米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が7日午前2時34分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士2人をISSに送り届けた。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、ISSに到着
●宇宙探査●H3ロケット試験機2号機、2024年2月15日に打ち上げ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット試験機2号機の打上げを、2024年2月15日に決定した。 なお、試験機2号機ではロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)を搭載して飛行実証を行うとともに、小型副衛星2機(CE-SAT-IE、TIRSAT)に対して軌道投入の機会を提供する。◇打上げ予定日:2024年2月15日(木)打上げ予定時間帯:9時22分55秒~13時6分34秒(日本標準時)打上げ予備期間:2024年2月16日(金)~2024年3月31日(日)打上げ場所:種子島宇宙センター大型ロケット発射場●宇宙探査●H3ロケット試験機2号機、2024年2月15日に打ち上げ
●宇宙探査●小型月着陸実証機「SLIM」、月周回軌道投入に成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年12月25日16:51(日本標準時)、小型月着陸実証機「SLIM」の月周回軌道投入に成功した。 SLIMの月周回軌道は、周期約6.4時間、月に最も近いところ(近月点)では高度約600km、月から最も遠いところ(遠月点)では高度約4,000kmで、月の北極点と南極点を結ぶ楕円軌道となる。所定の計画通りの軌道変更を達成し、探査機の状態は正常。 今後は2024年1月中旬までに遠月点を低下させ、高度約600kmの円軌道に軌道を調整したうえ、近月点を降下し、着陸開始への準備を開始する。1月19日に近月点を高度15kmまで低下のうえ、1月20日午前0:00頃(日本標準時)に着陸降下を開始し、同0:20頃(日本標準時)に月面着陸を予定している。●宇宙探査●小型月着陸実証機「SLIM」、月周回軌道投入に成功
●宇宙探査●アイスペースと米オービットファブ、月面の鉱物資源の利用を含めた宇宙空間での燃料補給の覚書を締結
アイスペースは、宇宙機への燃料補給システムの開発とサービスを展開する米国のオービットファブとの間で、将来的な月探査ミッションに向けた宇宙空間での燃料補給に関して協力する覚書を締結した。今回の覚書の締結により、アイスペースとオービットファブはそれぞれの能力を補完し、水や氷、月のレゴリスや月面の鉱物資源等の宇宙資源を利用した、燃料補給の新たな手法を開発することを目指す。また、燃料供給の地球への依存を大幅に削減することを目的とした、月面での資源マッピングやISRU(In-SituResourceUtilization:現地で入手可能な資源利用)ミッション等、一連の革新的な実証実験に向けて協議を進めるための重要な一歩となる。さらに両社は、将来的に、宇宙空間を航行するアイスペースのランダーにオービットファブが燃料を...●宇宙探査●アイスペースと米オービットファブ、月面の鉱物資源の利用を含めた宇宙空間での燃料補給の覚書を締結
●宇宙探査●QPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR 5号機「ツクヨミ-I」、打ち上げに成功
QPS研究所(福岡市中央区)の小型SAR衛星QPS-SAR5号機「ツクヨミ-I」は、12月15日(金)13時05分(日本時間)に米国RocketLab社のロケット「Electron」によって、ニュージーランドから打ち上げられ、14時02分(日本時間)に高度約575kmで軌道投入に成功した。その約40分後には、ツクヨミ-Iとの初交信に成功した。現在、衛星の各機器が正常に作動しており、衛星の状態が良いことを確認できた。今後、調整を行い、アンテナの展開、そして初画像の取得を目指すことにしている。●宇宙探査●QPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR5号機「ツクヨミ-I」、打ち上げに成功
●宇宙探査●JAXA、10月12日のイプシロンロケット6号機の打ち上げ失敗の原因を公表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、10月12日のイプシロンロケット6号機打ち上げ失敗の原因を公表した。それによると、原因究明の結果、イプシロン6号機打上げ失敗の直接要因は、2段RCS(ReactionControlSystem:ガスジェット装置)のダイアフラム式タンクにおける「ダイアフラムシール部からの漏洩」と特定した。また、イプシロン6号機打上げ失敗の背後要因は、「フライト実績品に対する確認不足」にあるとした。JAXAは、2022年10月12日9時50分43秒にイプシロンロケット6号機を打ち上げたが、2/3段分離可否判断の時点で目標姿勢からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと判断し、9時57分11秒にロケットに指令破壊信号を送出し、打上げは失敗した。●宇宙探査●JAXA、10月12日のイプシロンロケット6号機の打ち上げ失敗の原因を公表
●宇宙探査●インターステラテクノロジズの小型人工衛星打上げロケットZERO、エンジン燃焼器単体試験に成功
インターステラテクノロジズは、北海道大樹町の宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」内「LaunchComplex-0(LC-0)」にて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」の燃焼器単体試験に成功した。同試験では、家畜ふん尿から製造した液化バイオメタン(LiquidBiomethane:LBM)を燃料として使用し、十分な性能を有していることも確認した。バイオメタンによる燃焼試験実施を発表しているのは、欧州宇宙機関(ESA)が開発しているロケットエンジンに続き世界2例目、民間ロケット会社としては初めてとなる。高い燃焼効率と低コスト化を両立した燃焼器ZEROの燃焼器はすべて自社設計で、SpaceX社(米国)のエンジンでも使われているピントル型インジェクタを採用してい...●宇宙探査●インターステラテクノロジズの小型人工衛星打上げロケットZERO、エンジン燃焼器単体試験に成功
