chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

お気楽
フォロー
住所
中央区
出身
中央区
ブログ村参加

2016/05/05

arrow_drop_down
  • 子ども達の進化はゆっくりであるし時には後退もする

    ◆親御さんの協力が大きかったお母さんにケン君の漢字練習をお願いしたのが金曜日でした。土日が明けた翌日の月曜日、ケン君は、漢字練習帳を全てやってきました。「ケン君、これは、、、大変だったでしょう?」と言うと「父さんに叱られてやった」と答えました。でも、その顔つきは、どこかスッキリしたような、なにか吹っ切れたような表情になっていました。「お手伝いもしたの?」と聞くと「ん~~~、車の洗車をね、手伝った!...

  • やはりご両親の力が絶大。効果が一番高い。

    ◆「家で私が漢字をやらせます。必ず。」全部やれていない漢字練習を、私から強くケン君に言えませんでした。彼が学校に来られなかったら、心の指導はできないので漢字練習がやれてなくても、黙認する形にしました。少し日にちが経ってから、お母さんと話をすることがありました。「漢字練習が、やはりやれていません」と話をすると、お母さんは驚かれていました。「私がちゃんと見ていなかったから…」とお母さんはおっしゃっていま...

  • 敵(課題)が目の前に現れたら、バシッとやっつけたらいい

    ◆敵が現れた、でも逃げていたら勇者にはなれない漢字練習でも何でも、自分の目の前に現れたらバシッとやっつけたらいいんだよ。ゲームの世界なら、敵が現れたら逃げるのかな? 逃げたら経験値は貯まらないよね。自分が強くなりたいと思ったら、敵が現れたらバシッとやっつける。漢字練習があらわれた。バシッ計算練習があらわれた。バシッマット運動、バシッ工作、バシッこんな風に、目の間に現れた課題をバシッ、バシッとやっつ...

  • 「点と点をつなぐ」(スティーブ・ジョブズ)

    ◆点と点をつなげたとき気づきが生まれる。その気づきが成長させていくアップルという会社の創業者のスティーブ・ジョブズという人はスタンフォード大学という有名な大学で「点と点をつなぐ」ことが大事だと言っています。自分の将来にとって何が必要か分からないけれど、目の前の出来事に全力で取り組むことが大切だと言っています。今、行っていること(点)が、別の何かの点にどのようにつながるかは分からないし、未来から人生...

  • 自分勝手な考えで必要ないという選択をしない

    ◆一生懸命やった人しか分からない世界がある子ども達に話したこと つづき「みんなも、学校に来たくないことがあるでしょう。でも、それでも学校に行きなさいと親御さんが言うのは、それだけ大事なことだから。君たちの将来にとって、学校が必要だからです。漢字練習は私は厳しいですが、お母さんたちは、丁寧に書くなって言いますか?」子ども達は、一斉に首を横に振っています。「だよね。私は、漢字を丁寧に書くことで、漢字だ...

  • 責任をもってくれる人に甘える

    ◆自由には責任が伴う子ども達に話したこと つづき「もう少し深く考えていくと、言う事をきくという事は、その人に甘えられるってことなんだ。例えば、廊下を走ってはダメだと言われますよね。でも、私が「廊下を走りなさい」と言って、君たちは、それを守ったとします。そうしたら、低学年の子とぶつかって怪我をさせてしまった。この場合は、誰の責任になりますか?」と聞くと、「先生」という声が聞こえてきました。「そうだよ...

  • 言う事をきくってことは相手の心を知るってこと

    ◆両親の言う事をきくことは、両親の心を知るということ次の日、ケン君は約束通り登校してきました。宿題は、やってありました。が、必要な分しかやってなく、以前のやっていな部分に関しては、白紙のままでした。でも、前の週よりは表情が明るくなり、きびきびした動きに戻ってきたように思いました。少しは乗り越えられたのかもしれないと思いました。クラスの子どもに話したこと「お父さんやお母さんの言う事を聞きたくないって...

  • 「お母さんを困らせてしまって・・・お母さんに謝らないとね」

    ◆お母さんに謝らないとね教室から宿題の用具をとって、ケン君の家の車まで行くと、ケン君は泣きはらした顔で座席に座っていました。宿題を渡して、「ほら、お母さんを困らせてしまって・・・お母さんに謝らないとね」というと、彼は素直に「ごめんなさい」と言いました。お母さんも、「先生に迷惑をかけたんだから謝りなさい」とおっしゃってくれて、ケン君は私にも「ごめんなさい」と言いました。子どもが拗ねてしまった時には、...

  • コレか!

    ◆宿題だ!車の座敷の下で落ち着きを取り戻したケン君。学校に来てから時間もずいぶん経っていたので、感情の高ぶりも落ち着いてきたのでしょう。でも、私の心の中では、無理に引きずり出して教室に連れて行くのはちょっと無理があるように思いました。ここら辺が潮時かな。。。お母さんに「お母さん、どうですか? 今日は一旦ここまでにして、漢字や計算の練習問題はたくさんあるので、それを家でする形にしますか?」このように話...

  • 「人の心は関係ないって話だもの。それで良いのかな。」

    ◆優しいお母さんの気持ちは無視していいのかい?我儘だと叱っても、ケン君は座席の下から出てこられませんでした。これは何を言っても無駄かもしれないなーと思いました。「ケン君、金曜日に君は感情のブレが大きすぎるという話をしました。手伝いとか人への親切行動が少ないという話もしました。お母さんの手伝いはしているのかね?」というと、彼は首を横に振って反応がありました。お母さんに「手伝いは?」と聞くと、「言えば...

  • 教室に入れて頂いたら心の教育はできる。でもそれ以前の場所では、、、

    ◆それを我儘という「自分の感情に任せてすべきことをしない、それを我儘と言うのだ」と、彼に話しました。ふと、お母さんが横に立っているのに気が付きました。お母さんに、「ごめんなさいね、我儘と言ってしまって」と言うと、「大丈夫です。我儘ですから。」とおっしゃってくれました。たぶん、ケン君のお母さんなら「我儘」とう言葉を受け入れられる。そんな確信がありました。以前に担任した時、学年末に丁寧なお礼の手紙を頂...

  • 車の座席の下に潜りこんで・・・

    ◆問題は感情がブレすぎること土日が明けて、月曜日。お母さんからの連絡がなくて、ケン君は大丈夫だったなぁと安心していたところに、同僚から「ケン君が愚図っていて、駐車場にいます」と連絡がありました。車から降りられないとのことなので、駐車場に駆け付けると、ケン君は車の座席の下に潜りこんでいます。お母さんも困り果てて、目に涙を浮かべています。ケン君に声をかけると、座席の足の金属部分を固く握りしめて顔を見せ...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、お気楽さんをフォローしませんか?

ハンドル名
お気楽さん
ブログタイトル
お気楽先生のほぼ毎日私感
フォロー
お気楽先生のほぼ毎日私感

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用