日本の食品衛生法に違反した中国産輸入食品の回収事例が相次いでいる。5月22日にブルーベリー、同28日に冷凍大根、6月2日に冷凍ピーマンの千切り、そして6月12日に生姜から、いずれも基準値超えの残留農薬が検出され、自主回収。 6月23日にはスナック菓子のフライドポテトから国内で使用が禁止された酸化防止剤が検出されたため、自治体の保健所が回収命令を出した。スーパーや飲食店などに流通しており、消費者の口に入った可能性がある。 だが、これらの事例は氷山の一角に過ぎない。 厚労省が公開した2024年度の「輸入食品等の食品衛生法違反事例」(2024年4月~2025年3月)を確認すると、中国産食品の違反事例…