●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸2024年1月20日午前0:20頃を予定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年9月7日に打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)について、2024年1~2月の着陸予定としていたが、現状、運用が順調に実施できていることを踏まえ、月面着陸について次の通り発表した。着陸降下開始2024年1月20日(土)午前0:00頃(日本標準時)月面着陸2024年1月20日(土)午前0:20頃(日本標準時)上記のタイミングで着陸を実施しない場合の着陸機会は、2024年2月16日頃となる予定。 小型月着陸実証機(SLIM)は精度100m以内のピンポイント着陸を目標としている。月のような重力天体においては他に類を見ない高精度着陸となり、現在検討が行われている国際宇宙探査計画等においても成果の活用が期待されている。<月面着陸までの今後の予定>2023年12月25日月...●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸2024年1月20日午前0:20頃を予定
●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を12月下旬にも月の周回軌道に投入
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、月に向けて航行中の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」を12月下旬にも月の周回軌道に投入する計画。そして、早ければ2024年1月19日~20日にもSLIMを月面着陸させる計画。小型月着陸実証機「SLIM」は、2023年9月7日午前8時42分11秒(日本標準時)に種子島宇宙センターから「H-IIAロケット」47号機で打ち上げられた。もし、月面着陸に成功すれば、ロシア(旧ソ連)、アメリカ、中国、インドに続き5か国目となる。●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を12月下旬にも月の周回軌道に投入
●宇宙探査●JAXA、観測ロケットS-520-33号機の打上げ成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年12月2日(土)、「先進的宇宙工学技術の実証実験」を目的とした観測ロケットS-520-33号機を内之浦宇宙空間観測所から、午後4時に打ち上げ、ロケットは正常に飛翔した。最高到達高度は、304km(打上げ279秒後)。 今後、搭載した実験装置が取得したデータについて確認し、評価を行うことにしている。●宇宙探査●JAXA、観測ロケットS-520-33号機の打上げ成功
●宇宙探査●金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」、米カリフォルニアからの打ち上げに成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証3号機の実証テーマとして選定された、金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」を搭載した米SpaceX社のFalcon9ロケットは、12月2日(土)3時19分(日本時間)、米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられ、12月2日(土)3時38分(日本時間)に分離に成功した。●宇宙探査●金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」、米カリフォルニアからの打ち上げに成功
●宇宙探査●金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」、12月2日に打上げ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証3号機の実証テーマとして選定された、金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」は、以下のとおりSpaceX社のFalcon9ロケットにより打ち上げられることが決定した。◇1.打上げ予定日時:2023年12月2日(土)3時19分(日本時間)2.打上げ場所:米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地●宇宙探査●金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」、12月2日に打上げ
●宇宙探査●観測ロケットS-520-33号機の打上げ、12月2日午後4時に延期
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所からの観測ロケットS-520-33号機の打上げを2023年12月1日(金)に予定していたが、打上げ当日の気象条件が適さないため、2023年12月2日(土)に延期した。 打上げ予定日時は、12023年12月2日(土)16:00(打上げ時間帯16:00~16:30(日本標準時))を予定している。●宇宙探査●観測ロケットS-520-33号機の打上げ、12月2日午後4時に延期
「ブログリーダー」を活用して、<宇宙探査>月と火星を第2の地球に!?SPE? さんをフォローしませんか?
