chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ https://blog.goo.ne.jp/mapfan01

博多湾に面した福岡市を拠点に、仕事にプライベートに活動する日々を綴ります。趣味の吉田初三郎話や郷土の

博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/08/30

arrow_drop_down
  • 「新プロジェクトX」黒川温泉編を観つつ、マツコさんにプレゼンした絵地図を開く。

    2025年5月10日、NHK「新プロジェクトX〜結束が温泉街を変えた黒川温泉山間地に客を呼べ」を観終えて、黒川温泉1990〜2000年代の手持ちパンフレットなどを久しぶりに広げてみた♫1月28日に放送された「マツコの知らない世界〜絵地図の世界」でマツコさんにプレゼンし、手渡した黒川温泉の絵地図は、入湯手形を購入したお客さんが”露天風呂めぐり”用にいただく折り畳みの小型版。観光案内所や旅行代理店などで気軽にいただけるパンフとは内容も絵地図も異なる。熊本・大分の他の温泉地や観光地のパンフレットにも、同じ作家さんの味わい深い絵地図が溢れたのが1990年代末から2000年代前半だった。一躍人気温泉地となった黒川温泉にあやかっての起用、それだけでも当時の勢いがわかる。私の祖母は1970年代から黒川温泉(瀬の本館だっ...「新プロジェクトX」黒川温泉編を観つつ、マツコさんにプレゼンした絵地図を開く。

  • 大河ドラマ「べらぼう」平賀源内の故郷・志度町の鳥瞰図

    大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」2025年4月20日の放送で安田顕演じる”平賀源内”が獄中死。関連番組では源内の故郷・さぬき市志度町が紹介されて、やすけんさんが現地を巡る番組も視聴した。それで思い出したのが、今年6月で没後80年を迎える鳥瞰図絵師・前田虹映が描いた『讃岐志度寺図絵』折本だ。手持ちの前田虹映資料を取り出し『讃岐志度寺図絵』折本を久しぶりに広げてみた。図中には源内の生まれた家も見える。志度町全体の街並みや施設配置がわかる鳥瞰図は、土地勘がなくてもイメージできるのが良い。画面中央右寄り、志度寺などが描かれている中に源内のお墓も描かれていた。当然ながら鳥瞰図裏面の観光案内にも平賀源内の解説がきちんと掲載され、源内ゆかりの銘菓なども紹介されていた。さぬき市志度町の「志度音楽ホール」に掲額され...大河ドラマ「べらぼう」平賀源内の故郷・志度町の鳥瞰図

  • ”地図の日”に拡げてみた1950年代の善隣出版社発行の市街図

    4月19日は伊能忠敬が測量の第一歩を記した「地図の日」だそうで、19日夜は久しぶりに手持ちの善隣出版社(ゼンリンの前身)創業期の1950年代発行市街図を拡げ、観察して見たり。大分県別府市で創業し1950年代前半に小倉市(現・北九州市小倉北区)に本社を移した善隣出版社。別府市の観光案内を発行し、その中の地図ページの需要と可能性に気づいてのちの「ゼンリン住宅地図」の発行に繋がる。これらの市街図は、いわば新しい住宅地図を調査製作する前に必要な、その都市の基本地図を商品として発行していたもの。すべての都市版を発行したわけではなく、市街図の需要がある町だけ発行したようだ。善隣出版社が大分県から福岡県、山口県へと地図製作のエリアを拡大したのが1950年代。私がこれらゼンリン初期の市街図を意識的に探している理由は、ゼン...”地図の日”に拡げてみた1950年代の善隣出版社発行の市街図

  • 1944年の「九州兵器」集合写真、局地戦闘機”震電”との関係は?

    先日入手した1944年の「九州兵器」集合写真2枚。産業機械メーカー”渡辺鉄工(旧渡邊鉄工所)”が太平洋戦争末期の1943年に改名したのが九州兵器。このとき航空機製造部門は”九州飛行機”として独立し、映画「ゴジラ-1.0」にも登場した局地戦闘機”震電”を生み出す。この写真は、私のアーカイブ(記録保存)活動の師匠だった故・平原健二さんの旧蔵品だ。平原さんのお父さんは1937年に渡邊鉄工所から分離独立した”大刀洗航空機製作所”の技師だったと伺っていたので、所有していた事にも納得した。映っているのは研究職の人々で、裏面には人名も別途記されている。局地戦闘機”震電”の部品や動力開発などに関係があった方も含まれているのかもしれない。とりあえず渡辺鉄工と筑前町立大刀洗平和記念館で見てもらおうと思っている。2009年に同...1944年の「九州兵器」集合写真、局地戦闘機”震電”との関係は?

  • 執筆等でお手伝いの昭文社『福岡市のトリセツ』発売!

    2025年3月26日、執筆構成・資料提供でお手伝いした昭文社『福岡市のトリセツ』が発売されました!この本は編集部発行なので、私を含む執筆者は巻末奥付に小さく名前が出ているのみですが、実はそれぞれ福岡で大活躍の執筆陣だったりします。発売日に新天町の福岡金文堂に立ち寄ると、店頭で大きくコーナー作っていただいてました♪今回、編集プロダクションからのご相談を受けて、短い期間で40本超の原稿を用意することになり、私から「フクリパ」等でビジネス系の記事を中心に書いている近藤益弘さんにご協力いただきました。掲載するテーマは当然ながら、過去に出版された同種書籍に掲載されていないものが良い、しかも地図に表現できるネタが最優先。編集部が希望するテーマに加えて、こちらが提示した候補からもたくさん選んでいただき、執筆担当を近藤さ...執筆等でお手伝いの昭文社『福岡市のトリセツ』発売!

  • アド街「大分日田編」吉田初三郎ゆかりの施設続々登場の歓喜!

    2025年3月8日のテレ東『出没!アド街ック天国』大分日田編に歓喜し見入りました。ラストに国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「豆田町」伝統的建造物群が紹介され、鳥瞰図絵師・吉田初三郎ゆかりの施設が怒涛の登場!国登録文化財にも指定されている岩尾薬舗(岩尾家住宅・旧日本丸製薬所)は初三郎作品の発行元です。木造四層三階建ての資料館に併設されているギャラリーで「吉田初三郎鳥瞰図でめぐる日田&全国名勝・昭和ニッポンの観光展」を私の手弁当で開催したのは2017年秋。岩尾さんをはじめ、初三郎作品の発行元で創業155年の木造3階建ての銘旅館「伯亭・若の屋」さん、老舗のクンチョウ酒造さん、嶋屋さんら日田市観光協会の皆さんにご支援いただき、天領日田資料館と連携しての開催でした。2025年1月28日に放送されたT...アド街「大分日田編」吉田初三郎ゆかりの施設続々登場の歓喜!

  • 1970年の大阪万博で脚光を浴びた俄(にわか)など民族芸能

    2025年3月16日&23日夜の大河ドラマ『べらぼう』で、吉原俄(にわか)が題材になって展開し歓喜♪先日、ずっと探していた1970(昭和45)年冬の「民族芸能」にわか・茶番特集号を入手し、放送後にじっくりと眺めている。この1970(昭和45)年は大阪万博が開催されて、全国の民俗芸能が万博会場で紹介・上演されたので全国各地に遺っていた俄(にわか)や風流など民俗芸能全般に脚光が当たった年だった。この特集号は、吉原や大阪、博多のにわか等の詳細比較も興味深い。大阪のにわかは明治以降、曾我廼家芝居を経て”松竹新喜劇”へと進化。博多にわかは段物(長編)は廃れ、ひと口にわかは博多仁和加振興会で継承されている。1970年時点では、プロとして活躍する博多にわか師も健在だったので、掲載されている写真も今となっては貴重だと思う...1970年の大阪万博で脚光を浴びた俄(にわか)など民族芸能

  • 三十周年のアクロス福岡で、天神の過去と未来をつなぐシンポジウム

    2025年3月13日(木)午後、ご縁をいただき日本都市計画学会九州支部のシンポジウム「天神の過去と未来をつなぐ」講演&パネルディスカッションに登壇させていただきました。関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。今回の会場、アクロス福岡も今年1995年の開業から30周年です♪いつもは演劇やワークショップの参加者側で利用する施設ですが、今回は登壇側でした。今回は旧知の先生方にお声かけいただき、天神の歴史を60分ダイジェスト版で解説。その後のパネルディスカッションに繋げる内容でまとめました。今回は都市計画に絡めて、没後70年を迎える鳥瞰図絵師・吉田初三郎の九州エリアの代表的な「都市図」を12点、ご厚意で会場入口に飾らせていただきました。すると、事前予約の方以外も数名が飛び入りで聴講されたと...三十周年のアクロス福岡で、天神の過去と未来をつなぐシンポジウム

  • NHK福岡放送局制作『放送100年福岡発ラジオドラマ JOLK〜戦時下を生きたアナウンサーたち〜』に関わって。

    2025年3月9日(日)午後、NHK福岡放送局にて『放送100年福岡発ラジオドラマJOLK〜戦時下を生きたアナウンサーたち〜』公開収録を関係者席から観覧させていただきました♪番組のラジオ放送予定は以下。同日にはテレビ地上波での特番もあるそうですので、ご興味ある方は公式サイトやSNSをチェックください。2025年3月29日(土)<NHKラジオ第1・九州沖縄地方>【前半】午後8時05分~8時55分【後半】午後9時05分~9時55分※NHKラジオ「らじる★らじる」で聞き逃し配信を予定今回私は、脚本家・入江信吾さんからご指名をいただき、時代考証・監修役として入江さんの脚本づくりをサポートさせていただきました。私が初参加したNHK福岡放送局でのミーティングは2024年5月でしたので、約10ヶ月の長丁場でした。入江さ...NHK福岡放送局制作『放送100年福岡発ラジオドラマJOLK〜戦時下を生きたアナウンサーたち〜』に関わって。

  • 大河ドラマ「べらぼう」に感化されて大正初期の「新柳町細見」を開く。

    大河ドラマ「べらぼう」に感化されて、久しぶりに所有する大正初期の「新柳町細見」を取り出して眺めてみた。活版印刷時代の小冊子、携帯し易いようハガキ大の大きさだ。大正初期の全ての楼閣・遊女の名前と写真入りで興味深い。掲載はいろは順のようで、福岡市出身(大名尋常小学校・中学修猷館卒)の洋画家・和田三造が楼門をデザインした「一楽」が筆頭に掲載されている。現在も清川でビジネスホテルを経営している「一楽」である。新柳町随一の楼閣として栄え、当時の隆盛ぶりは太宰府天満宮に寄進した巨大な一枚岩の手水舎でもわかる。渡辺通一丁目交差点角にあるスーパー「サニー」の入居するビルも一楽ビル…この細見は、陸軍特別大演習を前に発行された1916(大正5)年版。発行元は天神町の九州写真通信社(大崎周水堂の前身)。今の天神ビジネスセンター...大河ドラマ「べらぼう」に感化されて大正初期の「新柳町細見」を開く。

  • ディスクセールでシングル盤レコードジャケ買い

    先日、丸善博多店のディスクセールで買ったシングル盤レコード9枚。一枚200円、何も考えずにふと閃いた感覚で選んだ。いま、自宅にレコードプレーヤーすら無いのに、である。最近、街角から消えかけている「マンダム」看板を思い出したり、毎週見る「笑点」がふと思い浮かんでずうとるびを買ったり。西鉄グランドホテルにプールがあった時代、ホテルに宿泊したベイ・シティ・ローラーズの逸話を思い出したり。大好きなスリー・ドッグ・ナイトの「ブラック・アンド・ホワイト」に至っては、自宅に帰って既存分と照らし合わせたら、すでに同じものを2枚持っていた(笑)。元々、レコードジャケットのデザインをしたくてグラフィック・デザインの道へ進んだので、ある意味原点回帰。しかも、気分に合わせて部屋に飾るだけなので、完全なジャケ買い(半分ウケ狙いか)...ディスクセールでシングル盤レコードジャケ買い

  • 因幡町通り地下通路・天神歴史年表公開!お披露目の福岡テンジン大学授業を終えました

    2025年2月22日(土)、ONEFUKUOKABLDG.(ワンビル=旧福岡ビル街区再開発ビル)地下2階東側外壁面で『因幡町通り地下通路天神歴史年表』が公開されました!福岡藩初代藩主・黒田長政公により、天神の地名の由来となった「水鏡天満宮」が現在地へ遷宮された1612年から1999年までの天神地区の歴史を、約150点の貴重な写真や古地図とともに紹介しています。私は、ご縁をいただき歴史年表の企画構成段階から携わり、年表全体の監修役も務めさせていただきました。西日本新聞社をはじめ天神地区の皆さまのご協力を得て、項目の取捨選択や写真選定などを経て約3年がかりでの完成となります。ベースとなったのは、私が1975年までの執筆を担当し2018年に完成公開された西日本鉄道創立110周年記念誌『まちとともに、新たな時代へ...因幡町通り地下通路・天神歴史年表公開!お披露目の福岡テンジン大学授業を終えました

  • 役割を終えた送電鉄塔のデザインが秀逸!

