立山室堂エリアの中で、最も危険な場所のひとつ、地獄谷。 こちらの様子をエンマ台展望台から眺めます。 人が歩けるような歩道もありますが、立ち入り禁止状態が何年にもわたって続いていると聞いています。 毒々しい硫黄の色とともに、妖艶な水色の雪の層に、雪が解けた流れが惹き付けます。 こちらでは、歩道の杭の高さでこちらの場所のスケール感を知ることが出来ます。 厚い雪溶かす地獄谷 (富山県 立山町...
2024年石川県白山市の白山麓で行われた第37回 鳥越一向一揆まつりからです。 その中のイベントとして開催された能登半島地震復興応援キャンドルプロジェクト「鳥越万灯華(まんとうか)」では、加賀の国一向一揆の最後の戦場のひとつとなったと言われる二曲川(ふとげかわ/ふとぎかわ)の岩場や橋などに1万本のキャンドルが設置され、明かりが灯されました。一向一揆の森に灯るキャンドルの河 (石川県 白山市) Photo ...
2024年石川県白山市の加賀の国の一向一揆の里で行われた第37回 鳥越一向一揆まつりからです。 会場付近を流れる二曲川(ふとげかわ/ふとぎかわ)では、能登半島地震復興応援キャンドルプロジェクトとして、1万本のキャンドルの明かりが灯る「鳥越万灯華(まんとうか)」が開催されました。 皆の能登の復興を願う心がひとつひとつの小さな明りとなって白山麓の夜を彩りました。能登に届け 復興への祈りの灯り (石川県...
石川県白山市の加賀の国の一向一揆の里からの1枚です。 ここのところは青空かと思えば、雨が降ったりと目まぐるしく天候が変わったりの難しい空模様が続いています。 先ほどいきなり降り出した雨に困惑してましたが、雨も上がりホッとひと安心。 空を見上げれば、一向一揆の山城「鳥越城」のある小高い山の上には彩雲が見られました。一揆の城山にかかる彩雲 (石川県 白山市) Photo No.2884 時々、彩...
石川県白山市の加賀の国の一向一揆の里からです。 畑の中で目があった女性の正体はなんとスパイナー(狙撃手)。 ここ数年、全国で山に住む動物たちと人の生活空間との距離が近づき、特に農村部ではサルの被害が絶えないようです。 そんな山里で、今日も24時間、緑の草の影から、人々の生活の糧を守ってくれています。キュートな伝説のスパイナー ・アキ (石川県 白山市) Photo No.2883 とても...
石川県白山市の加賀の国の一向一揆の里からです。 集落の中を通り、広い田園地帯へと続く農業用水路の流れに沿って道を歩けば、途中、青々とした緑の中に立つ女性と目が合いました。緑の畑で目が合って (石川県 白山市) Photo No.2882 ちょっとどっきりするような目線を感じての1枚です。 辺りが実りの色と変われば、その美しさに見える風景が変わって来ます。 白サギの写真もそうですが、この色...
石川県白山市の加賀の国の一向一揆の里からです。 いよいよ実りの時期を迎えつつある水田とシラサギの風景の撮影を楽しんでいます。 ちょうど向かって右よりダイサギが飛んで来ました。 これもまた素晴らしい風景と、チャンスを逃さないようにレンズで追います。白サギ飛ぶ田園風景 (石川県 白山市) Photo No.2881 山沿いにある1本の木が気もなっていました。 飛んできたダイサギがこちらの木...
加賀の国の一向一揆の山城、鳥越城のちょうど真下くらいに当たり場所です。 午後になり、白山麓の里は早い時間からお日様が山の向こうに隠れ、山陰となります。 戦国時代には、柴田勝家らの兵が門徒の最後の砦であった「鳥越城」を制圧、加賀一向一揆は平定され、浄土真宗の門徒が加賀の国を支配する100年の歴史が終焉し、時代は加賀百万石の歴史へと移り変わって行きました。一向一揆の里で (石川県 白山市) ...
時は流れ、初秋となったものの、涼しい風も吹くことのない今日この頃です。 それでも気が付けば赤とんぼが見られたり、1日の長さが少し短く感じるようになりました。 石川県の白山麓の米所でも実りが進み稲穂が垂れ始め、あとひと月もすれば刈り取りの季節を迎えます。 初秋の頃(白山麓/石川県 白山市) Photo No.2879 今回は久しぶりに加賀の国の一向一揆の山城、鳥越城の様子を見に来たのですが、複数回に渡る...
