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アートの定理〜アートとスイーツと少しの自分磨き〜 http://theory-of-art.blog.jp

アートとスイーツと少しの知識を語る、アートライフバランスなブログ。 楽しく生きるヒントは美術館に!

アートとスイーツが大好きだけど、まったくキラキラできないアラサー女子。 情熱で美術を見て、展覧会コラボスイーツを冷静に食レポします。 鑑賞に役立つちょっとした知識も。

明菜
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2017/01/17

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  • 多くの画家が描くモチーフから見えてくるもの。『富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』

    山種美術館で『【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―』が開催されています。会期は5月14日(日)までです。手前:平福百穂《富士と筑波》1925(大正14)年頃 山種美術館富士山がユネスコの世界遺産に登録されたのが、2013年のこ

  • 「鳥」に託されたメッセージを読み解く『北斎バードパーク』

    すみだ北斎美術館で展覧会『北斎バードパーク』が開幕しました。会期は5月21日(日)までです。展示風景北斎一門は鳥を題材にした作品も数多く残しています。あらゆる種類の鳥が作品に登場するのみならず、作品の多様さや、その中で鳥が果たす役割についても学べる展覧

  • 千年の伝統文化を次の世代に。式年造替記念特別展「春日大社 若宮国宝展ー祈りの王朝文化ー」

    奈良国立博物館にて、式年造替記念特別展「春日大社 若宮国宝展ー祈りの王朝文化ー」が開幕しました。会期は2023年1月22日(日)までです。展示風景御造替(ごぞうたい)とは、社殿を造り替え、神宝や調度品などを新調する事業のことで、20年に一度を式年として行われて

  • 市民はお客さま?美術館の当事者を考える。『ルートヴィヒ美術館展』

    京都国立近代美術館で『ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション』が2023年1月22日まで開催中です。本展は東京・国立新美術館で開催されたのち、京都への巡回となりました。カーチャ・ノヴィツコヴァ《近似(ハシビロコウ)》2014年ピカソ

  • 特別展「京に生きる文化 茶の湯」に学ぶ1000年を超える文化

    京都国立博物館で特別展「京に生きる文化 茶の湯」が12月4日まで開催されています。茶碗をはじめとする名品を通し、中国から日本にもたらされたお茶文化の歴史を学ぶことができました。展示風景(前期)お茶を飲む文化の始まりは平安時代後期とされており、その歴史はな

  • 約300点に見る岡本太郎の炎『展覧会 岡本太郎』

    「明菜さんが一番好きな芸術家は誰ですか?」と聞かれると、大勢の名前が一斉に脳みその奥から出てこようとして眉間の後ろあたりの細いところで詰まってしまうのですが、「日本の芸術家では誰が一番ですか?」という質問になら、すっと答えることができます。岡本太郎が好き

  • 生き延びる/崩壊する動物たち『秋永邦洋個展「存在/不在」』

    京都にあるギャラリー「艸居」にて、兵庫を拠点に活動する秋永邦洋(あきなが・くにひろ)さんの個展『存在/不在』を拝見しました。動物大好き人間の私の感性にブスブス刺さる、動物を題材にした立体作品の展示でした。会期は8月31日までです。秋永邦洋朧気(犬)2022

  • 愛情を呼び起こす無機の生命『テオ・ヤンセン展』

    生き物と生きていないもの(無生物)の違いは何でしょうか?動くか動かないか、呼吸するかしないか、決まった寿命があるか無いか……。人間である自分の「生きている感覚」からすると、そんな風に分けられる気がします。生物と無生物を一言で線引きするのは難しいのです

  • 91年生まれの私が観た『関西の80年代』と現代

    私はまだ、自分が生まれる前から世界が存在していたことを、心の底からは理解できていません。「あなたが生まれる前にこんなことがあったんだよ」と語られても、みんなが口裏を合わせているだけかもしれないし、本当か嘘か分からないんですよ。展示風景1991年生まれの私

  • 映画の手触りよ、ネット時代にもう一度。『MONDO 映画ポスターアートの最前線』

    大学生・大学院生の頃、1日1本映画を見ることを習慣にしていました。映画が好きだったから……ではなく、人付き合いが苦手すぎるので、どんな相手にも対応できる最強の話題をインプットしようと思ったんですね。映画鑑賞が趣味の人は多いですから。『スター・ウォーズ 帝

