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  • 関西大改造2030 川又英紀ほか著・日経クロステック、日経アーキテクチュア編2024

    今年4月13日に開幕する2025大阪万博パビリオンをはじめ、大阪駅うめきたのグラングリーン大阪、大阪市内の多くのオフィスやタワマンやホテルや集客施設開発、京都のホテルラッシュなどを詳しく紹介してくれる大型本。兵庫県は須磨の水族館と淡路島の座禅道場のみ。万博会場で目を引くのは全周2㎞の木造の円形リング。機能性(通路、日よけ、雨よけ)と象徴性という役割はわかるが、350億円を費やす価値があるのか疑問。しかも木材は海外から輸入したものだし、半年後に閉会した後の使途は決まっていないらしい。JR大阪駅北で進む大規模再開発「グラングリーン大阪」の一部が2024年9月に先行開業した。総事業費は6000億円。総面積9.1ha、半分は公園が占める。公園の他ノースタワーのイノベーション施設やホテルは開業。そのほか梅田や中之島...関西大改造2030川又英紀ほか著・日経クロステック、日経アーキテクチュア編2024

  • 情報分析力 小泉悠 2024

    ウクライナ戦争が始まってからよく顔を見るロシアの軍事・安全保障の研究者。インターネットのおかげで情報を収集するのは容易になったが、膨大でフェイクも混じる情報を処理する装置を持つのは簡単ではない。2022年初頭にかけて、「ロシアはウクライナに侵攻するだろうか」という問いに、著者はいつも「非常に大規模な戦争を始められるだけの能力が整いつつある」と答えていた。実際に侵攻するかどうかはプーチンの頭の中のことなのであいまいだし断定できない。より外形的に把握しやすい能力に着目したのだ。しかし大戦争を確定できたのは開戦の3日前、ドンバスの親露派選挙地域を独立国家として承認したときだった。分析者のとって必要な情報には、⓵バックグラウンド(背景)情報、②コア(生)情報、③足で稼ぐ(体験的)情報の3種類がある。背景情報は間口...情報分析力小泉悠2024

  • 東京で見つける江戸 香原斗志 2021

    江戸の面積の半分は大名屋敷が占め、屋敷内には池があって木が植えられた庭園がかなりを占めていた。城や武家地は主に台地上に構えられていた。町人地は低地に形成され、そこは物資が集散する水上交通の要所でもあった。その江戸の記憶は、明治維新と明治政府による都市改造、関東大震災、太平洋戦争の空襲、復興と高度成長、バブル期と最近の再開発により何度も大きく破壊された。だから現在の巨大都市東京には、一見すると江戸時代の建築や土木の遺産は少ないように感じられる。しかし実は、現代の道路や区画、濠や石垣などに江戸の遺構は意外なほど多く残っている。また、都心部にある官庁街や大学、大きな公園などの大規模土地利用の多くは、大名屋敷の跡地を利用したものだ。この本では、第1章で江戸城の内閣と外郭、第2章で大名屋敷の跡地と大名庭園、第3章で...東京で見つける江戸香原斗志2021

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