨシノは散りましたが、タンポポが咲き始めました。家の周りでよくみられるのは帰化植物の西洋タンポポです。日本在来のタンポポと簡単に見分けをつけることができます。つぼみを見ると、つぼみの下にヒラヒラがありますね。これがあるのが西洋タンポポです。開きかけですが、ヒラヒラがあるのが解ります。花が咲いてもありますので、花の付け根をみると西洋タンポポか日本タンポポか一目でわかります。タンポポ盛り
新潟県のB級スポット立石山神社に行ってきました。国道49号線から国道290号線へ入り月岡温泉の方へ進むと右手に丸山と書いた大きな看板が立っているので、その細い道に入ります。春爛漫で、山桜と芽吹き始めた新緑、残雪の五頭山塊をうっとり眺めながら、ひたすら道なりに真っすぐ進みます。丸山集落を抜け、林に入るとすぐに右手に空き地があり、そこが入口です。石段は44段あり、「立石山神社」と「虚空蔵尊」の石立があります。階段の中腹には、狛犬ではなく、虎と牛の像が守っています。丑と寅の方角は鬼門(牛の角とトラ皮のパンツ)なので、鬼門を守る神社なのでしょうか。名物の異形の神々は、階段の下の左側に並んでいます。すごい数で圧巻です。どれも、個性的で、自然石の形を活かしたものや、削ったりつけ足したりしたもの、明らかにきれいに仕上げ...【異形の神々が集う】立石山神社
知り合いから受けた相談です。「有機栽培で、はざかけされた米を送ってくれる人がいるのだが、それがまずくて困っている」と言うのです。有機栽培とは、化学肥料・農薬を使わない農法であり、はざかけとは、天日干しにすることです。一般には、もっとも美味しいと言われる農法×乾燥方法で、一般の米より高価に取引されているのが普通です。それがまずいというのですから、理由があるのでしょう。米を見ると最も考えられる理由が割れ米が多いことでした。お米が割れていると、中のでんぷんが溶けだし、粘りを悪くして格段に味が落ちます。おそらく、それが主要因でしょう。割れ米が発生するのは、収穫時期の遅れ、収穫前の降雨の後の高温、急激な乾燥、過乾燥などが考えられます。一般のお米は、コンバインで刈り取りすぐに乾燥機で水分が15%に調製されて出荷されま...有機栽培米は美味しいか(1)
地頭を鍛える「考える技術」が、副タイトル。表題に独学とありますが、独学とは関係ない内容だったので面喰いました。前半は、本を読むとき、どのように線を引いたり、色をつけたりするのがよいかという学生や学者の本との向き合い方が書かれています。この辺りが独学というタイトルの所以なのでしょうが、独学じゃなくても通用するものです。後半は、対話の仕方についての提言となっていました。この程度のことは、社会人として身に付けておいた方が良いくらいの話です。著者は哲学専攻で、哲学者の悪い癖である簡単なことを難しく表現する内容となっていて、ある程度、勉強している社会人なら自然に身についている程度のことでした。とは言え、高齢なのに身についていない人も多く見かけることも確かですので、新人、中堅、管理職になる節目に確認の意味で読んでも良...『独学の思考法』山野弘樹(講談社現代新書)
『立花隆の最終講義』立花隆(文春新書)-むぎわら日記2025年2月14日の記事でご紹介した本ですが、この中で、どうしても納得できない記述があったので、少し反論してみます。日本を代表する知の巨人に対して意見するとは、置いたりといえども反骨精神うしなわず(笑)ということです。この本の「現代では、文学の世界は映画の世界に完全に負けている」という主張です。理由は、文学は作者ががんばって一人で作り上げるのに対し、映画はシナリオライター、俳優、演出家、カメラマン、美術家など多くの才能が集まって作り上げる総合芸術の世界だからだそうです。ほんとうにそうでしょうか?確かに映画には素晴らしいものも多いですが、つまらないものもたくさんありますし、それは小説にも言えることだと思います。文学は作者一人が作り出すものだというのも違う...知の巨人の足元でキャンキャン吠えてみる。
ゆうパケットポストminiという全国一律160円で配達してくれるサービスがあります。QRコードを読み取り、そのままポストに入れれば配達される便利なものなのです。それを郵便局の前のポストに入れようとしたら、入りません。おかしいなと思って、ポストの口から中をチラッと見ると、郵便物が満タンでした。パケットポストminiをたくさん突っ込んだ人がいたようです。仕方がないので郵便局の受付に頼んできました。このサービスは人気がありますね。郵便ポストが満タン
『山怪 弐 山人が語る不思議な話』田中 康弘(ヤマケイ文庫)
『山怪』の続編となります。山怪に入らなかった余ったネタだろうから、パワーが落ちているのではないか?と怪訝な気持ちで読み始めましたが、そんなことはありませんでした。それどころか、話を引き出す技術が向上していて、不思議なことや怖いことにあったことがないと言う人からも、そういえば……という感じで聞き出しています。そういう話の方がリアリティがあって面白かったりするのです。また、地域によってはタヌキの仕業だったり、キツネの仕業だったり、四国では狗神だったりするのですが、ただの不思議な話で終わってしまう地方もあり、場所による解釈の違いも指摘されていました。酒の席での奇譚語りの域がでないですが、テレビが普及していなかった時代の娯楽を感じさせ、山の中で熾火を見つめ暗闇を背にしながら聞いている雰囲気があって、それ自体が神秘...『山怪弐山人が語る不思議な話』田中康弘(ヤマケイ文庫)
引っ越し先の候補である「はてなブログ」を調べていたら、登録済みであることが発覚。そういえば、昔、新しいコンセプトではじめようとして3日坊主でやめて忘れていたようです。記事も、キッチリ3つで終わっているところが笑えました。ここを復活させれば手間いらずです。Gooブログは、書籍化して1冊だけ作り、本棚にしまってしまって、新しく始めるのも選択肢のひとつかなと思いました。というのも、はてなブログの記事を見ていると、gooより読者を意識したものが多く、個人的なことより一般的な傾向があるように感じたからです。アフリエイトなども意識して、少し文章も練って書くのも自分の上達としては面白いかもしれません。今まで書いた記事を集めてブラッシュアップして掲載するなども良いかなと思います。読んだ本の紹介も、昔読んだ本を詳しく解説す...三日坊主発覚!