  • 美人画の名手が本当に描きたかったものとは?『没後50年 鏑木清方展』

    美人画の名手といえば、東の鏑木清方、西の上村松園のツートップが思い出されます。しかし、清方自身は美人を描くことが第一目的だったわけではないそうです。興味の対象は市井の人々やその生活で、画業全体からは一貫した姿勢が感じられます。展示風景2022年は清方の没

  • 四季とは、1年の四分割ではない。『花ごよみ ー横山大観・菱田春草らが咲きほこるー』

    日本の四季を表すものといえば。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪。目に見える色彩を最初にイメージすると思います。しかし、季節の移ろいは色彩だけに表れるのではない!何なら、1年は4つに分割できるわけではない!ということを、『花ごよみ ー横山大観・菱田春

  • ディス・イズ・京都。『やっぱり、京都が好き ~栖鳳、松園ら京を愛した画家たち』

    京都に移住して約半年が経ちました。仕事の取引先各位に転居したと伝えると、200%の確率で「京都いいな~」「うらやましいです」と返事が来るので驚きます。転居の理由が出家や修行だったらどうするんだ、それでも「いいな~」と言うのか?うらやましがる前に理由を確認

  • 才能は生まれつきのもの?『庵野秀明展』

    才能って何だと思いますか?才能をどう定義するかは難しいですが、生まれつきの優れた能力を指すことが多いと思います。優れた絵画や彫刻、漫画、アニメ、映画に触れて、作り手の努力以上の何かに理由を求めたくなったとき、「才能」という言葉が使われます。あらためて

  • 1200年の思想の歴史と人類のアイデンティティ。特別展『最澄と天台宗のすべて』

    皆さんが博物館に行くのは、どんな目的のためでしょうか?私は長らく、自分が知らないことを知りたいとか、自分の財力では買えないものを見たいとか、そんな理由だったのですが、本心はそうではなかったと最近気が付きました。人類や人間を理解したいから、私は博物館に行

  • オリジナリティはいかにして生まれる?『モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─』

    「一度見たら忘れられない絵」といえば、美術が好きな皆さんはどんな絵画を思い浮かべますか?アメデオ・モディリアーニ 《大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ》1918年、個人蔵モディリアーニが描いた、首が長く縦に引き伸ばされたような肖像画も、そのひとつ

  • もう「現代アートは難しい」とは言わせない。『ミニマル/コンセプチュアル』

    「現代アートみたい」という比喩は、しばしばネガティブな意味で使われます。一般的な美意識から外れすぎて良し悪しを判断できないときや、それゆえに困惑しているときに使う表現ではないでしょうか。先日、私が読んだ最近の小説にも、登場人物の困惑を表現するために「現

  • 『鋼の錬金術師展 RETURNS』グッズ、カフェ、衣装、特別列車を紹介します!

    大阪のひらかたパークで開幕した『鋼の錬金術師展 RETURNS』、昨日は展覧会のレビューをアップしました。この記事で書き切れなかった、実写映画の衣装の展示や新作グッズ、カフェや特別列車のコラボ情報を紹介していきますね。実写版映画の衣装展示実写版映画『鋼の錬

  • 命を得たキャラにエスコートされ……『鋼の錬金術師展 RETURNS』

    皆さんは、初恋の人のことを覚えていますか?私ははっきり覚えていますし、なんなら今でも大好きです。その人とは、ⒸHiromu Arakawa/SQUARE ENIX漫画『鋼の錬金術師』に登場する、ロイ・マスタング大佐です。きゃっきゃっ。ハガレンを読み始めたのが12歳くらいの頃

  • ユーモアと絵師の使命、その心は。『挑む浮世絵 国芳から芳年へ』

    絵画は、鑑賞者を映す鏡です。当時の人々に支持され、歴史の荒波を乗り越えて現代に伝わった絵画には、「当時の人々がなにを求めたか」が克明に描かれています。歌川国芳「相馬の古内裏」弘化2~3年(1845~46)頃 名古屋市博物館蔵(高木繁コレクション)『挑む浮世絵

  • 清少納言と美術館はカルタで遊ぶ。『絵でみる百人一首と枕草子』

    美術の歴史をざーっと眺めると、「みんなが描いている題材」が見えてきます。西洋美術なら神話や聖書ですが、日本美術だったらどんな題材があるでしょうか?日本で繰り返し描かれてきた題材のひとつが、 ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとはと

  • 『大人が観たい美術展2022』執筆協力しました!

