イーストウッドの新作が劇場公開されないという異常事態にいよいよ映画の終焉を感じてしまう2024年だけど、ジョン・フォードの『深紅の血汐/Scarlet Drop』(1918)が100年以上振りに南米チリで発見されるという信じがたくも胸躍るニュースもあったのだから、「希望は残っているよ どんな時にもね」の精神でイーストウッドの新作を待ち続けたい(コッポラも)。 『深紅の血汐/Scarlet Drop』(1918) この映画は当時「ハリー・ケリーのキャリアにおける最高のヒット作」と評されたが、最初の公開以来行方不明となっていた。 『狂気の愛/L'amour fou』(1969) ネガ焼失のため現存…