先日、ブログの引っ越しは初めてだと書きましたが、他はどうなのだろうと思い数えてみました。リアルな引っ越し回数は、61年生きて7回でした。平均すると9年居座っていますね。一番長く住み続けた場所は、今、住んでいるところで18年です。ちなみに、日本人の平均引っ越し回数は3回程度。一生のうちでは、4回程度引っ越しをするのが平均値のようです。自分は、引っ越ししている方に入りますね。ホームページの引っ越しは、1997年から28年間で5回ですが、複数を運営していたこともあり、1つのホームページで最多は2回です。gooブログは20年やったことになりますが、一番、長居したことになります。なんだかんだ言って、リアルの方が頻繁に引っ越ししていることがわかりました。それに比べるとブログの引っ越しは気が楽でしょう。引っ越し何回?
悪い医師もいれば、当然、怖い患者もいるのです。ちょっと、性格に難がある患者や医師が主人公の短篇集となっています。いや、ちょっとどころではなく、精神異常の範疇だと気づいたときには、物語の終わりに来ているパターンです。作者が現役医師であり、医療現場の描写や、薬剤などの記述がリアルです。久坂部羊の本を読むと、「こんなこと、お医者さんが書いちゃっていいの?」と思うような黒い描写の連続で、しかも首を縦に振りながら読んでしまう説得力。そして、まあ、冗談だよね、と思って本を置けるある種の軽さ。このバランス感覚が、ブラックなユーモアとして、自分の中の悪魔がほくそ笑むのでした。癖になります。『怖い患者』久坂部羊(集英社文庫)
あまりにも評判が良いので、アマプラで視聴。はっきり言って、予告編だけでは、この映画の魅力は伝えられていませんでした。予告編だとあまり面白そうに感じませんが、実際見ると退屈せずに引き込まれます。はじめは、タイムトリップコメディのお約束のお笑いで笑わせてもらえます。最後は少しシリアスに決めますが、最後の落ちもお約束。オーソドックスな時代劇と、タイムトリップものが合体したコメディなのですが、すごいのは、このオーソドックスな作りで退屈させない力です。水戸黄門や桃太郎侍などの型にはまったドラマでも、先が分かっているはずなのに「この先、どうなってしまうのだろう」とハラハラドキドキしながら見てしまうあの楽しさ。これこそが定型の面白さだと見せつけられます。こういう面白さは、ただコピーしただけでは作り出せるものではありませ...【映画】侍タイムトリッパー
いつか、こういう日が来ることはわかっていました。この世は諸行無常。Gooブログ終了宣告です。ここで途切れるのもなんだし、たまに過去を振り返って楽しんでいたこともあり、引っ越して継続していきたいと思います。一応、アメーバブログか、はてなブログが推奨のようですので、よく調べながら引っ越し先を決めたいと思います。とりあえず、しばらくは、淡々と続けていこうと思います。引っ越しせねばなるまい
先週、喉の奥が腫れてなかなか治らないので耳鼻咽喉科にいきました。薬局では、個々の薬の説明も丁寧にしてくれて助かりました。最後に「これでお渡ししてよろしいでしょうか?」と聞かれたので、「せっかく、包んでもらって申し訳ないけど、この薬はいりません」と1剤だけ断りました。理由を説明すると、処方箋を書いた医師に確認の電話を入れてくれて、その薬はキャンセルになりました。この前、行った床屋も、薬局も、最近の店の対応は丁寧で、お客の要望を確実に聞いてくれるので信頼できるところが多くて助かります。いらない薬は断ろう
新潟市の降水確率は10%。ほとんど雨の心配はないはずでしたが、良い雨が降っていました。お花見の予定でしたが、家のベランダからでも無数の桜が見られますので、それですませることに。花見用に作っておいた煮しめも食べちゃいます。あかね(妻)と一緒に、一杯やりながら春アニメを見ると、どれも桜の場面が出てきて、液晶花見もできました。夕方に雨が上がったので、あかねが寿司屋まで歩いて花見をすると言ってきかないのでのんびり散歩です。あんずの花は満開を過ぎていました。花見予定していたところの桜は満開です。桜の花は、枝の付け根に近いところから開きますので、枝の先端の蕾が開くと満開となります。寿司屋に到着。わたしは、昼に食べ過ぎて腹の中に残っている気がするので、鮪のにぎりなどは、あかねにまかせて、珍味で一杯ひっかけました。焼きタ...雨のお花見
『少年たちはなぜ人を殺すのか』 キャロル・アン・デイヴィス(文春新書)
イギリス・アメリカを中心に幼くして殺人を起こした少年・少女たちの事例を列挙し、その後、事件の裁判・報道を分析しながら、今後の社会の在り方を問う内容です。事件の列挙が半分くらいを締めていますが、1日2事例ずつ読もうとしたところ、居たたまれなくなり1事例ずつ読んでいきました。著者の主張は、少年・少女たちが犯行に及ぶのは、幼いころからの虐待・ネグレクト・過干渉が原因であるというものです。確かに、読んでいられないほどの虐待を受けているのですが、時に法廷の場ではそれを無視され、報道の場ではホラービデオやゲームに矛先が向くことに社会の在り方を問います。アメリカ・イギリス圏では、キリスト教の影響か、道具を使った暴力(しつけ)が正当化されているようで、日本人としてはそれだけできつすぎるように感じます。日本の場合は、ネグレ...『少年たちはなぜ人を殺すのか』キャロル・アン・デイヴィス(文春新書)
