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  • オリンピック始まる

    オリンピックが始まった。オリンピックはいろいろと問題があるが、始まってしまえばやっぱりおもしろい。開会式はいただけなかった。いろいろ工夫があるのはいいとして、これが開会式として認められるならば何をやったっていいじゃないかという気分になった。開会宣言の時、ほとんどの選手は会場にいなかったことになる。こんな開会式、開会式ではあるまい。しかも長い。雨の中、あんなに長々とやっていることにいら立ちを覚えた。聖火を舟で運び、その時間が長いので、どうでもいいダンスを永遠としている(多分有名なダンサーなんだろうが、長すぎて飽きて来る)など、センスのなさも目立った。まあ、これがオリンピックの正体なんだなと改めて気付いた開会式だった。とは言え、やっぱりひとつひとつの試合はおもしろいものが多い。もちろんほとんど日本人選手を応援...オリンピック始まる

  • スイミーと日本の教育

    今日、日本の学校について話題になました。わたしは日本の学校は「みんなで助け合って、みんなでしあわせになろう」という言説によって成り立っていると発言しました。そこにいた人たちは笑っていたのですが、実際そうなのではないかと思っています。小学2年の国語の教科書に「スイミー」という作品があります。わたしのころはなかったのですが、いまや誰もが知っている定番です。作者はレオ=レオニという絵本作家です。日本語訳は谷川俊太郎。あらすじは次の通りです。スイミーは小さな魚。まわりにいる魚はみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒だった。泳ぎも得意であり速かった。ある日大きなマグロがやってくる。まわりにいた赤い魚はみんなマグロに食べられてしまったが、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。ひとりになったスイミーはさま...スイミーと日本の教育

  • 映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』を見ました。

    映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』を見ました。軽みのある、しかし心にしみる映画です。私の好みの映画でした。定年退職し妻モーリーンと平穏な日々を過ごしていたハロルド・フライのもとに、思いがけない手紙が届きます。差出人はかつて一緒に働いていた同僚クイーニーです。北の街のホスピスに入院中なのですが、彼女の命はもうすぐ尽きようとしているという内容です。ハロルドは励ましの返事を書き、それを出そうと家を出るのですが、ガソリンスタンドの店員に言われた言葉に促され、800キロ離れた場所にいるクイーニーのもとを目指してそのまま手ぶらで歩き始めるのです。そこまですることに最初は違和感を覚えるのですが、次第にその理由が分かってきます。道中、ハロルドの行動はニュースに紹介され、巡礼の旅として注目されます。しかしそれはハロル...映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』を見ました。

  • 土用の丑の日

    きょうは土用の丑の日だ。と言っても、ウナギが高くなってからまったくウナギを食べていない。そもそもウナギがそこまで好きなわけではないのだ。しかも暑い時に食べるものでもない。鰻屋さんには申し訳ないが、この値段が続くならば、もう一生食べないかもしれない。そんな中、最近山形市の老舗の鰻屋「染太」が営業をやめた。コロナの影響も大きく、しかもチェーンの安売りの鰻屋が山形市に進出してきたのも大きかったのであろう。山形市も古くからある飲食店はどんどん店をやめている。新しくできた飲食店もあるが、一部を除けば厳しい状況のようだ。そもそも土用の丑の日に「うなぎ」を食べる風習は、どこから生まれたのかはっきりしないそうだ。丑の日に「う」のつく食べ物を食べる風習があったとか、平賀源内が考えたのだとか、いろいろと説があるが、どれも本当...土用の丑の日

  • ネット社会の恐怖

    体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子飲酒と喫煙のために代表を辞退したという。なんだか無性に腹が立ってきた。確かに飲酒喫煙は法律違反である。とは言え、少なくとも私たちの時代に高校を卒業したら煙草を吸ったり、酒を飲むのは当たり前のことだった。今は大分厳しくなっているのだろうが、かと言って、未成年者が飲酒喫煙をしたからと言って起訴されるようなことはあるまい。学校でそれが見つかっても一週間の停学というレベルの法律違反である。反省を促し、それができたらもう一度頑張れという程度のものだ。それで代表辞退というのはどういうことなのか。とは言え、最近の世間の目は厳しくなる一方であり、体操協会の判断を批判するのも体操協会がかわいそうだ。一番腹が立つのは、こういう問題についてネットで大騒ぎし、当事者を追いつめるだけ追いつめて、精神...ネット社会の恐怖

