「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー 著、伏見威蕃 訳)という本の感想、4回目。バフェット氏に関する記事でよく目にするのは、バフェット氏の投資の特徴の一つとして長期投資を挙げてその事例としてコカ・コーラ株をとりあげるようなもの。これまでは、そのような記事を読んで、バフェット氏のコカ・コーラへの長期投資はうまくいくべくしてうまくいった(銘柄選択がすばらしく買った時点で成功は...
40代で早期退職したさえない素人投資家がひっそりと書き続けるあてにならない自己満ブログ
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、5回目。サイクルに注意を向ける、という話が気になった。我々が生きている世界にサイクルが存在する根本的な原因は、人がかかわっていることにある。機械に任せれば、物事は一直線に前進しうる。そして、時間は絶え間なく進む。機械も適切な動力を与えられれば、進みつづけることができる。しかし、歴史や...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、4回目。心理的要因の重要性について書かれており気になった。本質的価値を算定する際のカギは高度な財務分析にあるが、価格と本質的価値の関係性(そしてその見通し)を理解するうえでのカギは、主として他の投資家の心を読むことにある。短期的に見ると、投資家心理はファンダメンタルズと無関係に、証券...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、3回目。投資の世界で最も重要な学問は“心理学”という話が気になった。 投資の世界で最も重要な学問は会計学でも経済学でもなく、心理学である。 カギとなるのは、いま現在、投資をしたがっている人としたがっていない人について知ることだ。将来の価格変動は、投資したいと思う人がこの先増えるか減るか...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、2回目。前回もとりあげた「二次的思考をめぐらす」という話に関連して次のように書かれており印象的だった。問題は、並外れたパフォーマンスはコンセンサスとは異なる正しい予測からしか生まれないが、コンセンサスとは異なる予測をすること、それも正しく予測すること、そして、それに基づいて行動するこ...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本を読んだ。20の教えの最初に出てきた「二次的思考をめぐらす」という話がとても印象的だった二次的思考とは、誰もが考えつくような底が浅い単純な思考(一次的思考)ではなく、まともな人は考えないような一段も二段も掘り下げた地下深くにある複雑に入り組んだ思考、というようなことと理解した。将棋に例えると、...
今週もまた下げて、一時は633万円まで膨らんでいた個別株ポートフォリオも540万円近くまで縮んできた。このペースで下げ続けたとしても、年内はなんとかプラス(500万円以上)をキープできそうなのが救いかな・・・。さて、このように下げ続ける状況下でもモチベーションを維持するためにはどうすればいいだろうか?例えば、次のように考えるのはどうだろうか。個別株投資を始めたばかりの今は、リターンを得るよりも学びを得る方...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、5回目。この本を読んで、“ファットテール”が投資をする上でポイントの一つになると改めて感じた。すなわち、投資のリターンの発生頻度は正規分布になるのではなく、極端に大きいまたは小さいリターンの発生頻度が正規分布よりも高くなる。それゆえ、極端に小さいリターンに備える必要があるし、また、極端に大きいリターンをうまく利用するべき...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、4回目。投資の実力は時間をかけてゆっくりとしか姿を現さない、という話が印象的だった。もちろん市場には勝者がいる。しかも、短期的には勝敗は五分五分に近いので、勝者は大勢生まれる。だが長期にわたって好成績を続けられる者はどんどん数が少なくなる。一方で、実力のある者が短期的に勝てるとは限らない。だが長期的には勝てる可能性がど...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、3回目。株の成功は偶然なのか? それとも必然なのか?次の話が気になった。相場の世界で生み出される無数の成功と失敗は、すべてではないにしてもその多くはやはり偶然に左右されている。それなのに、その偶然の結果の中から人々は「こうすれば成功する」という方法を勝手に作り上げてしまう。理論や実証に裏打ちされない投資“理論”なるものが...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。バフェット氏の超優良企業投資はなぜ儲かるのか?次の話が印象的だった。 バフェットが好むのは、経済が落ち込んだとしても需要がなくならない消費財市場で圧倒的なブランド価値を築いた超優良企業だ。つまり、たとえ景気が相当悪くなっても、売上が大きく落ち込まないような企業である。 (中略) 将来のことは断定的に予測できない...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本を読んだ。株価の変動が正規分布に従わずに”ファットテール”が存在する理由について、次のように理解した。すなわち、“ファスト”(直感的思考)と“スロー”(論理的思考)のそれぞれの正規分布が重ね合わされるため。つまり、バラツキ(標準偏差)の大きい“ファスト”(直感的思考)の正規分布とバラツキ(標準偏差)の小さい“スロー”(論理的思考)の正規...