    ゴッホ特集に続き、時空旅人別冊『大人が観たい美術展2022』の執筆に協力しました。メトロポリタン美術館展やフェルメール展、トーハク創立150年記念展など、注目の展覧会の見所が載っているので、美術館めぐりに役立ててくださいませ。担当したページは、・西洋美術Q&

  • ネコを透かしてトラを見る。福田美術館『トラ時々ネコ 干支セトラ』

    皆さんは「トラ」をご存じですか?大橋万峰「猛虎図屏風」(部分)20世紀 福田美術館蔵(通期)ネコ科の中では最大で、黄色と黒の縞模様が特徴の肉食獣です。最近は動物園でも見られるので、知らない人はいないでしょう。ところが、江戸時代までの日本人は、トラを見

  • マジカルな異空間へ。『6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋 梅津庸一 + 浜名一憲』

    『6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋 梅津庸一 + 浜名一憲』に行ってきました。展示風景1ヶ月強という、長くはないギャラリーの展示。なのに、梅津さんは自ら壁を塗ったり、変わった形の台座を発注したりして、隙の無い空間を作っていました。期間の長短ではなく、梅

  • 今こそ観るべき20世紀の女性デザイナー。『上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー』

    『上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー』が京都国立近代美術館で始まりました。会期終了後は、東京の三菱一号館美術館に巡回予定です。展示風景上野リチ・リックスは、ウィーンと京都で活躍したデザイナー。ほとんど展覧会が開かれたことはなく、私も知ら

  • 名画とじっくり向き合ってきた。『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』

    『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』に行ってきました。15世紀の初期ルネサンスから、19世紀の印象派・ポスト印象派まで、約500年の西洋絵画史を一望できる展覧会です。大阪市立美術館で開幕し、閉幕後は東京の国立新美術館に巡回予定です。展示風景さすがメト

  • 【大切なお知らせ】京都に移住しました。

    京都に引っ越しました。お世話になっている方々には、引っ越す前にお話ししたのですが、「なんでいきなり京都!?」と、漏れなく面食らった反応をいただきました。驚きますよね、定職についていない30歳独身が、就職でも進学でも結婚でもなく、なんの事情もなく京都

  • 創作は人間の本能である。『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』

    森美術館で開催中の『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』へ行ってきました。71歳から105歳まで(展覧会が始まった時点)の、現役の女性アーティスト16名による展覧会です。フィリダ・バーロウ《アンダーカバー2》2020年 Courtesy: Haus

  • しっとりグツグツ。魅力の謎めく『小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌』

    東京ステーションギャラリーで『小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌』が始まりました。小早川秋聲(こばやかわ・しゅうせい、1885-1974年)は、大戦を含む大正から昭和にかけて、京都を中心に活動した日本画家です。展示風景展覧会が開かれる、という情報が耳に入るまで、秋

  • 工芸がハンガリーと日本の架け橋に!『ブダペスト国立工芸美術館名品展』

    パナソニック汐留美術館で『ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』が始まりました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、西洋がどのように日本から影響を受け、その美術を解釈してきたのか、西洋の工芸品を通して探る展覧会です。展示風景

  • 絵画とわたしたちの身体。『ジャム・セッション M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話』

    「でもな、絵画て、鏡やねん。世間がかってに画面に映りこんでしまうねん」展示風景『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話』がアーティゾン美術館で始まりました。森村泰昌(もりむら・やすまさ、1951年-)

  • 心の慰めとなりますように。『ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』

    東京都美術館で『ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が始まりました。フィンセント・ファン・ゴッホ 《夜のプロヴァンスの田舎道》 1890年5月12-15日頃クレラー=ミュラー美術館蔵 ©Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands本展の中核をなすの