  • 映画「Ryuichi Sakamoto Opus」を見ました。

    坂本龍一さんの最後のピアノソロ演奏を記録した映画「RyuichiSakamoto Opus」を見ました。音楽に身をゆだねる時間のすばらしさを実感できました。知っている曲が6割ほど。初めて聞く曲もあります。知っている曲はそれを聞いていたころの思い出や、そこから生まれて来るさまざまな感慨が浮かんできます。心地のいい時間が過ぎていきます。初めて聞く曲は曲に集中していきます。次に来る音を想像し、想像を裏切る展開に喜びを見つけ、緊張感を味わいながら聞いていきます。生きている時間の貴重さが心に沁み込んでいきます。昔、仙台で大貫妙子さんが坂本龍一さんのピアノだけで歌うコンサートがあり、それを聞きに行きました。12月で仙台市の夜はは有名な「光のページェント」で輝いてゐます。その光のページェントについて坂本さんは、「やめれ...映画「RyuichiSakamoto Opus」を見ました。

  • NTLIVE「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」を見ました。

    イギリスの舞台をそのまま収録し、映画館で上映するナショナル・シアター・ライブの作品「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」を見ました。重要な近代劇の「事件」を演劇化した演劇人のための演劇であり、演劇の意義を考えさせる好作品です。1964年にブロードウェイで『ハムレット』が上演されました。主演はエリザベス・テイラーと結婚したばかりのリチャード・バートンです。そして演出はジョン・ギールグッドというベテランの役者です。ギールグッドはシェイクスピア俳優と言ってもいい存在です。バートンとギールグッドの演劇観は真逆であり対立します。感情を表に出しやや誇張した演技をするか、感情を抑え微妙な心のひだを表出する演技をするかの対立です。この対立は今でも同じように存在します。従来の大きな表現による演劇もさかんですが、日本でも「静かな演劇...NTLIVE「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」を見ました。

  • 結局東京都知事選ってなんだったのか?

    東京都に住んでいない人間にとって都知事選なんかどうでもいいことであった。それなのに日本中が大騒ぎをして、NHKも大河ドラマを休止して迄開票速報をする。筋が通らないことを平気でするようになってしまった。結局日本は東京のためにあることをだれもが容認し始めている事態があきらかになったのである。国会議員もほとんどが東京都民、マスコミも東京都民。電通も東京都民。経済人も東京都民。みんなで東京だけが住みよい場所にして、どんどん相対的に地方を貧しくしていっているのであり、同時にそのことを隠蔽しているのだ。今回の都知事選、結局は茶番劇だった。小池百合子も蓮舫もどっちも大嫌いだ。ほかにいないのかと探していたら、よくわかんないけどちょっとよさそうな元市長がいる。政治経験もあるし、まあ小池や蓮舫に投票するよりいいだろうと投票し...結局東京都知事選ってなんだったのか?

  • 映画『スクラッパー』を見ました。

    ぎこちない父娘を描くイギリス映画『スクラッパー』を見ました。不器用な親子の不器用な生き方がいとおしくなる映画です。母を亡くし、アパートにひとりぼっちで暮らす少女ジョージーは自転車を盗んで、それを売ってなんとか生活しています。日々の生活はトラブルがたえません。そんなジョージーのもとに、ずっと行方がわからなかった父ジェイソンが突然訪ねてきます。ジャージーは父親が許せず、絶対に気をゆるしません。しかしぶつかり合いながらも、お互いがお互いを必要としていることに気付いていきます。ジャージーにとっては母の死を受け入れるためには父が必要だったのです。そしてそれが出来た時、ジャージーは大人になります。同時にジェイソンも親としての自覚が生まれます。やっと本当の父として娘と向き合うことができるようになったのです。ふたりの関係...映画『スクラッパー』を見ました。