今週も、また下げた。一時は633万円まで膨らんでいた個別株ポートフォリオも550万円まで縮んできた。特に気になるのが東洋炭素(5310)とクラシコム(7110)。東洋炭素は、自民党総裁選の日(2024/9/27)にジャンピングキャッチ?して以来、8週間連続で下げ続けており、2カ月もたたないうちに含み損が-20%を突破するまでになってきた。クラシコムは、個別株投資を始めた年初(2024/1/4)に投資を始めて以来追加投資しながら保有...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、5回目。インデックス投資の弱点について書かれており気になった。もっと明らかな弱点はないかと考えてみると、やはり最大の弱点はインデックス投資ではあまり大儲けできないという点につきるのではないでしょうか。確かに、個別株投資で数百万円の元手を数年のうちに数億円まで増やしたというような一部の投資家たちの成功談と比較...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、4回目。ファンダメンタルズ分析とチャート分析の有効性について書かれており気になった。これらの分析手法においてはこれまでもさんざん研究が進み、大勢の投資家が常日頃から試しているにもかかわらず、少なくともよく知られているファンダメンタルズ分析やチャート分析で明らかに信頼できるものは存在していません。結局のところ...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、3回目。個別株投資は市場平均に勝てるのか? 次のような話があり気になった。たとえば、アクティブなファンドマネジャーの平均的な成績はなかなか市場平均を上回ることができません。これは市場変動のかなりの部分が極めて予測困難な要素から成り立っていることを示しています。一方で、極少数ですが、単に偶然による以上の確率で...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。株式投資には幻想がつきまとう、という話が気になった。株式投資にまつわる幻想は、一見ごく当たり前に見えるような投資論のなかに潜んでいます。「株式投資の基本は割安で有望な株を見つけて長期投資をすること」、「バフェットを見習え」、「割安なときに買い、割高になったら売れ」、「成長性のある企業を探せ」、等々で...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本を読んだ。これまでに学んできた個別株投資のポイントがコンパクトに整理されているような内容であり、いい頭の整理(復習)になった。一番印象的だったのは、最後に紹介されていた歴史小説「坂の上の雲」(司馬遼太郎 著)からの次の話。 古今の戦史を陸空の区別なく詳しく調べなさい、古今の名著をことごとく読みなさい、そして「それか...
今週は、先週に続いて指数を大きく下回る結果となった。一時は600万円を超えていたポートフォリオが550万円を割りそうなまでになってきた。どこまで落ちていくのだろうか・・・。ここで初心者の自分が最もやってはいけないことは、うまくいかないことに嫌気がさして個別株投資に対する興味を失ってしまったり、さらには個別株投資を辞めてしまったりすることだと考えられる。初心者の自分が今やるべきことは、さえない自分はやっぱ...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、5回目。投資で必要な能力はゲームで鍛えた、というような話が印象的だった。その能力とは次のようなこと。1.すばやくコマンド入力でき値動きに対して瞬時に動ける反射神経2.相場に張り付いて相手(他の投資家)を研究できる能力3.いろんな板や指標を同時に見ながらプレイできる能力塞翁が馬であり、人生何が幸いするかわからない。自分の場合につい...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、4回目。投資における自分の優位性に関する話が気になった。 インサイダー取引のような明らかな価値の上下がわかるような情報を持っていない限り、企業のポテンシャルと株価がどう動くかなんてはっきりとはわからない。 だとすれば、自分に優位性はない。なにかしら他人を出し抜かないと、他人から富を奪うことはできない。 誰でも知っている情報では安...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、3回目。とにかく仮説を考える、という話が気になった。「こんなことが起きたら、こんな展開で儲かる」みたいな仮説をいつも考えていて、アイデアを何十個か持っている。それがたまに実際に起こることがあって、そんなときは「はい、きた」みたいな感じになる。「円安になったら輸出産業は利益が上がって株価も上がるはず」みたい半ば常識みたいなものでは...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、2回目。「真のランダム」はイメージより残酷である、という話が印象的だった。何%理解できたのか不明だけど、何だか深いことが書かれているように感じた。 1から6までの数字が出るサイコロをふったとする。だが数十回程度では「神様がえこひいきしているんじゃないの?」って思ってしまうくらい特定の数字に偏り、なかなか出ない数字があったりする。...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本を読んだ。著者は、自分とおおよそ同世代のようだけど、大学4年生の頃から株式投資を始めて40歳になる頃には既に200億円を超える資産を築いていたようだ。個別株投資を始めるのが20年ちょっと遅くなってしまったけど、自分も60代あたりで200億円に到達できるだろうか?そんなことは無理だとしても、まずは500万円の資金を1000万円まで増やすことができるように精...
