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相撲史に関心・興味のある方どうぞ https://blog.goo.ne.jp/k3tanaka_1948

江戸勧進相撲以来の相撲史を中心に関聯事項 に対する私見・愚考を発表しています。

 去る十月、訪問者数が延べ30万人を 突破いたしました。

相撲史研究者・田中 健
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住所
長崎市
出身
長崎市
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2015/12/21

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  • 「土俵の鬼」上位陣への初挑戦

    昭和二五年秋場所、東前頭四枚目若ノ花勝治〔後横綱若乃花幹士〕●羽黒山(横綱)吊出し●吉葉山(関脇)突倒し●照國(横綱)寄切り●大内山(前二)押倒し〇櫻錦(同五)寄切り●千代ノ山(大関)小手投●鏡里(関脇)寄切り〇汐ノ海(大関)押倒し●東冨士(横綱)寄切り●三根山(小結)渡込み●髙津山(前一)上手投●若瀬川(小結)突出し〇愛知山(前四)上手投〇廣瀬川(同七)下手捻●大蛇泻(同十)寄切り初代若乃花の上位陣への初挑戦で、入幕後の最低成績。それでも「赤鬼」の異名の大関から銀星を得ている。「土俵の鬼」上位陣への初挑戦

  • 『相撲史発掘』第108号 予告

    ※昨日の閲覧…1,024・訪問者…579トータル訪問者数1,199,585来月初旬完成確定の拙作&私家版『相撲史発掘』第108号の内容予告。1~4頁〇“時代”を超えた力士たち(第7回)●明治→大正篇⑤◎土州山・綾浪の写真、鷲ヶ濵〔別掲〕の錦絵5~7頁〇江戸大相撲熱戦譜(第88回)●弘化三年冬場所◎幕内略歴・関係勝負&星取表つき8ページ〇元横綱力士長寿十傑◎上段に明治天覧相撲の写真9~10頁〇大正期の新聞記事から(19)◎今回で最後の『國民新聞』記事折込み〇関脇鷲ヶ濵の相手地位つき星取表●和田ヶ原改め高砂も…11ページ〇古今平幕最優秀力士星取表(38)●昭和28夏~同29秋12ページ☆精神一到何事不レ成★●あとがき『相撲史発掘』第108号予告

  • 初日●が惜しかった

    大正十三年春場所、東三段目筆頭若汐〔後関脇大潮〕の星取表です。や●玉錦(幕下24)=後横綱や〇藝州山(三段目3)や〇十勝嶽(幕下22)〇千秋嶽(〃32)や〇若響(幕下27)や興行日数を11日間に“延長”していたんだが、関東大震災で“都落ち”を余儀なくされ「晴天10日間」に逆戻りだった。当場所の三段目優勝は、後関脇の“永遠の風雲児”天竜で、成績は4勝零敗1分けであった。但し、「表彰」はなかったかも知れない。初日●が惜しかった

  • 『日本相撲大鑑』&5力士写真 進呈

    ※昨日の閲覧…1,139・訪問者…576トータル訪問者数1,199,006窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』(466頁。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)及び名力士の写真5枚【画像】を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。当該古本は保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。5力士の写真の撮影年月は不明ですが、何れも入幕後の若い頃のものと思われます。1、関脇・東京・出羽錦忠雄。2、関脇・福島・時津山仁一。3、関脇・北海道・安念山治。4、小結・秋田・若ノ海正照。5、大関・熊本・栃光正之。御希望の方は600円分の切手を同封のうえ下記宛お送りいただければ、折返し「レターパック…」にて発送いたします。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhis...『日本相撲大鑑』&5力士写真進呈

  • 元幕内を破った狼(おおかみ)猛

    大正十四年春場所、東幕下六枚目1字名狼(おおかみ)猛(たけし)の星。や●花坂(幕下17)や●小金山(十両15)や●若汐(幕下5)=後関脇大潮や〇太刀ノ海(十両10)=元幕内〇立汐(幕下2)=後十両や●楢ノ里(幕下12)他の場所では、下の名前が「雲龍型」手数入(でずいり)の雲龍久吉と同じもの。大正十四年夏の幕下十五枚目で2勝・4敗━が最後となっている。過日、マイナスイメージを書いたが、『角川漢和中辞典』に「狼」の字義として、「東方にある星の名」━と記載もあるのだ。元幕内を破った狼(おおかみ)猛

  • 炎鵬、重量級にどう対処するのか…?