『魚ビジネス』ながさき一生(クロスメディア・パブリッシング)
「食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養」が副タイトル。寿司屋から、鮮魚店、缶詰等加工食品、養殖と天然、細胞培養、うまい魚料理を出す居酒屋の見分け方まで、食べるための魚のトリビアがギッシリ詰まっている食魚の豆知識本になっています。魚は取り方、処理の仕方などから品質・値段が変わることや、新鮮な魚が良いとは限らないことなど面白知識が満載です。角上魚類が売れているわけや、荒巻鮭と、越後村上の塩引き鮭の違いに言及しているところは流石。やけに新潟辺りに詳しいなと思っていたら、筆者は新潟県能町(現:糸魚川市)筒石の漁師の家で生まれ育ったということでした。魚好き(食べる方)の人、これから魚を楽しみたい人は目を通しておいて損はないですね。ちなみに、サバ缶は、製造月が秋冬のもので古いものがおいしいとのこと。秋...『魚ビジネス』ながさき一生(クロスメディア・パブリッシング)
昨年まで4本だったのが、今年から8本になりました。ちょうど、お花見散歩に持っていくのにいいかもしれません。新製品の「晴れ風」おいしいですね。キリンホールディングスより株主優待
昨日、床屋にいきました。仕事をしていたころは、坊主刈りにして3~4ヵ月伸ばして、また坊主刈りにするサイクルで年間散髪料3000円の床屋の敵でした。ほんとうなら冬に散髪すればいいのですが、寒いので伸ばし放題にしていたら、知人に会うたびに、髪を後ろで縛ったらいいとか、オールバックにしたらいいとかいじられるようになりました。山の中で出会った知らないおじいさんに、恐怖のまなざしを向けられて、帰ってから鏡を見てびっくり。作業服を着てタオルを首に巻いてボサボサの髪に野球帽をかぶって、無精ひげの男って、こりゃ浮浪者だ。山の中で、こんなのに会ったら怖いわ(笑)と自分でも思いました。ということで、床屋に行ってきました。料金が1100円→1300円に値上がりしていましたが、担当してくれた店員さんが、誠実のオーラを持った人で、...8ヶ月ぶりの散髪
新潟市の桜も満開が近づいてきました。スーパーに行ったら、鰆(サワラ)が売っていたので、さっそく買って、漬け焼きしてみました。サワラの水揚げは、石川県以西が多く、新潟ではあまりなじみがないのですが、最近は新潟より北でもよく穫れるようになってきたということです。サバより高級感があって、美味しくいただけました。鰆(サワラ)焼いたよ。
インカムゲインが主体の高配当株投資をしていると、NISAの使いにくさがわかります。成長枠という名前からして、高配当株投資を想定していないであろうとこは、察せられます。高配当企業は成長が鈍化し成熟した企業が多いので、政府としては、これから成長していく新興企業に投資してほしいのでしょう。それでも、高配当株は流動性が低く、その分、安定した投資になるので、日本経済としてもメリットがあると思います。そこで提案ですが、NISAの成長枠、余った分を次年度に繰り越せる制度にしてほしい。高配当株投資は、アクティブ投資なので、株価が高い年に買わないようにして、安い年まで繰り越して使用できるようにしてくれると、使いやすくなると思います。NISA使いにくい。
大谷くんって、誰だって?ショウヘイだよ、ショウヘイ。お前も知ってるだろ。あの宮本武蔵張りの二刀流のショウヘイだよ。このリクエストを承諾すると、こうなっちゃうのだろうか?いやいや、フィッシング詐欺のサイトにでも誘導されるのでしょう。Facebookは、詐欺広告が多いデンジャーゾーンになってきているような気がします。なんとなくノリで、デンジャーゾーンDangerzoneオレよゥ、大谷くんと、マブダチになっちまったよォ。
昨日、日本株は大きく下げ、昨夜のアメリカ株に注目していたところですが、関税に対するフェイクニュースが流れたらしく、反落に落ち着いています。いまいち、迫力に欠ける結果となりました。現在、自分のポートフォリオは、新NISA枠-8%旧NISA枠+28%総合+23%程度なので、まだ余裕があります。できれば、来年の初めくらいまで低空飛行で、翌年のNISA枠を使えるとラッキーなのですが。日経先物は反発の予感ですが、少し戻しそうですが、ホワイトハウスの政策が変わらない限りまだまだ予断は許しません。トランプさんは相変わらず。周りからの関税政策への反発が大きくなってきていますが、みんな自分の都合を主張するポジショントークに終始しているようです。狙撃され負傷し、傷を負った老人に、寄り添ってやれる人はいないのでしょうか?ブラックマンデー?