初夏の長野県軽井沢の森で美声を楽しませてくれるミソサザイです。 森の道を行けば、ミソサザイの鳴き声が響き渡ります。 小さくて地味な色合いということもあってか、もともと抜けのいい場所で鳴く性質があるようで、この日も背景の広々とした場所で鳴いている様子を何度も撮らせていただきました。 こちらはグリーンのハートマークのようなボケを背景に愛のさえずりを奏でるミソサザイの1枚です。ハートマー...
軽井沢の小川の流れる森を中ほどまで進めば、ミソサザイの鳴き声が響き渡ります。 大きな声量からすると、それなりの体型と思ってしまいますが、その小柄さに驚くほどです。 この日は、山道のあちらこちらで、求愛の声を張り上げていました。森の中心で、愛を叫ぶ (長野県 軽井沢町) Photo No.2877 いくつかの場所でミソサザイには何度か出会ったことがあるのですが、撮影には微妙なことが多いのですが、軽...
訪れた軽井沢の森は、適度に朽ちた木もあって、小川の辺りは背景の抜けのいい場所が多く、ミソサザイにたくさん出会えました。 また、場所柄、訪れる人たちの品がいいせいか、鳥たちと人の距離が近く感じます。 この頃は求愛の季節なのでしょうね、おかげさまで、森中に響き渡るように鳴くミソサザイの姿を何度も楽しむことができました。初夏のさえずり天まで届け (長野県 軽井沢町) Photo No.2876 小川...
初夏の軽井沢の森の道を行けば、ミソサザイの大きなさえずりが四方八方のに響き渡っています。 不思議なことに鳴き声は遠く高い場所から聞こえてくるように感じるのですが、実はえ?この場所で鳴いていたの?!みたいなことが多く、方向を定めて目線を下すとそこにミソサザイがいたりしました。ミソサザイ 名前の由来(長野県 軽井沢町) Photo No.2875 最初はこのコツがつかめずにきょろきょろしていたら、山道の...
野鳥たちの姿を楽しもうと、初夏の軽井沢の森の道を行きます。 何か鳥影が見えましたので、よく見れば、サンショウクイ(メス)のようです。 名前の由来は鳴き声がヒリリと聞こえることから、山椒食べて舌がヒリリから来ているとか。 珍しい鳥に出会えました。 Wikipediaによれば、ガ、コガネムシ、アブ、クモなどを食べ、巣の材料や獲物を探して低木に降りることがあるそうです。 日本には繁殖のた...
長野県軽井沢町の野鳥の森公園からの浅間山の眺めです。 山肌を観察するのですが、こうやって眺めていると表面は細かい岩石に覆われているようにも見えます。 そして、1番気になったのは赤く見える地肌の赤斑で、まるで、巨大ガス天体の木星の大赤斑のようだと思いながら、こちらの1枚を撮影しました。浅間山 大赤斑 (長野県 軽井沢町) Photo No.2873 浅間山は空気の澄んだ時期に群馬方面から雪を被った状態...
8月もお盆時期を過ぎ、まだまだ暑い日が続きますが、暦的にはいよいよ初週といった感じでしょうか。 そんな時期ですが、これから初夏の軽井沢野鳥の森公園からの作品をご紹介できればと思っています。 こちらの森では、探鳥しながら、手軽に森の散策をしたり、森林浴をしたりすることができることもあってか、多くの人たちで賑わってました。 浅間山の見える森から (長野県 軽井沢町) Photo No.2872 野鳥の森...
新潟県の【十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ】で里山の森を散策した時に出会ったコゲラからもう1枚です。 この日はお日様の下にいるだけでもクラクラしそうな1日となり、撮影者も木陰に集まっていました。森の日傘 (新潟県 十日町市) Photo No.2871 大自然は葉陰を作り出し、小さな森の住人たちを優しく守ってくれます。SONY α1 FE200-600mm F5.6-6.3G 900mm相当(APS-Cモード) f6.3...
新潟県十日町市は野鳥の宝庫で、初夏は特に多くの種類の鳥たちを見ることができるようです。 そんなこともあって現地では、久しぶりの探鳥会にも参加しましたが、おかげさまで、なかなか見ることの出来ない貴重な鳥たちにも出会えました。 探鳥会の前後に、【十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ】で里山の森を散策しましたが、中々よい施設ですね。 十日町市の自然の豊かさに感動しました。キョロロ...
