関東でもちらほらと雪が舞い始める今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。渋谷は高いビルがたくさん建っておりますので、そのせいで日影が多く路地を歩いていると寒さが身に沁みます。渋谷にいらした際は是非地下通路を通って当苑までお立ち寄りください。しろいやきもの展は引き続き開催しておりますので、皆様のご来苑をお待ちしております。 さて、本日は現在展示中の作品より3点ご紹…
当苑での展示会や企画展そして常設作品の中から、特にお奨めしたい作品を取り上げご紹介してまいります
しぶや黒田陶苑では、ほぼ週替わりで展示会や企画展をおこなっています。 北大路魯山人、石黒宗麿、岡部嶺男を始めとした物故巨匠陶芸家の逸品を扱いながら美意識や見識を養うとともに、皆様との対話から次世代に残るような名品を一点でも現代の作家さんたちに作っていただくことが使命だと思っております。 どうぞ、「陶心」をお楽しみください。
段々と風が冷たくなってきましたが、気付けば我が家の水仙は背が高くなり、茎先の薄皮の下にいくつもの蕾を感じる膨らみが感じられるようになってきました。水仙が蕾を膨らませ始めると、いよいよ年末が押し迫ってきたような気がして、少し気持ちが逸ります。さて、今年も皆様が愉しみにしてくださっていた【菊池克 作陶展】が金曜日から始…
世間はすっかり年末ムードで忘年会なども増えてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。当苑では渋谷での山田山庵展が無事終了し、続く菊池克先生の個展作品準備と既に師走の忙しさでございます。年末はお酒を楽しむ機会も増えるということで、今回は高力芳照先生のぐい呑をご紹介させて戴きます。
京橋の魯卿あんでは、2022年11月18日(金)から、2022年11月26日(土)までの間、当苑社長の黒田草臣による【黒田草臣 漆ノ器】を開催しておりました。連日、お店がいっぱいになってしまうほどのお客様にご来苑戴き、大盛況で会期を終えることが出来ました。今回は、最終日の…
11月も残すところあと2日となりました。先日買い物にでかけましたら、スーパーマーケットの入り口近くに、パックに入った鏡餅の箱がうずたかく積まれていて、多くは明るい朱色の箱ということもあり、その箱の山の迫力に気圧されるとともに年の瀬が近づいていることに改めて気づかされました。2022年の締めくくりに向けそろそろ準備をしていかなくてはなりませんね。
冷たい雨とともに、葉も落ちて、冬の景色になってまいりました。先週から開催しております「雲路 山田山庵展」、遠方からも多くの方々に来場戴きまして、誠に有難うございました。
先年茶会で一碗を点ぜられた折、私は光悦の本物と思い込み垂涎の余り水戸幸君を介して、数百万も敢て厭わぬから是非と、譲渡の交渉をしたところ、それは山田氏の光悦写しと分かり、耳庵の早合点が笑い咄しとなったことがある。松永耳庵(「自選 楽茶碗」より) 各地で紅葉の話題が聞こえてきました。数年間中止、延期の連続だったお茶会もようやく再開し始め、まだまだ不自由な側面はありますが、日常が戻りつつあることに嬉しさを感じます。現在開催されている京都国立博物館での『茶の湯』展では最終章で「近代の茶の湯」と題し主に関西圏で活躍された数寄者に注目し、その足跡を紹介していました。茶の湯の長い歴史の中、特に近現代の範囲..
