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 … 久慈河畔便り … 猛禽撮影、草野球・尺八・将 https://blog.goo.ne.jp/uncle_tom-2015

猛禽の姿に見る自然環境の変化、草野球・尺八・将棋から老々介護の感想など積極的な情報交換を希望します。

生後10歳まで小林で過ごしました。早くに両親を失い、親類宅を転々、小学5年で首都圏に移住し、理科系大学院の途中で茨城県内に就職し、学問・研究の道に没頭しました。古希を過ぎた今、世話になった先生方(今門、長倉、稲留、原口)、級友達、遊び仲間達、緊張した矢岳遠足や運動会のロケット花火の硝煙の臭い、宮崎遠足の際、小遣いの少ない私にさり気無く30円追加してくれた友人の母君、…無性に懐かしくなるときがあります。

アンクル・トム
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住所
東海村
出身
小林市
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2015/12/13

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  • 昼下がりの0歳児…クマタカ月報(11)

    0歳児のクマタカに見慣れてから一カ月ほど、先輩に分かれて午後の陽射しに期待して、ダイエットを兼ねて歩きました。実は、自動車保険の走行距離予約の制限もあって、できるだけ出掛けないようにしているのですが、それでも、邂逅確率は相当高くなっています。10分も歩くと、例の新幼鳥特有の啼き声が聞こえてきました。以前に比べ、大分力強い響きです。枝止まり画像を撮ったところで、東方向に飛んでまた舞い戻ります。この時、正午を大分過ぎていますが、砂嚢は大分膨れています。既に午前中に給餌されたようです。以下2枚は、R7+RF100-400x2、距離約200~300m、手持ちで撮影。以下3枚は、午後の陽射しの好条件下、定点に安らぐ場面です。下図は、機材は従前と同じ、三脚使用。次図は、R7+EF64Ⅱx2Ⅲを三脚に固定して撮影したも...昼下がりの0歳児…クマタカ月報(11)

  • 新コンデジの猛禽への応用(5) … 『価格.コム』にレビューに投稿文を転載

    本件に関して、私としては結構力を入れて系統的に検証したので、その結果の要点を、普段世話になっている『価格コム』へのレビューとして投稿しましたので、ここに転載してご紹介します。同WEBでも、だんだんレビューが増えてきているのですが、まだ本格的に猛禽に応用した報告が見えなくて、私が本機を購入する際にも些かの不安が残っていたのですが、「充分使えそうだ」という私の結論を公表し、広く役立ててもらうためです。************************************************************************************************************************************猛禽撮影に魅かれて数年前から、C社の大砲システム=...新コンデジの猛禽への応用(5)…『価格.コム』にレビューに投稿文を転載

  • 久しぶりのクマタカ

    今年は、どこに行ってもクマタカどころか”猛禽日照り”で、特に夏以降逢えていませんでした。一説によると、世界の事情から外国産材木と国内産材木の価格差が減ってきて、県北部でも伐採が盛んになってきているせいらしいとか…。それでも知人らは偶に出逢っていたらしいのですが、私の場合、夏どころか秋も過ぎて、12月に入って、ようやく出逢うことができました。その証拠写真だけをお示しします。撮影:ソニーDSC-RX104、L=289m、F4、ISO=100、SS=1”/640。久しぶりのクマタカ

  • 〇〇〇…おめでとう… クマタカ月報(10)

    三つの祝辞をこの一報で申し上げます;(1)先ずは杓子定規に、『新年…』を祝して…。(2)次いで、今年初めてのクマタカ撮影を祝して…。(3)最後に、満2歳を過ぎた兄貴分の亜成鳥に換わって、その2歳年下の幼鳥の初お目見えを祝して…。という訳で、上記(2)(3)のモデルは同一です。約2週間前から、新幼鳥出現の噂は聞いていたのですが、彼我のタイミングが合わず、ようやく視認、撮影することができました。頭頂部と腹部が見事に白いのが特徴です。通常の出現より約2カ月早いのですが、一昨年夏の猛暑が非常識で、その分,諸事前倒しされた感が有ります。先輩と別れて、川沿いに下っていくと、定位置辺りで幼鳥の啼き声が聞こえてきました。普段の亜成鳥の声にそっくりの啼き声ですが、かなりか細く聞こえて、尾根の向こうで啼いているものと理解しま...〇〇〇…おめでとう…クマタカ月報(10)

  • 親心? … クマタカ月報(9)

    この日は不思議な一日でした。11時前に定点に着くと、見上げる尾根の辺りで、主役幼鳥の特徴ある啼き声が数回、幸先の佳さを感じました。気になっている7DⅡ系のフォーカス微調整のデータを撮り終わって、13時を過ぎたころ、下流側で、凄まじい鉄砲音が連続3発。距離100メートル前後でしょうか、あまり遠くないところらしい。前に久慈河畔で、数十メートルの距離で発砲されたことが有りますが、そこは開けた地形でしたが、曲がりくねった川を挟む山塊の谷間、音の響きに心底驚きました。それと前後して、川向いの斜面を縫うように、猟犬の吠え声と、猟師の声が下流側へ走って行きます。更にもう一人の猟師が、銃を片手にこちらの岸を下流へ移動。禁猟区域ではないか、と質すと、若くもない猟師は、「禁猟区は下流のダム周辺だけだ」と自信たっぷり。しかし、...親心?…クマタカ月報(9)

  • クマタカ月報(8)… 眼玉を求めて…

    主役の眼玉を捉えたい…10月に入っても、主役の出現は旺盛で、前半16日間で7日も撮影できています。しかし、真面に撮れたのは僅かで、目の睨みに重点を置いて拾ってみました。以下5枚はいずれも、64Ⅱx2Ⅲ+7DⅡ、1200㎜。これだけでは不満足でガッカリですが、x2でなくx1.4、近距離という風に好条件のものを一枚振り返って、自信を取り戻しましょう。次の一枚は、5年前に撮ったもので、機材は、7D、64x1.4。林の天辺にニワトリが?!或る時、遅い時間の主役の様子を探った帰り際、雨上がりということもあって薄暗い感じの路で小用のために停車し、ふと見上げると、まるで大きなニワトリが居るようです。雨上がりの昼下がり、天辺の伸び盛りの枝の垂れ具合が、時を告げる雄鶏ように見えたものでした。おかげで、心の軽い帰路になりましクマタカ月報(8)…眼玉を求めて…

  • クマタカ月報(7)… おっと、後ろに…

    ここ数年、常々、逆光を託っている我々の後ろ約200mの所に、主役の止り木として相応しいような枯木が数本有ります。いかにも使い込んで糞で枯れてしまったような白い立木…。私など、初見の時から、主役の座に相応しい、と思い込んで期待して視ておりましたが、そのうち、よくある昔日の光景、と諦めておりました。8月の出現も例年になく多かったのですが、それにもまして、私がコロナから復帰した9月の後半だけでも二日に一度は撮影できています。そのうちのある日、珍しく成鳥の♂・♀や幼鳥(満2歳)が飛んだり、留まったり、啼き交わしたり、いつになく”一家”で賑やかに出ていたのですが、ふと静かになった時、目の利く仲間の一人が、後方に目を遣ったところ、そこに居たのです!念願の順光位置で、距離も200m程度。さっきまで南の林中で激しく啼いて...クマタカ月報(7)…おっと、後ろに…

  • アキアカネ … マクロ撮影の試み

    主役の出を待つ間、私の主砲に留まったアキアカネのマクロ撮影を試みました。撮影機材=R7+100-400x2(手持ち)、撮影対象=64に留まったままのアキアカネ、距離約1.2m。f=200㎜;f=400㎜;f=671㎜;f=800㎜;これは流石に寄り過ぎ又はfが長過ぎたようです。アキアカネ…マクロ撮影の試み

  • アキアカネ … マクロ撮影の試み

    主役の出を待つ間、私の主砲に留まったアキアカネのマクロ撮影を試みました。撮影機材=R7+100-400x2(手持ち)、撮影対象=64に留まったままのアキアカネ、距離約1.2m。f=200㎜;f=400㎜;f=671㎜;f=800㎜;これは流石に寄り過ぎ又はfが長すぎでしょう。アキアカネ…マクロ撮影の試み

  • オシドリの”カップル ”、今季初見参

    私からは、脇役の類ですが、今季初めてオシドリを観ました。同じ羽根色の2羽ですが、オス同士のカップルは珍しいので、まだ異性を意識しない幼鳥兄弟かもしれません。天候・光の加減かもしれませんが、あまり鮮やかな羽根色には見えませんでしたし…。他には見当たりませんでしたので、取り敢えず先遣隊としての見参でしょうか。撮影5日前、R7+100-400x2、F16,ss1/1600、ISO6400、距離約300m、(この時曇天)。オシドリの”カップル”、今季初見参