今週は、下記4社の決算発表があったけど、悲しいことに4社ともに株価は先週末比でマイナスになってしまった。4012 アクシス4674 クレスコ5310 東洋炭素9768 いであ4社とも決算発表の内容は悪くない(むしろ当初の業績予想を上回るくらいのペースで推移している)ように思うものの、投資家たちの期待はその上をいっていたようだ。当初の業績予想に対してどうかよりも、投資家たちの期待に対してどうかを考えることが大切だと改め...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、8回目。ランダムウォーク理論を乗り越えた投資理論だけが生き残る、という話が気になった。「図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて」(田渕直也 著)という本がとりあげられていた。 マーケットの大部分はランダムウォーク。 マーケットにわずかに残る“ラン...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、7回目。「出来高・価格分析の完全ガイド」(アナ・クーリング 著)という本が取り上げられており気になった。この本は、マーケットは常にインサイダー=大口投資家・マーケットメーカーによって操作されているということを前提に書かれているとのことで、みきまる氏の次のコメントが印象...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、6回目。「スタインハルトの4原則」という話が出てきて気になった。「ヘッジファンドの帝王」(マイケル・スタインハルト 著)という本からの引用。 わたしは次の4つのことを、できれば2分以内に話してくれるのが理想的だと言ったのだ。1.アイデアそのもの2.そのことへの一般の見...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、5回目。みきまる氏の観察によると、S級(資産50億円以上)の個人投資家にはモメンタム投資家(トレンドフォロー)が多く、バリュー投資家はA級(資産数億円以上)程度にとどまっているとのこと。モメンタム投資(トレンドフォロー)とは何か? 「株式トレード 基礎と原則」(マーク・ミ...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、4回目。バリュー投資の競争力の源泉について、「ハーバード流ケースメソッドで学ぶ バリュー投資」(エドガー・ヴァヘンハイム三世 著)という本からの引用が紹介されていた。 長期的(最低でも2年間)に投資し、短期的な結果を重視しないようにしなければならない。ほとんどのヘッジ...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、3回目。「実践 ディープバリュー投資」(イェルン・ボス 著)という本からの下記の話が紹介されており、ディープバリュー投資≒資産バリュー投資は収益バリュー投資や成長バリュー投資と比べると手堅くかつシンプルで、シンプルなほど堅牢で効果が長続きする、というような話が書かれてい...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本の感想、2回目。「バリューとモメンタムとサイコパスが肝」という主張が前作から一貫していると思われる、というような話を前回書いたけど、改めて考えてみると、バリュー(割安株への中長期投資)やモメンタム(トレンドフォロー)に徹することができないのは人がプロスペクト理論に支配されて...
「みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学でもっと学びたい読者のための30冊」(みきまるファンド 著)という本を読んだ。以前読んだ前作「みきまるの【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ――独学で学びたい読者のための35冊」と同様に楽しくかつ学びの多い内容だった。前作から主張は一貫しており、すなわち、①バリューと②モメンタムと③サイコパスが肝だということ(と理解している)。つまり、ファンダ...
今週は、ローツェ(6323)が大きく伸びてようやく含み益に転じ、さらに、システムリサーチ(3771)もそこそこ伸びて含み損が解消されたものの、それらに呼応するかのようにストライク(6196)が大きく下落しておおむね打ち消し合う格好になった。このうち、システムリサーチとストライクの値動きは決算発表の影響と考えられ、一方、ローツェが大きく伸びたのは創業者(取締役相談役)による買い増しが影響しているようだ。ストライ...
「ブログリーダー」を活用して、ちゃーもさんをフォローしませんか?
