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博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ https://blog.goo.ne.jp/mapfan01

博多湾に面した福岡市を拠点に、仕事にプライベートに活動する日々を綴ります。趣味の吉田初三郎話や郷土の

博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ
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2015/08/30

  • 4月17日のめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は筑後草野駅編です。

    2023年4月17日(月)16時台のFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は、筑後草野駅編オンエア予定です。今回も100年ほど前の草野町発行の絵葉書がお題写真になりました。ロケ当日はサクラが7分咲き、曇天の日でした。古い絵葉書を持って、単独で現地の下見に伺ったのは2月初旬。今回お題のひとつとなった約100年前の絵葉書を持って、定点(同じ場所)を探していると、草野町の町名由来にもなっている草野氏ゆかりの発心公園で、偶然にも地元の情報発信をしている方々と遭遇。アドバイスをいただき、ディレクターに引き継ぎました。今回は草野歴史資料館(旧草野銀行本店)にご協力いただき、ブラタモリ風の歴史色濃い回になっていると思います。旧城下町を歩きながらの魅力的な景観や歴史秘話を教えていただきました。とても濃い内容のロケでし...4月17日のめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は筑後草野駅編です。

  • KBC「発見!九州スピリット」2023年4月は「因幡町物語(全5回)」です。

    毎週土曜日の夜に放送されているKBC「発見!九州スピリット」、2023年4月のテーマは「因幡町物語」です。ご縁をいただき久しぶりに企画協力・監修役でお手伝いさせていただきました。全5回の放送です。因幡町(いなばちょう)は現在の天神・明治通りの旧町名が「天神町(てんじんのちょう)」だったことと同じで、旧福岡城下町の東の端にあたる現在の天神地区(天神1丁目〜5丁目)の旧町名のひとつ。福岡市役所とベスト電器本店の間の道が旧「因幡町」です。天神コア&天神ビブレとイムズの間から、渡辺通りを挟んで天神サザン通りが因幡町に当たり、ジュンク堂福岡店が入居していたMMTビルの場所で創業したのが「因幡うどん」でした。因幡町をテーマにと相談を受けた際、問題だったのが旧因幡町のエリアの説明と、戦前の界隈の街並みなどの写真がほとん...KBC「発見!九州スピリット」2023年4月は「因幡町物語(全5回)」です。

  • イムズ解体が進み、愛眼ビルのポツンと感がスゴいことに!

    2023年3月15日、天神へ出かけたついでにソラリアステージ上階のエスカレータ横の大窓から解体中の天神イムズビルを撮影。ついに一階まで解体が進み、愛眼ビルだけがポツンと建つ状態になりました。エスカレーターからもポツンと建つ愛眼ビルと、周辺の再開発ビルとのコントラストが映えます。解体中、1ヶ月毎に同じような角度から撮影を続け、3月初めに1階の解体が進んでいるのを見て、天気のいいタイミングを見計らって(笑)。今年2月がこんな状態で、北隣の福岡ビル街区(福岡ビル・天神コア・天神ビブレ跡地)の基礎工事の間にイムズが更地状態になるのか、ずっと気にかけてました。ご縁をいただき、イムズは2021年7月の閉館シンポジウムにも登壇させていただきましたし、1989年の開館当日に駆けつけた思い出もあります。マック(Macint...イムズ解体が進み、愛眼ビルのポツンと感がスゴいことに!

  • 祝・北九州市60歳、発足当時の観光パンフなどの一端ご紹介

    2023(令和5)年2月10日は、北九州市が1963(昭和38)年2月10日に誕生して60年とのことで、手持ちの資料からいくつか。1枚目は1963年度市政概要や1960年代後半の北九州市の観光パンフレットなど。観光パンフレットの表紙は、福岡市が誇るグラフィックデザイナー・西島伊三雄さん。作家になる前の若き日の松本清張さんとも交流があった重鎮。1950年代から全国の観光ポスター・コンクールなどで大賞や入選作品を次々発表。ハウス「うまかっちゃん」パッケージや福岡市地下鉄の各駅シンボルマークでも知られます。観光パンフレットの本文には、北九州市発足当時の産業やレジャー施設がカラー写真で紹介されていて、今は無い小倉城ジェットコースターや若松・高塔山ロープウェイも掲載。観光パンフレットは毎年改訂版が発行されていたよう...祝・北九州市60歳、発足当時の観光パンフなどの一端ご紹介

  • ブラタモリ「高千穂」で紹介されなかった「高千穂が世間に知られるきっかけ」

    2022年1月21日夜のブラタモリ「高千穂〜神話の里・高千穂はどうできた?〜」も、とても面白かった♫独特の景観が生まれる地学的な前半と、後半の用水路開発は素晴らしい。ただし、中盤に八十八箇所巡りと共に少しだけ展開された「なぜ高千穂が世に知られるようになったか?」の下りは構成上の問題かもしれないが、最も重要な部分に全く触れなかったので、個人的には少々残念だった。高千穂峡が最初に脚光を浴びたのは今から100年前、1923(大正12)年の日豊本線延伸開業と翌1924(大正13)年の皇太子御成婚記念である。高千穂を含む西臼杵郡と宮崎県は、皇室に吉田初三郎筆「高千穂付近之図」絹本一幅を献上。それを台覧した秩父宮殿下が高千穂峡を訪問したことで、メディアを通じて注目を集めたのが最初のきっかけだと思う。「高千穂付近之図」...ブラタモリ「高千穂」で紹介されなかった「高千穂が世間に知られるきっかけ」