  • 版画の再興と震災からの復興。『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』

    SOMPO美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』が始まりました。川瀬巴水(かわせ・はすい)は、大正から昭和にかけて「新版画」の分野で活躍した版画家です。展示風景私は版画に疎く、ごめんなさい、新版画も川瀬巴水もピンと来ません。同じく迷子になっている人もい

  • 展覧会を予習しよう!「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」完全ガイドブック

    『「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」完全ガイドブック』をご恵贈いただきました。来日する作品の解説や鑑賞ポイント、ゴッホの一大コレクターであったヘレーネの人となりを中心に、2021年のゴッホ展の見どころがわかる一冊。私はまだゴッホ展には行けてい

  • 科学と芸術の結婚。学問の豊かさを思う『英国王室が愛した花々』

    「研究の目的は研究すること!」鮮やかな花々に豊かな精神を重ねる展覧会でした。展示風景東京都庭園美術館で『キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート』が始まりました。英国王立植物園「キューガーデン」が所蔵するボタニカルアー

  • 一周まわってやはり良い。『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』

    不思議な体験をしました。自画像でもないのに、絵画の中に画家がいるような気がしたんです。ピエール・オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》1891年 ポーラ美術館Bunkamura ザ・ミュージアムで『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』が始まりまし

  • 俺だけの仕事を極めて。『速水御舟と吉田善彦―師弟による超絶技巧の競演―』

    山種美術館で『速水御舟と吉田善彦―師弟による超絶技巧の競演―』が始まりました。技法に関する解説やサンプルも展示され、彼らの技法を詳しく知ることができます。オリジナルを極める難しさと、それでも挑戦せずにはいられない画家の使命を改めて実感しました。展示風

  • ㊗️『教養として知っておきたい名画BEST100』が発売!🎉

    本日9月10日、『教養として知っておきたい名画BEST100』が発売となりました!私もライターのひとりとして、41作品の解説とコラム2つの執筆を担当しております。日本を含む世界の絵画に、1位から100位までのランキングをつけるとしたらどうなるのか。「なんであれが入っ

  • 拡張するデザイン。元をたどって行き着くのは?『藝大コレクション展 2021 II期』

    「アートとデザインはどう違うのか?」これほど解答しにくい問題もないのでは。展示風景最近では、アートとデザインは領域が重なっている……というか、「アートのデザイン化」と「デザインのアート化」が起きているように思います。作り手ですら、ときに無自覚に、両者

  • 執筆に協力したムック本『孤高の画家 ゴッホ』が発売!

    文章の執筆で協力した『孤高の画家 ゴッホ ~クレラー=ミュラー美術館所蔵品でたどる~』が発売になりました!既に「買ったよ~!」とツイッターで感想を寄せてくださる方もいらっしゃって、とってもありがたいです。本書は時空旅人の別冊(ムック)で、東京都美術館で

  • 『バンクシーって誰?展』現地のゴミまで再現したこだわりの世界観

    「展覧会」というのは美術館や博物館、ギャラリーの中で行われてきました。しかし現代アートはもうその箱に収まらなくなってきており、展覧会をやること自体が難しくなりつつあると思います。外に設置されて動かせない作品や、屋内にしまうことで魅力が半減する作品、自然

  • みゃら〜〜〜〜ん♪『藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に』

    「みゃ~~~~~ん」「みゃら~~~~ん」「とん、とん、とん、とんとんとんととととととと」雅楽といえば、こういう音のイメージです。展示風景『藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に』が始まりました。今回の藝大コレクション展はI期とⅡ期で構成され

  • ヒットにあぐらをかくな。『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』

    「Y字路のような人」横尾さんに対する印象です。《宮崎の夜―台風前夜》2004年 作家蔵東京都現代美術館で『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』が始まりました。603点と類を見ない点数の作品を展示する大きな展覧会です。同館の広い展示室の壁面も、び

  • 芸術になった木彫り熊。『木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ』

    ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチを超える天才が、ようやく現れました。世界よ、北海道の逸材を見てください。《全身を耳にして》(部分)、2002年、鶴雅リゾート㈱蔵東京ステーションギャラリーで『木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ』が始まりま

