米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が7日午前2時34分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士2人をISSに送り届けた。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、ISSに到着
●宇宙探査●JAXA、月探査機「SLIM(スリム)」との通信に成功
JAXA、月探査機「SLIM(スリム)」との通信を確立することに成功し、運用を再開したと発表した。●宇宙探査●JAXA、月探査機「SLIM(スリム)」との通信に成功
●宇宙探査●スペースワン、ロケット「カイロス」初号機を3月9日に「スペースポート紀伊」から打上げ
スペースワンは、ロケット「KAIROS(カイロス)」初号機を3月9日、「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)から打上げる。◇打上げ予定日:2024年3月9日(土)打上げ予定時刻:11:00~12:00頃打上げ予備期間:2024年3月10日(日)から2024年3月31日(日)●宇宙探査●スペースワン、ロケット「カイロス」初号機を3月9日に「スペースポート紀伊」から打上げ
●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」がピンポイント着陸に世界で初めて成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2024年1月20日午前0:20(日本標準時)に小型月着陸実証機(SLIM)を月面に着陸させ、地球との通信を確立させた。 しかしながら、SLIMの着陸時の姿勢等が計画通りではなかったことから、太陽電池からの電力発生ができず、同日午前2:57(日本標準時)に地上からのコマンドにより探査機の電源をオフにした。 電源をオフにするまでに取得した各データの分析を行った結果、SLIMが当初の目標着地地点から東側に55m程度の位置で月面に到達していることが確認できた。また、ピンポイント着陸性能を示す障害物回避マヌーバ開始前(高度50m付近)の位置精度としては、10m程度以下、恐らく3~4m程度と評価している。詳細データ評価は継続する必要があるものの、SLIMの主ミッションであった10...●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」がピンポイント着陸に世界で初めて成功
●宇宙探査●JAXA、変形型月面ロボットによる小型月着陸実証機「SLIM」の撮影およびデータ送信に成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とタカラトミー、ソニーグループ、同志社大学の4者で共同開発した変形型月面ロボット「LEV-2(LunarExcursionVehicle2)」(愛称「SORA-Q」)は、小型月着陸実証機「SLIM」の撮影に成功した。これにより、LEV-2は超小型月面探査ローバ「LEV-1:unarExcursionVehicle1)」と共に、日本初の月面探査ロボットになり、世界初の完全自律ロボットによる月面探査、世界初の複数ロボットによる同時月面探査を達成した。さらに、LEV-2は世界最小・最軽量の月面探査ロボットとなった。LEV-2は、LEV-1と共にSLIMに搭載され、2024年1月20日に、LEV-1と共にSLIM着陸直前に月面へ放出された。その後、LEV-2がSLIMおよび周辺環境...●宇宙探査●JAXA、変形型月面ロボットによる小型月着陸実証機「SLIM」の撮影およびデータ送信に成功
●宇宙探査●JAXA、火星衛星探査機の打ち上げ2026年に延期
内閣府の宇宙政策委員会は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の火星の探査計画「MMX」における火星衛星探査機の打ち上げについて、当初の2024年から2年ほど延期する案を了承した。これは、2023年3月に次世代の大型ロケットH3の初号機が打ち上げに失敗し、2号機以降の打ち上げ予定の見直しを受けたため。当初、宇宙基本計画の工程表では、2024年9月にH3ロケットで探査機を打ち上げる予定だった。●宇宙探査●JAXA、火星衛星探査機の打ち上げ2026年に延期
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2024年1月20日午前0:20(日本標準時)に小型月着陸実証機「SLIM」が月面へ着陸したことを確認致した。着陸後の通信は確立している。 但し、太陽電池が電力を発生していない状況であり、現在、月面からのデータ取得を優先して実施している。 今後、取得できたデータの詳細な解析を進める。●宇宙探査●小型月着陸実証機「SLIM」、月面へ着陸
