膿胸が息苦しさの奥にある

膿胸が息苦しさの奥にある

連れ合いは、幹細胞移植が無事に終わり、退院して来たが、倦怠感と背中の痛みは取れない。回復にはかなりの日数がいるようだ。一日を殆ど寝て過ごしている状態だから、僕の一人暮らし体制はまだあまり変化がない。それでも、二人でいることはやはり心強い。横に連れ合いが寝ているというだけで、僕はぐっすり眠れるようになる。 僕の方は相変わらず労作時の息切れが強く、歩行が不安定だ。大学病院で循環器への負担が極めて大きいと言うことが指摘された。確かに脈拍がいつも高い。胸水のたまりが、肺だけでなく循環器系の圧迫にもなっているのだ。なんとか胸水を減らすために利尿剤を処方されていて、頻尿である。しかし、水分の摂取も制限しているのだがなかなか胸水は減らない。胸水の存在はレントゲンにもはっきりと見えている。 なぜ、なかなか胸水が取れないかというと、実はただの水ではなく、濃いどろっとした液体になっている。水と言う..