    最近気になっていること。福岡市博多区の百年橋通りと国道3号線南バイパスが交差する”榎田交差点”の両側に建つ送電鉄塔(鋼管柱鉄塔)の架線が外されているのに気づいた。狭い土地&周辺環境に配慮する景観調和型の鉄塔で、シンプルにカッコ良くてけっこう好きなんだけど。送電用の鉄塔という役目を終えて、やっぱり解体されるんだろうか…。Googleマップで確認すると、やはり最近まで送電線が掛けられていたことがわかる。私の住む福岡市周辺では同様のデザインの鉄塔は見ない(そこまで意識的に見てる訳ではないけど)。気になりすぎて、以前から欲しかった「送電鉄塔ガイドブック」を思い切って買った(笑)。思った通りのマニアックな本だけど、鉄塔愛が随所に感じられて夢中で読んだ。しかし、全く同じデザインの鉄塔は掲載されていないので益々気になる...役割を終えた送電鉄塔のデザインが秀逸!

  • 「まちの記憶〜10の天神ヒストリー」インタビュー記事公開!

    2025年2月20日、ONEFUKUOKABLDG.公式サイトの「まちの記憶〜10の天神ヒストリー」に、私のインタビュー記事が公開されました♫「歴史を発掘し、まちの魅力を発信。“過去と今をつなぐ”アーキビストが見つめる天神の姿」とタイトルをつけていただき、「デザインを学ぶなら、街に出なさい。師の言葉がアーキビストとしての起点に…」という天神と私の最初の関わりから今に至る想いをいい感じにまとめていただいてます。今回、各界から10名の先輩方に混じって、ギンギラ太陽's大塚ムネトさんと財津和夫さんに挟まれる形で「天神」への想いを掲載いただきました。諸々、ご縁に感謝です。・三才ブックス「吉田初三郎鉄道鳥瞰図」拙著最新刊は鉄道沿線テーマの初三郎作品集!・天神の過去と今をつなぐ(西日本新聞meの過去26回連載)・Vo...「まちの記憶〜10の天神ヒストリー」インタビュー記事公開!

  • 福岡市のジオラマがまさかのパラレルワールドだった♫

    先日、ふと思い立って”福岡市ジオラマの今”はどうなっているんだろう?と福岡市役所15階の展望フロアへ行ってみた。常に街並みが更新されているイメージのジオラマも気になるし、ここから開業間近の『ONEFUKUOKABLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング=ワンビル)』も観たかった。以前は15階に食堂があったので上階へ行くことも多かったが、最近ご無沙汰だったのでワクワクと緊張混在。1階市民ロビーで上へ行って良いか確認してから15階へ。まず最初に西側展望スペースからワンビル等を望む。フロアの照明が青空に映り込んで、なんだかUFO飛来な写真になった。そして、問題の”ジオラマ”の今。天神ビッグバンで完成した天神ビジネスセンタービルと大名ガーデンシティが建っている。しかし、まだ福ビルや天神コア、ビブレ、イムズも健在だっ...福岡市のジオラマがまさかのパラレルワールドだった♫

  • 山鹿市立博物館で初公開の吉田初三郎「菊池史蹟図」絹本肉筆画に会う。

    2025年2月16日(日)午前中、山鹿市立博物館で開催中の『絵図・地図で見る山鹿』展をようやくの観覧。鳥瞰図絵師・吉田初三郎が太平洋戦争下の熊本県葦北郡佐敷に疎開し、仮画室を構えて1945(昭和20)年に描いた「菊池史蹟図」絹本肉筆画が初公開展示されています。ここに展示されている絹本肉筆画は、吉田初三郎自らが1945(昭和20)年8月8日、海軍軍神・松尾敬宇中佐の生家に届けた「菊池史蹟図」です。初三郎はこの作品を描く経緯を「佐敷日記」に記していて、前年に戦意高揚映画として制作された映画「菊池千本槍」に関連して当時の熊本県知事の依頼により制作に入ったことが分かっています。ちなみに、同映画の監督は文藝春秋・菊池寛、ロケ時の記念写真なども松尾家で見せていただきました。2013年春、私は山鹿市教育委員会からの依頼...山鹿市立博物館で初公開の吉田初三郎「菊池史蹟図」絹本肉筆画に会う。

  • 深町家具(ナフコ)と渕上ユニードの1970年代広告チラシ

    2月9日(日)午後に開催された趣味の会「絵葉書研究会」例会で、1970年代の渕上ユニード、深町家具、河村家具など40点余のレトロな福岡市の広告チラシを入手。その中で「深町家具センター(ナフコ)」のチラシを眺めていて「ナフコ」って社名が、元々はNFC(NationalFurnitureCo.Ltd)なんだと初めて知った。Wikiとか公式サイトを見ても「NationalFurnishingCo.Ltd」になってる。いつ変わったんだろう?今回は渕上ユニードのチラシも多数。これで渕上百貨店や丸栄、ユニードの昭和のチラシは100枚超え。会員Iさんは自宅に新聞紙が当時のまま(折込チラシも)数十年分が保管してあるそうで、私が集めていると知って毎回面白そうなのを見つけては交換会に出してくれる訳です。せいもん払いのチラシ、...深町家具(ナフコ)と渕上ユニードの1970年代広告チラシ

  • 美野島商店街の老舗「月花堂」さんのかき餅♫

    先日、美野島商店街の老舗菓子店「月花堂」さんの前を通ると、待望の”かき餅”販売初日で歓喜!さっそく600g量り売り購入♫今週は”よもぎ味”も販売開始してるけど、あっという間に無くなりそう…。焼いて海苔巻いて食べても、白菜鍋に入れても美味(^.^)。この季節の楽しみです。・三才ブックス「吉田初三郎鉄道鳥瞰図」・天神の過去と今をつなぐ(西日本新聞meの過去26回連載)・Vol.27「天神大牟田線・貝塚線開業100周年SP」他フォトブック通販ページ・新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』・ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告残数わずか!・「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」残数わずか!・にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)・西日本鉄道創立110周年記念誌『まちとともに...美野島商店街の老舗「月花堂」さんのかき餅♫

  • 新刊『吉田初三郎鉄道鳥瞰図』発売!“大正の広重”と称された不世出のグラフィック絵師の作品集

    三才ブックスさんから拙著新刊『吉田初三郎鉄道鳥瞰図』が2025年1月23日に発売されました♫2025年は鳥瞰図絵師・吉田初三郎の没後70年(1955年8月16日没)、周年を記念して昨春から編集開始し発刊いただきました。→Amazonページ今回の本は、私がライフワークで30年近く研究を続けている鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた、全国の鉄道沿線図から60点を選定し発表年代順に収録。さらに鉄道テーマのポスター・絵葉書などの作品、印刷技術の進化に合わせて進化した画風や大胆な構図の秘密なども紹介しています。数ある鉄道関連作品の中から編集部と検討して掲載した鳥瞰図は年代別に以下の通り。その他、鉄道旅行案内など鉄道関連作品も掲載。・京阪電車御案内(1914年)・近江鉄道沿線及院線と諸国の関係(1915年)・江ノ島電車御案...新刊『吉田初三郎鉄道鳥瞰図』発売!“大正の広重”と称された不世出のグラフィック絵師の作品集

  • 2025年新春投稿(新年抱負&目標)

    新年明けましておめでとうございます♪本年も本blog「記憶探偵」をよろしくお願い申し上げます。富士山の写真は、2024年12月23日に静岡県富士山世界遺産センターを訪問した際に撮影した一枚です。2024年12月7日から2025年1月26日まで、企画展「ぐるり富士山旅めぐりー肉筆鳥瞰図にみる富士山周辺の観光開発ー」展が開催中です。企画に少しだけ協力させていただき、貴重な絹本肉筆画がまとめて拝見できる機会ですので東京出張ついでに立ち寄らせていただきました。鳥瞰図絵師・吉田初三郎をはじめ、前田虹映、中村治郎らの貴重な肉筆画に圧倒されます。2025年、私的にはとにかく周年の多い一年…・福岡市は人口100万人突破50年(10月)、・福岡市躍進のきっかけの一つ、長浜「福岡市鮮魚市場」開場70年、・山陽新幹線の全通(博...2025年新春投稿(新年抱負&目標)

  • 登録有形文化財になる旧「大學湯」の前身施設は辰野金吾設計「抱洋閣」⁉︎

    福岡市東区の旧「大學湯」の建物が国登録有形文化財答申という嬉しいニュースで、現在の「大學湯」と関係の深い話をひとつ。(2枚目写真は2009年営業当時の外観=著者撮影)1932(昭和7)年開業と伝えられている大學湯、これはおそらく現在地で石井フミさんご夫婦が開業した時期のこと。実は同じ年に閉館した同名の「大學湯」という前身施設があるのである。こちらは筥崎宮海岸「大學湯抱洋閣」開業記念の絵葉書。設計は東京駅や福岡市赤煉瓦文化館などを設計した辰野金吾。施主は奥村利助、施工は西中洲の公会堂貴賓館などを建設した岩崎組(現・岩崎建設)で1907(明治40)年10月着工で、スタンプの日付を見ると1909(明治42)年8月11日に開業している。この抱洋閣、実は施工した岩崎建設社史や様々な過去発刊書籍をチェックすると、19...登録有形文化財になる旧「大學湯」の前身施設は辰野金吾設計「抱洋閣」⁉︎

  • ドラマ「海に眠るダイヤモンド」と同時代の端島(軍艦島)古写真など資料群

    放送中のTBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』第4話観てから、久しぶりにドラマの舞台でる端島(軍艦島)関連の手持ち資料群を見返した。本や写真集などではなく30年余の間、意識的に集めてきた資料だ。上のカラー写真は清水建設のポスター、ドラマの舞台になっている1955年当時の空撮写真(朝日新聞社提供)が使われている。閉山全島撤退前後の記録写真群や1941年発行の絵葉書セット、戦前からの建設記録(清水建設社員の旧蔵資料群)などそれなりに貴重かもしれない資料たち。確か1955年、56年の端島公式の年賀状もあったはずなので、資料から探そうと思う。ドラマのロケセット、手持ちの記録写真などと比較しても当時の雰囲気に合わせて再現していることが伝わってくる。手作りアルバムの写真解説を見る限り、かなり細かく建物の詳細が綴られて...ドラマ「海に眠るダイヤモンド」と同時代の端島(軍艦島)古写真など資料群

  • 11月15日に開業60年を迎えた博多駅地下街

    祝!2024年11月15日、博多駅地下街開業60周年♫昨年12月の博多駅現在地移転60年に続き、西日本新聞社・福間さんがきちんとお祝い記事にしてくれました(^.^)。今回も言い出しっぺの私自身も、手持ちの資料などを揃えて取材同行(11月7日)しました。・勤め人を支えて支えられ、福岡市の博多駅地下街が開業60年当初は周囲に「駅」だけ(西日本新聞me)神戸以西では最初だったという、本格的な地下街ですが60年前の開業時は「地下街」の呼称が不可であくまで地下通路、名称も「地下道センター(地下センター)」という名前しか許可が降りなかったそうです。以下は「明日を創る人〜博多ステーションビル意外史」より。以下は福岡朝日ビル25年史などに掲載されている新聞記事(朝日新聞)内容。私は1985年春、ちょうど地下鉄博多駅が仮駅...11月15日に開業60年を迎えた博多駅地下街

  • スパイラル福岡進出ニュースで1986年3月の紹介記事を思い出す。

    2025年春に開業するワンビル(福ビル街区の再開発複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」)に「スパイラルガーデン(SPIRALGARDEN)」が九州初出店するというニュースが、アート好きの間に駆け巡った8月最終週…。西鉄とSPIRALが協働し、ONEFUKUOKABLDG.でアート施策を展開しますそういえば1986年春の「シティ情報ふくおか」に1985年10月、ワコールが青山通りにオープンした複合文化施設を拠点とするアートセンター「スパイラルビル」の記事があったと思い、手持ちのバックナンバーをチェックし、1986年3月号「シティ情報ふくおか」の東京通信コーナーで紹介されているのを確認。スパイラルが開業して3ヶ月余、ちょうどドラマ「不適切にもほどがある!」の時代設定の頃…。ふくおかのアート取材感度って、当...スパイラル福岡進出ニュースで1986年3月の紹介記事を思い出す。

  • 筑前国中三十三ヶ所道中案内(1921年)

    先日、久しぶりに手持ちの「筑前国中三十三ヶ所道中案内地図(大正10年刊行)」を取り出して眺めてみた。いわゆる旧福岡藩内の有名寺院めぐり観光案内。入手したのは2015年8月に開催された絵葉書研究会例会だったようで、facebookの過去投稿に出てきて、思い出しての再チェック。第一番・大乗寺、第二番・竜宮寺、第三番・妙圓寺、第四番・恵光院、第五番・成就院、第六番・観音寺、第七番・東林寺…。2015年当時、第六番の観音寺さんに三十三ヶ所巡りの痕跡があって、元奈良屋公民館長の西頭さんから「三十三ヶ所巡りや福博八十八ヶ所霊場を調べたい」と相談を受けて、この図を探していたのを思い出した。道中絵図が記されているだけあって、本来はお遍路のように順番に巡らないといけないのだろうか。地図でおおよその場所もわかるので、まだお参...筑前国中三十三ヶ所道中案内(1921年)

