大の里が優勝を決めた翌日。久しぶりに優勝が決まったあとの14日目の土俵。何か新鮮さすら覚える日だったように思う。優勝争いという観点でだけで見れば「消化試合」だ。だが、大部分の力士にとっては優勝とはできないものであったり、生涯に数回でもチャンスがあれば恵まれ
大相撲データアナリスト(自称)が大相撲について感じたことを、定量・定性で語っていきます。
7月場所前に松鳳山が引退した。松鳳山は相撲協会には残らず、相撲協会から離れて第二の人生を歩むことになる。これは松鳳山の本心はうかがい知れないが、自らの意思で協会から去ったと考えるのが妥当だろう。だが、それが明らかになるまでは、松鳳山クラスの力士が協会に残れ
さて、7月場所終了時の関取RATINGです。算出方法につきましては ■575 関取レーティング~力士の力量を数値化する手段として~こちらをご参照ください。では早速ですが数値です。照ノ富士クラスにもなれば、11勝なら数字は下がってくる。場所前までの照ノ富士の力量なら「11
■1540 今日から新しい戦いが始まる~新宮城野親方の誕生~
元白鵬の間垣親方が宮城野を襲名。名実ともに「部屋の師匠になった」と言って良いのだろう。この白鵬と同世代ではすでに豪栄道の武隈親方、稀勢の里の二所ノ関親方が部屋を興し部屋の師匠として活動している。単純に白鵬という現役時代にとてつもない実績を残した横綱がどう
場所が終わってしまったので今更感はあるのだが、7月場所は戦後初の「関脇以上全員優勝経験者」という場所だった。東西の小結の豊昇龍、阿炎は優勝未経験。つまりは7月場所は豊昇龍が「優勝未経験者の中での最上位者」だった。そして、その地位が小結だったのは戦後初だ。ち
7月場所の幕下優勝者は平成15年生まれの18歳の吉井だった。近年は大卒力士も目立ち、18歳の時点では入門すらしていない力士も多いが、それでも近年でも10代での幕下優勝は散見される。高卒の実力者なら、三段目上位、幕下中下位あたりまでは案外とスマートに上がっては来るの
7月場所は平幕の逸ノ城の優勝だった。最早、平幕優勝が珍しいものではないし、優勝は横綱か大関がするものというイメージも最早ないのではなかろうか。そこで、過去18場所の地位別の優勝比率の推移を見てみると以下のグラフのようになる。綺麗に3年で括りたかったが、場所が
さて、決定戦ならずで逸ノ城が優勝だ。本音で言うと、照ノ富士の結果次第では巴戦。照ノ富士の決定戦なしでの優勝。そうなるのではないかと思っていた。要するに、逸ノ城は本割で負けるということだ。しかも、間の悪いという言い方が適切かどうかわからないが、番付は近いの
コロナ感染に関わる途中休場で、どういう編成がさせるかまったくもって不透明ですが、私見を含めた「予想」というより「私製」の番付ととらえていただければ幸いです。※ご指摘有り一部修正しました早速ですが、その番付です。まずは幕内から。※はコロナ休場力士の出場期間
「荒れた」と言ってよかったのか。正直、よくわからないというのが本音。「3強」がそろって敗れた。逸ノ城は明生に。貴景勝は若隆景に。照ノ富士は正代に。結果を知って言うのなら。3人とも負けても驚きはしない相手だよね、ということにはなるのだとは思う。さらに言うのな
さて「3強」が充実してきた。逸ノ城は不戦勝ではあったけど。コロナに振り回されているのは否めないし、この「3強」にもその魔の手が伸びてくる可能性だって否定できないけれども、これを考えなければ、中盤から非常に締まった場所になってきていると言えるのではないだろう
まるで貴景勝と照ノ富士が「最後」を見据えて戦ったような日だった。逸ノ城が素晴らしすぎる相撲を取った。これで3敗までにこの3名。計算上は4敗の優勝もあり得るわけだが、もうこの3人の誰かが優勝しないといけない場所だろうし、この3人の誰かが優勝すると言い切ってよかろ
照強がすべて足取りでの3連勝。2日続けて足取りだったことにまず驚きだが、3日続けて狙ってくるとは。その3連勝目となった相手の千代丸。千代丸の頭には足取りはあったとは思うが、まさか3日連続でやってくるか、という思いが強いのではなかろうか。3日続いた翌日、間もなく
