自称「古代史勉強家」。趣味は実地踏査と称して各地の遺跡、神社、歴史博物館を訪ねること。学芸員資格保有。
一昨年来、伊勢神宮(皇大神宮)の成立についていろいろと勉強して、様々に考えを巡らせた結果を自身の論考として本(Kindle版)にしました。 天照大神と伊勢神宮 妄想古代史小嶋浩毅 また、つい先日、2月半ばに古代史仲間とともに飛鳥を訪ねました。このときに訪ねた場所や感じたり考えたことはこれまでに順次投稿してきました。 飛鳥ではいろいろと感じるところがあったのですが、石舞台や都塚古墳、飛鳥寺など、とりわけ蘇我氏に思いを馳せる場面が多く、当時の最大氏族であり天皇家を支えていた物部氏を倒してまでして仏教を取り入れ、その後の日本の方向を決定づけたといっても過言ではないその影響力を改めて認識した次第です。…
二日間にわたる天理・飛鳥を巡る古代史ツアーの最後は古代の漏刻跡とされる飛鳥水落遺跡です。発掘調査の結果、特異な正方形の基壇を持つ大型の建物遺構のほか、基壇内を走る木樋暗渠、銅管、漆塗木箱などが見つかっていて、『日本書紀』斉明天皇6年条に記される中大兄皇子が製作した漏刻であることが確認されています。 水落という地名がこの漏刻に由来すると考えたくなりますが、果たしてどうなんでしょう。 水落遺跡のすぐ北側が石神遺跡といって古代の迎賓館があった場所とされています。 陽が傾いて甘樫丘の向こうに沈みかけています。レンタサイクルを17時までに返さなければならないので飛鳥巡りはここで終了することにしました。 …
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