【水鏡とシルエット】 清津峡渓谷トンネル散策 (新潟県 十日町市)
新潟県十日町市の清津峡渓谷トンネルからの最後の1枚は、このトンネルの終点にある一番のフォトスポット「パノラマステーション」からです。 このパノラマステーションからは、柱状節理のV字の見事な清津峡が見えるとともに、床には薄く水が張られ、アーチの部分にも外の景色を取り込んでの反射効果もあり、素晴らしい風景と、思い思いのポーズの撮影を楽しむことができます。【水鏡とシルエット】 清津峡渓谷トンネル散策 (...
まっぷるの紹介を要約すれば、新潟県十日町市清津峡一帯で見られる地層は七谷層と呼ばれ、約1500万年前の新生代新第三紀に形成されたものだそうです。 清津峡が海の底だった約700万~500万年前、海底火山の活動により、流れ出たマグマが冷やされ柱状節理ができ、約260万年前以降にはその地層が海底から陸化、やがて山となった柱状節理の周りの七谷層は、侵食された谷を清津川が流れてV字谷となり、柱状節理の断崖が地上に現れた...
新潟県十日町市の清津峡渓谷トンネルからの夏休み納涼特別編の次の作品です。 清津峡渓谷トンネルは直線的な作りになっていますが、数カ所、進行方向に向かって左側にとても短い枝トンネルがあり、その先から、峡谷の風景が眺められるようになっています。 そんなひとつが、こちの白黒ラインが面白いゼブラトンネルです。 ミラー効果のあるオブジェクトを置き、メイン坑道と世界観を区切っている手法はさすがです。 さ...
新潟県十日町市の清津峡渓谷トンネルからの夏休み特別編です。 先を行くにつれ、青色、黄色とトンネルが光の色に包まれます。 青、黄とくれば、次はやっぱり赤ですよね。 私的にはこの赤色が1番気にいっていたりします。 【黄】 清津峡渓谷トンネル散策 (新潟県十日町市) Photo No.2866 カラフルな光に包まれる道のおかげで、片道750mも距離感を忘れそうです。SONY α7R4 FE 12-24mm F2.8 GM 12mm f...
新潟県十日町市の清津峡渓谷トンネルからの1枚です。 青い空間を抜けた先は、黄色い色の空間が始まります。 こちらのトンネルは芸術家マ・ヤンソンが作品として改修とのことで、ただの暗いトンネルが色彩豊かな空間となっていて、いきなりインスタ好きにはたまらない構成となっています。 【黄】 清津峡渓谷トンネル散策 (新潟県十日町市) Photo No.2865 青い空間同様に、黄色い空間もなかなか幻想的で...
新潟県十日町市の清津峡に立ち寄りました。 清津峡はノーマークでしたが、かなり有名な場所だったのですね。 黒部峡谷(富山県)、大杉峡谷(三重県)と並んで、日本三大峡谷/日本三大渓谷として数えられているそうです。 そんな清津峡の目玉となっているアートなフォトスポットが、全長750mの清津峡渓谷トンネルです。 この日はとても暑かったのですが、涼しいトンネルが、さらに涼しくなるような青い照...
案内によりますと、新潟県十日町市の松之山温泉は、700年の歴史のある温泉で、有馬、草津と並び日本三大薬湯と言われているそうです。 そんな松之山温泉街の外れにあるのがこちらの不動滝です。 松之山温泉郷の不動滝 (新潟県 十日町市) Photo No.2863 温泉客のためにでしょうか、見た目も綺麗に整備されているような印象です。 曲がりくねった山道の上から、NDフィルターを使っての撮影で、雰囲気を盛り上げて...
新潟県十日町市松之山の下川手集落の村はずれで見かけた緑の杉の木です。 枝打ちが行われた杉の木かと思うのですが、まっすぐに伸びたその幹にびっしりと蔦の葉が覆い、何ともきれいな緑の光景を見せていました。 越後松之山 下川手集落の緑杉 (新潟県 十日町市) Photo No.2862 蔦と言えば、甲子園球場の外壁が有名ですが、蔦の生命力はなかなかすごいものを感じます。 一度、蔦に覆われ始めるともう...
新潟県十日町市松之山といえば、すらりと伸びた3000本のブナの木の林が美しい「美人林」が有名です。 風景写真ではブナの木の幹の周りにできた雪解けのサークルの作品をご覧になったことがある人も多いのではと思います。 訪れた時が、初夏と言うこともあり、今回は若々しい緑を強調した作品作りを行いました。越後松之山の美人林 (新潟県 十日市町) Photo No.2861 松之山の案内によりますと、美人林のブナ...