  • 福岡県で正月「三社詣」が庶民に広がった理由

    2023年、明けましておめでとうございます。年賀状に使用した鳥の飛翔風景は、2022年2月に小郡市で撮影したもの。絶滅危惧種のクロツラヘラサギなどが水音に驚いて一斉に飛びたった瞬間を撮りました。2022年の年末(12月25日)には、筑前町でコウノトリにも遭遇、丸囲みの写真はクロツラヘラサギとコウノトリの2ショットです。混沌としていた2022年を経て、2023年が羽ばたく年になればと写真を選びました。2枚目は、自宅マンション上階からの御来光…ここ数年は毎年、初日の出を拝んでからおせち料理を食べてます。ここからは、宝満山と四王寺山の間に太陽が昇ります。初詣は、自宅そばにある山王日吉神社(山王公園内)にまずお詣りしました。神社の入口には、旧博多駅の柱を移設保存した記念碑が建ちます。今年、2023年は地下鉄祇園駅...福岡県で正月「三社詣」が庶民に広がった理由

  • 歌手・水木一郎さんの遺してくれた昭和の名曲たちを聴く

    ふだん意識していたわけではないけど、歌手・水木一郎さんの訃報は結構ショックでした。子供心に大きな影響を受けた、水木一郎さんさん歌唱の名曲たちは永遠‥。謹んでご冥福をお祈りいたします。先日から仕事のBGMとして、水木さん追悼で手持ちのCD全集(テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ/特撮テレビヒーロー主題歌等)収録の名曲の数々を改めて聴きなおしました♫この10数年の間に、音楽視聴はCDからストリーミング、サブスクで聴く時代へ。たくさん所有していた洋楽CDの多くを中古CD屋さんなどに引き取っていただき、手元には200枚ほどしか残していませんが、年に1度聴くかどうかのこの類のCD全集は意外と処分出来ず。今回は久しぶりに聴く機会になりました。個人的には、水木さん歌唱の主題歌はアニメ以上に特撮モノが印象深いのに、改めて...歌手・水木一郎さんの遺してくれた昭和の名曲たちを聴く

  • 劇的に進む天神ビッグバン!西日本新聞meで連載した「天神の過去と今をつなぐ」再公開中!

    西日本新聞meで1年間連載させていただいた「天神の過去と今をつなぐ」。福岡市中央区天神エリアの区画ごとの歴史&秘話ですが、有料会員向け記事として改めて2022年12月15日より全26話がアーカイブ公開されてます♫そのうち、天神ビジネスセンタービル・新天町・福岡駅ビル・西鉄グランドホテル・西日本新聞会館の5本は、ただ今無料公開中!12月に入って、新天町&パルコ、福岡中央郵便局&ショッパーズ福岡、水鏡天満宮エリア、旧MMTビル&市役所北別館などの再開発が次々と公となりました。天神が歩んだこれまでの歴史と、それぞれの区画の開発変遷を、記事を通じて改めてご確認いただければ幸いです。まだ記事にしていない区画の新作記事も、2023年は頃合いをみて発表したいと思います。・天神の過去と今をつなぐVol.25「さよなら筑鉄...劇的に進む天神ビッグバン!西日本新聞meで連載した「天神の過去と今をつなぐ」再公開中!

  • ながさき年金協会だよりで、発掘された吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」肉筆画の考察始まる!

    11月末、長崎歴史文化博物館経由で長崎県年金協会の広報誌「ながさき年金協会だより」が届きました。この号から長崎歴博の橋本正信さん(長崎県庁文化振興・世界遺産課)による連載「吉田初三郎が描いた長崎とその周辺」が始まり、私は企画協力・監修を担当しました。歴博で今年、発掘初展示された「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画と、私が吉田初三郎ご遺族から譲り受けたもうひとつの「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画、そして印刷折本「景勝の長崎(1934年)」の関係と、比較・考察を連載でお届けします。歴博で初展示された絹本肉筆画は、1934(昭和9)年に長崎市で開催された国際産業観光博覧会のPR用に制作されました。同肉筆画は長崎市役所に展示されて1945(昭和20)年8月6日の長崎原爆投下の難を奇跡的に免れ、1958(昭和33)年に市庁舎が火災...ながさき年金協会だよりで、発掘された吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」肉筆画の考察始まる!

  • 福岡玉屋の大正末の「珍味アイスクリーム店開始」チラシ

    先日、福岡玉屋の1926(大正15)年頃のおもしろいチラシ「玉屋納涼の新三景」を入手!これは、おそらく福岡に本格的なアイスクリームが登場した最初のもの。珍味と紹介され、しかも「アイスコロッケ(天麩羅)」なるものまで紹介されていて興味は尽きない♫福岡の食文化史の貴重な1ページかも(笑)。新しい資料発掘の面白さはこんなところに。時間を見つけて少し調べてみようと思っています。検索すると、日本のアイスクリーム生産は1920(大正9)年に冨士森永乳業の前身会社が米国製アイスクリームフリーザーを導入して工業的にアイスクリームの生産を開始したとありますね。翌1921(大正10)年には明治乳業の前身が製造を開始して、三越など百貨店で販売したとあるので、福岡最初の百貨店である福岡玉屋での販売もその流れに乗ったものなんでしょ...福岡玉屋の大正末の「珍味アイスクリーム店開始」チラシ

  • 1947年12月公開の正月映画「博多どんたく」阪東妻三郎らの宣材スチール写真

    先日入手したのは1947(昭和22)年12月30日に公開された大映正月映画「博多どんたく」の宣伝用スチール写真群です。名優・阪東妻三郎が「博多八丁兵衛(博多・古溪町の西濱屋・西頭徳蔵)」を演じた人情劇…。博多・古溪町は当時の西町流、柳の川岸設定は博多川河畔でしょうか。監修役は、ひょっとして八丁兵衛のご子孫で演劇評論や郷土史で知られる西頭三太郎さんかも?Wikiで「博多どんたく」を検索すると、現在の「博多どんたく港まつり」の形態(福岡市・福岡商工会議所・商店街などが組織を作って開催)の最初の年が映画の公開された年なので、戦後復興の象徴として大映の正月映画が作られたのかなと推察してます。余談になるけど、Wikiの中で「博多どんたく花電車」の初運行が1947年という風に書かれていますが、正確に言えば1947年は...1947年12月公開の正月映画「博多どんたく」阪東妻三郎らの宣材スチール写真

