来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
2014年までは65歳定年だった年寄が希望すれば再雇用制度を使うことで70歳まで雇用されることが可能となった。これについて最近問題視する声が多い。既に規定ができて10年近くたつわけだが、この規定が出来たばかりの頃はそこまで大きく問題する声が聞こえた覚えはない。おそ
本日、いわゆる「春の甲子園」の代表校が決まった。以前もこちらでやらせていただいているが、1月場所番付を基準として、実際の選考と同じ方式で大相撲の力士を「選抜」してみた。早速「代表力士」を見てみよう(グレーは各地域ごとの次点力士)。なお21世紀枠は外国出身枠と
今回はただのデータ提示ということで。まずはグラフをご覧ください。これは直近3場所で何勝していたかの推移グラフ。横軸には「令和5年1月」などと書かれていますが、「令和5年1月」なら、「令和4年9月から令和5年1月」までの3場所累計の数字となっています。また3場所すべて
今場所、貴景勝が優勝したことで、7場所連続で優勝者が異なることとなった。令和3年11月に優勝した照ノ富士が昨年5月に優勝しているため、スタートは昨年1月の御嶽海となる。そこから若隆景、御嶽海、照ノ富士、逸ノ城、玉鷲、阿炎、貴景勝と続いた。では、過去にはどういう
さて、少々遅くなりましたが翌場所の予想番付です。まずは幕内から。来場所は3関脇、4小結。霧馬山は11勝を挙げていますから関脇昇進前提でよいと思います。過去事例を見ても、関脇が何人いようとも、編成方法に違いがある昔も今も、小結の11勝以上は関脇昇進。ここは動かな
それにしても「痺れる」千秋楽結びだった。普通に考えれば、貴景勝が琴勝峰に負けるのは考えづらい。とはいえ、勝負事。やってみないとわからない。朝乃山だって幕下で14回相撲を取って2回負けるのだ。だからこそのプレッシャーもあるはず。琴勝峰もここで勝てれば優勝という
それにしても、何かいろいろと考えさせられる14日目となった。琴勝峰は勝った。阿武咲は敗れた。そして結びの一番で貴景勝が豊昇龍を下した。こうもなれば、千秋楽結びが貴景勝と琴勝峰の直接対戦で勝ったほうが優勝。これは誰でもわかる図式だろうし、実際そうなった。そし
貴景勝、阿武咲、琴勝峰が3敗で並んだ。貴景勝が気迫の相撲で阿武咲を押し出した。貴景勝の張り手に応戦したことで阿武咲が隙を作ったことが阿武咲とすれば致命傷だったと言えるのだろう。先場所は決定戦で平幕の阿炎に敗れる悔しい思いをしたとは思うが、まずはここでしっか
貴景勝が阿武咲を下し10勝目を挙げた。これで貴景勝は4場所連続の2桁勝利だ。2桁勝利を続ける。これは案外簡単なことではなく、中には白鵬の51場所連続なんていうとんでもない記録はあるが、幕内で4場所連続2桁勝利を達成したのは、1場所15日制が定着した昭和24年5月場所以降
阿武咲が先頭に立った。今場所の玉鷲の前に出る圧力は相当。そんな玉鷲を下した阿武咲。無論、強いときの阿武咲の強さは多くの方が分かっていることではあるとは思うが、ほぼ下がることなく攻め切ったのは凄いと言えよう。反面、貴景勝は中盤までの強さが失われた。霧馬山に
さて、貴景勝に土がつき、1敗がいなくなった。そして2敗対決は阿武咲が制した。ここからどういう割を組んでいくか。■1620 今場所の貴景勝の残りの対戦相手は役力士であるべき理由というのを昨日記しており、同意、反論頂いており、何が正解かはともかくとしても、いろいろな
■1620 今場所の貴景勝の残りの対戦相手は役力士であるべき理由