●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を高度約600kmの円軌道に予定通り投入に成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型月着陸実証機「SLIM」の月周回軌道投入以降の運用結果や今後の計画を踏まえて着陸降下への準備が整ったことを確認し、2024年1月10日に着陸降下準備フェーズへ移行することを決定、2024年1月14日17時32分(日本標準時)に遠月点降下マヌーバ(宇宙機に搭載されている推進剤を噴射して、位置や姿勢を制御すること)を正常に実施・完了した。その後、高度約600kmの円軌道に予定通り投入されたことを確認、現在、探査機の状態は正常。 今後は、近月点降下マヌーバを実施し、2024年1月19日に近月点を高度15kmまで低下する予定。その後、1月20日午前0:00頃(日本標準時)に着陸降下を開始し、同0:20頃(日本標準時)に月面着陸を予定している。 なお、月面着陸直前の2024年...●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を高度約600kmの円軌道に予定通り投入に成功
●宇宙探査●「H2A」の48号機、情報収集衛星「光学8号機」を予定の軌道へ投入し成功
三菱重工業は1月12日、大型ロケット「H2A」の48号機を種子島宇宙センターから午後1時44分に打ち上げ、打ち上げは成功し、政府の情報収集衛星「光学8号機」を宇宙空間の狙った軌道へ投入した。2001年に初飛行したH2Aは、失敗が03年の6号機による1回しかない。今回の打ち上げで成功は42回連続となった。H2Aは50号機で終了する。その後、後継機の「H3」へ完全に移行する。H3は、2023年3月の初号機打ち上げに失敗したが、2024年2月15日に2号機の打ち上げを予定している。H3は、1回あたりの打ち上げ費用をH2Aの約100億円から50億円程度に低減させる。●宇宙探査●「H2A」の48号機、情報収集衛星「光学8号機」を予定の軌道へ投入し成功
●宇宙探査●NASA、人類の月面再着陸を目指す「アルテミス計画」を1年延期
米航空宇宙局(NASA)は、人類の月面再着陸を目指す「アルテミス計画」を1年延期し、2026年9月実施を目指すと発表した。スペースXの月着陸船の開発の遅れなどがその理由。同時に、NASAは、月面着陸に先立って実施予定だった有人宇宙船を月周回軌道に投入し、地球に帰還させるミッションの時期も、当初の2024年から2025年9月に延期した。ただ、2028年以降に予定しているその後のミッションは据え置いた。●宇宙探査●NASA、人類の月面再着陸を目指す「アルテミス計画」を1年延期
●宇宙探査●H-IIAロケット48号機による情報収集衛星光学8号機の打上げ、1月12日に延期
三菱重工業は、種子島宇宙センターから情報収集衛星光学8号機を搭載したH-IIAロケット48号機(H-IIA・F48)の打上げを2024年1月11日に予定していたが、今後の天候悪化が予想されることから、1月12日(金)に打上げを延期した。なお、1月12日の打上げ可否については、明日以降の天候状況を踏まえ、再度判断する。◇打上げ日2024年1月12日(金)打上げ時間帯13時44分26秒~13時45分29秒(日本標準時)打上げ予備期間2024年1月13日(土曜)~2024年2月29日(木曜)●宇宙探査●H-IIAロケット48号機による情報収集衛星光学8号機の打上げ、1月12日に延期
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米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が7日午前2時34分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士2人をISSに送り届けた。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、ISSに到着
米スペースXは6月6日、大型輸送宇宙船「スターシップ」と再利用ロケット「スーパーヘビー」をテキサス州から打ち上げ、出発から海への帰還まで、全行程の実施に初めて成功した。これによりロケットは、再利用に一歩近づいた。●宇宙探査●米スペースX、大型輸送宇宙船「スターシップ」と再利用ロケット「スーパーヘビー」の全行程実施に成功
米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が5日午前(日本時間同日夜)、ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、予定の軌道に入った。「スターライナー」には男女2人の飛行士が搭乗しており、6月6日正午すぎ(同7日未明)、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、ISSに約1週間滞在。6月14日にも再び「スターライナー」に乗って地球に帰還する。スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は既に実用化されており、米国は2種類の有人宇宙船確保を目指す。●宇宙探査●米有人宇宙船「スターライナー」、予定の軌道に入る
