模型と計画コンセプト

模型と計画コンセプト

今回のご計画でまず考えたことは 『住宅密集地の中で冬場の日当たりをどう確保するか』という事です。 そこで まずは周囲の建物との関係をシミュレーションしながら、間取りの方向性(大枠)と外観(形)を同時並行で検討していきました。 そして、その大枠を基に 南北に長いという敷地の特性を、伸びやかな内部空間として反映させる為に 1階・2階共、視線が、平面的、且つ、立体的にも抜けるように、壁・床・吹抜けを配置し 構造計算/耐震等級3との擦り合わせを行いながら、計画全体の解像度を上げていっています。 この大枠(計画の外的コンセプト)にブレが無ければ、その後の、本質的な、内部の細かな暮らし方(使い方)の打合せに注力できます。