さて、貴景勝が1敗。それを阿武咲と琴勝峰が2敗で追う展開になっている。11日目に2敗同士の阿武咲と琴勝峰が対戦。どちらかは3敗になることは「決まった」。そんな中、昨日の雑感のコメントで「この勝者が貴景勝と対戦」という内容のものがあったが、これはナンセンスもナン
東龍が7勝目を挙げて勝ち越しにリーチをかけた。東龍は今場所が幕内在位10場所目。そして新入幕は平成25年5月でそこから数えると今場所が58場所目。そこからもう10年近い時間が経っている。ちなみに、幕内在位10場所目での幕内初勝ち越しが達成されれば最も遅い幕内初勝ち越
貴景勝が抜けてきた。もちろん星勘定だけで言えば、阿武咲と琴勝峰がそれに続いている形にはなっているが、番付最上位と平幕中下位では何よりも重みが違う。そして気づけば、関脇、小結陣。8人いるわけだが、その8人の中での最高成績者は6勝4敗だ。豊昇龍はこの日「のみ」休
早くもというのか、遂にというのか。貴景勝が単独トップに立った。それにしても、貴景勝の集中力とでもいうのだろうか。かなり充実している。序盤、絶好調だったといってよさそうだった、阿炎、大栄翔、阿武咲といったところの万全感もなくなってきた。琴勝峰も白星を積み上
正代の来場所の大関復帰はなくなった。そして今場所の結果いかんでは、貴景勝の横綱昇進の可能性もゼロではない。仮にもそうなれば、来場所は東西の横綱が「横綱大関」となる場所になる。ちなみに待遇上の大関不在は昭和56年9月場所に1例あると言えばあるが。それはさておき
中日折り返し。トップは1敗で貴景勝と琴勝峰。それにしても、貴景勝。風格が出てきたとでもいうか。ただ単に横綱がいないうえに、ただ1人の大関だから、その風格を出そうとしているのか。それとも、1人大関だから私にはそう見えてしまうだけなのか。相撲内容は昨日に引き続き
とにかく貴景勝が素晴らしかった。それを感じる7日目だ。敗れた翠富士も間違いなくいい相撲はとった。だが敵わなかった。先場所のこの対戦。翠富士は15日間の中で貴景勝戦が「最低の相撲だった」と言い切ってよいだろう。先場所の翠富士はただ逃げの変化。その変化についてい
普通に幕内の土俵が進むのであれば。もうこの日は結びだけ注目すればいい。取組が始まる前はそういう日だったかもしれない。だが、この日の幕内は極端なことを言えば「すべての取組」に見どころがありすぎたのではないかと言うくらい素晴らしい日だったのではなかろうか。十
本来なら5日目に書くべき記事であったとは思いますが。比較的レアとも呼べるだろう記録が出たので、こちらで紹介しておきます。大栄翔が5日目を終えて4勝1敗の成績だったが、この4勝はいずれも関脇戦だ。今場所の4関脇全員から白星を挙げたことになる。そもそも4関脇という場
先ほど、高安と隠岐の海の休場が発表された。高安はともかくだが、隠岐の海はこのまま出場がなければ十両に陥落することは必至だろう。昨日より栃ノ心も休場しており、こちらも再出場がなければ十両の陥落は逃れられない。栃ノ心は今場所が幕内在位80場所目。隠岐の海は75場
それにしても、強い押し相撲の力士の目の覚めるような取組が続く。見ていて爽快な相撲が多い。見ごたえがあるというのと少し違うような気もするが、なかなか良い気分になる取組が続出している。そんな中「関脇全滅」は残念ではあったが、若隆景に勝った阿炎、豊昇龍に勝った
先場所優勝者の阿炎が初日から4連勝スタートを切った。阿炎程度の実力があれば、初日から4連勝することへの驚きは特段ないわけだが、阿炎は先場所の平幕優勝者だ。近年は平幕優勝者も多く、以前ほど「平幕優勝者の翌場所は厳しい」とか、貴花田や琴光喜が大関以上に昇進した