  • クマタカ月報(6) … 天候崩れと健康崩れの合間に …

    こんな真面に降ったのは、何日ぶりのことでしょう?台風崩れの南風とはいえ、30℃を割ること2~3℃、ようやく熱中症から遠ざかった感じです。このタイトルは、もう一つの大きな意味を含んでいます。それは約2週間前、盛夏でも構わず姿を見せてくれるクマタカ一家に釣られて、多少の降雨でも構わず酷暑にも構わず6日間連続で、鳥撮に出かけたせいか、熱中症かコロナか分物出来ない症状に陥り、二日間寝込んだ後、三日目に村内の病院に駆け込むと、「先ずは発熱外来⇒鼻腔検査⇒コロナ抗原確認」とかで、3件の主訴に応じた処方薬+5日間の外出禁止令。朝昼晩・一週間分の4種類の処方薬を服みほすころ、再診を受けると、気力回復の漢方薬のみに変更された。発症から2週間も経つ頃から徐々に、食欲も回復傾向(=2㎏減少した体重も反転上昇傾向!)になり、時々...クマタカ月報(6)…天候崩れと健康崩れの合間に…

  • クマタカ月報 … (5)今年の出具合は少し変?

    ここ数年、6~8月の暑い盛りのクマタカの出現率は殆どゼロだった。私たちはその理由をあれこれ考察し、自分及びエサ動物が涼しさを求めて、より高い場所に移動してしまうか、エサ取りなどの行動を、猛暑を避けて早朝か日没前後に変更しているのであろうと推察していた。(不思議その1)それに比べ、今年は奇妙なことに、普通(盛夏以外の季節)に劣らぬ頻度で見受けられている。暑さの程度は例年より激しい位で、決して涼しい夏ではないから奇妙と言えば奇妙である。因みに、6月は寧ろ多かったくらいだし、8月もそれなりに姿を見せてくれています。(不思議その2)他方で、これだけ頻繁に見受ける割に、餌運びの場面が見えないのも、もう一つの不思議である。上記と同じ理由で、時間または場所を変えてエサ採り、餌運びをしているせいかもしれない。以下に、7月...クマタカ月報…(5)今年の出具合は少し変?

  • クマタカ月報 ・・・ (4)R7の諸パラメーターの設定はこれから…

    この期間(4月~6月)で、12回ほど撮影の機会が有りましたが、像質がピンボケのようなものを少なからず含み、あまり納得できないのです。梅雨期に入りましたが、明るい曇りなら無理に出かけてみましたが、やはり、①当然ながら、近距離・明るい日照が望ましい条件です。②逆に、遠距離、逆光、非晴天、では高くは望めないようです。特に、ISOが自動で大きく設定された場合には、画像処理を丁寧に行ってもザラついたママが多いようでした。クマタカ月報・・・(4)R7の諸パラメーターの設定はこれから…

  • クマタカ月報 ・・・ (3)その点で、7DⅡは微妙

    その点7DⅡは、画像のシャープさが今一で、マイクロフォーカスの微調整とか、ISをカットすることも試みてみたいと思います。クマタカ月報・・・(3)その点で、7DⅡは微妙

  • クマタカ月報 ・・・ (2)さすが1DX

    この間、R7で撮影した後可能な限り、1DXや7DⅡでも撮影して、結果を比較しましたが、大して設定を弄ることなく、まあまあの画像が得られたのは1DXでした。クマタカ月報・・・(2)さすが1DX

  • クマタカ月報 ・・・(1) 晴天の空抜け構図には無難なRX10Ⅳ

    主役は偶に出ても、中々いい条件(日照条件、距離、etc.)で撮れない日々が続いていましたが、4月~6月の間の撮影記録を、機材ごとにまとめてみます。先ずは、表題の条件では、あまり外すことが有りません。4月末の晴天の昼前、f=1200㎜相当、F4、ISO250、ss=1/2500。これを主機として使用し、R7を従機としている人もいますが、ある程度は首肯できる気がします。クマタカ月報・・・(1)晴天の空抜け構図には無難なRX10Ⅳ

  • チョウの戯れ

    モンキチョウ(紋黄蝶)が3羽戯れるように飛んでいますが、精確には、先頭の♀が必死に飛んで、後続の2羽の♂を競わせて、後継ぎ問題を解決しようという、真面目な営みなのでしょう。その意味でタイトルは少しピンボケ気味です。これは、激しく小刻みに飛ぶ小型のチョウ3羽、比較的難しい対象ですが、新調のR7+100-400x2,で、一羽が脱落するまでの1分以上、150枚以上にわたって比較的うまく捉え続けたもので、『偶成』に近いものです。昼下がりの好天下とはいえ、その成果としてご披露します。全て、R7+100x2,ss=1/4000、F11,ISO4000、exp=+1.5、JPEG撮って出し。チョウの戯れ

  • トビも猛禽…獲物を死守

    私は常々、トビは平気で死肉を漁る猛禽の風上に置けないヤツ、と思っています。前に一度、遠景ながら、元気でピンピンしている魚を柱上で処理している姿を見て感心しましたが、今回もその類です。主役の出が夏時間に早まって、もう見込みのない時刻に、派手にカラスに絡まれているモノが居ます。途中で偶にピーピーと情けない悲鳴を挙げていることから、トビであることは察しがつきました。時々画像を確認すると、長い物をぶら提げており、初め巣材の枝ででもあろうと思いましたが、R7の習熟を兼ねて、とにかく撮ってみることにしました。しかし途中で、木の枝らしいギザギザ感は無く、滑らかに湾曲しており、時々形も変わりますので、生きた蛇をぶら提げていること、それを横取りしようとしつこく絡むカラスを飛翔力のみで排除しようとしていることに気付きました。...トビも猛禽…獲物を死守

  • 頭隠して…否、居ないイナイ…

    春爛漫。キジのホロうちも盛んです。しかし、最近のキジは姿を隠すのが上手になったように思われます。或る放棄された放牧地の一角、あちこちからキジの縄張りの声と、ホロうちの音が響いていますが、姿が見えません。業を煮やして、大体の見当を付けて撮ると、写っていました。多くが、顔を隠しています。我々は、相手を認識するのに、顔認識から入るそうで、そこを隠されると、残りの体の模様はむしろ、擬態に役立つ方で、小さいわけでもないのに”見え”ません。(いずれも、R7+RF100-400)次は、一見顔面を見せていますが、眼部分は枯草でギリギリ遮蔽されているようで、キジからカメラ、および私の顔面はまともに見えていないので、安心なのかもしれません。次は、上記より前、久慈河畔の畑を散策中に、通り過ぎる頃になって急に飛び出し、珍しく数十...頭隠して…否、居ないイナイ…

  • 藪の中のウグイス…鳴かせて見せます

    数日前の昼頃、日頃気にしてはいてもゆっくりできなかったダム湖北の集落辺りを、軽い撮影系を肩に、ゆっくり散策することにしました。黄砂注意報は出ていても晴天で、数年前に、主役が15分間も連続で回遊して見せてくれた場所ですが、最近では、あちこちの材木伐採後、営巣適地も無くなったらしく、めっきり姿を見せなくなっていました。あちこちで、ウグイスが思い切り大きな声で囀っています。その内の一か所、車一台分の生活道路の直ぐ近くで囀っていました。そっと近づくと逃げもせず続けています。どうやら見通しの良いところに居るようですが、何しろすばしこくて僅か数枚しか撮れませんでした。しかも不思議なことに、あれだけ囀り続けているのに、連写した中では、口を閉じてる方が多いのです。(いずれも、R7+RF100-400,ISO320,F5....藪の中のウグイス…鳴かせて見せます

  • What are you? … 河川敷で遭遇

    天候不順や撮影系新システムの試写とダイエット・ウオーキングを兼ねて、近場の久慈川河川敷に設けられた遊歩道を1時間程度、散策することも少なくありません。これは、同じ種類の小型4足獣と3日連続で遭遇した話です。先ずは、ある晴れた日の14時過ぎ、一心に西方向にウオーキング中、何やら小型の四足獣らしき物が、逆光の中、こちらに向かってくる様子。距離は20m前後か。先方はこちらに気付いていて、しきりに立ち止まって、後足で背伸びをするような格好です。私は咄嗟に、手にした撮影系でパチリ、パチリ。僅かの時間の出来事で、自分の営巣場所に近付いたのか、相手は藪の中に消えてしまいました。普段見知っているイタチの隙のないスバシコイ印象とは大分違っていました。前日PC動画で見たオコジョの印象に似ていました。帰宅後、PCで写真を精査す...Whatareyou?…河川敷で遭遇