  • 1970年代の福岡音楽ミニコミ誌「MUSICS福岡」

    2024(令和6)年4月に入手した音楽情報ミニコミ誌「MUSICS福岡」。1974年から1976年にかけて発行されていた福岡の情報誌の先駆けのひとつ。シティ情報ふくおかより2年近く前に創刊されている。編集発行人は大薗哲夫さん。執筆陣も竹内出(たけうちいづる)さんや松井伸一さんら、当時FMやAMラジオで活躍していた方たち♫ラジオっ子だった私が憧れた方々だ。あれ、大園さんってまだお元気なんだろうか。当時福岡で流行した洋楽ポップスや地元バンドの情報も満載!新天町で盛業中のミュージックプラザ・インドウの印藤さんの「ヨーロッパで見たレコード店」など、レポート記事も多く、当時の福岡の音楽事情全般が伝わってくる。デビューしたばかりの甲斐バンドをはじめ、ライブ喫茶照和から羽ばたいたチューリップなど、地元出身アマチュアのニ...1970年代の福岡音楽ミニコミ誌「MUSICS福岡」

  • 3月に閉店した吉塚市場のお漬物店、最後の奈良漬を食べる

    2024年3月30日限りで閉店した吉塚市場(吉塚リトルアジアマーケット)のお漬物屋「田中商店」さん。1990年代から約30年間、わが家の食卓にはここのお漬物が登場することが多く、長い間大変お世話になりました。閉店の前々日に立ち寄り、最後に買った大好物の奈良漬も今日8月23日に最後の袋を開けました。個人的にここのお漬物は日本一だと思っていたので、時代の流れとはいえ閉店は寂しい限り。別のお店で買った奈良漬も3袋一緒に開けて、食べ比べてみたのですが圧倒的に田中商店さんが美味しい。これが最後なのは悲しい…閉店を知ったのは今年2月、上の写真は2024年3月1日にめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」でロケした際に撮ったお店全景。味塩コショウなどで知られ、吉塚市場にも縁が深い「ダイショー」さんをテーマにしたロケが決まり...3月に閉店した吉塚市場のお漬物店、最後の奈良漬を食べる

  • ふるほん住吉通いで、昭和レトロなマッチ箱収集再燃!

    2024年4月、博多区住吉に山田くん(山田全自動、Y氏は暇人)経営の古書店「ふるほん住吉」が開店して、再燃しているMYブームが「昭和レトロなデザインのマッチ箱」集めだったりする。山田くんは私も参加している絵葉書研究会(日本絵葉書研究会)のメンバー。彼と共に「ふるほん住吉」の店頭に週2日ほど立っているカサラキアユミ嬢も同様で、4月26日の正式オープン前(4月21日、研究会終了後)に研究会メンバーでお店に顔を出した。山田くん最初の書籍「福岡路上遺産」は、私の書籍を出版してくれていた海鳥社から彼を紹介してほしい、と相談を受けて山田くんに繋いだもの。彼に限らず、研究分野の異なる絵葉書研究会のメンバーを何人も紹介したので、幾つもの書籍が海鳥社から出版されている。まだ店内構成の最中だったが、アンティーク絵葉書をはじめ...ふるほん住吉通いで、昭和レトロなマッチ箱収集再燃!

  • 博多総鎮守・櫛田神社の御遷宮行列(99年前の式年遷宮)絵葉書

    先日入手した博多総鎮守・櫛田神社の御遷宮行列の絵葉書3枚。おそらくは今から99年前、1925(大正14)年の第45回式年遷宮の際に発行されたもの。来年2025(令和7)年は25年ぶりの第49回式年遷宮…。博多総鎮守・櫛田神社の絵葉書は、明治期から社務所や奉賛会が発行している。その一端は、アーカイブスサイト上で公開。本絵葉書も、式年遷宮に合わせたページのリニューアルで再構成、追加しようと思案中。・古写真絵葉書に見る博多総鎮守櫛田神社大正期から昭和戦前期には、大崎周水堂(九州写真通信社)撮影発行による博多祇園山笠(飾り山笠、舁き山笠)の写真絵葉書セットや、博多どんたく(博多松囃子)の絵葉書なども毎年のように発行されている。戦後、博多祇園山笠振興会が発足した1954年以降(1950〜60年代)は振興会が飾り山笠...博多総鎮守・櫛田神社の御遷宮行列(99年前の式年遷宮)絵葉書

  • 博多ポートタワー開設60周年

    2024(令和6)年10月、博多港のシンボル「博多ポートタワー」は前身の民間施設である博多パラダイス開業から60年を迎えます。7月には福岡市港湾局が60周年記念イベントやスタンプラリー、フォトコンテスト等のリリースを発表、私は開業当時のパンフレットや写真を提供しました。・博多ポートタワー開設60周年記念サイト(福岡市港湾局)博多ポートタワー公式ページに施設の詳細紹介がありますが、高さ100mのタワーの設計者は、名古屋テレビ塔・通天閣(2代目)・別府タワー・さっぽろテレビ塔・東京タワーを手掛けた「塔博士」内藤多仲氏で、博多ポートタワーは「タワー6兄弟の末っ子」と呼ばれていますね。これは2014(平成26)年10月17日の50周年記念式典に合わせて、福岡市港湾局からの依頼で製作した「博多ポートタワー開業50周...博多ポートタワー開設60周年

  • 西鉄天神大牟田線・貝塚線100年のあゆみ展示と九大フィル

    ブログでのお知らせを失念していましたが、2024年4月12日の西鉄天神大牟田線開業100周年を前に、西鉄天神高速バスターミナル・バスミュージアムの展示は『西鉄天神大牟田線・貝塚線100年のあゆみ』になっています。予定では9月中まで展示を観ることができます。代表的車両の秘蔵写真や解説・鳥瞰図など刊行物と共に、西鉄天神大牟田線&貝塚線の歴史を振り返っています。バスミュージアム・コーナーの幅6mいっぱいに展開。西鉄福岡(天神)駅や福岡三越があるソラリアターミナルビル3F、高速バスターミナルの出発口付近です。天神にお越しの際は、ぜひご覧ください(^.^)。また、展示内容をもとに公式サイト「にしてつWEBミュージアム」でも特集サイト「西鉄天神大牟田線100年のあゆみ」を公開!近々、貝塚線100年のあゆみも公開予定で...西鉄天神大牟田線・貝塚線100年のあゆみ展示と九大フィル

  • 福岡空港の新管制塔と朝陽を重ねて、ロウソクの火のように撮りたい♫

    2025年春に運用開始される福岡空港の新しい管制塔(94.2m、羽田空港に次ぐ国内2番目の高さ)の工事が進み、外観がほぼ見えてきた。天気の良い夏の日は、母に付き合って朝陽が登る前の早朝散歩に出かけることが常で、久しぶりに御笠川沿いのコースを散歩していて、管制塔の近くから陽が昇るのに気づいた。ふと思いついたのは「どうせなら、ロウソクの火のように管制塔を芯に見立てて朝陽を重ねよう」ということ。以前、博多ポートタワーで試して撮ったのを思い出した。意識して撮影場所を探す。こういった馬鹿なことになると俄然元気が湧くのは、年齢は関係ない気がする。とりあえず自宅マンション階上にも登ってみる。この界隈からでは、この季節に管制塔の方角から陽が昇ることはない。毎年、初日の出を自宅マンション階上から撮るが、管制塔近くから昇ると...福岡空港の新管制塔と朝陽を重ねて、ロウソクの火のように撮りたい♫

  • 天神の歴史パネル〜因幡町通り地下通路の工事壁面展示

    2024年6月10日、因幡町通り地下通路のワンビル(ワンフクオカビル、旧福岡ビル街区)側工事壁面を活用しての「天神歴史年表・戦前編」公開(社会実験)がひっそりと始まってます♫猛暑の夏、福岡市役所方面に用事がある方は地下通路を通って見かけて、ご存じの方もいると思います。地下鉄天神駅の改札(東側)を出てすぐ、天神ビジネスセンタービル・イナチカとの間の通路沿い入口付近です。今回、私はこの歴史年表の執筆・監修及び写真・図版の提供を行いました。2018年の西日本鉄道110周年史「第1部天神発展史」などを執筆させていただいたご縁を経てのお手伝いです。2019年3月末の福岡ビル閉館の際、この「天神発展史」全ページに加えて、福岡ビルの歴史やテナント変遷を紹介するパネル展示(歴代テナントに協力いただき作成)を行いましたが、...天神の歴史パネル〜因幡町通り地下通路の工事壁面展示

  • マリノアシティ閉館と観覧車の思い出

    マリノアシティ(福岡市西区)が2024年8月18日限りで閉館する。私がゼンリンGから独立した年の秋、2000(平成12)年10月に開業した九州初の本格アウトレットモール。そのシンボルが高さ約60mの観覧車(スカイホイール)で、開設当時は家族でよく施設を訪れ、観覧車にもよく乗った。隣接地に2001(平成13)年12月に開業したエバーグリーンマリノアに登場した巨大観覧車(スカイドリームフクオカ、高さ120m、2011年解体移設)とともに「双子観覧車」として親しまれ、撮影する際には構図に入れた。写真は、コンデジを購入して博多湾の風景を本格的に撮り始めた2003年から2005年にかけて撮影したもの中心。2018年の「シーサイドももち花火ファンタジア」の際には、観覧車と花火を一緒の構図に入れたくて、場所を探して撮影...マリノアシティ閉館と観覧車の思い出

  • 祝・熊本市電開業100周年、手持ち絵葉書や撮影写真から

    祝・熊本市電開業100周年♫2024年8月1日に開業100年を迎えた熊本市電(熊本市交通局)。手持ちの1920〜30年代の絵葉書や1960〜80年代の写真(ポジフィルム)、さらに2008年以降に撮影した写真からいくつか。古いポジフィルムからデジタル化した写真は、近いうちにサイト公開をしたいと思案中。個人的に鉄道写真はほとんど撮らないけど、路面電車は好きなので熊本にも行きます。(西鉄電車は仕事の一環=古い写真の定点場所の確認など=で撮影するようになった)熊本駅前の写真は、古い絵葉書と対比してみたり。上の写真の駅舎も建て替わったんでしたね。コロナ禍を経て、新しくなってから行ってないのに気づく。以下、熊本地震前の熊本城桜景色を背景に。上の写真から10年後、復興工事のクレーンと天守閣を背景に、西鉄福岡市内線から熊...祝・熊本市電開業100周年、手持ち絵葉書や撮影写真から

  • 100周年を迎える大堰神社の絵葉書など

    西鉄甘木線大堰駅そば、大刀洗町の「大堰神社」が来年100周年とのことで、たしか床島堰や江戸堰と共に大堰神社建立当時の絵葉書があったと思い、未整理資料を少しチェック。とりあえず絵葉書が2枚、あと本殿とかもあったはず…も、なかなか発見できず。大堰神社は、床島堰の完成に尽力した功労者を讃える神社です。以下、大刀洗町公式サイトの大堰神社解説から転載。「この地方の水田を潤す床島堰は正徳2(1712)年難工事の末完成をみた。床島堰の恩恵はこの地方の農業振興に欠かす事ができない。大正年間に床島堰建設の指導者をたたえ、草野又六・高山六右衛門・秋山新左衛門・鹿毛甚右衛門・中垣清右衛門・丸林善左衛門を追加合祀した。」神社創建当時の地元新聞に「九州鉄道より川上川発電所からの電力供給を受け…」とあるそうで、西鉄広報に諸々照会があ...100周年を迎える大堰神社の絵葉書など

  • 福岡と渋沢栄一について、幻の「船越鉄道」資料を改めて確認

    新しいお札が登場して、ふと思い出したのは「福岡と渋沢栄一」の繋がりを確認できる資料のこと。門司築港に渋沢が関わったことがニュースで取り上げられていたので、福岡市との繋がりも気になった。1890年代に計画された幻の「船越鉄道」。手持ちの株主名簿を見ると、冒頭の黒田長成侯爵の次に渋沢栄一の名前がある。船越鉄道とは、筑豊炭田から採掘された石炭を輸送する鉄道計画で、博多で九州鉄道(現JR九州・鹿児島本線)と連絡し、飯塚・篠栗・博多・今津・前原を経由して船越湾(現・糸島市船越漁港付近)に至る鉄道計画で、築港計画(船越築港)とセットの開発計画だった。1895(明治28)年当時、まだ博多以西の鉄道は無く、筑豊と直接結ぶ鉄道も無い中での計画だ。名簿の冒頭、東京からの出資者から記載が始まり、黒田長成(侯爵・旧福岡藩主)の次...福岡と渋沢栄一について、幻の「船越鉄道」資料を改めて確認

