kanabunkg.hatenablog.jp 角田山(湯の腰コース)2025梅雨
森の中で見つけたハロウィンパーティ。楽しそうです。森の中のハロウィンパーティ
秋も半ばを過ぎるとムラサキシキブの実が鮮やかになってきます。上品な色合いにうっとりします。ムラサキシキブ
まずは、本の題名と帯の文句(第2次世界大戦、最期の全面戦争)にやられました。第二次世界大戦末期のソ連対日参戦については、戦争の勝敗に関係なくソ連の野心によって起こされ、満州はひとたまりもなく蹂躙された局地戦というイメージだったのですが、「日ソ戦争」「全面戦争」として見ることもできると目から鱗が落ちた気分でした。太平洋戦争前の日本陸軍の仮想敵国は、中国・ソ連であり、本来予想されていた戦争であったはずです。そして起こりえるなら、日ソ両軍の全面戦争になる可能性も秘めていました。太平洋戦争が劣勢になるにつれ、日本はソ連との戦争をまったく望んでおらず、それどころか連合国との戦争の仲介すら期待していたのです。それをスターリンは、時間稼ぎに利用し、終戦間際に宣戦布告、終戦後まで戦いを継続していくのでした。戦後、多くの日...『日ソ戦争』麻田雅文(中公新書)
葉っぱの上に丸いお菓子のようなものが乗っていました。転がりそうですが、葉っぱの一部が変形したものなので、くっついたままです。マルタマバチの虫こぶで、中には幼虫が1匹入っているらしいです。まんまるい虫こぶ
名前にマが3つならんでいる面白い名前の花です。弥彦山に咲いていました。半寄生植物ということで、根を他の植物の根に差し込んで養分を取るのだそうです。葉っぱがあるから、自分でも光合成ができるけど、そう言われるとやる気がなさそうな葉っぱに見えます。ミヤマママコナ(深山飯子菜)
『活版印刷三日月堂 小さな折り紙 』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
ほしおさなえの「活版印刷三日月堂」シリーズは、本編4冊+過去編+未来編の6冊出ています。本編4冊は、すでに読んでいます。そして、この本は未来編となります。本編4冊で登場した人たちのその後のエピソードが書かれていて、相変わらずほっこりさせられました。このシリーズのよいところは、活版印刷を通してモノづくりの楽しさを思い出させてくれることです。モノづくりと言っても、本やカードなどにかぎらず、イベントなども含まれます。どちらかというと、小さな、ローカルなものづくりですが、そう言ったものの積み重ねが大きな世界につながっているのだと感じました。そういう世界が好きな人ははまると思います。『活版印刷三日月堂小さな折り紙』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
秋も盛りになってきました。新潟県No.1とも言われるパワースポット弥彦山に登りました。紅葉にはまだ早く、カエデは青々としていましたが、やさしい陽の光が秋の色彩を濃くしています。頂上には、赤とんぼがいっぱい。日本海反対側は新潟平野。4日前に登った多宝山。道しるべには、ハロウィンジオラマが飾ってありました。森の中によく似合います。弥彦山(表参道)2024白露
葉っぱの妖精のような美しい姿にうっとり。卵もウドンゲの花と言われるくらい美しいけど、幼虫は凶暴。クサカゲロウ
実は、東京メトロのIPO100株当選していました。本日上場した株は1200円→1739円となり、予想PER19.32倍(株価分の収益を上げるのに19年くらいかかるということ)実績PBR1.51倍(株価が会社の資産1.51倍になっているということ)と、極めて順当な位置に落ち着きました。久しぶりの大型株案件なので、感情的に2倍くらいに上がってくれれば売って、あとで落ち着いたときに買い戻してもいいかなと思っていたのですが、みなさん、冷静でしたね。これくらいなら、持ち続けて、3.33%の利回りで回すのか良いかなと思います。鉄道関係の株を持っていなかったのでセクター分散にもなります。あまり成長は見込めませんが、自動運転などが導入されたりするとまた変わってきますから。東京地下鉄のIPO
スタジオジブリの宮崎駿が、もっとも尊敬する作家と言っていたと聞いて、メルカリで安価に手に入ったので読んでみました。とある白夜の国の首都(国名は明かされていませんが、計画経済、社会主義、超大国ということでソ連のモスクワでしょう)のホテルに世界各国から、日本の協業製品の見本市開催のために集まった商社マンたちの群像劇です。舞台が変わらないので退屈化と思いきや、朝日新聞で連載されていたこともあり、細かい話題がところどころにちりばめられていて、飽きることがない構成となっていました。特にアジア方面担当者の語る「北ベトナムの主要輸出産業である農業は戦争による壊滅→新たな輸出産業は屑鉄となった(戦争による撃破された武器や砲弾の破片等)→日本や米国の製鉄所が買い入れてそれがまた武器として再生される」という循環は、資本主義経...『19階日本横丁』堀田善衛(朝日新聞社)
