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伊藤浩之の春夏秋冬
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2016/02/23

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  • 保存会は今週も活動

    ボランティア活動は12月から翌年3月までの間は毎週、火曜日と水曜日に実施されており、白皮を作るまでの作業を保存会員全体で行われている。昨年は、うろ覚えだが180㎏程度の白皮を作った。白皮は、次の紙漉きシーズン(紙漉きは主に冬期に行われる)に紙漉きの材料として使われる。楮の枝を刈り取った後、学舎まで運び、75㎝程度にそろえて裁断し、束ねて釜で発生させた蒸気でふかす。1回のふかし時間は約2時間だ。枝が十分ふかされると、あたりに甘い香り・・サツマイモのような香りが漂う。昨日、今日の香りは特に強かったような印象がある。枝の皮には、時々食い荒らされたような跡があった。カミキリムシによる食害だ。また、白皮にワインレッドのシミがついている場合がある。これも別種のカミキリムシによる被害で、楮の枝内に産み付けられた卵からか...保存会は今週も活動

  • ここ1ヶ月間に見た空

    そんなことを思いながら写真のデータをみてみた。「あれ、これは!」と思ったのが、実は寒くて穏やかな空(気象条件)の日にしか見えないサンピラー(太陽柱)。昨年暮れ12月28日の日暮れ時に見た。沈んだ太陽の上部に立ち上がる光の柱。沈む太陽の光に照らされた雲の明るみの中に、相対的に明るい部分が見えるような気がしたので、写真に撮っていた。微妙な感じではあったが、写真で見る限り、サンピラーだと思う。上空に温度の低い寒気が入り込んで風がない日は、寒気で空気中の水分が六角形の板状に結晶し自重で落下する際乱されることがなく、空気抵抗で地上と平行に整然と面を向ける。この面が鏡となって下方から射し込む太陽光を反射する結果、柱状により明るく輝いて見える。これがサンピラーと呼ばれる現象だ。太陽に照らされる雲がじゃまして柱が見えにく...ここ1ヶ月間に見た空

  • rfcの福島県広報番組を収録ー放送は1月30日12時30分から45分まで

    収録のテーマは、福島県伝統的工芸品「遠野和紙」の継承の取り組みについて。保存会員として私と地域おこし協力隊員の2名が進行のアナウンサーの質問に答える形で、収録が進められた。収録の当日は簡単な打ち合わせをしただけ。機材を準備した後直ちに収録がスタートした。具体的な質問は事前の打ち合わせに従って出されてくる。このため収録の趣旨や概要は事前に知らされていたものの、その回答はその場で質問に即して考えるしかない。答えは質問に即しているのか、どこまで話せば良いのか、若干逡巡しながら答えていった。若干の緊張もある。回答する時の息づかいにこうした逡巡や緊張を感じながら回答していた。口頭で一定のやりとりがあった後は、紙漉き(ため漉き)の実演で音も拾いながらの収録をして、担当したアナウンサーにもハガキ大の紙漉きを体験してもら...rfcの福島県広報番組を収録ー放送は1月30日12時30分から45分まで

  • とりあえず卒業証書の和紙漉きを今日終えたのだが・・

    以前も本ブログに書いたのだが、今年の保存会に関わる作業は、4日から始まっていた。4日には、炭酸ナトリウムを加えたお湯で白皮を煮た(煮熟=しゃじゅく)ものを釜からとりだして水流に晒し、5日から皮の汚れやごみを取り去る塵取りして、9日からはほぼ連日、紙を漉いて乾燥させる作業を進めてきた。しかし、保存会による紙漉きは今シーズンが初。一定の厚みを持って好き上げる技能には難もあると思っていた。溜め漉きは、簀桁に漉き舟から紙料(水に楮の繊維とネリを混ぜたもの。ネリはトロロアオイの根から抽出する粘りのある成分)を汲み上げ、多少揺すって水を滴り落とすことを数回繰り返して、厚みを着くって紙とする漉き方。流し漉きが、揺すりの後に簀桁上の水や余分な繊維を流し落とすことを数回繰り返して厚みを作るのとは異なった漉き方だ。そのため漉...とりあえず卒業証書の和紙漉きを今日終えたのだが・・

