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「課題ボード」で授業づくり https://kadaiboarder.hateblo.jp/

授業をシンプルに楽しく。教育をシンプルに楽しく。 「課題ボード」は学力向上のための板書ツールです。

3年間で校内の平均点を7点上げた校内研修の中心になったのが「課題ボード」です。学力向上に効果的なこの板書ツールは授業をシンプルにし、自由度が高く楽しく力のつく実践へと導いてくれます。授業だけでなく、教育の仕事、教師の仕事もシンプルに捉えることで無駄をなくし、要所を押さえて、楽に進めることができます。Simple is BESTで教育を楽しくしたいサイトです。

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2015/04/12

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  • シンプル授業の作り方《初級編》(3)作文

    ここで扱う作文は、国語の作文単元のものではなく、行事の後に書かせる生活作文や、お礼の手紙などの日常的なものです。作文の指導も、「ねらい」「学習課題」「学習活動」「評価」に一貫性をもたせて組み立てることでシンプルに教えやすくなります。 まず、ねらいを確かめましょう。学習指導要領の「書くこと」のねらいは5〜6ありますが、ここではキーワードで示します。低学年は「順序」、中学年は「段落」「中心」、高学年は「構成の効果」です。 では、ねらいを念頭に学習課題を考えてみましょう。 まず、低学年です。低学年で意識したいことは「順序」です。 [遠足でしたことを順序よく書こう。] [運動会で心に残ったことを順序よ…

  • シンプル授業の作り方《初級編》(2)音読

    初級編(2)は「音読の指導」です。ここでは中学年を想定してみましょう。 まずはねらいを考えます。そもそも音読の目標とはなんでしょう。 学習指導要領によれば、中学年は「内容の中心や場面の様子がよく分かるように音読すること」。ちなみに、低学年は「語のまとまりや言葉の響きなどに気を付けて音読すること。」、高学年は「自分の思いや考えが伝わるように音読や朗読をすること。」となっています。 しかし、1時間1時間の学習の中では、「まず、スラスラ読めるようにさせたい」、「内容を把握させるために繰り返し音読させたい」というように、読みの下地を作るための音読が大切になります。上記の低・中・高のねらいは、年間に数回…

  • シンプル授業の作り方《初級編》(1)漢字

    ここからは、実際の授業づくりを考えてみましょう。 初級編(1)は「新出漢字の指導」です。ここでは低学年を想定してみましょう。 ねらいは「新出漢字を正しい筆順で書けるようになる。」と設定します。これは学習指導要領にも「点画の長短や方向,接し方や交わり方などに注意して,筆順に従って文字を正しく書くこと。」と示されています。 学習課題は例えば次のようなものが考えられます。 [新しい漢字を正しい書き順で書けるようになろう。] ※ここで示す課題は該当する学年で未習のものも全て漢字で表します。 これは、ねらいからストレートに下ろした課題です。 評価も視野に入れれば、次のような課題も考えられます。 [正しい…

  • 一貫性をもつ②(シンプル授業づくり)

    シンプル授業を目指す中で、陥りやすいのが、「ねらいのぶれ」です。 ねらいがぶれることで、一貫性が保てなくなります。 なぜ、ねらいがぶれてしまうのかと言うと、ねらいが絞りきれないことに原因がある場合が多いです。 例えば、次のようなねらいを設定してしまうと、授業の軸はぶれます。 「繰り上がりのある足し算の筆算の計算方法を考え、繰り上がりのある足し算ができる。」 このねらいは、「繰り上がりのある足し算の筆算の計算方法を考える」(思考・判断)、「繰り上がりのある足し算ができる。」(技能)の「2重のねらい」になってしまっています。 この2つを1時間の授業の中で、指導し、評価するのは大変です。 まず、子ど…

  • 一貫性をもつ①(シンプル授業⑦)

    《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 ここまでで、授業をシンプルにするための「ねらいの設定」「学習課題」「学習活動」「評価」の留意点を述べました。 ・ねらいを明確にし、するべきこととしなくてもよいことを明らかにする。 ・ねらいを達成するための学習活動を自由な発想で考える。 ・子どもたちが自信や達成感をもてる評価をする。 ・子どもたちが「何をすればよいか」や「何を目標にすればよいか」が、はっきりと分かる学習課題を設定する。 さて、授業の基本構成を ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 と示しながら、教材研究では ねらいの設定→学習活動→評価→学習課題 という順序で説明しま…