「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー 著、伏見威蕃 訳)という本の感想、4回目。バフェット氏に関する記事でよく目にするのは、バフェット氏の投資の特徴の一つとして長期投資を挙げてその事例としてコカ・コーラ株をとりあげるようなもの。これまでは、そのような記事を読んで、バフェット氏のコカ・コーラへの長期投資はうまくいくべくしてうまくいった(銘柄選択がすばらしく買った時点で成功は...
「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー 著、伏見威蕃 訳)という本の感想、3回目。バフェット氏の盟友チャーリー・マンガー氏の「逆の方向から見る」という話が印象的だった。マンガーが概念を組み立てる好みの手法は、数学者カール・ヤコビを髣髴させた。「逆から、つねに逆から」状況や問題を裏返して見る。逆の方向から見る。他人の目にはどう映るか? 自分たちの計画すべてが狂ったらどうなるか...
今週は、前週末比マイナスで終わった銘柄の方が多かったけど、一部の銘柄が大きく上昇してくれたことと配当金が入ってきたことでポートフォリオ全体では1.4%のプラスになった。大きく上昇してくれたのは先月導入したULSグループ(3798)。上がったり下がったり値動きが激しいのが気になるけど、まだまだ上昇してくれることを期待しておきたい。また、金曜日の引け後に3Q決算の発表があったクラシコム(7110)の業績がよく、業績...
「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー 著、伏見威蕃 訳)という本の感想、2回目。周りがITバブルに浮かれていたときも、バフェット氏は“内なるスコアカード”のおかげで気持ちが揺らぐことはなかった、というような話があり気になった。“内なるスコアカード”とは何か? 次のような説明があった。 人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカード...
「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー 著、伏見威蕃 訳)という本を読んだ。ウォーレン・バフェット氏の半生について書かれた本。バフェット氏本人や関係者に5年以上かけてインタビューした内容を元にしているとのこと。特に気になったのはバフェット氏の人柄についてであり、一言でいうと“投資オタクの天才理系男子”というような印象を受けた。例えば以下のようなエピソードがあった。ウォーレンは...
「知性とは何か」(佐藤優 著)という本の感想、4回目。「理解できることとそうでないことを仕分けする」という話が気になった。実は、自分が理解できることとそうでないことを仕分けするのは、反知性主義に足もとを掬われないようにするために、重要な技法である。なぜなら、反知性主義者の特徴が、自らが理解できていない事柄であっても、自分が欲する形で真理をつかんでいると確信しているところにあるからだ。このような話は投...
今週は、全体で0.6%のマイナスになった。マイナスは残念だけど、半年以上含み損に沈んでいたクラシコム(7110)がようやくプラスに浮上してくれてよかった。これで、保有している全銘柄が含み益の状態になった。過去のデータを確認してみると、全銘柄が含み益の状態になるのは約13か月ぶりのようだ。ただし、クラシコムは来週金曜日に3Q決算の発表を控えているので、その結果によっては・・・。なお、今年はプライム市場よりもス...
「知性とは何か」(佐藤優 著)という本の感想、3回目。勤勉性の高い人は自己コントロールが高く依存症に陥りにくい(反知性主義にも流れにくい)、というような話があり印象的だった。ここでいう“勤勉性”とは、「少ない報酬で努力する能力」と定義されている。このような“勤勉性”は投資においても重要と思われる。すなわち、個別株投資にしてもインデックス投資にしても、はじめのうちは利益を得られなかったりマイナスになったり...
「知性とは何か」(佐藤優 著)という本の感想、2回目。「中途半端に学ぶ」という話があり印象的だった。歴史を中途半端に学ぶと、自分が所属する民族に都合がいい物語を信じ、代弁することに生き甲斐を見出すようになり、反知性主義の罠に落ちてしまう。そうなるとナショナリズムを原因とした戦争を引き起こす可能性が高まる。「中途半端に学ぶ」ことの弊害は、歴史に限らず投資も含めてあらゆることにありそうだ。まあでも、歴...
「知性とは何か」(佐藤優 著)という本を読んだ。「反知性主義」について書かれた本。自分の読解力が乏しいだけかもしれないけど、要点がわかりにくく感じた。「反知性主義」とは何か? 次のような説明があった。反知性主義を大雑把に定義するならば、「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」である。この話を読んで真っ先に思ったのは、まさに投資において問題になりそうな態度だとい...
