キモチの行方③彼女は周り観客達とは明らかに違う雰囲気で、騒ぐ声に戸惑っているのか忙しなく目を動かした後、直ぐに此方に視線を戻してきた。真っ直ぐ自分を見つめる目…
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼人魚と騎士[前日蜜話]⑴扉の錠を何個も掛けた。副大将もテマンも近付くなと何度も念押しをした。はぁと長いため息を吐いて肩越しに顔だけを寝台に…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑫※ウンス以外ヨンに誰かが触れる、迫るのが嫌な人は飛ばしてOKです。ヨンはすかさずソヨンから離れると後ろに置いてある…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑩「・・・あの、貴方様は軍の兵士なのですよね?」「ああ」「では王様を御覧になった事はございますか?」「王様?ある、護…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑨ウンスの妹の名前はソヨンと言った「道の途中に馬がいて、どうしてだろう?と思っていたのです」「俺がそこに置いたままに…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑪※ウンス以外ヨンに誰かが触れるのは嫌な人は飛ばしてOKです。「お名前をお聞きしても良いですか?」「・・・チェヨンと…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑧ヨンは守り神を射抜く勢いの眼差しを向けている「よくそんな願い聞いたな?」「・・・ウンスが頼むのだから仕方ない」まだ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑦海に引きずり込まれる!ヨンは咄嗟に息を止めた・・・がドサリと自分の体重の重さのまま地面に倒れ込んだ「いっ・・・?!…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密](6)「・・・・・」ヨンは庭園の石橋に座り悩んでいたウンスの使っていた針等はヨンが預かっている故にあれからウンスは何…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]⑤チャン侍医の誘いを素直に受け止めたウンスは典医寺に来て花壇を見ていた診療が暇になったチャン侍医が薬材を取りに外に出…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]④ヨンは口を閉じたまま兎を見ているチャン侍医は木箱に兎を移しそれをヨンの前に出した「無い訳ではありません、これを・・…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ㉓「・・・・・」既に数刻は経っている。ヨンは強く目を瞑ってそのまま眠ってしまえと半ば頭を抱えた…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]③暫くしてチャン侍医は麻袋に何かを入れ竹林から出て来た「・・・トクマンに口外しない様言っておいて良かった」そう言うチ…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]②「・・・これは動物の兎の血でしょうか?」チャン侍医は布の血をジッと見つめ角度を変え見ていたた後匂いを嗅いだり白い紙…
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽人魚と騎士[赤の秘密]①大将の見つけた女人は何て美しいのだろうか?天女なのだろうか?あんなに白い肌に大きな瞳は初めて見た何より赤い髪の色は…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](7)ヨンは隊士達を連れ蝋燭屋に向かった何故か雨が降っているウンスが泣いているのかもしれない蝋燭屋を畳むと言う店主で…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](6)次の日も蝋燭を買いに行ったウンスが探して欲しいと言っている様に思えたからだ町人達は何も知らないのか人魚の女人の…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士(5)二人が会う様になり季節は夏になろうとしていた「守り神に会えないか?」