この秋もとっとも冷え込んだ日でした。ローカルラジオから、ファンヒーターを出したと言う話題もありました。おかげで、心肺が楽に登ることができて、あっと言う間に頂上にたどり着けました。石瀬登山口の立て札が、旧登山口の少し先にある林道の入り口に移動していました。旧登山道の入り口付近は荒れていて使えないと判断されたのでしょう。涼しいと、楽に登れて快適です。先週、トリカブトが咲初めだと思ったら、もう実が付き始めていました。今年の秋は駆け足で過ぎそうです。キツネノチャブクロも、口を開けて終わりを迎えていました。クルマバハバナの群落。頂上のレーダーサイトは、古いものが取り壊され、新しい建物が建っていました。古いレーダーサイトがあったところは更地にされており、日本海を眺めるには絶好のスポットになりそうです。工事関係の人が来...多宝山2024白露
白鳥の渡りの声をよく聞くようになりましたが、まだ姿を見ていません。鳥屋野型公園に行ってみたら、コハクチョウが、もう900羽近く来ているようです。昼の間は、餌場(刈り取りが終わった水田等)に出かけていて、潟にはいないのですが、はるか遠くに白い鳥のようなものが浮いているが見えました。もしかしたらハクチョウかも。遠すぎてわかりませんでした。コハクチョウは、新潟に1万羽を超える数が飛来すると言われているので、そろそろ姿を見れそうです。白鳥、未だ視ず
ナラの木から、細かい木くずが出ています。何かの虫が入っているようです。穴を見つけました。ここから、虫が穴を掘って侵入しているようです。カシノナガキクイムシの仕業。カシノナガキクイムシは、ナラ枯れの病原菌を媒介し、大木も枯らしてしまいます。これが発生すると、一度にたくさんのナラが枯れてしまいます。しかし、幼木は残るので、ナラ林は、天然更新されて何十年後かには、元の林に戻ります。ナラ林がほとんど枯れてしまっているのを見て、驚いた人もいるかと思いますが、自然の摂理のようです。カシノナガキクイムシ
おまんじゅうのようなキノコ。生長すると真ん中に穴が開き、胞子を飛ばすそうです。キツネノチャブクロ(ホコリタケ)
直径1~2㎜くらいでしょうか。小さなカタツムリを見つけました。調べてみたら、カタツムリは卵や赤ちゃん状態で冬を越す種類もいるそうです。メチャ、小さいカタツムリ
良い歳をして、たまに読みたくなる青春小説。高校1年生が登場人物として、主に書かれているが、作者が女性のためか、男子の視点との違いが面白く感じました。高校男子って、こんなに色恋沙汰に関心がないよ~と思いました。そこが、女子との違いですね。女子が描く、理想の普通男子と言ったところでしょうか。メインキャラクターの二人の男女は、どちらも美男美女なところも、マンガチックでよい感じでした。小説としては、東日本大震災や、無意識のいじめなどを扱っている割に、軽すぎるストーリーになっていて微妙な評価です。軽い読み物を期待して手にしているので、それはそれでOKなのですが。畑野さんの作品は、どれもほのぼのラブで読んでいてホッコリするのですが、この作品は、ちょっと退屈でした。この作者の本は、社会人を主人公にした作品を読むことにし...『夏のバスプール』畑野智美(集英社文庫)
デカいキノコが倒れてました。北米やヨーロッパにも生えていると言う分布が広いキノコです。生で食べると毒キノコ、加熱すると食べられるそうです。これに似た毒キノコも多く、微妙なキノコ。カラカサダケ
行楽日和の3連休の翌日とあって、駐車場はガラガラ。1台もないのは珍しい。と言うことは、蜘蛛の巣地獄が待っているということ。狭いところは、ステッキを首切りワイヤー対策のように面前に立てて歩いていきました。(首切りワイヤーとは、ピアノ線をジープなどの乗員の首の高さに張るブービートラップの一種。それを防止するため、バンパーから棒が延びています。)海は、春霞のように霞んでいましたが、対岸の道路や集落まで見えると言う不思議な霞み方でした。ほとんど人に合わずに頂上付近まで登れました。頂上にも誰もいません。人気の角田山には珍しいことです。観音堂から見る新潟平野。稲刈りはほとんど終わりました。ハナワラビトリカブトほとんど人を出会うことなく、頂上までいけました。サラシナショウマヤマガラ(鳥)涼しいからか蚊には襲われずに済み...角田山(五ヶ峠コース)2024寒露
トホシカメムシが木の幹に口吻を突き刺しています。もっと、やわらかいところでチュウチュウすればいいのにと思いました。かなり踏ん張ってますね。蝉も木の幹に口吻をさして樹液を吸うので、意外といけるのかもしれません。幹からチュウチュウ
『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』会田誠 (幻冬舎文庫)
現代アート作家である会田誠のエッセイ集。写真機が登場してからというもの、絵画は上手いだけでは価値を見出しにくくなり、画家たちはあの手この手で、存在感を保つために必死になった。奇抜なアイデアも出尽くした感がいくらあろうとも、現代アート作家は生活のために頑張らねばならない。一般庶民が眉をいくらしかめようと、一部の人が絶賛してくれればアートは売れるのだ。というのが本書と関係ない僕の現代アート作家の印象です。会田誠も、そんな印象で、どんな突拍子もないことが書いてあるのだろうと思いましたが、読んでみると、常識と奇抜の間でうまくバランスをとっているセンスは、さすが天才作家と思えました。そうでなければ生き残っていけませんよね。『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』会田誠(幻冬舎文庫)