米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が7日午前2時34分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士2人をISSに送り届けた。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、ISSに到着
米スペースXは6月6日、大型輸送宇宙船「スターシップ」と再利用ロケット「スーパーヘビー」をテキサス州から打ち上げ、出発から海への帰還まで、全行程の実施に初めて成功した。これによりロケットは、再利用に一歩近づいた。●宇宙探査●米スペースX、大型輸送宇宙船「スターシップ」と再利用ロケット「スーパーヘビー」の全行程実施に成功
米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」が5日午前(日本時間同日夜)、ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、予定の軌道に入った。「スターライナー」には男女2人の飛行士が搭乗しており、6月6日正午すぎ(同7日未明)、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、ISSに約1週間滞在。6月14日にも再び「スターライナー」に乗って地球に帰還する。スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は既に実用化されており、米国は2種類の有人宇宙船確保を目指す。●宇宙探査●米有人宇宙船「スターライナー」、予定の軌道に入る
中国の無人探査機「嫦娥6号」が6月4日朝(日本時間同)、月の裏側で土壌試料の採取を終え月面を離陸した。6月下旬に地球へ帰還する予定で、月の裏側の土壌を持ち帰ることに成功すれば、世界初。●宇宙探査●中国の無人探査機「嫦娥6号」、月の裏側で土壌試料の採取を終え月面を離陸
米ボーイングは、有人宇宙船「スターライナー」を、6月5日午後11時52分(日本時間)打ち上げる。5日に予定通り打ち上げられた場合、6日未明に国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、宇宙飛行士2人がISSに1週間ほど滞在して帰還する。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、6月5日午後11時52分(日本時間)に打ち上げ
中国の無人月面探査機「嫦娥6号」が6月2日、月の裏面の南極域の軟着陸に成功した。6月25日ごろに月の裏側からの土壌の持ち帰りを目指しており、成功すれば世界で初めて。●宇宙探査●中国の無人月面探査機「嫦娥6号」、月の裏面の軟着陸に成功
米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」は、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から、有人飛行士2人を乗せ、6月2日未明(日本時間)に打ち上げの予定だったが、直前で延期となった。原因は不明。●宇宙探査●有人宇宙船「スターライナー」、打ち上げ延期
米スペースは、超大型宇宙輸送システム「スターシップ」の4回目となる飛行試験を、6月5日に実施する。今回の飛行試験では、ブースターの着陸燃焼とメキシコ湾への逆噴射を利用した着水、そして「スターシップ」の再突入を達成すること。●宇宙探査●米スペース、6月5日に超大型宇宙輸送システム「スターシップ」の飛行試験実施
米航空宇宙局(NASA)は、ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」の打ち上げを早ければ6月2日に実施する。今回、有人宇宙船「スターライナー」には2名の宇宙飛行士が搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での短期田尾在が予定されている。●宇宙探査●ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」の打ち上げ、6月2日に実施
米航空宇宙局(NASA)は5月21日、ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」の打ち上げを再延期したと発表した。原因は、推進システムのヘリウム漏れのため。次回の打ち上げ予定は、現在検討中。●宇宙探査●米ボーイングの有人宇宙船「スターライナー」、打ち上げ再延期
米ボーイングは、ロケット「AtlasV」により、有人宇宙船「スターライナー」を米国時間5月21日に打ち上げる。「スターライナー」は、4人乗りの宇宙船で、米航空宇宙局(NASA)との契約により、宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。今回の有人飛行試験は、NASAに所属する2人の宇宙飛行士をISSに送り、ISSに約8日間滞在する予定。「スターライナー」の打ち上げは、当初5月6日に予定されていたが、ロケット上段のバルブから異音が発生したため、延期されていた。◆宇宙探査◆米ボーイング、有人宇宙船「スターライナー」を5月21日(米国時間)に打ち上げ