トンネルを抜けるとすぐに、小さな喫茶店の看板がある。左折すると書いてあるが、その道は草が生い茂り轍が微かについているだけのだ。恐る恐る入っていくと、視界が開け海が広がる。そして、岬に建つ喫茶店を発見するのだ。これで経営が成り立つとは思えないが、三本足の犬に案内され店内の入ると、老婦人がコーヒーを入れてくれる。そして、音楽。お客がリクエストしてもいいけれど、老婦人にセレクトさせると、その人に合いそうな曲をかけてくれるのだ。壁に掛けられている岬から見える海にかかる虹の絵が、この店の存在の理由のようだ。現代版、迷い家とも言えるその喫茶店を訪れる人たちの様々なドラマを描いた連作短編集となっています。訪れる人たちは、何かを抱え、何かを降ろし、何かを得て去っていく。それを自然体で持てなす老婦人と三本足の犬は、ここで何...『虹の岬の喫茶店』森沢明夫(幻冬舎文庫)
本日、新潟市のソメイヨシノの開花宣言が出されました。平年より2日早いそうです。見ごろは来週末くらいでしょうか。なんとか、作成が、間に合いました。小型、低速、軽武装、低コストだけど、使いやすい駆逐艦です。大型、高速、重武装の駆逐艦を目指していた日本ですが、こちらの方が正解だったようです。「初春」→「春風」→「桜」ときましたが、次は何を作ろうかな。開花を待ちながら「桜」を作る(完成)
関税処置が市場の予測より大きかったので、アメリカのバブルがはじけ、全世界に波及しているようです。自分の資産を見てみると、含み益が3割くらい減ってました。新NISA積み立て枠の全世界株式に含み損がでていたので、新NISAから始めた人はおどろいていることでしょう。同時に積み立てている新興国株式は含み益が残っているので、こういうときの資源国は強いですね。自由貿易を捨てたアメリカが落ちるのは、誰にでもわかっていましたが、捨て幅が大きすぎましたね。アメリカの政策がこのままいけば、各国の脱アメリカの体制が整うまで下げのトレンドかなと思います。落ちるナイフは拾うな。バウンドしてからでも遅くはない。ひさしぶりに、刺激がある出来事で、面白くなってきましたね。トランプ関税ショック
子どもの頃、児島襄著の『太平洋戦争(上)(下)』(中公新書)を愛読していて、その中で、駆逐艦「野分」がたびたび登場して活躍する印象が残っていました。駆逐艦は、最前線で絶えず活動しており、大局にさえ影響を与えていたことになります。この本を手に取ったのは、そんな「野分」の活躍を読みたかったのですが、そうとはなりませんでした。筆者が野分に乗ったのは、1年にも満たない期間で、太平洋戦争も終盤です。従って、戦争前半の華々しい活躍は、さーっと流されて、後半の苦闘の部分が多く描かれていました。また、人事に対する記述が多く、乗組員中心の話になっています。戦争中とはいえ、めまぐるしく人事が行われていたことに驚きました。生き残るには、ここでの運が大きく関与していたのです。そんな中で、トラック島より引き上げるとき、スプールアン...『駆逐艦「野分」物語』佐藤清夫(光人社NF文庫)
新潟県を中心に、秋田県南部、山形県、福島県西部、長野県北部に分布する大型の寒葵(カンアオイ)。大きいけど地味であるが、春、真っ先に咲き始めるので、冬枯れの山歩きで見つけるとハッピーになる花である。地面に置かれるように咲くが、ダンゴムシやヤスデなど地虫による受粉が目的なのでしょう。雪が溶けだすと、葉っぱが見えてきて、頑張って花を咲かせる準備に入ります。いつもは、地面にへたっているような印象ですが、このときだけは逞しさを感じます。コシノカンアオイ
桜の開花を待ちながら、駆逐艦「桜」を作ります。「桜」は、松型駆逐艦の13番艦になります。松型駆逐艦は、皆、植物の名前が付けられていて、32隻(橘型含む)作られました。それまでの標準的な駆逐艦より、武装は5割減、速力は2割減と性能を低下させていますが、小型で量産向き、戦時急造艦として重宝されました。なんと言っても、対空兵装と対潜水艦兵器は、それまでの駆逐艦を上回り、現場のニーズにあった性能を持っていました。弱いけど使いやすい駆逐艦として、活躍しています。開花を待ちながら「桜」を作る(1)
つる性の植物に締め上げられて育った枝。つる性の植物が、何らかの理由で枯れてしまったのでしょうか。こちらは、その逆で、縛り上げていた植物が喪失したのか、何もない空間をぐるぐるしてます。縛り縛られの関係は、植物界でも長続きしないのかな。ぐるぐる
小野さん、完成しましたよ。バランスが取れ、かつ余裕がある設計、中の人間が操作しやすそうなレイアウトなど、三号戦車の魅力が伝わってくるキットです。30年前、購入からやっと完成。ご冥福をお祈りしますといきたいところですが、ここは、最新の量子物理学に則って、「ゼロポイントフィールドで会いましょう」としておきましょう。三号戦車H型(追悼作成)完成
江戸川乱歩賞(賞金1000万円)の受賞作家として期待して読みました。インドネシアの密林に飛行機が墜落して、アニマルセラピーの研究者の女性(主人公)が一人だけ投げ出され生き残ります。それを治療したのが、ジャングルの中で放浪する種族で、不思議な歌を歌う少女の癒しの力でした。その謎を追うのが主人公と、製薬会社の元同僚の男と、アメリカから派遣されたというカトリック神父、そして、有名雑誌の記者の4人組です。一方、町では吸血鬼の殺し方、首を切断し足元に置き、心臓に聖なる木の杭を打ち込む猟奇殺人が起きており、それを追う2人の刑事が物語の中心です。謎が謎を呼び、アクションも十分に楽しめましたが、読後感がB級アクション映画を見終わったような物足りなさを感じました。むしろ、なぜ、物足りないのか分析することで、物語作成に大切な...『真夜中の神話』真保裕一(文春文庫)