昨日は軽い上着だけで過ごせる温かな陽気でしたが、今日はすっかり冬を感じさせる冷たい雨となりました。そんな中、我が家の庭では菊の花が満開となり雨の重みに頭を垂れていました。さて、先週の金曜日から始まりました【雲路 山田山庵展 】は27日(日)まで開催しております。会場に並ぶ楽茶碗に…
あっという間に11月も末に近づいて、師走の足音が聞こえてくるようです。お客様が作品をお選びになる際にも、お正月のお飾りの演出のためにと吟味されているお声をよく聞きます。何事もなくあっという間にお年賀のご挨拶ができますように、祈りつつ。現在しぶや黒田陶苑では引き続き山田山庵展を開催しております。当ブログでも既にご紹介しておりますように、これだけ…
待ちゆく人の服装がすっかり冬らしくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。地方によっては暖房や炬燵が欠かせなくなっているのでしょうか。本日の渋谷は見事な晴天で、そのおかげか多くのお客様に足を運んで戴きました。雲路 山田山庵展はまだまだ開催中ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。さて、本日は展示作品の中から志野の茶碗をご紹介させて戴きます。山庵先生と…
紅葉から落葉に景色がかわる美しい季節。少しづつ、寒さを感じるようになってまいりました。今週から「雲路 山田山庵展」を開催。楽、高麗風、志野など、数寄者ならではの茶の匂いのする茶碗を多数展示しております。
やけに大音量で聞こえてくる声に、竿竹屋さんではないし、時々回ってくる不良品回収の車でもなさそうだしと、だんだん近づいてくる主を突き止めるべく、窓を開けた。「石焼~き芋!」そうか、その季節になったんだな。11月に入っても首をすくめるような風もそれほど吹かないけれど、立冬は過ぎたし、その呼び声で冬の到来を感じた。
春夏秋冬……365日、毎日日は沈みますが、この季節になってくると、夕日が鮮やかに色濃く見えるようになってきます。一日の終わりに空を眺められる時は、なるべく西の空を見上げます。その表情は、面白いほど毎日違い、また眺めている間にも刻々と色や表情を変化させて我々の心を癒してくれます。さて、今週の金曜日からは【雲路 山田山庵展 】
ここ連日、室内の湿度が40%未満だったので、加湿器を出したところ、今日は久しぶりの雨でした。なんとなく私の身体だけでなく、骨董通り歩きのお客様が増えてきたこの街全体も、潤いが出てきたように思えて楽しい気分になっておりました。京橋・魯卿あんでは、今週の金曜日より「黒田草臣漆ノ器展」が始まります。渋谷で行われる「雲路山田山庵展」共に、すでにたくさ…
11月も半ばですが皆様いかがお過ごしでしょうか。渋谷の街にはクリスマスツリーが早くも出現し始めました。この調子でいくとクリスマス当日にはそこら中にモミの木が生い茂っていることでしょう。そんな浮かれた雰囲気の渋谷ですが、本日もコレクターのまなざし 隠﨑隆一 特集を開催中です。展示しているものはコレクターの方が1900年代後半に集められた作品で、全てが大型のものとなっております。そこで、今回は…
夏の陽射しと埃の混じった風で、どことなくグレーがかったカーテンを洗おうと、カーテンレールから外していると、黒い小さな丸い粒が転がり落ちた。床に目をやると、落ちていたのは粒ではなく生き物。なんと、小さなクモ。日の当たるカーテンは暖かくて、どこかにくっ付いていたのだろう。家の中では可哀そうと、そっと外に逃がしたが、もしかしたら寒い冬を越すのに家の中の方がよかったのかもしれないと心配している。<…
少し離れたところに住んでいる母から、初霜が降りた知らせと共に美しい紅葉の風景の写真が送られてきました。背筋が通るような凛とした空気に、色付いた樹々の葉がホッと気持ちを緩めてくれる季節です。そんな深まりゆく秋の空気を感じていると、自然と備前焼のやきものに目が行くようになるから不思議です。さて、今週の金曜日からは長年に渡り情熱的にやきものを追い求めていらしたコレクタ…
今晩は皆既月食と天王星食が予定されていますね。前回その二つが同時に見られたのは442年前ということですから、大変珍しい巡りあわせ。今晩はよく晴れるようですので、19時過ぎには外に出て、皆既食で赤銅色に染まるまんまるのお月様を眺められたらと楽しみにしております。 さて、本日は、菊池克先生の酒器をご紹介いたします。
2週間前には、高尾山の上の紅葉も始まったばかりでしたが、気付けば都内でもすっかりと木々は赤や黄色の衣を纏っています。昨日は真っ白な月が早々から浮かんでいて、高く澄んだ空に清々しく映えている光景につい見惚れてしまい、思わず深い呼吸になりました。色鮮やかな作品が展示され、賑やかなスタートとなった【田中佐次郎作品展】と同日の先週金曜日より、【双雄 魯山人と唐九郎】は会場…
金曜日から始まりました『田中佐次郎 作品展』、お陰様で初日から大勢のお客様にご来苑を戴いております。 今年で85歳になられた佐次郎先生ですが、例年と変わらず、いや益々お元気な笑い声と共に今年も在廊下さっています。驚くべきはその創作意欲。個展間際まで窯焚きを重ね今回も新たな造形、新たな釉薬に挑戦されています。 其々に異なる美しさを見せる土、うねるように生命感に溢れる轆轤、一気呵成に削られた高台、炎の洗礼を受け激しく窯変した釉薬、そのどれもが欠けることなく有機的に機能し合いながら一つの作品を作り上げています。今回は手取りのよい小振りな茶碗も数点追加でお持ち下さいました。掌中で味わう佐次郎先..