新潟県十日町市松之山地区の家のある風景は、まるで別世界のよう。 ちょうど、赤いトラックが家の前にやって来ました。 そのシーンはまるで、絵本のページを開けたような光景でした。絵本のような山里の家 (新潟県 十日町市) Photo No.2860 初夏から夏へと季節が移ろうとしている里山も風景もいいものだと思う一方で、昭和から平成、令和となり、全国各地に限界集落と呼ばれる地区がどんどん増えている現実...
新潟県十日町市松之山の下川手集落にお邪魔しています。 近くの諏訪神社付近を散策させていただいたのですが、細い在所の道を歩けば、そこには日本人の心の故郷となるような里山の風景が広がっていました。 手前の薄オレンジ色の花はヤマツツジです。 越後松之山 下川手集落 故郷の風景 (新潟県 十日町市) Photo No.2859 新潟県の十日町とその周辺は私の使った社会科の教科書で日本の豪雪地帯の代表選手の...
新潟県十日町市の越後松代棚田群「星峠の棚田」の朝の風景です。 朝の4時を回り、刻一刻と明るくなり朝の赤味が抜け始めています。 朝靄が薄っすらと棚田を覆っている様子がとても幻想的です。 朝靄漂う星峠の棚田 (新潟県 十日町市) Photo No.2858 予定変更でもう1枚、星峠の棚田からの作品を紹介することにしました。 前回と少し場所を移動してのカットです。 今回は次に行かねばならな...
今回の新潟県訪問では、十日町市の越後松代棚田群を訪れることができました。 初夏の夜明けは早く、朝の3時過ぎには宿を出発し、こちらの星峠の棚田を訪れました。 何も見えない真っ暗も3時40分を回り夜明けの赤い光が見え始めるとともに、棚田の奥の方から朝靄がこちらに向かってやって来る様子がとても印象的でした。 夜明けの星峠の棚田 (越後松代棚田群/新潟県 十日町市) Photo No.2857 昨夜は星...
5月下旬の初夏の新潟県十日町市にやって来ましたので、足を伸ばして、越後松代棚田群を訪れています。 星峠の棚田の次にやって来たのは「儀明の棚田」です。 儀明の棚田は、雪解け水と一本桜の風景が有名です。 時期的には桜も終わっての頃ですが、それでも立ち寄ってみての1枚です。 薄暮の時間帯となり、かすかに残る空ぐれ空の色の中での棚田の水面反射が印象的でした。 薄暮 (儀明の棚田/新潟県 十...
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立山室堂エリアの中で、最も危険な場所のひとつ、地獄谷。 こちらの様子をエンマ台展望台から眺めます。 人が歩けるような歩道もありますが、立ち入り禁止状態が何年にもわたって続いていると聞いています。 毒々しい硫黄の色とともに、妖艶な水色の雪の層に、雪が解けた流れが惹き付けます。 こちらでは、歩道の杭の高さでこちらの場所のスケール感を知ることが出来ます。 厚い雪溶かす地獄谷 (富山県 立山町...
立山室堂を歩くライチョウのメスです。 何となくドヤ顔に見えるのは気のせい?! オスと違って大きな赤い目の上のアクセサリーがありませんので、ここは足元で勝負でしょうか。 オレンジ色のレッグウォーマー(本当は足輪)が可愛かったりします。 雪解けの高地に立つ立山室堂の雷鳥 (富山県 立山町) Photo No.3171足輪(足環)は環境省が個体識別のため付けているとのことですが、それにより移動の様子が分かっ...
雪解け進む、立山室堂からのライチョウの1枚です。 立山室堂では変化に富んだ地形がみられますが、それに合わせたライチョウたちの様子を今回はしっかりと楽しませていただくことが出来ました。 雪解けの高地に立つ立山室堂の雷鳥 (富山県 立山町) Photo No.3170冬の厳しい気候の中で、雪や風に耐えてようやく迎えた春の高地。 雪の大谷を見れば木々もすっぽりと雪に埋まってしまうのではと思うのですが、わ...
立山室堂のみくりが池の畔からです。 湖畔の岩の高いところで辺りを見渡すように止まっていたライチョウのオスですが、気が付いたら、餌をついばみながらメスがどんどん離れていってしまいました。 あれ?!って感じでしょうか。 飛ぶには身体が大きすぎて微妙な距離のようで、自分の脚を使って大急ぎで岩を下ります。 急な岩場を降りる雷鳥 (立山室堂/富山県 立山町) Photo No.3169こちらのライチョ...
