保存会は今週も活動
ボランティア活動は12月から翌年3月までの間は毎週、火曜日と水曜日に実施されており、白皮を作るまでの作業を保存会員全体で行われている。昨年は、うろ覚えだが180㎏程度の白皮を作った。白皮は、次の紙漉きシーズン(紙漉きは主に冬期に行われる)に紙漉きの材料として使われる。楮の枝を刈り取った後、学舎まで運び、75㎝程度にそろえて裁断し、束ねて釜で発生させた蒸気でふかす。1回のふかし時間は約2時間だ。枝が十分ふかされると、あたりに甘い香り・・サツマイモのような香りが漂う。昨日、今日の香りは特に強かったような印象がある。枝の皮には、時々食い荒らされたような跡があった。カミキリムシによる食害だ。また、白皮にワインレッドのシミがついている場合がある。これも別種のカミキリムシによる被害で、楮の枝内に産み付けられた卵からか...保存会は今週も活動
2024/01/24 22:50