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2015/12/16

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  • 悩ましいニシキカワハギ属幼魚

    今日は定置網漁の水揚げ作業後、天気が悪くその日の仕事が終了。その後、市場内を散策しているとお隣の定置網が漁を終え帰港する。水揚げ作業が始まり、何か面白い魚がいないかと選別作業を手伝う。するとニシキカワハギ属の幼魚を発見。体色から自分が知るニシキカワハギ(ブログ20175.1)ではない。となるとこの時点で初確保決定。種名までは覚えていないがニシキカワハギ属の中に体色が前後で別れている種がいるのは知っていたのでそれだろうと思う。家に帰り調べると直ぐにヌリワケカワハギと判明。一応検索図鑑で調べるとヌリワケカワハギもニシキカワハギと同じく鰓孔の周辺に暗色斑があるとなっている。更に第一背鰭棘の後側面に下向きの微小棘が多数あるとなっている。先ず暗色斑だが、この個体の状態があまり良くないうえ、まだこのサイズではニシキカ...悩ましいニシキカワハギ属幼魚

  • 久し振りのメバル属幼魚

    今日は夜間採集の日。いつもの港へ行くと車が止まっており、岸壁の端の方で釣りをしている。いい歳してタモ網を持って魚を掬っている所を見られたくないうえ、最近は収穫もないのでタモ網を持たずに懐中電灯だけでサッと見て帰ろうかと思う。釣り人から離れた場所から海中にライトを当ててみる。すると、見覚えのあるフォルムの魚を発見。メバル属の幼魚のように見える。掬ってみないとわからないものの、メバル属の幼魚となれば採集せずにはいられない。という事で車までタモ網とバケツを取りに行き、採集に取り掛かる。そして難なく採集。見るとやはりメバル属の幼魚である。メバル属の幼魚はこの港では4年振りの採集となる(ブログ20184.14)。更に近くにもう1個体見えそちらも採集。こうなれば形振り構わず釣り人の近くまで散策する。結局メバル属の幼魚...久し振りのメバル属幼魚

  • トリクチス幼生

    今日は定置網漁を終え、市場で選別作業をしていると、お隣の定置網の方が小さな魚を持って来る。見るとチョウチョウウオ科のトリクチス幼生の様に見え、吻が尖っているのでハタタテダイの稚魚かなと思う。だが、いつも見るハタタテダイとは違い何だか全体的に黒っぽい感じである。鮮度の問題かもしれないが折角持って来て頂いたので確保し持ち帰る。家に帰り虫眼鏡でよく見ると鮮度的には問題なく、ただ体色が黒っぽいだけである。ハタタテダイのトリクチス幼生は今までにたくさん見ているが、このサイズだと既に体色が黒と白のストライプであるが、この個体に白い部分はない。更に臀鰭も後半のみ黒いがこの個体は臀鰭全体が黒い。となると、この体型から見てハタタテダイ属の別種ではないだろうか。体側や臀鰭が黒いとなると、以前に採集したこともあるツノハタタテダ...トリクチス幼生

  • 苦手なウツボ科魚類

    今日は定置網漁で久し振りにウツボではないウツボ科魚類が獲れる。今までに何度も獲れた事がある種かもしれないが自分が同定出来ないので一応魚ボラの標本用に確保する。家に持ち帰る前に一応写真に収める。家に帰り冷凍保存する為ビニール袋に個体を入れる。体長が長いものの体は柔らかく、意外と冷凍するにも嵩張らずに済む。ダメ元で同定を試みると検索図鑑ではオナガウツボ辺りである。だが、2020年にオナガウツボの近似種が新種記載され、ゴボウウツボと標準和名が提唱される。ゴボウウツボはうちの海域でも既に確認されており、その可能性もある。肛門の位置が違うらしいが既に冷凍中という事で確認することも出来ず、あとは魚ボラ任せとする。だが、オナガウツボかゴボウウツボかと考えているものの意外と全く別種の恐れもある。それほど自分ではわからず、...苦手なウツボ科魚類

  • トビエイの標本新たに初登録

    先週確保したトビエイ(ブログ20225.16)を漁協の冷凍庫に入れている。だが、本来は冷凍庫ではあるが調子が悪く凍らすことは出来ず、冷蔵庫状態。冷やしているだけな為、エイを触ると柔らかい。数日のうちに大学へ行くだろうと思っていたがもう1週間も経ってしまう。今日は所用で鹿児島に行く予定である。昨日確保したミナミキントキ(ブログ20225.23)もあるので鹿大にも寄ろうと考えている。トビエイはもう腐ってしまっただろうと諦めていたが、袋から出して状態を見ると臭いや汚れた液は出ておらずギリ大丈夫そう。という事でトビエイも持って行く事に。用件が済むまでもトビエイが車の中で悪臭を発しないか心配であったが何とか持ちこたえ、無事に大学に到着し、撮影に標本登録してもらう。昨年の11月にうちの定置網で得たトビエイの標本がスミ...トビエイの標本新たに初登録