今週は、ポートフォリオ全体で4%上昇して初めて650万円を超えた。振り返ってみると8週連続で上昇しており調子がいい。今年に入ってから18%ほど上昇していることになり、運用開始以来(2024/01/04~)で30%ほど上昇していることになる。また、前回書いたように銘柄を一部入れ替えた。売却 : システムリサーチ(3771)買い増し : ULSグループ(3798)売却 : クレスコ(4674)買い増し : アクシス(4012)なお、ここ1カ月くら...
今週も、銘柄を一部入れ替えた。■5/26(月) 売却 : システムリサーチ(3771) 買い増し : ULSグループ(3798)■5/30(金) 売却 : クレスコ(4674) 買い増し : アクシス(4012)システムリサーチ(3771)は、売上の3割程度をトヨタグループに依存しているため、トランプ関税のあおりを受けないか前々から気になっていた。現時点では特に影響なさそうに見えるけど、また、トランプ関税のあおりを受けるのかどうかよくわ...
早期退職して時間に余裕ができたこともあり、漫画でも読んでみようと思って「ワンピース」(尾田栄一郎 著)を17巻まで読んでみた。敵と戦ったり仲間を増やしたりしながらお宝を求めて冒険の旅を繰り広げていくような内容であり、また、笑いあり涙ありで感情を刺激してくるような感じであり、子供時代に読んだドラゴンボールを思い出した。改めて考えてみると、ワンピースやドランゴールのような漫画は子供たちの感情を刺激する装...
「たった一人の熱狂」(見城徹 著)という本の感想、3回目。“遊び”について書かれており、ゴルフや麻雀が取り上げられていた。見城氏はゴルフや麻雀が好きなようだ。ゴルフも麻雀も人生や仕事に通じるところがあるとのことで、次のような類似点が挙げられていた(と理解した)。ゴルフ・リスクとリターンを天秤にかける必要がある・環境の変化に翻弄されながら不確定要素をマネジメントする必要がある麻雀・偶然と必然があり、運...
「たった一人の熱狂」(見城徹 著)という本の感想、2回目。著者の経験をベースにして書かれたこのような本から学ぶ際、能力差と再現性に注意が必要と思う。能力差生まれもった性質が著者とは異なる自分がやってもうまくいくことなのか? それとも、著者だからうまくいくことなのか?再現性何度やっても(生き直しても)うまくいくことなのか? それとも、偶然が重なってたまたまうまくいっただけなのか?著者だからうまくいく...
「たった一人の熱狂」(見城徹 著)という本を読んだ。見城氏(幻冬舎代表取締役社長)の仕事観や人生観について書かれた内容。熱くストイックな体育会系の極みのような印象を受けたけど、見城氏は燃え尽きたいんだなと感じた。人生に悔いを残さないように、燃え尽きてから死にたそう。見城氏の熱量と比較すると、自分は冷めきっているように思われ、燃え尽きるどころか凍りついてしまいそう。まあでも、投資に限っていえば、「熱...
今週は、上昇した銘柄と下落した銘柄がおおよそ半々くらいだったけど、全体的には1%ちょっと上昇してくれた。また、昨日書いたように銘柄の入れ替えを行った。新規追加ULSグループ(3798)一部売却L is B(145A)すべて売却学情(2301)全体的に上昇してくれて好調な感じだけど、ここからが勝負だと思っている。というのも、前回600万円台に到達できたときは、700万円台に突入することなく500万円台に戻ってしまった。今回こそ700...
新規追加ULSグループ(3798)一部売却L is B(145A)すべて売却学情(2301)これまで会社四季報を読んできた中で、株価が下がったら買いたいと思う銘柄がいくつかあった。今回、決算シーズンだったこともありそれら銘柄の現状を一通り確認してみた。その中で、特に気になったのがULSグループ。情報システムに関するコンサルティングなどを行っている会社。先日発表された本決算を見ると、前期の業績は好調で、かつ、今期予想は前期...
『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』(DUKE。著)と『忙しい人でも1日10分から始められる 3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術』(DUKE。著)の感想、3回目。著者のDUKE。氏は「新高値ブレイク投資」を学んでもらうための投資塾(新高値ブレイク投資塾)を開塾しているとのことで、そのホームページを見てみた。本を読むだけでなく塾に加入してまで「新高値ブレイク投資」を学んだとしても(ホームペ...