中国国家宇宙局は5月3日、月の裏側での試料採取を目指す無人探査機「嫦娥6号」を海南省から打ち上げ、打ち上げに成功した。月の裏側での試料採取に成功すれば世界初の成果となる。●宇宙探査●中国国家宇宙局、月の裏側での試料採取を目指す無人探査機「嫦娥6号」の打ち上げに成功
人工衛星システムの製造・開発・運用を担うアストロスケールは、今年2月に開始した商業デブリ(宇宙ゴミ)除去実証衛星「ADRAS-J」のミッションにおいて、観測対象のデブリに接近する過程で撮影したデブリの画像を公開した。デブリへ接近し近距離で撮影した画像を公開するのは世界初。運用を終了した衛星等のデブリは、外形や寸法などの情報が限られるほか、位置データの提供や姿勢制御などの協力が得られず、接近・捕獲等を行うための技術的な観点から非協力物体とも呼ばれる。デブリについて、その劣化状況や回転レートなど、軌道上での状態を把握しつつ、安全・確実にRPO(ランデブ・近傍運用)を実施することは、デブリ除去を含む軌道上サービスを提供するために不可欠な技術。ADRAS-Jは、実際のデブリへの安全な接近を行い、近距離でデブリの状...●宇宙探査●アストロスケール、デブリ(宇宙ゴミ)を近距離で撮影した画像を世界で初めて公開
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット3号機による先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)は、6月30日(日)に打ち上げると発表した。◇打上げ予定日:2024年6月30日(日)打上げ予定時間帯:12時6分42秒~12時19分34秒(日本標準時)打上げ予備期間:2024年7月1日(月)~2024年7月31日(水)打上げ場所:種子島宇宙センター大型ロケット発射場●宇宙探査●H3ロケット3号機、6月30日に打ち上げ
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、小型人工衛星の物流サービスを手がけるイタリアのベンチャー企業D-OrbitS.p.Aと、ロケット打上げサービス提供に関する包括契約を締結した。両社は今後、宇宙産業の大きな成長が見込まれるアジア圏において、市場拡大のボトルネックとなりうる宇宙輸送サービス供給に協力して貢献する。D-Orbit社は、衛星の「ラストワンマイル」事業とロケット打上げ事業の連携で、低価格で柔軟な宇宙輸送サービス提供へこれまで15回の軌道上ミッションを成功させ、累計140機以上の衛星の軌道投入実績を有している衛星向けロジスティクス分野におけるリーディングカンパニー。同社は、複数の小型衛星を搭載できる「ION」を自社開発・製造し、衛星を事業者が希望する軌道に正確に投入する「衛星のラスト...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、イタリアのD-Orbitと打上げサービス提供に関する包括契約を締結
将来宇宙輸送システム(ISC)は、米ウルサメジャー・テクノロジーズ(UM)と協業し、再使用型ロケットを開発するASCA-1(アスカ-ワン)プロジェクトを始動するとともに、米国法人シリウス・テクノロジーを設立する。ISCは、宇宙往還を可能とする輸送システム実現の第一歩として、再使用型ロケットによる人工衛星打ち上げサービスを目指している。既に文部科学省SBIRフェーズ3事業「民間ロケットの開発・実証」の採択を受けており、現在、2028年3月までの人工衛星打上げ実証に向けた研究開発に取り組んでいる。今回、同プロジェクトを通じて開発する再使用型ロケットの名称を「ASCA-1(アスカ-ワン)」と定め、段階的に有人宇宙飛行に挑戦する開発ロードマップを策定した。あわせて、米国のロケットエンジン開発企業である米ウルサメジ...●宇宙探査●将来宇宙輸送システム(ISC)、再使用型ロケット「ASCA-1(アスカ-ワン)」プロジェクトを始動
QPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR7号機「ツクヨミ-Ⅱ」は日本時間4月8日(月)8時16分の打上げ、初交信成功の後、同日深夜に収納型アンテナの展開に成功した。その後の機器の動作情報ならびにジャイロなどのセンサー類、ツクヨミ-Ⅱのアンテナの一部を撮影した衛星のセルフィー画像を総合的に検討した結果、アンテナは無事に展開したことを確認いたした。今後、衛星の調整を続け、初画像の取得を目指す。●宇宙探査●QPS-SAR7号機「ツクヨミ-Ⅱ」、アンテナ展開に成功
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と「打上げ輸送サービスの調達に関する基本協定」を締結しました。同協定は、JAXAが公募した超小型衛星ミッションで開発された衛星を打ち上げる民間事業者を選定するもので、スタートアップ等による宇宙輸送サービスの事業化を打上げ発注契約によって支援するもの。日本政府は2030年代前半までに、国や民間ロケットを活用して国内の打上げ能力を年約30件確保するとの方針案を示しており、インターステラテクノロジズは引き続き、信頼性とコスト競争力を両立させた小型ロケット「ZERO」の開発を通じて、国内の自立的な宇宙アクセス維持・拡大に貢献する。同協定は、超小型衛星ミッションを公募し、JAXAが選定した民間輸送サービスで打ち上げるJAXA-SMA...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、JAXAの超小型衛星の打上げ輸送サービス「JAXA-SMASH」の優先打上げ事業者に選定
