古本と雑貨のネットショップが、瀬戸市で実店舗のお店を始めました。商品情報、お店の様子、瀬戸の魅力など
第155回芥川賞受賞作品。今更?の紹介ではあるのですが。『コンビニ人間』作:村田紗耶香出版:文藝春秋コンビニ「すまいるマート」で働く私:恵子。36歳、独身です。大学1年の時にオープンスタッフとして働き始めて既に18年がたち、店では最古参となり隅から隅までコンビニの業務を知り尽くし、欠員がでれば進んでシフトに入る、超ベテラン・優良店員です。しかし。恵子は子供の頃より変わっていると周囲から言われ続けました。幼稚園の頃、公園で小鳥の死骸を見つけたので、母親のところに持っていき、焼き鳥にして食べようと真剣に提案します。理由は恵子のお父さんが焼き鳥が好きであるから。小学校の低学年時、男子生徒の取っ組み合い喧嘩を辞めさせるために恵子はスコップで男の子の頭を殴りつけます。理由は、一番早く喧嘩を辞めさせることができると考えたか...村田紗耶香さんの本『コンビニ人間』
食が題材の小説。自分が本を選ぶ時の要素の一つです。自分は食べることは好き。料理を作るのは好き。でもおっくうに感じるときもある。面倒くさい時もある。そんな時として料理に対して萎えた気持ちになるのを鼓舞してくれるのが、食を題材にしている小説なのです。『東京すみっこごはん』作:成田名璃子(なりたなりこ)出版:光文社文庫東京の商店街の脇道にたたずむ一見すると普通の民家に見える一軒家ですが、すみっこごはんと書かれた看板が出ています。ここは夕刻になると年齢も職業も全く異なる人間が集まり、夕飯を作って一緒に食べる場所です。祖父と暮らす女子高生の楓は、ある出来事で祖父との間に亀裂が入り気まずい思いをし、さらに学校ではクラス名とから執拗ないじめにあっていました。学校も家庭も居場所がないと感じた楓は、すみっこごはんの存在を知り半ば...成田名璃子さんの書籍『東京すみっこごはん』
キュンキュンきてます。コミック・桜井海さんの『おじさまと猫』
熱い支持を得いている桜井海さんのコミック、『おじさまと猫』。2018年の1巻発売後、すぐにお客様より買い取りさせていただいた中にありました。すぐに他の方にご購入いただき手元から離れたこともあり、気になりながらも読むことはありませんでした。ですが、今再度入荷したため読んでみたところキュンキュンきています!涙腺も緩んでいます!!「もっと早く読めばよかった!」久しぶりに心にズキュン!ときたコミックです。『おじさまと猫』作:桜井海出版:ガンガンコミックスpixivまもなく1歳になろうとしている雄猫。まだ名前はありません。ペットショップで売れ残り、売値は下がれど一向に買手はつきません。ホルスタインのような柄。鼻の右下には鼻くそのような黒い丸柄もあり、余計不細工に見えてしまうからです。日に日に心がすさんでいきますが、ある時...キュンキュンきてます。コミック・桜井海さんの『おじさまと猫』
故・村岡花子さんが翻訳された本。エレナ・ポーターの作品『スウ姉さん』です。『スウ姉さん』作:エレナ・ポーター訳:村岡花子出版:角川文庫スザナ・ギルモアは20歳のうら若き乙女です。父親はギルモア銀行の頭取という恵まれた家庭で育った令嬢です。ただ6年前に母親と死に別れ、それ以後は仕事に忙しい父は妹と弟の世話と家庭の細々としたこと(召使いはいますが、その陣頭指揮ももちろんのこと)「スウ姉さんにきいてごらん。わしにはわからない。」と、すべて丸投げ状態。妹も弟も、皆が皆何かあれば「スウ姉さん、スウ姉さん」と呼びたてる日々に、時としてうんざりしながらも、頼られると頑張ってしまうスウ姉さんは一家の主婦として忙しく日々を過ごしていました。私は「スウ姉さん」ではなく、れっきとしたスザンナ・ギルモアという名前があるのに、だれもそう...エレナ・ポーターの『スウ姉さん』
ひとめをつく題名2017年に第54回文藝賞を、翌年は芥川賞を受賞した作品『おらおらでひとりいぐも』。当初、この題名を見たときおらおらで(一呼吸おく)ひとりいぐもと自分は読んでおりまして、主人公がおらおら~ッとイケイケで自分街道をばく進する!!という意味にとらえていました。が、はなはだ大きな勘違いをしていたことを読みはじめてすぐに気づいて、一人赤面しました。『おらおらでひとりいぐも』作:若竹千佐子出版:河出書房新社主人公は74歳の女性・桃子さん。夫に先立たれ、息子と娘はいるものの疎遠な状態。昨年は飼っていた老犬も死んで古びた東京の戸建てに一人住まいをしています。最近、桃子さんは自分の頭がおかしくなったのではという懸念があります。というものは、家で一人お茶をすすっていたりすると突如自分の内部からさまざまな声が沸き上...若竹千佐子さんの本『おらおらでひとりいぐも』
林望(はやしのぞむ)さんは書籍『イギリスはおいしい』で知って以来、時々その他の作品も読むようになりました。軽快且つ辛口を織り交ぜた軽快な語り口のエッセーは、スムーズに読むことができます。美食家でもあり、食に対する造詣が深い。なお常日頃ご自身で料理をされている(ここが肝心)、見た目もジェントルマン風な方と、自分の中では好感度は高い方です。さて。そんなことを言いつつも、しばらく林先生・通称:リンボウ先生の作品から遠ざかっておりました。が、久しぶりにこんな題名に魅かれて手に取りました。『リンボウ先生の<超>低脂肪お料理帖』料理・文/林望出版:ソニー・マガジンズ美食家であるリンボウ先生は、お酒は全く飲まないものの脂っこいものが大好きであることが災いし、2005年(もしくは2004年?)にイギリスで急性胆嚢炎を発症します...林望さんの『リンボウ先生の<超>低脂肪お料理帖』
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