    ※昨日の閲覧…448・訪問者…273トータル訪問者数1,198,430NHKの大相撲放送、神風正一・玉ノ海梅吉の両解説者の頃まで“TV桟敷”に釘づけだったけれど、平成・令和の「現代相撲」は、味も素っ気も乏しく、みられた“ざま”じゃぁない。殊に、上位陣の取組ほど面白味なんか殆んどないに等しい。二日目の三段目取組、元幕内炎鵬に注目せずにいられない。相手は、元幕下で、背が炎鵬より12cm高く、体重は80kgも重いのだ。今後の炎鵬の相撲ぶりを占う“試金石”となりそう━と、愚考する次第。炎鵬、重量級にどう対処するのか…?

  • 179年前、二日目の“謎”

    初場所大相撲が初日の蓋を開けたけれども興趣が沸かないので179年前の「春場所」にタイムスリップ━━幕末、弘化三年春場所における初日の“取組順序”を『相撲起顯』に拠って検証。その初日。17番の幕内力士の相手はすべて幕下なので安泰かと思いきや、“番狂わせ”が続出したのである。即ち、関の戸・柏戸・黒雲・千年川・武藏野の5人の平幕が幕下に黒星を頂戴した。扨て、大きな問題箇所に出くわした。二日目である。幕内関係取組が7番とは極めて少ない。『起顯』に拠れば、30番が中入り前に取組んだらしいが、幕内力士は登場せず、幕下以下ばかり。疑義なのは、左頁に「二日目」とあるが、「中入後」の3文字を欠いているのが不審。そして幕内7番のあと、「雨天ニ付是切」と断り書きしている。愚考。中入り前に「入れ掛け」となったが、天候恢復で中入り...179年前、二日目の“謎”

  • 双葉山をも寄倒す…

    ※昨日までのトータル訪問者数1,198,157昭和九年春場所、東前頭筆頭幡瀬川〔元関脇=後楯山理事〕の星取表であります。〇筑波嶺(前五)打棄り●大潮(小結)寄倒し●男女ノ川(関脇)踏切り〇大邱山(前二)引落し〇武藏山(大関)小股掬い●瓊ノ浦(前六)寄切り〇清水川(大関)捲落し〇寳川(前三)掬い投〇双葉山(同四)寄倒し〇鏡岩(同七)仝〇能代泻(小結)小股掬い彼も小兵・軽量力士である。173cm・86kgと記録されている。上位で活躍していた頃、“お座敷”遊びでは、芸者衆に“新弟子”と間違われたそうな…。双葉山をも寄倒す…

  • 東西同点で同時幕尻へ入幕

    179年前の幕末、弘化三年春場所における入幕力士は2人━東方の幕尻へ昨冬“貧乏神”〔註=幕下筆頭の隠語。現代ならば十両筆頭のこと。〕で勝越し3点の達ヶ関(後大関猪王山)が……。西方幕尻へ、同じく昨冬は“貧乏神”で勝越し3点の天津風がそれぞれ幕内力士に列している。これを現代で想定すれば、東・西の十両筆頭で各々9勝6敗の星で、東西幕尻へ入幕するようなものだ。綿密に調べた訳じゃぁないけれども、多分はじめての記録だと思っている。その後、総当り制下では充分にあり得るので、御存知の方は御教示いただければ誠に幸甚であります。東西同点で同時幕尻へ入幕

  • 安藝ノ海3━3照 國

    ※昨日の閲覧…437・訪問者…278トータル訪問者数1,197,943同時横綱免許〔乃至推挙〕5組のうち、谷風━小野川は計17回対戦〔但し、3場所は小野川が非幕内のとき〕を記録している。2組めの常陸山━梅ヶ谷(2代め)は、15回の対戦記録〔但し、1場所は常陸山の入幕直前のとき〕を残している。ところが、3組めの安藝ノ海━照國は、たった6度、しかも横綱同士では全然対戦がなかったのである。①昭和十四年夏場所十四日目東前頭四●安藝ノ海(絡み投)照國〇西前十五②同十五年春場所十一日目西関脇〇安藝ノ海(寄切り)照國●東前頭二③同十五年夏場所十三日目西関脇〇安藝ノ海(下手投)照國●東張関脇④同十六年春場所十二日目東大関●安藝ノ海(切返し)照國〇西関脇⑤同十六年夏場所十一日目東大関●安藝ノ海(上手投)照國〇西関脇⑥同十七...安藝ノ海3━3照國