2025年の第1四半期(1~3月)配当金額は、日本資産より99,808円海外資産より118,441円合計218,249円でした。四半期で一番少なくなる時期ですが、1ヶ月当7万円越えなのでまあまあかと思います。今年から、配当された米ドルは、すぐに日本円に換えて、円建てで投資することにしました。外国資産へ投資できる良い投資信託が充実してきたので、ドルで持っている必要性が薄れてきたからです。加えて、ニチリンとインテージホールディングスからQUOカード(1000+500)を頂いています。証券会社から、強く言われていたセキュリティー認証強化を実施しました。自分は、そんなのに引っかからない自信があるのですが、そういう人だけが引っかかるのが事実。引っかかると思っていれば引っかかりませんもんね(笑)。2025年第1四半期の配当金
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駆逐艦歳時記、6月分、完成しました。白露型駆逐艦「五月雨」五月雨とは梅雨時期に降る雨のこと。五月雨をあつめて早し最上川の誰でも知っている芭蕉の句があります。四連装魚雷発射管×2基の武装は、その後の主力駆逐艦の標準となりました。2月から始めた駆逐艦歳時記は、早いもので5隻目となりました。梅雨の雨音を聞きながら「五月雨(さみだれ)」を作る(完成)
夏至が近づいてきて、夕暮れ時が長くなってきました。北極圏では、白夜の季節でしょう。白夜まで行かなくても、高緯度地帯では、夜中まで夕暮れ時がつづいたりします。夕暮れ時に散歩すると、1日が終わりねぐらへ帰る達成感と解放感で充実した気分を思い出させてくれます。まだ、蚊もでてきていないし、夕暮れを楽しむには絶好の季節です。梅雨が無い北海道に行って、ビール片手に楽しんでみたいものです。そんなことを思いながら、イオンまで歩いていくと、大きな鯵が1匹80円まで値引きされていました。これは、明日のおかずにしようと買って帰りました。白夜の季節
芥川賞作家中村文則の短篇集。13篇の掌編が収められています。中村文則の小説は、7冊ほど読んでいますが、中・長編のみで、短編小説は読んだことがありませんでした。重い内容が多いので中編程度が丁度よい感じなのですが、短編だとどうか興味がありました。内容はバライティに富み、意外な切り口の多さに驚かされます。それもそのはず、初出の掲載誌が5誌あり、編集からの要望の方向性もかなり違っていたようです。純文学←→大衆小説の順番で並べてみる(あくまでも主観)と下のようになります。「早稲田文学」「文藝」「群像」「新潮」「現代小説」従って、内容も俗っぽいものから文学的なものまで様々で、就職氷河期世代の27歳で芥川賞を受賞し、作家として生きていかなければならなかった苦労が垣間見れました。作者自身、純文学作家としては多作の方で、そ...『A』中村文則(河出文庫)
梅雨に入って、エゴの木の花も落ちはじめました。花ごと落ちるところは、ツバキに似ています。エゴの木の花の花びらは5枚のものが多いのですが、たまに4枚のものも見かけます。6枚の花が落ちていたので写真に撮りました。前に幸運のドクダミの花(花びらが普通4枚だけど、幸運のドクダミは5枚)の話題をラジオで聞いていたので、これは縁起がよいかも!と思ったのです。四葉のクローバーとか、普通より少し多めというのは、縁起が良いのでしょう。エゴの木の花6枚
6月になると、山のように株主総会資料が郵送されてきます。全部に目を通すのは、たいへんなので、適当に端折ります。問題がない会社のは見ずにスルー。その中で、オンライン投票するとQUOカードが当たるとチラシが入っているヤツは、全部、投票します。基本的に全部賛成。そして、注意したいのが怪しげな株主提案です。経営陣が反対している株主提案は、とりあえず反対にしました。一部の株主の利益のために、使われてはかなわないですので。そして、今回、多かったのが、「株主パスポート」なるアプリをダウンロードすると、最大10,000ポイントの株主ポイントが当たるというもの。とりあえず、ダウンロードして、使ってみました。いろいろな会社の情報を自分用に一括して見られるのは、便利そうです。株主総会の投票もできます。しかし、三井住友信託銀行に...株主総会投票と株主パスポート
奇妙なキノコ?が生えていました。ホソツクシタケのようです。ホソツクシタケは、朴の木の果実に生えるおかしなキノコ。他にブナの実に生える近似種もいるらしい。地上に落ちた実に、選択的に生える生物がいるとは、自然の神秘です。生長するとだんだん下の方から黒くなっていくことがわかります。もちろん、食べられません。と言うか食べたいと思いません。なんだ、これは!?ホソツクシタケ
マンダムより株主優待の自社製品詰め合わせがとどきました。マンダムは男性化粧品の会社ですが、男性用54%、女性用31%、その他15%の割合ですので、女性でも使える品も入っています。わたしは、この手のものは使わないのですが、妻ちゃんと息子ちゃんが喜んで使ってくれます。株を買った時は、ほぼ底値に近かったらしく、下げ気味の現在でも含み益が乗っていますが、配当利回りは購入価格の3.33%程度と高配当株としてはギリギリのラインです。東南アジア方面の投資がうまくいかず、利益を圧迫していましたが、思い切った改革で改善されました。頼もしい経営陣だと思います。キャッシュフローを見ると、営業利益から、投資、財務へバランスよく出資されています。遊んでいる内部留保金が大きいですが、商品が景気に左右されやすいため、安心感があって良い...マンダムより化粧品セット