  • 「学習課題」を設定する(シンプル授業⑥)

    《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 ここまでで、 ねらいを明確にし、するべきこととしなくてもよいことを明らかにする。 ねらいを達成するための学習活動を自由な発想で考える。 子どもたちが自信や達成感をもてる評価をする。 という流れで授業の大きな流れを組み立ててきました。最後は、「学習課題」でこの流れに軸・背骨を入れて、全体を支えます。 1年生鉄棒「足抜き回り」で考えてみましょう。 ねらいからそのまま下ろせば、 [足抜き回りができるようになろう。] ということになります。これでも十分です。 でも、子どもたちの中にはもうできている子もいるのです。全員が意識できる課題が望ましい…

  • 「評価」を考える(シンプル授業づくり⑤)

    《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 「学習活動」の次は「評価」になります。 「学習課題」を抜かしていますが、これは授業の要ですので、教材研究の段階では、最後に決めても遅くはありません。 1年生の鉄棒、「足抜き回り」で評価を考えてみましょう。 評価基準を明らかにします。 上手な足抜き回りは、足が鉄棒に触れません。蹴りの力を生かして、スムーズに回ります。また、足抜き回りは後方に回るものと、前方に回るものがあります。両方がスムーズに連続でできればAとします。 前・後ろ、どちらかにスムーズさが欠ける場合はB。 また、足抜き回りが苦手な子は鉄棒に両手でぶら下がって、片足を鉄棒に引…

  • 学習活動を設定する(シンプル授業づくり④)

    《授業の基本構成》 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 授業の基本構成から考えれば、「ねらいの設定」の次は「学習課題」となりますが、教材研究の中では、「学習活動」を先に考えた方がスムーズな場合が多いです。 先の1年生の鉄棒で考えてみましょう。 全4時間の中で、 ○ 跳び上がりや跳び下り ○ ぶら下がり ○ 易しい回転 を指導するとします。 1、2時間目は、跳び上がり、跳び下り、ぶら下がりの簡単な技で鉄棒に慣れさせる指導をします。 3、4時間目は、難関「前回り」「足抜き回り」の学習に入るとしましょう。 例えば、3時間目を「足抜き回り」の学習に充てたとします。 あなたに与えられたミッション(ね…

  • ねらいを明確にするということ(シンプル授業づくり③)

    私は、授業をシンプルにしたいと考え、授業の構成要素を削り取れるところまで削り取ってみました。 そこに浮かび上がってきたのはこれだけです。 ねらいの設定→学習課題→学習活動→評価 私たちが普段行っている授業も程度の差こそあれ、概ねこのような形になっていると思います。 しかし、この流れを意識してやるのとそうでないのとでは、同じ授業でも成果はずいぶん違ったものになります。 まず、最初のステップである「ねらいの設定」ということからご説明しましょう。 1年生の「鉄棒」で考えてみましょう。 多くの場合、教師は、体育の副読本を見て1年生に練習させたい技を確認したり、いろいろな技が示してある鉄棒カードを用意し…

  • 素晴らしい授業とは?(シンプル授業づくり②)

    あなたにとって素晴らしい授業とはどんな授業ですか? イメージしてみてください。 子供たちが生き生きと活動する姿。 楽しそうな子供たちの表情。 天井に突き刺さらんばかりの挙手の手、手、手・・・。 一人の発言者の言葉にじっと聞き入る子供たち。 教室に次々と意見が飛び交う活発な討論。 分からない子によりそう他の子供たち。 人によってそのイメージは様々でしょう。 私の周囲の人にこの質問を投げかけると、 「子供たちが生き生きとしている授業がいいなあ。」 「子供同士のかかわり合いがあるといいなあ。」 「発言がつながる授業ができるようになりたいなあ。」 という声が多いです。 中には、その続きで、「うちのクラ…

  • あなたは自分の授業に満足できていますか?(シンプル授業づくり①)

    あなたは、毎日の自分の授業に満足できていますか? 「自分で満足できる授業は年間通しても1つか2つくらいかなあ。」 そんな答えが返ってきそうです。私もかつてはそうでした。 しかし、これは逆に言えば、毎日が「失敗の連続」ということです。 失敗体験もたまにならいいですが、そう毎日だと、技術的な向上も期待できないし、精神的にもよいことはありません。 今、授業に求められることが肥大化しています。 「響き合う」「高め合う」「聞き合う」「学び合い」「学力向上」「読解力」「言語活動」「アクティブラーニング」 その結果、私たちはいつまで経っても自分の授業に合格点を出せなくなってしまっている気がしてなりません。 …