日々観察しているものがある。それは庭に植えた菊。昨年、鉢植えで購入して次々に花を咲かせてくれた白い菊。花の終わった後、鉢植えでは窮屈だろうと庭の南側に移した。植える時に根をだいぶ切ったので、茎も短く切り詰めて土におろした。春になり茎が伸び出したのを見て根付いたのを確認。秋に花が咲くのを心待ちにしていた。と、夏の焦げ付くような陽射しにもめげず、伸びること伸びること…。1…
あっという間に10月が過ぎ、気付けば11月に突入していました。こうなってくると年の瀬までも駆け抜けるような速さで時が経つのでは……と不安と焦りを感じ始めます。朝晩の冷え込みも強く感じるもの無理はありません。早朝からわが家の柿の木の中にはヒヨが遊びに来て賑やか。鳥が先か、人間が先か……朝から高枝切りを持ち出して数個柿の実を収穫しました。柿の実と一緒に付いてきた葉…
昨晩、ハロウィンで賑わう渋谷を離れ、最寄駅からの帰り道、空を見上げると大きな三日月が空に浮かんでいました。秋が深まり、一段と空が澄んできたようです。今日から11月ですね。2023年まで残すところあと2ヶ月と思うと焦るような気持ちになりますが、これからは紅葉の美しい時期。外に出て、赤や黄に染まる木々に彩られた街や山の散策を楽しめたらと思います。さて、本日…
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関東でもちらほらと雪が舞い始める今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。渋谷は高いビルがたくさん建っておりますので、そのせいで日影が多く路地を歩いていると寒さが身に沁みます。渋谷にいらした際は是非地下通路を通って当苑までお立ち寄りください。しろいやきもの展は引き続き開催しておりますので、皆様のご来苑をお待ちしております。 さて、本日は現在展示中の作品より3点ご紹…
No.1 李朝白磁壷 「最強寒波」が列島を襲い、大雪で交通が麻痺するニュースが続いておりました。東京渋谷は雪こそ降りませんでしたが、ここ連日は切り裂くような冷たい風。僅かな日の温かさを感じるだけでも嬉しくなります。 子供の頃には、雪の朝は特別な感情を抱いたように覚えています。見慣れていた風景が白一色の世界に変わる。音も静かに聞こえ、時間も止まるような不思議な感覚です。 古くから「白」は国を超えて憧れの色として好まれてきました。やきものでは特に中国の唐白磁や北宋の定窯、李朝の白磁など東洋の白磁は単なる「白」ではなく、その複雑な肌に人々は魅了されてきました。一口に白と言ってもその景色は千差..
