chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 「知らんけど」

    最近、関西の漫才師が「知らんけど」と付け足しにように話すことが気になった。なんか馬鹿にしてるように思えてしまい、感じ悪いと思っていた。そしたら、この表現、関西圏では、日常的に使われているということを聞き、しかもこれが流行語のように全国に広まっているということを知った。日本語学者の間でもすでに研究の対象にもなっているのだという。なんだか、時代にとりのこされたような気持ちだ。そんな状態だから、私以外の人はみんな知っているのだろうと思いながらも、一応解説すると、「知らんけど」は会話の中で、自信はないけど多分そうだと思う、という意思を表現する場合に用いる表現だそうだ。「明日は、傘は必要ないみたい。知らんけど」「知らんけど」は、断定を避けて、責任を回避する際に使う表現だという。ポイントは、会話の最後に使うこと。話し...「知らんけど」

  • 選挙のためのばら撒きしかできない悲しさ

    岸田政権は終わらざるを得ない状況である。定額減税や、「酷暑乗り切り緊急支援」という恩着せがましい補助金政策などを選挙にぶつけてはじめようとしている。岸田首相としてはそれによって支持率アップを狙いたいのだろうが、「岸田おろし」が始まったので、思惑通りいきそうにない。自民党としては総理を人気のある人に変えて、すぐに解散してなんとか次の選挙を乗り切りたいという思惑だろう。こんな卑怯なやり方ゆるされていいのだろうか。しかしそんなことを言ってもそれを許してきた有権者がいるのだからしょうがない。なんだかんだ言っても選挙で勝った政権にまかせるのが民主主義であり、その理屈をいわれればどうしようもない。とは言え最近の自民党は政策面でもひどすぎる。経済政策が失敗続きなのだ。裏金問題で隠れてしまっていたが、賃金を上げると言いな...選挙のためのばら撒きしかできない悲しさ

  • いい加減にしなさい、東京都知事選

    東京都知事選が始まった。そもそも東京の選挙であり、地方に住んでいる人間にとってはどうでもいい選挙だ。それなのにマスコミは大騒ぎだ。いい加減にしてほしい。マスコミはマスコミでさまざまな理屈をつける。東京の特別観を前面に押し出し、東京の都知事選を大きく取り上げる。しかし東京が特別ならば、都知事に権力を与えすぎてはいけないはずだ。日本は東京だけが特別なのだ、日本の人口の約8、5%が東京都民だ。こんないびつな国ありえないだろう。東京だけが税収入が莫大であり、なんでもできてしまう。都知事が偉そうに「東京が国をリードする」と言うが、東京のやり方を地方の自治体がやれば予算が足りなくなる。国がその予算をつければ国家財政が破綻する。小池都知事は自分勝手にいろいろやることで偉そうに言っているが、何をやってもうまく行くのである...いい加減にしなさい、東京都知事選

  • 映画『関心領域』を見ました。

    映画『関心領域』を見ました。見る者の想像力を刺激し、それぞれにそれぞれの恐ろしさを与えるすごい映画でした。実は見ながらさまざまな「匂わせ」を感じながら、その意味がはっきりとしないまま見終わりました。だから正直言って1回見ただけでは釈然としないものがありました。しかし、たくさんの刺激的で気になるシーンがあり、おそらくアウシュビッツの悲惨さと、そのそばで生きていたドイツ人の歪んだ心を描いているのであることは感じました。家に帰り、ユーチューブでいくつかの解説を見てみると、なるほどと思う事ばかりでした。自分の予想と同じ解説もありました。しかし知識がなければわからない内容のものもありました。特に、暗闇のなか何かを地面に置いて回っている少女については、意味ありげな映像でありながら、解説がなければまったく理解できないも...映画『関心領域』を見ました。