  • 星を貸した事はある…

    昭和四六年九月号の『大相撲』特集記事━9ページ超にわたって三宅充氏が執筆した「八百長はなくせるか」で小見出し「〔星を〕貸したことならある」の箇所を抜萃してみたい。〔前略〕自分で“星を借りた”ことを白状したのは少数だったが、逆に“星を貸した”話なら、しょっちゅう聞いた。私の取材範囲で“星を貸した”ことが一度もなかったのは、残念ながら一人もいなかった。星を貸した人が多いということは、当然、借りた人も同数いることになり、数多くの八百長が存在したことになる。私など、支度部屋で、八百長の取引に巻き込まれて往生したこともあった〔後略〕平成末期から令和の現代では、角界もすこしは“清浄化”されているらしいけど…。八百長相撲と認定されたら、その両力士に厳しい処分が待っているのだから。星を貸した事はある…

  • 非関取の狼(おおかみ)

    ※昨日の閲覧…453・訪問者…294トータル訪問者数1,197,665大正十二年春場所は、幕下以下も全日出場が原則だったと思われる。西幕下二四枚目の一字名、狼(おおかみ)の星取表。●古賀ノ浦(幕下15)=後幕内●笹ヶ峰(〃23)●青海川(〃29)〇三杉岩(〃18)●玉碇(〃20)=後幕内●関ノ川(〃18)〇相ノ川(〃10)〇安藝ノ浦(〃22)〇朝風(〃21)〇洋ノ花(〃32)=後幕内(伊勢ノ濵)「珍名番附」に載ってないかも知れないが、手許の電子辞書をみると「か弱い女性を脅かす恐ろしい者」━と怪説している。非関取の狼(おおかみ)

  • 13場所ぶり20代幕内 姿を消す

    拙作&私家版『相撲史発掘』第108号は全て原稿清書完了と相成ったので、一服せずに…次号〔第109号〕の制作に…。拙稿「江戸大相撲熱戦譜」は、弘化三(1846)年春場所を吟味・検討する。当該場所の幕内力士略歴の作成が終った。この幕内陣容は、二つの特色がある━初めて認識するに至った。そのひとつは、後大関小柳と黒雲が三十代の仲間入りで、小柳入幕以来の二十代幕内力士が消えてしまった。天保十(1839)年冬場所以来13場所ぶりの記録と云うことになる。但し、鳥渡ばかり「現代感覚」とのギャップがあることに注意せねばならない。それは満年齢に非ず、「数え年」を前提に考察しているのだ。だから満ならば、未だ二十代かも知れないのである。もうひとつの特徴は、明日以降に詳述したい。では、お休みなさい。13場所ぶり20代幕内姿を消す

  • 『相撲ロマン大事典』無代進呈

    ※昨日の閲覧…424・訪問者…259トータル訪問者数1,197,371『相撲ロマン大事典』【画像】(弥谷まゆ美著、平成十二年、勉誠出版刊、本文820頁、定価7,800円)を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。神代の昔の名勝負から、現代の小錦関の大一番まで、相撲史を彩る力士たち千六百人が登場!!保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。『相撲ロマン大事典』無代進呈

  • 羽黒山6━6千代ノ山

    対戦成績が五分・五分の拮抗した最高地位は横綱同士のカードを御覧。①昭和二一年秋場所十日目西横綱〇羽黒山(吊出し)千代ノ山●東前頭筆頭②同二二年秋場所八日目東横綱●羽黒山(突出し)千代ノ山〇西前頭筆頭③同二四年夏場所八日目西張横綱〇羽黒山(上手投)千代ノ山●東関脇④同二四年秋場所十四日目西横綱●羽黒山(突出し)千代ノ山〇西大関⑤同二五年春場所十四日目東横綱●羽黒山(送出し)千代ノ山〇東大関⑥同二五年夏場所十四日目東横綱〇羽黒山(下手投)千代ノ山●東大関⑦同二六年春場所千穐楽東張横綱〇羽黒山(寄切り)千代ノ山●東大関⑧同二六年夏場所十四日目西横綱●羽黒山(外掛け)千代ノ山〇東大関⑨同二六年秋場所千穐楽東張横綱〇羽黒山(寄切り)千代ノ山●西張出横綱⑩同二七年春場所千穐楽東張横綱〇羽黒山(下手投)千代ノ山●西張横...羽黒山6━6千代ノ山

