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彼と彼女とエトセトラ http://nakachuton.blog.fc2.com/

鋼の錬金術師の二次創作小説です。ロイアイと軍部の愉快な仲間たちの日常をほのぼの書いてます。

かりん
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2015/07/28

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小説ブログ 282位 334位 323位 359位 432位 436位 491位 11,757サイト
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  • 人を化かすという猫の話

    「おまえそれ、猫に化かされたんじゃないか?」 さんざんな目に遭って意気消沈した様子のハボックに、マスタングは素っ気なくそう言った。「は? なんっすか、化かされたって?」 ハボックは怪訝な顔でそう訊いた。「古来より動物に化かされるという話は聞きますね。ムジナやキツネなどが一般的でしょうか」「猫の話もある。ほかにも猿とかイタチとか蛇とか」 ファルマンの話にマスタングが注釈を付け加えると、ハボックは不満...

  • 逃げても逃げても猫に追いかけられる話

    猫の街に行きたいんだけど。 森に近い町でそう話すと、住民はそろって難色を示した。 そもそも道が険しい。まだ人が住んでいたころは主要街道が通っていて町に続く道もあったが、今となってはそれも鬱蒼とした茂みに隠れ、獣道にもなっていない。かつて街があったあたりは獰猛な獣が住み着いていて、人が近づくと襲ってくるとも聞く。「獣?」 ハボックは首を傾げた。「俺は猫が住み着いてるだけだって聞いたけど」「猫じゃね...

  • 人が消えた猫の街

    ロイアイ怪奇ミステリー ……らしきものです。 X(Twitter)の「どうせエイプリルフールで済むだろうから今年度出したい本を無責任に挙げる」というタグで2021年4月1日に軽率に出したネタのようです。まったく覚えていませんが。...

  • 人を猫に変える猫

    人を猫に変える猫

    猫の声が聞こえる。「なるほど、何もないな」 森を歩いて2時間、突然視界が開けて、マスタングはぐるりと周囲を見回した。「ハボック少尉の言ったとおりでしたね」 リザもマスタングと並んで足を止めた。「だいぶ東寄りでしたね。前情報なしだとたしかにたどり着けないかもしれません」「平衡感覚が狂っているのかもしれんな。自覚はできんが」 マスタングはしゃがんで、足下の地面に触れた。「大佐?」「中尉、街が見えるか...

  • 人を化かすという猫の話

    人を化かすという猫の話

    「おまえそれ、猫に化かされたんじゃないか?」 さんざんな目に遭って意気消沈した様子のハボックに、マスタングは素っ気なくそう言った。「は? なんっすか、化かされたって?」 ハボックは怪訝な顔でそう訊いた。「古来より動物に化かされるという話は聞きますね。ムジナやキツネなどが一般的でしょうか」「猫の話もある。ほかにも猿とかイタチとか蛇とか」 ファルマンの話にマスタングが注釈を付け加えると、ハボックは不満...

  • 逃げても逃げても猫に追いかけられる話

    逃げても逃げても猫に追いかけられる話

    猫の街に行きたいんだけど。 森に近い町でそう話すと、住民はそろって難色を示した。 そもそも道が険しい。まだ人が住んでいたころは主要街道が通っていて町に続く道もあったが、今となってはそれも鬱蒼とした茂みに隠れ、獣道にもなっていない。かつて街があったあたりは獰猛な獣が住み着いていて、人が近づくと襲ってくるとも聞く。「獣?」 ハボックは首を傾げた。「俺は猫が住み着いてるだけだって聞いたけど」「猫じゃね...

  • フュリー曹長が子どもの頃に聞いた怪談話

    フュリー曹長が子どもの頃に聞いた怪談話

    蒸し暑い日が続いていた。「エアコン、弱くないっすか?」 上着を脱いで半袖シャツ1枚のハボックは、額の汗を腕で拭いながら恨めしそうに天井のエアコンを見上げた。「28度。適正よ」 ハイネックの上に軍服をきちんと着込んで、おまけに襟まで正しているリザ・ホークアイ中尉は、涼しい顔でハボックにそう答えた。「中尉、暑くないっすか?」「暑いわ」「その割には平気そうな顔ですね」「そういう顔なの」「何をサボっとん...