中国の無人探査機「嫦娥6号」が6月4日朝(日本時間同)、月の裏側で土壌試料の採取を終え月面を離陸した。6月下旬に地球へ帰還する予定で、月の裏側の土壌を持ち帰ることに成功すれば、世界初。●宇宙探査●中国の無人探査機「嫦娥6号」、月の裏側で土壌試料の採取を終え月面を離陸
米ボーイングは、有人宇宙船「スターライナー」を、6月5日午後11時52分(日本時間)打ち上げる。5日に予定通り打ち上げられた場合、6日未明に国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、宇宙飛行士2人がISSに1週間ほど滞在して帰還する。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、6月5日午後11時52分(日本時間)に打ち上げ
中国の無人月面探査機「嫦娥6号」が6月2日、月の裏面の南極域の軟着陸に成功した。6月25日ごろに月の裏側からの土壌の持ち帰りを目指しており、成功すれば世界で初めて。●宇宙探査●中国の無人月面探査機「嫦娥6号」、月の裏面の軟着陸に成功
米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」は、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から、有人飛行士2人を乗せ、6月2日未明(日本時間)に打ち上げの予定だったが、直前で延期となった。原因は不明。●宇宙探査●有人宇宙船「スターライナー」、打ち上げ延期
米スペースは、超大型宇宙輸送システム「スターシップ」の4回目となる飛行試験を、6月5日に実施する。今回の飛行試験では、ブースターの着陸燃焼とメキシコ湾への逆噴射を利用した着水、そして「スターシップ」の再突入を達成すること。●宇宙探査●米スペース、6月5日に超大型宇宙輸送システム「スターシップ」の飛行試験実施
米航空宇宙局(NASA)は、ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」の打ち上げを早ければ6月2日に実施する。今回、有人宇宙船「スターライナー」には2名の宇宙飛行士が搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での短期田尾在が予定されている。●宇宙探査●ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」の打ち上げ、6月2日に実施
米航空宇宙局(NASA)は5月21日、ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」の打ち上げを再延期したと発表した。原因は、推進システムのヘリウム漏れのため。次回の打ち上げ予定は、現在検討中。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、打ち上げ再延期
米ボーイングは、ロケット「AtlasV」により、有人宇宙船「スターライナー」を米国時間5月21日に打ち上げる。「スターライナー」は、4人乗りの宇宙船で、米航空宇宙局(NASA)との契約により、宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。今回の有人飛行試験は、NASAに所属する2人の宇宙飛行士をISSに送り、ISSに約8日間滞在する予定。「スターライナー」の打ち上げは、当初5月6日に予定されていたが、ロケット上段のバルブから異音が発生したため、延期されていた。◆宇宙探査◆米ボーイング、有人宇宙船「スターライナー」を5月21日(米国時間)に打ち上げ
中国国家宇宙局は5月3日、月の裏側での試料採取を目指す無人探査機「嫦娥6号」を海南省から打ち上げ、打ち上げに成功した。月の裏側での試料採取に成功すれば世界初の成果となる。●宇宙探査●中国国家宇宙局、月の裏側での試料採取を目指す無人探査機「嫦娥6号」の打ち上げに成功
人工衛星システムの製造・開発・運用を担うアストロスケールは、今年2月に開始した商業デブリ(宇宙ゴミ)除去実証衛星「ADRAS-J」のミッションにおいて、観測対象のデブリに接近する過程で撮影したデブリの画像を公開した。デブリへ接近し近距離で撮影した画像を公開するのは世界初。運用を終了した衛星等のデブリは、外形や寸法などの情報が限られるほか、位置データの提供や姿勢制御などの協力が得られず、接近・捕獲等を行うための技術的な観点から非協力物体とも呼ばれる。デブリについて、その劣化状況や回転レートなど、軌道上での状態を把握しつつ、安全・確実にRPO(ランデブ・近傍運用)を実施することは、デブリ除去を含む軌道上サービスを提供するために不可欠な技術。ADRAS-Jは、実際のデブリへの安全な接近を行い、近距離でデブリの状...●宇宙探査●アストロスケール、デブリ(宇宙ゴミ)を近距離で撮影した画像を世界で初めて公開