高砂熱学工業は、月面用水電解装置フライトモデル(FM)の開発を完了し、月面輸送サービスを手掛ける宇宙スタートアップ企業のアイスペースへ引き渡した。近年、月に水資源がある可能性が示されている。将来的に月面で採取した水から水素と酸素を生成すれば、水素はロケットなどの燃料として、酸素は人が月面で生活するために利用できる。同社は、建物で利用するエネルギーとして水素に着目し、約20年前より水素製造技術の開発を始めた。地上用の水電解装置を開発し、空調設備事業で培ったエンジニアリング力で、再生可能エネルギー由来電力を用いたグリーン水素利用システムの社会実装に取り組んでいる。新たな領域での研究を進めるべく、2019年12月には、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結し、アイスペースと...●宇宙探査●高砂熱学工業、世界初となる「月面用水電解装置」完成し月への輸送を担うアイスペースへ引き渡し
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、IHIエアロスペース相生試験場(兵庫県相生市)にて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」用ターボポンプの冷走試験に成功した。ターボポンプは、燃焼器に燃料と酸化剤を送る”心臓部”に当たり、ロケットエンジンの中でも最も開発が難しい要素の一つと言われている。同試験ではターボポンプが目標の回転数で良好に動作していることを確認し、ZERO初号機打上げに向けて大きな開発マイルストーンを達成した。ZEROエンジン用ターボポンプは、燃料ポンプと酸化剤ポンプを一体化させた「一軸式」を採用。燃料と酸化剤それぞれでポンプを分ける場合と比べて技術的な難度が高い一方、エンジンシステム全体の小型・軽量化や部品点数の削減による低コスト化につなが...●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン用ターボポンプ冷走試験に成功
QPS研究所(福岡市)が開発した小型レーダー衛星「アマテル3」が、米カリフォルニア州からスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられ、軌道投入に成功した。同社の小型レーダー衛星は今回が3基目。2020年代後半までに、36基体制の構築を目指す。レーダー衛星はマイクロ波を地上に照射し、その反射波を解析することで地上の地形や物体などを見分けることができる。●宇宙探査●QPS研究所、小型レーダー衛星「アマテル3」の軌道投入に成功
韓国航空宇宙研究院(KARI)は、5月25日(現地時間)、羅老宇宙センターから3段式の液体燃料ロケット「KSLV-II(ヌリ)」ロケットを打ち上げ、成功した。これは、KSLV-IIにとって3回目のミッションとなる。打ち上げれたKSLV-2は、合成開口レーダー(SAR)衛星を含む、7機の衛星を太陽同期軌道(SSO)に投入した。しかし、同時に打ち上げられた1機のキューブサットは正常な軌道へと投入されなかった。●宇宙探査●韓国、「KSLV-II」ロケットの打ち上げに成功
インド宇宙研究機関(ISRO)は、5月29日(日本時間)に「GSLV」ロケットの打ち上げを実施し、搭載された測位衛星「NVS-01」の打ち上げに成功した。衛星測位システム(GNSS:グローバルナビゲーションサテライトシステム)は、アメリカの「GPS」、欧州の「Galileo」、ロシアの「GLONASS」、中国の「北斗(BeiDou)」、日本の「みちびき」などが稼働中。●宇宙探査●インド、インド版GPSの初号機衛星の打ち上げに成功
アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、2023年4月26日(日本時間)に実施した着陸シーケンスに関して、日本橋にあるミッションコントロールセンター(管制室)で得られたフライトデータの解析を完了し、以下の通り発表した。フライトデータの解析の結果、同社のランダーが計画された着陸シーケンス中の全ての減速運用を完了し、計画通り秒速1m以下の降下速度かつ垂直状態で月面高度約5kmにまで接近したこと、また、月面への軟着陸には至らなかったが、その原因を特定の上、後続するミッション2及びミッション3に向けた改良点の特定を完了した。2023年4月26日0時40分頃(日本時間)、月面からの高度約100km地点から着陸降下を開始したランダーは、計画された着陸シーケン...●宇宙探査●アイスペース、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のフライトデータ解析結果を発表
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、3月7日に種子島宇宙センターにおいて新型ロケット「H3」1号機の打ち上げに失敗した。その後、再現試験を実施し原因を調査を行い、調査結果を発表した。それによると、第2段エンジン内の機器や配線でショートが発生していた可能性が高いことを明らかにした。●宇宙探査●JAXA、新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ失敗の原因調査結果を発表