梅雨に入りましたが、梅雨前線が南に押し下げられ、初夏の高気圧に覆われて爽やかに晴れました。この前、柿園の農薬散布で登れなかった五倫石から登ります。緑の灌木のトンネルを歩くと、足元には草イチゴ、頭上には桑の実。五倫石コースの魅力は、林業者が作ったような雰囲気にあると思います。急登ですが、荒々しい作りに機能美を感じさせます。福井ほたるの里コースと合流すると、最後の急登となります。ここも、荒々しく、階段状になっていますが、材料が、杉あり、桜あり、楢ありと、そこら辺に転がっている材木を何でも使って組みあがっています。今日のように涼しければ、いつの間にか頂上についていますが、真夏の猛暑日だと、心臓が止まるのではないかと思うくらい苦しい登りです。稲島コースの9合目の観音堂まで足を延ばして新潟平野の様子を見ると、一週間...角田山(五倫石~山の神コース)2025梅雨
貧しいアジアの障害者たち物乞いの実態を徹底的に密着取材した労作。ポル・ポト政権の虐殺の傷痕が残るカンボジア至る所に不発弾が残る村で暮すラオスカンボジアからの難民が乞食化しているタイ枯葉剤の後遺症か障害児が生まれてくるベトナムハンセン病者が住む森の中の村ミャンマー仏教の業と向き合いながら生きるスリランカ麻薬と呪術の組み合わせネパールマフィアの赤ん坊狩りの犠牲者たちインドなど、各国に別々のテーマで切り込んでいます。障害者になる理由は病気、薬害、不発弾、暴力など様々ですが、途上国では、福祉政策が不十分なこともあり、物乞いを生業として生きている人たちがいます。そういう人たちを不幸だとか、可哀そうだとか言う目ではなく、ほんとうにどう感じているのか密着した取材が著者の真骨頂です。他の著作もそうですが、彼らは彼らなりの...『物乞う仏陀』石井光太(文春文庫)
昨日の散歩道、草むらから頭を出して、じっと動かないカルガモを見つけました。季節からして、巣があるのかしらん?確かめたかったけど、脅かすのも悪いので、そっと立ち去りました。そのうち、親鳥の後をついてあるく雛たちのかわいらしい姿を見ることができるかもしれません。(注:ダジャレの意志はありません)カルガモ発見!
夕方には雨が上がり、涼しい西風に誘われて、散歩に出ると、シモツケの花が咲き始めていました。シモツケの花を見るといつも思うのは、シモツケマルハナバチの幼虫に会いたいです。美しいのだから仕方がありません。シモツケの花が咲き始めました。
新潟市のスーパーでも、備蓄米が売りに出されたとテレビのニュースで見ました。その店には今日、買い物をしたばかりでした。そのときは、何も気が付きませんでしたが、朝早くから行列が出来て整理券を配って即完売だったそうです。ふと、思い立ったのですが、そう言えば「たくわえくん」という政府が備蓄米を売り出していた過去があったなぁ、今はどうなっているの?と。検索してみると、20世紀の話で、平成6年のコメ不足を受けての対策だったようです。今も細々と続いていて、ネット販売もされているようで、値段を見ると、それ相応に高値でした。古古古米は、たくわえくんのネーミングにはならないのね。そう言えば、Facebookの「どうでも良い話」のグループで、「古古古米のおいしそうな名前を考えて」というお題がありました。「ううう米」と投稿した、...たくわえくん
北陸地方が梅雨入り宣言。平年より少し早めですが、影響はないでしょう。さて、備蓄米放出で、すっからかんになった政府の備蓄倉庫ですが、今年の米の作柄が気になるところです。6月10日時点で、作柄を予測できるので、本日発表の水稲の生育状況をもとに占ってみましょう。ちなみに新潟県のコシヒカリのデータを使っています。米の作柄で、もっとも相関が高い値は茎数ですが、6月10日時点の茎数は、やや少ないようです。6月上旬は、水稲の茎数増加にとってもっとも重要な時期で、この10日間は、他の時期の10日間の約2倍の茎数が確保されることになります。その時期の天候と管理の良し悪しで作柄が大きく左右されることになります。つまり、今年の新潟県のコシヒカリの作柄は、よくて平年並程度に落ち着くと考えられます。5月30日の時点で、もう平年より...梅雨入りと今年のコメの作柄(新潟)
幼い子供の遺体が渓流で見つかり、市営住宅に住むその母親が逮捕された。そこで、隣に住む夫婦に焦点があたる。夫が大学時代レイプ加害者であることが判明し、妻は身元がわからなず、戸籍もないらしい。この二人の関係を謎として、記者が少しずつ解いていく。許すとか許さないとか、幸せになるとかならないとか、そんなことに執着しつつ、いったい何なのか分からないまま物語は幕を閉じる。こういう結論がでない終わり方は嫌いではない。結論を決めるのは読者自身であるし、また、物語の登場人物自身でもあるのだ。作家、つまり神に決めてもらう必要はないのだ。分かりにくいレビューになってしまったが、謎が多い展開にネタバレしない程度に書いたためです。『さよなら渓谷』吉田修一(新潮文庫)
初夏には、大木から落ちた種が芽吹いて、可愛い姿を見せてくれます。赤子が手を開いたような可愛い双葉。カエデの一種だと思って、周りを見渡しても、それらしい木を見つけることができず、あとで画像検索をしてみたら、シナノキであることが判明しました。双葉上の子葉は、普通の葉と全然違う形をしているのですね。シナノキの芽生え
アオスジアゲハは、美しく俊敏な飛行を魅せてくれる蝶ですが、その素早さから、一生、虫取りアミでとらえることは不可能と子供の頃に思ってました。そのアオスジアゲハが地面に落ちて歩いています。強風か、突然の雨で、ダメージを受けたのか、少し鱗粉がはがれています。先日、角田山で見つけたウスバシロチョウ。この蝶はおっとりした性格で、手でも捉えることができるほど優雅に飛びます。子供の頃は、手で捕まえてました。飛び方が変だなと思っていたら、翅が破れています。今年の初夏は、天候が荒れ気味で、変化が大きく、蝶たちにとっては苛酷な気象だったのではないでしょうか。アオスジアゲハ
カツオを食べたいなぁと思って歩いていると、カツオゾウムシに会いました。赤さび色の粉が全身についていて、羽化したばかりの個体のようです。粉は、取れていき黒い体表が現れてくるとカツオブシみたいに見えるのでしょう。ということで、カツオのタタキを買って食べました。カツオゾウムシ