  • 居るようですが、中々逢えません…

    主役のクマタカを求めて数か月、ごく偶に遠方にチラリと見えたり、林の中で啼き声だけが聞こえたり、…はするのですが、例年のようには姿を見せてくれません。先輩識者と合意できた理由は、例年にない暖冬で、昨年末から恋の季節を早く過ぎて、もはや営巣期に入っているのではなかろうか、ということです。私など、仕方なく待ち時間の合間に、機材の更新をもくろんでいる始末です。その一つが、ミラーレス化。その主目的は、従来の一眼レフのシステム(7DⅡ+64Ⅱx1.4~2Ⅲ)で信頼しきれなかった合焦精度への不満。従って、以下に示します”証拠写真”は、従来使ってこなかったカメラ・レンズの組み合わせを含みます。カメラは、従来主機の7DⅡとサブ機のRX10Ⅳ、目下”導入試み中”のR7、それと、値下がりに便乗して購入・保管してあった1DX、そ...居るようですが、中々逢えません…

  • 数世紀の天体ショー…皆既月食+天王星食+木星の衛星の動き

    先の11月8日は、皆既月食(月が地球の陰に入り、赤褐色に見える)と、天王星食(その月の陰に天王星が入り、地球から見えなくなる)、の二大天体ショーが同時に観察され、前回より442年ぶり、次回まで322年、という稀有な出来事として、TVでも喧伝されました。その中で、「一生に一度の出来事なので…」と言った人がいますが、ちょっと奇異な感じがしました。もっとはるかに長いスパンですから…。この日は、見送る手は無い、とばかり撮影を思い立ったのですが、適当な撮影場所を思いつきません。狭い村は開発された安全な場所は光害が溢れ、未開発の広場は安全が危ぶまれます。急遽思いついたのは、我が家のベランダです。足場の安定性は信頼できませんが、短時間撮影で、数で稼ごう、という訳です。このために手持ちの3台のカメラを午前中から準備しまし...数世紀の天体ショー…皆既月食+天王星食+木星の衛星の動き

  • 欲張りコゲラ

    時は初夏のころ。主役の出を待つ間に、手近の桜の並木にチラチラ動くもの有り。ふと見ると、コゲラが忙しく動き回っている。よく見ると、太めの枝の上になり、下になりして、次々突ついている。写真を撮ってみると、次々と小虫を銜(くわ)えこんでいる。むしろ、口外に食み出している方が多い位だ。いかにも欲張りに見えた…が、実はそれ、子育てに夢中なのであろう。欲張りコゲラ

  • 今日のお持ち帰りは?

    コロナ禍下での流行言葉でなく、まじめな営みの話です。クマタカは2年近く育児に携わるそうです。最近の私の観察でも、木陰で餌をねだる幼鳥の声に応え、速ければ15~30分位で、短い返事と共に、餌を持ち帰り、与えます。その幼鳥の声は、いかにも甘えて強請るように、少し低音でスローテンポであるのに対し、応える親の声は、少し高音で素早く、いかにも周囲を警戒するように感じられました。その餌は、私の観察では、蛇(殆どが、生きた青大将)や、小型の四足獣(狭義の…。多くは遠いし、頭を落としているので不確実ですが、リスやウサギに見えました)が多く、およそ半々の割合でした。今日のお持ち帰りは?

  • クマタカ、空中の睦み合い

    野鳥間のハラハラするような派手な空中戦の中で、多数の弱いものが(多数集まって)強いものに嫌がらせをして追い払うような、異種間の勢力争いをモビング=擬攻と言うのに対し、同種間で営巣場所を激しく奪い合う時や、雄雌が互いに相手の気を惹く行動を、どちらもディスプレイ=誇示と呼ばれます。お示しする写真は後者の例で、秋から冬にかけて、互いの相性確認は更に深まっているので安心してみておれます。そこで私は独断的に、敢えて睦み合い(または、俗語風にじゃれ合い)と呼ばせてもらいます。後は種の繁栄を祈りましょう。なお、青空の有無で二例を示します。クマタカ、空中の睦み合い

  • プーチンに騙されまい

    私が潜に案じていたことが現実のことに成ったようだ。それは、侵略国ロシアの代表と被侵略国ウクライナに、”調停者としてのトルコ・大統領”と国連・事務総長を加えて大々的に合意署名したはずの、ウクライナからの穀物輸出実現のことである。①常々ロシアは、ウクライナ南部オデーサ港周辺の機雷群を撤去せよ、と事あるごとに主張していた、②穀物輸出が問題視されるようになってからも、ウクライナの小麦畑への砲撃を、寧ろ激化させていた、③最近では、見返りにロシアからの穀物輸出を規制解除せよと言い始めていた、④元来トルコ大統領とプーチンの仲は、共に改選期を間近に控えた独裁者同士であり、武器輸出入の関係が有り、中立の関係とは到底言えない、等々の理由で私は、プーチンはこの話を本気で実現させる気は無いのではないか、と懸念していた。案の定、ロ...プーチンに騙されまい

  • クマタカにも毎年、春は春? … クマタカ月報’22.05

    最近、日報を書くほどに頻繁には記事がまとまらないので、少しタイトルを変更して、月報形式で…。《クマタカにも毎年春が来る?》世は春も過ぎて、初夏の気配。今まで私は漠然と、クマタカは隔年でしか雛を育てない=クマタカの春は隔年しか無い、と考えてきました。しかし最近、そのクマタカにも、”春”は毎年来るのではないか、と思われる事態に遭遇しています。というのは、雄雌がしきりに林に出入りしている時、期せずして、”生涯連れ添う相手との絆を再確認する際の派手な啼き声”を聞くことがあるのです。営巣・抱卵は隔年でも、絆を深める春は毎年来るのではないか、という訳。餌を強請るようなゆっくりした低音の声に続いて、それに応えるような啼き声と共に♂らしきクマタカが、その声のした方へ飛来し、木遁か林遁の術宜しく、注意深く接近するらしい。続いて、...クマタカにも毎年、春は春?…クマタカ月報’22.05

  • 春爛漫

    主役登場を待ち侘びる間に、世は既に春爛漫…。<桜吹雪>初めの2枚は1DX+64x2、残り3枚はRX10Ⅳ。運悪く、台風1号が通過…<ヒヨドリ、桜蜜を吸う>ここはRX10Ⅳによる。<メジロ、蜜吸い百態>全て、1DX+64x2による。以下は、RX10Ⅳによる。<クマンバチの踊り>一枚目はSS=1"/2000、二枚目は1”/4000。<花壇もキレイ>春爛漫

  • 今日のテイクアウトは? … クマタカ日誌21

    間もなく昼という頃、正面上方、尾根の向こう辺りで、低い甘えるような啼き声が聞こえます。私は、昨年生まれの幼鳥が、親に餌をねだっているのだと直感しました。急いで全天方向を見回すと、ほぼ私の背後の林の方で、少し歯切れのよい声が数声応えて、林の上に親が姿を現わしました。到着して間も無くで、まだ大砲系はセットしてなかったので、コンデジ(SonyRX10Ⅳ)で速連写しました。光はほぼ順光でしたが、距離は600~800mで、春も盛りで水蒸気が多く、画質は満足できません。それでも、案の定、何か獲物をぶら提げていることが判りました。巣の近くで空腹を訴える幼鳥へのお持ち帰り弁当でしょう。帰宅後PCで処理すると、朧気ながら、持ち帰り弁当の内容が推察されました。(拡大倍率x3、ただし、2枚目だけx4.5。)私のコンデジ写真では、必ず...今日のテイクアウトは?…クマタカ日誌21

  • ノスリ・クマタカ、それぞれの春 … クマタカ日誌20

    ロシアの蛮行に憤慨したり、コロナの変身に一喜一憂しているうちに、世は春真っ盛りの様子。先ずは、ノスリのカップルが、とても魅力的な啼き声を交わしながら、ディスプレイの真っ最中。連写を観たら、結構な高さを降下して見せていました。次は主役のクマタカの場合、と行きたい所ですが、こちらは昨年が番(つがい)⇒出産の年だったそうで、単独でテリトリーの見回りのようでした。ノスリ・クマタカ、それぞれの春…クマタカ日誌20

  • クマタカ日誌 … その19 落穂拾い(番外編)

