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  • 横がほの線の勁き~えんぶり、二年ぶり(3)~

    前項「眠りに就いたのだった。」などと取り澄ましておりますが。ま、少しならず嘘はついております。 でもそれはそれ。えんぶりのそれも初日とあれば多少の宿酔・寝不足・疲労などものかは。ということで五時半起床。ホテルの朝食開始を待ってると間に合わないので、八食センターで買っておいたおむすびとカップのせんべい汁で済ませ、長者山へ。麓のまつりんぐ広場に雪がないのは瑕瑾として、駐車場いっぱいに各組のバスがぎっしり並んでいるのを見るだけですでに胸があやしくさわぐ(人は神社に上っているからあまりいない)。 新羅神社の参道もさすがにこの時間では見物客の姿もちらほら。本殿にいちばん近いところに陣取ってひたすら待つ。…

  • 遠足は前日にかぎる~えんぶり、二年ぶり(2)~

    明日のえんぶり初日は朝から晩までともかくえんぶり漬けとなる。今数えてみたらもう十二回目となるこの街で今更観光ということもないけれど、二年のブランクを埋めたくて、まつり前のしずかな中心街を特に目的もなくほっつき回った。 残念なのは中心街の裏にあった銭湯『ニュー朝日湯』が廃業していたこと。銭湯の街に来てずっとホテルのシャワーばかりでは八戸の神様に叱られる(どなたとは存じ上げませぬが)と思って、柏崎にある『みどり温泉』に足を向けた。 ホテルからものの十五分ばかり。日曜の朝のせいか、客は当方以外なし。のんびり出来たのだが、この初見参の温泉、外観といい番台のおばはんの顔つきといい、浴槽の注ぎ口にそびえる…

  • 池見さんとの再会~えんぶり、二年ぶり(1)~

    青森空港に降りる直前、窓から見ると岩木山とその麓に広がる弘前市街は清浄な白一色。二年来られなかった鬱屈がいっぺんにほどけてゆく気がした。 とはいえ今回は事情あってわずか三泊。空港から青森駅、東北本線に乗り換えて新青森、そこからは新幹線。八戸駅に着いたらすぐ乗り換えで今度は本八戸、と始終移動してるようなスケジュールだったから、正直途中で久々の八戸旅の感傷にふけってるいとまはなかった。本八戸駅から中心街八日町のバス停までまたも小走りで急ぎ、湊高台の『Casa del Cibo』に無事辿り着いて(というと大袈裟な形容みたいだけど、実感としてはそんな感じ)まずは一安心。それにしても雪の少ないこと。 池…

  • 新米店長ととびきり店員

    前回の『かるむしんかいち』(拙ブログ『まないたの上のまながつを』参照)は、料理を提供したとはいえ、日曜店長と一緒に立ったのでいわばバイト格。ですから、先日が公式(?)のデビュとなる。当方がお出ししたのは以下の十二品。 ◎鯖の麹漬……なじみ甲斐に板宿『夜明け』の亮ちゃんにお願いして、鯖を買ってもらっていた。坊瀬産。産とはいってもこれは養殖もの。ではあるけど、この頃の養殖は莫迦にしたもんではない。実に綺麗なあぶらがのっている。無論イヤな匂いなどない。塩で下漬して、酢洗いしたら麹(生姜と鷹の爪)で二週間、圧しをきかせる。「発酵食」を謳っているmanagazzo(という名で店に出てます)の日の看板メニ…

  • 春待つこころ

    672 春待つこころ【2025/02/10】 今週末からは2年ぶり(!)の八戸、翌週はかるむしんかいち、と嬉しい予定が続くので、ひとまず。 ○森田邦久『哲学の世界 時間・運命・人生のパラドクス』(講談社現代新書)○ルードルフ・オットー『インドの宗教とキリスト教』(立川武蔵・立川希代子訳、講談社学術文庫)○酒井隆史責任編集『グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む 人類史と文明の新たなヴィジョン』(河出書房新社)○八木健治『羊皮紙をめぐる冒険』(本の雑誌社)・・・後半の、世界の羊皮紙職人を訪ねるとこもいいけど、やぱり自宅の風呂場(!)で羊皮紙を作ってしまうくだりが圧巻。書庫で味噌仕込んでるの…

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