またヨンが聞いて来てウンスは首を傾げてしまう「どうかし…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](4)この女人の話を聞いてヨンは腕を組んで顔を顰めた何て奴らだ本当に馬鹿者だらけだしかしこの女人の姿も真信じ難い「名…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](2)ヨンは一人生い茂った草原を歩いていた他の部下も連れて来れば良かったと思ったが、はたして話を信じてくれるかどうか…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](3)急いで女人の元迄泳ぐと身体を捕まえた「馬鹿野郎!何やってんだ!」ヨンは女人の身体を掴み戻ろうと引くが「きゃあ!…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士[出逢い編](1)この村には昔から言い伝えの儀式があった村を持続させる為には何十年かに一度海に住む守り神に生贄を捧げなければなら…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❽最近蝋燭屋がどうにも怪しいと言われ始めた突然店が繁盛した事蝋燭屋の不満を言っていた漁師が貧しくなった事あの屋敷は不気…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❼ある日漁師が蝋燭屋に乗り込んで来た「人魚を出せ」夫婦は驚き何の事だと誤魔化したが漁師は屋敷の奥に人魚がいる事はわ…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❻夜も更けそろそろ店を閉じようと家主が暖簾をしまっていると店の前に一人の男が立っていた「何か御用で?」「此処に蝋燭が…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❺ウンスが屋敷に来てから数ヶ月が過ぎていた蝋燭屋は益々繁盛して遠い国から来た貿易商が注文する様にもなり夫婦は喜ん…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❹人魚の名前はウンスと言う顔を拭き髪を洗い新しい着物を纏うと嫁に行くには歳を食っているがそれでも誰もが褒める程の…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❸「さあ、着いたよ」いや、足が無いから無理か家主は人魚を担ぎ店に入ると店に並べられている蝋燭を人魚はぼさぼさの髪の…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❷海辺に近く貿易商や旅人がよく通る町だったその町で家主夫婦は昔から蝋燭屋を営んでいたが、二人の描く絵は単調な色合いで…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇人魚と騎士❶ある屋敷家主と妻は食事をしながら笑っていた「初めて見た時は化けモンだと思ったけど今思えば良い買い物をしたもんだ・…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ㉒――しかし。今し方典医寺に向かった筈のヨンが兵舎に戻って来た。出て行ったばかりのヨン…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣佳人(カジン)(8)案の定歩みが遅くなってきたウンスを横目に見て、ヨンは足を止めた。「・・・イムジャ」「え…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣佳人(カジン)(7)「あの者・・・いや、キム家は元々が地方からの移住者でした。貿易で貯めた資金で開京に…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ㉑兵舎に戻り自分の部屋に入ったヨンは暫く呆然と立ち尽くしていた。噂。チャン侍医を嘲笑して…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑳チャン侍医がウンスの部屋に行く頃には夕方になっていて、やはり大人しく待っていられなかっ…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑲朝から部屋の窓側に椅子を置きウンスはボーと外の薬草園を眺めていた。診療所に向かう前にチャン…
✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣イトシイイトシイイウココロ⑱次の日の昼頃に典医寺に数人の女官が入って来て診療所から出て来たチャン侍医は何事か…
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キモチの行方③彼女は周り観客達とは明らかに違う雰囲気で、騒ぐ声に戸惑っているのか忙しなく目を動かした後、直ぐに此方に視線を戻してきた。真っ直ぐ自分を見つめる目…