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、民間企業として世界初の月面着陸を予定していたが、4月26日8時時点において、ランダーとの通信の回復が見込まれず、月面着陸を確認するSuccess9の完了が困難と判断した。一方で、設定した10段階のマイルストーンのうち、Success8までのマイルストーンで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現するうえでの貴重なデータやノウハウなどを獲得することができた。これらは、今後の月面探査を進める上で大きな飛躍であり、日本のみならず、世界の民間企業による宇宙開発を進展させる布石になる。同社は、2024年のミッション2、2025年のミッション3の技術成熟度を飛...●宇宙探査●アイスペース、2024年のミッション2、2025年のミッション3へ向け再スタートを切る
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)による、民間企業として世界初の月面着陸を2023年4月26日1時40分(日本時間)に予定していたが、東京の日本橋にあるミッションコントロールセンター(管制室)においてランダーの月面着陸の成否が確認できていない、と発表した。引き続き同管制室においてランダーの現状把握に向け対応を行っているが、民間初の月面着陸は失敗した模様。●宇宙探査●民間初の月面探査機「HAKUTO-R」、月面着陸に失敗
アイスペースは、民間月面探査プログラムHAKUTO-Rミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日(水)1時40分(日本時間)に設定した。HAKUTO-Rミッション1は、2023年4月14日現在、着陸シーケンスの前に計画されている全ての月軌道制御を完了し、ランダーが着陸シーケンスを開始する準備ができていることを実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第8段階である「Success8」が完了した。ランダーはこの後、2023年4月26日午前0時40分頃(日本時間)に高度約100kmの円軌道から降下を開始し、着陸態勢に入る予定。降下段階において、ランダーは自動制御状態で主推進系を逆噴射で燃焼して軌道速度から効率的に減速し、姿勢を調整しながら約1時間で月へ軟着陸する...●宇宙探査●アイスペース、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月面着陸を4月26日1時40分に設定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2022年10月に小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した原因を特定した。それによると、ダイアフラム式(半球状のゴム膜)タンクが、リング間隙間に噛み込み、その後の溶接工程等でその噛み込んだ部分が破断・損傷し推進薬が液側からガス側に漏洩した。その時、ダイアフラムが液ポートに覆いかぶさり、パイロ弁開動作時にダイアフラムにより閉塞した。これにより、「イプシロン」6号機打上げ失敗の原因は「ダイアフラムシール部からの漏洩」と特定した。今後、直接原因の是正として、現タンクの設計変更案とH-IIAタンク活用案を検討、トレードオフを実施して処置を決定する。さらに、背後要因(間接的原因)の分析結果等をイプシロンSロケットの開発に生かす。●宇宙探査●JAXA、2022年10月に小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗した原因を特定
欧州宇宙機関(ESA)は4月14日、木星と三つの衛星に向け、木星探査機「JUICE」をアリアン5ロケットで打ち上げた。今後、同探査機は2031年に木星に到着し、2035年にかけて木星のほかエウロパ、ガニメデ、カリストの3つの衛星を観測する。日本も機器開発などで同探査計画に参加している。●宇宙探査●ESAの木星探査機「JUICE」、打ち上げに成功
欧州宇宙機関(ESA)は、木星衛星探査機「JUICE」の新たな打ち上げを、4月14日(金)午後9時14分(日本時間)に設定した。●宇宙探査●木星衛星探査機「JUICE」、4月14日午後9時14分に打ち上げ再設定
欧州宇宙機関(ESA)は、4月13日に予定していた木星の衛星探査機「JUICE」の打ち上げを、天候の影響で延期したと発表した。●宇宙探査●木星の衛星探査機「JUICE」、打ち上げ延期