  • 新天町や福岡中央郵便局の1950年代の写真たち

    12月11日(日)午後は、久しぶりに絵葉書研究会の12月例会(JAZZ喫茶JAB貸切)に参加しました。交換会では新天町や福岡中央郵便局など、再開発計画が発表されてタイムリーな時事ネタ写真も入手しました♫いずれも1950年代の貴重な写真、福岡中央郵便局は1959年に新築落成を記念して岩田屋が贈呈した写真のようです。また「博多・土居町付近」裏面書き込みがある1945(昭和20)年6月の福岡大空襲直後の写真も入手。観察すると、現在の綱場町・昭和通りの蔵本バス停付近から中洲方向を見たアングルのようで、右奥には福岡玉屋らしき建物、その手前に十五銀行ビルも見えます。左はおそらく住友銀行など焼け残った建物の裏側…。この時期の写真は新聞社撮影か落石栄吉資料(福岡市総合図書館蔵)など限られるので、貴重かもしれません。その他...新天町や福岡中央郵便局の1950年代の写真たち

  • 歌手・水木一郎さん追悼で久々に「テレビまんが主題歌のあゆみ」CD聴きました♫

    ついに…巨星堕つ。歌手・水木一郎さんの訃報に際して、1970年代当時、子供心に大きな影響を受けた数々の名曲たちを思い出しました。謹んでご冥福をお祈りいたします。水木さん追悼で、昨日今日のお仕事BGMは30年以上前に入手した手持ちのCD全集(テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ/特撮テレビヒーロー主題歌等)から名曲の数々を聴きなおし♫改めて作詞作曲や歌詞を見ながら聴くと、よく出来た歌だったんだと再認識。CD全集に収録されたたくさんの曲の中でも、当然ながら1970年代は水木さん歌唱の曲が一番多いんですね。高校生になった1982年以降は部活などで遅くなることが増えて、自然とテレビアニメや特撮ヒーローものをほとんど観なくなりました。当時は映画のアニメはアニメーション、テレビアニメは「テレビまんが」と言われていたよう...歌手・水木一郎さん追悼で久々に「テレビまんが主題歌のあゆみ」CD聴きました♫

  • 現地に行けないので、1940年の前田虹映「唐津くんち」絵葉書を眺めてみる

    2022年11月、唐津市で唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」が3年ぶりに通常開催されて、大勢の人出で賑わっています。今年はぜひ行きたいと思ってましたが無理そうなので、代わりにライフワークで研究している鳥瞰図絵師・前田虹映作の『唐津くんち』絵葉書を眺めてます。1940年頃の唐津市役所発行…なのに題名は「山笠絵葉書」の謎があり、ずっと気になっています。山口県柳井市出身の前田虹映は、吉田初三郎門下の10指を超える弟子の代表格で「初三郎代理」としても活躍。1936年に独立後は瀬戸内海沿岸の高松市や尾道市、福岡県や大分県などの西日本エリアの作品を中心に鳥瞰図や絵葉書作品を100点余描き遺し、絹本肉筆画が現地に遺っているものも多数。その代表格が、福岡市博物館や太宰府天満宮の収蔵品。いずれも虹映の長男・稀さんと共に現地...現地に行けないので、1940年の前田虹映「唐津くんち」絵葉書を眺めてみる

  • いよいよ11月7日ラストラン、特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」公開!

    2022年10月末、企画構成を担当している「にしてつWEBミュージアム」で新しい特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」が公開されています♫元西鉄福岡市内線で連接車として活躍した車両の改造車(2003号車)。かつて路面電車王国だった福岡県で最後となる現役で活躍していた旧路面電車車両ですが、いよいよ11月7日にラストランとなります。サイトでは、天神や西鉄グランドホテル前を走っていた頃の連接車のレア写真も、にしてつアーカイブスから選択して掲載しました!ラストランを記念したフォトブック「さよなら筑鉄2000形」も通販開始。Vol.25「さよなら筑鉄2000形」Vol.26「西鉄600形60th」などフォトブックシリーズ通販ページ新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』拙著「美しき九州〜大正広重・吉田初三郎の世界...いよいよ11月7日ラストラン、特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」公開!

  • ハロウィン的な仮装が楽しい、昔の博多どんたく絵葉書

    10月31日、巷はハロウィン仮装で盛り上がっているらしい。日本にハロウィンがいつ頃、何きっかけで齎されたのかは調べてないが、博多には仮装してお祭り騒ぎをする風習は「どんたく」として明治後期には根付いていたようで、100年前の絵葉書にもたくさん仮装写真がある。その時代の流行を取り入れた仮装写真の絵葉書もたくさんあって、時系列で並べると博多の世相流行もなんとなく伝わってくる。それにしても、博多どんたくと博多松囃子の区別がないものが大半で、郷土史を齧っている者としては少々複雑な気持ちもあったり(笑)。仮装の定番といえば、意外に多いのが女装した男性(笑)。これは絵葉書ではなく写真館で撮影された記念写真だけど、相当に気合が入っている。まさに「芸どころ博多」を語る記録かもしれない。100年以上前のどんたくの絵葉書で楽...ハロウィン的な仮装が楽しい、昔の博多どんたく絵葉書

  • 100年前、鉄道50年の際に「鉄道旅行案内」が刊行されて旅行ブームが起こる

    今から150年前の1872年10月14日、東京・新橋〜横浜間で日本初の鉄道が開業した記念日ということで、100年前の「鉄道50年」を迎える際に鉄道省から刊行されて「鉄道旅行ブーム」のきっかけとなった「鉄道旅行案内」の1921年版と1924年版(改訂版)を少しだけご紹介。表紙や本文挿絵・路線鳥瞰図は、私がライフワークで研究を続けている鳥瞰図絵師・吉田初三郎が担当しています。当時の鉄道省線を網羅していますが、路線図を鳥瞰図にしたことで地図に馴染みが薄い人々にもイメージが湧きやすくなったのでしょうね。当時はまだカラーの写真印刷技術も未完成で、沿線風景や名所旧蹟がわかりやすくカラーで描かれたこの旅行案内はあっという間にベストセラーとなったそうです。鳥瞰図だけでなく、随所に挿入された初三郎が描いた絵物語も、旅への誘...100年前、鉄道50年の際に「鉄道旅行案内」が刊行されて旅行ブームが起こる

  • フォトブック最新刊「西鉄600形60th記念スペシャル 1962-2022」発売!