  • アカイサキ

    今日は定置網漁を終え、市場で水揚げしていると綺麗な見慣れない魚が並んでいる。アカイサキである。アカイサキはここの市場では年に一度揚がるかどうかという程滅多に見ることが出来ない魚である。よく見ると口から胃袋が出ており、かなり深場で釣って来た感じであり、そのような漁師さんが少ないのである。その為、魚ボラの標本用にもまだ確保していない。アカイサキは雌雄で体色が違うのだが、見れば雌雄共に揃っており絶好のチャンスである。市場職員に話を聞くと滅多に揚がらないので値段がどうなるかわからないとの事。水揚げ前なら1個体ずつ確保出来るのだが既に水揚げ後で、伝票の関係で雄は雄だけでひと山、雌は雌だけでひと山で並んでいるので確保するとなると1個体だけとはいかず、ひと山取らなければならない。雌雄でひと山ならまだしも雄、雌と別れての...アカイサキ

  • 残念 ミナミキントキ

    今日は定置網漁を終え市場で水揚げ作業をしていると、大きめなキントキダイの仲間が揚がっているのが目に付く。背鰭・臀鰭軟条を見ると赤い斑紋の様なものがあり、この個体が以前からどの種になるのか気になっていた。現在魚ボラに丁度キントキダイ科を研究している学生がいるので、調べてもらおうと思い標本用に確保する。家に帰り一応ホルマリンは使わず展鰭して写真に収める。自分なりに同定してみると魚ボラOBが報告したミナミキントキの文献を見つける。文献内でこの赤い斑紋には触れていないが、ほぼ一致し、さらに掲載されている写真も各部分が一致。この個体がミナミキントキとわかってしまう。ミナミキントキはうちの定置網でも幼魚や若魚が獲れるが体色はもっとオレンジ色で体表の感じも違い、この個体がミナミキントキであるとは思ってもいなかった。何だ...残念ミナミキントキ

  • コシナガ確保

    今日の定置網漁で胸鰭の長いマグロが数個体で泳いでいるのを確認。小さなキハダだろうと思う。網を絞り取り上げるとキハダではなく値段の安いコシナガであり、みんなが落胆する。そのような状況の中、自分だけはチャンスと思う。コシナガはこの前刊行した薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ20222.25)の作成時に標本写真がなく、更に市場で撮った写真もあまり良いものが無い為、仕方なくその中から選んで掲載した次第であり、標本を探していた。今回は5個体入網したので、その中から一番小さな個体を選び魚ボラの標本用に確保する。サイズ的にもギリギリうちの冷凍庫に入るので冷凍保存し今度大学へ行く時に持って行く予定。コシナガ確保

  • トビエイ確保

    今日は定置網漁を操業中、水面でトビエイが泳いでいるのを発見。トビエイは魚ボラの標本用に探していたエイなので確保する。サメやエイ類はサイズが大きな為、標本を確保するのが大変な為、数多くは確保していない。このトビエイも今までにうちの定置網では1個体のみ標本登録されていた。薩摩半島沿岸の魚類図鑑(ブログ20222.25)を制作している時もトビエイはこの個体を掲載していた。ところが昨年の11月にオーストラリアの固有種とされていたMyliobatishamlyniOgilby,1911が日本にも分布していることがわかり、スミレトビエイと標準和名が提唱された。それにより、うちの定置網で得られた個体もこのスミレトビエイと再同定されてしまい、トビエイの標本が無い状態となってしまう。幸いにも図鑑には範囲内の他所から得られた標本を...トビエイ確保

  • 地元イベント

    ゴールデンウィーク突入で通常は休みである。だが、今日は地元の大きなイベントがあり、そこで鮮魚販売がある為、定置網漁に出漁。時化の中、操業し水揚げ後、イベントスタッフとしての仕事をする。私の担当は地魚鑑賞プールでの魚の説明を任される。また、この前確保したシロシュモクザメも展示する。ここ数日での定置網漁で得た活魚をプールに泳がせたのだが、その魚がイサキやイスズミ、メジナなど地味な体色の魚ばかりで来てくれたお客さん達に喜んでもらえるだろうかと不安であった。救いなのがエイラクブカと棘を取り除いたアカエイがいたことである。見に来た子供達はやはりサメやエイで興奮した感じでちょっとホッとする。だが、そこは子供である。見るだけでは済まないらしく触りたいという事でタモ網で掬い触らせてサメ肌を体感してもらう。更にそれでも物足りない...地元イベント

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