ぴりっと寒い空気の中、椿や梅の花が一際、愛らしく感じられる今日この頃でございます。今週は、しろいやきものⅡを開催しております。憧れに似たもの、古も現代も変わらずに美しさの象徴の一つが白いということ。時代、産地、手法も様々、さまざまな白いやきものを展示しております。
お正月に赤い実と黄色い実の千両を飾っていた。赤い実をつける千両は庭にあるので、黄色い実の方を実生で発芽させようと思い立った。ちょうど土の入った鉢があいていたので、実を埋めようとしたところ、シャベルが木に当たるような感触。土が凍って板状になっていた。永久凍土とはならないだろうが、しばらくお預けのようだ。
昨日は観測地点ほぼすべてで氷点下を記録したそうで、過去最強クラスの大寒波は日本列島で猛威を振るっています。先週までの陽気に、すっかりと春を思い描いて開き始めていた身体も、またきゅっと小さく縮まってしまったような感覚です。今か今かと芽吹きを待っていた植木鉢も、土を触ってみるとカチカチに凍っており・・・、さぞかし種や小さな虫たちも、自由に動ける温かさを待ち…
先週の金曜日に大寒を迎え、週を跨げば記録的な大寒波が日本列島を覆いました。ここ東京でも雨混じりの雪が降った地域があるそうです。地域によっては異例の大雪で大変なところもありますが、やはりいくつになっても雪が降りそうになると少し気持ちが高揚するから不思議です。さて、今週の金曜日からは、そんな雪を連想させる作品ばかりを集めた…
十年に一度と言われる寒波がやってきます。布団を出るときや、お風呂から上がるとき、温度の差に思わずためらってしまう寒さ。出来るだけ屋外に出ないで過ごしたくなるこの頃です。本日は、金重有邦先生門下の三人、金重周作、金重陽作、齋藤理が開設した陶工房 斿。使いやすさを根底に制作を続けるその作品から、3点ご紹介致します。
朝布団から出られないような寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大寒波の到来が報道され、雪かき道具や燃料の補充に走った方も多いのでは無いでしょうか。渋谷で開催しておりました大酒器展は展示期間を終え、次のしろいやきもの展に向けて準備を始めています。もしかしたら焼き物に加え、渋谷も白く染まる日が来るかもしれません。
梅が香る季節になりました。寒い日が続いておりますが、枯れ木に花が咲くような梅花は、可愛らしくて、美しくですね。これから春にかけて、梅、桃、桜と華やぐ時季、楽しみです。さて、13日より開催しておりました「大酒器展2023」も本日が最終日となりました。ご来苑くださいましたお客様、メールやお電話にてお問合せくださいましたお客様、誠にありがとうございました。この度も、…
昨日20日は一年で一番寒さが厳しい頃という「大寒」。来週は10年に一度とも言われる寒波が日本海側を中心に列島を襲うと言われていますが、近年大雪の災害も増えていますので事故などが少しでも起こらないことを願うばかりです。 冬の時期は美味しい食事と共に、美味しいお酒を戴く機会も増えます。コロナ禍でご自宅でお酒を召し上がる機会が増えたという声もしばしば伺いますが、皆さんの酒器の好みはまさに十人十色。お好きなお酒の飲み口に合わせて形状から選ぶ方もいれば、新作の作品を中心に集めている方、お酒は召し上がらずコレクションアイテムとして揃えるという方もいらっしゃいます。年々酒器コレクターのお客様が増え、作..
本日より大寒が始まりました。一年の中で一番寒さ厳しくなる時期。立春で始まる二十四節気では、一年の一番最後の時期となります。日本酒の醸造所では、厳しい寒さで雑菌も繁殖しにくい「寒の水」を使っての「寒仕込み」が最盛期を迎えたとのニュースを見ました。しびれるほど冷たい「寒の水」で仕込むと発酵がゆっくり進み、味に深みがでるのだそう。この時期に仕込まれたお酒が出来上がるころには、雪解けが始まり、木々…
金曜日になると届くお花の中に蠟梅の花が一緒に届くようになりました。少し透けたような黄色いお花がうつむき加減に咲き、大変奥ゆかしい可愛らしさです。厳しい寒さの中、一番に花を咲かせ、今年も春は確実にやって来るのだという兆しを感じ褪せてくれます。 さて、先週の金曜日から始まりました【大酒器展】ですが、今週も引続き開催致…
本日より京橋・魯卿あんでは【茶碗特集展】を開催しております。
