古本と雑貨のネットショップが、瀬戸市で実店舗のお店を始めました。商品情報、お店の様子、瀬戸の魅力など
ジリジリと照り付ける太陽と熱風。暑くとも汗をかけば、体温が下がり少しは涼しくなるはずなのですが、昨日は気をつけて水分を採っていたものの、汗をかいても体の中に熱がたまっているようで、暑いまんまでした。急激な暑さで、体がついていっていなかったのか。熱中症にはなりませんでしたが、口内炎が出来て痛いです。冷たいものも熱いものも、沁みます。現在、塗り薬で治療中。さて、わが家の犬猫たち。動物というものは心地よい場所を心得ているもので、午前中は1階の床がヒンヤリしていることをよく承知しております。トイレの前が特にお気に入り。陣取ってくれています。おーい、人間はトイレを使いたいんですけれどもね・・・。どいてもらうと、今まで寝そべっていた床は、犬の体温で温まりホカホカしています。猫たちも。ひたすらに床にくっついてダレています。す...猫もダレる・犬もダレる・人間もしかり
椿は花ごとぽとりと落ちることから、首が落ちる様を思わせるとして武家に嫌われていましたが・・・。『散り椿』作:葉室麟出版:角川文庫瓜生新兵衛(うりゅうしんべえ)は、かつては一刀道場の四天王と謳われていましたが、上役の不正を訴えたがゆえに藩を追われて浪人の身となっていました。妻も一緒に国をでましたが、18年後病魔が妻を襲います。死ぬ間際、妻の篠は新兵衛に頼み事をしました。「私が身罷りましてから、故郷にお戻りくださいませ。」と。そしてある頼み事をするのでした。篠の亡き後、新兵衛は約束を果たすために故郷に戻ります。新兵衛の甥に当たる坂下藤吾の父・源之進は使途不明金を糾弾され、無実を主張しますが聞き入れられず、自害してしまいました。藤吾は汚名挽回と出世を目指し、日々勤めに励んでいます。そんな時に突如帰還した叔父・新兵衛を...葉室麟さんの『散り椿』
セミの声はすれど、曇天。雨水をたっぷり含んだ雲に覆われた空。じっとりと水分を含んだ空気で、洗濯ものがしっかりと乾きません。昨年の猛暑の時はうんざりしていた太陽が恋しくなっています。人間とは実に勝手なモノ。さて、夢枕獏さん。たくさんの小説を執筆されていますが、その中でもシリーズが続いている作品が『陰陽師』。ご存じ平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明とその無二の親友・源博雅により奇怪不思議な出来事・事件を解決していきます。その中の一つが『陰陽師蒼猴ノ巻』作:夢枕獏出版:文春文庫「鬼市」桜が咲き誇る春の夜。安倍晴明の屋敷で酒を飲む安倍晴明と源博雅。桜の花1枚1枚が仏に見えるなど、ゆるゆると話していると、来客がありました。やってきたのは時の関白の藤原兼家でした。困り果てた表情でやってきた兼家は、「晴明、助けてくれ。」「お...夢枕獏さんの『陰陽師蒼猴ノ巻』
6月23日は沖縄戦の戦没者らを悼む「慰霊の日」の式典が行われ、また第二次世界大戦の戦没者の慰霊が行われる暑い夏が到来しようとしています。『帰郷』著:浅田次郎出版:集英社文庫「歸帰」戦後の闇市。露天商が店じまいを始める夕刻からお客を引くために立つ娼婦の綾子。路地でしゃがみ込んでタバコを吸っていた綾子は、「どこかぐあいが悪いのか」と声をかけられました。声をかけてきたのは、今しがた復員したばかりに見える男性でした。「ちょいと遊んでいきな」と声を書ける綾子に驚く男性。これは客にならないなと見限ろうとした綾子に男性は「きれいだな、ねえさん」と言い、綾子を買う気はないと言いながら、男性は自分の有り金を綾子に渡してきました。そして「どこかで俺の話を聞いてくれないか」と。「知った人間に話せば相手の耳が腐る。知らぬ人間に話せばこ...浅田次郎さん『帰郷』
戦国武将の中でも人気の高い織田信長。尾張国(現在の愛知県)出身でもあり、身近に感じる武将です。そんな織田信長には正室以外にも多数の側室がおり、実に子だくさん。正確には判っていませんが、男子は11から12人。女子は12人。最低でも20人の子どもがいたそうです。信長には我が子に一風変わった名前を付けることを好み、奇妙丸(きみょうまる・・後の信忠)、茶筅丸(ちゃせんまる・・・後の信雄)など命名します。また娘には五徳(ごとく)と命名。五徳とは鉄輪(かなわ)ともいい、炭火などの上において鉄瓶をかける道具のこと。信長は娘以外にも自分の側室にも主に台所道具の名前を付けています。そんな中、しごくまっとうに『冬』と名付けられた娘がいます。その冬姫に焦点を当てた小説が『冬姫』著:葉室麟出版:集英社文庫織田信長の二女として生まれた冬...葉室麟さんの本『冬姫』
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