  • クイズで珍名力士「羽衣」聯想

    ※昨日の閲覧…611・訪問者…304トータル訪問者数1,197,112今日づけS紙の広告『漢字脳活』左上の「二字熟語クロス」が鳥渡ばかり…頭脳のトレーニングになった感じ。当初難しいと思ったので、漢和辞典の【羽】をみたら…すぐわかった。羽衣・衣食・浴衣・衣服で正解は「衣」なのである。話は、ここから相撲史になるんだ。江戸後期、寛政期の横綱谷風以来〔?〕の幕内力士の弓取力士、大岩山が昭和二十四年春場所、東前頭十六枚目で「羽衣天曻」と名乗った━珍名力士の登場だ。3場所番附最上段に記載されたのである。このうち、見事勝越した同年夏場所の星取表である。東方前頭十九枚目〇大江戸(前二十)上手投〇若潮(同十五)仝●羽島山(同十七)上手投〇甲斐錦(〃)押出し〇大熊(同十六)打棄り●明瀬川(同廿一)突落し●大蛇泻(同十八)押出...クイズで珍名力士「羽衣」聯想

  • 羽黒山7━8東富士

    最高地位は横綱同士で対戦成績が殆んど互角のカードをひとつ。①昭和十九年秋場所九日目東横綱●羽黒山(寄倒し)東冨士〇西関脇②同二十年夏場所五日目西横綱●羽黒山(外掛け)東冨士〇東関脇③同二十年秋場所八日目西横綱〇羽黒山(打棄り)東冨士●東大関④同二一年秋場所千穐楽西横綱〇羽黒山(寄切り)東冨士●東大関⑤同二二年夏場所九日目東横綱〇羽黒山(上手投)東冨士●西張大関⑥同二二年秋場所九日目東横綱〇羽黒山(上手投)東冨士●西大関⑦同二四年夏場所十四日目東横綱●東冨士(上手投)羽黒山〇西張横綱⑧同二四年秋場所千穐楽西横綱●羽黒山(寄切り)東冨士〇西張横綱⑨同二五年春場所千穐楽東横綱〇羽黒山(寄切り)東冨士●西横綱⑩同二五年夏場所千穐楽東横綱●羽黒山(寄切り)東冨士〇西横綱⑪同二六年春場所十三日目西横綱●東冨士(寄切り...羽黒山7━8東富士

  • 大正16年 新年號

    ※昨日の閲覧…531・訪問者…296トータル訪問者数1,196,808今年は、「昭和百年」に当るので、それに因んで……。最近落手の資料に、野球界社發行「運動全般雜誌野球界臨時增刊第拾七卷第貳號號撲相所場春」━奥付には、大正十五年十二月廿日印刷…大正十六年一月十日發行━と、ある。周知の如く、大正十五年十二月二十五日に大正天皇崩御に因り「昭和」と改元されたため、“昭和元年”は一週間しかない。そのため大正十六年の新年号が存在するわけ。当該古雑誌に「有望視される幕下力士」なる記事があるので、対象力士を列記すれば━。男女ノ川横綱鳥ヶ峰十両二幡瀬川関脇天竜関脇栃ノ花十両二高ノ花前頭八鏡岩大関右側に最高位を記した。大正16年新年號

  • 『日本相撲大鑑』&名力士写真5枚 進呈

    窪寺紘一氏著『日本相撲大鑑』【画像】(466ページ。平成四年、新人物往来社刊。函入り定価5,000円)および名力士のモノクロ写真5枚を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。当該古本は保存状態良好で、切抜きや書込み等は一切ございません。主要内容。序章世界の相撲第一章日本相撲史第二章大相撲の組織第三章土俵上の主役─力士第四章大相撲本場所第五章相撲と芸術5力士の写真の撮影年月は不明ですが、何れも入幕後の若い頃のものと思われます。御希望の方は600円分の切手を同封のうえ下記宛お送りいただければ折返し「レターパック…」にて発送いたします。尚、力士写真のみの御希望には応じられませんので悪しからず御諒承ください。〒852-8113長崎市上野町14-11田中健お問合せはjhisa104@y...『日本相撲大鑑』&名力士写真5枚進呈