  • 山形県民は笑わない

    山形県民は1日1回笑うことなどに努めることになった。山形県議会が「県笑いで健康づくり推進条例」が賛成多数で可決されたのだ。今すぐこんな県から出ていきたくなった。笑う頻度が高いほど死亡リスクが低いとする山形大医学部の研究結果を踏まえ、家庭や職場などで笑いによる心身の健康づくりを推進するのが目的だと言う。県民の役割について「1日1回は笑う等、笑いによる心身の健康づくりに取り組むよう努める」とする。事業者に「笑いに満ちた職場環境の整備」を求め、毎月8日を「県民笑いで健康づくり推進の日」と定めた。へたな理屈をつけて目立つ条例を作る、馬鹿な議員たちだ。そもそも議員たちの政治がひどいから、山形県は貧乏県になってしまったのだ。へんな条例を作る前に、笑って暮らせる県にするのがあなたたちの使命だろう。そもそも閉鎖的で仲間内...山形県民は笑わない

  • 映画『あんのこと』を見ました。

    映画『あんのこと』を見ました。家族に恵まれず、そして周囲の偽善に翻弄される純粋な子どもの悲劇を描いた映画です。現実のいやらしさを直面させられる映画でした。主人公あんの母親は、暴力であんを自分の思うようにしてしまう女だった。あんは小さいころから売春を強要され、薬物にも手を出すことになる。そんなあんをある刑事が構成させようとする。刑事は薬物依存の人たちの更生を支援する団体を主宰し、定期的に集まり、優しく前を向かせようとする。あんは刑事やその他の支援者の助けもあり、家を出ることに成功し、仕事に就くことができ、夜間中学にも通うことができる。あんは前を向き生き始める。ある日あんの部屋に見知らぬ女が来て、しばらく預かってくれと言って、小さい子供を置いてアパートを出て行く。一瞬の出来事にあんは母親を追うことに失敗し、し...映画『あんのこと』を見ました。

  • 映画『あんのこと』を見ました。

    映画『あんのこと』を見ました。家族に恵まれず、そして周囲の偽善に翻弄される純粋な子どもの悲劇を描いた映画です。現実のいやらしさを直面させられる映画でした。主人公あんの母親は、暴力であんを自分の思うようにしてしまう女だった。あんは小さいころから売春を強要され、薬物にも手を出すことになる。そんなあんをある刑事が構成させようとする。刑事は薬物依存の人たちの更生を支援する団体を主宰し、定期的に集まり、優しく前を向かせようとする。あんは刑事やその他の支援者の助けもあり、家を出ることに成功し、仕事に就くことができ、夜間中学にも通うことができる。あんは前を向き生き始める。ある日あんの部屋に見知らぬ女が来て、しばらく預かってくれと言って、小さい子供を置いてアパートを出て行く。一瞬の出来事にあんは母親を追うことに失敗し、し...映画『あんのこと』を見ました。

  • 映画『ありふれた教室』を見ました。

    現代の学校教育の困難を描いたドイツ映画『ありふれた教室』を見ました。現代の教育の困難さを見事に描いた映画でした。教育に情熱を持つ若手教員の話です。教員の成り手がいなく学校は人手不足です。そんな学校で盗難事件がおきます。学校側は人権を無視した捜索をおこないます。主人公の教員はその学校側の対応に疑問を呈します。主人公は独自に犯人捜しを行い、意外な犯人を見つけます。しかしその証拠は、決め手に欠いています。疑われた人物はそこをついて反撃します。そしてそこから問題は予想を超えた展開を迎えます。そして学校全体が混乱の中に陥ってしまうのです。現代の日本の学校は似たようなものです。常に問題を抱え、トラブル処理が頻繁に行われます。生徒も保護者も学校を信じていません。まじめな教師が一生懸命に働いても、それが報われないことの方...映画『ありふれた教室』を見ました。

  • ドラマ『アンメット』

    春ドラマで一番良かったのが『アンメット』だった。前日の記憶がまったくなくなるという記憶喪失の脳外科医のドラマで、そういう病気があっても脳外科医を続けるというのは、さすがにリアリティがないと思う一方、丁寧に日常を描いており、無理な設定を無理でなくしようとしているスタッフとキャストの力量に感服した。その日の記憶を失うのだから、それをよみがえらせるためには日記を書くしかない。一日に書く日記の量は膨大になる。それを毎日繰り返すのもちょっと信じがたい。そして次の日それをすべて読まなければならない。もちろん優先順位も示して、読み切れない時も想定しているようだったが、それでもそれは大変な労力であろう。そのような人を医者として働かせるのは、実際には患者を不安に陥れるだけで、やってはいけないことである。しかし、それをやり遂...ドラマ『アンメット』

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