なんだか『かるむ』の記事と読書メモ、というか書名の羅列ばかりのやくたいもないブログに成り下がって恐縮ですが、当の書き手がいまそれにかかりきりの按配なので仕方ない。これもまた人生の記録と思って坦々と記事をあげる。 ○ペーター・マーギンター『男爵と魚』(オーストリア綺想小説コレクション2、垂野創一郎訳、国書刊行会)○鹿島茂『明日は舞踏会』(中央公論新社)……不朽の名著『馬車が買いたい!』の続編。だいぶ前の本だが、そして鹿島茂は大の贔屓であるが、ネットで調べ上げて網羅的に読み尽くす、というのはあまり風流ではないので、のんびりあちこちしてる中で見つけた。無論鹿島茂のことだから、舞踏会の内実を詳細に記述…