来場所の番付編成、どうなるのかは「興味深い」。興味深いという言い方は不謹慎ではあるが、おそらく、誰しもが経験したことがない編成となることは間違いない。そんな中、私として「こうするべきではないか」という私見を述べてみようと思う。力士によって休場したタイミン
ついに大所帯、佐渡ヶ嶽が「離脱」した。こういうので、誰なら残念というのはあまりよろしくないのかもしれないが、琴ノ若の離脱は残念極まりないところだし、本人も無念だろう。もう「残った人たち」でやっていくしかないというのが現状なのだろうが、その残った人たちが、
落ち着いてきた中盤戦と言ったところだったか。10日目を終えて先頭が2敗。それも横綱を含む4人。3人は平幕だが、3敗に大関の貴景勝がいるという展開は優勝争いとしては悪くはないだろう。関脇の若隆景もそこに含まれているのもそうだ。現実的に考えれば、7勝3敗の力士が残り5
土俵は安泰だったといって良いのか。とはいえ、御嶽海のみならず、放駒親方のコロナ感染で幕内では一山本が消えることになった。好調だっただけに残念だではある。正代は白星を先行させた。阿炎に攻め込まれはしたが、弱い正代ならあっさり土俵を割っていただろう。阿炎に攻
この日起こったことがすべて結びの一番でぶっ飛んだように思う。振り返りをするにも、なにか結びの一番だけに着目が行ってしまう。この日をどう振り返るかを考えたときに、リソースの99%以上はここに割かれてしまうのではないかというくらい「強烈」な結びだった。では、そ
それにしても正代とは不思議な力士だ。まさかの逸ノ城の全勝をストップさせるのが正代とは。もちろん、正代は大関。普通に考えれば、正代が逸ノ城に勝つということに何ら違和感はない。だけれども、6日目はともかく、5日目までの正代を見ていれば、正代がどうやって逸ノ城に
さて、逸ノ城が圧勝だ。御嶽海相手に完璧と言っていいだろう。あとはいつまでこの相撲を取り続けられるのかということになるが、何か、このままいってしまうのではないかという雰囲気はある。あとはどこまで照ノ富士がついていけるかだろう。横綱が3連敗中の玉鷲に勝ったこと
■1523 大関の序盤5日間の成績から見る、強い大関と弱い大関
大関正代が3場所連続で序盤5日間を終えて「1勝4敗」という成績だ。今場所の正代は大関在位11場所目。その11場所、5日間を終えたときの成績は全勝0回、4勝3回、3勝3回、2勝2回、1勝3回、0勝0回となる(1場所は5日目不戦敗で3勝2敗)。ちなみに1場所15日制が定着した昭和24年5
逸ノ城が強かった。立ち合い前みつをとるのも早かったし、両差しからの寄りも強烈だった。逸ノ城の腕を極めに行こうとする照ノ富士もさすがとは思ったが、極めきれなかった。とにかく勝因は立ち合いの速さだったのだろう。組んだら、それもどんな四つの形だろうと逸ノ城は敵
とりあえず内容はなんであれ、正代と御嶽海が勝ったということは良かったか。照ノ富士も強烈な投げ(決まり手はとったり)で琴ノ若を下した。この日で述べておかないといけないのは貴景勝か。貴景勝が「髷アピール」をしたように見えた。ただ、貴景勝は過去にもこのようなア
ただのグラフ提示ではありますが。まずはこれを見ていただきましょう。これは今場所の幕内力士の最近2年間(令和2年7月場所~令和4年5月場所)の序盤・中盤・終盤の3つに分けた際のそれぞれの勝率だ。なお十両以上在位時のみでカウントしています。これを見ると。若隆景や大
それにしても正代をどう評価したらよいのか。3月場所の奇跡があるとはいえ、2回もこれが起こるのか。とはいえ、それ以前に大関として3連敗スタート、それも3場所続けてってどうなのよっていう話だ。ただ、今場所8勝できなかったら来場所は関脇というだけの話。なにも正代の
何か初日の結果からすれば「お約束」のような2日目。さすがに横綱は連敗しない。初日に勝った御嶽海は敗れてくる。貴景勝も良くはないとはいえ、さすがに連敗はしてこない。そして案の定、正代は連敗スタート。本来の横綱、大関の力をもってすれば。初日は荒れちゃったけど、
横綱だって。大関だって負けることはある。あまり積極的に見たい光景ではないが、やはり「物珍しさ」があるから、それが話題になる。横綱や大関は1人ではない。だから、何人もいて、そのうちの1人だけが負けるということなら、そういう日だってあるよね。これで片付けられな