  • 『アンチヒーロー』の最終回の物足りなさ

    春ドラマも最終回が次々訪れている。今期見ていた中で『アンチヒーロー』は面白かった。ただし、最終回は少し強引すぎて、期待していたような高揚感を得られなかったのは残念だった。複雑なプロットで、途中何が何だか分からなくなったのだが、最終回に向けてそれが解けていき、最終回の期待が膨らむばかりだった。しかし最終回は意外なほどあっけなく幕を閉じたというのが私の率直な感想である。一番の不思議は科捜研の資料室に忍び込み、隠しカメラをセットするなんてことができるのか、そしてそのような隠しカメラは違法であり、証拠として採用することなどできるのかということである。もしそれができるとしても、そんな綱渡り芸当ができるのかということである。ご都合主義の無理な展開としか思えない。野村萬斎さんをあんな漫画チックに起用する必要があるのかも...『アンチヒーロー』の最終回の物足りなさ

  • 党首討論の改善を

    岸田政権下で初となる党首討論が19日行われるという。党首討論は始まったころは、頻繁に行うことを原則にしていたはずなのに、最近はほとんどやっていない。なぜ今回はやることになったのか不思議だ。かつて民主党政権時代に野田元総理と当時の自民党総裁の安倍晋三氏のふたりが党首討論を行い、野田元総理が解散を口にした。それが民主党政権の終焉につながったのだが、それの逆転版になるのではないかと変な予測も出ているようだ。もちろんそんなことはないはずだ。だとしたら、なんのために党首討論するのだろう。おそらく今回の岸田総理の最後の党首討論になるのはあきらかであり、岸田総理の終りのセレモニーの一つなのであろう。それにしても、二大政党制を前提としている党首討論である限り、今の国会の状況でやる意味はほとんどないのは明らかだ。立憲民主党...党首討論の改善を

  • 6月中旬なのに真夏の暑さ

    「地球温暖化」という言葉は簡単に信じてはいけないと思ってきた。もちろん今でもそう思っている。自然はもっと大きなものであり、人間の環境破壊ごときでそう簡単に変わるものではないと思っているのだ。昔から地球の温度は大きな周期で上がったり、下がったりしていたはずだ。「氷河期」だってあったじゃないか。自然は人間の力をはるかに超えた力を持っていると思う。しかしこれだけ暑くなると、やはり「地球温暖化」は事実であり、その原因が人間にあると考えるほうが正しいように思えてきた。6月の中旬だというのに、休みなみの熱さが続いているのである。これは異常事態であり、この異常事態が何年も続いているのだ。人類の作り上げたものが人類を苦しめ始めている。そしてさらに怖いのはそのことに気付いているのに、冷静に考え、冷静に対応することが今の人間...6月中旬なのに真夏の暑さ

  • 新山形市民会館のデザイン

    山形市民会館が建てかえられる。現在の市民会館が老朽化しているために建てかえるのだが、そのデザインがものすごい。まるでメルヘンの世界だ。当然のごとくこのデザインには賛否両論である。話題性があり、シンボルともなるデザインだと肯定的な人もいるが、建築費の高騰が予想され、そこまでする必要があるのかという否定的な人もいる。私も後者である。山形市の本来の中心街は七日町という、新しい山形市民会館に近い場所であった。しかし七日町は次第に賑わいが消え、特にこのコロナの時期に老舗のデパートも突然廃業し、厳しい状態になっている。起死回生のために人を呼べる施設を考えたのであろう。その気持ちはわからないではない。しかし、この建築費の高騰の中、これだけの施設を作るということは予算オーバーが当然予測される。奇跡的に予算内に収まったとし...新山形市民会館のデザイン

  • 夏目漱石の『草枕』を読む。13

    第十三章久一の出征の見送りに舟で街まで行く。行くのは送られる久一、送る老人、那美、那美の兄、荷物の世話をする源兵衛、そして画工である。那美は画工に自分を描いてくれと願うが、画工は「少し足りない所がある」と言う。那美に足りなかったものは何か。「憐れ」ということは最後に明かされるが「憐れ」とはなんなのか。那美は那古井の世界の人間であり、那古井の世界の規則に縛られていた。だから那古井の中では気違いという役割を演じなければならなかったのだ。人間社会の必然である。所属する社会の中で、自分の所属する社会の中の共同幻想の中で役割を果たさなければいけない。自分では自由だと思いながらも、実は縛られている。那美は那古井の中にいるかぎり、出戻りの気違いである。「憐れ」はない。この舟下りの場面から加速度的に流れていく。序破急の「...夏目漱石の『草枕』を読む。13

