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定年親父の魚三昧・私魚人(あいうおんちゅ) https://blog.goo.ne.jp/rhinogobius7591

タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ! 180cmのべ竿片手に、はたして何種の魚をゲットできるか!

「淡水」という閉ざされた世界でしか生きられない生き物たちが大好きだ。  陸地を歩き、空を飛び、海を泳いで移動できない彼らは、名も知られぬまま雑魚と呼ばれ、滅びかけていたりもする。  できるだけ生態系と私の足腰に負担のない「タナゴ釣り仕掛け」で釣れた生き物や出会った生き物たちを紹介していきたい。

珍魚・駄魚ハンター
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2016/11/07

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  • オシドリ Aix galericulata :崖を上る

    2022年12月30日(金)オシドリAixgalericulata♂2022122145cm前後メスも一緒にこれらは市内の動物園でガラス越しに撮影(鳥インフル対策)したもの。私の暮らす広島県では準絶滅危惧種指定の漂鳥だ。東アジアに分布し、国内では季節とともに北海道から西日本まで移動する。さて、お粗末な撮影だが、ここに至る顛末記をまとめておく。11月6日我が家近くの貯水池でゴマ粒のように小さく見える姿を見つけ「まさか市内のこんな近くにいるなんて・・・」と、観察ついでの散歩を周期的に続けた。その後、見つけることもできず「ここは水位も下がっていて、水辺の木陰まで5mほど開けた崖になっているから、きっともう去っていったんだよ」と。以前から目撃している2か所でも、水辺にかかるドングリの木陰に隠れていて、開けた水面に...オシドリAixgalericulata:崖を上る

  • ハマシギとタマシギで :シギ類の上嘴のこと

    2022年12月28日(水)ハマシギCalidrisalpina2022112020cmほど前に☟のような記事を書いていてハマシギCalidrisalpina:秋の渡りが見たい書いた手前もある。今秋も地元の干潟に何度か足を運び10月25日、より近くで観察できるポイントを見つけたが逆光で・・・11月9日、初めて干潟以外の場所(河川下流域)でも出会いすっかり冬翅になっていて、腹部が黒くなった夏羽をみることはなく・・・と、ヒドリガモが過ぎていった後のこと2羽のハマシギが浜辺で水浴びをはじめた。その様子を撮影していたら興味深い画像が残されていた。これとこれを比べてみたらまるで笑っているかのように、くちばしを曲げている(〇)ではないか。ネット上には「シギ類の柔軟なくちばし」などと書かれているものがいくつかあって・・...ハマシギとタマシギで:シギ類の上嘴のこと

  • オオタカ Accipiter gentilis かなあ?:表大山を眺め中

    2022年12月26日(月)オオタカAccipitergentilisかなあ?20221030この日、米子水鳥公園を後にして職員さんが誇らしげに語っていた『表大山(おもてだいせん)』と水路を眺めていたら上空にトビとトビを一回り小さくしたタカが飛んでいた。ハイタカにしては大きい。「オオタカかもしれない」ただ、遠くて速い。だからデジカメ鳥モードでのピントは無理だ。と、職員さんに教えてもらった撮影法を早速試した。教えてもらったのは、「普通の風景モードでとりあえず撮る」というもの。なるほど、間に合いそうもない時の記録としては便利だ。この公園では、留鳥として一年中居ついているオオタカがいるらしい。オオタカAccipitergentilisかなあ?:表大山を眺め中

  • コブハクチョウ Cygnus olor :公園の暴れん坊

    2022年12月24日(土)コブハクチョウCygnusolor20221030150cmほど主にヨーロッパ、中央アジアに生息する外来種。コハクチョウより2まわりほど大きく、くちばしに橙色と黒いこぶ。1952年に皇居外苑、1970年代に北海道の各地公園などと、意図的な放鳥の記録が残されている。その後、飼育個体の一部が逃げて野生化し、日本各地で定着し、年中見られるようになっている。この日、米子水鳥公園へ冬鳥の飛来を見に行って観察センターの目の前に来てくれたコハクチョウを撮影していたらコブハクチョウがやってきて・・・コハクチョウを追いやり、その場所に居座った。「乱暴者だから困ったもんなんですよ」と、公園の職員さんはこぼす。「去年も吉田さん(?)に求愛行動をしたり、エサを奪ったり、我が物顔にして・・・」「吉田さん...コブハクチョウCygnusolor:公園の暴れん坊