豊昇龍、どこまで突っ走れるか。もう完全に実力で勝っている相撲だ。玉鷲の引きに一瞬ひやっとしたようにも見えたが、あれを残せるのはさすが。あれを残せれば、玉鷲の引きも墓穴となる。引かれても落ちないというのは、それだけ下半身がしっかりしているからということなの
2日目は少なからず残念な結果だった日ともいえるのかもしれないが、3日目はこれでよかったと言えるのかもしれない。不安はありながらも。そして圧倒的な力はなくとも。休場している照ノ富士を別にすれば、1人大関の貴景勝。そして東西の関脇の正位(この30年近くの番付の書き
■1606 混戦の時代でも優勝者は3連勝スタートを切っている
3日目を終えたが幕内では豊昇龍をはじめ7人が3連勝スタートとなった。近年は混戦となる場所が多く、1敗以内の優勝も最近3年では令和2年1月の徳勝龍(14勝)と令和3年7月の白鵬、11月の照ノ富士(全勝)だけで、その他の場所はすべて優勝者は2敗または3敗だ。つまりは、まだ1
もう、豊昇龍しかいないのか?貴景勝は翔猿に動き回られ、叩き込まれた。翔猿が良く動き回って、それこそ本人が最近目指そうとしているゴリラではなく、猿の相撲だったが、それが貴景勝に勝つための最善手だ。そしてそれが出来た。とはいえ、貴景勝、何か足が出ていない印象
年末から年始にかけて多忙な職種についている私からすれば、年始のドタバタも収まらないまま初日を迎えるというトンデモナイカレンダー。仕事モード、大相撲モード、その中間をとるモード。これを切り替えつつ、40代社会人として日々過ごしているつもりではいるが、何か、仕
さて、いよいよ2023年の大相撲が始まる。誰が優勝をするかと問われれば、本当に予想がつかない。そういう場所が続いており、それは今場所も然りだろう。現在、私が主宰するLINEグループで「1月場所予想大会」を開催しているが、その投票を見ると貴景勝、若隆景、豊昇龍、高安
すでに6日もなっておりますが、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。今年はカレンダーの関係で1月場所初日が8日と早いスタートにもなり、初日が目前に迫っておりますが、ちょっと今回はデータ度外視で個人的な2023年への思いを述べてみよ
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来場所の幕下の「機械的」番付です。予想でもなければ、私の頭も使っていません。平成24年以降の地位・成績による昇降枚数の平均値をとり、その平均値を補正(分母が少ないと逆転現象が起こるケースがあるため)した数値順に並べたものになります。すでに昨日引退が発表され
さて、早速ですが7月場所の予想番付です。まずは幕内から。大の里は横綱昇進。これにより大関が琴櫻1人になるので、大の里の番付表記は「横綱大関」になるものと思われます。小結で11勝以上(12勝)を挙げた若隆景は慣例に従って、他者の成績関係なく関脇昇進でしょう。そう
すでに大の里の優勝が決まった千秋楽。どの力士も最後に1勝を積み上げる、今場所を締める、来場所につなげるため。そして目先の相手に勝つことだけに集中した千秋楽。そんな千秋楽を振り返る。■来場所以降を楽しみにさせた結びの一番注目は大の里の全勝なるか。もうだけだっ
大の里が優勝を決めた翌日。久しぶりに優勝が決まったあとの14日目の土俵。何か新鮮さすら覚える日だったように思う。優勝争いという観点でだけで見れば「消化試合」だ。だが、大部分の力士にとっては優勝とはできないものであったり、生涯に数回でもチャンスがあれば恵まれ