  • 「国語教育」に掲載されました

    「国語教育」12月号に私の書いた「課題ボード」の実践が掲載された。 テーマは『授業に引き込む導入の工夫』 その『板書編』ということで7月に原稿依頼があった。 私は「驚異の板書ツール『課題ボード』入門」という本を出したが、板書そのものは驚異的に苦手だ。 しかも「中学年」の教材でということだった。 今、6年生担任なので、これから実践するわけにもいかない。 この2点のビハインドを無事クリアして、締め切りの2週間前には原稿を出した。 その中で、「きつつきの商売」のきつつきが鳴らした「コーン」を子供たちの心の中に響かせようとした実践を書いた。ポイントはもちろん「課題ボード」である。漢字やローマ字、音読な…

  • 「課題ボード」実践発表

    昨日、某研究会の開催する講演会で実践発表をする機会をいただいた。 30分の発表であったが、課題の作り方、評価の仕方などについて、自分の普段の実践を交えて話をした。 160人程の参加者があり、小さなホールの半分くらいが埋まっていた。 書籍販売コーナーに本を置いてよいとのことだったので、拙著学習課題の見える化で学力アップ! 驚異の板書ツール「課題ボード」入門 を置かせていただいた。 発表後、用意した13冊が全部売れて、「売り切れました」というと残念そうに行ってしまう人もいた。大失敗だ。もっと用意しておくべきだった。 正直、1冊売れればいいとこか?と思っていた。うれしい誤算だった。 実践発表も、私の…

  • 6年社会「世界に歩み出した日本」実践編

    歴史の学習も明治時代あたりに入ると、講義形式の学習が多くなってしまう。 たまには子どもたちが調べる学習もしたい。 (そしてその間ちょっとのんびり教材研究などしたい!) そんなある日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日本が行った5つの戦争について調べよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 戦争名は5つのうち1、3、5を提示 〈日清戦争〉 〈 〉 〈満州事変〉 〈 〉 〈太平洋戦争〉 それぞれの戦争について ・年 ・どことどこの戦いか ・どちらが勝ったか ・日本が得たもの失ったもの を調べるように言う。 そして、この言葉を忘れてはいけない。 『調べられなかった分は宿題にします…

  • 6年社会「自由民権運動」実践編(後)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー きゅうすは、だれからだれに投げられたのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子供たちがグループで話し合った意見はおおむね きゅうすは聴衆から警察官に投げられた。 弁士が言いたいことは、国会を開いて、憲法を定めろということ。 警察官は、弁士の言論を押さえつけようとしている。 というものだった。 今日の課題に対する一応の答えは出た。 さて、この「理解」をより確かなものにするために、私はどうしたか。 『課題ボーダー』である私は、授業の目的を達成するためには手段は選ばない。 NHK『歴史にドキリ!』を見せた。 板垣退助・大隈重信〜明治…

  • 6年社会科「自由民権運動」実践編(前)

    拙著学習課題の見える化で学力アップ! 驚異の板書ツール「課題ボード」入門 では、学習課題の一つの分類として、「知識・理解型」「思考・判断型」「表現型」「技能型」を挙げ、それぞれに典型となる表現を例示した。 知理「〜を知ろう。」 思判「〜について考えよう。」 表現「〜にまとめよう。」 技能「〜ができるようになろう。」 などである。 これらの学習課題は教師が分かりやすくゴールを示し、教師と子供たちが目標を共有するものだが、これらとは別に子供たちにはゴールを見せない「発問型」がある。 例えば自由民権運動のこの絵を提示して、どのような学習課題を設定するか。 今回、この授業を実践する機会があったので拙著…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編6

    「やまなし」の「本の紹介カード」を書く時間が全く取れていなかったので、不本意ではあるが1時間追加してカードを書いた。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やまなし」の本の紹介カードを書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書く内容はすでにノートに書いてあるので、基本的に写すだけなのであるが、文書が多い場合は削らなければならない。 それから「作者の紹介」などは、できるだけ今の自分の考えで書くように言った。 1時間追加してよかったことがある。 それは机間指導で、一人一人、全員をほめることができたことである。 実際、子供たちはよくこの短時間で「やまなし」の主題や表現のすば…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編5