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット3号機による先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)は、6月30日(日)に打ち上げると発表した。◇打上げ予定日:2024年6月30日(日)打上げ予定時間帯:12時6分42秒~12時19分34秒(日本標準時)打上げ予備期間:2024年7月1日(月)~2024年7月31日(水)打上げ場所:種子島宇宙センター大型ロケット発射場●宇宙探査●H3ロケット3号機、6月30日に打ち上げ
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、小型人工衛星の物流サービスを手がけるイタリアのベンチャー企業D-OrbitS.p.Aと、ロケット打上げサービス提供に関する包括契約を締結した。両社は今後、宇宙産業の大きな成長が見込まれるアジア圏において、市場拡大のボトルネックとなりうる宇宙輸送サービス供給に協力して貢献する。D-Orbit社は、衛星の「ラストワンマイル」事業とロケット打上げ事業の連携で、低価格で柔軟な宇宙輸送サービス提供へこれまで15回の軌道上ミッションを成功させ、累計140機以上の衛星の軌道投入実績を有している衛星向けロジスティクス分野におけるリーディングカンパニー。同社は、複数の小型衛星を搭載できる「ION」を自社開発・製造し、衛星を事業者が希望する軌道に正確に投入する「衛星のラスト...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、イタリアのD-Orbitと打上げサービス提供に関する包括契約を締結
将来宇宙輸送システム(ISC)は、米ウルサメジャー・テクノロジーズ(UM)と協業し、再使用型ロケットを開発するASCA-1(アスカ-ワン)プロジェクトを始動するとともに、米国法人シリウス・テクノロジーを設立する。ISCは、宇宙往還を可能とする輸送システム実現の第一歩として、再使用型ロケットによる人工衛星打ち上げサービスを目指している。既に文部科学省SBIRフェーズ3事業「民間ロケットの開発・実証」の採択を受けており、現在、2028年3月までの人工衛星打上げ実証に向けた研究開発に取り組んでいる。今回、同プロジェクトを通じて開発する再使用型ロケットの名称を「ASCA-1(アスカ-ワン)」と定め、段階的に有人宇宙飛行に挑戦する開発ロードマップを策定した。あわせて、米国のロケットエンジン開発企業である米ウルサメジ...●宇宙探査●将来宇宙輸送システム(ISC)、再使用型ロケット「ASCA-1(アスカ-ワン)」プロジェクトを始動
QPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR7号機「ツクヨミ-Ⅱ」は日本時間4月8日(月)8時16分の打上げ、初交信成功の後、同日深夜に収納型アンテナの展開に成功した。その後の機器の動作情報ならびにジャイロなどのセンサー類、ツクヨミ-Ⅱのアンテナの一部を撮影した衛星のセルフィー画像を総合的に検討した結果、アンテナは無事に展開したことを確認いたした。今後、衛星の調整を続け、初画像の取得を目指す。●宇宙探査●QPS-SAR7号機「ツクヨミ-Ⅱ」、アンテナ展開に成功
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と「打上げ輸送サービスの調達に関する基本協定」を締結しました。同協定は、JAXAが公募した超小型衛星ミッションで開発された衛星を打ち上げる民間事業者を選定するもので、スタートアップ等による宇宙輸送サービスの事業化を打上げ発注契約によって支援するもの。日本政府は2030年代前半までに、国や民間ロケットを活用して国内の打上げ能力を年約30件確保するとの方針案を示しており、インターステラテクノロジズは引き続き、信頼性とコスト競争力を両立させた小型ロケット「ZERO」の開発を通じて、国内の自立的な宇宙アクセス維持・拡大に貢献する。同協定は、超小型衛星ミッションを公募し、JAXAが選定した民間輸送サービスで打ち上げるJAXA-SMA...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、JAXAの超小型衛星の打上げ輸送サービス「JAXA-SMASH」の優先打上げ事業者に選定
高砂熱学工業は、月面用水電解装置フライトモデル(FM)の開発を完了し、月面輸送サービスを手掛ける宇宙スタートアップ企業のアイスペースへ引き渡した。近年、月に水資源がある可能性が示されている。将来的に月面で採取した水から水素と酸素を生成すれば、水素はロケットなどの燃料として、酸素は人が月面で生活するために利用できる。同社は、建物で利用するエネルギーとして水素に着目し、約20年前より水素製造技術の開発を始めた。地上用の水電解装置を開発し、空調設備事業で培ったエンジニアリング力で、再生可能エネルギー由来電力を用いたグリーン水素利用システムの社会実装に取り組んでいる。新たな領域での研究を進めるべく、2019年12月には、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結し、アイスペースと...●宇宙探査●高砂熱学工業、世界初となる「月面用水電解装置」完成し月への輸送を担うアイスペースへ引き渡し