この日の立山室堂訪問では、ライチョウたちの出現頻度がとても高くて、まさにライチョウ天国と言っていい状況でした。 その中で、みくりが池を背景にした場所に現れてくれればもっと嬉しいのになんて思ったりしていたのですが、なんとつがいで登場してくれました。 雷鳥とみくりが池 (立山室堂/富山県 立山町) Photo No.31682羽のライチョウをひとつの画面に収めるために標準ズームに切り替えです。 望遠レ...
いよいよ待ち遠しかった春が来た立山室堂では、ライチョウたちがペアを作っての活動に入ったようです。 こちらのつがいはハイマツの林付近で、小さな若芽などを一緒についばんでいました。 一緒についばめば (立山室堂/富山県 立山町) Photo No.3167ライチョウの目の上の赤い部分は、肉冠と呼ばれ、繁殖期や興奮したときに大きくなるそうです。 ちょうどこれから半商機となるので大きいのかも知れません。 ...
しばらく立山室堂で野鳥の撮影を楽しみます。 非日常的な天空の地での生き物たちの出会いは、日々のストレスを忘れさせてくれます。 ハイマツの歩道を歩いていると、茂みから出たり入ったりしているカヤクグリに遭遇しますが、みくりが池の湖畔の休憩所では、目の前に現れ、その鳴き声も披露してくれました。 カヤクグリは比較的高地で活動する日本固有種で、全国的には絶滅危惧種の指定を受けている場所も多いようで...
雪解けの季節の立山室堂からのライチョウの1枚です。 これまで何度かこの地を訪れましたが、ここまでライチョウたちに出会えたのは珍しいくらいです。 高原バスの車内放送の案内によれば、ライチョウは朝夕、天気の悪い時に活動することからライチョウ(雷鳥)と名付けられたとのことです。 そういえば、この日もこれから天気が悪くなることもあったからでしょうか、とてもよく顔出しをしてくれました。 ハイ...
春の立山室堂からです。 雪解けの季節になると、この2400mの高地にもイワツバメがやって来ます。 今年も南国からやって来て、春から夏にかけて室堂の建物に巣を作って子育てをします。 こちらは室堂のホテルの建物付近での1枚です。 ちょうどハイマツの横にある岩の上にライチョウが顔を出しましたが、その上をイワツバメが忙しそうに飛び回っていました。 春の使者とライチョウ (立山室堂/富山県 ...
今回の立山訪問は、室堂までの半日ほどの訪問となりますが、大好きな撮影ジャンルの風景、野鳥、鉄道の3本立ての贅沢撮影旅が目的で、まずまずの撮影が楽しめました。 野鳥に関しては室堂ターミナルからみくりが池展望台の間のハイマツの生える辺りでたっぷり出てくれるのでうれしい限りです。 ここは、危害を加える生き物が少ないこともあり、野鳥と人の距離が短い印象です。 遊歩道を歩いていたらいきなり足元に飛ん...
立山室堂の周辺は程よい山岳散策ができ、それも魅力的です。 室堂は立山黒部アルペンルートの中で最も高い、標高2,450mに位置しますので、日本の名山の山頂並みの高さの体験はありがたい限りです。 眼前に広がるのは、いよいよ雪解けが始まった「みくりが池」です。 雪解けの青い水の色が何とも言えません。 みくりが池は、約1万年前にできた周囲約630m、水深約15mの火山湖で、夏の頃の紺碧の色合いも魅力的です。 ...
立山の春の名物、雪の大谷の風景です。 雪の大谷ウォークの歩行ギリギリの場所に立って、人を入れない風景を楽しみました。雪の大谷の今年最大の高さは16m(4月25日)だったようですが、およそ1か月後のこの日5月24日でも高さ15mが記録されました。 最高地点は室堂近くで記録されていて、地形的にこの場所が特に激しい雪の吹き溜まりになることが影響しているとのことです。 最高地点16m 雪の大谷2025 (富山県 立...
残雪の初夏の立山室堂付近からです。 立山連峰の中でもひときわの存在感を示しているのが、日本百名山の一つに選ばれている雪と岩の殿堂 剱岳(2,999m)です。 アルピニストの憧れの山のひとつと聞いています。 私的には、見た目も厳しいその頂にはさすがに行かないにしろ、できれば、圧巻の風景が広がる剱沢キャンプ場で夜を明かしてみたいものです。 剱岳 眼前の頂 (富山県 立山町) Photo No.3160一般的な...