    年頭には相応しくないこのタイトルは、せっかくの主役に巡り合いながらも、例の遠景・逆光で、一章を興す気力も失せて放置しておいたものを、忘却するのも忍び難く、半ば自虐の心境でデータ整理しただけのものです。昨年末の撮影分を、概ね説明抜きで拾い集めました…。撮影機材は、この項全てSonyRX10Ⅳで、距離は概ね400m~900mです。これのみ、EOS7DⅡ+6・4Ⅱx1.4Ⅲで撮影。逆光で飛ぶハイタカ。曇天を飛翔するハチクマ。秋のトンボ、飛翔。キジ、♀。車運転席の直ぐ傍。秋の終わりのジョロウグモ。巣も汚れている。川向こうは俄雨。今年の落穂というのも早過ぎる感が有りますが、主役を求める旅で脇役的な演者たちです。撮影はこの項全て、SonyRX10Ⅳ。先ずはこのダムのメインロードである県道ど真ん中で遭遇したイノシシ家族です。...クマタカ日誌…その19落穂拾い(番外編)

  • 正体見たり !? … クマタカ木遁の術か

    クマタカが林近辺を飛びながら、フッと姿を消す時が有ります。恐らく、抱卵中のメスの居る、あるいは餌を待つヒナの居る、大事な大事な巣に戻る時であろうと想像するのですが、いかにも忍者の遁走、といった風情で見えなくなります。前にもこのテーマに触れたことが有りますし(効率的な探し方は判りませんが、’21.02.02の記事「クマタカ日誌18」の後半「林冲に消えるクマタカ」およびそのコメント参照)、一度丹沢湖を訪れた時も同様、わずか300~400m先の常緑樹に接近するまでは多くの人が凝視しているのですが、誰一人、その先が見えないのでした。並み居るベテランが揃って嘆いたのを思い出します。昨年後半の写真を確認しているうちに、この木遁の術を看破させてくれそうな一連の写真を見つけました。距離は約500m程度でした。画質に一抹の不満の...正体見たり!?…クマタカ木遁の術か

  • 買い物依存症 ???

    不穏当なタイトルになりましたが、特別な意味は有りません、多分。ペンが途切れて約半年、主役不在の猛禽屋が、飛躍準備状況のご報告ということでお茶を濁すような…。相変わらず猛禽の主役を求めて出歩いているのですが、なかなか出会えませんし、たまに会えても、遠い!、逆光!の嘆き節になりそうで…。仕方なく、使用機材のグレードアップに気持ちが向いていました。身辺の事情が変わって、小銭が貯まったことも大きな要因で、これまで我慢してきた支出へのブレーキが解除されたせいでもありましょう。先ずは、全く夢のまた夢として我慢してきたカメラ=1Dxです。キャノンのフラッグシップの初号機で、フルサイズは不利ですが、合焦性能への期待は大きいものです。これをオークションで10万円を切る価格で見つけて以来、現実の問題として入札したものです。その後マ...買い物依存症???

  • 中秋のころ…

    旧暦で7~9月を秋と考え、その半ばを中秋というそうな…。従って新暦の9月半ば。【…名月…】昨夜(’21.09.21)は”15夜”が満月と重なるのは8年ぶりとか。我が家は幸か不幸か北関東で、例によって天気予報も外れて、雲一つない満月が観察できた。ここぞとばかり、新コンデジSonyRX10Ⅳの性能を確認すべく、Canonの大砲系と撮り比べた。どちらも、Win10付属のソフト"フォト"で、画面いっぱいにトリミングし、明るさや輪郭を明瞭化処理してある。先ずは、CanonEOS7DⅡ+EF600L4Ⅱx1.4によるもの(SS=1”/3200、F=5.6,ISO=400);次いで、RX10Ⅳにより、フルサイズで600㎜相当の光学ズームで撮ったもの(SS=1”/8000、F=4,ISO=400);最後は、更にデジタル的に2倍...中秋のころ…

  • (6)この猛禽の正体は …… 渡り型のノスリとか …

    さて、愈々本テーマも最終回で、この猛禽が何物であるか考察してみました;1.結論にも関連しますが、私とのお付き合いは、わずか50日間程度でした。初対面の6月10日以来、私が車を降りる度に、啼きながら私方面に直行する警戒飛行で、”格好いい姿”で”歓迎”してくれたものです。この様子は、7月11日までほとんど変わりませんでした。(前々稿『新しい歩行カメラの試し撮り(4)…いざ猛禽の場合』、参照。)その後、7月14日ころから、”歓迎”振りが10分、15分と遅れるようになり、場合によっては声だけの”歓迎”も有りました。しかも奥の林の方から出てくる様子でした。途中、一回だけですが、交尾のようなシーン(次図参照)も見せてくれていたので、世間的には時期遅れの感じでしたが、営巣に入った可能性も考えました。しかし7月19日以来、約一...(6)この猛禽の正体は……渡り型のノスリとか…

  • 新しい歩行カメラの試し撮り(4) … いざ猛禽の場合

    天候不順、主役の巣ごもり、等々の理由で、しばらくお休みでした。最近ようやく近場のパトロールを皮切りに、ボチボチと活動再開を試みています。4月末に入手したコンデジの機能確認の意味も有ります。(4)画質の問題①猛禽の飛出しの場面は、初めのうちは慌てましたが、落ち着いて観察すると、最後には頭上に飛び抜けるとしても、それまでは殆ど一直線の動きであることが判って、そのままシャッターを押し続けてみました。すると、相当の確度で、”物に成りそうな”写真が撮れていました。これは総合的に、合焦速度、合焦精度、合焦保持性能が判断できて、最終的には、画質の問題も論じられそうです。その一例を示します;先ず、初めの2枚は、私の標準的な装備”EOS7DⅡ+64x1.4”で撮ったものです;SS=1”/2000、f=840㎜、F=5.6、ISO...新しい歩行カメラの試し撮り(4)…いざ猛禽の場合

  • 新しい歩行カメラの試し撮り(3) … 小型の鳥の捕捉と合焦精度の確認

    少し対象を大きくして、大砲セットや旧来型コンデジで撮影し難かった小鳥の動体を試みました。①飛翔するツバメの撮影これは、大砲セットでは、殆ど成功していません。主な理由は、系が重くて、ハンドル付きのビデオ雲台でも、対象を捉えながら追跡してピントを合わせることが、本当に難しいからです。将来、堅さ制御のできるジンバル雲台なら、可能性があるかもしれないと考えています。しかし本機では、数百枚撮った中で、失敗らしきものはあまり有りませんでした。久慈川河川敷。SS=1”/1600,f=220㎜、F=5、ISO=1600、記録10Mpix.を4.4Mpix.までトリミング。手持ち撮影(記録サイズとSSを指定)。6月初旬の晴天だが午後3時過ぎで、距離は70~80m程度。長い時間、広い範囲で(視野中心だけでなく…)合焦していることが...新しい歩行カメラの試し撮り(3)…小型の鳥の捕捉と合焦精度の確認

  • 新しい歩行カメラのお試し(2) … カルガモ一家のお引越し、俯瞰

    このカメラは、重さ約1㎏で、昨年一カ月ほどレンタル試用したN社の2000㎜ズームと同じくらいです。持ってる時はズッシリと感じますが、撮影中は全く気になりません。平地なら、C社の一眼+456のシステム(約3㎏)までは歩行使用できますから…。歩行カメラとしては、急傾斜地に上るには、私の体力比で限界に近いのですが、その使用例です。昨年、93歳の高齢者が、自分で田植え機を運転して、何面かの田に見事田植えを完了した場所です。10人近い親類縁者が参加していたのですが、皆を苗運びの手伝いや見守りの座に置き去りにしていました。同年近い家族の面倒を見ていた私は、そのあまりの元気さに感動し、参加者全員を背景にした組み写真をつくり、人数分だけ進呈したものでした。前から、順光の展望台を期待した私に、草刈りしたばかりの坂道を登っていいよ...新しい歩行カメラのお試し(2)…カルガモ一家のお引越し、俯瞰

  • 新しい歩行カメラのお試し(1) … 昆虫の撮影

    この2月半ば、妻と母親を突然一度に喪うような経験をして、立ち直るのに時間がかかりました。ボチボチ快復せねばと、再起動を試みるところです。この間、さり気無く励ましを下さった方には、この場をお借りして御礼申し上げます。さて、クマさんのエサ取り場面を撮影せんものと、恰好な歩行カメラを物色しておりましたが、4月末になって、Sonyのコンデジ"DSC-RX10Ⅳ"に決めました。期待したのは、合焦速度、合焦精度、合焦保持能力、そして1インチ・センサーの画質、およびズーム倍率の大きさなどです。なおそのズーム度合いは、標記f=220㎜が、フルサイズ換算でf=600㎜相当の由。主な比較対象は、Canonの"EOS7D/7DⅡ+64x1.4"およびPana.の"DCM-FX10"で、いずれも10年程度の使用経験です。(1)合焦速度...新しい歩行カメラのお試し(1)…昆虫の撮影