SPAIAに寄稿しました。大相撲名古屋場所は波乱?優勝回数と勝利数ランキングに見る伏兵躍進の可能性先場所終了後以降、ちょっとお休みさせていただいておりましたが、場所中は通常運転?させていただきます。今場所も雑感は15日間書き連ねていく予定ですので、こちらもご覧く
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大の里が優勝を決めた翌日。久しぶりに優勝が決まったあとの14日目の土俵。何か新鮮さすら覚える日だったように思う。優勝争いという観点でだけで見れば「消化試合」だ。だが、大部分の力士にとっては優勝とはできないものであったり、生涯に数回でもチャンスがあれば恵まれ
13日目の時点で早くも大の里が優勝を決めた。これで横綱昇進を決定的にした。に圧倒的だったといっていいだろう。豊昇龍は大栄翔に勝利し10勝に乗せた。残り2日でどこまで星を積み重ねられるのか。霧島と若隆景も10勝目を挙げて2桁勝利。どちらも大関取りの土台を作っただろ
大の里が伯桜鵬を下し全勝を守った。これだけなら驚くことではないのだろうが、2敗の豊昇龍が敗れ2敗力士も不在になった。12日目を終えて、全勝が大の里で、1敗・2敗が不在で3敗で豊昇龍を含めた5力士。残り3日で3日。大の里は最低でも優勝決定戦で敗れての優勝同点。ここま
大の里が全勝を守り、豊昇龍も2敗をキープ。豊昇龍以外の2敗力士は全員敗れ、大の里と2差までの力士ですら豊昇龍1人となった。数字上は3敗にも当然優勝可能性はあるわけだが、もはや机上の空論レベルか。それでは、そんな11日目を振り返ろう。■横綱・大関の勝負への厳しさ豊
大の里は全勝を守ったが、役力士戦が組まれた1敗の伯桜鵬と安青錦はそろって敗れ1敗が不在となった。これで全勝は大の里1人で1敗不在。2敗で横綱豊昇龍、小結若隆景と平幕の伯桜鵬、安青錦が追う展開になったが、相当に大の里有利な状況が生まれた10日目を振り返ろう。■強さ
大の里は全勝を守り、若隆景に土がついた。これで全勝が大の里1人で、上位陣の1敗が不在になり1敗は伯桜鵬と安青錦の2人。2敗は豊昇龍、若隆景、朝紅龍。いくらなんでも大の里がここから3つ負けるとも思えない展開にはなってきているのだが、まずは9日目を振り返ろう。■強す
伯桜鵬に土がつき、大の里は白星。これで大の里が単独トップで全勝を守った。これで、大の里が全勝、1敗に若隆景・伯桜鵬・安青錦。2敗に豊昇龍含め5人の展開。そんな中日を振り返りたいが、主に尊富士について触れていきたい。■尊富士の変化について思ったこと・尊富士は変
大の里と伯桜鵬が揃って全勝を守った。1敗も若隆景と安青錦だけになり、1敗までに4人と優勝争いは早くも絞られつつあるような状況になって来たか。そんな7日目を振り返る。■とにかく強い大の里もちろん、引いたり叩いたりして勝よりも前に出て勝つほうが良いのだとは思う。
大栄翔が敗れ全勝は大の里と伯桜鵬の2人になった。これで上位での勝ちっぱなしは大の里だけになった。伯桜鵬が不気味な存在ではあるのは言うまでもないが、それでもかなり大の里優位な状況が作られたといって良いのではないだろうか。そんな6日目を振り返る。■エンジンがか
序盤5日間が終わった。全勝は大の里、大栄翔、伯桜鵬、錦木。それを5人の1敗力士が追う展開。1敗勢の中での上位力士は若隆景のみで、全勝者の状態を見ると大きく崩れることはなさそうな印象はあるが、そんな5日目を振り返ってみる。■強い王鵬を一蹴した大栄翔大栄翔が王鵬を
豊昇龍が連敗。大の里は4連勝スタート。明暗が分かれてきた。琴櫻は勝利し星を五分に戻した。4日目を終えて、全勝は5人。上位での勝ちっぱなしは大の里と大栄翔だけだ。こうもなると1敗力士がどうなってくるのか。こんなところが気になりだしてもくる4日目を振り返る。■豊昇
3日目に豊昇龍に土がついた。琴櫻も敗れ1勝2敗と黒星先行。大の里は3連勝スタートとなったものの、このまま安泰の流れで行くのかと思いきや一気に暗雲となった3日目だが、その3日目を振り返ってみる。■王鵬が強かった相手がどんな相撲をとろうとも。相手が好調だろうとも。