  • コハクチョウ Cygnus columbianus :日本最西の越冬地へ

    2022年12月22日(木)コハクチョウCygnuscolumbianus20221030全長120cmほどユーラシア大陸のツンドラ地帯で繁殖したなかの一群が、越冬へと日本に飛来する。中国地方日本海側の斐伊川・宍道湖・中海周辺が、ほぼ越冬飛来の最西端らしい。全身白色、大型の首の長いカモ科の水鳥。くちばしは黒く、基部に黄色・橙黄色の部分があり、よく似たオオハクチョウの基部の黄色より小さめ。「コハクチョウが100羽ほどやってきました」とのお知らせに、一度は確かめにと米子水鳥公園へ出かけた。遠出は数年ぶりで腰痛が不安だけれど・・・到着後、散策路を歩く。確かに数十羽のコハクチョウの大多数が、2か所の芝生でお休みになられていた。「遠路はるばる飛んできたのだから、ゆっくり休みなさい」と、観察センターへ向かう。来訪者は...コハクチョウCygnuscolumbianus:日本最西の越冬地へ

  • ミゾカクシとサワギキョウ:Lobelia属の2種

    2022年12月20日(火)ミゾカクシLobeliachinensis2022100915mmほど薄桃色の小さな花。完全無農薬・有機肥料の田んぼ調査を手伝ったとき、畔から日寄せにかけてびっしり咲いていた。風変わりな可憐な花だ。ただ、見た覚えがない花だったから、とりあえず記録して・・・帰宅後、調べた。キキョウ科ミゾカクシ属の植物で、和名は、溝を隠すほど茂ることから「溝隠」。また、田んぼの畦に筵を敷いたように生えるからアゼムシロ(畦筵)という別名があるそうだ。ミゾカクシでもアゼムシロでも名の由来からは、水田の雑草として「やっかいな植物」「価値のない植物」であったことがうかがえる。だからだろうか?私の近辺の田んぼや湿地では、まったく見たことがなくて、やたらと外来種ばかりがはびこっている。ただ、利尿作用のある漢方...ミゾカクシとサワギキョウ:Lobelia属の2種

  • クルメサヨリ hyporhamphus intermedius :釣査267種目

    2022年12月18日(日)クルメサヨリhyporhamphusintermedius20221128体長15cmほど「クルメサヨリ、今来ていますよ」と、会合で親しい研究者さんから情報をいただいた。そこで、潮を確かめ、この日いつものタナゴ竿・仕掛けで出かけた。汽水域の水面に、確かに小さなサヨリたちが見えた。基本、まき餌はしない。海を汚すし、大量に釣る気もないから。エサもスーパーのバナエイエビ1尾(単価20円ほど)を小さく小さく切って、タナゴ針につける。2尾釣り落とした後(のませたくないので早合わせ)1時間ほどかかって、ようやく釣り上げた。環境省レッドリストの準絶滅危惧種なのである。もともと本州・九州・朝鮮半島・台湾・ベトナムなどの内湾や河川河口と下流域に広く分布する。けれども生息域の干拓、河口堰、護岸など...クルメサヨリhyporhamphusintermedius:釣査267種目