  • 愛犬と戸外に出ると、切れるような空気感があった。いつにもなく寒い朝だ。この寒さが作り出したのが霜の絨毯だ。草の葉っぱを真っ白になっていた。昨年11月の初霜以来、霜が降りる朝は珍しくない。しかし、今日の霜はこれまでと様子が違う。草の葉が全面的に白く凍結しているのだ。これまでの霜は、ここまで葉っぱを白く塗りつぶしたことはなかった記憶がある。たしかに霜の結晶が成長して尖った針のような印象を与える朝も何度かあった。よほど寒い朝だったのだろう。そんな朝でも霜は葉っぱの縁取りをしている程度だった。ここまで全体を凍みつかせていることはなかったろう。記録のためにも写真を撮っておこうと思った。畑の土も凍みていた。ふと見上げると、我が家からはまだ日の出前。午前7時20分だったが、我が家はまだ日の出前。向こうの林を透かして太陽...霜

  • 保存会白皮作り再開

    新年を迎えた保存会だが、当面2つのミッションがある。1つは和紙の材料となる楮の白皮作り、2つは和紙作りだ。和紙作りは、時間が限られている卒業証書の用紙を漉く作業だ。溜(た)め漉きという手法で漉いていく。紙漉きには大きく分けて流し漉きと溜め漉きの2つの手法がある。流し漉きは、水に楮(こうぞ)の繊維とトロロアオイの根から作るネリ(糊状の成分)を混ぜ合わせた紙料を簀桁(すげた)に汲み上げて、水を揺すり、残った水を捨てる作業を数回繰り返して厚みを作る。一方、溜め漉きは、簀桁に汲み上げた紙料を多少揺すって静止させ水を滴り落として繊維の厚みを作る手法だ。漉き方自身は、それほど難しくはないが、必要な厚みを作ることに難しさがある。まだまだ素人に毛が生えた程度の技術しか持っていない私なので、必要な厚みの紙を安定して漉き上げ...保存会白皮作り再開

  • 今シーズンの初積雪

    今シーズンは、昨年暮れだったかに雪が舞った記憶がある。しかし、今朝のように雪が積もったのははじめてだ。雪に指を突き立ててみると、私の右手人差し指の第2関節までの深さ。おおよそ4cmの積雪だった。雪の上になぜか虫・・5mm程度の甲虫だったが、なぜか転がっていた。木の下とかならば、たまたま樹上にいたものが、寒さで凍えて落下したと考えられる。しかし、その場所は上部が空に開けた場所だった。この虫、どこから来たのだろう。不思議。雪が降り終る頃、どこからかやってきて、この場所で力尽きたのだろうか。さて、雪は庭を白く美しく着飾らせる。今年咲いたサザンカは、雪を被って赤と白のコントラストを際立たせていた。ツバキも美しい。考えて見ると、この季節に庭で色づいているほとんどは赤色。マンリョウの実も赤色だ。ナンテンも。唯一違った...今シーズンの初積雪

  • 災害で始まった新年

    それにしても大地震はなぜに寒い時期に多いのか。2018(平成28)年の熊本地震は4月から7月の間に震度7が2回をはじめ震度5弱以上の地震を19回観測する大地震だったが、1995(平成7)年の阪神・淡路大震災が1月17日、2011(平成23)年の東日本大震災が3月11日でどちらも寒い時期。もちろんその他にも大きな地震は起きているのだが、強く印象に残っている地震は、なぜか寒い時期に発生しているものだ。もっとも、印象に残り続けるのは別の要因もあるだろう。規模が大きく繰り返し報道されていたにとどまらず、阪神・淡路は発災の日に神戸市を訪れる予定になっていたことがある。当時務めていた共産党市議団の事務局長として団の視察に同行していることにしていたのだが、発災の報を受けて視察を中止したし、当初計画の前泊行程で宿泊が予定...災害で始まった新年

  • 新しい年の始まり。おめでとうございます

    郷社八幡神社の初詣には毎年来ているが、今回は代理の勤めということで、大晦日に実施する年越し祭から神社に足を運んでいた。神社がある高台の登り口から石段を登り、拝殿前の広場に入る。東日本大震災で被災した石段は段差が乱れたまま。歩きにくい。その脇には舗装された坂道がある。こちらは歩きやすいのだが、鳥居をくぐって参内したいので、あえて石段を登った。年越し祭は、2023年12月31日午後11時15分に始まった。宮司による祝詞奏上や出席者による玉串奉てんなど一連の神事を終え、数十分後の新年を待つ。午前0時が近づく。境内からは鈴を打ち鳴らす音が聞こえてきた。二年参りや初詣の参拝客が境内にやってきているようだ。午前0時が過ぎ2024年1月1日、新しい年が時を刻み始めた。「あけましておめでとうございます」の祝詞の交換の後、...新しい年の始まり。おめでとうございます

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