初夏の富山県立山町を起点とした立山黒部アルペンルートからの1枚です。 標高977mの美女平駅をスタートした高原バスの標高2,450mの室堂ターミナルを目指して走行もゴールまであとわずか。 人々を乗せたバスはいよいよ室堂近くの雪の大谷に突入し、最後の走行となります。 天空へと続く道 (富山県 立山町) Photo No.3159標高2400mから見える空の大海原を背景にバスがやって来る様子は、まさに奇跡の風景にも...
初夏の立山黒部アルペンルート訪問からの1枚です。 立山ケーブルカーに乗車、標高977mの美女平駅で高原バスに乗り換え、向かうは標高2,450mの室堂ターミナルです。 50分ほど時間をかけてゆっくりのバス移動となりますが、その間も見どころが点在しています。 ゆっくりなのであまり意識がないのですが、気が付けば、かなり高いところまで上って来たようです。 残雪の高原にはS字のような道が描かれています。 ...
終着駅の立山駅で電車を降りれば、そこから先はいよいよ立山黒部アルペンルートへのスタート地点。 乗り換えで立山駅から美女平に向かって標高差502mを一気にのぼって行く立山ケーブルカーです。 黒部ダム建設用の資材を積んでいたこともある荷台付き仕様となっています。 美女平に向かう立山ケーブルカー (富山県 立山町) Photo No.3157一旦、靄が切れたのですが、再び靄が出てきてくれました。 雪の大谷を...
立山黒部アルペンルートの入り口、立山駅に向かう富山地鉄の列車です。 およそ1時間に1本、富山駅から立山に訪問者を運びます。 小雨降る中、終着駅の立山駅に向かって常願寺川を渡ります。 アルペンルートへ (富山県 立山町) Photo No.3156新緑の頃の靄のある風景は魅力ある被写体のひとつです。 この日は昨日の晴天から一転、曇りから雨の予報となっています。 残念なことに、今年も平日晴れ、週末下...
花曇りの富山市八尾の神通川さくら堤からの1枚です。 この日は曇り空にも関わらず、立山連峰がくっきりと浮かび上がっていまして、日本海側の雪国の待ちに待った春の風景がそこにありました。 神通川さくら堤は神通川の堤に800本の桜が植林されていまして、その眺めはこの空の下でも実に壮観でした。 花曇り空と神通川さくら堤 (富山県 富山市) Photo No.3155背景の立山連峰の山は大日岳(2,501m)となります。...
東京都港区の水族館「マクセル アクアパーク品川」からの最後の1枚を紹介させていただきます。 ドルフィンパフォーマンス ナイトver.もいよいよフィナーレ。 15分の最後を飾るのは、クリスチャン・ラッセンのイラスト作品の南洋の夕陽モノを彷彿させるような演出が見事には決まっていました。 3154 南洋の夕陽に舞う (東京都 港区) Photo No.3154夕陽のような光の演出の中、クロスするように水面を舞うイルカた...
イルカのマリンアートと聞けば、クリスチャン・ラッセンのイルカの数々のイラストを思い出す人も多いのではと思います。 水中をイメージしたブルーを主体としたものや、水中と地上のカラフルな色付いのものなど、魅力いっぱいです。 そんなラッセンの世界観が東京都港区の水族館「マクセル アクアパーク品川」のドルフィンパフォーマンス ナイトver.でリアル体験できます。 イルカのマリンアート (東京都 港区) Phot...
今回の熊本の旅の最後の1枚を飾るのはこちらの1枚です。 帰りの飛行機からの阿蘇山の眺めです。 噴煙上げるダイナミックなその様子と足元の熊本の街の風景に火山と人の営みの近さを強く感じました。火の国 熊本のシンボル 噴煙上げる阿蘇山 (熊本県上空) Photo No.2807かなりの噴煙の量に感じる光景です。 今まで何度か火口にやって来たことがありますが、最近では火山性ガスを高密度に吸い込めば気分が悪く...
引き続き、熊本県宇土市の長部田海床路(ながべたかいしょうろ)からの1枚です。 潮が引き、その姿を現した長部田海床路の正面付近からカメラを構えています。 背景の山は有明海の向こうでそびえる長崎県の雲仙普賢岳でまるで海床路が続いているように感じます。 こちらからの眺めは、特に夕方から夜にかけてと、満潮の2時間前後に素晴らしい眺めを楽しむことが出来るようです。雲仙普賢岳に続く有明海の長部田海床...