豊昇龍と大の里は連勝スタート。琴櫻も初日を出した3人の大関以上が全員白星となった2日目。全体的にはまずまずの出だしといって良いのだろうか。そんな2日目を振り返る。■豊昇龍が横綱らしくなってきた「地位が人を作る」になってきているのだろうか。賛否両論あった中での
さて、5月場所が始まりました。注目はいろいろあるとは思いますが、やはり綱取り大関がいるとなると、最大の注目は当然のことながらそこになるのでしょう。今場所も翌日、昼頃までを目途に雑感を書き連ねていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。■強かった豊昇龍
今場所「も」と言ってよいのか。高安が優勝をあと一歩のところで逃した。そして優勝したのは大の里だった。そんな大の里の優勝に対して師匠の二所ノ関親方は「3敗したので、まだ稽古が足りない。これが13、14勝になるようにしっかり指導していきたい」とコメントを残したよう
さて、来場所の予想番付です。まずは幕内から。悩ましいポイントはいくつか。まずは西関脇。候補は高安か霧島でしょう。優勝していれば高安関脇もあっていいのかとも思いましたが、やはり3年前にはなるとはいえ、以前の筆頭で13勝で優勝した大栄翔が小結で止められたのは引っ
皆さま、15日間お疲れさまでした。結果は本割で大の里、高安がそろって勝ち、この両者の決定戦で勝利した大の里の優勝。終わってみれば大関が12勝で優勝したというのは決して悪いわけではなく、落ち着くところに落ち着いたともいえるのだろう。そんな千秋楽と今場所を振り返
令和7年3月場所が終わった。初日の雑感で、-----今場所、私が一番「注目」というより「気にしている」のが高安だ。その理由はあまりポジティブなものではなく、むしろいうなれば「ネガティブな理由」で気にしているので、その理由は千秋楽の雑感で明かそうと思う-----と記し
高安と大の里が再度並んだ。優勝は3敗力士と4敗力士に絞られた。もう、どうなっているのだかという展開ではあるのだが、そんな14日目を振り返る。時間の関係?でやや簡単になってしまっていますがご容赦ください。■高安の不思議さ地力含め、もろもろ考えたら高安有利と言っ
大の里と高安の2敗力士は高安は若元春を突き出し2敗を守ったものの、大の里は王鵬の攻めに屈し3敗に後退。その他3敗力士は全員敗れ4敗に後退。数字の上では4敗力士にも優勝の可能性は残されているものの、実質的には高安と大の里の2人に絞られた優勝争いと言っていいだろう。
3敗の2人。大の里は勝利し、琴櫻は敗れた。これによって大の里が単独トップに立った。4敗が4人。豊昇龍、琴櫻、阿炎、大栄翔。優勝はこの5人のうちの誰か。ここまでは「確定」した。そして「千秋楽用」の取組として残されていたといっても良かろう大の里ー阿炎が組まれた。大
13日目を終えて先頭は3敗で琴櫻と大の里。3敗はしているとはいえ先頭は役力士のみとなった。ここ数日「番付崩壊」というワードが何やら賑わせているが、豊昇龍も1差でついている展開となった。そんな13日目、ちょっと良く言われる話にスポットを当てて振り返ってみたいと思う
12日目にただ1人2敗だった湘南乃海が敗れて、12日目終了時で先頭は3敗となった。過去に4敗での優勝例はあるが、大部分の場所で優勝者は最低でも12勝はしていると考えれば、これを保つためには3敗力士の誰か1人で良いので、残り3日間すべて勝つ必要がある。今場所は現時点で3
11日目に単独トップに立った湘南乃海に土がつき、12日目の時点で2敗が不在に。先頭は3敗で琴櫻、大の里、湘南乃海、欧勝馬が並ぶ展開となった。結果だけで見れば、地力等を鑑みれば妥当な結果だったようには思えた12日目だ。■守れて粘れる琴櫻の強さ薄氷、という程ではない
このブログでは過去に取り上げたことがあるネタではあるのだが、本日はその更新版ということで。タイトルにも示した通り、今年に入ってから1月場所で琴ノ若(琴櫻)、3月場所は尊富士。そして今場所は宇良と湘南乃海が「初めて経験した」ことがある。ちなみに昨年、令和5年は
湘南乃海と宝富士の2敗直接対戦は湘南乃海が勝利。同じく2敗の大の里は豊昇龍に敗れ3敗に後退。これで湘南乃海ただ1人2敗を守り、湘南乃海が単独トップに。それを6人が3敗で追う展開。12日目の湘南乃海は阿炎戦、3敗に後退した宝富士は大の里戦と上位戦がようやく組まれだし