  • 飼い主の魂と知識をもらった長老猫

    飼い主の魂と知識をもらった長老猫

    猫がまだ子どもだった頃、猫は広い屋敷で人の雄と一緒に1人と1匹で住んでいた。猫はもうその人の顔も声も覚えていない。 そもそも猫にあまり構う人ではなかった。書斎にこもり、分厚い紙の束をぱらぱらしたりぶつぶつ独り言を呟きながら部屋中をうろうろと歩き回ったりしていた。猫は日当たりのいい窓辺に座って、ゆらゆらとしっぽを動かしながらそれを見ていた。伸ばしっぱなしのぼさぼさ頭をかきむしり、たまに思い出したよう...

  • 人が消えた猫の街

    人が消えた猫の街

    ロイアイ怪奇ミステリー ……らしきものです。 X(Twitter)の「どうせエイプリルフールで済むだろうから今年度出したい本を無責任に挙げる」というタグで2021年4月1日に軽率に出したネタのようです。まったく覚えていませんが。...

  • 手の甲(敬愛)

    手の甲(敬愛)

    手洗いから戻ったロイは、すでにリザが起き上がっていることに気付いて顔を顰めた。「大丈夫か? 戻ってくるまで待ってなさいといつも言っているのに」「大丈夫ですよ」 そう言ってリザは微笑した。「だいぶ上手になったと思いませんか?」「そう思うよ。でも私のいないところで転んだりしたら大変じゃないか」「心配性ですね」 苦笑しながら、それでもリザはロイが介助に近づいてくるまで、ベッドに座ったままおとなしく待っ...

  • 唇(愛情)

    唇(愛情)

    大総統就任式を前日に控えて、ロイは姿見の前で己の正装姿をチェックしていた。「不備はなさそうですか?」「ああ。……勲章は何個だっけ? 全部ついてるよな」「あちこち別々にしまい込むものじゃなし。そこにあったものを全部つけたんなら全部そろってるんじゃないですか?」「まあたぶんそうだろうとは思うけど」 ロイは落ち着かない様子だった。下げた手を握ったり広げたりしながら、ちらちらとリザを窺う。「就任演説は大丈...

  • 頬(親愛/厚意/満足感)

    頬(親愛/厚意/満足感)

    セントラルに異動して最初の非番だった。 いつもと同じ時間に起きたリザは、何も身につけず寝入ってしまったことに気づいて肩をすくめた。 会議や残業続きで、プライベートが疎かになっていたのは確かだ。しかしいくら休みの前夜だからといって、気を失うまで何度も睦み合うというのはいかがなものだろうか。 長いつきあいの中で、夜を共にすることももはや生活の一部に等しいというのに、何年経とうと彼の愛情表現は未だ衰え...

  • 腹(回帰)

    腹(回帰)

    脇腹の火傷跡に、柔らかい温もりが触れては離れる。「痛くないですか?」 自分の方がよほど痛そうな顔で、リザはロイの脇腹を手でなでた。「大丈夫だよ」 ロイは苦笑した。「もう治ってる」「本当ですか?」 ロイは頷いたが、リザはそれを見ていなかった。手のひらよりも大きなその傷跡を、リザの唇が柔らかく食む。 優しく触れていたその口づけはだんだん強くなった。同時にリザのたおやかな指が円を描くようにロイのへそ周...

  • 背中(確認)

    背中(確認)

    「短くなってしまったな」 シャワーで丁寧にシャンプーを洗い流しながら、ロイは指でリザの髪を梳いた。「お気に召しませんか?」 濡れていた顔を手で拭って、リザは肩越しにロイを見た。「いや、好きだよ」 シャワーを止めたロイは、そのままリザの背中に唇をつけた。「キスもしやすい」 背中の火傷痕を彼の舌がなぞる。「ん……、やっ」 リザは身を捩って逃げようとしたが、彼はそれを許さなかった。後ろから抱きしめた腕で、...

  • 手のひら(懇願)

    手のひら(懇願)

    約束の日に負った首の傷は、思った以上に重傷だったらしい。練丹術で傷を塞いで止血してもらったとはいえ、失った血液がすぐに戻るわけではない。しかも傷の処置を終えたあと横になって安静にしていたわけでもなく、戦場に戻り、自らの足で立って動いて戦った、と聞けば、医者でなくとも目を剥いて絶句する話だった。 そういうわけで、リザ・ホークアイに下された厳命は「絶対安静」だった。仕事などもってのほか。面会も限られ...