    2022(令和4)年10月16日(日)、3年ぶりに開催される「にしてつ電車まつり2022」で発売開始するフォトブック新刊「西鉄600形60th記念スペシャル1962-2022」の通販サイトでの予約受付を開始しました!発送開始は10月15日予定、12月末までは送料無料でお届けします。現在も西鉄貝塚線で現役の601号(旧にゃん電)など3両は、1962(昭和37)年秋の運行開始から60年を迎えました!今回の記念フォトブックでは、大牟田線デビュー当時から甘木線乗り入れ、貝塚線転籍から現在までの歩みを貴重写真で振り返っています。登場時はマルーン&ベージュ、急行や特急車両としても活躍。アイスグリーン塗色になってから1990年代は甘木線でも活躍しました。2022(令和4)年9月25日から601号は記念ヘッドマーク搭載で...フォトブック最新刊「西鉄600形60th記念スペシャル1962-2022」発売!

  • 1979年と1986年の映画フリーペーパー「シネふくおか」

    福博の古い映画館・劇場の資料、とくに中洲エリアに関するものはずっと意識的に収集しています。先日、中洲・大洋映画劇場の岡部社長と会話した際、福岡市内の映画館情報をまとめたフリーペーパー「シネふくおか」の話になり、過去のバックナンバーをまとめた縮小版を見せていただきました。帰宅してから、手持ちの古い「シネふくおか」を取り出して久しぶりに観察。やっぱり面白いです。1枚目は1979年9月号、福岡東映パラスで「銀河鉄道999」、中洲大洋で「未来少年コナン」「野球狂の詩」が公開されてました。私自身は「銀河鉄道999」は、実家のある福岡県豊前市にあった「宇島映劇」というオンボロ映画館で観ました。この映画館はその後すぐに閉館、同時上映は「エースを狙え!」だったと記憶しています。3枚目は1986年8月号、「天空の城ラピュタ...1979年と1986年の映画フリーペーパー「シネふくおか」

  • フォトブック最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」発売!

    3年ぶりの西鉄フォトブックシリーズの最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」を2022年10月10日より、当方運営の通販サイトで発売します!かつて西鉄福岡市内線で活躍した連接車をベースに、北九州線連接車を中間車両に加え3連接に改造した筑豊電鉄2000形は、最後の現役車両2003号が今年11月7日限りで引退します。引退を記念して、かつて福岡で走っていて他社へ転籍して頑張った路面電車を含めて、1冊にまとめました。筑豊電鉄での2000形の変遷を中心に、広島電鉄・熊本市交通局・長崎電気軌道そして2年前までおはら祭りPRで活躍していた鹿児島市交通局の花電車などを掲載。最近の写真は、私自身が現地へ出向いて撮影したものが中心です。通販は2022年12月31日ご注文までは送料無料。予約注文ペー...フォトブック最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」発売!

  • 完成から25年、西鉄天神高速バスターミナル&ソラリアターミナルビル

    2022年9月16日に放送されたTNC『報道ワイド記者のチカラ』マイニチ出口調査は、天神ビッグバン最前線で解体作業中のイムズビルのあとに、完成から25年を迎えたソラリアターミナルビルと3階の「西鉄天神高速バスターミナル」を取り上げていただき、その歴史や役割・効果などの解説役で出演しました。ちなみに、ここは2015年夏、タモリさんを貸切バス「ブラタモリ号」へ案内した場所(ブラタモリ#18福岡と鉄道編)です。最近、同番組コーナーも資料協力などが続いていて、今回はバスミュージアムの「ひのくに号60周年」特集展示の前で取材に応じた形です。福岡市および天神地区の発展に欠かせない存在がバスターミナル、各地へ広がる高速バス・夜行高速バス網の歴史も少しだけ紹介させていただきました。このコーナーもそうですが、最近は在福テレ...完成から25年、西鉄天神高速バスターミナル&ソラリアターミナルビル

  • ひと駅ノスタルジー「嬉野温泉駅」編の覚え書き

    2019年4月に始まったFBSめんたいワイド月曜日の人気コーナー「ひと駅ノスタルジー」。ケン坊田中さん(田中健二さん)が古写真を持って駅最寄りの歴史や逸話を巡るもので、ご縁をいただき開始当初から企画をお手伝いしています(今は2週に一度お手伝い)。2022年9月12日(月)放送回では、西九州新幹線開通を直前に控えたタイミングで「嬉野温泉駅」編がオンエアされました。今年4月以降、西日本新聞社に連載していた「天神の過去と今をつなぐ」執筆などを終えたこともあり、ロケには可能な範囲で同行しています。博多と長崎を結ぶ「長崎街道」の宿場町・温泉街として繁栄してきた嬉野温泉に鉄道駅が開業したのは91年ぶりだそうですが、今回はこのコーナーでよく取り上げられる鉄道廃線&駅跡などではなく、純粋に嬉野温泉の歴史がテーマでした。古...ひと駅ノスタルジー「嬉野温泉駅」編の覚え書き

  • デザイン資料として保管していた1980年代の懐かしい映画チラシ

    先日、昔の映画の話になって、倉庫に仕舞い込んでいた200冊ほどの古い映画チラシ保存ファイルを久しぶりに開いてみた。何冊か眺めた中にあった、個人的に1980年代の印象的な映画チラシをいくつかご紹介。これらは、サブスクで映画やドラマが観られるようになった今も、時々観たくなる作品ばかり。映画チラシを集め出したのはデザイン専門学校の学生時代。天神や博多駅を巡って、広告デザインのリサーチ手法を学ぶ実習授業で、自分の気に入ったデザインのチラシやパンフレットを集め、スクラップし始めた。今に至るまで、映画館に行けば気になる映画のチラシは手に取り、年1回クリアファイルで整理してきた。当時、天神の紀伊国屋書店(天神コア6F)へ行けば、デザイン雑誌や画集などもたくさん並んでいたが、貧乏学生に手が出る価格ではない。気になる映画や...デザイン資料として保管していた1980年代の懐かしい映画チラシ