透明なしずくが、木の幹から横に垂れているような不思議な物体。クサカゲロウ類の卵?一般的なクサカゲロウ類の卵は、たくさん固まってあるイメージですが、これは単独で木の幹から生えている感じでした。先が尖がっていて、珍しい形です。これに似た画像をアップしているサイトには、オオフトヒゲクサカゲロウの卵ではないかと考察されていました。その卵の写真を検索してみると、緑色をしているので、成熟していくと色が変わると考えると、正解に近いと思います。クサカゲロウ類の卵
櫛形山脈の山の峰を歩いていたら、フラフラと飛んでいるトンボを観ました。付けていくと、木に止ったので、珍しい種類かと思って写真を撮りました。オニヤンマに似ていますが、飛び方が弱弱しく少し小柄な感じがしたので、なんだろうと思って調べてみました。コオニヤンマの疑いがあり、よく調べてみると、オニとコオニの違いは複眼がくっついているか離れているかのようです。この写真では角度が悪くてわかりません。もう一つは止まり方で、オニはぶら下って止まり、コオニは赤とんぼのように腹を水平にして止まるらしいです。つまり、これはオニヤンマでした。秋になって気温が下がったのでフラフラ飛んでいたのでしょう。もう10月ですからね。オニヤンマか?コオニヤンマか?
主観ですが、哲学者より、音楽家への影響が強いように感じられる『ツァラトゥストラはかく語りき』です。内容は、ツァラトゥストラが、修行しながらいろいろな人に演説をし、章の最後に「ツァラトゥストラはこう言った」と締めるものとなっています。演説の内容は、訳が分からないくらいぶっとんでいます。怒ったり、愛したり、絶望したり、喜んだりします。ツァラトゥストラは、上等な人間たちを集めて説教します。上等な人間たち+ロバ1頭は、一癖も二癖もありそうな人たちで、社会的に脱落したような人たちです。社会の大部分の賤民たちとは違うのです。言ってみれば、ちょっと斜に構えた人たちということです。全体的には反キリスト、反イエスで、ツァラトゥストラはイエスの逆の格好をしようとし、弟子から離れ一人になり修行しますが、結局、上等な人たちを集め...『ツァラトゥストラ』ニーチェ(光文社古典新訳文庫)
子どもの頃は、たくさん出会ったのに、大人になってからは、とんと見ないなぁと思っていたのですが、目の前を飛行して道しるべに止まってくれました。小さくてかわいいカマキリです。子どもの視線は低いので見つけやすく、大人になると視線が高くなり、地上付近の草原にいる姿を見つけづらくなるのでしょう。コカマキリ
秋の陽を受けて金色に輝くハナワラビ。これを見ると、キノコ園へ行きたくなるのです。確か、福島県の金山町だったか柳津だったか道の駅で鉢植えのハナワラビがたくさん並べられて売られていたのを見たことがあります。ハナワラビ
200年前に書かれた「知的トレーニング」生活の方法、自己啓発本の元祖。似たような本が大量に出回っていますが、これ1冊で十分です。内容はシンプルかつ常識的な内容で、この通りに実践していれば、かならず人生の成功者たりえること間違いなしです。時間を管理し有効に使い、よき習慣を身に付けることになります。しかし、かなりストイックなので、全部の実践は、凡人には厳しいでしょう。私は、半分くらいはできていたと思いますので、まあまあの生活をさせていただいております。たまに、こういう本を読んで自分の生活を反省して、少しだけストイックに方向修正すると良い感じの人生になるかなぁと思います。じじいとしては、学生諸君には、ぜひ、読んでもらって、よき人生を歩んでもらいたいと思うのです。『自分を鍛える』ジョン・トッド(三笠書房)
宝石のように美しく輝き、丸い体つきが可愛らしいセンチコガネです。獣糞や獣の死体に群がるので、さわりたくない虫です。糞や死体が大好物の宝石
貝屋集落からまずは桜公園へ。広大な山に100種類を超す桜が植えられているのですが、咲いている木はありませんでした。10月桜と冬桜を期待していたのですが、どちらも11月にならないと咲かないようです。よく考えたら葉が無い時に咲くのが桜ですね。そこから、願文山へ向かいました。願文山は、鎌倉時代の山城があったところなので、ところどころにある空堀が行く手を遮り、登山者を楽しませてくれます。山頂近くに酒匂氏の墓があります。かなり荒れていますが、承久の乱(1221年)の成り行きが紹介されています。北蒲原の新潟平野と砂丘の松林、そして日本海。大峰山に向かいます。この道は初めて。比較的平坦な道ですが、朝食を軽くしかとっていなかったので、腹が減ってたいへんでした。展望台に到着。ここは頂上のようで頂上ではありません。日本海に粟...大峰山(桜公園→願文山→大峰山→法印峰→法印瀑→貝屋集落)
主人公は、末期癌患者の病棟に努めるアラサー女医。彼女は、余計なことを言ってしまって、患者やその家族に反感を持たれてしまう空気が読めない困った医者でした。患者の胸に当てると心が読める聴診器を手に入れたことで、死期が近い患者の後悔の声が聞こえるようになります。そして、患者の心の扉を開くことによって、後悔している選択を改めた人生を追体験できる能力を持つことになります。追体験と言っても、心の中での体験ですので、現状は変わらないのです。さて、その後悔は、正しかったのか。もし、別の道を選んでいたら、ほんとうに後悔しているような人生になっていたのか、それは様々です。しかし、それを知ることによって、吹っ切れた人生の幕を閉じることになるのでした。人生の後悔とは、どうってことないことで、なるようにしかならないものです。後ろを...『後悔病棟』垣谷美雨(小学館文庫)