  • 王様気分で名画を。『山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選』

    徳川家康にでも転生したのかと思いましたね。展示作品が豪華すぎる。伝 俵屋宗達《槙楓図》17世紀(江戸時代)山種美術館(全期展示)『山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選―写楽・北斎から琳派まで―』が始まりました。自ら「名品」と言うに値する確かな作品に囲ま

  • 北欧デザインにつながる名建築!『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』

    パナソニック汐留美術館で『サーリネンとフィンランドの美しい建築展』が始まりました!展覧会のタイトルで「美しい」と言い切っており、相当な自信がうかがえます。ヴィトレスクのサーリネン邸のダイニングルームPhoto: Ilari Järvinen/Finnish Heritage Agency, 2012

  • 宝石の価値を越えたガラスデザイン。『ルネ・ラリック リミックス』

    宝石の価値を越える人間。ルネ・ラリックには、こんなキャッチコピーがぴったりです。立像《シュザンヌ》1925年 北澤美術館東京都庭園美術館で『ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて』が始まりました。香水瓶《カシス》1920年 北澤美術館

  • フランスの自然と盆踊り。『風景画のはじまり コローから印象派へ』

    19世紀は、風景画にとって激動の時代。歴史の証人とも言える絵画が、フランスから日本にやってきました。ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《突風》1865-70年Inv. 899.16.23 ランス美術館© MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauwerSOMPO美術館で『ランス美

  • むっちりボディを拝もう!特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ」

    特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ―三輪山信仰のみほとけ」主観レビュー。ほとんど仏像を見た経験がなかった頃は、「全部同じじゃないの?」と思っておりました。お寺に行ったり展覧会に行ったりするうちに、少しずつ自分の中にデータが蓄積されてきたようで、個性に気づける

  • 未来は良くなっていく?『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』

    『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』主観レビュー。大量消費の時代が終わり、ファッションはどこへ向かうのでしょうか?国立新美術館で『ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会』が開幕しました。昭和初期から今までのファッション、こ

  • 怒・哀の世界に楽を。『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』

    『隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則』主観レビュー。最近、美術館の展示を見るときに意識していることがあります。それは、〈喜怒哀楽〉のどれにあたるのか考えることです。個々の作品や展示全体が〈喜怒哀楽〉のどれにあたるのか、考えながら見ています。

  • アール・デコって何色?『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』

    『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』主観レビュー。旧朝香宮邸の居心地よさは、色彩の秘密にあるのかもしれません。東京都庭園美術館で『建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩』が開幕しました。朝香宮夫妻の邸宅として使われていた本館は、建物自体が美術品

  • 石の話を聞いて手助けをする。『イサム・ノグチ 発見の道』

    『イサム・ノグチ 発見の道』主観レビュー。時間がかかったって良いじゃないか。馬のように速く駆けるのではなく、牛のように力強く生きていこう。と人生を学びました。「あかり」インスタレーション東京都美術館で『イサム・ノグチ 発見の道』が開幕しました。イサ

  • 美人画にざわめく。『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』

    『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』主観レビュー。生々しい感情を称えた美人画。それは美しさを超え、見る人を惹き付けて離しません。展示風景東京ステーションギャラリーで『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画』が開幕

  • 1つの作品で遊び倒せ!アートの見方が無限に広がる『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』

    『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』主観レビュー。「美術の見方」を根底からひっくり返す展覧会が始まりました。伊庭靖子《無題》2004暗い展示室で懐中電灯を使ってアートを鑑賞したり、白と黒の絵画を展示するセクションを設けたり。今までの展覧会とは全く異なり、

  • 日常、非日常、生きる、生き延びる。『日常のあわい』

    『日常のあわい』主観レビュー。「生きる」ことが楽しくなる。そんな展覧会だと思います。岩崎貴宏《テクトニック・モデル》2021 展示風景金沢21世紀美術館で、特別展『日常のあわい』が開幕しました!日々の暮らしの中にある不思議な習慣や、震災やパンデミックによっ

  • 茶道を始めたくなる!『近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―』

    『国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ 近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―』主観レビュー。美術が好きな知人の間でも、「茶碗はどう見たら良いか分からない」と話題になることがあります。それは、東京でせかせか暮らす私たちに、茶の湯を楽しむゆとりが無いからでは

  • 四季の花々が満開に!『百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』

    『百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』主観レビュー。問題です。花は花でも、枯れない花はな〜んだ?岸 連山《花鳥図》(部分)19世紀(江戸時代)正解は「絵画に描かれた花」ですね。簡単すぎたでしょうか?山種美術館で展覧会『百花繚乱 ―華麗なる花の世界―』が開幕しま

  • 特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」全4巻を一度に見られる奇跡!