毎年恒例となっております大酒器展。今年も、魅力的な作品が集まりました。
影が跳ねている。いくら兎年だからといって、影まで飛び跳ねるとはと視線を向けた先にスキップしている女の子。髪に付けたリボンも首に巻いた綿毛のようなフワフワのマフラーも一緒に跳ねる。子供の頃は、よくスキップしていたなあと懐かしかった。
風の冷たさに躊躇してしましますが、お庭に出れば水仙の花が風に揺れていたり、椿の花がひっそりと花を開かせていたりと、思わず頬が緩むような姿が見られます。また、木蓮の蕾が膨らみ始めたり、小さな樹々の芽が少しずつ固い木の枝を押し上げているような気配を感じます。地域によっては既に梅の花が咲き始めているところもあるのだとか……今週の金曜日からは、また皆様にご好評いただいておりま…
平素よりお引き立てを賜りまして、誠にありがとうございます。
1月もいつの間にやら1週間が経ちました。東京は正月らしい晴天が続いた今週でしたが明日には松の内も明け、ようやく日常のリズムが戻ってきたという方も多いのではないでしょうか。渋谷は自然こそ少ないのですが、クリスマスから年明けまで僅かな期間ではありますが街の雰囲気がはっきり…
「いちふじにたかさんなすび」。子供の頃、母から聞いた言葉が、意味はよく分からなかったけれど、耳にテンポよく響いて何度も口に出して言った。もう少し大きくなって、「一富士二鷹三茄子」と読みと漢字が結びついて、初夢で見ると縁起の良い夢だと知った。残念ながら、今だかつて初夢でこの三大縁起物が登場したことはないし、初夢とおぼしき夢も見たことがない(笑)。
関東でもちらほらと雪が舞い始める今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。渋谷は高いビルがたくさん建っておりますので、そのせいで日影が多く路地を歩いていると寒さが身に沁みます。渋谷にいらした際は是非地下通路を通って当苑までお立ち寄りください。しろいやきもの展は引き続き開催しておりますので、皆様のご来苑をお待ちしております。 さて、本日は現在展示中の作品より3点ご紹…
No.1 李朝白磁壷 「最強寒波」が列島を襲い、大雪で交通が麻痺するニュースが続いておりました。東京渋谷は雪こそ降りませんでしたが、ここ連日は切り裂くような冷たい風。僅かな日の温かさを感じるだけでも嬉しくなります。 子供の頃には、雪の朝は特別な感情を抱いたように覚えています。見慣れていた風景が白一色の世界に変わる。音も静かに聞こえ、時間も止まるような不思議な感覚です。 古くから「白」は国を超えて憧れの色として好まれてきました。やきものでは特に中国の唐白磁や北宋の定窯、李朝の白磁など東洋の白磁は単なる「白」ではなく、その複雑な肌に人々は魅了されてきました。一口に白と言ってもその景色は千差..
ぴりっと寒い空気の中、椿や梅の花が一際、愛らしく感じられる今日この頃でございます。今週は、しろいやきものⅡを開催しております。憧れに似たもの、古も現代も変わらずに美しさの象徴の一つが白いということ。時代、産地、手法も様々、さまざまな白いやきものを展示しております。
お正月に赤い実と黄色い実の千両を飾っていた。赤い実をつける千両は庭にあるので、黄色い実の方を実生で発芽させようと思い立った。ちょうど土の入った鉢があいていたので、実を埋めようとしたところ、シャベルが木に当たるような感触。土が凍って板状になっていた。永久凍土とはならないだろうが、しばらくお預けのようだ。
昨日は観測地点ほぼすべてで氷点下を記録したそうで、過去最強クラスの大寒波は日本列島で猛威を振るっています。先週までの陽気に、すっかりと春を思い描いて開き始めていた身体も、またきゅっと小さく縮まってしまったような感覚です。今か今かと芽吹きを待っていた植木鉢も、土を触ってみるとカチカチに凍っており・・・、さぞかし種や小さな虫たちも、自由に動ける温かさを待ち…
先週の金曜日に大寒を迎え、週を跨げば記録的な大寒波が日本列島を覆いました。ここ東京でも雨混じりの雪が降った地域があるそうです。地域によっては異例の大雪で大変なところもありますが、やはりいくつになっても雪が降りそうになると少し気持ちが高揚するから不思議です。さて、今週の金曜日からは、そんな雪を連想させる作品ばかりを集めた…