新しくオープンするメディカルセンターの見学会に行ってきました。大きな駐車場を取り囲むように内科、皮膚科、小児科の医院と、薬局が建っていました。これは効率的ですね。新潟県内のイベントに出没するゆるキャラおむすびちゃんにも会えました。お薬手帳とキャンディーをもらいました。診察券も作れますと言われましたが、病気になる前提だと考えると縁起がわるいので遠慮しました。しかし、今のお医者さんも商魂たくましいですな。真砂メディカルゾーンの見学会
ブブブブブーッと、蜂のような羽音がするのでキョロキョロ辺りを見回していたが、姿が見えず。よくよく聞いていると足元からだと気が付きました。スズメバチが、蛾の幼虫を捕らえて肉団子を作っているところでした。肉団子を作るスズメバチ肉団子
体長10センチはあろうかという大きなスズメガの幼虫がいました。クヌギ林の中なので、クチバスズメだと思います。スズメガの幼虫は、大きくて後ろに一本の角が生えていて、幼稚園の砂場などに迷い込んでくると子供たちのアイドルになるような存在でした。成虫はずっと小さくなるので、この大きさには驚かされます。クチバスズメの幼虫
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』小林昌平(文響社)
「将来、食べていけるか不安」「忙しい。時間がない」「お金持ちになりたい」「ダイエットがつづかない」など、普通に転がっているありふれた悩みがあります。自己啓発本などには、その解決方法が述べられていますが、その元ネタの元ネタが集められた本です。自己啓発本は、どれも同じようなことが書かれていますが、それは他の本を参考にしているからでしょう。又聞き、又聞きの又聞きになっていって、オリジナルはどこかということになると、ここ!と言うことです。倫理社会の教科書に載っているような哲学者がたくさん出ていて、懐かしい感じもしました。『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』小林昌平(文響社)
10月に入ったと言うのに、まだセミが鳴いていました。沢の脇から大平へ登るコースを行きます。クヌギの木が多く、大きな丸いドングリがたくさん落ちていました。大平に到着。少し歩くと、海側に視界が開けるところがあり、新潟平野の様子が一望できます。稲刈りも終わりが近く、早生品種の田んぼは、ヒコバエで緑色になっています。山頂に到着。幟や、小屋や、椅子にテーブルもありますが、誰もいない静かなところです。五泉村松方面の稲刈りも終わりです。左中央に見える白い四角の建物は、ワクチン工場で、インフルエンザワクチンやコロナ感染判定キットなどを作っています。帰りは堤コースへ降りてみました。ドングリやキノコの季節になりました。花は野菊類が鑑賞できます。高立山2024秋
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引っ越し圧力が、日に日に強くなってきていますので、本格的にはてなブログへ移行しようと思います。最後は、わたしが好きなサン・テグジュペリの言葉から。歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである。旅人はあたかも目的地がなにか意味を持つかのように、峰から峰へと道をたどるが、目的地とはそのようなとき、旅人のいだく幻想にすぎない。また同様に、在るものを受け入れることなしには、進歩前進なるものは存在しない。そして、おまえはつねに、この在るものから出発するのだ。gooブログを始めたのは2005年、丁度、糸魚川市から新潟市へ引っ越したころでした。それから、マンションを購入し、ずっと新潟市に住んでいます。2024年3月に定年退職したこともあり、新潟市に住んでから退職するまでの約20年間を記...gooブログから移行します
すぐに結果がほしい。今の快楽が先の快楽より大切。今の1万円が、10年後の10万円よりほしい。こういう気持ちが先延ばしの原因だったとは、目から鱗でした。人間は、今すぐ得られる快感のために、将来の利益を棒に振り、将来の不利益を甘受するのです。例えば、締め切りまで期間がある仕事を早めに取り掛かるより、友達と遊びに行くことを優先してしまいます。朝一、仕事に取り掛かれば余裕を持てるのに、メールをチェックしてしまいます。そして、締め切りギリギリに仕事に取り掛かり、不満足な仕上がりになってしまうのが常なのです。先延ばしとの戦いは人類の脳の構造上しかたのないことで、原始時代には目の前に生っている果実をすぐに食べなければ他の人や動物に食べられてしまいます。先のことを考えるより、すぐに食べてしまった方が生き残りに有利だったの...『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』ピアーズ・スティール(CEメディアハウス)
今年も半分終わります。半年間の配当金等の集計がでましたのでご報告します。国内資産より370,336円海外資産より278,067円合計648,403円海外資産からの割合が少なくなっているのは、ドル安傾向であることと、為替リスクを抑えるため国内株式・債券への投資に重点を置いていたことによります。年齢とともにリスクを抑える方向へシフトしていきます。ついに、1ヶ月当たり10万円を突破することが出来ました。急激なドル安がなければ、年間を通じ維持できそうです。Gooブログ最後の集計になるときに大台達成は運命的なものを感じます。配当金等結果(2025年1~6月)