    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」主観レビュー。国宝 鳥獣戯画 甲巻(部分) 平安時代 12世紀 京都・高山寺 通期東京国立博物館で特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が開幕しました!「鳥獣戯画」とは擬人化された二足歩行の動物や、伝説上の生き物、当時の人々の営み

  • 世界一傲慢な男の海『クールベと海 展―フランス近代 自然へのまなざし』

    『クールベと海 展』主観レビュー。パナソニック汐留美術館で『クールベと海 展―フランス近代 自然へのまなざし』が開幕しました!19世紀のフランスで活躍した写実主義の画家、ギュスターヴ・クールベ(1819-1877年)が描いた海の風景画を中心とした展覧会です。海の話

  • 話題の書籍『モネへの招待』をレビュー!内容を徹底紹介します

    新刊『モネへの招待』レビュー。印象派の巨匠、クロード・モネについて徹底解説する新しい書籍『モネへの招待』をご恵贈賜りました。界隈でとても話題になっている本書。ほとんどのページがカラーで大量の作品が載っており、斬新な観点の解説も充実しています。これは

  • 床の間から赤坂離宮まで!『渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-』

    『渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-』主観レビュー。東京藝術大学大学美術館で『渡辺省亭-欧米を魅了した花鳥画-』が開幕しました!ですが、「渡辺省亭って誰?」という気持ちの方も多いと思います。展示風景渡辺省亭(わたなべ・せいてい、1852-1918年)は明治から大

  • なぜこれが名画?と言われがちな件。『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』

    『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』主観レビュー。SOMPO美術館で『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』が開幕しました!ピート・モンドリアン(1872-1944年)といえば、赤・青・黄の原色を配置したパズルのような絵画で知られています。ピート・モンドリア

  • 川越・所沢の建築めぐり!都心から行きやすいプチ旅の巻

    『びゅうたび』に建築めぐりの記事が掲載されました!先日、川越のレトロ建築と、所沢の角川武蔵野ミュージアムなど現代建築をめぐってきました!東京駅発着で、建築だけでなくアクセスもグルメも網羅した記事になっているので、同じ行程で行くことができます。しっか

  • 純度200%のあやしさに誘われるキケンな展覧会♡『あやしい絵展』

    『あやしい絵展』主観レビュー。東京国立近代美術館で『あやしい絵展』が開幕しました!一口に「あやしい」と言っても、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった角度がさまざまの「あやしさ」を持つ絵が展示されています。島成園《無題》大正7(1918)年 大阪市立美

  • 不在ゆえに浮き上がるもの。『マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在』

    『マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在』主観レビュー。東京都現代美術館で『マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在』が開幕しました!オランダ出身のアーティストで、現在はベルギーのスタジオで制作しています。《椅子の上の乾いた像》2011-2015 東

  • 説明で伝えるのは不可能です!とにかく見て欲しい『ライゾマティクス_マルティプレックス』

    『ライゾマティクス_マルティプレックス』主観レビュー。東京都現代美術館で展覧会『ライゾマティクス_マルティプレックス』が開幕しました!Perfume、野村萬斎さん、ELEVENPLAYなど他ジャンルの表現者ともコラボしてきたライゾマの個展です。《Rhizomatiks × ELEVENPLAY

  • 1コマをアートに!『ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展』

    『ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展』主観レビュー。渋谷PARCOの8階にある「ほぼ日曜日」で『ドラえもん 1コマ拡大鑑賞展』が開幕しました!小学館の方にお誘いいただき、とことこ内覧会に行ってきました。本展の切り口で面白いのが、主に「漫画の1コマだけ」を拡大して