熊本の旅もいよいよラストに入ります。 天草から熊本市内に向かう道でちょっと寄り道するのは、宇土市の長部田海床路(ながべたかいしょうろ)の風景です。 こちらはちょっとした絶景スポットとして有名です。 まずは長部田海床路を横から見た風景を撮影します。 どうせ曇り空ならとモノトーン調のイメージで狙ってみました。干潟の道を行く (長部田海床路/熊本県 宇土市) Photo No.2805ちょうどどなたか2...
熊本県天草市のホテルアレグリアガーデンズ天草の展望デッキからの眺めです。 曇り空の朝となりましたが、有明海の向こうに長崎県の島原半島にそびえる雲仙岳が見えます。有明海と雲仙岳の見える風景 (熊本県 天草市) Photo No.2804これで天気がよけれ、よかったのにと思いますが、雲仙岳の山頂部も見え、儲けものだと思いながらの撮影です。 晴れた日はさぞかし素晴らしい海の色や風景が見られるのだろうと思い...
夜明け前の熊本県天草市のホテルアレグリアガーデンズ天草からの眺めです。 あいにくの天候の朝となりました。 遠くに長崎県側の雲仙の山々の影が見えはじめました。静寂の朝 (熊本県 天草市) Photo No.2803朝の雰囲気を出すためにホワイトバランスを調整しています。 きれいな夜明けの色が見られればどんなによかったことかと思いますが、これはこれで一期一会の風景ということでアルバムに残します。SON...
夕暮れ時の熊本県天草市のホテルアレグリアガーデンズ天草からの眺めです。 海の色のきれいな有明海を背景に立てられたリゾートホテルの様子は、まるで海外のよう。 奥にはライトアップされたチャペルも見えます。 これで天気がよければ言うことなしですね。有明海を望む天草リゾート (熊本県 天草市) Photo No.2802世界的なコロナ自粛期間が明けたものの、今は途方もない円安のため、ただでさえ費用のか...
熊本県天草市の崎津諏訪神社から、崎津教会の見える高台のチャペルの鐘展望公園に向かう山道でお目にかかれるのが、こちらに人面木です。 崎津教会の風景を見るために石段を一気に登り切ることになるわけですが、途中でこの人面木との対話をしながらのひと休みの時間をいただきました。崎津の森の人面木 (熊本県 天草市) Photo No.2801面白い木だなと思って足を止めたら、足元に人面木と書いた小さな看板が立ってい...
熊本県天草市の崎津教会の風景です。 高台からの眺めも楽しめるということで、集落の中の訪神社を経由して、山頂に続く500段以上の石の階段を上ることに決めたまではよかったのですが、登っている途中から小雨が大雨に変わり、山頂の公園に着いた時は横殴りの風も吹き、散々な状況となっていました。 そんな中で、東屋にカメラバッグを置き、身軽な状態にしたものの、強い雨風との戦いで、レンズに付く雨粒を拭きな...
熊本市から南下し訪れたのは天草市。 以前、長崎県の南島原市を訪れたときに対岸の天草に行って見たいと思っていました。 島原、天草エリアは、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」となっています。 港の向こうのエリアは「天草の﨑津集落」となっており、集落のシンボル的存在となっているのが、海の天主堂と呼ばれる﨑津教会です。 天草宝島観光協会の案内によりますと、津崎教会は、天...
夜が明けた熊本の街から見える熊本城と路面電車の1枚です。 熊本市電とお城の組み合わせはとても素晴らしく、四季を通じて様々な表情があるのではととても期待されるように感じました。 日本の城下町を代表する風景のひとつとして、路面電車は、末永く存続して欲しいものです。 朝の熊本城と市電の風景 (熊本県 熊本市) Photo No.2798この時の熊本の旅の天気予報は絶望的なものだったのですが、この日の朝...
この日は曇りのち雨の様でしたが、朝はいい朝焼けの色を見せてくれた熊本市内です。 路面電車と朝焼けの熊本市内の様子の撮影を楽しみます。朝焼け熊本路面電車 (熊本県 熊本市) Photo No.2897朝のいい色がだんだん薄くなって行きます。 東へ向かう路面電車は何本も過ぎ去って行くのですが、こちらに向かって来る電車が来なくて焦ります。 今か今かと待つうちにようやく1本やってきました。 そんな気持...