  • 戦時中の酒ラベル「銀翼」津留﨑酒造と酒造話エトセトラ

    かつて三潴郡大善寺町にあった「津留﨑酒造本店」戦時中の酒ラベル「銀翼」を入手。今も久留米市大善寺町藤吉にある1854(安政元)年創業の瑞穂錦酒造(津留崎代表)と関係あるんだろうな…銘柄が違うのでそのまま継承されているのではないかも。少し調べてみよう。本店が閉まって分家が残る例も多いし…。とりあえず古い酒ラベル・コレクションファイルに加えた。気づけば1000種超になっていて、廃業した酒造も多い。私は母方の祖母の生家(現・豊前市)が酒造で「櫻の露」という名酒を作っていたという。戦時中に廃業し、銘柄だけ別の酒造(のち豊前市長)に引き継がれたが、そこも既に廃業したようだ。母の実家(宇佐市)の向かいには熊埜御堂酒造場があり、私も酒造独特の佇まいと匂いが懐かしい記憶の一つになっている。熊埜御堂酒造場は1958(昭和3...戦時中の酒ラベル「銀翼」津留﨑酒造と酒造話エトセトラ

  • 柳川市観光協会発行1950年代の絵葉書セット

    先日入手した1952(昭和27)年〜1955(昭和30)年頃に発行された、柳川市観光協会発行の絵葉書セット♫柳川市の発足は川下りが始まった1952(昭和27)年なので、それ以降の発行ということ。1952(昭和27)年に堀割での川下り観光が始まってすぐ、北原白秋詩碑が初めて絵葉書に登場した頃のもの。京町の越山餅本舗(旧城下)前から旭町方向を写した風景も含まれ、かなり貴重…。サイトで調べてみると、柳川市にある白秋の詩碑は「からたちの花詩碑」「立秋詩碑」「帰去来詩碑」の3つのようなので、建立時期から絵葉書の発行時期も確定できそうです。文学のふるさと・文学碑マップ(柳川市観光協会「ゆつらっと柳川」)・天神の過去と今をつなぐ(西日本新聞meの過去26回連載)・Vol.27「天神大牟田線・貝塚線開業100周年SP」他...柳川市観光協会発行1950年代の絵葉書セット

  • 旧制福岡中学(福岡高校)やアインシュタイン来福関連資料

    先日入手した旧制福岡中学(福岡高校)の絵葉書群から数枚。西新から現在地(堅粕)移転後の周囲の街並みが写るものは初見です♫今春入手した絵葉書『福岡中学校(福岡高校)アインシュタイン博士講演記念黒板』美品(上)などと合わせて、かなり体系的に大正・昭和初期の福岡中学校やアインシュタイン関係の絵葉書が揃ってきました。1922(大正11)年12月のアインシュタイン来福時の記録。いつの間にかこの黒板は失われたらしいですが(以前、長谷川法世さんに尋ねたら「まだあろうもん」という衝撃の答えも)。上の絵葉書は、歓迎会が行われた東中洲「カフェー・パウリスタ福岡店」が写るもの。銀座カフェー・パウリスタの長谷川さんにもこの画像を掲載した「ふくおか喫茶店文化史」を提供済み。アインシュタインが福岡に来るきっかけになった、九州帝国大学...旧制福岡中学(福岡高校)やアインシュタイン来福関連資料

  • 祝「佐渡島の金山」世界文化遺産登録記念♫吉田初三郎が描いた佐渡島鳥瞰図

    祝「佐渡島の金山」世界文化遺産登録♪佐渡島の位置や景観を確認したくて、手持ちの吉田初三郎「佐渡が島」印刷折本を久しぶりに開いてみた。鳥瞰図は佐渡商船(佐渡汽船の前身)からの依頼で踏査取材し、1930(昭和5)年に「佐渡が島『佐渡商船会社航路案内」』として発行されたもの。佐渡島を日本海側から描き、新潟と直江津からの航路を横長の構図に配置。表紙は2種類、解説文や初三郎「絵に添えて一筆」文章は共通のようです。佐渡金山のシンボル国指定史跡「道遊の割戸」もしっかりと描かれています♪裏面の解説でも金山について触れられています。佐渡島の当時の街並み・名所旧跡が細部まで描き込まれ、案外今でも通用するものが多い気がしてきました。吉田初三郎の「佐渡島」は鳥瞰図だけでなく、佐渡汽船になってからも絵葉書セット(おけさ丸など)や戦...祝「佐渡島の金山」世界文化遺産登録記念♫吉田初三郎が描いた佐渡島鳥瞰図

  • 戦時下1943年秋の「福岡場所大相撲」パンフレット

    最近入手した1943(昭和18)年10月の九州地方巡業「福岡場所大相撲」3日目のパンフレット。本場所でなくても10日間の興行、しかも戦時中というのが驚き。横綱双葉山の36連勝中に加えて、照国と安芸ノ海の横綱昇格直後で羽黒山を加えて4横綱…。戦時下で娯楽が少なくなる中、当時の福岡での盛り上がりが伝わってきます♫開催場所の記載が無いので、少し調べてみようと思っています。宇佐生まれの私的に、双葉山は郷里の大スター。意識的に、戦時下で発行されていた大相撲関係の雑誌や、双葉山絡みの福岡や大分での古写真や絵葉書も集めていたり…。明治期から、福岡では永く大阪大相撲を招いての興行をしていたようで、絵葉書や郷土の人気力士の絵葉書もあります。戦後も、1955(昭和30)年11月の福岡スポーツセンター開業にともなう大相撲九州準...戦時下1943年秋の「福岡場所大相撲」パンフレット

  • ライジングサン石油西戸崎精油所1909年開業時の絵葉書

    存在を知りずっと探していた「ライジングサン石油西戸崎精油所」1909(明治42)年7月開業時の絵葉書セット。すでに別の3枚を所有してたので、最近やっと8枚セットが揃った。日本国内でも最初期に開設された精油所…のちの昭和シェル石油で2019年には出光興産と経営統合。沿革は出光興産の沿革(公式)にも記載あるけど、鈴木商店や帝国石油など勢力図と変遷を見るだけで興味を惹かれる。まさにリアル「海賊と呼ばれた男」的展開だ。精油所は今、ジャパンオイルネットワーク福岡油槽所になっている。検索すると昭和シェル社友会のサイトに1960年台の西戸崎油槽所の写真なども出てくる。ENEOS公式「石油産業の歴史〜近代石油産業の誕生」にもライジングサン石油西戸崎精油所の記述があって勉強になる。創業当時のキレイな絵葉書群、何か活用できな...ライジングサン石油西戸崎精油所1909年開業時の絵葉書

  • 20年前に撮影した懐かしい福博の街並みから

    約3ヶ月ぶりのブログ更新。必要になって昔撮った街並み・風景写真を見返していると、今はもう無い懐かしい写真が多くなり、ついつい手が止まって見入ってしまう。探している写真は見つからずに…困ったものだ。今からちょうど20年前、2004年に撮影した写真を中心に数枚ご紹介。1枚目は「清川名店街ビル」。柳橋連合市場の向かいにあった。現在はマンションとなり、1階にはローソン清川一丁目店などが入居している。2枚目は赤坂門市場。いまの大正通り、赤坂1丁目交差点前…セブインイレブンが入ってるビルかな?2005年の福岡県西方沖地震や台風被害を受ける前。3枚目は平尾2丁目交差点。道路の拡幅前でまだ平尾レコードもある。ここもセブンイレブンになっているのか…。4枚目は城東橋交差点から西を見た夕景。まだマルエ醤油や薬院しろやまの湯(城...20年前に撮影した懐かしい福博の街並みから

  • 大洋映画劇場さよなら興行、閉館まであと8日。

    30年近くお世話になってきた中洲大洋映画劇場の閉館(2024年3月31日現在の建物が老朽化のため閉館取り壊し)まであと数日。ご縁をいただき大洋映画劇場メモリアルブック『映画のまち中洲・大洋映画劇場クロニクル1946〜2024』の編纂製作を担当させていただき、3月1日のさよなら興行開始に合わせて劇場で販売されています。メモリアルブックの中身は、1946(昭和21)年4月開館以来の大洋映画劇場さんに遺る写真や資料を中心に、私が独自に収集してきた中洲の映画館の歴史資料、ご縁をいただいた30年近くの間に大洋さんで映画を観るたびに撮影してきた写真なども加えて構成しています。また、館内では3月1日からメモリアル映像4種も上映中!これは永年「記憶探偵シリーズ」「ひと駅ノスタルジー」などでご一緒している映像ディレクターを...大洋映画劇場さよなら興行、閉館まであと8日。

  • 1970(昭和45)年に閉山した「嘉穂炭鉱」跡地に工業団地整備へというニュースで思い出す。

    先日、1970(昭和45)年に閉山した「嘉穂炭鉱跡地に工業団地整備へ」というニュースを見た。ニュースみて思い出し、手持ちの嘉穂炭鉱の宣伝絵葉書セットを久しぶりに眺めてみる♫中野徳次郎と松本健次郎(初代社長)ゆかりの炭鉱…。昨秋のブラタモリでは、北九州ゆかりの名士として名前だけボードにゆる〜く登場していた方々。嘉穂炭鉱だけでなく、飯塚エリアの炭鉱絵葉書はかなり入手しているが、アーカイブサイトでは未公開のものばかり。吉田初三郎「飯塚市鳥瞰図」2種をはじめ、産業セメントなど麻生関係の資料は、2023年初めに完成した「麻生150周年史」にご縁あって活用いただいた。潤野炭鉱の絵葉書は、2015年の朝ドラ「あさがきた!」主人公モデルの広岡浅子が経営してから日鉄二瀬の潤野坑となったこともあり、絵葉書資料も希少とのことで...1970(昭和45)年に閉山した「嘉穂炭鉱」跡地に工業団地整備へというニュースで思い出す。

  • 九州帝国大学医学部の卒業アルバムに名島飛行場のレア写真が!

    先日、Facebookの過去投稿に11年前に入手した九州帝国大学医学部の卒業アルバム(1930年=昭和5年)が表示されて、その存在をすっかり忘れていたので慌てて書庫を確認するも、このあと自宅マンション修繕の際に実家に移した荷物に含まれ、そのままになっていると気づいた。数百点のプリント写真を貼り込んだ電話帳の倍ほどの厚さの手製アルバム。当時の総長や歴代教授、授業や手術実習風景に加えて、博多祇園山笠の櫛田入り写真や、当時開設されたばかりの最新スポット「名島水上飛行場」格納庫内での記念撮影など、レアな写真も多数。名島飛行場の格納庫内の写真は、これしか見たことがない。リンドバーグ夫妻が来福する1年前、出来るだけ早く現物を確認してデジタル化しておかないと、きっとまた忘れる(笑)。福岡の空港(名島・雁の巣・福岡)名島...九州帝国大学医学部の卒業アルバムに名島飛行場のレア写真が!

  • 50年前の博多大丸チラシ「ナウな魅力売ります。」

    先日、絵葉書研究会の交換会で入手した貴重資料から。この日イチバンの衝撃コピーは今からちょうど50年前、1974(昭和49)年の博多大丸チラシ「ナウな魅力売ります。」でしょうか(^.^)。呉服町時代のモノ。オフィスレディーやティーンは解るけど、ミッシーって何⁈って思わず叫んだけど、業界用語なんですね。博多大丸(大丸福岡店)はこのチラシの翌年1975(昭和50)年11月に、博多区呉服町から中央区天神に完成したばかりの西日本新聞会館(現在の店舗)へ移転し再開業。昨年は呉服町で開店してから70年の節目でした。私の記憶では、天神に移ってからはミッシーではなくミスとミセスを合わせた「ミズ」戦略で展開していたように記憶しています。たまたま以前一緒にお仕事をした犬丸さんという外部アートディレクターが担当されていたかと。こ...50年前の博多大丸チラシ「ナウな魅力売ります。」

  • 太宰府天満宮「お石茶屋」大正初期の絵葉書!

    以前入手した太宰府天満宮北神苑の「お石茶屋」絵葉書、仕様などから推察して1910年代(大正初期)のもの。ひょっとして今もある建物って、当時の建物に壁と扉付けたりしただけ?絵葉書に写るのは、北神苑奥の「お石茶屋」から天開稲荷にかけての場所。やはり現在の場所と基本同じですね。美人として有名だった看板娘・お石さんのおかげで「お石茶屋」と呼ばれるようになった頃のもの。1枚目の絵葉書は、まだお石トンネル(宝満宮参拝隧道)が出来る前…。この頃は天開稲荷を経由して尾根伝いに竈門神社への参拝道が続いていたそう。お石茶屋には、茶屋ゆかりの著名人とお石さんの古い写真は飾られているけど、以前伺ったときき「建物全景が写る古い写真はお店には遺ってない」と聞いていたので、貴重資料の入手となりました。まだちゃんとお店の方々に見せてない...太宰府天満宮「お石茶屋」大正初期の絵葉書!