田んぼの畔などに良く咲いていますが、河川敷公園でも見かけます。これが咲き始めると、本格的な梅雨の始まりです。右巻きと左巻きは1:1だと言われているようで、遺伝は関係ないようです。実は、巻いていないネジバナを見つけたことがあり、写真を撮ったけどピンボケで、それ以来、探してもみつけられないでいます。ねじれていないネジバナ
SBI-SBI・S・国高配当株式ファンド(年4回決算型)の初分配金が出ました。10,000口当たり62円ということで、意外と少なかったと感じています。1~3月の配当金は1年を通じてもっとも少なくなる傾向が高いことから、今後の増配に期待です。ライバルとなる楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は70円でした。同じところに投資しているのに、この違いはどこから来るのかと言いますと、調整準備金から配当を出しているかいないかです。SBIは出していない、楽天はだしているということです。楽天は、タコ足分配を含んでいるということになります。タコ足の部分には税金がかかりませんので、あまり関係ないように思われますが、NISA枠で買っていると無税の恩恵がなく、しかも、その分を戻そうとして買い増しすると新たにN...SBI-SBI・S・国高配当株式ファンド(年4回決算型)初分配金
公園の紫陽花が見ごろになってきました。咲きかけも味があります。紫陽花の花の色は、土壌のPHによって変わり、赤ならアルカリ性、青なら酸性だそうで、天然のリトマス試験紙みたいおもしろいですね。日本は雨が多く、ほとんどの土壌が酸性に傾きやすいと言われており、何もしなければ赤系統のあじさいは珍しいと考えられます。紫陽花が見ごろ
派手な黄色ですが、それでいて上品に見えるのは、丸く控えめな花弁につつましさが感じられるからでしょうか。都草の都が京を差すのか差さぬのか。戦国の昔、大阪城の周辺にも咲いていて、淀君が愛したので淀君草とも呼ばれているようです。家の隣の公園に咲き始めたと思ったら、草刈部隊に刈られてしまい、また再生して、咲き誇っています。雨上がりにモンキチョウもやってきて蜜を吸ってますね。真上から見ると、円を描くように花が配置されていることがわかります。見れば見るほど、味わい深い花です。淀君が愛したミヤコグサ
雨が上がったので、散歩に出てみるとシジミチョウが花から花へ飛び回っていました。よく見ると、ツバメシジミのようです。ツバメシジミは、後ろ羽にチョッとだけ雫のような突起があります。かわいい😌雨上がりのツバメシジミ
今年もやってくれました。Amazonunlimited3ヵ月無料サービス。Amazonunlimitedとは、電子書籍500万冊を1ヶ月980円で読めるサービスなのですが、Amazonプライムディに合わせて、お試し期間として3ヵ月無料で楽しめます。7月14日までに申し込むと、その日から3ヵ月無料で利用でき、解約しておくと、3ヵ月後にくる最終日に借りていた書籍が端末から削除されるしくみです。毎年、利用させていただいて、その3ヵ月は、紙の本を封印し、Amazonunlimitedのみで読書を楽しんでいます。1ヶ月10冊ペースで30冊が目標です。Amazonunlimited3ヵ月無料期間
第一生命の株主優待である「QOLism(キュオリズム)」アプリを使って、ポイントをためているのですが、前年度は5月末でおしまいで、6月からは新年度となるようです。余ったポイントは無効になってしまい繰り越しができないルールみたいです。1460ポイント貯まりましたので、1400ポイント分をamazonギフト券1400円分に交換しました。上限の2000ポイントまで行けませんでしたが、冬になってから使い始めたので、半年分しか活用していませんし、日本海側の冬の気候では歩数確保がいかんともし難い。今年の上限は2500ポイントだそうで、真面目に健康増進に取り組んでいきたいと思います。「QOLism(キュオリズム)」ポイント更新
定年退職時のあいさつのときに、もしかしたら、「読書に、おすすめ本は何ですか」という質問がでるかもしれないと思い、回答を準備してありました。残念ながら、そのような質問はありませんでしたので、胸の中にしまっていたのですが、市役所から所得税の請求が来て、ふと思い出しました。3冊、おすすめ本を考えていたのですが、何を候補にあげていたのが思い出せず「こりゃ、まずい」と思って、読書記録のフォルダをひっくり返し、なんとか思い出すことに成功しました。Gooブログのサービスも終了するし、もうホトボリも冷めただろうと思ってメモしておきます。『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリング(日経BP社)世界的大ベストセラーで、オバマ大統領が絶賛し、ビルゲイツが出身大学の卒業生の希望者全員に配布したと言う名著。統...退職前に言い残したこと
市役所から市民税の請求がきた~っ!わし、無職なんだけど……去年、一昨年までの給料分の市民税も収めたのですが。よく見ると、昨年の1~3月の給料分の市民税でした。むにゅ~、今年は納めなくて良いと思っていたのにおどろきです。4分割の振込用紙が同封されていましたが、うっかり忘れて滞納だとか言われるのも嫌なので、一括して納めたいところです。でも、利子がもったいないし……こんなことで悩むのもタイパ悪すぎでしょ。それを考えたら、一括じゃな。なに!所得税を納めろだと!
