古本と雑貨のネットショップが、瀬戸市で実店舗のお店を始めました。商品情報、お店の様子、瀬戸の魅力など
読書のための本セレクトに迷ったら。はじめて挑戦する作家さんの作品のとっかかりとして。こういう場合自分がよく選ぶのが、食べ物系を題材にした内容の本です。各人、小説との相性ってあると思うのですが、自分にとっては『食べ物にまつわる話で、描写が上手な作家さんは、いい作家さん』という一つの目安があるのです。さて、今回はそんな感じで選んでみました。『まぼろしのパン屋』作:松宮宏出版:徳間文庫東京の多摩田園都市の一画、つきみ野市で暮らす主人公・私は大東京電鉄に勤務するサラリーマンです。妻とはお見合いで結婚。1男1女に恵まれて、つきみ野に35年ローンを組んでマイホームを購入。経理畑一筋で、これといった業績もなく地味に目立たずコツコツと勤めて33年。うだつの上がらない万年課長で、毎朝駅に送ってくれるものの妻からはこごとを言われ、...松宮宏さん作『まぼろしのパン屋』
本来であれば、新学期・新年度真っ盛りの時期。新たな環境で、そうでなくとも週末が恋しい、休みまであとひと踏ん張り!の週末カウントダウンのはずが、延々と続く休みと新型コロナウイルスへの不安で気分的にも疲れがたまってきています。さて、こんな時だから読書。久しぶりに児童書の紹介をいたします。『金曜日がおわらない』作:アニー・ドルトン訳:岡本浜江絵:風川恭子出版:文研出版ぼく:レニー・ブラウンはいつもプレッシャーにさらされています。父親は僕を世界的なサッカー選手にしたいという期待をかけ、母親からは芸術家にしたいとの期待がいつも背中にのしかかっています。僕の中の溜まりに溜まったストレスが爆発したのが、忘れもしない5月23日の金曜日。朝、起床すると母親はパンを黒焦げにしてしまっており、食べるものがありません。おまけにサッカー...児童書『金曜日がおわらない』作:アニー・ドルトン
映画化・アニメ化され、そもそも題名が衝撃的であった住野よるさんの『君の膵臓を食べたい』。今さらではありますが、読んでみました。『君の膵臓を食べたい』作:住野よる出版:双葉社男子高生の僕。読書が大好き。友達無しの文学と孤独を愛する人間です。4月のある日。盲腸の手術を受けその後の抜糸のため平日に病院へ行った僕は、待合室のソファーに置き忘れられている1冊の本を見つけます。カバーのかかった300ページほどの文庫本で、本好きであることも手伝って、本の題名を見ようと手に取ってみてみると、カバーの下は『共病文庫』と手書きされ、中身が日記であり、書き手は重い膵臓病を患っており、あと数年で亡くなるという衝撃的な内容が記載されていました。余命を宣告されている闘病日記の持ち主は、同じ学校のクラスメイトの山内桜良という女子生徒でした。...住野よるさんの『君の膵臓を食べたい』
矢崎存美さんのぶたぶたシリーズ15作目『ぶたぶたのおかわり!』
7日に発令された緊急事態宣言。対策についても遅きに失した矛盾点だらけの、つじつまの合わない内容。記者からの質問に対しても、すりかえの返答が延々と続く。何故、質問に対しての返答をしない?会見ではなく、国会の答弁を聞いているかのような錯覚を覚えた次第です。さて。いつもの安定感という頼もしさと、この時期だからこその和みと癒しとちょっぴりのダークさを求めて。『ぶたぶたのおかわり!』作:矢崎存美出版:角川文庫滝尾文則は新社会人ですが、超低血圧のため起床に苦労しています。色々試しましたが、これといったはかばかしい成果は得られず既に遅刻は3回ほど。これ以上はできません。朝起きるに手いっぱいで、当然朝食をまともに摂ったこともないため、低血圧解消のためにも、先輩の女性・石川さんから朝食で血糖値をあげるようアドバイスをされました。...矢崎存美さんのぶたぶたシリーズ15作目『ぶたぶたのおかわり!』
幸いにともいうべきか、今のところ花粉症ではない自分。そのためマスクとはほぼ無縁の生活をしてきました。インフルエンザ流行時期もしないで乗り切ってきましたが、さすがにこのご時世。買い物時などには、付けるようにしています。「私は仮に私が新型コロナのウイルスを保持していようとも、周囲へ移さぬよう制御していますよ」というアピールと、自身の身と周囲の人たちを守る行為の象徴がマスクをつけることでしょうか。付けているか大丈夫という安心感ともいうべきか。マスクが100%安全を保障してくれているわけではないことは理解しているつもりではありますが、暑い。眼鏡が曇る。こもる自分の息によるモイスチャー効果で、肌がきれいになるであろう・・・半ばヤケになって思う自分です。さて、久しぶりの海外小説です。『解錠師』作:スティーヴ・ハミルトン訳:...スティーブ・ハミルトンの『解錠師』
『かもめ食堂』作:群ようこ出版:幻冬舎フィンランドのヘルシンキの街角にひっそりとたたずむ「かもめ食堂」。いつもお客の入りはほとんどなく、日本人女性一人が何やら作業をしています。フィンランドの人たちは遠巻きにながめては謎の東洋人女子(東洋の人はおしなべて実年齢よりも若く見られるらしい)についてあれこれと推測していました。この東洋人女性はサチエという38歳の女性。父は古武道家。サチエも幼いときから父に古武道を叩きこまれ、運動神経のバツグンに良いサチエはめきめきと上達します。ただこのまま古武道の道に進むことに不安を感じ始めた矢先、母が事故でなくなり、サチエは家事全般をこなすようになり、特に料理作りが大好きとなり、腕も上達しました。そのため食物科のある付属高校に進学し、大学時代も料理教室に通います。自分の理想とする食事...書籍『かもめ食堂』とDVD
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