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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

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2016/05/05

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  • 「子どものことを心配するお母さんみたいな感じ?」

    タカシ君の作文発表は、校内テレビ放送で行われます。普段騒がしいクラスも、この時ばかりは静かにテレビに注目していました。固唾を呑むというのは、こういうことなのでしょう。「ひょっとして、みんな、ドキドキして見てる?」と教室にいる子ども達に聞くと、「うん、うん、ドキドキする!」とリョウイチ君の声がしました。他の子も「緊張する」と、自分の事のように心配しているようでした。「みんな、タカシ君の練習をずっと応...

  • 乗り越えていかなければならない

    発表練習2日目。朝、みんなの前に立って練習です。でも、タカシ君は原稿を覚えきれていませんでした。仕方がないので、原稿を見ながらの発表練習です。つっかえつっかえの発表。でも、容赦無く私は、”声が小さい”、”もっと大きな声でゆっくり”などと、指導をします。タカシ君はそのたびに、「あっ!」と言いながら読み直します。指導してもなかなか直らない。そんなタカシ君でした。3日目、、、4日目、、、と、みんなの前で練習...

  • 書いた文も読めないタカシ君

    リュウイチ君と一緒に考えたタカシ君の作文。それをタカシ君は私と一緒に直し、練習の為に、家に持って帰りました。翌日の朝、「これから毎日みんなの前で発表の練習ね」と言って前に立たせました。すると、タカシ君は覚えているどころか、書いた文章も、ちゃんと読めません。「タカシ君、これじゃぁ発表はできないよ。ちゃんと練習して読めるようにしないと」自分が書いた文も読めない状態では発表どころではありません。現状を打...

  • 最初から上手やろうと思うと心が傷つく

    リュウイチ君と一緒に考えたタカシ君の作文。なんだかそれは、とても価値のあるように思えて、できるだけ文章を変えずに、繋がりの悪いところや文章が曲がっているようなところを何度も直させました。タカシ君は、ニコニコ笑いながら、何度も何度も作文を書き直し発表原稿を書き上げました。以前指導した子は、直されることが嫌で落胆の表情を露骨に出していたことを思い出しました。その時、「ベストを尽くすことが大事で、原稿を...

  • 2人で考えた作文

    タカシ君を叱ったあと、本当に書けるかな・・・と心配しながら彼の様子を見ていました。涙を浮かべていたタカシ君は、しょぼんとして原稿用紙を前にして座っています。やっぱり書けないか・・・と思っていた、その時です。「俺が変わる!」とまで言って作文発表をやりたがっていたリュウイチ君がタカシ君の席に近づいて行きました。リュウイチ君は、タカシ君の前の席の子の椅子に座ると、何やらタカシ君に話しかけていました。リュ...

  • チャンスを掴んだ者の試練

    作文の宿題を書いてこなかったタカシ君。私は宿題に関しては、忘れてもあまり厳しく指導しません。プリントで宿題を出すことが多いのですが、忘れても別途プリントを用意してあって、とにかく当日中までに提出したら良いということにしてあります。ただ、今回の宿題忘れを容認することは、タカシ君がせっかくゲットしたチャンスを活かすことにならないと思い、厳しく指導しました。「タカシ君、君は作文発表というチャンスをゲット...

  • 経験がないから責任感もない。

    作文は土日の宿題。ところが、このタカシ君、オッチョコチョイにもほどがあるというか・・・月曜日に「タカシ君、宿題の作文を見せてください」と声を掛けると、「あっ、忘れた」と笑って答えました。あれほどやる気になっていたのに、これかい!と、腰が砕けるような気分になりました。でも、少し考え直してもいました。タカシ君は結局のところ、このような責任をもった経験を今までしたことがなかったということなのでしょう。だ...