  • クマタカ日誌・・・ その17

    足掛け2年ぶり、正味3カ月ぶりの投稿です。まずは、本年もよろしくお願いします。【仲睦まじく・・・】この3カ月の間あのカップルは空中で激しく絡み合ったり、翌日にはオスだけが現れたり、その翌日はメスが探し回ったりと、余所眼には単純には理解しがたいところが有ります。以下は、不連続の8日間の記録ですが、距離は概ね同じ(約1㎞以下程度)でも、天候条件などにより、処理の結果が大いに異なっています。【どっこい、まだ残ってる?】そんな中で、とっくに追い出されたと思われた幼鳥が、親とは別行動だけど、同じ行動範囲で生きているのが目撃されています。以下の写真は、今年正月13日、16日、22日の三度に亘って似た場所の枯枝(距離約800m)に留まったものです。冠羽が目立つのが印象的でした。この幼鳥は、生後2年目と思われます。外見上尻尾の...クマタカ日誌・・・その17

  • 茨城県北でニホンカモシカと遭遇 … 至近距離20m

    主役のクマタカは恋の季節も近づき、時々激しいディスプレイなどを見せてくれるのですが、相変わらず、遠くて逆光気味なのが不満です。そこで久しぶりに、順光観察が期待できる南側斜面に登ってみました。しかしここは数年前に樹木伐採・搬出用に設けた道で、その後は利用する人も殆んど無いらしく、道は雑草や茨の木が繁茂し、数か月前に比べ大分登り難くなっていました。傾斜のきついところは、後期高齢3年目の身には息切れが激しく、何回か停止・休憩が必要でした。20分くらい登ったところで、前途に伐採木が積み重なり、前進を阻んでいます。主役登場予定の舞台は、さらに数百m東です。信頼できる相棒でもいれば、励まし合って迂回路を探し、もう少しは前進できそうでしたが、諦めて周囲を観察していました。見事な順光条件であること、前方の尾根道には登山ルートが...茨城県北でニホンカモシカと遭遇…至近距離20m

  • 茨城県北部でカモシカ観察

    主役のクマタカは恋の季節も近づき、時々激しいディスプレイなどを見せてくれるのですが、相変わらず、遠くて逆光気味なのが不満です。そこで久しぶりに、順光観察が期待できる南側斜面に登ってみました。しかしここは数年前に樹木伐採・搬出用に設けた道で、その後は利用する人も殆んど無いらしく、道は雑草や茨の木が繁茂し、数か月前に比べ大分登り難くなっていました。傾斜のきついところは、後期高齢3年目の身には息切れが激しく、何回か停止・休憩が必要でした。20分くらい登ったところで、前途に伐採木が積み重なり、前進を阻んでいます。主役登場予定の舞台は、さらに数百m東です。信頼できる相棒でもいれば、励まし合って迂回路を探し、もう少しは前進できそうでしたが、諦めて周囲を観察していました。見事な順光条件であること、前方の尾根道には登山ルートが...茨城県北部でカモシカ観察

  • クマタカ日誌 その16 … その後のカップル

    観察地点傍の木々も色づき、秋本番に入って、クマタカの動きも活発になって来るようで、期待できます。今後、あの”絡みの2羽””を、期待を込めて、敢えて”カップル”と愛称し、その後の様子を報告します。猶、あのベタベタの幼鳥は、このところあまり確認できていませんし、ひょっとすると既に自立しているのかもしれません。或いはまた、このカップルの一方が、幼鳥の成長したものかもしれませんが、どちらとも確認できていません。片方飛来あの激情の絡み以来、しばらく姿を見ませんでしたが、約一週間後、ようやく姿を見て安心しました。実は、他所で営巣するのかも…と心配しているのですが、今のところ、トビやノスリの邪魔は殆ど無いようですから、期待をしているのです。以上の写真は、”大接近”に備えて、小回りが利くよう、456x1.4+7DⅡon小型三脚...クマタカ日誌その16…その後のカップル

  • 例の影絵ですが … 初めての絡み … その後のクマタカ日誌 16

    その後、天気さえ許せば、現地通いしていました。データ通り6~8月は猛禽日照りとしても、9月に入ると偶に出ましたが、遠いし、逆光だし、何より機材一式(7DⅡ+64Ⅱx1.4Ⅲ)を性能確認・修理に出していたので、456のセットでは、遠距離では魅力ある写真が撮れないまま日が経ったわけです。下の図は、9/4,9/9,9/15,9/22と撮ったうちの、9/15の分です。撮影は7D+456で、800m前後離れていましたので、面積比x4~x8に拡大。次は9/22、帰って来た機材で撮ったもので、7DⅡ+64Ⅱx1.4Ⅲは、多少は解像度が上がっているように感じます。次は、9/30に撮った分で、この時は、思いもかけず2羽が絡んでるように離合を繰り返し、私のメモには、”絡みの走りか?”、と有ります。月末とは言え、まだ9月、いかにも時...例の影絵ですが…初めての絡み…その後のクマタカ日誌16

  • 楽しみ復活? … 団地は?

    チョウゲンボウについては、一度しか書いてないことが判りました。数年前には、JRの鉄橋に、他のカラスやムクドリと一緒に賑やかに暮らしており、余り有難味が感じられてなかったせいでしょうか?それから5年経過。JRが橋脚の耐震補強工事のついでに、鉄橋の耐蝕塗装をやり直し、その際、たくさん有った鳥の巣・巣材を全て撤去し、新しく塗料を塗り直したのです。余りの奇麗さに、嫌な予感がしたものでしたが、案の定、その後チョウゲンボウは姿を消したままでした。昨日、念のため、と思って鉄橋を覘いてみると、在りました。場所は、サッカーグループや、散歩人から離れたいのか、川の流れに近い所。形は、カラスの巣のように粗雑な造りではありません。生活痕=白い糞痕も見られます。まだ偶には戻って来るのかもしれません。期待を持って、今後時々覘いてみることに...楽しみ復活?…団地は?

  • 自宅庭から鷹柱観察?

    いろんな意味で半信半疑の出来事でした。昨日朝、クマタカ定点へ出かけるために、いつもより少し早め=午前9時20分ごろ、庭の車に寄ると、目線の少し上の遠景に動きを感じました。注視すると、数羽の中型の鳥が上昇気流の中に居るように、羽ばたきも無く回転しながら、結構速く動いていました。慌てることも無く、組んだまま後部座席に置いてある7D+456+一脚のセットを取り出し、一心に撮影しました。遠く高く消えるまで、3分程度の出来事でした。456でこの程度の写り方ですから、あまり遠くはなかったのでしょう。ピント外れが多く、200~300mだったのでしょう。方角としても、後述の農業用溜池上空という感じでした。下の写真の左端の影は、廃止された有線放送のスピーカーの柱で、隣家の敷地の端に残っているもの。(状況説明の補助。)鷹柱とは言え...自宅庭から鷹柱観察?