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、IHIエアロスペース相生試験場(兵庫県相生市)にて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」用ターボポンプの冷走試験に成功した。ターボポンプは、燃焼器に燃料と酸化剤を送る”心臓部”に当たり、ロケットエンジンの中でも最も開発が難しい要素の一つと言われている。同試験ではターボポンプが目標の回転数で良好に動作していることを確認し、ZERO初号機打上げに向けて大きな開発マイルストーンを達成した。ZEROエンジン用ターボポンプは、燃料ポンプと酸化剤ポンプを一体化させた「一軸式」を採用。燃料と酸化剤それぞれでポンプを分ける場合と比べて技術的な難度が高い一方、エンジンシステム全体の小型・軽量化や部品点数の削減による低コスト化につなが...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン用ターボポンプ冷走試験に成功
QPS研究所(福岡市)が開発した小型レーダー衛星「アマテル3」が、米カリフォルニア州からスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられ、軌道投入に成功した。同社の小型レーダー衛星は今回が3基目。2020年代後半までに、36基体制の構築を目指す。レーダー衛星はマイクロ波を地上に照射し、その反射波を解析することで地上の地形や物体などを見分けることができる。●宇宙探査●QPS研究所、小型レーダー衛星「アマテル3」の軌道投入に成功
韓国航空宇宙研究院(KARI)は、5月25日(現地時間)、羅老宇宙センターから3段式の液体燃料ロケット「KSLV-II(ヌリ)」ロケットを打ち上げ、成功した。これは、KSLV-IIにとって3回目のミッションとなる。打ち上げれたKSLV-2は、合成開口レーダー(SAR)衛星を含む、7機の衛星を太陽同期軌道(SSO)に投入した。しかし、同時に打ち上げられた1機のキューブサットは正常な軌道へと投入されなかった。●宇宙探査●韓国、「KSLV-II」ロケットの打ち上げに成功
インド宇宙研究機関(ISRO)は、5月29日(日本時間)に「GSLV」ロケットの打ち上げを実施し、搭載された測位衛星「NVS-01」の打ち上げに成功した。衛星測位システム(GNSS:グローバルナビゲーションサテライトシステム)は、アメリカの「GPS」、欧州の「Galileo」、ロシアの「GLONASS」、中国の「北斗(BeiDou)」、日本の「みちびき」などが稼働中。●宇宙探査●インド、インド版GPSの初号機衛星の打ち上げに成功
アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、2023年4月26日(日本時間)に実施した着陸シーケンスに関して、日本橋にあるミッションコントロールセンター(管制室)で得られたフライトデータの解析を完了し、以下の通り発表した。フライトデータの解析の結果、同社のランダーが計画された着陸シーケンス中の全ての減速運用を完了し、計画通り秒速1m以下の降下速度かつ垂直状態で月面高度約5kmにまで接近したこと、また、月面への軟着陸には至らなかったが、その原因を特定の上、後続するミッション2及びミッション3に向けた改良点の特定を完了した。2023年4月26日0時40分頃(日本時間)、月面からの高度約100km地点から着陸降下を開始したランダーは、計画された着陸シーケン...●宇宙探査●アイスペース、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のフライトデータ解析結果を発表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、3月7日に種子島宇宙センターにおいて新型ロケット「H3」1号機の打ち上げに失敗した。その後、再現試験を実施し原因を調査を行い、調査結果を発表した。それによると、第2段エンジン内の機器や配線でショートが発生していた可能性が高いことを明らかにした。●宇宙探査●JAXA、新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ失敗の原因調査結果を発表