  • 博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語

    9月14日午後、ご縁をいただき「博多駅エリア発展協議会」様のWグループ向け講演「博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語」の講師を担当させていただきました。事前に事務局のご担当者様と打ち合わせ、再開発「博多コネクティッド」に関わる会員様・ご担当者様からのリクエストも受けての盛りだくさんトークでした。今回の講演は、昨年に続き「はかた大学」さんの2022年度講座「松永安左エ門と福岡の近現代史〜鉄道と電力・ガスとターミナル百貨店」を5月31日に担当したことがご縁となり、博多駅エリアの発展史を学びたいとのことで実現しました。博多部や天神エリアについての歴史経緯のご依頼はこれまで幾度となくありましたが、テレビ番組の企画を除けば本格的に博多駅エリアの歴史を話す機会は初めての経験でした。タイトルに「開拓史」と付けた理由は、歴...博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語

  • N-Studio TENJINの配信番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に出演。

    9月9日(金)午後、西日本新聞社の動画配信スタジオ「N-StudioTENJIN」のオープニング記念トーク番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に生出演しました。今泉エリアの歴史について話すことになり、手持ちの古地図や資料群、既存の刊行書籍を含めて改めてチェックしたのですが、意外に今泉についての記述そのものが無いことに気づきました。手持ちの戦前や戦後の住宅案内図なども総チェックし、天神エリアの変遷と対比して時系列で歴史を確認。事前の打ち合わせやリハーサルを経て簡潔にまとめました。今泉エリアの歴史文化トーク、諸々ご縁に感謝です。私自身もとても勉強になりました。皆さまありがとうございました(^.^)。トーク番組はYouTubeにてアーカイブス配信中です♫動画配信スタジオ「N-StudioTENJIN」オー...N-StudioTENJINの配信番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に出演。

  • 『天神大牟田線高架化の歴史』コンテンツが公開されました!

    2022年8月28日(日)朝に高架線が開通した西鉄天神大牟田線の雑餉隈ー下大利間にちなみ、企画構成を担当する「にしてつWEBミュージアム」に、特別コンテンツ『天神大牟田線高架化の歴史』が追加公開されました!福岡駅、高宮・大橋駅、西鉄久留米駅、花畑駅など、過去の高架線開通を写真や当時のにしてつニュース記事・パンフ・記念切符などでご紹介しています♪今回の西鉄天神大牟田線の雑餉隈ー下大利間の高架新線への切替工事は、8月27日深夜から28日朝にかけて行われました。私はご縁をいただきメディア各局の取材陣に混じって、工事風景などを間近で記録撮影させていただきました。以下は雑餉隈側切替ポイントでの深夜の工事風景です。以下は早朝、すでに線路上の仮舗装が終わった下大利駅南側の踏切。以下は試運転車両が来る前、メディア向け撮影...『天神大牟田線高架化の歴史』コンテンツが公開されました!

  • 春日市制50周年記念トークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」に椎葉ゆうさんとの対談で登壇します。

    2022年11月12日(土)午後、ご縁をいただき春日市ふれあい文化センターのイベントに登壇します。春日市制50周年記念のトークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」は、春日市出身のタレント・DJ椎葉ゆう氏との対談。JR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線、新幹線車両基地などに囲まれた春日市の近現代史や交通史トリビアに焦点を充てます。ちょっとブラタモリ的な視点も加えて話そうと思い、現地を何度か巡って、9月に入りスライド資料作成も開始しました。昨年「松永安左エ門と福岡の近現代史」を刊行しましたが、執筆の過程で松永が最も力を注いだのが九州鉄道(現・天神大牟田線)の開業と沿線開発だということが改めて判り、その全容を含めて資料を交えてご紹介したいと思っています。もちろん、西鉄軍や西鉄クリッパース、西鉄ライオ...春日市制50周年記念トークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」に椎葉ゆうさんとの対談で登壇します。

  • 「映画のまち、博多・東中洲」歴史ポイントの授業

    8月29日(月)午前中、九州大学大橋キャンパスにて九州大学芸術工学部の「映画のまち東中洲歴史ポイント」と題したレクチャー授業を担当させていただきました。戦前から20館を超える映画館があり「映画館の街」としても知られた中洲を舞台に、映画制作演習授業を行うとのこと。中洲の歴史をしっかり語ると10時間コースになるのですが、今回はフィールドワーク前の基礎ということで50分授業+質疑応答という短時間レクチャー。なんとなく知っていそうなものや他でも聞けるものは外し、エピソードを抜粋して対応しました。具体的には、福岡玉屋や中洲市場、大洋映画劇場など中洲のまちで聴き取りできる内容には触れず。それ以外のエポックな事実を30ほど抜粋。質疑応答の際に学生さんから「中洲の大正ロマン的なエピソードを知りたい」とのことがあり、その場...「映画のまち、博多・東中洲」歴史ポイントの授業

  • 49年の歴史に幕。最終日の珈琲舎のだミーナ天神店へ

    8月15日(月)朝、改装のために一時閉館する最終営業日のミーナ天神へ。49年前の1973(昭和48)年、前身のマツヤレディス開業当時から入居してきた地下1階「珈琲舎のだミーナ天神店」は、この日が最後の営業日。1985年に初めて訪れて以降、待合せ・打合せを含めて、このお店で何杯珈琲を飲んだことだろう。閉店が決まって以降も7月・8月に2回、ここで打合せをした。昭和薫るお気に入りの純喫茶空間で最後のアイスコーヒーを味わっていると、見慣れた顔のカメラマンが声をかけてきた。いつもFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」ロケでご一緒している方だ。この日放送するTVQ「ふくサテ!」の取材とのことで常連客の一人としてコメントをした。この日は企画をお手伝いしている16時台の「ひと駅ノスタルジー」は、お盆の博多駅スペシャル...49年の歴史に幕。最終日の珈琲舎のだミーナ天神店へ

  • 原爆や火災の難を奇跡的に免れた吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画が長崎歴史文化博物館で限定初公開!