  • 着換えを済ませて正装で… クマタカ日誌(その15)

    久しぶりの再会前回に素直に接続するように配慮すると、標記のタイトルになりました。実はこれまで数年のクマタカ観察統計データによっても、6~8月中旬までは出が悪いのです。クマタカに限らず、営巣場所を奪い合ったトビやノスリもほとんど見えませんでした。どこか離れた場所で、秘かに子育てに勤しんでいるのでしょうか?尤も、真冬でもビクともしない羽毛に包まれているのですから、この暑さは堪えることでしょう。この間に換羽が行われるのは、一種理にかなっているのかもしれません。現地の先輩によれば、再出現したここ数日は、初夏のころに比べ数十分早目のお出ましで、暑さ凌ぎなのかもしれないと思われました。しかも”弊衣破帽”から一転して”完全正装”なのは、別な個体というのでなく、例のヨレヨレの換羽が完了したとも考えられます。喉元のネクタイまで立...着換えを済ませて正装で…クマタカ日誌(その15)

  • 着換えを済ませて正装で… クマタカ日誌15

    久しぶりの再会前回に素直に接続するように配慮すると、標記のタイトルになりました。実はこれまで数年のクマタカ観察統計データによっても、6~8月中旬までは出が悪いのです。クマタカに限らず、営巣場所を奪い合ったトビやノスリもほとんど見えませんでした。どこか離れた場所で、秘かに子育てに勤しんでいるのでしょうか?尤も、真冬でもビクともしない羽毛に包まれているのですから、この暑さは堪えることでしょう。この間に換羽が行われるのは、一種理にかなっているのかもしれません。現地の先輩によれば、再出現したここ数日は、初夏のころに比べ数十分早目のお出ましで、暑さ凌ぎなのかもしれないと思われました。しかも”弊衣破帽”から一転して”完全正装”なのは、別な個体というのでなく、例のヨレヨレの換羽が完了したとも考えられます。この撮影は、運悪く7...着換えを済ませて正装で…クマタカ日誌15

  • 弊衣破帽(へいいはぼう)… クマタカ日誌(その14) …

    前回少し触れましたが、普段のクマタカは白黒の縞模様がクッキリとしていて格好が好いだけに、少しでも羽の傷みが有れば余計に目立ちます。常々私は、少々物騒ですが、その羽の傷みの原因を、大分大げさに、他の鳥との縄張り争いの結果と考えてきました。ある人は、餌をねだる子に突かれた所為だろうと述べておられ、一度はなるほど、と思いました。しかし最近目に入った人の文書(四国電力関係)によると、どうやら多くが定期的な換羽によるもののようです。それによると、クマタカの50枚近い外側の羽根は、10くらいのグループに分けられ、それぞれのグループごと、毎年3~9月頃にかけて、2~3年で生え替わるのだそうです。随分と平和的だし、10枚近く欠損しても、飛翔には支障ないらしくて、一先ず安心できそうです。以下に挙げた写真は、5月末のものですが、換...弊衣破帽(へいいはぼう)…クマタカ日誌(その14)…

  • イツワリの 「背撃ち」 … クマタカ日誌 その13

    主役のクマタカも出るには出るのですが、どうにも観察の条件が整いません。距離が遠い:一番近い峰まで約700m、相手はその稜線より遠くを、そして高くを飛ぶのですから、実距離1㎞近いのではないでしょうか。まして、この頃のように陽気がいきなり暑くなってくると、陽炎の邪魔も無視できません。照明が殆ど逆光:前にも考察しましたが、黒白の縞模様の美しさに見惚れたいのですから、只管(ひたすら)、順光期待です。それに、時間経過と共に、羽が哀れなまでに傷んできています。その中で一つの気慰みとでも申しますか、中間妥協点のような条件として、高い所をゆっくり旋回する時、偶然背中を見せる時が有ります。(謂わば、偽りの背撃ち!)相当に地味な背中の色・模様の中で、唯一尻尾の部分だけが、黒~白ならぬ、黒~灰色の縞で観えるのです。それでも、完全逆光...イツワリの「背撃ち」…クマタカ日誌その13

  • 影絵 … ノスリの”お持ち帰り”

    主役の出現を、順光で捉えんものと、ちょっとした崖に攀じ登って待ちました。撮影系は7D+456+一脚でした。天候は相当な曇天に変じ、将来の可能性を探るだけの意味になりました。突如右手の林の上から、黒い影が飛び出し、南へ向かって飛行。距離は200m程度。慌てて速写。何やら口に咥えてぶら下げているのは判りましたが、初めは太めの巣材のように見えました。(トリミングは、各辺2倍になっています。Photo-Gallaryでは、これ以上明るくはできませんでした。まるで影絵です。)しかし、後に詳細に観察すると、更に細い部分が伸びており、動きも認められ、生きた蛇で有ると判定できました。少し小さ目の蛇を、巣に持ち帰る途中だったのでしょう。(つまり、数年前のクマタカの例では、もっと長さが感じられたものでした。)恐らく巣で待つ相棒のた...影絵…ノスリの”お持ち帰り”

  • トビの雄姿?

    例によって典型的な逆光ですが、主役を待つ間にトビの雄姿らしき姿が写っていましたので、ご紹介。通常の警戒飛翔かと思われましたが、突如、ほぼ真っ逆さまに急降下です。その先には、こんな光景が有ったわけでは有りませんが、季節はこんな風でした。彼らは後に、この峰の中腹辺りに営巣したようですから、伝え聞く”ディスプレイ”の一種だったかもしれません。別な場所でしたが10日ほど前、このような甲斐甲斐しい姿も見られていました。トビの雄姿?

  • 逆光、悲喜交々 または、クマタカ日誌 …その12

    我々自然相手の写真を嗜む者にとっては、被写体への光の当たり具合は非常に重要な条件です。折角、一期一会か、千載一遇の好機とばかりに胸躍らせてシャッターを押しても、まともに逆光だったり、加えて青空背景か、雲背景かの露出補正も切り替え忘れていたりして、泣きっ面に蜂か、踏んだり蹴ったりか、弱り目に崇り目というか、表現はどうあれリセット・リスタートが利かないから悲劇です。尤も私は常々、酷い露出オーバーは救い難いですが、露出不足の場合は、何とか助けられる、と思っていました。しかし、それも程度問題で、下図は、知人の誘いで見つけられた折角の主役ですが、まともな逆光です。ピントまでおかしく写っています。露出補正も不足でした。芸術性抜きで、漸く羽の縞模様を確認できるがどうかの代物です。(順に、補正無し、補正有り)少しでも順光条件に...逆光、悲喜交々または、クマタカ日誌…その12

  • サシバの通過

    主役を待って数日、ふと身近で、パタパタと小さ目の脇役が動くのが目に入りました。その明るい茶系の色具合で、サシバ、と直感しました。村内の谷津田周辺で、私一人で数年間、具(ツブサ)に観察して以来、十年位経過したでしょうか、その雰囲気は忘れません…。一本の電線に留り、何やら食餌のようです。距離は31m。周囲や空にまで素早く目を配りながら、そそくさと食べています。食べてる途中の移動だったらしく、得物の全体像は必ずしもはっきりしません。喰いちぎる際に相当に伸びがよさそうだったり、指らしきものが5本有るらしいことなどが判りましたが…。(下図のみ、サイズ縮小のため、長辺640ピクセル。)約10分で殆ど食べ終わったらしく、素早く飛び立ちましが、間髪を容れぬタイミングで入れ替わるようにカラスが同じ所に留りましたが、何も残っていな...サシバの通過

  • クマタカ日誌 …その11… 謹賀新年

    今年初めての邂逅、従って謹賀新年です…。昨年10月に3回も逢えて安心したところで、その後30回以上も空振りで、3月も中旬に入って、漸く逢えたものです。ここ4年間の観察記録を振り返ると、なるほど、3~4月が1番、次いで10~11月が2番目の遭遇頻度です。この日は、前日に確認のつもりで訪れた涸沼のオオワシが、今年は既に離日した由、腰を据えて小山ダムに来たものです。それにしても、昼前にトビとノスリの絡みを見たものの、主役になかなか逢えず、過去の観察時間より遥かに遅い時刻にお出ましでした。もう、機材を半分、車に積み込んだ頃です。その代わりという訳でもないでしょうが、丁寧に旋回してくれて、被写体として数分間、更に高くて見えなくなってからも数分間、旋回してくれました。後の半分は、実は私の眼力では高くて捉えきれず、偶々合流し...クマタカ日誌…その11…謹賀新年

  • クルーズ船=閉鎖空間

    クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」で、感染者が増え続けているようだ。今まで議論されてないように思うが、この船の空調システムに、有効な殺菌機能が有るのだろうか?もし、空調機能優先だとすると、低温の外気はあまり導入されてなく、多くの船内空気が、何回も繰り返し利用されていて、新型コロナウイルスは、寧ろ濃縮されて各船室=密閉空間(窓の開かない船室)・順密閉空間(窓は開くが、外気置換は限定的だろう)に供給されている恐れはないだろうか?一時話題になった、循環式風呂の例と類似の心配が有る。これでは、時間と共に感染者は増加し続けることになる。もう遅いかもしれないが、有効な殺菌システムを、空気循環回路の一部に直列的に付加する必要があるのではないか?クルーズ船=閉鎖空間

  • クマタカ日誌・・・その10・・・

    古証文この写真自体は古いものです。昨年10月末の物で、その前に2回報告していましたから、いわば証文の出し遅れ、です。台風を挟んで、毎週のように遭遇できて、余り有難味を感じずに放置していた感が有ります。それに、徒歩探索の456セットに依る撮影でしたし…。(最大の要因は、11月末に家族が退院しても自立歩行などが難しくなっており、ショートステイ施設に転居するなどの騒ぎが有ったせいも有ります。年末年始も、夫々離れゞでした。結婚以来約50年、初めての経験でした。)その後逢えずにいて、逢える有難味をしみじみ感じている今になって、ここで敢えてご紹介する始末です。記録によるとこの時は台風19号の後の増水期で、456+一脚のセットを持って、新小山橋近くから降りて探索しました。30分後、期待した辺りからバタバタと垂直に飛び上がるよ...クマタカ日誌・・・その10・・・

