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  • 飛ぶ鳥を落とす勢い

    鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)川上和人新潮社鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。川上和人(著)前回の鳥展で思わず買ってしまった挑戦的タイトルの本。表紙も相まってまさにジャケ買いの本でした。内容としてはなじみがあまりない鳥類学者のフィールドワークと研究の日々をエッセイにしたものですが川上さんのざっくばらんな口調も相まってものすごい面白い内容でした。個人的にはこういったフィールドワークで実施する研究というのは興味があったので西ノ島、南硫黄島など無人島まで含めた研究を続けるバイタリティに舌を巻いた内容でした。好きだと思うなよと書きながらも節々には鳥への愛が込められており、人間との共通性=二足歩行で基本昼行性で視覚と聴覚をメインとしたコミュニケーション、一夫一妻制などがありながらも3...飛ぶ鳥を落とす勢い

  • 坂で脳活性化のエビデンス

    Low-speeduphillexerciseincreaseslactateandbrain-derivedneurotrophicfactorinbrainregionsformemoryandlearningWeinvestigatedtheacuteeffectsoflow-speeduphillexerciseonlactatelevelsandbrain-derivedneurotrophicfactor(BDNF)expressioninthecortex…Low-speeduphillexerciseincreaseslactateandbrain-derivedneurotrophicfactorinbrainregionsformemoryandlearning,Neuroscienc...坂で脳活性化のエビデンス

  • 悩める葦へ

    人はどう悩むのか(講談社現代新書)久坂部羊講談社人はどう悩むのか(講談社現代新書2755)新書–2024/9/19久坂部羊(著)高齢者治療の関わってきて患者の死ぬ前の悩みに直面して来た立場から描いた悩みへ準備本。ライフステージに分けてこのような悩みが出てくるという事例を自身の経験も踏まえながら記されています。特徴的なのは高齢者側の方から子供の方に時系列としては逆に進行していく点です。こう見ると人生というのは悩みだらけ。自分も振り返れば人生の各ステージでの悩みというのは今となってはそこまで深刻に考えなくても良かったのに…と思えるものが多いのですが常に悩みと向き合ってきたことを思い出しました。特に小学生のころはあまり自信が持てるものが無くひたすらダメな方に進んでいってしまいましたが中学から大きく生活環境が変わ...悩める葦へ

  • 鳥展@名古屋市科学館

    国立科学博物館で行われていた鳥展が名古屋市科学館にもやってきたとのことで子供と行ってきました。身近な生き物でありながら恐竜の子孫である鳥の魅力を最新のDNAを活用した系統分類も含めて展示がある充実した内容でした。まずは鳥の系譜ですがいまや定説となってきた肉食恐竜=〉鳥類の進化系譜。鳥への一歩を踏み出した小型肉食恐竜はかの有名なアーケオプテリクスを起点に進化が進んでいくのですが骨格や脳、気嚢の構造などすでに現生鳥の特徴が発現していたことが明かにされてます。空へ活路を見出した鳥の進化というのは正にイノベーションという感じなのですがそのあとで飛ばない種(走鳥類)も進化したというのは面白いところです。これを適応放散というそうです。そして持久系アスリートとして気になるのは渡り鳥。なんと記録がある中での最長のノンスト...鳥展@名古屋市科学館

  • ポルシェGT4 e-Performance完成

    TheGT4e-PerformancetakestotheHockenheimring FestivalofDreams子供の誕生日のプレゼントだったポルシェケイマンGT4の電動版のLEGOが完成しました。LEGOのアプリで実際に動かして遊べる仕様になっています。どっちかというと911の方がやっぱかっこいいといった感じですが実際に自分が作ったものが動くというのはいいものです。前回のAudietronはかなり手伝いましたが今回は95%は自分でやり遂げたので達成感もあったことでしょう。今回は内容としても進化していてパワーユニットは3.6Vの充電式。そしてユニットから光ファイバーが伸びていてライトが点灯できます。アプリで出る走行音も実写そっくり?半分ぐらい自分の趣味も入っていますが面白かったです。形は…やはりレ...ポルシェGT4e-Performance完成

  • 「麦わらの一味」的組織が理想形?