13日目の時点で早くも大の里が優勝を決めた。これで横綱昇進を決定的にした。に圧倒的だったといっていいだろう。豊昇龍は大栄翔に勝利し10勝に乗せた。残り2日でどこまで星を積み重ねられるのか。霧島と若隆景も10勝目を挙げて2桁勝利。どちらも大関取りの土台を作っただろ
大の里が伯桜鵬を下し全勝を守った。これだけなら驚くことではないのだろうが、2敗の豊昇龍が敗れ2敗力士も不在になった。12日目を終えて、全勝が大の里で、1敗・2敗が不在で3敗で豊昇龍を含めた5力士。残り3日で3日。大の里は最低でも優勝決定戦で敗れての優勝同点。ここま
大の里が全勝を守り、豊昇龍も2敗をキープ。豊昇龍以外の2敗力士は全員敗れ、大の里と2差までの力士ですら豊昇龍1人となった。数字上は3敗にも当然優勝可能性はあるわけだが、もはや机上の空論レベルか。それでは、そんな11日目を振り返ろう。■横綱・大関の勝負への厳しさ豊
大の里は全勝を守ったが、役力士戦が組まれた1敗の伯桜鵬と安青錦はそろって敗れ1敗が不在となった。これで全勝は大の里1人で1敗不在。2敗で横綱豊昇龍、小結若隆景と平幕の伯桜鵬、安青錦が追う展開になったが、相当に大の里有利な状況が生まれた10日目を振り返ろう。■強さ
大の里は全勝を守り、若隆景に土がついた。これで全勝が大の里1人で、上位陣の1敗が不在になり1敗は伯桜鵬と安青錦の2人。2敗は豊昇龍、若隆景、朝紅龍。いくらなんでも大の里がここから3つ負けるとも思えない展開にはなってきているのだが、まずは9日目を振り返ろう。■強す
伯桜鵬に土がつき、大の里は白星。これで大の里が単独トップで全勝を守った。これで、大の里が全勝、1敗に若隆景・伯桜鵬・安青錦。2敗に豊昇龍含め5人の展開。そんな中日を振り返りたいが、主に尊富士について触れていきたい。■尊富士の変化について思ったこと・尊富士は変
大の里と伯桜鵬が揃って全勝を守った。1敗も若隆景と安青錦だけになり、1敗までに4人と優勝争いは早くも絞られつつあるような状況になって来たか。そんな7日目を振り返る。■とにかく強い大の里もちろん、引いたり叩いたりして勝よりも前に出て勝つほうが良いのだとは思う。
大栄翔が敗れ全勝は大の里と伯桜鵬の2人になった。これで上位での勝ちっぱなしは大の里だけになった。伯桜鵬が不気味な存在ではあるのは言うまでもないが、それでもかなり大の里優位な状況が作られたといって良いのではないだろうか。そんな6日目を振り返る。■エンジンがか
序盤5日間が終わった。全勝は大の里、大栄翔、伯桜鵬、錦木。それを5人の1敗力士が追う展開。1敗勢の中での上位力士は若隆景のみで、全勝者の状態を見ると大きく崩れることはなさそうな印象はあるが、そんな5日目を振り返ってみる。■強い王鵬を一蹴した大栄翔大栄翔が王鵬を
豊昇龍が連敗。大の里は4連勝スタート。明暗が分かれてきた。琴櫻は勝利し星を五分に戻した。4日目を終えて、全勝は5人。上位での勝ちっぱなしは大の里と大栄翔だけだ。こうもなると1敗力士がどうなってくるのか。こんなところが気になりだしてもくる4日目を振り返る。■豊昇
3日目に豊昇龍に土がついた。琴櫻も敗れ1勝2敗と黒星先行。大の里は3連勝スタートとなったものの、このまま安泰の流れで行くのかと思いきや一気に暗雲となった3日目だが、その3日目を振り返ってみる。■王鵬が強かった相手がどんな相撲をとろうとも。相手が好調だろうとも。
豊昇龍と大の里は連勝スタート。琴櫻も初日を出した3人の大関以上が全員白星となった2日目。全体的にはまずまずの出だしといって良いのだろうか。そんな2日目を振り返る。■豊昇龍が横綱らしくなってきた「地位が人を作る」になってきているのだろうか。賛否両論あった中での