  • 北よりの使者

    賠償千恵子の歌唱で聴く「月よりの使者」の中の一節は、何とも素敵な音質だと、つくづく思います。それにあやかって、敢えて、このような表題を付けました。1月末、この冬何回目かの涸沼行ですが、風も強かった所為か、私たちが見ている間は、不思議なことに南の畑地上空のみで、湖上には出ませんでした。湖岸に陣取った我々からは殆どが逆光になる始末。獲物は、順光で探すのでしょうか?或いは、まだ来訪1週間程度で疲れも抜けておらず、真面目に餌取りする気は無いらしい、というのが専らの噂。中の1枚に、珍しく目がバッチリ写ったものが有りましたので…;(撮影856、スケールは夫々リニアに2倍)”1:1の絡み”;この日は賑やかに、トビ、ミサゴ、ノスリ、ハイタカ、それにカモメまでが一端に絡んでいました。(太字は、下の写真に掲載順に対応)不思議にこの...北よりの使者

  • 台風の足跡

    先の台風19号に関して、幾つかの報告が有ります;第1に、明日10/20(日)は、村の行事の運動会で、私たちは、ソフトボール大会に出る予定だった。しかし早々に、昨日(10/18)午前中に、『ソフトボールだけは中止』の連絡。現場確認とばかり出かけてみたら、この春完成したばかりの折角のソフトグラウンドのいくつかのバックネットが、流れに押されたらしく、根元から倒れてしまっている。南側堤防から、約150m先を撮影。倒れた柱は、概ね7~8m高。低い竹藪の背後に、久慈川本流が流れている。屋根瓦は、北、日立市側の堤防の向こうの家。しかし、過半数が正常に残っており、地震津波の時のようなゴミの類は、殆ど見当たらない。内野グランドのの多少の荒れを我慢すれば、試合は出来そうだった…。この数年に亘るグランド改修に携わった関係者が、バック...台風の足跡

  • 近くに幼鳥が … クマタカ日誌 その9

    先日、久しぶりにクマタカ成鳥をみましたが、一週間後の10/09、今度は幼鳥です。ダムの主RANさんのブログで紹介された、杉と赤松を目印に旧道を探したのですが、天気ばかり好くて、出る気配が有りません。早くから陣取っていた先輩なぞは、啼き声を流して呼び寄せようと躍起ですが、効果が有りません。私は已む無く場所を変えようと県道に上がり、橋の中程にかかった時、東の空で、チラリと鳥影を見たような気がしました。メガネの偏光具合にも気を配りながら注意深く見詰めると、鳥影が有ります。しかし、距離は数百m、鳥種も不明確なまま、期待しながら撮るのみです。その間約一分、遠近20枚近くを撮ったところで、手前の林の影に消えてしまいました。写真から、幼鳥らしいこと、その割には羽が傷んでいること、最初の写真は、異様な仕草をしていることが見て撮...近くに幼鳥が…クマタカ日誌その9

  • クマタカ日誌 ・・・ その8

    長い長い月日が経過しました。主役のクマタカを、前回撮影したのは、今年の1月半ば。それをご報告したのは、5月頃、しかも、写真に自信が無くて、他の話題と一緒でした。その後9カ月、探し回りました。県北に出かけただけでも、45日に及びましたが、ついに逢えないでいたのです。ダム近辺では、彼方此方で杉林の伐採が例年に無く流行っており、伐採・集荷・運搬と、大型重機の稼働が喧しかった所為も有って、もうこの辺では営巣・採餌はしないのでは?、と悲観し、観察拠点を北方へ移していたのです。それでも、偶に先輩や、知り合いの地元住民、顔見知りの猟師の情報・観察報告などを耳にすると、諦め去るわけにもいかず、定点巡りを続けたのです。一昨日は、約1年前に営巣拠点ではないかと推測した場所を眺める地点に陣取りました(クマタカ日誌…その4参照)。ダム...クマタカ日誌・・・その8

  • アナグマは、やはり近視のようです (写真無し)

    一昨日、相変わらず主役に逢えず、他方で買い物等の所要を複数思い出し、早目に観察定点を後にしました。峠部を越え、警報マーク地点で警笛を鳴らして間も無く、道路の真ん中より左側に何か居ます。普段飼い犬は見ませんし、狸の類だと思いましたが、生きて静止しているその姿は、殆ど動く気配が有りません。私の今の車は、電気モーター駆動方式で、低速、下りなどではエンジン音が全くしません。しかし、高周波に近い音を出しているのですが、それにも反応しません。この道は市道のようですが、林道を兼ねており、かなりギリギリの一車線で速度も出せない道で、下りで30km/h位でした。アワや、というところで、仕方なく急ブレーキを踏む始末。その程度は、助手席の荷物;携行の食物類、家族用のクッション等の「固形物」が飛び出したのは当然としても、薄い布製の買い...アナグマは、やはり近視のようです(写真無し)

  • パセリの香り … 初めてのバイト?

    いつものように食材購入の場で、珍しくパセリの小束を見つけ、懐かしさの余り、買ってしまいました。その理由は、70年近く前の、小林市(宮崎県)での出来事に絡んでいます。それは、私が小学校下級生の頃、”飲兵衛”の義父(叔母の夫)が、花見の時期、思い立ったようにパセリを育て、小束にまとめたものを数把準備し、「花見の出店に売って来い」というのです。恐らく、行きつけの飲み屋で、花見の時期の需給の様子を聞いて思いついたか、頼まれたかしたのでしょう。北側の台所からのジメジメした排水路周りの薄汚い環境で育てた野菜が、あんな煌びやかな花見の席の、美味しそうな洋風料理の添え物として珍重されることに、一種異様な感じがしたものでした。私が10歳まで育った宮崎県小林市は、桜の名所として有名だったらしく、九州全域からの観光バスが来ていた。私...パセリの香り…初めてのバイト?

  • 後期高齢者としての寝違え経験 … ひどい目に遭いました …

    正月の2日、例年通り、隣県在住の娘一家4人が、新年初詣・初日の出のついでに、様子見に寄った。実は、昨年11月末から、家族が再三の鼻出血に悩まされ、その見舞いや手伝いに、娘やその家族が度々来訪してくれていたのだ。今年は念入りに予定を組みかえて、①おせちは、初め我々老夫婦だけの予定で二人分を元日に間に合うようにネット予約してあったのを、5~6人用に変更して、しかも二日に間に合うように変更依頼、②どこに出かけるのも面倒なので、近所の回転すし屋が、宅配するとかのチラシに便乗して、昼食用に人数分予約。③「ハウスダストはいやだ」というので、自分たちで気の済むように掃除してくれ、と依頼、暮の内に親子でやってきて2階を清掃していたようだ。という訳で、例年に比べ孤立感は少なくて、心身とも遥かに楽な年末・年始だったのだ。それが、彼...後期高齢者としての寝違え経験…ひどい目に遭いました…

  • クマタカ日誌 … その7

    前回投稿から間もなく半年、皆様お久しぶりです。悪い癖で、一つの目標に絞って、目指すシーンを求めてアクセクしていました。それは、クマタカの餌取りシーンです。撮影メモを見ても、この間4カ月のうち、49日現地に通っています。現地といっても、狭く小山ダム周辺のみでなく、北は水沼ダムや花園神社辺りや今でも現役の牧場団地など、南は十王ダム近辺、西は八溝山、男体山古武屋敷・御前山ダム近辺まで足を延ばしたのですが、餌採りどころか、飛形にさえ逢えませんでした。しかも運悪く、小山ダム周辺では、重点を置いた4~5月ではなく、1~2月頃に既にディスプレイなどを目撃した先輩諸氏も居られる様子。また更に、昨年幼鳥らしき個体を数多く見ていることから、今年は新たな営巣は無かった可能性も有ります。次の写真は、大分古くなりましたが、同僚と共に新小...クマタカ日誌…その7