  • 週刊誌からの話題…

    ※昨日の閲覧…704・訪問者…296トータル訪問者数1,196,512煽情記事が売りものの週刊誌では、嘗て彦山光三や元横綱大鵬が『週刊新潮』の「掲示板」を利用していた。前者は、初代梅ヶ谷に関すること、後者は相撲博物館々長のときに史料に関すること━各々照会をしていた。一方、『週刊アサヒ芸能』は相当むかし、大鵬に関して“暴露記事”を掲げた━と彦山論文が述べている。同誌の平成二七年十月一日号に三宅充・中澤潔の両記者が登場。その対談での三宅氏の発言をピックアップしておきたい。「それにしても、今の力士は稽古しないね。本場所では立ち合いの変化が多いしね。太りすぎで、稽古できなくなっているんだ。」「初代若乃花や大鵬の稽古は、最近の力士の稽古とはまるで違う。〔後略〕」週刊誌からの話題…

  • 試行錯誤の「9日間」興行2場所

    昭和十四年は、春場所が13日間で夏場所は2日延長して現行15日間興行と相成った。おなじ“2日間延長”と云っても、遠く江戸時代のそれは相当様相が違っている。安永七(1778)年から従前の8日間から晴天「10日間」に延長されているが、途中打切りの本場所を除いても、ずっと「8日間」だった訳じゃぁない。明和三(1766)年春場所は、1日だけ延長して臨時的に「9日間」興行となっている。その9年後の安永四(1775)年冬場所も晴天「9日間」興行が記録されている。私見・愚考では、当時の江戸相撲會所(現協会)が「試行錯誤」の意味で1日延長したと思われる。即ち、いきなり10日間興行をやって採算がとれなかったら大変なので…試験的に9日間興行を実施してみた。それが明和のときは、すこしばかり上手くいかなかったけれど、安永のときは...試行錯誤の「9日間」興行2場所

  • 横綱双葉山時代の7首相

    ※昨日の閲覧…437・訪問者…289トータル訪問者数1,196,216彦山光三が不朽の名著『橫綱傳』で、総理大臣も横綱力士も立派な人物にちがいない云々━趣旨の記述をしている。そこで、昭和最強力士の双葉山定次が横綱時代の7首相を列記してみよう。35代め、近衞文麿昭和12.6.4~36代め、平沼騏一郞〃14.1.5~37代め、阿部信行〃14.8.30~38代め、米内光政〃15.1.16~39代め、近衞文麿②〃15.7.22~40代め、仝③〃16.7.18~41代め、東條英機〃16.10.18~42代め、小磯國昭〃19.7.22~43代め、鈴木貫太郞〃20.4.7~近衞内閣が第3次までなので、人数としては7名と云うことになる。尚、双葉山の昭和二十年秋〔十一月〕は場所前引退決意とする。なにを力士と大臣と比較するっ...横綱双葉山時代の7首相

  • 三段目でも優勝を逸す

    昭和十六年夏場所、東三段目十八枚目松竹〔後小結五ッ海〕の星取表である。〇室戸海(三段目18)や●竜ヶ﨑(三段目16)や〇岩ヶ﨑(三段目22)や〇土州灘(三段目21)や〇矢留石(三段目23)=後幕内大蛇泻金作や〇八戸海(三段目29)〇日ノ出山(〃19)や〇奄美嶋(三段目8)や当場所の三段目優勝は、後幕内藤錦で7勝1敗の同成績だった。同点の場合は上位力士の優勝。尚、松竹は同年春(前場所)も序二段で8戦全勝なのに「優勝」を逸していた。三段目でも優勝を逸す

  • 名古屋場所「番附」では…?

    ※昨日の閲覧…375・訪問者…263トータル訪問者数1,195,927268年前の寶暦七年旧暦十月から連綿と発行されつづけているのが本場所大相撲の縦一枚「番附」で、体裁そのものも殆んど変っていない。この番附に書かれている「文字」の種類は、漢字・平仮名・片仮名に限られており、いつ頃だったか、相撲協会の「電話番号」が最下段に一・二・三…で表記された際、洋数字の1・2・3…は使われていない。ところで、今年の名古屋場所の開催場所が「IGアリーナ」と称している。番附「蒙御免」の下部へ、アルファベットで表記されれば、史上初だが、矢張り“伝統を半壊”させるものだ━と、愚考する次第。名古屋場所「番附」では…?

