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佐藤です、小説書いてます。 https://ameblo.jp/kiyoharu-satou/

高校の文芸部を舞台に、夏目漱石の『三四郎』を読み解きつつ進んでいく恋愛小説、全力連載中!!

佐藤清春
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2016/05/23

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  • 小説『stray sheep』 第2章 ― 2

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→    ◇  『正門を這入はいると、取とっ突つ…

  • 小説『stray sheep』 第2章 ― 1

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→     ― 2 ―    講義に一回参加した…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 6

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→     「落合さん」  「はい?」  「もう…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 5

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→     「で、もうひとりの重要人物ですが、漱…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 4

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→     ◇  『「どうも好すきなものには自然…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 3

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→      柳田さんがいわゆる『文学宣言』をし…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 2

    ↑小説『stray sheep』先頭へ ← 前話へ 次話へ→     ◇   文芸部は春と秋に部誌を出して…

  • 小説『stray sheep』 第1章 ― 1

      次話へ→                 ― 1 ―   ただ、私は別に詩になんて興味がなかっ…

  • 次に掲載するもの ~『Stray Sheep』

      ええとですね、また性懲りもなく小説を載せるようなので、この方に来ていただいてます。 あ、どうも、佐藤です。 はい、よろしくお願いいたします。 で、また小説…

  • いろいろ大丈夫?

     いやぁ、晴れるとやっぱり気持ちいいニャ。戻り梅雨の晴れ間ってのもなんだか面倒臭い感じだけど、それでも晴れてるのはいいことニャ。 ・・・・・・ん?あれって? …

  • 政治家の死② ~人々を不安にするのは

     やあ!エピクロス!昨日は悪かったね。さ、つづきを話そうか。  つづきねぇ。しかし、そんなに話すことなんてあるか? あるよ。だって、一国のトップだった人が殺さ…

  • 政治家の死① ~悲惨なる真実よ。何と時宜を失して現れたものか

      なんだかちょっと前からいろいろと騒がしいニャ。いったいなにが起こったのニャ? って、そんなことも知らなかったのか? あっ、エピクロス!相変わらず物騒な顔し…

  • 清水ミカについて

      ふう、やっと終わったニャ。あまり面白くなかったから途中から読み飛ばしていたけど、とにもかくにも終わりになったのは、・・・・・・あっ、 ・・・・・・ いつか…

  • 清水ミカ 第5章 - 12

       それからも二人は話しつづけた。子供の頃のこと(青いネズミについてもだ)、それぞれの初恋がどんなものであり、そしてどうなったのか、などなど。ハーブティがな…

  • 清水ミカ 第5章 - 11

       涙を拭い、ミカは立ち上がった。幾つかのハーブを選び、ティポットに入れていく。ローズペタル、レモンバーム、カモミール、それからすこし考え、パッションフラワ…

  • 清水ミカ 第5章 - 10

      「でも、」  「でも、なに?」  「自信がないの」   ユキはまた泣きはじめた。さめざめと、しくしくと。ミカは息をゆっくり吐き出した。――まったく何パター…

  • 清水ミカ 第5章 - 9

      「ミカちゃん」  「なに?」  「ちょっとだけいい?」  「いいわよ、入って」   一歩踏み出すとユキは崩れるように泣きだした。でも、それだってわかってい…

  • 清水ミカ 第5章 - 8

       これからのこと――ユキの存念を「可及的速やかに(と父親は言った)」聴いて、それを「建設的な方向に」持っていくことをとりあえずの約束にして藤田吉之助を帰す…

  • 清水ミカ 第5章 - 7

       ユキは怯えたような表情をしていた。見つめる目を避けるように背を向け、ブーツを脱いでいる。藤田吉之助は手を伸ばしかけた。しかし、そのまま項垂れてしまった。…

  • 清水ミカ 第5章 - 6

       閉じられたドアは当たり前のことに平面だった。ミカはそれを見つめていた。声はくぐもって聞こえてくる。  「ああ、君は。いや、ユキはまだ帰ってないんだ」  …

  • 清水ミカ 第5章 - 5

       父親はだいぶ早くに帰ってきた。  「連絡はとれたのか?」  「まだなの。あの子、何度電話しても出てくれないのよ」  「そうか」   肩を落とし、父親は部…

  • 清水ミカ 第5章 - 4

       休みの日に本を読んでると家の電話が鳴った。電話はリビングにあるものだから気づかないことはよくあった。ただ、その日――十一月頭の月曜日だった――にはしっか…

  • 清水ミカ 第5章 - 3

      「で、もう一人いたでしょ?」  「ああ、お姉さんね」   声は変化なしだった。――できれば顔を見ながら話すべきだったな。でも、しょうがない。これだけは早い…

  • 清水ミカ 第5章 - 2

       結論から言って、両親は彼を気に入ってくれたようだ。  「誠実そうな人ね」   母親はそう言ってきた。――そうなの。誠実そのものの人よ。  「けっこういい…

  • 清水ミカ 第5章 - 1

      5  ユキが謎のヒステリーを起こしたのは九月半ばのことだった。それから幾日かミカは姉と顔を合わせることもなかった。ただ、それは普段からよくあることだった。…

  • 清水ミカ 第4章 - 7

       ミカは激しく混乱した。同じように混乱してそうな両親をおいてシャワーを浴びると、時間をかけて階段をあがった。姉の部屋には『YUKI』と書かれたネームプレー…

  • 清水ミカ 第4章 - 6

      「なんてこと! あなた、聴いた? こんなことってある? 娘たちが同じ時期に結婚するのよ! なんて素敵なんでしょう! ――ミカ、あなたのことだから大丈夫だと…

  • 清水ミカ 第4章 - 5

       こうしてミカの気持ちは固まった。後は実際的なことをするばかりだ。   ただ、姉の結婚話にかまけてる両親はもう一人娘がいることすら忘れかけてるようだった。…

  • 清水ミカ 第4章 - 4

       姉の結婚話に影響を受けたのかわからないけれど、ミカも山内くんとのことを真剣に考えるようになっていた。つきあいはじめて一年近くなるし、その間に観察をつづけ…

  • 清水ミカ 第4章 - 3

      「とくにミカさんのことをよく聴きますね」  「え? どんなことです?」  「子供の頃からかわいくて、頭も良くて、スポーツもできて、自慢の妹だって。どっちが…

  • 清水ミカ 第4章 - 2

      「これから家に?」  「ええ、お食事に呼ばれてるんです。あまり度々ってのもご迷惑かもしれませんが」   信号が変わった。風が吹き、雨は無軌道に流れてる。そ…

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