  • 久しぶりの … オオワシ

    一昨年秋以来、クマタカに傾注してきましたが、最近邂逅率も下がって来ましたので、何らかの根拠を基に、少し傾注度合いを下げましょう。例えば最近では、風力が5m前後も予報されると、邂逅率がぐっと下がるようです(餌の出現率が下がるのでしょうか?)し、逆にその位だと、涸沼のオオワシとの邂逅率が上昇します。という訳で出かけてみました。案の定、よく出ました。2月4日、機場へ、昼ごろの到着だったのですが、幸い、よく出るが、餌取りはまだ、の由。水面に白波が立つほどの風で、餌が見え難くて、餌取りが遅れていたのかもしれません。ギャラリーも少な目で、県南車が主のようでした。隙間を縫って、一番奥に入れてもらい、カメラも一番奥にセットできました。ふと気付くと、東から低く、我々に向かうように、飛んで来ます。それが意外に速い速度で、誰も撮れぬ...久しぶりの…オオワシ

  • ヤマドリ との遭遇

    あれは何だったのだろう。いつも通り、主役を求めて出向く途中、いつもの山道を上下し左右にハンドルを切っていると、目的地まで残り数kmという辺りで、左手の土手から、側溝を超えて、ヤマドリらしきものがうろついている。逃げそうにないので、轢いてはいけないと停車するも、暫らくしても、姿が見えない。もしや、と思って車を降りると、寧ろ私に近付く様子。(写真はいずれも無加工で、サイズもそのまま。)やはりヤマドリのようで、物心付いてからは、まじまじと観察した記憶が無いので、慌ててカメラを取り出した。残念ながらコンデジ(FZ10)は積んでなく、一脚に載せた456だ。一時もじっとしておらず、初め夢中で手持ちで撮影したが、合焦さえ自信が無かった。途中から一脚を使用したが、何ともじっとしていない。私から逃げるでもなく、寧ろ、数mの距離を...ヤマドリとの遭遇

  • 謹賀新年 です・・・

    献春2019.01.01妻は、六人の専門医に支えられながら、この秋卒壽、家系的長寿記録を狙います。夫は、後期高齢3年目=喜寿、新しい免許証と車で、趣味に励んでおります。クマタカの睨み(県北・小山ダムにて)謹賀新年です・・・

  • チト早いですが… 新年の干支ですから…

    今年も暮れてクリスマスの翌日、いつもの場所で、主役が出ないものですから、運動を兼ねて林の方へ歩いてみますと、カサコソから、ガサゴソと音がします。枯れ草の向こうで、中位の大きさ(丸々と太っているので、大きくないけど、50~60kg程は有りそう)のイノシシが、枯れ草に鼻をゴソゴソと突っ込んで、まるで餌を漁っている格好。なおこの時は、いざとい時の撮影用に、4・56系を一脚に載せて持ち歩いていました。そのうちこちらに気がついたようで、猛烈に左右に走ります…が、左前脚首に、罠のワイヤが食い込んでいます。いくら走っても、数mで、グイと引っ張られるように停まります。偶には、私を視認して、猛烈に突っ込む様子ですが、結果は同じ。今写真で見ると、金属製のワイヤのように見えますが、現場では、淡青色の布のように見えました。この淡青色(...チト早いですが…新年の干支ですから…

  • パタパタと … ハイタカ飛翔

    今週のうち、晴天で家族の居ないのはこの日だけ、ということで、一昨日(月曜日)、例の『古の名所』に出かけた。到着後何も出なかったが、30分ほど後、文字通りパタパタという印象で、北の林から猛禽が飛び出した。飛び方からして、いかにもハイタカの印象が強かったが、僅か50秒足らずで視界から飛び去った。この間、遠かった所為もあって、撮影した25枚の中で、まともなものは3枚。腹部の縞模様と、オレンジ色っぽいところが、いかにもハイタカであると思われる。(リニアに2倍トリミング。)パタパタと…ハイタカ飛翔

  • 枕探し?

    物騒なタイトルだが、要するに…枕交換の経験…の報告です。一昨年9月頃、長い間使っていた蕎麦殻入りでお気に入りの枕が、いかにもテカテカと汚れて見えたので、ことも有ろうに、洗濯機で丸洗いしてしまったのだ。冷静に考えれば容易に想像できることだが、これが、いくら干しても乾かないのだ。乾く前に黴が出たようで、異様な臭いが出てくる始末で、廃棄した。当然ながら、代わりの枕を探す必要に迫られた。それまで私は枕なぞ、重視したことが無い。いざとなれば、座布団を二つ折りにしても間に合う、と常々考えたいたが、いざ試すと反発が強く、すぐに平たくなってしまう。一方で家族の相棒は、昔から枕重視派で、相当高額なものを次々と買い込んだりしていて、私はそれを冷ややかに見ていたものだ。しかし今回は、古希間近ということも有ってか、私にとっても、枕探し...枕探し?

  • クマタカ日誌…その6

    高空通過先輩と、主役に逢えない不遇を託ち(かこち)合って、夫々に別れて間も無く、頭上を飛ぶものが有る。『スワ猛禽か?!』ということで、先ずは撮影。相当な高空で、撮影中最後まで自信を持てなかったが、丁度2分間で、計約100枚撮影した。帰宅後PCで、翼の縞模様と、尻尾の縞模様を確認でき、待望の主役であることを確信できた。かくして、ここでの遭遇確率は、それまでの放浪観察より、はるかに高まった。温故知新・・・曲解めいているが、故き(所)を温ねて新しき(現象)を知る、のつもりこうなると欲が出て、採餌場面や、枝止まり場面に遭遇したくて、場所を広げたくなった。手始めに、昔の”名所”(北方の集落跡)を訪ねてみると、いきなり、北東方向に姿を現し、そこの林の上をゆっくりと南東方向にかけて、3回ほど旋回してくれた。その旋回範囲は、4...クマタカ日誌…その6

  • クマタカ日誌…その5

    やはり出ました…前回観察から一月近く経過した頃。西の林からハトが飛来したり、カラスが数回出て来たりと、一頻り動きが有った後、約30分後、北西の林上空にポッと出ました。約5分間上空を旋回したのち、見失った始末。この時は確か、電柱越しの観察で条件が悪く、光の加減と相俟って、高空に見失ったものです。写真も20枚しか撮れていません。大倒木・・・花園神社、奥への道雪解け以来ご無沙汰している花園神社が気になっていました。もしや、餌取り場面が見えるのではないか?…、という淡い期待も有りました。登山客の車も含め、同方向に進む車も殆ど居なくて、道も大分荒れてるように見えていましたが、神社から1kmほど登った辺りで、大倒木です。驚くほどすっぽりと、細い根の部分は無く、太い部分のみが見事に横倒し。異様な感じです。それにしても、この道...クマタカ日誌…その5

  • オオタカ親子 、メクラ撃ち、… お久しぶり!

    ここ暫らく、小山ダム周辺のクマタカ探しに熱中していて、オオタカとはご無沙汰しておりました。それでも、偶には、県北からの帰りに、コロニーに立ち寄ってはいたのですが、殆ど遇えなかったのです。ギャラリーも、殆ど居なかったり、県外の人々だったり、例の土木工事後は、出が悪くなったのは確かなようです。オオタカに限らず、ミサゴの回遊や飛び込みにも合えず、トビやノスリも見なくなっています。どうもやはり、数時間単位で腰を据えないとだめなようです。この日は(秋の)重陽の日(9月9日、菊の節句)で、県北は霧が濃く、早目に切り上げて、コロニーに立ち寄ったのでした。堤防の駐車場所は、数台の県外車でいっぱいでした。どうも見えないので、先人たちに様子を訊くと、「親は見えるが、子は飛び去った」、由。それでも見えない。下の駐車場から、記念に、と...オオタカ親子、メクラ撃ち、…お久しぶり!

  • クマタカ日誌…その4

    眼はパッチリと、色黒く…次の記事と前後するタイトルになりましたが、この日も似たような曇天でした。一昨日のことです。新しい車の高速性能を確認する意味でも、一部高速を使って、結果として早く着いてしまいました。「高速に弱い」、という噂と違って、i-ACCで115km/hまで容易に制御できましたので、ひとまず安心です。将来性を考えると、130km/hまで欲しかったのですが…。今日は、天気も悪くて他の地点が望み薄だし、早い時刻の様子も知りたいので、定点に直行。しかし、前回と異なり今日は、12時半を過ぎた頃漸く、殆ど西正面の空にポッと現れたものです。以後、約5分間、頻繁に羽ばたきながら、順に北の空域に移動しながら、丁寧に旋回したものです。如何にも、餌探しの風情でした。珍しくカメラ目線も入っており、童謡の歌詞よろしく「眼はパ...クマタカ日誌…その4

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 … 久慈河畔便り … 猛禽撮影、草野球・尺八・将
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