  • ダイエーホークスの1990年代ファンブックに想う

    2024年2月20日、森口博子さんの176曲サブスク解禁記念♫という訳でもないけど、書庫の古い資料を整理していたら1990年代の福岡ダイエーホークス諸々の保存資料が出てきて、懐かしく見返した。田淵監督の頃の懐かしいユニフォームとヘルメット。同い年の湯上谷さん、大きくページで紹介されている。そういえば、ホークス福岡移転30周年のTVQ特番の依頼を受けたのが5年前、2019年2月20日だった…。番組スタッフから「南海からダイエー初期時代の話が出来るOBで、今は球団から離れて福岡にいる適任者って誰でしょう」と聞かれて、即答で湯上谷さんの名前を出した。ご縁あって「プロ野球を語る会」などでガメさんともご一緒していたからだが、同じ見開きページでコメント寄せてるのが森口博子さんで驚く。TVQの特番では、偶然にも森口博子...ダイエーホークスの1990年代ファンブックに想う

  • 関門橋50年、開通当時の絵葉書&ひと駅ノスタルジー

    関門海峡に架かる関門自動車道「関門橋」は、1973(昭和48)年11月14日に開通しました。この記事の投稿の翌日2023(令和5)年11月14日に50周年を迎えます。NHK(山口放送局・北九州放送局)が関門橋開通の特集を展開していて、工事風景など当時の貴重なカラー映像もX等で紹介されており、見入ってしまいます。・NHK「関門橋50年」関連番組一覧11月12日にはNEXCO西日本が関連イベントを開始したり、記念ライトアップが始まったりと静かに盛り上がっています。北九州市・下関市在住者向けの記念ツアーなどもあるようですが、私が企画をお手伝いしているFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」でも11月13日(月)16時台の放送回で「関門橋50年」特集が放送されます。また、開通当時に発行された関門橋の絵葉書セット...関門橋50年、開通当時の絵葉書&ひと駅ノスタルジー

  • 博多郵便局100周年

    博多郵便局が2023(令和5)年11月1日に開局100周年を迎え、11月9日・10日に記念イベントが開催された。現在の博多駅中央街に移転したのは1966(昭和41)年9月、それ以前は旧馬場新町(現在の冷泉町)の冷泉山龍宮寺の南隣にあった。1枚目の写真は開局1周年記念の絵葉書。しかしながら、記念スタンプや切手を眺めると万国郵便連合加盟50年の切手とスタンプには1927(昭和2)年11月1日とある。所有している同じ絵葉書がもう1点あり、そちらは1928(昭和3)年11月1日の日付スタンプと同年秋の昭和天皇御大典記念の切手。これから推察できるのは、1923(大正12)年11月1日に開局して、毎年開局記念日に記念スタンプと切手を押した絵葉書を販売していたということか。旧庁舎の施工は福岡県内で最も歴史ある建設会社の...博多郵便局100周年

  • アリス1976年の福岡・天神限定シングルと天神で流れていたイメージソング

    2023(令和5)年10月、アリス・谷村新司さんの早すぎる訃報…ただただ残念です。謹んでご冥福をお祈りいたします。20代前半、谷村さんや堀内孝雄さんのLIVEにはよく行きました。カラオケで唄う曲も、90年代前半までは谷村さん堀内さんの曲中心だったり…普段は洋楽中心に聴いていても、私のような50代以上の世代には、アリスの曲は普通に生活の一部だった気がします。まちの歴史を辿るようになって、アリスが1976(昭和51)年10月に初開催された「祭りてんじん」のイメージソング『天神(まち)は朝』を歌っていたのを知りました。アリスの大ヒット曲でいえば「遠くで汽笛を聞きながら」の頃です。新型コロナ禍で運よく『天神(まち)は朝』地域限定シングルを入手しました。レコード盤の解説をみると、西日本新聞社とテレビ西日本(TNC)...アリス1976年の福岡・天神限定シングルと天神で流れていたイメージソング

  • 福岡とアサヒビールとビール園の歴史秘話

    2023(令和5)年10月16日(月)16時台のFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は、同年10月末で閉園するアサヒビール園と博多工場歴史編(工場は25年末移転予定)のオンエア日です♫今回も企画&資料・情報提供で全面協力しました。1902(明治35)年まで遡る福岡博多・中洲とアサヒビールの縁、今回の企画は個人的に10年以上温めてきたもの。関連資料がひと通り収集できて、博多区竹下にあるビール園の閉園が決まったタイミングでロケに繋がりました。アサヒビール博多工場&ビール園には私自身もたくさんの思い出があります。以下、平成初期の地元雑誌などの広告もアサヒビール博多工場が前面に出たもので印象的でした。1980年代後半からの「アサヒスーパードライ」ブームに加え、1990年代まで社員旅行など団体旅行での工場見学...福岡とアサヒビールとビール園の歴史秘話

  • 朝ドラ「らんまん」で楽しむ印刷美術や内職・燐寸の歴史

    2023年度上期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)らんまん。花好き、植物好きの人だけでなく、私のように「印刷美術」やデザイン史、鳥瞰図絵師・吉田初三郎を研究している者にとっても、時代考証に沿った演出が随所にあって目が離せない。7月21日には「燐寸(マッチ)ラベル貼り」の内職が登場して興奮した。昔の燐寸(マッチ)箱は木製で、60歳代以上の方なら表面に広告やデザイン絵柄を印刷した紙を糊貼りしていたことをご存知かもしれない。私の手元にある1960年代までの福岡市関係のマッチ箱も、ほとんどがそれである。すでに5月には主人公・万太郎が植物学雑誌などを刊行する過程で、当時脚光を浴びていた石販印刷(リトグラフ)の技術を学ぶことになり、印刷会社や画工、職人が登場していた。史実に沿って、主人公は石版印刷機を購入し、植物図鑑の...朝ドラ「らんまん」で楽しむ印刷美術や内職・燐寸の歴史

  • 再開発で変わる須崎公園エリアの景観変化を記録する

    須崎公園に建設中の「福岡市拠点文化施設」外観が見えてきました。新しい施設の開館予定は2025(令和7)年春、60年前の1963年10月に完成した現在の市民会館の余命はあと少し…。須崎公園の敷地、もともとは藩政時代はお台場や監獄があったそうで、1911(明治44)年に博多電気軌道(のちの西鉄福岡市内線循環線)が開通した頃まで監獄だったとか。当時の絵葉書にも写っています。その後、大正期にかけては跡地で工業博覧会などが何度も開催され、今から100年前の1923(大正12)年に福岡女子専門学校(福岡女子大学の前身)が敷地北側の福岡県立美術館付近で開校。1945(昭和20)年6月の福岡大空襲で須崎公園エリアも被災し、公園の敷地は戦災復興住宅などが立ち並んだそうです。実はこのあたりの古地図や絵葉書・古写真も体系的に収...再開発で変わる須崎公園エリアの景観変化を記録する

  • 天神大牟田線の夏景を撮り、路線史の一端に触れる

    7月の終わりから8月にかけて、時間があれば西鉄電車の夏景を撮影するのがここ10数年の習慣になっている。田園風景が広がる端間ー味坂間は定番の撮影スポットながら、新しい道路や橋の建設が進み景色は激変中。例年、麦の収穫が終わって田植えが行われる6月後半から7月初めにかけて、一帯は水鏡景が出現する。今年は7月10日前後の豪雨被害の影響で苗が流されるなどで、7月下旬に出かけた際でも水鏡が随所に見られて複雑な気持ちになった。排水口付近には土砂や麦藁が堆積したままだったからだ。撮影した日は青空が綺麗に広がり、ここ数年で一番綺麗な水鏡景を撮影することができた。例年であれば稲が緑に生い茂る頃、農家の方々のご苦労を感じながらも、夏らしい一枚を撮ることができて感謝しかない。これも豪雨被害の年の記録写真と思ってシャッターを切った...天神大牟田線の夏景を撮り、路線史の一端に触れる

  • 2023年5月23日は西鉄貝塚線99回目の開業記念日!

    2023年5月23日は、西鉄貝塚線(旧博多湾鉄道汽船、西鉄宮地岳線)の99回目の開業記念日♫来年2024年はいよいよ100周年です。1924年5月23日の開業当日に配られた優待乗車券を添えて(^.^)。その下は、開業当時から戦前にかけて西鉄香椎駅(博多湾鉄道汽船時代は新香椎駅)東側にあった新香椎球場(絵葉書)。2枚目は、手持ちの開業記念絵葉書セット&電化記念絵葉書セット♫3枚目は博多湾鉄道汽船の沿線案内。上段は昭和初期、香椎花壇などの記載あり。下段は吉田初三郎「博多湾鉄道沿線鳥瞰図」1937年版と1933年版。表紙絵は博多どんたく♪100周年に向けて、何かメモリアルな展開があるといいのですが。90周年の時は313形をマルーン&ベージュの旧塗色にして、2014年5月23日に出発式を行いフォトコンテストなども...2023年5月23日は西鉄貝塚線99回目の開業記念日!

  • 勤王の志士と幼馴染の深い絆から生まれた「小田部の藤園」

    2023年5月15日(月)16時台のFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」では、勤王の志士・平野二郎國臣と幼馴染の旧福岡藩士・小田部為雄との友情物語『小田部の藤』編が放送されました。撮影は『小田部の藤園』跡地に建つバプテスト教会などの藤が見頃となる4月21日に行われ、ゆかりのお3方にご出演いただきました。今回も私は企画協力・監修役でロケにも同行。「小田部の藤」故・小田部秀彦さんと初めてお会いしたのは2003年、鉄道史研究家の秀彦さんとは依頼ずっと親しくさせていただき、2021年に亡くなられる直前まで頻繁にお電話いただいたり、お宅を何度も訪問してお話しする機会が続きました。その中で「小田部の藤」についてのお話も伺い、ご自宅に遺っていた古い絵葉書などの資料も拝見して、いつか藤の季節に番組などで紹介できれば...勤王の志士と幼馴染の深い絆から生まれた「小田部の藤園」

  • 祝!山国橋「選奨土木遺産」認定

    福岡県と大分県の県境・山国川に架かる「山国橋」が公益社団法人土木学会の土木遺産(2022年度選奨)に認定されたとのこと。宇佐生まれで中津・豊前エリアで育った私には、最も身近にある名橋なので素直に嬉しいです。欄干のデザインも好きですが、とくに煉瓦造りの橋脚の美しさに惹かれます。私が古い絵葉書の蒐集研究にハマるきっかけが、実はこの橋です。まず、古い絵葉書に写る橋は木橋で、煉瓦造りの橋脚も現在の半分。真ん中付近に継いだような跡があります。木造の山国橋は1903(明治36)年の架橋で、現在の鉄筋コンクリート橋は1934(昭和9)年だそうです。煉瓦造りの橋脚はその際にデザインを踏襲して増築されたということでしょうか。子供の頃、この橋を渡って中津市へ行くのが楽しみでした。今では面影はありませんが、私が子供の頃(196...祝!山国橋「選奨土木遺産」認定

  • 4月17日のめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は筑後草野駅編です。

    2023年4月17日(月)16時台のFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は、筑後草野駅編オンエア予定です。今回も100年ほど前の草野町発行の絵葉書がお題写真になりました。ロケ当日はサクラが7分咲き、曇天の日でした。古い絵葉書を持って、単独で現地の下見に伺ったのは2月初旬。今回お題のひとつとなった約100年前の絵葉書を持って、定点(同じ場所)を探していると、草野町の町名由来にもなっている草野氏ゆかりの発心公園で、偶然にも地元の情報発信をしている方々と遭遇。アドバイスをいただき、ディレクターに引き継ぎました。今回は草野歴史資料館(旧草野銀行本店)にご協力いただき、ブラタモリ風の歴史色濃い回になっていると思います。旧城下町を歩きながらの魅力的な景観や歴史秘話を教えていただきました。とても濃い内容のロケでし...4月17日のめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は筑後草野駅編です。

  • KBC「発見!九州スピリット」2023年4月は「因幡町物語(全5回)」です。

    毎週土曜日の夜に放送されているKBC「発見!九州スピリット」、2023年4月のテーマは「因幡町物語」です。ご縁をいただき久しぶりに企画協力・監修役でお手伝いさせていただきました。全5回の放送です。因幡町(いなばちょう)は現在の天神・明治通りの旧町名が「天神町(てんじんのちょう)」だったことと同じで、旧福岡城下町の東の端にあたる現在の天神地区(天神1丁目〜5丁目)の旧町名のひとつ。福岡市役所とベスト電器本店の間の道が旧「因幡町」です。天神コア&天神ビブレとイムズの間から、渡辺通りを挟んで天神サザン通りが因幡町に当たり、ジュンク堂福岡店が入居していたMMTビルの場所で創業したのが「因幡うどん」でした。因幡町をテーマにと相談を受けた際、問題だったのが旧因幡町のエリアの説明と、戦前の界隈の街並みなどの写真がほとん...KBC「発見!九州スピリット」2023年4月は「因幡町物語(全5回)」です。

  • イムズ解体が進み、愛眼ビルのポツンと感がスゴいことに!