    長崎歴史文化博物館よりご案内をいただき、2022年8月4日は同館の特別展「西九州新幹線開業記念展〜ながさき・かもめ今昔」を観覧させていただきました。特別展は2022年7月16日(土)から8月28日(日)まで開催されています。令和4年(2022)9月23日に開業を迎える西九州新幹線、この企画展では長崎地方の鉄道史を貴重な資料群から学び、プラレールやグッズなどを大人も子供も楽しめるとあって、夏休みにぴったりのイベントです。今回、博物館からご連絡をいただいたのは、展示品のなかに鳥瞰図絵師・吉田初三郎の「長崎市鳥瞰図」絹本彩色肉筆画があるからです。この図の詳細や価値について、研究者である私に相談をいただき、現地へ駆けつけて確認した次第です。鳥瞰図は幅230センチほどの額装、経年劣化による退色や傷があるものの、19...原爆や火災の難を奇跡的に免れた吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画が長崎歴史文化博物館で限定初公開!

  • 大刀洗平和記念館で幻の戦闘機「震電」実物大模型を観覧!2月に筑前町の歴史地図講座を担当します。

    2022年7月30日(土)朝イチで筑前町立「大刀洗平和記念館」へ行きました。当日はお隣の大刀洗町で「えだまめ収穫祭」も開催され、その前に立ち寄る形でした(大刀洗町は応援大使になっています)。今回はご縁をいただき、2023年2月18日(土)に筑前町めくばーる町民ホールで講演「地図アプリで読み解く筑前まちの魅力〜古代測量から交通史まで(要予約)」講師を担当することになりました。以下は、筑前町のホームページで公開されているイベント情報(筑前町マンスリーコンサート2022)から。筑前町の歴史といえば、歴史民族資料館とともにまず町内にある大刀洗平和記念館です。最新情報や展示とアプリ等の活用情報などもリサーチさせていただきました♫もちろん、7月に展示公開が始まった「震電」実物大模型も隅々まで確認させていただき、関係す...大刀洗平和記念館で幻の戦闘機「震電」実物大模型を観覧!2月に筑前町の歴史地図講座を担当します。

  • 福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」に「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆しました。

    先日、福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」最新号の見本が手元に届きました(^.^)。昨年に続いてご縁をいただき特集「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆させていただきました♫見開き2ページでは変遷のさわり程度の紹介しかできませんが、とりあえず執筆は良い経験になりました。ご縁に感謝です。以下サイトで閲覧可能…・福岡県建設業協会「ひとまちふくおか」新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』LOVEFM76.1mHz「九電グループpresents歴史ロマン街道」ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」残数わずか!新刊Vol.24「天神大牟田線80th歴代車両図鑑」等フォトブックシリーズ全27冊通販ページにしてつWebミュ...福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」に「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆しました。

  • 運行開始60年!高速バス「ひのくに号」の歴史をたどる写真展開催!

    今から60年前の1962(昭和37)年8月8日に特急バスとして運行を開始した福岡ー熊本線高速バス「ひのくに号」。西日本鉄道と九州産業交通が共同で運行を開始してから60年を記念した「ひのくに号60周年写真展」が、西鉄天神高速バスターミナル(福岡市中央区天神)のバスミュージアム・コーナーで始まっています。歴代車両や懐かしの福岡バスセンター&天神景に当時の時刻表やポスター、歴史も含めてのご紹介です。企画構成を担当しているにしてつWEBミュージアムの特集ページ「ひのくに号60周年」も追加公開されました!併せてご覧いただければ幸いです。ひのくに号は、いわば福岡市が九州NO.1都市の地位を確立し、天神が躍進する過程で大きな役割を果たしてきた高速バス網の代表格。ひのくに号誕生の前年、1961(昭和36)年12月に西鉄福...運行開始60年!高速バス「ひのくに号」の歴史をたどる写真展開催!

  • 福岡空港に遺る「板付基地」痕跡がまたひとつ消える

    2022(令和4)年5月29日、久しぶりに福岡空港脇を通ると、ついに西日本空輸の格納庫など施設の解体工事が始っていました。ビートルズ来日の頃、1966(昭和41)年6月、雁の巣飛行場から移転開設当時からの建物です。当時はまだ米軍板付基地の一角を福岡空港(板付空港)として使用していた時代。現在の国際線ターミナル一帯は板付基地でした。以来、西日本空輸の建物は54年余にわたって福岡空港の発展を見守りつつ、空港景のひとつとして存在感がありました。2020(令和2)年3月に新設された福岡市東区「奈多ヘリポート」への移転が完了していたので、解体は時間の問題でしたが、いざ解体が始まると寂しいものです。以下、2年前にこの件はブログにも投稿しています。福岡空港にある板付基地時代の名残りの門柱正門脇の「西日本空輸板付基地」銘板も撤...福岡空港に遺る「板付基地」痕跡がまたひとつ消える

  • 製鉄所煉瓦工場(鉱滓煉瓦工場)の絵葉書

    先日入手した「製鉄所煉瓦工場」絵葉書。いわゆる「煉瓦工場」で働く方が八幡町から知人宛に出したものです。官営八幡製鐵所がある北九州市を中心に、鉱滓煉瓦の建物は福岡県内などに遺りますが、その製造工場ということでしょうか。北九州地区にある近代化遺産に数えられる建造物の多くは鉱滓煉瓦で造られている訳で、この絵葉書にも興味を持ちました。以下「鉱滓煉瓦」参照ページ。焼かないれんがのものがたり・鉱滓煉瓦/北九州の【鉱滓煉瓦】のお話なぜ灰色?鉄都北九州の「れんが」製鉄所の副産物、戦前から活用官営八幡製鐵所絡みの絵葉書は500枚余入手してますが、煉瓦工場は意外にレアなのか、30年近く絵葉書を収集していて初めてちゃんと見ました。1911(明治44)年の消印…。鉱滓煉瓦といえば、先日も大川市の旧吉原家住宅へ伺って煉瓦塀に見惚れました...製鉄所煉瓦工場(鉱滓煉瓦工場)の絵葉書