  • 25年前の相撲書を無代進呈

    『相撲ロマン大事典』(弥谷まゆ美著、平成十二年、勉誠出版刊。本文820頁、定価7,800円)を御希望の方、先着1名様に無代進呈いたします。送料のみ御負担ねがいます。尚、保存状態良好で切抜きや書込み等は一切ございません。内容は、1の建御雷神と建御名方神から、141の大関小錦八十吉まで。お問合せはjhisa104@ybb.ne.jpまで…お気軽に。25年前の相撲書を無代進呈

  • 綱の権威のためハードル下げるな !

    ※昨日までのトータル訪問者数1,195,664私見・愚考。平成・令和の「現代相撲」を面白くするには、土俵上の“角逐”を充実させなければならない。現代力士が日頃の鍛錬━稽古の質・量とも充実しているならば、最近の如く、「団栗の背比べ」状態から脱却できるはず。角界では昔から、3年先・5年先に強くなるための「苦しい稽古」をせよ━と、口を酸っぱくして・喧しく云われてきた。昭和三十年代前半あたりまでの力士は「稽古を1日休むと、“取戻す”のに骨が折れる」と云って、正月元旦以外は毎日の鍛錬を怠らなかった。彦山光三も、たしか「力士は年中無休だ」と発言したことがあったみたい。〔但し、猛稽古をやろうと思えば、深夜だって出来る云々の言葉はいただけない。〕横綱の「権威」向上のためには、その推薦基準を大甘にして、横綱力士を「粗製・濫...綱の権威のためハードル下げるな!

  • 超剛 雷電の「出場率」は96%強

    古今最強力士と云われる雷電爲右エ門の「出場率」を調査・算出してみた。彼の「出場すべき日数」は、独断ではあるが、296とする。そして肝腎の「出場数」が285である━これは100%異論・異議なし。285÷296=96.3%と算出したのである。尚、雷電の名が番附面不掲載の場所とか「入れ掛け」は、出場すべき日数には算入しない。但し、相手に休まれたか・否か━釈然としない箇所があるので〔現代ならば不戦勝〕それは欠場あつかいせざるを得ない。超剛雷電の「出場率」は96%強

  • 名力士2人対立が理想だが…

    ※昨日の閲覧…452・訪問者…281トータル訪問者数1,195,522江戸時代後期以来、長い歴史の大相撲史上、「黄金時代」と云われるのは、次の3例だ。〇寛政期谷風・小野川対立時代〇明治後期梅ヶ谷(2代め)・常陸山対立時代〇昭和戦前双葉山時代3番めの「双葉山時代」を別にすれば、両力士の対立が相撲人気を牽引してきた。それを振り返ってみたい。●文化期柏戸(利助)・玉垣(越ノ海)時代●文政期阿武松・稲妻時代●天保期劔山・秀の山時代●昭和戦後栃錦・若乃花(初代)時代このなかでは、柏戸・玉垣対立期がもっともスケールが小さい。この両者以外は「団栗の背くらべ」的だった。その証左としては、柏戸の最優成績15~16回で“全勝”が皆無だった。名力士2人対立が理想だが…

  • 7連勝しながら…

    昭和二九年秋場所、東三段目二九枚目泰山〔後小結廣川〕の星取表である。〇立龍山(三段目29)や〇多賀ノ山(三段目28)〇畠山(〃23)やや〇林(三段目26)〇武蔵嶽(〃18)や〇須藤(三段目41)=後幕内一乃矢や〇富士昇(三段目12)や●佐賀ノ里(三段目21)=後幕内宮柱や上位の同部屋・同期生に三段目Vをもっていかれた。〔当時、決定戦せず…〕尚、全て全勝同士かと思ったら、8番相撲の相手は4戦めに富士昇に負けていた。7連勝しながら…

  • 昨年の延べ訪問者…11万3千超

    皆さま明けましておめでとう御座います。本年も当ブログを何卒よろしくお願いいたします。扨て、昨年の訪問者数を振返ってみれば━。●令和五年大晦日までのトータル訪問者数1,081,831〇令和六年大晦日までのトータル訪問者数1,195,241◎昨年1年間の延べ訪問者数は113,410※1日平均の訪問者数を算出すれば…113,410÷365=≒310.7今年も差支えが生じない限り、1日2回の更新をつづける所存であります。昨年の延べ訪問者…11万3千超

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