退職して自由時間が増えたので、たくさん見るかなと思ったけど、最後まで見たのは3本だけと、普通とあまり変わりありませんでした。「鬼滅の刃柱稽古編」刀鍛冶の里編が、敵方の鬼の魅力が弱くて中だるみしたことと、稽古編ということで鬼との戦いが無く盛り上がりに欠けるかと心配していたのですが、最後の最後に最高に盛り上げてくれました。しかし、あの終わり方は、鬼滅の刃だから許される鬼畜っぷりで、踊り出したいくらいでしたね。「転生したらスライムだった件3期」ちょっと、安定しすぎていて退屈なシーンが多かったのが残念でした。しかし、夏も続けて放映のようなので、これから盛り上がるかもしれません。もう、まったりテンペストが発展していくのを見ていくだけになるのかしら?「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」特におすす...2024春アニメ
素人は戦略を語り、玄人は兵站を語ると言いますが、陸上自衛隊元陸将が書いた本なので完全な玄人本になります。著者は、兵站を分析する上で、6つのキーを使って語ると主張します。すなわち、「兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する」「内線作戦と外線作戦」「マハンのシーパワーの戦略理論と兵站」「ケネス・ボールディングの『力(戦力)の逓減理論』」「作戦正面の長さ・面積と兵站の関係」「地政学と兵站」です。それに従って、第二次世界大戦から朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、コロナ戦争と語られて行きます。これに従って、本には書いていませんが、ウクライナ戦争を分析してみましょう。「兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する」心臓……ウクライナ(小)、ロシア(大)ですが、ウクライナはNATOやその他の諸国からも補給を...『兵站』福山隆(扶桑社)
昔ながらの古本屋があると知ったので、寺尾駅まで自転車で行ってきました。寺尾駅がある越後線は、新潟砂丘の天辺に沿って走っているので、近くまで行ってから、砂丘を登る必要があります。東京の住んでいた時のことを思い出すなぁ。あのころは、二十歳前後だったから、急坂でも平地と変わらず登れたけど、今だって山登りしているから平地と変わらないのだ。砂丘の路地は、行き止まりなどもたくさんあって、迷路のようでした。駅に着いたが発見できず。駅からの眺めは、かなりの絶景。あった、あった。すぐ脇にありました。真ん前を通って駐輪場へ自転車を止めたけど気が付きませんでした。どうどうとした店構えです。中に入ると、文庫や漫画が中心でビッシリと本が並んでいました。5万冊の品ぞろえと書いてありました。ブックオフなどより、古い本が多く、大手の古本...のせ書店
毎年、恒例になったサービスなので、このときに合わせて、本を読み終えています。1ヶ月10冊読めるので、30冊を無料で読めることになります。漫画も読めますが、わたしは読まないので活字本だけ30冊ですね。さっそく、今日から始めました。とりあえず帚木蓬生の『襲来』をダウンロードしました。あとは、箸休めに『書く瞑想』『仕事選びのアートとサイエンス』という本もダウンロード。絶えず、3冊を読みながら、10月3日まで30冊読みたいです。amazonプライム特権で、KindleUnlimited3ヵ月無料
梅雨時になると、毎年のように読んでしまう作家さん。日本からフランスの川に浮かぶ船を借りて、その中で生活する主人公の男の話?「?」が付いているのは、ストーリーらしきものを感じないから。船の中には、大家が残したレコードや本がたくさんあって、それを読んだり聞いたり、昔、読んだ話を思い出したりしながら、日々を過ごしています。たまに訪れる郵便配達の男や、大家の老人、近くに住んでいるらしい子供などと、とりとめもない会話をしながら、日本の友人から送られてくるファックスなどを交え、燃料が空で動かない船の上で暮らしているだけです。舟が係留されている河岸の方は見えますが、対岸に行くことはないので、川側の船の姿を見たことがないので、住んでいても全体像を把握していないと彼は思います。なんとなく退職後の自分の姿に重なってしまって、...『河岸忘日抄』堀江敏幸(新潮文庫)
売上100万円を超えることができました。かなり本棚も空スペースができてきたように思います。あと1年くらいで、家庭内鉱山も掘りつくしてしうと思うので、ハンドメイドを軌道に乗せないとキャッシュフローとしてあてにできなくなります。ハンドメイドを始めると確定申告をしないといけなくなるのですが、そういう悩みになるくらい売れてからかんがえることにします。メルカリはじめて1年が経ちました。