    2023年3月15日、天神へ出かけたついでにソラリアステージ上階のエスカレータ横の大窓から解体中の天神イムズビルを撮影。ついに一階まで解体が進み、愛眼ビルだけがポツンと建つ状態になりました。エスカレーターからもポツンと建つ愛眼ビルと、周辺の再開発ビルとのコントラストが映えます。解体中、1ヶ月毎に同じような角度から撮影を続け、3月初めに1階の解体が進んでいるのを見て、天気のいいタイミングを見計らって(笑)。今年2月がこんな状態で、北隣の福岡ビル街区(福岡ビル・天神コア・天神ビブレ跡地)の基礎工事の間にイムズが更地状態になるのか、ずっと気にかけてました。ご縁をいただき、イムズは2021年7月の閉館シンポジウムにも登壇させていただきましたし、1989年の開館当日に駆けつけた思い出もあります。マック(Macint...イムズ解体が進み、愛眼ビルのポツンと感がスゴいことに!

  • 祝・北九州市60歳、発足当時の観光パンフなどの一端ご紹介

    2023(令和5)年2月10日は、北九州市が1963(昭和38)年2月10日に誕生して60年とのことで、手持ちの資料からいくつか。1枚目は1963年度市政概要や1960年代後半の北九州市の観光パンフレットなど。観光パンフレットの表紙は、福岡市が誇るグラフィックデザイナー・西島伊三雄さん。作家になる前の若き日の松本清張さんとも交流があった重鎮。1950年代から全国の観光ポスター・コンクールなどで大賞や入選作品を次々発表。ハウス「うまかっちゃん」パッケージや福岡市地下鉄の各駅シンボルマークでも知られます。観光パンフレットの本文には、北九州市発足当時の産業やレジャー施設がカラー写真で紹介されていて、今は無い小倉城ジェットコースターや若松・高塔山ロープウェイも掲載。観光パンフレットは毎年改訂版が発行されていたよう...祝・北九州市60歳、発足当時の観光パンフなどの一端ご紹介

  • ブラタモリ「高千穂」で紹介されなかった「高千穂が世間に知られるきっかけ」

    2022年1月21日夜のブラタモリ「高千穂〜神話の里・高千穂はどうできた?〜」も、とても面白かった♫独特の景観が生まれる地学的な前半と、後半の用水路開発は素晴らしい。ただし、中盤に八十八箇所巡りと共に少しだけ展開された「なぜ高千穂が世に知られるようになったか?」の下りは構成上の問題かもしれないが、最も重要な部分に全く触れなかったので、個人的には少々残念だった。高千穂峡が最初に脚光を浴びたのは今から100年前、1923(大正12)年の日豊本線延伸開業と翌1924(大正13)年の皇太子御成婚記念である。高千穂を含む西臼杵郡と宮崎県は、皇室に吉田初三郎筆「高千穂付近之図」絹本一幅を献上。それを台覧した秩父宮殿下が高千穂峡を訪問したことで、メディアを通じて注目を集めたのが最初のきっかけだと思う。「高千穂付近之図」...ブラタモリ「高千穂」で紹介されなかった「高千穂が世間に知られるきっかけ」

  • 福岡県で正月「三社詣」が庶民に広がった理由

    2023年、明けましておめでとうございます。年賀状に使用した鳥の飛翔風景は、2022年2月に小郡市で撮影したもの。絶滅危惧種のクロツラヘラサギなどが水音に驚いて一斉に飛びたった瞬間を撮りました。2022年の年末(12月25日)には、筑前町でコウノトリにも遭遇、丸囲みの写真はクロツラヘラサギとコウノトリの2ショットです。混沌としていた2022年を経て、2023年が羽ばたく年になればと写真を選びました。2枚目は、自宅マンション上階からの御来光…ここ数年は毎年、初日の出を拝んでからおせち料理を食べてます。ここからは、宝満山と四王寺山の間に太陽が昇ります。初詣は、自宅そばにある山王日吉神社(山王公園内)にまずお詣りしました。神社の入口には、旧博多駅の柱を移設保存した記念碑が建ちます。今年、2023年は地下鉄祇園駅...福岡県で正月「三社詣」が庶民に広がった理由

  • 歌手・水木一郎さんの遺してくれた昭和の名曲たちを聴く

    ふだん意識していたわけではないけど、歌手・水木一郎さんの訃報は結構ショックでした。子供心に大きな影響を受けた、水木一郎さんさん歌唱の名曲たちは永遠‥。謹んでご冥福をお祈りいたします。先日から仕事のBGMとして、水木さん追悼で手持ちのCD全集(テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ/特撮テレビヒーロー主題歌等)収録の名曲の数々を改めて聴きなおしました♫この10数年の間に、音楽視聴はCDからストリーミング、サブスクで聴く時代へ。たくさん所有していた洋楽CDの多くを中古CD屋さんなどに引き取っていただき、手元には200枚ほどしか残していませんが、年に1度聴くかどうかのこの類のCD全集は意外と処分出来ず。今回は久しぶりに聴く機会になりました。個人的には、水木さん歌唱の主題歌はアニメ以上に特撮モノが印象深いのに、改めて...歌手・水木一郎さんの遺してくれた昭和の名曲たちを聴く

  • 劇的に進む天神ビッグバン!西日本新聞meで連載した「天神の過去と今をつなぐ」再公開中!

    西日本新聞meで1年間連載させていただいた「天神の過去と今をつなぐ」。福岡市中央区天神エリアの区画ごとの歴史&秘話ですが、有料会員向け記事として改めて2022年12月15日より全26話がアーカイブ公開されてます♫そのうち、天神ビジネスセンタービル・新天町・福岡駅ビル・西鉄グランドホテル・西日本新聞会館の5本は、ただ今無料公開中!12月に入って、新天町&パルコ、福岡中央郵便局&ショッパーズ福岡、水鏡天満宮エリア、旧MMTビル&市役所北別館などの再開発が次々と公となりました。天神が歩んだこれまでの歴史と、それぞれの区画の開発変遷を、記事を通じて改めてご確認いただければ幸いです。まだ記事にしていない区画の新作記事も、2023年は頃合いをみて発表したいと思います。・天神の過去と今をつなぐVol.25「さよなら筑鉄...劇的に進む天神ビッグバン!西日本新聞meで連載した「天神の過去と今をつなぐ」再公開中!

  • ながさき年金協会だよりで、発掘された吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」肉筆画の考察始まる!

    11月末、長崎歴史文化博物館経由で長崎県年金協会の広報誌「ながさき年金協会だより」が届きました。この号から長崎歴博の橋本正信さん(長崎県庁文化振興・世界遺産課)による連載「吉田初三郎が描いた長崎とその周辺」が始まり、私は企画協力・監修を担当しました。歴博で今年、発掘初展示された「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画と、私が吉田初三郎ご遺族から譲り受けたもうひとつの「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画、そして印刷折本「景勝の長崎(1934年)」の関係と、比較・考察を連載でお届けします。歴博で初展示された絹本肉筆画は、1934(昭和9)年に長崎市で開催された国際産業観光博覧会のPR用に制作されました。同肉筆画は長崎市役所に展示されて1945(昭和20)年8月6日の長崎原爆投下の難を奇跡的に免れ、1958(昭和33)年に市庁舎が火災...ながさき年金協会だよりで、発掘された吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」肉筆画の考察始まる!

  • 福岡玉屋の大正末の「珍味アイスクリーム店開始」チラシ

    先日、福岡玉屋の1926(大正15)年頃のおもしろいチラシ「玉屋納涼の新三景」を入手!これは、おそらく福岡に本格的なアイスクリームが登場した最初のもの。珍味と紹介され、しかも「アイスコロッケ(天麩羅)」なるものまで紹介されていて興味は尽きない♫福岡の食文化史の貴重な1ページかも(笑)。新しい資料発掘の面白さはこんなところに。時間を見つけて少し調べてみようと思っています。検索すると、日本のアイスクリーム生産は1920(大正9)年に冨士森永乳業の前身会社が米国製アイスクリームフリーザーを導入して工業的にアイスクリームの生産を開始したとありますね。翌1921(大正10)年には明治乳業の前身が製造を開始して、三越など百貨店で販売したとあるので、福岡最初の百貨店である福岡玉屋での販売もその流れに乗ったものなんでしょ...福岡玉屋の大正末の「珍味アイスクリーム店開始」チラシ

  • 1947年12月公開の正月映画「博多どんたく」阪東妻三郎らの宣材スチール写真

    先日入手したのは1947(昭和22)年12月30日に公開された大映正月映画「博多どんたく」の宣伝用スチール写真群です。名優・阪東妻三郎が「博多八丁兵衛(博多・古溪町の西濱屋・西頭徳蔵)」を演じた人情劇…。博多・古溪町は当時の西町流、柳の川岸設定は博多川河畔でしょうか。監修役は、ひょっとして八丁兵衛のご子孫で演劇評論や郷土史で知られる西頭三太郎さんかも?Wikiで「博多どんたく」を検索すると、現在の「博多どんたく港まつり」の形態(福岡市・福岡商工会議所・商店街などが組織を作って開催)の最初の年が映画の公開された年なので、戦後復興の象徴として大映の正月映画が作られたのかなと推察してます。余談になるけど、Wikiの中で「博多どんたく花電車」の初運行が1947年という風に書かれていますが、正確に言えば1947年は...1947年12月公開の正月映画「博多どんたく」阪東妻三郎らの宣材スチール写真

  • 新天町や福岡中央郵便局の1950年代の写真たち

    12月11日(日)午後は、久しぶりに絵葉書研究会の12月例会(JAZZ喫茶JAB貸切)に参加しました。交換会では新天町や福岡中央郵便局など、再開発計画が発表されてタイムリーな時事ネタ写真も入手しました♫いずれも1950年代の貴重な写真、福岡中央郵便局は1959年に新築落成を記念して岩田屋が贈呈した写真のようです。また「博多・土居町付近」裏面書き込みがある1945(昭和20)年6月の福岡大空襲直後の写真も入手。観察すると、現在の綱場町・昭和通りの蔵本バス停付近から中洲方向を見たアングルのようで、右奥には福岡玉屋らしき建物、その手前に十五銀行ビルも見えます。左はおそらく住友銀行など焼け残った建物の裏側…。この時期の写真は新聞社撮影か落石栄吉資料(福岡市総合図書館蔵)など限られるので、貴重かもしれません。その他...新天町や福岡中央郵便局の1950年代の写真たち

  • 歌手・水木一郎さん追悼で久々に「テレビまんが主題歌のあゆみ」CD聴きました♫

    ついに…巨星堕つ。歌手・水木一郎さんの訃報に際して、1970年代当時、子供心に大きな影響を受けた数々の名曲たちを思い出しました。謹んでご冥福をお祈りいたします。水木さん追悼で、昨日今日のお仕事BGMは30年以上前に入手した手持ちのCD全集(テレビまんが主題歌のあゆみシリーズ/特撮テレビヒーロー主題歌等)から名曲の数々を聴きなおし♫改めて作詞作曲や歌詞を見ながら聴くと、よく出来た歌だったんだと再認識。CD全集に収録されたたくさんの曲の中でも、当然ながら1970年代は水木さん歌唱の曲が一番多いんですね。高校生になった1982年以降は部活などで遅くなることが増えて、自然とテレビアニメや特撮ヒーローものをほとんど観なくなりました。当時は映画のアニメはアニメーション、テレビアニメは「テレビまんが」と言われていたよう...歌手・水木一郎さん追悼で久々に「テレビまんが主題歌のあゆみ」CD聴きました♫

  • 現地に行けないので、1940年の前田虹映「唐津くんち」絵葉書を眺めてみる

    2022年11月、唐津市で唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」が3年ぶりに通常開催されて、大勢の人出で賑わっています。今年はぜひ行きたいと思ってましたが無理そうなので、代わりにライフワークで研究している鳥瞰図絵師・前田虹映作の『唐津くんち』絵葉書を眺めてます。1940年頃の唐津市役所発行…なのに題名は「山笠絵葉書」の謎があり、ずっと気になっています。山口県柳井市出身の前田虹映は、吉田初三郎門下の10指を超える弟子の代表格で「初三郎代理」としても活躍。1936年に独立後は瀬戸内海沿岸の高松市や尾道市、福岡県や大分県などの西日本エリアの作品を中心に鳥瞰図や絵葉書作品を100点余描き遺し、絹本肉筆画が現地に遺っているものも多数。その代表格が、福岡市博物館や太宰府天満宮の収蔵品。いずれも虹映の長男・稀さんと共に現地...現地に行けないので、1940年の前田虹映「唐津くんち」絵葉書を眺めてみる

  • いよいよ11月7日ラストラン、特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」公開!

    2022年10月末、企画構成を担当している「にしてつWEBミュージアム」で新しい特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」が公開されています♫元西鉄福岡市内線で連接車として活躍した車両の改造車(2003号車)。かつて路面電車王国だった福岡県で最後となる現役で活躍していた旧路面電車車両ですが、いよいよ11月7日にラストランとなります。サイトでは、天神や西鉄グランドホテル前を走っていた頃の連接車のレア写真も、にしてつアーカイブスから選択して掲載しました!ラストランを記念したフォトブック「さよなら筑鉄2000形」も通販開始。Vol.25「さよなら筑鉄2000形」Vol.26「西鉄600形60th」などフォトブックシリーズ通販ページ新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』拙著「美しき九州〜大正広重・吉田初三郎の世界...いよいよ11月7日ラストラン、特集コンテンツ「さよなら筑豊電鉄2000形」公開!