アイスペース(ispace、袴田武史社長)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日(日本時間)午前1時40分に設定した。成功すれば、民間として世界初の月面到達となり、官民含めて日本の船が着陸した例はなく日本としても初。2023年4月12日時点でミッション1のランダーは、近月点(月に最も近い地点)高度が約100km、遠月点(月に最も遠い地点)高度が約2,300kmの楕円軌道で月を周回し、月周回軌道投入後、ランダーに搭載したカメラによる撮影、画像の取得にも成功している。今後複数回の軌道制御マヌーバ(宇宙船の軌道を変えるために推進システムを使用すること)を行い、高度100kmの円軌道で月を周回する軌道に到達し、ミッション1マ...●宇宙探査●アイスペース、「HAKUTO-R」の月面着陸を4月26日午前1時40分に設定し成功すれば民間として世界初の月面到達
<新刊情報>書名:宇宙ベンチャーの時代~経営の視点で読む宇宙開発~著者:小松伸多佳、後藤大亮発行:光文社(光文社新書)宇宙開発の分野はこれまで政府が主導していたが、今、民間企業がイニシアティブをとった「ビジネス」として急速に生まれ変わりつつある。そして、「宇宙ベンチャー」と呼べる民間ベンチャー企業がこの流れを加速させている。転機となったのは2021年。アメリカの起業家イーロン・マスク氏が創設したスペースXなど複数社が宇宙旅行を成功させたことで、この年は「民間宇宙ベンチャー元年」と称される。日本でも、スタートアップや宇宙系以外の大手企業が続々と参入している。なぜ、民間宇宙産業が活況を呈しているのか。ベンチャー・キャピタリストとJAXAのエンジニアが「宇宙ビジネスの展望」を綴る。【目次】第一章宇宙ビジネス概観...●宇宙探査<新刊情報>●「宇宙ベンチャーの時代」(小松伸多佳、後藤大亮著/光文社)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、H3ロケット試験機1号機打上げ失敗に関する原因究明活動を進めている。このため、H-IIAロケットを打上げ準備作業に入ることは難しく、H-IIAロケットへの技術的に詳細な影響評価を行った上で、次の打上げに臨むことにしている。H-IIAロケットによるX線分光撮像衛星(XRISM)およびSLIMの打上げ時期については、月軌道投入可能期間となる2023年8月以降で調整を行うことになった。●宇宙探査●H-IIAロケットの打ち上げ、8月以降に延期
アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月周回軌道投入を完了し、ランダーとペイロード(顧客の荷物)を月周回軌道に投入する能力を実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第7段階である「Success7」が完了した。次のミッション1マイルストーンとなる「Success8」については、月周回軌道上での、着陸シーケンスの前に計画されている全ての軌道制御操作の完了を確認した後、2023年4月下旬頃に発表を予定している。その後、2023年4月下旬頃に、「Success9」となる月着陸が行われる予定。これが成功すれば、民間では世界初の月面着陸となる。ミッション1では、打ち上げから着陸までの間に10段階のマイルストーンを設定しており、それぞれに設けたサクセスクライテリアを達成することを目指す。ミッシ...●宇宙探査●アイスペースの「HAKUTO-R」、4月下旬に民間で世界初の月面着陸を予定
宇宙船クルードラゴン5号機が、3月11日16時5分(日本時間)にISSを離脱した。12日11時19分(同)に米フロリダ沖に帰還する予定。同宇宙船には、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一宇宙飛行士が搭乗している。●宇宙探査●若田宇宙飛行士搭乗の宇宙船、ISSを離脱し12日米フロリダ沖に帰還予定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び国際宇宙ステーション(ISS)計画参加宇宙機関は、若田光一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船運用5号機(Crew-5)のISSからの離脱について、下記の予定となった。◇1.ISSからの離脱日:2023年3月9日(木)(日本時間)以降[2023年3月9日(木)(米国東部時間)以降]2.搭乗員:ニコール・マン(NASA)、ジョシュ・カサダ(NASA)、若田光一(JAXA)、アンナ・キキナ(ROSCOSMOS)●宇宙探査●クルードラゴン宇宙船(Crew-5)のISS離脱日、3月9日(日本時間)以降に決定
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケットのミッション達成の見込みがなくなったため、指令破壊信号を出した。●宇宙探査●JAXA、H3ロケットの打ち上げに失敗
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)を搭載したH3ロケット試験機1号機の打上げを2023年3月6日に予定していたが、当日の天候判断の結果、打上げ当日の気象条件が整わないことが予想されるため、3月7日に変更いたした。◇打上げ日:2023年3月7日(火)打上げ時間帯:10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)打上げ予備期間:2023年3月8日(水)~2023年3月10日(金) なお、3月7日(火)の打上げの可否については、天候状況を踏まえ、再度判断する。●宇宙探査●H3ロケットの打上げ、3月7日に変更