健康本のアプローチは、「〇〇をすればやせる!」等、改善方法が単純化されているパターンが多いですが、この本は「遺伝的に考えて対処法を考えれば体調は最高になる」という原因の方が単純化されていることがミソです。狩猟時代の生活に適応するように遺伝子がプログラムされているので、生活自体をそこへ近づけようというアプローチになります。とは言え、キャンプをしたり、毛皮を着て町を歩くわけではなく、腸内細菌を整え、食物繊維を摂取したりします。その際、サプリを使用することもOKなのです。現代の都市型生活の中で、狩猟時代にプログラムされた遺伝子に合わせた食生活や運動をどうするかを考えていく内容となります。他の健康本とやることは同じですが、根本の考え方をシンプルにしてくれるのが本書です。そのため、応用が効きやすく、自分で考えていけ...『最高の体調』鈴木祐(クロスメディア・パブリッシング)
定年退職から3ヵ月、ボケっと暮らしております。無職生活の貴重な資金源である株式等からの配当(1~6月分)です。¥建資産より296,259円$建資産より250,631円(1,670.87ドル×150円)合計546,890円年間100万円の配当を見込んでいましたが、目途がたちました。少し多くなってますけど、インフレ分がちゃんと乗っているところが給料とはちがうところです。頭が痛いのが新NISA枠がうめられないことです。一応、積み立て枠だけ、全世界株式を中心につかっています。特定口座から新NISAの生長枠に移したいのだけど、ほとんどの銘柄が大きな含み益を抱えていて、移すと税金がドバッと、とられてしまいます。暴落をじっくり待ちながら、チャンスをうかがっていきます。退職金や、財形など、キャッシュが膨らんでいます。しか...高配当株投資の結果(2024年1~6月)
葉の上をデジタルな動きでチョコチョコと動いていて、まるでハエトリグモのように見えました。クモにしては派手だなと思って、よく見てみると蛾の一種のようです。オオナミモンマダラハマキと言う蛾です。ハエトリグモに擬態しているとのことですが、自分が捕食者であったら、蛾よりハエトリグモの方を食べたい気がします。擬態と言うより、動きで天敵を避けているのかもしれません。しかし、それにしては色と良い、模様と良い、派手で目立っています。チョコチョコ動き回るオオナミモンマダラハマキ
緋色のきのこ。落ちたサクラの枯れ枝から生えていました。不食のキノコだけど、赤色の染め物に使えるそうです。ヒイロタケ
木陰が多く、道のりは長いが、標高差が小さいコースにて森林浴してきました。梅雨に入り、蚊が出てきましたね。駐車場で靴を変えていると、さっそく襲撃されたので、速やかに撃墜しました。今年の初撃墜になります。オオバギボウシの花が見頃です。アジサイも良く咲いています。ムラサキシキブも咲き始めています。ザトウムシにも会いましたが、タカラダニにたかられていました。宝、宝で縁起がいい?キモイけど……佐渡島が近く見えます。梅雨前線の北側なので、それほど気温が上がらず快適でした。田んぼは、水稲の最高分げつ期を迎え、緑が濃いですね。豊作の予感。観られた花オオバギボウシ、ホタルブクロ、トラノオ、トリアシショウマ、アヤメ、ウツボグサ、ムラサキシキブ等クガイソウ(つぼみ)角田山(五ケ峠コース)2024梅雨
「元朝日新聞の名物・名文記者の文章技巧25発」という振れこみの本ですが、そんなに甘い本ではありませんでした。著者は、現在、九州に住み、農業と狩猟をしながら文筆業をしており、訪ねてくる記者を対象に文章塾(酒を飲んで語り合うような)を開いている面白いおじさん(と言っても、同い年だ)です。技術については、同感と思うことがほとんどでしたが、何せ、この著者はプロフェッショナル中のプロなので、熱量が違います。とても、アマチュアのブログ書きの冷めた情熱とは比べ物になりません。はじめは、在り来たりの技術論ですが、だんだん熱くなってきて、生きることは書くことだ調になるところは、手塚治虫の『漫画の描き方』を彷彿とさせます。その辺の文章の書き方のハウツウ本より、熱量がある分、これ一冊で十分な気がします。プロの書き手や、アマチュ...『三行で撃つ』近藤康太郎(CCCメディアハウス)
詩人、写真家の銀色夏生の初めての物語集。様々な物語が載っていますが、自由奔放に書かれたライトな物語という感じがしました。セリフが多いので、すぐ読み終えてしまいます。小説家なら、こう書かないだろうという文章が多々ありましたが、そこが詩人の自由さなのでしょう。新鮮な感覚を学ばせてもらいました。『夕方らせん』銀色夏生(新潮文庫)