  • ハロウィン的な仮装が楽しい、昔の博多どんたく絵葉書

    10月31日、巷はハロウィン仮装で盛り上がっているらしい。日本にハロウィンがいつ頃、何きっかけで齎されたのかは調べてないが、博多には仮装してお祭り騒ぎをする風習は「どんたく」として明治後期には根付いていたようで、100年前の絵葉書にもたくさん仮装写真がある。その時代の流行を取り入れた仮装写真の絵葉書もたくさんあって、時系列で並べると博多の世相流行もなんとなく伝わってくる。それにしても、博多どんたくと博多松囃子の区別がないものが大半で、郷土史を齧っている者としては少々複雑な気持ちもあったり(笑)。仮装の定番といえば、意外に多いのが女装した男性(笑)。これは絵葉書ではなく写真館で撮影された記念写真だけど、相当に気合が入っている。まさに「芸どころ博多」を語る記録かもしれない。100年以上前のどんたくの絵葉書で楽...ハロウィン的な仮装が楽しい、昔の博多どんたく絵葉書

  • 100年前、鉄道50年の際に「鉄道旅行案内」が刊行されて旅行ブームが起こる

    今から150年前の1872年10月14日、東京・新橋〜横浜間で日本初の鉄道が開業した記念日ということで、100年前の「鉄道50年」を迎える際に鉄道省から刊行されて「鉄道旅行ブーム」のきっかけとなった「鉄道旅行案内」の1921年版と1924年版(改訂版)を少しだけご紹介。表紙や本文挿絵・路線鳥瞰図は、私がライフワークで研究を続けている鳥瞰図絵師・吉田初三郎が担当しています。当時の鉄道省線を網羅していますが、路線図を鳥瞰図にしたことで地図に馴染みが薄い人々にもイメージが湧きやすくなったのでしょうね。当時はまだカラーの写真印刷技術も未完成で、沿線風景や名所旧蹟がわかりやすくカラーで描かれたこの旅行案内はあっという間にベストセラーとなったそうです。鳥瞰図だけでなく、随所に挿入された初三郎が描いた絵物語も、旅への誘...100年前、鉄道50年の際に「鉄道旅行案内」が刊行されて旅行ブームが起こる

  • フォトブック最新刊「西鉄600形60th記念スペシャル 1962-2022」発売!

    2022(令和4)年10月16日(日)、3年ぶりに開催される「にしてつ電車まつり2022」で発売開始するフォトブック新刊「西鉄600形60th記念スペシャル1962-2022」の通販サイトでの予約受付を開始しました!発送開始は10月15日予定、12月末までは送料無料でお届けします。現在も西鉄貝塚線で現役の601号(旧にゃん電)など3両は、1962(昭和37)年秋の運行開始から60年を迎えました!今回の記念フォトブックでは、大牟田線デビュー当時から甘木線乗り入れ、貝塚線転籍から現在までの歩みを貴重写真で振り返っています。登場時はマルーン&ベージュ、急行や特急車両としても活躍。アイスグリーン塗色になってから1990年代は甘木線でも活躍しました。2022(令和4)年9月25日から601号は記念ヘッドマーク搭載で...フォトブック最新刊「西鉄600形60th記念スペシャル1962-2022」発売!

  • 1979年と1986年の映画フリーペーパー「シネふくおか」

    福博の古い映画館・劇場の資料、とくに中洲エリアに関するものはずっと意識的に収集しています。先日、中洲・大洋映画劇場の岡部社長と会話した際、福岡市内の映画館情報をまとめたフリーペーパー「シネふくおか」の話になり、過去のバックナンバーをまとめた縮小版を見せていただきました。帰宅してから、手持ちの古い「シネふくおか」を取り出して久しぶりに観察。やっぱり面白いです。1枚目は1979年9月号、福岡東映パラスで「銀河鉄道999」、中洲大洋で「未来少年コナン」「野球狂の詩」が公開されてました。私自身は「銀河鉄道999」は、実家のある福岡県豊前市にあった「宇島映劇」というオンボロ映画館で観ました。この映画館はその後すぐに閉館、同時上映は「エースを狙え!」だったと記憶しています。3枚目は1986年8月号、「天空の城ラピュタ...1979年と1986年の映画フリーペーパー「シネふくおか」

  • フォトブック最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」発売!

    3年ぶりの西鉄フォトブックシリーズの最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」を2022年10月10日より、当方運営の通販サイトで発売します!かつて西鉄福岡市内線で活躍した連接車をベースに、北九州線連接車を中間車両に加え3連接に改造した筑豊電鉄2000形は、最後の現役車両2003号が今年11月7日限りで引退します。引退を記念して、かつて福岡で走っていて他社へ転籍して頑張った路面電車を含めて、1冊にまとめました。筑豊電鉄での2000形の変遷を中心に、広島電鉄・熊本市交通局・長崎電気軌道そして2年前までおはら祭りPRで活躍していた鹿児島市交通局の花電車などを掲載。最近の写真は、私自身が現地へ出向いて撮影したものが中心です。通販は2022年12月31日ご注文までは送料無料。予約注文ペー...フォトブック最新刊「さよなら筑鉄2000形〜他社へ転籍して活躍した西鉄路面電車」発売!

  • 完成から25年、西鉄天神高速バスターミナル&ソラリアターミナルビル

    2022年9月16日に放送されたTNC『報道ワイド記者のチカラ』マイニチ出口調査は、天神ビッグバン最前線で解体作業中のイムズビルのあとに、完成から25年を迎えたソラリアターミナルビルと3階の「西鉄天神高速バスターミナル」を取り上げていただき、その歴史や役割・効果などの解説役で出演しました。ちなみに、ここは2015年夏、タモリさんを貸切バス「ブラタモリ号」へ案内した場所(ブラタモリ#18福岡と鉄道編)です。最近、同番組コーナーも資料協力などが続いていて、今回はバスミュージアムの「ひのくに号60周年」特集展示の前で取材に応じた形です。福岡市および天神地区の発展に欠かせない存在がバスターミナル、各地へ広がる高速バス・夜行高速バス網の歴史も少しだけ紹介させていただきました。このコーナーもそうですが、最近は在福テレ...完成から25年、西鉄天神高速バスターミナル&ソラリアターミナルビル

  • ひと駅ノスタルジー「嬉野温泉駅」編の覚え書き

    2019年4月に始まったFBSめんたいワイド月曜日の人気コーナー「ひと駅ノスタルジー」。ケン坊田中さん(田中健二さん)が古写真を持って駅最寄りの歴史や逸話を巡るもので、ご縁をいただき開始当初から企画をお手伝いしています(今は2週に一度お手伝い)。2022年9月12日(月)放送回では、西九州新幹線開通を直前に控えたタイミングで「嬉野温泉駅」編がオンエアされました。今年4月以降、西日本新聞社に連載していた「天神の過去と今をつなぐ」執筆などを終えたこともあり、ロケには可能な範囲で同行しています。博多と長崎を結ぶ「長崎街道」の宿場町・温泉街として繁栄してきた嬉野温泉に鉄道駅が開業したのは91年ぶりだそうですが、今回はこのコーナーでよく取り上げられる鉄道廃線&駅跡などではなく、純粋に嬉野温泉の歴史がテーマでした。古...ひと駅ノスタルジー「嬉野温泉駅」編の覚え書き

  • デザイン資料として保管していた1980年代の懐かしい映画チラシ

    先日、昔の映画の話になって、倉庫に仕舞い込んでいた200冊ほどの古い映画チラシ保存ファイルを久しぶりに開いてみた。何冊か眺めた中にあった、個人的に1980年代の印象的な映画チラシをいくつかご紹介。これらは、サブスクで映画やドラマが観られるようになった今も、時々観たくなる作品ばかり。映画チラシを集め出したのはデザイン専門学校の学生時代。天神や博多駅を巡って、広告デザインのリサーチ手法を学ぶ実習授業で、自分の気に入ったデザインのチラシやパンフレットを集め、スクラップし始めた。今に至るまで、映画館に行けば気になる映画のチラシは手に取り、年1回クリアファイルで整理してきた。当時、天神の紀伊国屋書店(天神コア6F)へ行けば、デザイン雑誌や画集などもたくさん並んでいたが、貧乏学生に手が出る価格ではない。気になる映画や...デザイン資料として保管していた1980年代の懐かしい映画チラシ

  • 博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語

    9月14日午後、ご縁をいただき「博多駅エリア発展協議会」様のWグループ向け講演「博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語」の講師を担当させていただきました。事前に事務局のご担当者様と打ち合わせ、再開発「博多コネクティッド」に関わる会員様・ご担当者様からのリクエストも受けての盛りだくさんトークでした。今回の講演は、昨年に続き「はかた大学」さんの2022年度講座「松永安左エ門と福岡の近現代史〜鉄道と電力・ガスとターミナル百貨店」を5月31日に担当したことがご縁となり、博多駅エリアの発展史を学びたいとのことで実現しました。博多部や天神エリアについての歴史経緯のご依頼はこれまで幾度となくありましたが、テレビ番組の企画を除けば本格的に博多駅エリアの歴史を話す機会は初めての経験でした。タイトルに「開拓史」と付けた理由は、歴...博多駅開拓史〜博多駅エリアまち物語

  • N-Studio TENJINの配信番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に出演。

    9月9日(金)午後、西日本新聞社の動画配信スタジオ「N-StudioTENJIN」のオープニング記念トーク番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に生出演しました。今泉エリアの歴史について話すことになり、手持ちの古地図や資料群、既存の刊行書籍を含めて改めてチェックしたのですが、意外に今泉についての記述そのものが無いことに気づきました。手持ちの戦前や戦後の住宅案内図なども総チェックし、天神エリアの変遷と対比して時系列で歴史を確認。事前の打ち合わせやリハーサルを経て簡潔にまとめました。今泉エリアの歴史文化トーク、諸々ご縁に感謝です。私自身もとても勉強になりました。皆さまありがとうございました(^.^)。トーク番組はYouTubeにてアーカイブス配信中です♫動画配信スタジオ「N-StudioTENJIN」オー...N-StudioTENJINの配信番組『天神今泉がうみだす文化-過去~未来』に出演。

  • 『天神大牟田線高架化の歴史』コンテンツが公開されました!

    2022年8月28日(日)朝に高架線が開通した西鉄天神大牟田線の雑餉隈ー下大利間にちなみ、企画構成を担当する「にしてつWEBミュージアム」に、特別コンテンツ『天神大牟田線高架化の歴史』が追加公開されました!福岡駅、高宮・大橋駅、西鉄久留米駅、花畑駅など、過去の高架線開通を写真や当時のにしてつニュース記事・パンフ・記念切符などでご紹介しています♪今回の西鉄天神大牟田線の雑餉隈ー下大利間の高架新線への切替工事は、8月27日深夜から28日朝にかけて行われました。私はご縁をいただきメディア各局の取材陣に混じって、工事風景などを間近で記録撮影させていただきました。以下は雑餉隈側切替ポイントでの深夜の工事風景です。以下は早朝、すでに線路上の仮舗装が終わった下大利駅南側の踏切。以下は試運転車両が来る前、メディア向け撮影...『天神大牟田線高架化の歴史』コンテンツが公開されました!