    冒険する組織のつくりかた──「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法安斎勇樹テオリア冒険する組織のつくりかた──「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法安斎勇樹(著)生活用品が軍需品や宇宙産業から生み出されたものが流用されてきたように組織論や企業戦略というものは軍隊的な世界観から持ってこられたものが多々あるように思います。確かに企業間の戦いとも例えられるわけで潰しあいと考えればそういった思想がベースになるのは自然なことなのかもしれません。ただ現代では会社の目的はもっと大局に立った貢献という意味合いの方がさらに重要になりつつあります。そして組織も軍隊というのではなく働いている人の自己実現の後押しと両立できる場であることが理想となります。そういった企業活動と個人の幸福の&をどう両立するのかの一つの理想の姿を指し示...「麦わらの一味」的組織が理想形?

  • 名古屋シティハーフマラソン2025

    今年はメジャーマラソン大会は軒並み抽選漏れで参加できずとのことで3年ぶりぐらいに地元ハーフに参加してきました。目標は1時間20分切りでしたが惨敗。1:22:49(3.55/km)*グロスタイム179位特に10㎞過ぎがなんだか体的に苦しく苦しく若干、登りということもあったのですがペースをかなり落としてしまっていました。ただ15㎞付近以降はやや気持ちが復活という感じで大きなダウンは無かったのですがそれでもなお22分を切ることが出来ないでいる状況でした。この距離だと3:45/㎞をキープしたいところですがやはり筋持久力が足りない=長時間練習が出来ていないことでどうも持たないのと4:00/㎞以下のペースの。今年はミドルTAにも出たいのでもう少し練習方法にカツを入れたいと思います。名古屋シティハーフマラソン2025

  • 半身半霊のススメ

    なぜ働いていると本が読めなくなるのか(集英社新書)三宅香帆集英社なぜ働いていると本が読めなくなるのか(集英社新書)三宅香帆(著)ドキッとするタイトルですが明治時代から現代にいたるまで大きく4つの区間に分けて労働者と読書の関係性、歴史を振り返りながらなかなか働くことと読書の両立が難しくなってきてしまった背景に迫った本でこの歴史的なところ含めて興味深い本でした。本離れというのは決して今に始まった話ではなく出版のピークが自分がちょうど生まれた1980年付近くらいであり、そのころから活字離れというのは言われ始めていたようです。特にこのスマホの普及も読書離れには影響はあるのでしょうが筆者の分析としてはバブル以降に好きを仕事にする、仕事は自己実現の手段、自助努力で実現するのが正しいという空気が出来上がり、そのための情...半身半霊のススメ

  • 「デザートは別腹」は本能

    DessertstomachemergesinthebrainNewfindingsdemonstratethatdespitefullness,thebrain'srewardsystemdrivesthecravingforsweetsaftermeals.ThalamicopioidsfromPOMCsatietyneuronsswitchonsugarappetite,ScienceVol387,Issue6735,pp.750-758デザートは別腹の仕組みが解明されたとのこと。「満腹時においても甘いものを欲しがる神経回路」が存在するとのことでこれは本能に根差したものであるようです。本来であれば満福を感じ、食欲を抑える役目を果たす視床下部のPOMCニューロンの一部が甘いものに対しては脳内麻薬の一種...「デザートは別腹」は本能

  • 逆説の古典

    逆説の古典着想を転換する思想哲学50選(朝日新書)大澤真幸朝日新聞出版逆説の古典着想を転換する思想哲学50選(朝日新書)新書–大澤真幸(著)朝日新聞に掲載された古典百名山の中でその他のパートを担当した筆者の書評をまとめたもので50冊分あります。古典といっても1800-1900年代のものがほとんど。9割くらいは読んでいなかった本なのでエッセンスだけですが参考になる内容でした。むしろ新しい壁にぶちあった時こそ古典に当たるべきというのはよく言われることですが全くその通りなのだと思います。「歴史は繰り返す」と言われるように新たな課題も過去の問題を本質的には繰り返している=反復しているものが多いというのと常に新しいものというのはポッと湧いて出るわけでなく反復の中で生まれてくるというのが自分も感じていることです。直近...逆説の古典

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