  • 『ハムレット』を見ました。

    彩の国さいたま芸術劇場開館30周年記念彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndVol.1『ハムレット』を見ました。役者の熱演により、迫力のある素晴らしい舞台でした。演出は吉田鋼太郎。キャストはハムレットが柿澤勇人、オフィーリア役に北香那。ハムレットの亡き父と、その弟のクローディアス役を吉田鋼太郎、ハムレットの母ガートルード役に高橋ひとみなどが演じます。舞台は満足したのですが、なんど見てもハムレットはよくわからなくてしっくりきません。今回はそのことについて書きます。ハムレットの父であるデンマーク王が急死します。王の弟クローディアスが王妃と結婚し、後継者としてデンマーク王の座に就きます。つまりハムレットの母は、ハムレットの伯父とすぐに再婚してしまうのです。そこにハムレットの父の亡霊が現れ、自分はクローディアスの毒...『ハムレット』を見ました。

  • 夏目漱石の『草枕』を読む。12

    第十二章画工は和尚を、最高度に芸術家の態度を具足していると評価する。自分は場所を選ぶが、和尚は場所を選ばず同化できるというのだ。時と場所を選ぶ画工は、画工は気に入った山の端を描こうと外に出る。場所を決めてそこに寝そべると、視界に男が入って来る。するともう一人女が登場する。女は那美である。画工はふたりを遠くに見ている。画工はその日の朝、那美が短刀をもっている姿を見ていたので、その短刀でその男を斬るのではないかと想像し、冷や冷やしている。男と女は何やら話をしている。男が踵を返す。すると女が呼び止めたのか男が女のほうに再度振り向く。女は帯の間に手を入れる。画工は刀を出すのではないかとひやりとするが、女が出したのは財布であった。男は那美の元亭主であった。勤めていた銀行がつぶれて貧乏になったので、満州に渡ろうとして...夏目漱石の『草枕』を読む。12

  • 田崎史郎の論点すり替えがひどいレベルになってきた

    自民党広報の田崎史郎氏の論点すり替えがひどいレベルになってきた。自民党の限界が見え始めたと言っていいのだろう。きのうの『ひるおび』で、政治資金について田崎氏は、「パーティーによる資金集めっていうのは非常に苦しくなっているんですよね。政治資金が小さく小さく少なくなってくるわけです。そうすると、政治活動も小さくなるんですよね。だから、よく政治家が小さくなったとか、最近の政治家はダメじゃないかっていろいろ言われるんですけれども、こういう資金があまり入ってこなくなると、どうしても政治活動、あるいは政治家がいろんなことをやるのにも金がかかるわけで、それができなくなって、僕は中長期的な政治を小さくする原因になるんじゃないかなと思います」と持論を展開した。この主張自体なんの根拠があって言っているのかわからない。おそらか...田崎史郎の論点すり替えがひどいレベルになってきた

  • 政治資金規正法改正案の修正は出来レース

    自民党は政治資金規正法改正案の修正に関し公明党、日本維新の会と合意した。どうもこの流れは出来レースのようである。もちろん出来レースであったにしても本当にいい改革ならばいい。しかし明らかに自民党の当初案は国民に反感を抱かせる案であり、修正した案はそれをある程度のところまで譲歩したというだけである。国民の満足いくまでの改革にはなっていないのはあきらかである。上手くできた作戦であった。これによって公明党と維新は自民党に物申す党であるというイメージを手に入れた。自民は、多少は減るかもしれないが政治資金の企業による寄付の継続を手に入れた。何よりも維新の取り込みにも成功したのであり、まずは満足ということであろう。さらにこの枠組みを完成させたことにより、都知事選挙の構図を明確にすることができ、小池百合子氏との連携も可能...政治資金規正法改正案の修正は出来レース

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、とにかく書いておかないとさんをフォローしませんか?

ハンドル名
とにかく書いておかないとさん
ブログタイトル
とにかく書いておかないと
フォロー
とにかく書いておかないと

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用