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、民間企業として世界初の月面着陸を予定していたが、4月26日8時時点において、ランダーとの通信の回復が見込まれず、月面着陸を確認するSuccess9の完了が困難と判断した。一方で、設定した10段階のマイルストーンのうち、Success8までのマイルストーンで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現するうえでの貴重なデータやノウハウなどを獲得することができた。これらは、今後の月面探査を進める上で大きな飛躍であり、日本のみならず、世界の民間企業による宇宙開発を進展させる布石になる。同社は、2024年のミッション2、2025年のミッション3の技術成熟度を飛...●宇宙探査●アイスペース、2024年のミッション2、2025年のミッション3へ向け再スタートを切る
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、民間企業として世界初の月面着陸を2023年4月26日1時40分(日本時間)に予定していたが、東京の日本橋にあるミッションコントロールセンター(管制室)においてランダーの月面着陸の成否が確認できていない、と発表した。引き続き同管制室においてランダーの現状把握に向け対応を行っているが、民間初の月面着陸は失敗した模様。●宇宙探査●民間初の月面探査機「HAKUTO-R」、月面着陸に失敗
アイスペースは、民間月面探査プログラムHAKUTO-Rミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日(水)1時40分(日本時間)に設定した。HAKUTO-Rミッション1は、2023年4月14日現在、着陸シーケンスの前に計画されている全ての月軌道制御を完了し、ランダーが着陸シーケンスを開始する準備ができていることを実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第8段階である「Success8」が完了した。ランダーはこの後、2023年4月26日午前0時40分頃(日本時間)に高度約100kmの円軌道から降下を開始し、着陸態勢に入る予定。降下段階において、ランダーは自動制御状態で主推進系を逆噴射で燃焼して軌道速度から効率的に減速し、姿勢を調整しながら約1時間で月へ軟着陸する...●宇宙探査●アイスペース、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月面着陸を4月26日1時40分に設定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2022年10月に小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した原因を特定した。それによると、ダイアフラム式(半球状のゴム膜)タンクが、リング間隙間に噛み込み、その後の溶接工程等でその噛み込んだ部分が破断・損傷し推進薬が液側からガス側に漏洩した。その時、ダイアフラムが液ポートに覆いかぶさり、パイロ弁開動作時にダイアフラムにより閉塞した。これにより、「イプシロン」6号機打上げ失敗の原因は「ダイアフラムシール部からの漏洩」と特定した。今後、直接原因の是正として、現タンクの設計変更案とH-IIAタンク活用案を検討、トレードオフを実施して処置を決定する。さらに、背後要因(間接的原因)の分析結果等をイプシロンSロケットの開発に生かす。●宇宙探査●JAXA、2022年10月に小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した原因を特定
欧州宇宙機関(ESA)は4月14日、木星と三つの衛星に向け、木星探査機「JUICE」をアリアン5ロケットで打ち上げた。今後、同探査機は2031年に木星に到着し、2035年にかけて木星のほかエウロパ、ガニメデ、カリストの3つの衛星を観測する。日本も機器開発などで同探査計画に参加している。●宇宙探査●ESAの木星探査機「JUICE」、打ち上げに成功
欧州宇宙機関(ESA)は、木星衛星探査機「JUICE」の新たな打ち上げを、4月14日(金)午後9時14分(日本時間)に設定した。●宇宙探査●木星衛星探査機「JUICE」、4月14日午後9時14分に打ち上げ再設定
欧州宇宙機関(ESA)は、4月13日に予定していた木星の衛星探査機「JUICE」の打ち上げを、天候の影響で延期したと発表した。●宇宙探査●木星の衛星探査機「JUICE」、打ち上げ延期
アイスペース(ispace、袴田武史社長)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日(日本時間)午前1時40分に設定した。成功すれば、民間として世界初の月面到達となり、官民含めて日本の船が着陸した例はなく日本としても初。2023年4月12日時点でミッション1のランダーは、近月点(月に最も近い地点)高度が約100km、遠月点(月に最も遠い地点)高度が約2,300kmの楕円軌道で月を周回し、月周回軌道投入後、ランダーに搭載したカメラによる撮影、画像の取得にも成功している。今後複数回の軌道制御マヌーバ(宇宙船の軌道を変えるために推進システムを使用すること)を行い、高度100kmの円軌道で月を周回する軌道に到達し、ミッション1マ...●宇宙探査●アイスペース、「HAKUTO-R」の月面着陸を4月26日午前1時40分に設定し成功すれば民間として世界初の月面到達