  • 春日市制50周年記念トークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」に椎葉ゆうさんとの対談で登壇します。

    2022年11月12日(土)午後、ご縁をいただき春日市ふれあい文化センターのイベントに登壇します。春日市制50周年記念のトークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」は、春日市出身のタレント・DJ椎葉ゆう氏との対談。JR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線、新幹線車両基地などに囲まれた春日市の近現代史や交通史トリビアに焦点を充てます。ちょっとブラタモリ的な視点も加えて話そうと思い、現地を何度か巡って、9月に入りスライド資料作成も開始しました。昨年「松永安左エ門と福岡の近現代史」を刊行しましたが、執筆の過程で松永が最も力を注いだのが九州鉄道(現・天神大牟田線)の開業と沿線開発だということが改めて判り、その全容を含めて資料を交えてご紹介したいと思っています。もちろん、西鉄軍や西鉄クリッパース、西鉄ライオ...春日市制50周年記念トークショー「あの日の春日へ~知らなかった!こんな近現代史」に椎葉ゆうさんとの対談で登壇します。

  • 「映画のまち、博多・東中洲」歴史ポイントの授業

    8月29日(月)午前中、九州大学大橋キャンパスにて九州大学芸術工学部の「映画のまち東中洲歴史ポイント」と題したレクチャー授業を担当させていただきました。戦前から20館を超える映画館があり「映画館の街」としても知られた中洲を舞台に、映画制作演習授業を行うとのこと。中洲の歴史をしっかり語ると10時間コースになるのですが、今回はフィールドワーク前の基礎ということで50分授業+質疑応答という短時間レクチャー。なんとなく知っていそうなものや他でも聞けるものは外し、エピソードを抜粋して対応しました。具体的には、福岡玉屋や中洲市場、大洋映画劇場など中洲のまちで聴き取りできる内容には触れず。それ以外のエポックな事実を30ほど抜粋。質疑応答の際に学生さんから「中洲の大正ロマン的なエピソードを知りたい」とのことがあり、その場...「映画のまち、博多・東中洲」歴史ポイントの授業

  • 49年の歴史に幕。最終日の珈琲舎のだミーナ天神店へ

    8月15日(月)朝、改装のために一時閉館する最終営業日のミーナ天神へ。49年前の1973(昭和48)年、前身のマツヤレディス開業当時から入居してきた地下1階「珈琲舎のだミーナ天神店」は、この日が最後の営業日。1985年に初めて訪れて以降、待合せ・打合せを含めて、このお店で何杯珈琲を飲んだことだろう。閉店が決まって以降も7月・8月に2回、ここで打合せをした。昭和薫るお気に入りの純喫茶空間で最後のアイスコーヒーを味わっていると、見慣れた顔のカメラマンが声をかけてきた。いつもFBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」ロケでご一緒している方だ。この日放送するTVQ「ふくサテ!」の取材とのことで常連客の一人としてコメントをした。この日は企画をお手伝いしている16時台の「ひと駅ノスタルジー」は、お盆の博多駅スペシャル...49年の歴史に幕。最終日の珈琲舎のだミーナ天神店へ

  • 原爆や火災の難を奇跡的に免れた吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画が長崎歴史文化博物館で限定初公開!

    長崎歴史文化博物館よりご案内をいただき、2022年8月4日は同館の特別展「西九州新幹線開業記念展〜ながさき・かもめ今昔」を観覧させていただきました。特別展は2022年7月16日(土)から8月28日(日)まで開催されています。令和4年(2022)9月23日に開業を迎える西九州新幹線、この企画展では長崎地方の鉄道史を貴重な資料群から学び、プラレールやグッズなどを大人も子供も楽しめるとあって、夏休みにぴったりのイベントです。今回、博物館からご連絡をいただいたのは、展示品のなかに鳥瞰図絵師・吉田初三郎の「長崎市鳥瞰図」絹本彩色肉筆画があるからです。この図の詳細や価値について、研究者である私に相談をいただき、現地へ駆けつけて確認した次第です。鳥瞰図は幅230センチほどの額装、経年劣化による退色や傷があるものの、19...原爆や火災の難を奇跡的に免れた吉田初三郎「長崎市鳥瞰図」絹本肉筆画が長崎歴史文化博物館で限定初公開!

  • 大刀洗平和記念館で幻の戦闘機「震電」実物大模型を観覧!2月に筑前町の歴史地図講座を担当します。

    2022年7月30日(土)朝イチで筑前町立「大刀洗平和記念館」へ行きました。当日はお隣の大刀洗町で「えだまめ収穫祭」も開催され、その前に立ち寄る形でした(大刀洗町は応援大使になっています)。今回はご縁をいただき、2023年2月18日(土)に筑前町めくばーる町民ホールで講演「地図アプリで読み解く筑前まちの魅力〜古代測量から交通史まで(要予約)」講師を担当することになりました。以下は、筑前町のホームページで公開されているイベント情報(筑前町マンスリーコンサート2022)から。筑前町の歴史といえば、歴史民族資料館とともにまず町内にある大刀洗平和記念館です。最新情報や展示とアプリ等の活用情報などもリサーチさせていただきました♫もちろん、7月に展示公開が始まった「震電」実物大模型も隅々まで確認させていただき、関係す...大刀洗平和記念館で幻の戦闘機「震電」実物大模型を観覧!2月に筑前町の歴史地図講座を担当します。

  • 福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」に「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆しました。

    先日、福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」最新号の見本が手元に届きました(^.^)。昨年に続いてご縁をいただき特集「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆させていただきました♫見開き2ページでは変遷のさわり程度の紹介しかできませんが、とりあえず執筆は良い経験になりました。ご縁に感謝です。以下サイトで閲覧可能…・福岡県建設業協会「ひとまちふくおか」新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』LOVEFM76.1mHz「九電グループpresents歴史ロマン街道」ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」残数わずか!新刊Vol.24「天神大牟田線80th歴代車両図鑑」等フォトブックシリーズ全27冊通販ページにしてつWebミュ...福岡県建設業協会の情報誌「ひとまちふくおか」に「博多のまち物語〜博多駅地区開拓史」を執筆しました。

  • 運行開始60年!高速バス「ひのくに号」の歴史をたどる写真展開催!

    今から60年前の1962(昭和37)年8月8日に特急バスとして運行を開始した福岡ー熊本線高速バス「ひのくに号」。西日本鉄道と九州産業交通が共同で運行を開始してから60年を記念した「ひのくに号60周年写真展」が、西鉄天神高速バスターミナル(福岡市中央区天神)のバスミュージアム・コーナーで始まっています。歴代車両や懐かしの福岡バスセンター&天神景に当時の時刻表やポスター、歴史も含めてのご紹介です。企画構成を担当しているにしてつWEBミュージアムの特集ページ「ひのくに号60周年」も追加公開されました!併せてご覧いただければ幸いです。ひのくに号は、いわば福岡市が九州NO.1都市の地位を確立し、天神が躍進する過程で大きな役割を果たしてきた高速バス網の代表格。ひのくに号誕生の前年、1961(昭和36)年12月に西鉄福...運行開始60年!高速バス「ひのくに号」の歴史をたどる写真展開催!

  • 福岡空港に遺る「板付基地」痕跡がまたひとつ消える

    2022(令和4)年5月29日、久しぶりに福岡空港脇を通ると、ついに西日本空輸の格納庫など施設の解体工事が始っていました。ビートルズ来日の頃、1966(昭和41)年6月、雁の巣飛行場から移転開設当時からの建物です。当時はまだ米軍板付基地の一角を福岡空港(板付空港)として使用していた時代。現在の国際線ターミナル一帯は板付基地でした。以来、西日本空輸の建物は54年余にわたって福岡空港の発展を見守りつつ、空港景のひとつとして存在感がありました。2020(令和2)年3月に新設された福岡市東区「奈多ヘリポート」への移転が完了していたので、解体は時間の問題でしたが、いざ解体が始まると寂しいものです。以下、2年前にこの件はブログにも投稿しています。福岡空港にある板付基地時代の名残りの門柱正門脇の「西日本空輸板付基地」銘板も撤...福岡空港に遺る「板付基地」痕跡がまたひとつ消える

  • 製鉄所煉瓦工場(鉱滓煉瓦工場)の絵葉書

    先日入手した「製鉄所煉瓦工場」絵葉書。いわゆる「煉瓦工場」で働く方が八幡町から知人宛に出したものです。官営八幡製鐵所がある北九州市を中心に、鉱滓煉瓦の建物は福岡県内などに遺りますが、その製造工場ということでしょうか。北九州地区にある近代化遺産に数えられる建造物の多くは鉱滓煉瓦で造られている訳で、この絵葉書にも興味を持ちました。以下「鉱滓煉瓦」参照ページ。焼かないれんがのものがたり・鉱滓煉瓦/北九州の【鉱滓煉瓦】のお話なぜ灰色?鉄都北九州の「れんが」製鉄所の副産物、戦前から活用官営八幡製鐵所絡みの絵葉書は500枚余入手してますが、煉瓦工場は意外にレアなのか、30年近く絵葉書を収集していて初めてちゃんと見ました。1911(明治44)年の消印…。鉱滓煉瓦といえば、先日も大川市の旧吉原家住宅へ伺って煉瓦塀に見惚れました...製鉄所煉瓦工場(鉱滓煉瓦工場)の絵葉書

  • 幻の「船越鉄道」株主名簿に渋沢栄一ら近代偉人がズラリ

    先日、ずっと探していた幻の「船越鉄道」株主名簿を入手しました。日清戦争の頃、筑豊炭田の石炭を博多経由で船越(糸島市船越)まで運ぶための鉄道計画。戦後不況などで計画は頓挫し、熱を入れていたという紙与呉服店(渡辺通りに名前を遺す)3代目・渡辺與三郎は、責任をとり「與八郎」へ改名するきっかけとなった未成線計画。参照:にしてつWEBミュージアム「特集・渡辺與八郎の未来都市」船越鉄道と博多絹綿紡績600名を超える株主や引き受け株数を見ると、色々な人間模様も見えてきます(^.^)。名簿の筆頭には黒田長成公、次からは昨年の大河ドラマ「青天を衝け」に登場した渋沢栄一をはじめとする東京の面々が名を連ねて…。とくに渋沢栄一については、船越鉄道の発起&支援には欠かせないとの判断から、福岡へ招いて計画地や終点・船越湾などの視察を計画す...幻の「船越鉄道」株主名簿に渋沢栄一ら近代偉人がズラリ

  • 福岡最初の写真師が写した古写真考察

    先日入手した古川写真館製の古写真2枚。福岡橋口町と西中島橋、改めて観察すると1905(明治38)年の日露戦役歩兵第24福岡連隊の凱旋パレード景のようですね。第17国立銀行(福岡銀行の前身)の建物消失後、福岡郵便局前を通過する写真と、中洲中島町を望む写真です。西中島橋が架かる道路は戦後に拡幅されて昭和通り隣、第17国立銀行の跡地には現在赤煉瓦文化館(旧日本生命九州支社)が建っています。福岡における最初の写真師・古川俊平が経営した古川写真館製の古写真は50点余収集してますが、保存状態はこれが最も良いかも…。上の写真、左端に少し見えている木造3階建は旅順館でしょうか…。ちなみに、この写真のパレードの背景となる「日露戦争」に関連して筥崎宮では、日本海海戦が行われた5月27日の記念日に併せて、毎年5月27日・28日に「さ...福岡最初の写真師が写した古写真考察

  • 冷房を搭載した日本初のデラックスバス

    1958(昭和33)年頃の「観光の福岡」パンフレットに掲載されていた日本初の冷房を搭載した西鉄「貸切デラックスバス」。西日本車体工業・いすゞ自動車と共同開発で、エアサスペンション、リクライニングシート、キッチンまで装備されだ、まさにデラックスな仕様だったそうです。流線形ボディーがけっこうお気に入り。写真の場所は、福岡市西区の長垂海岸から今津にかけての海岸でしょうか。当時、このエリアが福岡市内で最もプッシュされている夏の観光名所でした。毎年更新発行されていた「観光の福岡」パンフレット。表紙は初期の福岡空港、この頃すでに西鉄さんは地上カウンター業務をはじめ空港の運営に関わっていたそうです。福岡空港の紹介ページ。この頃は当然ながら沖縄は日本返還前なので福岡〜沖縄線は国際線ですね…。沖縄が日本に復帰した1972(昭和4...冷房を搭載した日本初のデラックスバス

  • 5月31日夜、はかた大学「松永安左エ門と福岡の近現代史」開催

    2022(令和4)年5月31日(火)夜開催の「はかた大学」の最新講座、知っているようで知らない福岡の近現代史(第2弾)告知が公開されました!5月24日まで参加受付中(先着順・参加費無料・要登録)です。テーマは「松永安左エ門と福岡の近現代史」。JR博多シティ10F会議室でのリアル講座(20名限定)&zoomオンライン講座で開催されます!昨年開催したオンライン講座「双子都市・福岡」の講座レポートも公開されています。西日本新聞me「追跡天神ビッグバン」拙著連載「天神の過去と今をつなぐ」連載終了(2022年6月末まで公開中!)新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』LOVEFM76.1mHz「九電グループpresents歴史ロマン街道」ふくおか喫茶店文化史(1)マッチラベルと広告記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよ...5月31日夜、はかた大学「松永安左エ門と福岡の近現代史」開催

  • まるで宇宙戦艦!黒崎そごう開店(1979年10月6日)

    2022(令和4)年4月25日に開業した「ららぽーと福岡」。その前日、4月24日に開催された筥崎宮蚤の市「風の市場」で私が入手したのは、1979(昭和54)年10月6日に開業して、今回のららぽーと同様に大きな注目を浴び、当時「九州最大」の商業施設だった「黒崎そごう」のパンフレットです!ほぼ完品の豪華パンフですが、久しぶりに面白い資料が発掘入手できて大興奮!キャッチコピーも素晴らしい!「まるで宇宙戦艦!黒崎そごう」ということは、当時映画が続々公開された「宇宙戦艦ヤマト」にあやかったものでしょうか。1979(昭和54)年といえば、ららぽーと福岡に等身大立像が登場した「機動戦士ガンダム」放送の頃でもあり、何気に過去と今がリンクしている気もしたり(笑)。パンフレット内の「そごうは公園をつくることから始めました」等のキャ...まるで宇宙戦艦!黒崎そごう開店(1979年10月6日)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログさんをフォローしませんか?

ハンドル名
博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログさん
ブログタイトル
博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ
フォロー
博多湾つれづれ紀行 益田啓一郎のブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用