奈良県山添村で5月に目撃されたクマ=奈良県提供© 朝日新聞社 奈良県内でツキノワグマの目撃が急増していることなどを受け、県は13日、クマの保護管理計画を改定する方針を県議会に報告した。人命への危険が及ぶことを考慮して「保護重視から管理」に方針を転換、殺処分を視野に入れた対応に切り替える。 県内でのクマの目撃件数は、2023年度の58件から昨年度は145件に急増して過去最多に。 今年度は、6月13日時点で32件と昨年度を上回るペースだという。 さらに、これまで吉野川以南とされていた生息域も拡大。今年5月以降、天理市や山添村、奈良市東部でも相次いで目撃情報が寄せられた。 クマを有害…