    この時間は、研究授業である。 「やまなし」5時間目。最後の授業となる。その後は3時間で宮沢賢治の他の童話の「紹介カード」を書く学習に移る。 残念ながらここまでで0.5時間×2の延長があり、全8時間で「やまなし」「イーハトーヴの夢」を教え切るという目標は達成できなかった。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分にとっての「最も魅力的な場面」を決めて、引用文と解説をカードに書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〈解説〉に書く内容が難しいと思われたので説明した。 ・どんな様子が表されているか。 ・ど…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編4②

    4時間目の最後に子供たちがノートに書いた「十二月」を通して賢治が伝えたかったこと。 「生き物や食べ物、どんなものにも命のつながりがあり、続いていることを伝えたかったのだと思う。」 「賢治は命のつながりを伝えたかった。」 「やまなしは自分から食べられようとする。自分だけで命のつながりをして、自分のために命のつながりをしている。」 「やまなしは食べられてもまた新しい命が生まれて、また食べられて命が生まれるのくりかえしだ。」 「生き物は、他の生き物の命を殺さないと生きていけないけど、命をうばうことでまたつながりがあるということ。」 「かにの親子のあたたかさから生まれる愛情や、勇気。いつも三人なかよく…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編4

    今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「十二月」の場面を通して、賢治が伝えたかったことを考えよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「十二月」を一読後 前時の振り返りをする。 『「五月」の学習では「かわせみ」を通して、命、死、弱肉強食、つながりなどが表現されていることに気づきました。表面的な物語の流れとは別の裏側の意味があることが分かったと思います。』 『それでは、今日は「十二月」の中で表現されていることを考えてください。』 「いきなり!?」 『はい。ノーヒントでどうぞ。』 5分経過し3人がノートに書いた。 指名し発表してもらう…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編3.5

    「五月」が45分で終わらなかったので、延長を20分認めていただきたい。 まず前の時間に子どもたちがグループで書いたかにの子供たちがこわがっている理由を掲示した。 「かわせみのスピードに驚いた」 「こわいところに自分も連れて行かれると思った」 「食べられた魚のように自分も食べられると思った」 「弱肉強食の弱い方に自分もいると分かった」 どれもすばらしい回答である。 実は私の目論見としては「死ぬことに対する恐怖」という言葉が出てきて、「かわせみ=死」と強引にまとめたかったのであるが、子供たちの回答には「死」はなかった。 『「かわせみ」というのは、弱肉強食の世界の中で、食べられたら「こわいところ」と…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編3

    「五月」「十二月」の象徴性に気づかせる学習に入る。 普通はそれだけで5、6時間はかかる内容である。 それを2時間でやろうとしているのだ。 しかし 私は目的のためには手段は選ばない。 なのでここは1問1答の問答で授業を進めようと思う。 さらに教師の解釈も語ろうと思う。 「問答」「教師の解釈」一般的な国語の授業ではあり得ない方法であるが、時間的な制約の中で私が取りうるベストと考える。 教師の解釈も語るが、押しつける気はもちろんない。 それをきっかけに自分なりの解釈を見つけられればと思う。 今日の課題。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「五月」の場面を通して、賢治が伝えた…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編2

    「やまなし」「イーハトーヴの夢」シリーズをずいぶん書いたが、授業はまだ2時間目である。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本の紹介カードの「作者の紹介」に書く内容を考えよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書き方の型として 「宮沢賢治は〜人だ。わけは(それは)〜。」と示した。 もっと具体的には私が書いた「本の紹介カード」に実例が示してある。 いきなりカードに書くのではなく、今日はノートに書いた。 「イーハトーヴの夢」の内容については授業では全く学習していないのである。宿題での音読とプリントの学習をしたのみである。 なので、今の時点ではあま…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」教材研究4

    教材研究2でも触れたが、全体計画の3時間目と4時間目に、「やまなし」の優れた表現に気づかせる学習をしなければならない。そのイメージがどうにも浮かんでこなかった。 だが1時間目に子供たちに「いいなあ・好きだなあ」と思うところを書かせることによって、一つのヒントが浮かび上がってきた。 放課後、黒板に残っていた子供たちの意見を分類したところ、5つの種類に分かれたのだ。 青、黄、オレンジ、赤、緑に分けて仲間分けをした。 青は、表現の美しさ 黄色は、やさしさ、温かさ オレンジは、ユーモア、面白さ 赤は、恐怖、緊張 緑は、期待 実際の緑は「やまなしはあと2日たてばひとりでにおいしいお酒になるところ」という…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編1