  • コロナに傷付けられない美術の強靭さ。『VOCA展2021』

    『VOCA展2021 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』主観レビュー。今年もVOCA展の季節がやってきました!『VOCA展2021 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』という展覧会で、「平面をどう解釈するか?どう活かすか?」にセンスが現れます。今井麗《SUMMIT》

  • イギリス風景画の黄金時代へ。『テート美術館所蔵 コンスタブル展』

    『テート美術館所蔵 コンスタブル展』主観レビュー。三菱一号館美術館で『テート美術館所蔵 コンスタブル展』が開幕しました!日本では35年ぶりとなるコンスタブルの大回顧展です。18世紀末から19世紀のイギリスの風景画。このワードだけでも癒されそうな気がしませんか

  • なんと一石十四鳥!見れば分かる凄さ!アーティゾン美術館『STEPS AHEAD 新収蔵作品展示』

    『STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示』主観レビュー。アーティゾン美術館で『STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示』が開幕しました!新たに収蔵された未公開の92点を含め、200を超える作品が展示される大規模なコレクション展です。エレイン

  • 洋画って何?今こそ洋画の面白さを知ろう!『没後70年 南薫造』

    『没後70年 南薫造』主観レビュー。東京ステーションギャラリーで展覧会『没後70年 南薫造』が始まりました!とはいっても、「南薫造(みなみ・くんぞう)って誰?」とハテナが浮かんでる人も多いと思います。南薫造《少女》1909年、東京国立近代美術館南薫造(1883-1950

  • コロナ疲れ、SNS疲れの対岸へ。『DOMANI・明日展 2021』

    『DOMANI・明日展 2021』主観レビュー。今年も『DOMANI・明日展 2021』が開幕しました!文化庁では若手芸術家の海外研修を支援しているのですが、DOMANI・明日展は研修成果を発表する展覧会という位置づけです。袴田京太朗 作品展示風景趣旨に沿って、今回も若手作家が

  • 創造力の牧草地へ。『20世紀のポスター[図像と文字の風景]』

    『20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?』主観レビュー。東京都庭園美術館で『20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?』が始まりました!1920年代〜90年代のポスターということで、少

  • 実力派の絵師たちの筆運びに刮目せよ!『筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー』

    『筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー』主観レビュー。すみだ北斎美術館で『筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー』が開幕しました!筆魂(ふでだましい)ということで、「肉筆浮世絵(肉筆画)」だけで構成された珍しい展覧会です

  • 『Musée du ももクロ』に出演しました!

    『Musée du ももクロ』に出演しました!記事タイトルのとおり、弊ブログ「アートの定理」の中の人である明菜が、『Musee du ももクロ』に出演しました!今まで顔は出さずにブログやSNSをやってきましたが、顔出しして出演しております。『Musée du ももクロ』第97回(202

  • 謎多き北斎の娘も天才絵師だった!『北斎になりすました女 葛飾応為伝』

    超おすすめ本『北斎になりすました女 葛飾応為伝』を紹介!葛飾応為《吉原格子先之図》「葛飾応為(かつしか・おうい)」という女絵師をご存じでしょうか?葛飾北斎の娘であり、江戸時代には珍しく夜と闇を照らす光を追求し、ひときわ異彩を放っている私も大好きな絵師です

  • 香りの世界史!『香りの器 高砂コレクション 展』

    『香りの器 高砂コレクション 展』主観レビュー。『香りの器 高砂コレクション 展』に行ってきました!「高砂香料工業」という会社が所有する香水瓶などのコレクションを中心に、古今東西の「香りの器」が展示される展覧会です。手前:エミール・ガレ《アネモネ文香水瓶》

  • 亀と絵画に入る体験。千葉正也さんの個展はギミックが盛りだくさん!