  • 幻の「船越鉄道」株主名簿に渋沢栄一ら近代偉人がズラリ

    先日、ずっと探していた幻の「船越鉄道」株主名簿を入手しました。日清戦争の頃、筑豊炭田の石炭を博多経由で船越(糸島市船越)まで運ぶための鉄道計画。戦後不況などで計画は頓挫し、熱を入れていたという紙与呉服店(渡辺通りに名前を遺す)3代目・渡辺與三郎は、責任をとり「與八郎」へ改名するきっかけとなった未成線計画。参照:にしてつWEBミュージアム「特集・渡辺與八郎の未来都市」船越鉄道と博多絹綿紡績600名を超える株主や引き受け株数を見ると、色々な人間模様も見えてきます(^.^)。名簿の筆頭には黒田長成公、次からは昨年の大河ドラマ「青天を衝け」に登場した渋沢栄一をはじめとする東京の面々が名を連ねて…。とくに渋沢栄一については、船越鉄道の発起&支援には欠かせないとの判断から、福岡へ招いて計画地や終点・船越湾などの視察を計画す...幻の「船越鉄道」株主名簿に渋沢栄一ら近代偉人がズラリ

  • 福岡最初の写真師が写した古写真考察

    先日入手した古川写真館製の古写真2枚。福岡橋口町と西中島橋、改めて観察すると1905(明治38)年の日露戦役歩兵第24福岡連隊の凱旋パレード景のようですね。第17国立銀行(福岡銀行の前身)の建物消失後、福岡郵便局前を通過する写真と、中洲中島町を望む写真です。西中島橋が架かる道路は戦後に拡幅されて昭和通り隣、第17国立銀行の跡地には現在赤煉瓦文化館(旧日本生命九州支社)が建っています。福岡における最初の写真師・古川俊平が経営した古川写真館製の古写真は50点余収集してますが、保存状態はこれが最も良いかも…。上の写真、左端に少し見えている木造3階建は旅順館でしょうか…。ちなみに、この写真のパレードの背景となる「日露戦争」に関連して筥崎宮では、日本海海戦が行われた5月27日の記念日に併せて、毎年5月27日・28日に「さ...福岡最初の写真師が写した古写真考察

  • 冷房を搭載した日本初のデラックスバス

    1958(昭和33)年頃の「観光の福岡」パンフレットに掲載されていた日本初の冷房を搭載した西鉄「貸切デラックスバス」。西日本車体工業・いすゞ自動車と共同開発で、エアサスペンション、リクライニングシート、キッチンまで装備されだ、まさにデラックスな仕様だったそうです。流線形ボディーがけっこうお気に入り。写真の場所は、福岡市西区の長垂海岸から今津にかけての海岸でしょうか。当時、このエリアが福岡市内で最もプッシュされている夏の観光名所でした。毎年更新発行されていた「観光の福岡」パンフレット。表紙は初期の福岡空港、この頃すでに西鉄さんは地上カウンター業務をはじめ空港の運営に関わっていたそうです。福岡空港の紹介ページ。この頃は当然ながら沖縄は日本返還前なので福岡〜沖縄線は国際線ですね…。沖縄が日本に復帰した1972(昭和4...冷房を搭載した日本初のデラックスバス

  • 5月31日夜、はかた大学「松永安左エ門と福岡の近現代史」開催

    2022(令和4)年5月31日(火)夜開催の「はかた大学」の最新講座、知っているようで知らない福岡の近現代史(第2弾)告知が公開されました!5月24日まで参加受付中(先着順・参加費無料・要登録)です。テーマは「松永安左エ門と福岡の近現代史」。JR博多シティ10F会議室でのリアル講座(20名限定)&zoomオンライン講座で開催されます!昨年開催したオンライン講座「双子都市・福岡」の講座レポートも公開されています。西日本新聞me「追跡天神ビッグバン」拙著連載「天神の過去と今をつなぐ」連載終了(2022年6月末まで公開中!)新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』LOVEFM76.1mHz「九電グループpresents歴史ロマン街道」ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよ...5月31日夜、はかた大学「松永安左エ門と福岡の近現代史」開催

  • まるで宇宙戦艦!黒崎そごう開店(1979年10月6日)

    2022(令和4)年4月25日に開業した「ららぽーと福岡」。その前日、4月24日に開催された筥崎宮蚤の市「風の市場」で私が入手したのは、1979(昭和54)年10月6日に開業して、今回のららぽーと同様に大きな注目を浴び、当時「九州最大」の商業施設だった「黒崎そごう」のパンフレットです!ほぼ完品の豪華パンフですが、久しぶりに面白い資料が発掘入手できて大興奮!キャッチコピーも素晴らしい!「まるで宇宙戦艦!黒崎そごう」ということは、当時映画が続々公開された「宇宙戦艦ヤマト」にあやかったものでしょうか。1979(昭和54)年といえば、ららぽーと福岡に等身大立像が登場した「機動戦士ガンダム」放送の頃でもあり、何気に過去と今がリンクしている気もしたり(笑)。パンフレット内の「そごうは公園をつくることから始めました」等のキャ...まるで宇宙戦艦!黒崎そごう開店(1979年10月6日)