気持ちの行方②『チェヨン氏に似合う役があるんだが、考えてみないか?』そんな話をマネージャーから聞いたのは1年前の事だった。現代ドラマしか出なかった自分に時代劇…
気持ちの行方①カチャンカチャン・・・・・。ウンスは先程から何の音かと周囲を見渡したが、見えるのは果てしなく広がる寂しい草原と点々と生えている黄色い野花しか見え…
2周目は幸せになります11.5「どんな環境でも人間は学ぶ権利がある」アメリカの大学にいた頃、とある教授が言った言葉だった。小さい頃から自分は何事も周囲の目を気…
2周目は幸せになります⑪ヒールをカツカツと打ち鳴らし歩いて来た女性に誰も声を発しなかった。 ワンレンの艶やかな黒髪を腰まで伸ばした彼女は目鼻立ちの綺麗な顔立ち…
Insensitive【前】「俺、結婚する事になりました」 週末の夜は仕事終わりの客でどの店も賑わっている。 江南区に新しく出来たという焼肉屋もまた店員の声と…
2周目は幸せになります⑩「・・・今日は、これで終わりです」 少しの静寂の後、彼が再び呟いた。 しかし、それは独り言でなくどうやらウンスに向けられたものだった。…
2周目は幸せになります⑧さて、私が今いる状況を把握するべく自分の中に1つの秤を想像してみた。 横には数年前に私を裏切り幸せな人生を歩んでいる男。何故か、この男…
2周目は幸せになります⑦――ああ、あれだわ。見た事あると思ったらよくある高校の校舎だわ。 ウンスはビルにすると10階建てになる施設を静かに見上げ思った。 横に…
2周目は幸せになります⑥ウンスが驚愕したのは、あの気まづいランチから二日しか経っていないというのに再びイ氏から連絡が入った。 「チェ社長が帰国致しまして」 「…
2周目は幸せになります⑤仁川空港近くのハイクラスホテルの中にある小洒落たレストランに来るまで車の中では、イ氏は疎かチェヨンもウンスも一切話す事は無かった。重苦…
2周目は幸せになります④三日後、ウンスは漢江近くにあるビルのエントランスに立っていた。 目立つ格好は困るという事で、地味なスーツと赤茶色の髪を1つに纏め一応サ…
2周目は幸せになります③一気に疲れ果てながらウンスは自分の家に帰って来た。 結局はあの男の頼みを飲んだ自分が馬鹿だと罵りながらとぼとぼと玄関に入ると、そんなタ…
2周目は幸せになります②それはウンスがよく知る江南区の街並みが映された写真だったが、彼は大きなビルを指指した。 「この隣にもその施設を予定しております。大体こ…
※シンイ現代話です。2周目は幸せになります①突然の来客にベッドから起きたばかりのウンスはもそもそと髪を整え、インターホンのボタンを押した。この独身用ヴィラに住…
底から⑦曇天は嫌いだ。 長く親しんだ場所を失った日も自分の人生を共に歩む筈だった仲間が亡くなった日も、こんな今にも雨が降りそうな曇り空だった。 空気も重苦しく…
底から⑥ヨンは俯いていた顔を上げ、立っている場所を理解すると身体を強ばらせた。 自分は何時の間に湖の中に入っていたのか。 魚釣りをする為に来た筈が無意識にここ…
2周目は幸せになります⑦――ああ、あれだわ。見た事あると思ったらよくある高校の校舎だわ。 ウンスはビルにすると10階建てになる施設を静かに見上げ思った。 横に…
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※シンイ現代話です。2周目は幸せになります①突然の来客にベッドから起きたばかりのウンスはもそもそと髪を整え、インターホンのボタンを押した。この独身用ヴィラに住…
底から⑦曇天は嫌いだ。 長く親しんだ場所を失った日も自分の人生を共に歩む筈だった仲間が亡くなった日も、こんな今にも雨が降りそうな曇り空だった。 空気も重苦しく…
底から⑥ヨンは俯いていた顔を上げ、立っている場所を理解すると身体を強ばらせた。 自分は何時の間に湖の中に入っていたのか。 魚釣りをする為に来た筈が無意識にここ…
底から⑤ぼやりと水面の上に明かりが浮かんでいる。 今日は波も無い穏やかな日ゆえ波に日差しでも当たっているのだろうか? ヨンはそう思い足を進め短く刈られた草原を…
底から④「王宮が土地併呑(併合)の御触れを出したので、官僚や地主達がこぞって土地を買い占めています」 「だから、何です?」 「・・・結局民はその地主に雇用して…
底から③最近寝覚めが良くない。 日に日にあの夢を見る機会が増え、だがその内容は禍々しいものに変化していく。 二人でよく鍛錬した場所にメヒが佇んでいるが、その姿…
底から②途中王様達の様子を伺う為に馬車を止めたが、それ以外は休まず進めた為朝早く旅籠屋を出立し日が落ちる前に宮殿に無事着く事が出来た。馬車の中で王妃が何か言っ…
底から①ゆらゆら。揺れているのは船か、はたまた自分か。ふと漂う波の薄暗い隙間から白い肌が見え、まさか噂に聞く妖という奴だろうか?浮遊感に任せながらそれを掴もう…