    『千葉正也個展』主観レビュー。東京オペラシティ アートギャラリーで、千葉正也さんの個展が始まりました。絵が迷路のように展示されている構成の面白さもさることながら、「絵から空間に飛び出したのか?私たちが絵に入り込んだのか?」と不思議な経験ができる展覧会です

  • 常軌を逸脱せよ!狂え!欲を貪れ!『河鍋暁斎の底力』

    『河鍋暁斎の底力』主観レビュー。東京ステーションギャラリーで『河鍋暁斎の底力』展が始まりました!展示風景、手前は河鍋暁斎《人物図巻》(部分)制作年不詳 河鍋暁斎記念美術館一般的な展覧会だと、完成作品がメインで、下絵は補足資料のような展示のしかたをします

  • 瑞々しい日本画に失われる四季を想う。『東山魁夷と四季の日本画』

    特別展『東山魁夷と四季の日本画』』主観レビュー。山種美術館で特別展『東山魁夷と四季の日本画』が開幕しました!東山魁夷《緑潤う》1976(昭和51)年 山種美術館東山魁夷の連作「京洛四季」4点が一堂に展示されるのは、なんと約4年ぶり。《春静》、《緑潤う》、《秋彩》、

  • 北斎、暁斎から昭和の漫画まで!『GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ』

    『GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ』主観レビュー。すみだ北斎美術館で『GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ』が開幕しました!江戸時代の北斎、国芳、暁斎などの浮世絵版画や、明治以降に台頭した漫画雑誌や漫画本などの近代漫画を取り上げ、日

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    『眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで』主観レビュー。東京国立近代美術館で『眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで』が開幕しました!(左)海老原喜之助《姉妹ねむる》1927年 東京国立近代美術館、(右)ペーテル

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    『東郷青児 蔵出しコレクション~異国の旅と記憶~』主観レビュー。展示風景SOMPO美術館で『東郷青児 蔵出しコレクション~異国の旅と記憶~』が開幕しました!この時期は『ゴッホと静物画-伝統から革新へ』が開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で残

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    『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』主観レビュー。Bunkamura ザ・ミュージアムで『ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代』が開幕しました!「クール」「かっこいい」といった形容詞が世界一似合う画家です。展示風景ビュフェの作品には、どちらかと

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    『MOTアニュアル2020 透明な力たち』主観レビュー。東京都現代美術館で『MOTアニュアル2020 透明な力たち』が開幕しました。清水陽子 作品展示風景「透明な力」とは、誰かに教えてもらって初めて存在を知るような、簡単には把握できない外力のことだと私は解釈していま

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    『1894 Visions ルドン、ロートレック展』主観レビュー。三菱一号館美術館で『1894 Visions ルドン、ロートレック展』が始まりました!開館10周年を記念し、三菱一号館が竣工した1894年に注目した展覧会です。オディロン・ルドン《アポロンの戦車》1906-07年頃 岐阜県美

  • 100人の写真から「本当の力」を知る。『東京好奇心 2020 渋谷』

    『東京好奇心 2020 渋谷』主観レビュー。展示風景Bunkamura ザ・ミュージアムで『東京好奇心 2020 渋谷』が開幕しました!100人の写真作家が参加し、約200枚の写真が展示される、大規模な展覧会です。平均すると1人2枚ずつくらいの展示になるので、色々な作家の作品を一

  • アール・デコ×現代アートの挑戦!『生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙』

    『生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙』主観レビュー。東京都庭園美術館で『生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙』が開幕しました!アール・デコの内装の美術館で現代アートを展示する、挑戦的な展覧会です。山口啓介《花波ガラス》(部分)2020年8人の現代作

  • 信長、秀吉、家康ゆかりの美術品。特別展「桃山―天下人の100年」

    特別展「桃山―天下人の100年」主観レビュー。東京国立博物館で特別展「桃山―天下人の100年」が開幕しました!美術史上、「桃山時代」と呼ばれる頃の作品を中心に、屛風や襖絵、茶碗、刀剣、甲冑など、さまざまなジャンルの作品を鑑賞することができます。織田信長、豊

  • ガラスの可能性の広さを知る。『ポーラ ミュージアム アネックス展2020 -透過と抵抗-』

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    『藝大コレクション展 2020――藝大年代記(クロニクル)』主観レビュー。東京藝術大学大学美術館で『藝大コレクション展 2020――藝大年代記(クロニクル)』が開幕しました!10月25日までと会期が短めなのですが、ここでしか見られない展示になっているので要チェックです

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