  • どの子も自分が変わりたいと心の底で思っている

    クラスの子ども達に、作文発表は自分の実力をつけるチャンスであることを話した上で、再度、「今度の全校集会で、クラス代表の作文発表があります。やりたい人はいますか?」と聞きました。すると、かなりの数の手が挙がりました。普段から、能力の問題ではなくて、「できるようになる」ことが大事だと話をしてきているので、子どもたちには、受け入れやすい話だったのだと思います。挙手した子の中には、普段、滅多に喋らない子や...

  • 能力が「ある」か「ない」かなんて実際のところ関係ない。

    クラスの子どもに話したこと 2「今回の作文発表だけど、メグミさんは、前に私が担任した時にしました。メグミさんは、もともとは人前で発表するのが得意じゃなかったよね?」こんなことをメグミさんに声を掛けるとニコニコしながら、うなずいています。「そうそう、メグミさんは発表が得意じゃなかった。今の姿から見たら、想像できないよね。だってメグミさんは、発表もドンドンするしね。当時のメグミさんは、作文も何度も直し...

  • 上手下手は数をどれだけこなしているかが重要なポイント

    クラスの子どもに話したこと「今度の全校集会で、クラス代表の作文発表があります。やりたい人はいますか?」最初は、このように切り出しました。やはり多くの子どもは、どうしようか…といった顔つきをしています。むしろ、わたしなんてやれない…という表情の子が多くいました。「全校の前で作文発表なんて、怖いなって思う人もいるでしょう。失敗したらどうしようって思っちゃうよね。でも、これはチャンスなんだよ。幸運の女神様...

  • 多くの子は「できないからやらない」を選択する

    「今度の全校集会で、クラス代表の作文発表があります。やりたい人はいますか?」こんなことを言っても、誰も手を挙げない。。。挙げたとしても、発表の得意な子や、リーダー格の優秀な児童。。。なんてことを今までに何度も経験してきました。最近の思いとしては、発表の上手さや、リーダー的行動ができるというのは、どれだけ経験してきたかに依るのだろうと考えています。今回は、作文発表ですが、多くの子どもは、人前で大きな...

  • 「いごごちのよいクラス」「やる気のあるクラス」

    「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U」というものがあります。これは、子どもたちの学校生活における満足度や意欲、学級集団の状態を調べるものですが、私のクラスは、学校生活満足群の子がとても多い結果で、ひとまず、安心、安心、の結果でした。もちろん、非承認群や侵害行為認知群、学級生活不満足群の子どももいるので、個別に気を付けて指導にあたらなければなりませんけど。 Q-Uは、・やる気のあるクラスをつく...

  • 乗り越えた子にしか伝えられない大切なことがある

    隣のクラスの子とトラブルになってしまったシュン君。「そうだよね、シュン君も声を出しては泣かなかったけど、心はずっと泣いていたものね。だから、泣かない方が良いと思うって言ったんでしょう?」と、シュン君に声を掛けると、「僕は全然友達がいないと思ってきたけど、最近は、周りに人はみんな優しくって、ありがとうって思うんだ。だから、泣くのは止めて笑った方が良いと思うんだ」と、数週間まで「先生の言う事なんて聞き...

  • 人は、これほどまでに変われるものなのか、、、

    クラスに『人は努力によって能力を伸ばせる』と、自分の心の在り方を変えていくことの重要性を話した直後から、シュン君は大きく変わってしまいました。明らかに、日々の学校生活での笑顔が増えたのです。自己紹介カードや観察カードなど、なかなか提出できなかったシュン君でしたが、2~3週間もすると、時間内に完成させて提出できるようになりました。苦手だと言っていた国語では物語文の読み取りも、主人公の心情を深く考えた...

  • 心の勉強をしなければ変われない

    シュン君とクラスに話したこと つづき「リコーダーが苦手だって思う人がいるかもしれません。音楽が得意な子は、たいていピアノを習っています。でもその子たちは、みんなが外で遊んでいる時に、先生やお母さんに叱られながらピアノの練習をしてきているんだよ。そりゃぁ、今までの練習量が絶対的に違うんだから、音楽が上手なのも当たり前だよね。ドッジボールの強いケン君は、毎日外でドッジをやっている。絵の上手なケイちゃん...

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