5人いた2敗力士の中では琴櫻と御嶽海に土。先頭は大の里、湘南乃海、宝富士で2敗。それを7人の3敗力士が追う展開。休場明け高安が復帰後大関戦連勝。その高安に琴櫻は土を付けられた。混戦であることは間違いないが、これでまた大の里が一歩抜け出した展開になったと言えるの
大の里と宝富士に土がつき1敗がいなくなった。9日目終了時で先頭は2敗。琴櫻、大の里、御嶽海、湘南乃海、宝富士の5人。そして3敗は7人。ここで少し場所が動き出したか。■驚いた平戸海の攻め大の里とはいえ、さすがにこのまま14勝1敗での優勝とはならないだろうとは正直思っ
大の里が快進撃を続けている。そしてこの大の里。新入幕場所、入幕2場所目の先場所で三賞を受賞している。今場所もここから大崩れでもしなければ十分に三賞候補となってくるだろうし、今場所のここまでを見ていれば何らかの三賞は受賞できるのではないだろうか。本音としてケ
大栄翔と大の里の1敗対決は大の里が制した。宇良と湘南乃海に土がつき、1敗は大の里と宝富士。そして5人が2敗で追う展開となった。それにしても大の里、負けない。この強さは本物なのか。それとも、まだ大の里の弱点を周りがつかみきれていないだけなのか。そんな中日を振り
7日目より、霧島と若元春が休場した。初日から朝乃山。2日目から照ノ富士と貴景勝。そして7日目からの2人。結果的に番付には9人いる三役(横綱は三役ではないが以下便宜上、横綱・大関・関脇・小結の4地位を三役と表記する)力士のうち出場したのは4人だけだった。過去に出場
この日より霧島と若元春が休場。上位陣は軒並み休場。なんと小結以上の9人中5人が休場というとんでもない事態となった。だが、当然ながら、出場する力士がいれば場所は続く。全勝の宇良が敗れ幕内は全勝不在。大の里、大栄翔、宇良、湘南乃海、宝富士が1敗。そして6人が2敗の
さて6日目の土俵。この日の注目はなんといっても琴櫻ー大の里だろう。この段階で当ててほしくなかったと結果的にはなるのかもしれないが、ここで当てるのも順当だし、いくら大の里が驚異的な存在と言っても小結であることを鑑みれば、ここでの対戦は堅実な組み方か。ちなみに
序盤5日間が終わった。初日はどうなることやらとも思ったが、なんとか形はできてきた。見えてきたようにも思う。全勝は平幕だけとなっているが、本来の力ある人が抜け出しかけてきてる。星勘定だけで見れば、そこまで驚く場所でもないのではないかという印象も持ち出してきて
少しは落ち着いてきたといっていい4日目だったと言って良かろうか。それでも、まだまだ。本来あるべき姿からは程遠い。そんな様相とも言えよう。では、その4日目を振り返る前にちょっとだけ、この雑感について冒頭に今更ながら振り返ってみようと思う。■線でなくて点で見る
高安がかなり良いのではないかと述べた昨日だったが、その高安が3日目より休場。2日間の相撲を見た限り、かなり体調も良いのではないかと見られた中、またも腰痛の発症だ。なにがきっかけで、何の要因があってこうなったのかはわからないが、残念でならないし、悪く言えば高
早くも2日目から照ノ富士と貴景勝が休場。初日の顔見せだけで終わってしまったことは残念でもあるし、出場への見極めがまずかったのではないかと言う声もあるだろうが、横綱や大関がヘタレ相撲を見せるわけにはいかない。この両者、相撲内容含め褒められる部分はなかったのだ
大関以上の5人がすべて敗れる波乱の初日。報道でも大関以上が全敗と話題になっていたが、この日、若元春と阿炎の両関脇も黒星スタートだった。東小結の朝乃山は休場なので勝ちも負けもないのだが、番付を上から見ていくと、初日に勝利した中で番付が最も高いのが西小結の大の
さて、皆様。今場所もよろしくお願いいたします。場所前に少し展望的なものも書きたかったり、データ的なものもネタとしてあったのですが、本業がやや多忙気味でごめんなさい。そんな中での初日になったわけですが、初日からとんでもない日になってしまいました。初日が終わ
尊富士の優勝でわいた3月場所が終わり時間もたち、現在は春巡業まっさかり。そんな中、場所中に負った尊富士のケガの回復具合も気になるところですが、新入幕力士の「その後」のとあることに着目して見ていきたいと思います。なお今回の記録は1場所15日制が定着した昭和24年5