さて、5月場所が始まりました。注目はいろいろあるとは思いますが、やはり綱取り大関がいるとなると、最大の注目は当然のことながらそこになるのでしょう。今場所も翌日、昼頃までを目途に雑感を書き連ねていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。■強かった豊昇龍
今場所「も」と言ってよいのか。高安が優勝をあと一歩のところで逃した。そして優勝したのは大の里だった。そんな大の里の優勝に対して師匠の二所ノ関親方は「3敗したので、まだ稽古が足りない。これが13、14勝になるようにしっかり指導していきたい」とコメントを残したよう
さて、来場所の予想番付です。まずは幕内から。悩ましいポイントはいくつか。まずは西関脇。候補は高安か霧島でしょう。優勝していれば高安関脇もあっていいのかとも思いましたが、やはり3年前にはなるとはいえ、以前の筆頭で13勝で優勝した大栄翔が小結で止められたのは引っ
皆さま、15日間お疲れさまでした。結果は本割で大の里、高安がそろって勝ち、この両者の決定戦で勝利した大の里の優勝。終わってみれば大関が12勝で優勝したというのは決して悪いわけではなく、落ち着くところに落ち着いたともいえるのだろう。そんな千秋楽と今場所を振り返
昨日日中にいつも通り、幕下5枚目までの予想番付を記したが、作っていてとにかくシビアな番付になると感じた。シビアというのは、とにかく勝ち越し者が上がりづらい。反面、負け越し者は大きく落ちる可能性がある。「上がりづらいし落ちやすい」といった力士からしたらたまっ
さて、来場所の予想番付です。早速ですが幕内から。おそらく小結まで。ここまでは誰が作ってもこの予想になるのではないでしょうか。とはいえ、大関から陥落してくる関脇がいるといつも書いているのですが、霧島の立ち位置です。大関に最も近い関脇は霧島。いくら大の里が強
さて、千秋楽の土俵を主に、今場所について振り返っていこう。ひと言でいうと、ただただ大の里が強かった。ここに尽きる場所だったのだろう。だが、どうしても注目はそこに行ってしまうのだが、全体感として、近年を象徴するような場所。そんな印象もあった。そして見ごたえ
3敗の2人。大の里は勝利し、琴櫻は敗れた。これによって大の里が単独トップに立った。4敗が4人。豊昇龍、琴櫻、阿炎、大栄翔。優勝はこの5人のうちの誰か。ここまでは「確定」した。そして「千秋楽用」の取組として残されていたといっても良かろう大の里ー阿炎が組まれた。大
13日目を終えて先頭は3敗で琴櫻と大の里。3敗はしているとはいえ先頭は役力士のみとなった。ここ数日「番付崩壊」というワードが何やら賑わせているが、豊昇龍も1差でついている展開となった。そんな13日目、ちょっと良く言われる話にスポットを当てて振り返ってみたいと思う
12日目にただ1人2敗だった湘南乃海が敗れて、12日目終了時で先頭は3敗となった。過去に4敗での優勝例はあるが、大部分の場所で優勝者は最低でも12勝はしていると考えれば、これを保つためには3敗力士の誰か1人で良いので、残り3日間すべて勝つ必要がある。今場所は現時点で3
11日目に単独トップに立った湘南乃海に土がつき、12日目の時点で2敗が不在に。先頭は3敗で琴櫻、大の里、湘南乃海、欧勝馬が並ぶ展開となった。結果だけで見れば、地力等を鑑みれば妥当な結果だったようには思えた12日目だ。■守れて粘れる琴櫻の強さ薄氷、という程ではない
このブログでは過去に取り上げたことがあるネタではあるのだが、本日はその更新版ということで。タイトルにも示した通り、今年に入ってから1月場所で琴ノ若(琴櫻)、3月場所は尊富士。そして今場所は宇良と湘南乃海が「初めて経験した」ことがある。ちなみに昨年、令和5年は
