1972年札幌冬季五輪スキー・ジャンプ70メートル級(現ノーマルヒル)で日本人初の冬季五輪金メダリストとなった笠谷幸生さん(80)の訃報がニュースで流れた。笠谷さんが優勝し、金野昭次さんが2位、青地清二さん(ともに故人)が3位と続き、当時表彰台を独占し、「日の丸飛行隊」として日本中を沸かせたことはまだ記憶に新しい。とは言え、あれからもう52年も経っており、3人とも故人になっているとは、時の流れをひしと感じ、寂しいかぎりである。70メートル級ジャンプの競技が行われた時は、まさに千歳空港で勤務中で、仕事をしながらもテレビ中継を食い入るように見ていたことをよく覚えている。金銀銅が決まった瞬間、皆で声をあげて喜んだことも記憶に残っている。当時、仕事においても、オリンピックに若干係わっていたので、世界各地からのチャ...札幌五輪ジャンプ金メダリスト、笠谷幸生さんの訃報