  • ニッスイ戸畑ビル完成当時の絵葉書

    先日、ようやくニッスイ戸畑ビル(ニッスイパイオニア館、戸畑区銀座2丁目)完成当時(1936年)に発行された絵葉書セット6枚が揃いました(^.^)。下関で創業し、1929(昭和4)年に戸畑へ本拠を移した(翌年移転完了)前身会社(共同漁業)の建物として完成したもの。共同漁業が「日本水産株式会社」に社名変更したのは1937(昭和12)年だそうです。これまで外観の絵葉書だけは人気が高く、この10年なかなか入手出来ず。以前、FBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」戸畑駅編でニッスイパイオニア館へ潜入した頃も、ずっと探していました。以下は、ロケ時に撮影したもの。今年は、戸畑で誕生したニッスイの代名詞「フィッシュソーセージ」が1952(昭和27)年10月に本格生産が始まってから70年の節目です。コロナ禍ですが、久しぶりにニ...ニッスイ戸畑ビル完成当時の絵葉書

  • ギンギラ太陽’s「ドラッグストア大戦争」観劇記(6月5日〜9日公演あり)

    2022(令和4)年5月9日(月)夜、約3年ぶりのギンギラ太陽’sの短編ライブ『天神ビッグ・バン!バン!バン!bin.6ドラッグストア大戦争』初日公演が行われた天神劇場へ行きました。いつかはやってほしかった“ドラッグストア“をテーマにした公演が実現!今年創業120年で二日市発祥&天神を第二の故郷とする「大賀薬局」を中心にした物語は、ギンギラファンならずとも必見舞台です♪大賀薬局の他にも、福岡で馴染みある地元チェーンや全国チェーンが続々登場!また、今回の短編ライブでは、お馴染みの100円ショップによる昭和歌謡ショーも必見です。ギンギラの福岡での公演は、基本的に地元の人が「クスっ」と笑えるような時事ネタ&歴史ネタが散りばめられていますが、100円ショップの歌謡ショーなどは、今年デビュー50周年・西城秀樹さんのあの名...ギンギラ太陽’s「ドラッグストア大戦争」観劇記(6月5日〜9日公演あり)

  • 昭和21年春、サザエさんの連載が始まった頃の岩田屋「おつとめ奉仕」広告チラシ

    数年前に入手したまま未整理だったものを整理中。岩田屋呉服店時代の案内状やハガキに混じって、岩田屋百貨店の「百貨五十銭・一圓均一」の古い広告チラシを発掘!チラシ下部に「1946年4月」の日付記載あり。ということは、終戦間もない昭和21年4月28日〜5月4日にかけての「おつとめ奉仕」広告!戦後の統制下、品物がない中で京阪神・東京から大量に仕入れた日用品・家庭用品などを安値販売したようです。当時の天神界隈はまだ焼け野原が広がり、闇市などがある時代。新天町もまだ建設中です。今なら、いわゆるゴールデン・ウィークの真っ最中ですが、日本国憲法の公布・施行前なので、祝日や休日でもない平日の売り出し。裏面を観察すると、春の呉服一掃セールに加えて、食料品の御用聞きも行なっていたようで興味深い内容です。時期的には、ちょうど長谷川町子...昭和21年春、サザエさんの連載が始まった頃の岩田屋「おつとめ奉仕」広告チラシ

  • 四明治十年十二月?新聞の日付がヘンな…

    10年以上前に入手した未整理段ボール箱の資料整理中に、古い福岡日日新聞(西日本新聞の前身)が出てたのだけど??日付がなんか変で「四明治十年十二月?」とある。これは、活字時代ならではの日付大誤植らしい。他の頁を観る限り「明治四十年十二月」が正解らしい…「四」がへんな場所に。西南戦争のあった明治十年だと、福岡日日新聞の前身「筑紫新聞」創刊時代になってしまう。その日付だと逆に大発見だったかも(笑)。他の記事も、よく観察すると興味深いので、ゆっくりと読みます。西日本新聞me「追跡天神ビッグバン」拙著連載「天神の過去と今をつなぐ」連載終了(2022年6月末まで公開中!)新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』LOVEFM76.1mHz「九電グループpresents歴史ロマン街道」ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告記...四明治十年十二月?新聞の日付がヘンな…

  • 福岡の常識、西鉄バスの「中乗り前降り」ワンマン路線バスはココから⁉︎

    未整理の段ボールを整理してたら55年前の面白いチラシが出てきた!福岡の常識、西鉄バスの「中乗り前降り」ワンマン路線バスはココから⁉︎にしてつWEBミュージアムの沿革ページで確認してみた。色々と試した結果、今の常識が生まれたんですね。以下、整理。・1964(昭和39)年10月6日福岡・北九州市内の均一運賃路線でワンマンバス運行開始(前乗り中降り方式)・1966(昭和41)年3月1日整理券方式のワンマンバス運行開始(前乗り前降り方式)・1967(昭和42)年9月30日中乗り前降り(現在の方式)ワンマンバス登場!参考:にしてつWEBミュージアム・思い出写真館「路線バス車両の変遷」など#西鉄バス#中乗り前降り#ワンマンカー#バスの乗り方西日本新聞me「追跡天神ビッグバン」拙著連載「天神の過去と今をつなぐ」連載終了(20...福岡の常識、西鉄バスの「中乗り前降り」ワンマン路線バスはココから⁉︎

  • 新刊「博多どんたくと川端通商店街」通販&店頭販売開始!

    2022年5月1日に川端通商店街「博多どんたく懐かし写真展」会場で先行発売したフォトブックシリーズ最新刊、写真展の会期も無事に終了して通販を開始しました!博多どんたくと川端通商店街(懐かしのどんたく風景&フォトコンテスト応募作)博多・川端通商店街や老舗各店に遺る記録写真に加えて、2021年春に開催した「懐かしのフォトコンテスト」応募作や編者・益田の収蔵写真を加え、懐かしい昭和のどんたく&中洲川端エリアの写真を一冊にまとめました!福岡玉屋や渕上百貨店(ユニード渕上)、アーケード設置前の商店街の写真、さらにどんたく花電車の写真も掲載してます。アソシエ企画編纂、川端通商店街(上川端商店街&川端中央商店街)限定1000部の発行です。お求めは、アソシエ地図の資料館ミュージアムショップ通販のほか、川端通商店街「ぜんざい広場...新刊「博多どんたくと川端通商店街」通販&店頭販売開始!

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