  • 首筋(執着)

    首筋(執着)

    その柔らかい首に嚙みついた。 歯をたてるつもりはなかったが、揺さぶられ、奥を抉られるうちに、知らずリザはそのまま縋りついていた。「……歯形」 彼の首筋に残る自分の歯形を、リザは指でなぞった。「すみません。目立つかも」「ん? いいさ、別に」 マスタングは気に留める様子もなく、心配そうに触れるリザの指をちろりと舐めた。 たいしたことではないとでも言いたげな態度が、リザの気に障った。 ロイの首筋に顔を寄...

  • 爪先(崇拝)

    爪先(崇拝)

    テラスに出ると、夜風が気持ちよかった。 ホールではまだパーティが続いていて、着飾った人々が雑談に花を咲かせ、気になる異性を誘い、ダンスに興じている。 マスタング大佐のパートナーとしてこのパーティに連れてこられたリザは、慣れない夜会服と人いきれに疲労を感じていた。ロイもまた、グラマンに急遽代理を押しつけられたのだが、そんな素振りはつゆとも見せない。主催に挨拶をし、顔見知りと言葉を交わし、始まりの一...

  • 腿(支配)

    腿(支配)

    春時雨というのだろうか。朝方、晴れていた空はお昼前にどんよりとした雲に覆われ、今は細く柔らかい雨が降ったりやんだりしている。昨日までの穏やかな陽気が夢だったかのように、今はなんだか肌寒い。 ソファに座って雑誌を読んでいたリザは、自分の膝に頭をもたせかけている男を見下ろした。読み切ってしまった本を横に置いて、男の黒い髪をゆるゆると指で梳く。「寒くありませんか?」「あったかいよ」 どこか間延びしたよ...

  • 胸(所有)

    胸(所有)

    まだ夜明け前だった。 部屋は暗い。リザはもう一度寝直そうとしたが、すっかり目が冴えてしまった。 寝返りを打とうとすると、身体に絡みついた太い腕に阻まれた。目を眇めて、背中から自分を抱きしめて熟睡している男を見た。彼も自分も一糸まとわぬままだった。そういえばシャワーを浴びていない。昨夜のことを思い出しながら、リザはぼんやりそう思った。それどころかいつ眠りに落ちたのかも覚えていなかった。 腕を入れて...

  • 腰(束縛)

    腰(束縛)

    仕事が忙しく、疲れていたのは事実である。 どれほどかというと、リザにマッサージをされている最中に寝落ちして、そのまま熟睡してしまう程度には疲れていた。 きちんとパジャマを着たまま目覚めたマスタングは、ベッドに起き上がって愕然とした。隣で寝息をたてているリザのパジャマもまったく乱れていない。 恋人と一晩過ごして清いまま朝を迎えるなど、ロイ・マスタングの男としての沽券に関わる。 いそいそと布団にもぐ...

  • 足の甲(隷従)

    足の甲(隷従)

    最近リザがかわいい。 もともと目鼻立ちの整った美人ではあったが、その表情の硬さと口数の少なさから人を寄せ付けないところがあり、どうしても敬遠されがちだった。 それが最近柔らかくなってきた。誰かの相談に親身になって応対し、迷惑をかけられても「大丈夫よ」とさらりと許す。相手のジョークに笑ったり、自分でもたまに口にしたりもする。中尉ってかわいいよな、という声もちらほら聞こえてくる。 男だな、とレベッカ...

  • 脛(服従)

    脛(服従)

    プライベートを共に過ごしていても、意識は互いに別の方を向いていることが多い。 リザがシャワーを終えてリビングに戻ると、先に風呂をすませていたロイは下着姿でソファに座って、厚い錬金術書を読みふけっていた。 リザはソファの下のラグに座り、ストレッチを始めた。首、肩周り、腰、背中をほぐし、股関節の柔軟をして、仕上げに足の裏とふくらはぎのオイルマッサージを入念に行う。 ふと目の前にあった男の足が気になっ...

  • 指先(賞賛)

    指先(賞賛)

    リゼンブールからイーストシティに向かう列車は閑散としていた。 横並びのシートにロイと並んで座り、リザは青々とした麦畑をぼんやりと見つめていた。 どうして軍人になったの? 小さな女の子にそう訊かれた。髪の長い、無垢な瞳の少女だった。 ロイとリザの仕事は、少女の幼馴染を国家錬金術師に勧誘することだった。少女の幼馴染である兄弟たちは予想以上に優秀な錬金術師だった。そしてその優秀さゆえに、身体を失うとい...

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