  • イダテンチャタテ Idatenopsocus orientalis :初冬の兆し

    2022年12月16日(金)イダテンチャタテIdatenopsocusorientalis202212035mmほどこの日、近くの神社周りを散歩していて出会った。カジリムシ目という小さな虫たちの中では、大きくよく目立つ連中だ。そして、今冬初の出会いに感謝した。というのも、この日散歩で出会った連中が不明なコバエ?3mmほどハエの仲間は、私のような素人が買う図鑑にはほとんど載ってないし、ネット検索してもヒットしないまま・・・不明な寄生バチ?4mmほど(産卵管を除いて)まるでアリのような姿・形なのだけれど、長い産卵管が見えるからね。アリガタバチとかコマユバチとか、いろいろ調べてこれまたわからない。さらに、数年ぶりにまたコイツに出会って・・・蛾のさなぎ?柵長30mm以前は中身のない檻状の黒線だけだったから、全然わ...イダテンチャタテIdatenopsocusorientalis:初冬の兆し

  • ゴイサギ Nycticorax nycticorax :ゴイは五位

    202212月14日(水)ゴイサギNycticoraxnycticorax2022121260cmほど一昨日かみさんと散歩中、近くにある小さなため池はすっかり冬干しされていて先に歩くかみさんに驚いたのかバサッと池中央に飛び出してきた。「ゴイサギだっ!」夜行性だから寝ぼけナマコで飛び出したのかもしれない。羽の色や頭にちょんとでている白い飾り羽から4年は生きている成鳥だ。2か月半ほど前のこと、市内ではまだ生物多様性の残る数少ないため池で20220930遠くのアシ原にいた鳥を少し変わったアオサギだと思って撮影していた。すぐにアシ原の奥へススッと入っていったから変だと思いつつ・・・帰宅後、画像を拡大して・・・目が赤いじゃないかっ!ならばゴイサギではないかっ!と、買い物の度にこのため池へ立ち寄って散歩してきたのだけ...ゴイサギNycticoraxnycticorax:ゴイは五位

  • イソガニ Hemigrapsus sanguineus ♂ :釣査266種目

    2022年12月12日(月)イソガニHemigrapsussanguineus♂20221211甲長45mmほど昨日、知人と2つの目的で釣りへ。その目的が果たせない時のために、イシゴカイ100円分も買っておいた。結果、目的は2つとも果たせないまま・・・生き物との出会いは本当に一期一会、偶然を重ねて必然に変えていくしかない。イシゴカイにエサを変え、タナゴ竿・仕掛けで釣れたのはタケノコメバル10数匹(帰宅後から揚げにして美味!)ヒイラギ・シモフリシマハゼ・ウロハゼそして、このイシガニだった。釣れてすぐ波止へ落ちたから、あわててタッパーへ入れ撮影した。少し落ち着いてから観察ケースで確認しながら撮影した。イソガニの仲間は種類も多く、どれもよく似ているから。ま、甲表面の模様と大きさからほぼイソガニでいいのだけれど・...イソガニHemigrapsussanguineus♂:釣査266種目

  • ホシクサ Eriocaulon cinereum :田んぼの絶滅危惧種

    2022年12月10日(土)ホシクサEriocauloncinereum20221010花径10cmほど無農薬・有機肥料栽培の田んぼの生き物調査をお手伝いした日。溝に生えていて、半世紀ぶりに見かけて興奮した。もちろん、その頃名前など知らない。生えているのが当たり前の役に立たない草だった。それが今や環境省レッドデータ「絶滅危惧Ⅱ類」なのである。水中にもあちこちで星形(?)や花火のように生えていて水辺にも「絶滅危惧種なんです。久しぶりに見ました」と田んぼの主人へ。「ほお~、こんなん当たり前に生えとるんじゃないんな!」「魚飼育水槽の観賞用水草としても売られていたりするんです」などと会話して・・・少しずつ近づいて花の接写にとりかかる。国内のホシクサ属は約40種あり、どれもよく似ているらしいし・・・植物のこと、ほぼ...ホシクサEriocauloncinereum:田んぼの絶滅危惧種