2016年4月の熊本地震による被災は熊本県の各地に多くの被害をもたらしました。 そしてその地震により、日本のお城の中でも最上級の強固さを持っているイメージのあった熊本城の一部が崩れてしまった放送映像は、今だなお、多くの人々の記憶に強く残るところです。 あれから8年経過しましたが、熊本のシンボル熊本城は市内中心部から見る姿は、一見、復旧しているような印象ですが、横から見れば、石垣は崩れたままで、そ...
昔、全国各地で走っていた路面電車ですが、今は全国に数えるほどしか残っていませんが、ここに来て残しておけばよかったという声も聞かれる街もあるようです。 路面電車が走る街には独特の雰囲気と活気を感じることが多く、熊本市では熊本城と路面電車の取り合わせも味わい深く、それも街の魅力のひとつになっているように思います。熊本城浮き出る夜の電車通り (通町筋停留所/熊本県 熊本市) Photo No.2794夜の空に浮...
震災のときに大きな被害を受けた熊本城ですが、今は修復がどんどん進行しています。 そんな熊本城が浮き出す風景が楽しめる熊本市の夜の電車通りからです。 熊本城浮き出る夜の電車通り (通町筋停留所/熊本県 熊本市) Photo No.2794路面電車がひっきりなしに行き来する熊本市の市街地です。 こんなところに九州でも指折りの大都市熊本市の活気を感じながらの撮影です。 (鉄道のある風景 / 通...
熊本県の南阿蘇鉄道から最後の1枚です。 熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の完全復旧を応援する漫画・アニメで人気のONE PIECE(ワンピース)のラッピング列車「サニー号トレイン」です。 車内にもワンピースの漫画の世界がいっぱい。 阿蘇山麓の風景と一緒に楽しい時間が過ごせます。 南阿蘇を元気に ONE PIECE サニー号トレインが行く! (南阿蘇鉄道/熊本県 南阿蘇村) Photo No.2793今回は、以前、紹介のSL...
熊本県の南阿蘇鉄道からの1枚です。 熊本地震の時から約7年の時を経て2023年7月にようやく南阿蘇鉄道全線復旧となりました。 よくある話ですと、それでそのまま廃線というのがありますが、そんな危機を回避でき、今日も阿蘇の集落を縫って、その走りを続けます。 山村を走る南阿蘇鉄道 (熊本県 南阿蘇村) Photo No.2791長閑な風景を走るローカル線は魅力いっぱいで、もう少しいろいろな場所で撮影をしたい...
ようやく全線復旧となった南阿蘇鉄道からの1枚を続けます。 こちらはダムの貯水部分から見た風景となります。ダムを背に走る南阿蘇鉄道 (熊本県 南阿蘇村/立野駅付近) Photo No.2790鉄道の復旧、ダムの稼働開始とうれしいことが2重に重なった南阿蘇エリアです。 新しいスポットも整備され、多くの人々が足を運んでくれそうな予感です。 (鉄道のある風景)SONY α1 FE100-400mm F4.5-5.6GM 112mm f...
熊本県南阿蘇村にある「立野(たての)」駅付近にある阿蘇立野ダム展望台からの眺めです。 こちらからは2024年4月に運用開始となる阿蘇立野ダムを背に橋梁を走る南阿蘇鉄道の風景を楽しむことが出来ます。 2016年4月に発生した熊本地震の影響を受け、全線運休、部分開通を経て、2023年7月にようやく全線復旧にこぎつけた南阿蘇鉄道です。 ダムを背に走る南阿蘇鉄道 (熊本県 南阿蘇村) Photo No.2790前回訪問...
ANA機は熊本市上空を旋回し、着陸態勢に入ろうとしています。 ちょうど雲の切れ間があり、噴煙を上げる阿蘇山が天空の火山のように見えます。 手間の丸い山は肥後の金峰山(665m)でしょうか。 雄大な熊本の風景を堪能です。雲海から噴煙出す阿蘇山 (熊本県上空) Photo No.2788上空からのモノトーン調の風景が広がります。 珍しい風景をまたまた見ることが出来たと思う一方で、これが晴天であった...
空の上からの富士山、南アルプスと日本の名山の眺めを楽しみます。 ANA機は飛行を続け、熊本県上空に入りました。 熊本県上空はあいにくの雲に包まれていますが、九州を代表する名山のひとつ、標高1,592mの阿蘇山の雲の上に顔を出し、噴煙を上げる姿はとても見ごたえがありました。雲海から噴煙出す阿蘇山 (熊本県上空) Photo No.2788何とも珍しい阿蘇山の見え方に再び大興奮です。 これから熊本空港着陸...