十年に一度と言われる寒波がやってきます。布団を出るときや、お風呂から上がるとき、温度の差に思わずためらってしまう寒さ。出来るだけ屋外に出ないで過ごしたくなるこの頃です。本日は、金重有邦先生門下の三人、金重周作、金重陽作、齋藤理が開設した陶工房 斿。使いやすさを根底に制作を続けるその作品から、3点ご紹介致します。
朝布団から出られないような寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大寒波の到来が報道され、雪かき道具や燃料の補充に走った方も多いのでは無いでしょうか。渋谷で開催しておりました大酒器展は展示期間を終え、次のしろいやきもの展に向けて準備を始めています。もしかしたら焼き物に加え、渋谷も白く染まる日が来るかもしれません。
梅が香る季節になりました。寒い日が続いておりますが、枯れ木に花が咲くような梅花は、可愛らしくて、美しくですね。これから春にかけて、梅、桃、桜と華やぐ時季、楽しみです。さて、13日より開催しておりました「大酒器展2023」も本日が最終日となりました。ご来苑くださいましたお客様、メールやお電話にてお問合せくださいましたお客様、誠にありがとうございました。この度も、…
昨日20日は一年で一番寒さが厳しい頃という「大寒」。来週は10年に一度とも言われる寒波が日本海側を中心に列島を襲うと言われていますが、近年大雪の災害も増えていますので事故などが少しでも起こらないことを願うばかりです。 冬の時期は美味しい食事と共に、美味しいお酒を戴く機会も増えます。コロナ禍でご自宅でお酒を召し上がる機会が増えたという声もしばしば伺いますが、皆さんの酒器の好みはまさに十人十色。お好きなお酒の飲み口に合わせて形状から選ぶ方もいれば、新作の作品を中心に集めている方、お酒は召し上がらずコレクションアイテムとして揃えるという方もいらっしゃいます。年々酒器コレクターのお客様が増え、作..
本日より大寒が始まりました。一年の中で一番寒さ厳しくなる時期。立春で始まる二十四節気では、一年の一番最後の時期となります。日本酒の醸造所では、厳しい寒さで雑菌も繁殖しにくい「寒の水」を使っての「寒仕込み」が最盛期を迎えたとのニュースを見ました。しびれるほど冷たい「寒の水」で仕込むと発酵がゆっくり進み、味に深みがでるのだそう。この時期に仕込まれたお酒が出来上がるころには、雪解けが始まり、木々…
金曜日になると届くお花の中に蠟梅の花が一緒に届くようになりました。少し透けたような黄色いお花がうつむき加減に咲き、大変奥ゆかしい可愛らしさです。厳しい寒さの中、一番に花を咲かせ、今年も春は確実にやって来るのだという兆しを感じ褪せてくれます。 さて、先週の金曜日から始まりました【大酒器展】ですが、今週も引続き開催致…
本日より京橋・魯卿あんでは【茶碗特集展】を開催しております。
毎年恒例となっております大酒器展。今年も、魅力的な作品が集まりました。
影が跳ねている。いくら兎年だからといって、影まで飛び跳ねるとはと視線を向けた先にスキップしている女の子。髪に付けたリボンも首に巻いた綿毛のようなフワフワのマフラーも一緒に跳ねる。子供の頃は、よくスキップしていたなあと懐かしかった。
風の冷たさに躊躇してしましますが、お庭に出れば水仙の花が風に揺れていたり、椿の花がひっそりと花を開かせていたりと、思わず頬が緩むような姿が見られます。また、木蓮の蕾が膨らみ始めたり、小さな樹々の芽が少しずつ固い木の枝を押し上げているような気配を感じます。地域によっては既に梅の花が咲き始めているところもあるのだとか……今週の金曜日からは、また皆様にご好評いただいておりま…
平素よりお引き立てを賜りまして、誠にありがとうございます。
1月もいつの間にやら1週間が経ちました。東京は正月らしい晴天が続いた今週でしたが明日には松の内も明け、ようやく日常のリズムが戻ってきたという方も多いのではないでしょうか。渋谷は自然こそ少ないのですが、クリスマスから年明けまで僅かな期間ではありますが街の雰囲気がはっきり…
「いちふじにたかさんなすび」。子供の頃、母から聞いた言葉が、意味はよく分からなかったけれど、耳にテンポよく響いて何度も口に出して言った。もう少し大きくなって、「一富士二鷹三茄子」と読みと漢字が結びついて、初夢で見ると縁起の良い夢だと知った。残念ながら、今だかつて初夢でこの三大縁起物が登場したことはないし、初夢とおぼしき夢も見たことがない(笑)。