<新刊情報>書名:宇宙ベンチャーの時代~経営の視点で読む宇宙開発~著者:小松伸多佳、後藤大亮発行:光文社(光文社新書)宇宙開発の分野はこれまで政府が主導していたが、今、民間企業がイニシアティブをとった「ビジネス」として急速に生まれ変わりつつある。そして、「宇宙ベンチャー」と呼べる民間ベンチャー企業がこの流れを加速させている。転機となったのは2021年。アメリカの起業家イーロン・マスク氏が創設したスペースXなど複数社が宇宙旅行を成功させたことで、この年は「民間宇宙ベンチャー元年」と称される。日本でも、スタートアップや宇宙系以外の大手企業が続々と参入している。なぜ、民間宇宙産業が活況を呈しているのか。ベンチャー・キャピタリストとJAXAのエンジニアが「宇宙ビジネスの展望」を綴る。【目次】第一章宇宙ビジネス概観...●宇宙探査<新刊情報>●「宇宙ベンチャーの時代」(小松伸多佳、後藤大亮著/光文社)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、H3ロケット試験機1号機打上げ失敗に関する原因究明活動を進めている。このため、H-IIAロケットを打上げ準備作業に入ることは難しく、H-IIAロケットへの技術的に詳細な影響評価を行った上で、次の打上げに臨むことにしている。H-IIAロケットによるX線分光撮像衛星(XRISM)およびSLIMの打上げ時期については、月軌道投入可能期間となる2023年8月以降で調整を行うことになった。●宇宙探査●H-IIAロケットの打ち上げ、8月以降に延期
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月周回軌道投入を完了し、ランダーとペイロード(顧客の荷物)を月周回軌道に投入する能力を実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第7段階である「Success7」が完了した。次のミッション1マイルストーンとなる「Success8」については、月周回軌道上での、着陸シーケンスの前に計画されている全ての軌道制御操作の完了を確認した後、2023年4月下旬頃に発表を予定している。その後、2023年4月下旬頃に、「Success9」となる月着陸が行われる予定。これが成功すれば、民間では世界初の月面着陸となる。ミッション1では、打ち上げから着陸までの間に10段階のマイルストーンを設定しており、それぞれに設けたサクセスクライテリアを達成することを目指す。ミッシ...●宇宙探査●アイスペースの「HAKUTO-R」、4月下旬に民間で世界初の月面着陸を予定
宇宙船クルードラゴン5号機が、3月11日16時5分(日本時間)にISSを離脱した。12日11時19分(同)に米フロリダ沖に帰還する予定。同宇宙船には、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一宇宙飛行士が搭乗している。●宇宙探査●若田宇宙飛行士搭乗の宇宙船、ISSを離脱し12日米フロリダ沖に帰還予定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国際宇宙ステーション(ISS)計画参加宇宙機関は、若田光一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船運用5号機(Crew-5)のISSからの離脱について、下記の予定となった。◇1.ISSからの離脱日:2023年3月9日(木)(日本時間)以降[2023年3月9日(木)(米国東部時間)以降]2.搭乗員:ニコール・マン(NASA)、ジョシュ・カサダ(NASA)、若田光一(JAXA)、アンナ・キキナ(ROSCOSMOS)●宇宙探査●クルードラゴン宇宙船(Crew-5)のISS離脱日、3月9日(日本時間)以降に決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケットのミッション達成の見込みがなくなったため、指令破壊信号を出した。●宇宙探査●JAXA、H3ロケットの打ち上げに失敗
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載したH3ロケット試験機1号機の打上げを2023年3月6日に予定していたが、当日の天候判断の結果、打上げ当日の気象条件が整わないことが予想されるため、3月7日に変更いたした。◇打上げ日:2023年3月7日(火)打上げ時間帯:10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)打上げ予備期間:2023年3月8日(水)~2023年3月10日(金) なお、3月7日(火)の打上げの可否については、天候状況を踏まえ、再度判断する。●宇宙探査●H3ロケットの打上げ、3月7日に変更