5年ぶりに第二期が作成されるそうです。5年前に観て、それから無料で観れるところが無くなったので、ずっと見たくても我慢していたのですが、amazonプライムビデオで見られるようになりました。うれしくて、通しで見てしまいました。一言で言えば、電脳世界でサバイバルゲームをする話です。ソードアートオンラインのサイドストーリーになりますが、メインとの大きな違いは、キャラクターのリアルとアバターのギャップが激しいことですね。主人公のちっこい女の子のリアルの姿は、背が高いことにコンプレックスを持っている女子大生です。ゴリラ女のボスが率いるアマゾネスチームのメンバーのリアルは、新体操部の女子高生たちだったりします。狂った女のピトさんや、その臣下のMさんの正体は、ネタバレになるのでふせますが、かなり笑える展開となりました。...ガンゲイルオンライン(アニメ)第二期
愛や友情、その正体を科学的に明示させるのが本書です。実際の戦争でも壊滅した部隊の最後の生き残りの兵士が、負傷した戦友を助けるため捨て身の戦いを繰り広げる場面があります。彼らに共通するものは何なのでしょうか?このような自己犠牲による利他的行為は、生物学の基礎である利己的な遺伝子と矛盾することなく説明されています。利他的な友情とは、遺伝的に我々にプログラムされた遺伝子の中にあるのです。人間は、親しい友人の中に、もう一人の自分を見出しているのです。それは自己の拡大により、他人を自分の一部と認識しているときにおこる現象です。そのことによって、人は他人に必要とされなけらば生きていけない生物なのです。人は一人では生きられないとありますが、人に助けてもらわないと生きられないという意味の他にも、他人を助けないと生きていけ...『残酷すぎる人間法則』エリック・バーカー(飛鳥新社)
三日月堂シリーズの本編完結巻になります。三日月堂の経営も軌道に乗り始め、新しい段階(本の印刷)に踏み出す時が刻々と近づいていきます。学生時代、文学賞を受賞したことをきっかけに筆を置いた古本屋の店主の前に、学生時代の文芸部の仲間が訪ねてきます。そして、本を作ることになるのですが、店主さんには時間(余命)が限られていたのです。活版印刷で本を刷るには、三日月堂の他の業務を休止するくらいの覚悟がいるのでした。もう一段階、経営業務のステップアップを余儀なくされていく三日月堂と、それを支える人たちの進化が見どころとなります。物を作ること、創作することの静かな熱を感じられる物語も一旦これで終了となります。『活版印刷三日月堂雲の日記帳』ほしおさなえ(ポプラ文庫)
真っ黒い虫がいたので、写真をグーグルの画像検索を掛けたら、一発でタマムシの一種だと判明しました。角度を変えると色とりどりに変わっていく色彩をタマムシ色と言いますが、このタマムシは、真っ黒です。タマムシにも真っすぐに筋の通ったやつもおるんやなぁ。クロナガタマムシ
梅雨入り前の爽やかな晴れの日、鳥の声に誘われるように里山を歩いてきました。平年なら、梅雨入りしていている時期ですが、今年はまだ先のようです。アジサイは、きれいに咲いています。桑の実も熟し、トラノオ、ムラサキシキブの花も咲き始めています。マタタビの花も散り始め、わたしがネコなら酩酊してしまいそうなくらい香ってました。観音堂まで足を延ばしましたが、新潟平野は、緑一色です。田んぼは、有効分げつ終止期となり、中干しの真っ最中です。ウツボグサの花も咲いていました。他は、アクシバ、トリアシショウマなどが見頃です。途中で、アナグマさんに出会えたのですが、写真を撮る前に藪の中ににげられちゃいました。梅雨入り遅れの乾燥で蚊もいませんでしたが、スズメバチと何回か遭遇しました。今週末には梅雨入りかな?角田山(五倫石~山の神)2024初夏
ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作と...『ハウルの動く城3』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)
こんな題名の本を誰が読みたがるのだろう?Amazonの評価を見ると165個もついているし、わたしが持っている文庫本は、3年間で12刷を数えているから、純文学としてはかなり売れている本となります。内容は、主人公の刑務官の青年と、18歳になったばかりで殺人を犯し死刑判決を受けた少年の交流を中心に、心の揺れを描きます。主人公の青年も、孤児であり、孤児院の仲間である青年の自殺や、恋人だった女の結婚宣言などに心が揺れます。気のいい囚人を手心を加えて仮釈放を促しますが、その囚人がすぐに強姦事件を起こし、常習犯だったことを知ります。そのような複雑な状況を抱えながら、葛藤を感じる主人公ですが、中村作品の独特の絶望の中に熾火のように燃える生きるエネルギーが事態をほんの少し動かすのです。梅雨時に読むのも良いかなと思える作品で...『何もかも憂鬱な夜に』中村文則(集英社文庫)