株の売買を頻繁に行うわけではないけど、売買の行為が好きではない。というのも、売ったら株価が上がっていき買ったら下がっていくケースが多いように思えるため。今回も、ストライク(6196)を一部売却したあとに株価が上がっていき、Faber Company(220A)を買い増したあとに(一瞬上がったものその後は)下がっていった。まあでも、冷静に考えると、“売ったら株価が上がっていき買ったら下がっていくケースが多いように思う”の...
「賢明なる個人投資家への道」(かぶ1000 著)という本の感想、2回目。外国人投資家の視点を意識するべし、というような話が印象的だった。日本の株式市場の取引のおよそ70%を占めているのは、外国人投資家です。彼らは、日本円ベースではなく、米ドルベースで日経平均株価や個別株の値動きを見て投資しています。 (中略) 日本の投資家も、ときには金価格ベース、米ドルベースなどで相対的に株価を評価する視点を持つこと...
「賢明なる個人投資家への道」(かぶ1000 著)という本を読んだ。パーティーが始まってから参加するくらいがちょうどいい、というような話が非常に印象的だった。 投資で大切なのは、大底で買って、最大限の値上がり益を得ようとする必要はないということです。 パーティーが始まり、まあまあ盛り上がった段階で、「どうやらいい銘柄があるみたいだぞ」と噂を聞きつけて参加するくらいがちょうどいいのです。 100人規模のパーテ...
今週は、木曜日に全体的に下落する局面もあったものの、先週末比1.5%の増加で終わった。先週含み益に転じたデジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)が引き続き好調であり、また、ヨネックス(7906)のリターンが50%に迫ってきた。一方、クラシコム(7110)は引き続き低調に推移している・・・。そんな低調なクラシコムは、昨日、2024年7月期第3四半期の決算発表があり、併せて業績予想の上方修正(従来予想比で当期...
もし今サラリーマン生活に行き詰って、半強制的にアーリーリタイアをせざるを得なくなったとしたら(残念ながら再就職できる自信が無い・・・)、資金的にアーリーリタイアは成り立つだろうか?アーリーリタイアした場合の資金計画について考えてみた。まず、現在の金融資産は(節約生活をすることが大前提で)生活費の約30年分程度ありそうだ。すなわち、70代半ばになるまでの生活費はあるということになる。さらに、65歳から公的...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンターの市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、7回目。「保有銘柄よりもずっと良い銘柄をみつけたら乗り換えろ」という売り時に関する話が気になった。この比較手法は恐らく投資で一番難しい問題、つまり売り時の判断にとって非常に有用なツールとなる。ジョン叔父さんは長年この問題に取り組んできたが、最終的に到達...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンターの市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、6回目。企業価値と株価のズレに関する話が気になった。資産バブルがもつ主な特徴なひとつは、資産に関係する市場価格が買い手が強気に支配されているときは高く上がりすぎ、その後、売り手が弱気になって市場が急落すると、資産価値に比べて下がり過ぎることだ。このよう...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンターの市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、5回目。「忍耐」の重要性について書かれており気になった。不人気株の投資家として戦いを進めるためには心理的な武器が必要となる。不人気株投資の問題は成功に忍耐が欠かせないということだ。文字通り数年も待たされることがある。ジョン叔父さんの場合、一九六〇年代の...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンターの市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、4回目。「人一倍の努力の原理」という話が印象的だった。人よりもほんの少し余分に努力する気になれば正しい答えが得られる場合が少なくない。ジョン叔父さんは投資だろうがほかの仕事だろうが、そうした徹底した労働倫理こそが成功を支える基本哲学だと常に考えていた。...
今週は、大きな増減はなく、全体的には若干のマイナスで終わった。そんな中、少し動きがあったのは、残っていた現金でcotta (3359)を100株買い増ししたこと。もう少し値下がりしたら買い増ししようとかなと思っていたけど、値下がりするよりも値上がりしていきそうな気配を感じた(ぐずぐずしていると値上がりしてしまって買い増しするチャンスを逸してしまうように感じた)ので我慢できずにこのタイミングで買い増しをした...
サラリーマン生活がますます辛くなってきているのと反比例してアルコールやアーリーリタイアへの欲求がますます高まってきているこの週末、アルコールと戯れながらアーリーリタイア関連情報をネット空間で探っているけど、最も重要なことがよくわからない。それは、お金に関することであり、アーリーリタイア資金は結局いくら必要なのかということ。よくわからないのはなぜだろうか?理由1.今後の株式相場がどうなるかわからない...