~最短で結果を出す科学的トレーニング~スロージョギングを推奨する本です。スロージョギングとは、歩く程度のスピードでニコニコしながら走れる程度の強度で走ることです。それを生活に取り入れていくことで、果てはフルマラソンを完走し、シロートでも3時間を切ることが可能だと言うのです。フルマラソンには興味がありませんが、読んでいて目から鱗の事実がいくつかありました。わたしは山歩きが趣味なのですが、スロージョギングは山の下りに似ているし、そのときにダイエットに効果がある食事の仕方などです。この本を読みながら、スロージョギングを実際にしてみましたが、はじめは上手くいかず、何回か読みなおし理解を深めると、うまくできるようになりました。そのとき気が付いたのですが、これは山を歩くときに行っているマタギ歩きと同じだということです...『ランニングする前に読む本』田中宏暁(ブルーバックス)
野暮用で、ふるさとの新潟県村上市に行ってきました。「村上新聞社」が6月3日で業務を停止し破産申告を申請したようです。村上市は、新潟県北部に位置する人口6万人の小さな市(面積は新潟県で1位)で、関川村を含む岩船郡が対象エリアになっていました。週刊で、発行部数が1000部程度に落ち込んでいたとのこと。3300万円の負債で破産と言うことでした。地元の人の話だと、村上新聞社から独立して立ち上げた「サンデーいわふね」とライバル関係にあり、競争に敗れたようです。「サンデーいわふね」も同じ大きさの週刊新聞で、対象エリアも同じ。ほぼ同じ内容の記事だということでした。どこが違うかと言えば、村上新聞:モノクロ画面にこだわり紙面はモノクロいわふね:紙面は全面カラーもう、これで勝負あった感がありますが、それに加え、村上新聞:ホー...村上新聞倒産
-現代戦争をどう終わらせるかーほとんどの戦争は内戦であり、国家対国家の戦争は数の面ではめずらしいものです。世界中の内戦の実態と、和平への取り組みの失敗と成功の事例をもとに、内戦の構造や和平成功・失敗の原因を探っていきます。最終的に国連は何ができるか、そして日本は何ができるかを提示しています。まず、第一に和平交渉に必要な条件は、包摂性の確保です。包摂性とは、多様な思想、民族、組織の代表を漏れなく集めて行うことだけではなく、それら全体が国家の復興に携わり、役割が与えられることが必要だと説きます。アフガニスタンの和平はタリバンを締め出したことから、再度、内戦に逆戻りしてしまいました。そして、タリバンを入れた和平交渉により平和へ向かっていくことができたのです。また、周辺国と、グローバル国も本気で和平を後押ししない...『内戦と和平』東大作(中公新書)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)
フィリピンでアメリカ軍に降伏し民間人捕虜となった新聞記者の体験記。アメリカ軍は、日本軍より数段上の軍隊であったことが良くわかりました。合理的で近代的です。物資の供給や、兵士たちの態度など、当時の日本軍にはとてもまねできません。物資はボックス供給で、1つのボックスに10人分の物資が詰まっているものが供給されます。食器も、熱湯で洗浄し、あっという間に乾燥します。部下を殴らないと命令を遂行できない司令官は無能扱いです。戦場で戦った相手でも、自分たちは戦争をしたくて戦っているわけではない、上からの命令で仕方なくというスタンスが末端の兵士にはあります。記者によると第一次世界大戦のときよりアメリカは、確実に発展していたとのこと。現代の日本も、サッカーの試合会場で清掃をするとか、民度の高さを誇っていますが、少し前までは...『比島投降記』石川欣一(青空文庫)
暑くなってきたのでホラーでもと思って手に取ったのですが、ホラーというより青春オカルトミステリーものですかね。マイナーな都市伝説である記憶屋(依頼すると忘れたい記憶を消してくれる)をめぐる物語となります。主人公は、恋していた人に忘れられた痛みから、記憶屋を探しに行くことになります。記憶屋は、自分と接触した記憶も消すため、手掛かりがつかみにくいことが、この小説の面白さになります。わずかな手がかりから、記憶屋に近付いていくのですが、自分も記憶を消されているのではないか?記憶を消すことは悪いことではないのではないか?など葛藤が生まれるところが、個性的な物語となっています。記憶屋は男か女か、個人か組織か、断片的な情報を組み合わせながら、記憶屋の正体にせまっていきます。『記憶屋』織守きょうや(角川ホラー文庫)
ブログの今日のひとことに、1番好きな映画というお題がありました。1番と言うのはその時々で変るので難しいですが、とにかく何回も見ている映画としては、こんなのかな。サム・ペキンパー監督の『戦争のはらわた』アンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』ビクトル・エリセ監督の『みつばちのささやき』岩井俊二監督の『四月物語』大林信彦監督の『転校生』などですが、なんとなく今回、YouTubeで見てしまったのが、『12人の優しい日本人』です。陪審員12名と、警備のおじさんとピザ屋の兄ちゃんしかでてきませんが、全員を好きになる映画だと思います。12人の優しい日本人FullMovie(Nosubtitles)12人の優しい日本人
銀色の大きなエゾオオカミを追うマタギの姿を描きます。絶滅に向かうエゾオオカミと、最新の銃を持ち、それを追う狩人の姿は、人間の身勝手さを匂わせる構成で、モヤモヤ感が全編に漂っています。それだけに駄作に思えますが、逆にそれがリアリティとして感じることができると、また違った面白さが見えてきます。直木賞作家としては、冒険的な設定だと思います。その辺を面白がれるかどうかで、評価が変わるでしょう。わたしは面白かったと思います。『銀狼王』熊谷達也(集英社文庫)