湘南乃海と宝富士の2敗直接対戦は湘南乃海が勝利。同じく2敗の大の里は豊昇龍に敗れ3敗に後退。これで湘南乃海ただ1人2敗を守り、湘南乃海が単独トップに。それを6人が3敗で追う展開。12日目の湘南乃海は阿炎戦、3敗に後退した宝富士は大の里戦と上位戦がようやく組まれだし
5人いた2敗力士の中では琴櫻と御嶽海に土。先頭は大の里、湘南乃海、宝富士で2敗。それを7人の3敗力士が追う展開。休場明け高安が復帰後大関戦連勝。その高安に琴櫻は土を付けられた。混戦であることは間違いないが、これでまた大の里が一歩抜け出した展開になったと言えるの
大の里と宝富士に土がつき1敗がいなくなった。9日目終了時で先頭は2敗。琴櫻、大の里、御嶽海、湘南乃海、宝富士の5人。そして3敗は7人。ここで少し場所が動き出したか。■驚いた平戸海の攻め大の里とはいえ、さすがにこのまま14勝1敗での優勝とはならないだろうとは正直思っ
大の里が快進撃を続けている。そしてこの大の里。新入幕場所、入幕2場所目の先場所で三賞を受賞している。今場所もここから大崩れでもしなければ十分に三賞候補となってくるだろうし、今場所のここまでを見ていれば何らかの三賞は受賞できるのではないだろうか。本音としてケ
大栄翔と大の里の1敗対決は大の里が制した。宇良と湘南乃海に土がつき、1敗は大の里と宝富士。そして5人が2敗で追う展開となった。それにしても大の里、負けない。この強さは本物なのか。それとも、まだ大の里の弱点を周りがつかみきれていないだけなのか。そんな中日を振り
7日目より、霧島と若元春が休場した。初日から朝乃山。2日目から照ノ富士と貴景勝。そして7日目からの2人。結果的に番付には9人いる三役(横綱は三役ではないが以下便宜上、横綱・大関・関脇・小結の4地位を三役と表記する)力士のうち出場したのは4人だけだった。過去に出場
この日より霧島と若元春が休場。上位陣は軒並み休場。なんと小結以上の9人中5人が休場というとんでもない事態となった。だが、当然ながら、出場する力士がいれば場所は続く。全勝の宇良が敗れ幕内は全勝不在。大の里、大栄翔、宇良、湘南乃海、宝富士が1敗。そして6人が2敗の
さて6日目の土俵。この日の注目はなんといっても琴櫻ー大の里だろう。この段階で当ててほしくなかったと結果的にはなるのかもしれないが、ここで当てるのも順当だし、いくら大の里が驚異的な存在と言っても小結であることを鑑みれば、ここでの対戦は堅実な組み方か。ちなみに
序盤5日間が終わった。初日はどうなることやらとも思ったが、なんとか形はできてきた。見えてきたようにも思う。全勝は平幕だけとなっているが、本来の力ある人が抜け出しかけてきてる。星勘定だけで見れば、そこまで驚く場所でもないのではないかという印象も持ち出してきて
少しは落ち着いてきたといっていい4日目だったと言って良かろうか。それでも、まだまだ。本来あるべき姿からは程遠い。そんな様相とも言えよう。では、その4日目を振り返る前にちょっとだけ、この雑感について冒頭に今更ながら振り返ってみようと思う。■線でなくて点で見る
高安がかなり良いのではないかと述べた昨日だったが、その高安が3日目より休場。2日間の相撲を見た限り、かなり体調も良いのではないかと見られた中、またも腰痛の発症だ。なにがきっかけで、何の要因があってこうなったのかはわからないが、残念でならないし、悪く言えば高
早くも2日目から照ノ富士と貴景勝が休場。初日の顔見せだけで終わってしまったことは残念でもあるし、出場への見極めがまずかったのではないかと言う声もあるだろうが、横綱や大関がヘタレ相撲を見せるわけにはいかない。この両者、相撲内容含め褒められる部分はなかったのだ