    さあ1時間目! まず子供たちに8時間の授業の全体を示す。 ただし③④は授業の形が自分でもはっきりしていないため、あいまいな表記にした。 そしてゴールの形「本の紹介カード」も見せる。 私が例として書いたものを、印刷して全員に配った。 このカードの中にもこれからの授業の布石を打ったつもりである。 8時間の中で「やまなし」の紹介カードと宮沢賢治の物語の中から自分で選んだ本の紹介カードの2つを書くことを伝えた。 そして今日の学習課題へと進む。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やまなし」を読んだ感想を書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想はいつものように (1)いいなあ、好きだなあと思…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」実践編0

    今回は実践編0。つまり授業前の実践である。 8時間しかない授業時間を有効に使うために、事前にある程度の学習が必要である。 シルバーウイークの宿題にプリントを3枚作成した。 「やまなし」ワークシート 「イーハトーヴの夢」ワークシート イーハトーヴの方の問題は下にデータで示すので、活用されたい方はどうぞ。 「イーハトーヴの夢」ワークシート 名前〔 〕 「イーハトーヴの夢」を読んで答えましょう。 (一)小学生の時の賢治はどんな少年でしたか。三つ書きましょう。 (二)賢治が中学生の時の事件と、それに対する賢治の考えを書きなさい。 事件 考え (三)中学校を出て何という学校に行きましたか。成績はどうでし…

  • 6年国語「やまなし」「イーハトーヴの夢」教材研究3

    10月上旬の研究授業に向けて、教室では「やまなし」の音読を始めた。課外や隙間時間、宿題などで少しずつ読んで物語になじませたい。同じように「イーハトーヴの夢」も読み始めないといけない。 8時間という限られた時間の中で効率よく学習を進めるための事前音読は必須である。 さて、「単元を貫く言語活動」の指導案を初めて書いた。はじめの部分だけ掲載するので、参考にされたい方はどうぞ。 第6学年 国語科学習指導案 1 単元名 おすすめの作品の魅力を本の紹介カードで伝えよう「やまなし」「イーハトーヴの夢」 2 単元について ・ 本単元は、「やまなし」を題材に、場面の描写を捉え、表現を味わいながら、優れた叙述につ…

  • 運動会の作文

    先週末に運動会があり、週明けの昨日、運動会の作文を書いた。 こんな生活作文でも、国語のねらいを意識すれば、指導ができ、学びも生まれ、評価もできる。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分が伝えたいことに合った書き方を選んで書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子どもたちは6年生なので、卒業文集に運動会のことを書く子もいるだろう。その時のためにも、思い出を文章で残しておきたい。 書き方の例として3つを示した。 A 時間の順番 B 心に残った順番 C 伝えたいことを一つにしぼる D その他 Aは、したことを順番に書いていく方法である。単純であるが、…

  • 6年国語「せんねん まんねん」実践編

    1時間で完結の予定であるが、やってみないと分からない。 「せんねん まんねん」の音読は、前時に3回ほどやった。 まずは音読2回。 課題を示す。 ーーーーーーーーーーー 表現の工夫を見つけよう ーーーーーーーーーーー そして、表現の工夫の例として 繰り返し 擬人化 文字(ひらがな) の3つを示し、例で説明した。 4人のグループをつくり、各グループに教科書の本文をA3にコピーしたものを配った。 そして 「繰り返し」には赤の線を 「擬人化」には青の線を 「文字(ひらがな)」には緑の線を 引くように言った。 どのグループも相談しながら次々と線を引いている。 中には意見の出にくいグループもあるが、自然発…

  • 6年国語「せんねん まんねん」教材研究

    いつもならこのような詩の学習は読んで終わりの私である。 読まずに終わる時もある。 それを1時間、がっつりやる気になったのは、この後「やまなし」を控えているからである。 「やまなし」で『本の紹介カード』に、表現の工夫とその効果について扱う予定なので、「せんねん まんねん」で布石を打っておきたい。 恥ずかしながら、表現の工夫とその効果を考える授業を今までしないできた! 初めての授業で気合が入り、模造紙に全文写した。1時間で終える予定であるが、終わらなかった場合、板書を消さなければいけないからである。 さて、問題は授業をどう進めるかである。 『表現の工夫を見つけよう』では何も見つけられないだろう。 …

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