子どもの頃の虐待などで、愛着障害になってしまった人たちの生き様と、その治療法のヒントが書かれています。愛着障害と愛着不全は、似て非なるもの。これらは、他の障害と誤診されたりする場合も多々あるとのこと。シロートの私には複雑すぎて、読んでいて頭の中がゴチャゴチャになりました。このような心理学は、まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤を伴うことも多いようです。自分自身もこっち系の心理に思い当たる節が多くあるので、参考になりました。もう還暦過ぎているので、自力で解決してしまっていることも多いのですが、他人と価値観が違うなあと思っていたことも、なんとなくスッキリ理解できた気がします。『「鍋がこわい」という病』高間しのぶ(ソレアブックス)
2泊3日の旅行も最終日。朝一に、B級スポット、心霊スポットであまり有名ではない源三窟(さんげんくつ)へ行きました。源義経の臣下である源有綱は、源頼朝に追われ、この小規模な鍾乳洞へ潜伏していたと言います。米のとぎ汁により発見されて捕らえられてしまいました。当時の様子が、人形で再現されています。鍾乳洞の中は狭く、なかなか迫力があります。資料館も規模の割に充実していて、江戸時代以前の銃刀の類もたくさん展示してありました。栃木には銃がたくさんある印象です。最期は、この旅行のメインとなる那須どうぶつ王国へ。なんと言っても、バードパフォーマンスが見どころです。これだけで、来た甲斐があるというものです。背景の森の中から谷を越え飛来してくる鳥たちが、観客の頭上擦れ擦れに飛行するパフォーマンスを見せてくれます。鳥の翼が起こ...那須・塩原方面旅行(3日目)
昨日は雨で、今日の午前中だけ晴れ、昼過ぎから雷という予報でした。那須ロープウエイを使って、午前中に茶臼岳に登って、雷が鳴る前に下山したいところです。朝は、霧がかかり視界がありませんでしたが、10時ころから少し晴れてきました。晴れたりガスったりと目まぐるしく変わる状況の中、茶臼岳の頂上をめざします。火山なので、前日からの雨の影響はなく、地面も濡れていませんでした。頂上付近の鳥居と、その奥に祠があります。那須岳神社。標高1915m。ロープウェイの駅から1時間かからず到着できます。御鉢をぐるっとわまって、下山。雨がポツポツ。駅に着くと土砂降りになりました。計算通りのタイミング(笑)雨の中、殺生石を見によりました。ここの木道は、雨にぬれても滑らないように加工がしてあって、安心して歩けます。少し前に殺生石が割れたと...那須・塩原方面旅行(2日目)
コロナ禍明けとなり、観光も本格的になってきましたね。今年は、退職したこともあり、今まで忙しくて旅行へ行けなかった梅雨入り前の季節に行くことにしました。まずは、大谷資料館へ。石の採掘所を地下に潜ってみることができる異世界スポットとなります。まるで巨大な古代遺跡の中にいるような雰囲気に圧倒されました。ドラマや映画、CMなどの撮影にも利用されているだけあって、写真や言葉では伝えきれない魅力があります。肉眼より写真の方が明るく映っています。肉眼ではもっと暗い雰囲気です。もう、悪の秘密基地みたいじゃ。次は、藤城清治美術館へ行きました。入場まで、小道を歩いていくのですが、その間にも影法師や、礼拝堂など見どころがあります。ステンドグラスは藤城清治の作品。美術館の中は、撮影禁止です。入口付近の売店では版画が売られています...今年の旅行は那須・塩原方面(1日目)
5月~6月に岩場に咲く可憐な花です。鏡と言うのは、葉が鏡のようにテカテカしているという説があります。イワカガミ
妻も子もいるがスーパー副店長40男の単身赴任先のアパートの窓を破り、魔法使い候補生の少女が箒に乗って飛び込んできたところから物語は始まります。視聴者が高齢化しているアニメなどには、よくありそうな展開ですから、ただのくだらないジョークみたいな本かなと読み進めると、なかなかどうして、社会問題とかいろいろ絡んでくるので、大人の読者にも満足できる展開となりました。14歳の少女を居候させているアパートに妻が5歳の息子をつれて乗り込んでくるシーンは、魔王降臨より恐怖に震えながら読みました(爆)。江の島花火大会をバックにラスボスは、爆弾放火男(無敵の人)との対決になり、エンターテインメント性もバッチリでした。徳間文庫はいい仕事していると思うので、少し漁ってみたくなりました。『魔法使いと副店長』越谷オサム(徳間文庫)
近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)
2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)
わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ
──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)
家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。
もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ
この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン
ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ
南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)