今日はあきら君のお誕生日ということで...遅ればせながら、あきら君目線の『つかつく』です。でも、ちょっとDarkな雰囲気のあきら君になってしまった...(;^_^Aしかも前編しか書き上がらず...後編は後日に持ち越し(;・∀・)スミマセンでもでもっ、Happy Birthday!あきら!!こんなお話でごめんなさい(笑)***どんなに愛しても、報われない。そもそも報われることなんて望んじゃいなかったはずだ。「あきら君、ごめんね。やっぱり私.......
___彼女ができて2週間が過ぎた。 「おい、西田、聞いてるか?」「明日は朝7時にお迎えにあがります。」「ちげーよ。」目の前には書類の山。いつもとなんら変わらない執務室の風景だ。「家庭訪問ってなんだって聞いてんだよ。」「..........。」「無視すんなっ。」「執務室は私語厳禁でございます。」「はぁ?そんな事誰が決めたんだよっ。俺はそれを聞かなきゃ仕事になんねぇ。」「.........はぁ・・・。」西田の此れ見よがし...
この年齢になって初めて ___『彼女』が出来た。牧野も緊張しているのか、カウンターテーブルに乗せた手を見つめたまま俯いてる。長い黒髪が耳にかけられていて、その形のいい耳は真っ赤だ。・・・ゴクッ。やべ......なんか急に緊張してきた。「な、何か食うか?」「あっ、そうですね!」話題が変わってホッとしたのか、彼女が顔を上げた。俺は近くにあったメニューを手に取った。「あっ...と何だったか、じゃが肉?」...
「それは、お友達から.....ってことですか?」しばしの沈黙の後、返って来たのはそんな言葉。付き合おうって言ったのに、どうして『友達』になるのか分かんねぇ。俺は、友達になるつもりなんて毛頭ない。「違う。恋人としてだ。」「じゃあ、やっぱり無理.....かなぁ.....。」だぁっ!!信じらんねぇ。自惚れる訳じゃねぇけど、この俺を二度も振るなんて、ありえねぇっ!!「はぁ~っ・・・」思わずため息を漏らした俺に、「ごめん...
「俺の恋人になって欲しい。」決して、脅しなんかじゃない。俺の本心。・・・・・。・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・。沈黙が痛ぇ。牧野はタオルを手にしたまま、完全に固まっている。眉間に皺が寄っているのはどういう事だ?どうすればいい?こんな時はどうすりゃいいんだ?ダリダリダリ......って、また変な汗が出てきやがった。「お前こそ、風邪ひくぞ?」とりあえず、牧野が持っていたタオルを奪い取り、彼女の...
最悪だ.....カッコ悪ぃなんてもんじゃねぇ。少し考えれば分かることだ。あのガキの言うことを、牧野が真に受けてるはずはねぇって。なのに、俺は何をやらかしてんだ?二人でプールに落ちた。流石に小学生用のプールは笑えるぐらいに浅く、俺はすぐに立ち上がり、牧野を引き起こし立たせた。せめてメチャクチャ深いプールだったら、カッコよくこいつを助けられたのか?とか、反省しているようで反省してない自分に苦笑する。プール...
夢.....か?数メートル先で、牧野が笑っていた。そして、そのままガキと立ち去っていく。だが、俺の存在には全く気付いていない。俺はただ、その後ろ姿を見送っていた。「.....そのぉ、申し訳ございません。なかなか活気のある教師と生徒でして...。」「あいつは誰だ?」「あの児童は葉山コンツェルンの...」「違う、女の方だ。」努めて冷静に聞いたつもりだが、俺の心臓はもうバクバクだった。「彼女は“牧野つくし”と言いまして、...
こんばんは~。Happyendingです(*^^*)気が付けば2月も半ば。VDも終わってしまいましたね(;^_^A先週末に主人と息子用のチョコは買ったものの、VD用のお話を書くことまで頭は回らず(笑)。でもでもっ、ですね。1話頑張って書いたんですよ~!えっとですね...いつも仲良くしてくださっている、『とりあえず...まぁ。』のkomaさんの3周年記念に、遅ればせながらお話を押し付けて参りました( *´艸`)そのお話が、今夜0時(2月16日0時)に...
「そんなに可愛かったかぁ?」「まぁ......普通?」いつものカウンター席。俺の両隣には、これ見よがしな会話をするあきらと総二郎。一人で来たはずなのに、いつの間にか二人に挟まれた。「お前らどこに目つけてんだよ?」「「......あ?」」「あいつ以上に可愛い女なんていねぇだろ。」俺は出会ったことねぇ。あいつほど惹かれる女に。「ひょーっ!!ついに来たかっ。」「お前が恋に落ちることなんてあるのかと思ってたけど.........
「こちらが肉じゃがになります。」次に運ばれてきたのは、深めの小皿にとり分けられた、全体的に茶色くホッコリとした食いもん。これが......肉じゃが。ゴクッ......これ、食えんのか?一瞬そう思ったが、顔には出さねぇ。イタリア人の奴らが、ちょっと眉をひそめてやがる。“これは一体.....なんですか?”イタリア語でひそひそと話し出したのはインテリアデザイナーの男。俺はそいつをギロリと睨んだ。イタリア語で良かったぜ。だ...
ついにこの日が来たっ。1週間がこんなにも長いと思ったことは無かった。やっと迎えた土曜日。午前中の雑務を終え、午後はメープル東京へ向かった。東京オリンピックに向けて、メープルホテルをテコ入れする。ヨーロッパからの来客を見込んで、一部室内の改装や、リラクゼーションラウンジの導入など、イタリアで導入されているサービスを参考に検討する予定だ。東京メープルは社長である俺の母親の直轄なだけに、メープル東京は息...
「道明寺様、いらっしゃいませ。今夜もラフロイグをダブルで?」「ああ、そうしてくれ。」バーテンダーが、俺が入れたボトルを取り出した。あの集まりから3週間が経つ。俺はあの日から、何故かここ、ラウンジ『桜』をしばしば訪れている。ここはフロア席もあればカウンターもある。だから、一人で訪れる俺はもっぱらこのカウンター席だ。カウンターは入り口からすぐ奥に入ったところで、フロアからは見えにくい構造になっていた。...
「じゃ、揃ったところで!」こういう時に音頭をとるのは、昔からあきらと決まってる。奴が一番にグラスを掲げ、それを合図に俺たちもグラスを手に取った。「「「お帰り、司!!!」」」「おぅ、サンキュ。」こいつらに会うのも、彼是2年ぶりだ。前に会ったのはニューヨークでの俺の誕生日パーティーだったか...。今年は日本への帰国と重なり、それも開かれず清々していた。とは言え、互いの近況は互いに良く知っている。それ程に、...
Love×Love×Love ♥おまけ♥
「直緒、ありがとな。」「んー........」ピンクのパジャマを着て、ミミと一緒にベッド入った直緒はもう寝入りそうだ。パーティーの最後まで参加していた直緒。つくし譲りの優しさと司譲りの度胸を備えた少女は、くるくると変わる愛らしい表情と覚えたての英語力で、出席者たちを魅了していた。つくしと直緒の参加により、司の心も終始穏やかだった。司が直緒を溺愛していることを知ると、一部の腹黒い人間たちはさっさと自分の娘を...
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