先進国株が好調に推移しており、また、個別株投資を始めたこともあり、金融資産に占めるリスク資産の割合が高くなってきた。気付いたら65%(約3分の2)にもなっている。そこで、リバランス(先進国株を一部売却)しようと考えている。先進国株は2013年8月から2023年12月までの10年間積み立てたけど(それ以降新規の積み立てはせずホールド中)、その間、積立金額を調整することはあってもリバランスをしたことはなかったので、初...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンターの市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、3回目。冷静さを保つことの重要性について書かれており気になった。だれもが知っているように、人は投資以外の生活分野でも感情に支配された性急な意思決定を行う。大事なのは、そうした性急な行動が株式市場に持ち込まれることがあり、それが原因でバーゲンハンターにと...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンター市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本の感想、2回目。ジョン・テンプルトン氏が一番よく用いた指針はPER(株価収益率)だったとのことで、次のように書かれていた。成功の確率を高めるためには企業の全般的な長期的収益見通しや長期的収益力を基準としたPERが非常に低い銘柄を探すのがよい。この戦略を実行できる...
「テンプルトン卿の流儀――伝説的バーゲンハンター市場攻略戦略」(ローレン・C・テンプルトン、スコット・フィリップス 著、鈴木敏昭 訳)という本を読んだ。ジョン・テンプルトン氏の投資哲学/投資手法を解説する内容。「群衆よりも良い成績を上げたいのなら群衆と異なることをしなければならない」という言葉が紹介されており印象的だった。関連して次のように書かれていた。どんなときも他人と異なる投資(異なる国、異なる方...
今週は、水曜日に全銘柄がマイナスになるなど下げる局面もあったものの、木曜日からヨネックス(7906)が大きく上昇したこともあり、全体としては0.7%のプラスに終わった。500万円の原資に対して13.3%増加している計算になり、週末としては過去最高になった。各指数の年始からの騰落率(下記)と比較して見ると、東証プライム指数には及ばないものの、東証スタンダード指数や東証グロース指数は上回っている。東証プライム指数:...
最近は個別株投資の話ばかり書いているけど、単に面白くてハマっているからというだけでなく、なんとかアーリーリタイア後の収入源にできないかと必死になっているからというのもある(インデックス投資だけに頼らずに個別株投資との両輪にしたいという思いがある)。というのも、あと5年くらいでアーリーリタイアできないかと思っていたけど、果たしてあと5年も継続できるのだろうかと心配になってきている。個別株投資を早く軌道...
「高配当・連続増配株投資の教科書」(藤本壱 著)という本を読んだ。高配当・連続増配株投資とは、成長している企業の株に長期投資して高配当(増配)と株価アップの両方の恩恵を受ける投資、といようなことが書かれていた。また、そのための投資対象銘柄の条件が挙げられていた。条件①:毎年増配しているか、または減配していない(長期的に増配傾向)条件②:売上や利益が順調に伸びている条件③:現状の配当利回りがなるべく高い...
個別株投資を始めた当初、会社四季報の数字だけで銘柄を選んでいた。それではダメだと思い、ビジネスモデルなど数字以外の面も考慮する必要があると考えているけど、現時点ではなかなかできていない。最近追加した3銘柄(日置電機(6866)、ヨネックス(7906)、cotta(3359))を選んだときはどうだったかと改めて考えてみると、一番重視したのはやはり数字だけど、その次に重視したのは実は社長の雰囲気ではないかと思えて...
投資をはじめた当初、保有銘柄のほとんど(86%、7銘柄中6銘柄)がグロース市場の銘柄だった。それが一転、現在は、新たに追加したcotta(3359)を含めてもグロース市場銘柄の割合は30%(10銘柄中3銘柄)まで低下している。ポートフォリオの多様性を意識していることもあり、グロース市場銘柄(30%)、スタンダード市場銘柄(40%)、プライム市場銘柄(30%)、にバランスよく分散している(つもり)。なお、現在の損益を...
新コスモス電機(6824)を売却して新規にcotta(3359)を組み入れた。もともと入れ換えるつもりはなく、決算発表を受けてcottaが値下がりしたら、残っている現金(約10万円)で買ってみよう程度に思っていた。cottaはゴールデンウィークに銘柄探しをしたときから気になっており、値下がりしたら買いたい銘柄リストに入れていた。思惑通り決算発表を受けてcottaが値下がりしたものの、決算の内容的にはそこまで悪いように...