  • ザラエノヒトヨタケ Coprinopsis lagopus :ガレも描いた茸

    2022年12月8日(木)ザラエノヒトヨタケCoprinopsislagopus20221010傘径2cmほど山道散歩中にみつけたキノコ。小さく華奢で半透明の姿は美しい。気付いて観察し、接写してみて、初めてそう感じた。ヒトヨタケは「一夜茸」と書き、一晩で朽ちてしまう様子を表しているそうだ。ザラエノは「ざらざらした柄の」という意味で、確かに柄につぶつぶが見える。茸というと「食える」か「食えない」かという観点がよく世間をにぎわせる。けれど、スーパーマリオのキノコたちのように「かわいい」とかこのキノコのように「儚い美しさ」とかいった見方があってもいい。有名なフランスのガラス工芸家であるエミール・ガレも、このキノコの美しさに魅了され、作品に仕上げたという。さて、一度みつけると、公園にもため池周りにも・・・あちこち...ザラエノヒトヨタケCoprinopsislagopus:ガレも描いた茸

  • クサシギ Tringa ochropus :旅鳥?冬鳥?

    2022年12月6日(火)クサシギTringaochropus2022120525cmほど昨日、近くのため池周りを散歩して・・・私の地方は雨が少なく、秋から冬にかけてため池の水かさは減り、潟ができる。遠くヨシ原の向こうに、白い尻を向けてるシギがいて・・・よくみかけるイソシギだろうと思いつつ、撮影。「何か違う」「羽の前にくっきりした白がない」「少し大きい?」ありがたいことに近づいてきた。「クサシギだっ!」図鑑でしか見たことがないシギ類だから驚いた。コイツ、水中に平気で何度も何度も頭を突っ込む。泥をほじっている様子には見えない。想像だが、ヌマエビやスジエビなどの淡水エビを捕食しているのではなかろうか?濃い草色の背に小さく散りばめられた白点がシックでいい。脚が図鑑に書かれていた色よりも黄色っぽかったのは若鳥だか...クサシギTringaochropus:旅鳥?冬鳥?

  • カイガラムシも? アブラハヤ交雑個体も?

    2022年12月4日(日)ハワードワラジカイガラムシ♀Drosichahowardi?202206108mmほど研究者さんのサンプリング中の散歩で見つけたカイガラムシ。カイガラムシは、カメムシ目のカイガラムシ上科に分類される昆虫の総称で国内でも600種以上もいるという。素人の私にやすやすと同定できるジャンルではない。ただせっかく見つけた記録だから、素人なりに調べておきたい。オオワラジカイガラムシよりも白粉の分泌量が多く地肌が見えないことから、この和名にしておいた。次の調査地点へ移動し、研究者さんと採集。アブラハヤ-タカハヤ交雑個体?一方はタカハヤ、もう一方はアブラハヤ-タカハヤ交雑個体らしいと、研究者さんは言っておられた。私の当てずっぽうは逆を示して、これもまたよくわからないまま。ヨモギハカマカイガラムシ...カイガラムシも?アブラハヤ交雑個体も?

  • シルビアシジミ Zizina otis :ヤマトシジミとの違い

    2022年12月2日(金)シルビアシジミZizinaotis20220610主に西日本に生息していて環境省レッドリスト絶滅危惧IB類。研究者さんに同行した6月のこと彼が丁寧にアブラハヤの腹ビレの一部のサンプリング作業をしている間(もちろん魚体を傷めないようにだ)私は邪魔にならないよう周辺を散歩することに。ヤマトシジミとはほんの少し違和感があるシジミチョウがそこそこいて・・・念のために撮影しておくことにした。ヤマトシジミに類似している蝶には数種いるからだ。はたして、初めて出会うシルビアシジミだった。帰宅後、念のため確かめてみた。〇で囲んだ3つの黒点の配置がシルビアシジミでは、中央が内側に凹み直線状にならない。(2022ワールドカップサッカー、日本の予選結果みたいだね)ヤマトシジミでは、直線状か外側にゆるく膨...シルビアシジミZizinaotis:ヤマトシジミとの違い

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