chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • エッテルスブルク城館

    バッハ、ゲーテ、そしてシラーで有名な旧東ドイツの町、ワイマールは古典的な町として20世紀の終わり頃からユネスコの世界文化遺産に登録されています。そのワイマールから北に10km行ったところにある、人もまばらな田舎の村に建っているのがエッテルスブルク城館です。コの字型の旧館と新館が向かい合っています。旧館は18世紀の前半に狩猟のためのお城として建築され、その大広間でヨハン・セバスチアン・バッハが演奏をしたそうです。バロック様式で奇抜なデザインの新館が建造されたのは18世紀の中頃です。ゲーテ、ヘルダー、コロナ・シュロェーテル、ヴィーラントなど、多数の小説家、詩人、音楽家たちがエッテルスブルク城館の客人で、いっしょに演奏したり、読書会をしたり、踊ったり、議論を戦わせたりしました。ゲーテは戯曲である„Jahrmar...エッテルスブルク城館

  • ホーエンベルク城塞

    ドイツの南東部、チェコ共和国との国境であるエーゲル川まで歩いて行けるところに、12世紀後半に建造されたホーエンベルク城塞があります。15世紀前半のフス戦争で荒廃し、16世紀中頃のマルクグレーフラー戦争で部分的に破壊され、その後修復されて水道管の設備が取り付けられましたが、17世紀前半の30年戦争のときにふたたび部分的に破壊されました。そして19世紀初めごろのナポレオンによる数年の統治を経て、バイエルン王国に属するようになったのです。第2次世界大戦の前後20年ほどは学校の合宿所として利用され、戦後10年たった頃城塔を一時的にアメリカ駐留軍に接収されたり、東ヨーロッパからの引き上げドイツ人のための施設として機能したりしました。その後20世紀後半までドイツ-チェコ国境であるエーゲル川の国境監視所でした。そしてま...ホーエンベルク城塞

  • ホテル アンノ1433

    むかし岩塩の採掘と流通で栄えた町リューネブルクに講演に行って、おもしろい名前のホテルに泊まりました。〈ホテルアンノ1433〉というのです。annoとはラテン語で〈・・・年〉という意味なので、〈ホテル1433年〉となります。ホテル1433年12世紀ごろから経済発展を始めたこの町に、14世紀の前半から仕事用に建てられ始めた建物のうちの一軒です。名前からわかるように、この家は1433年に建てられた石材構造建築で、16世紀後半には住居としても使われるようになりました。何度も改築と所有者の交代があり、19世紀の後半にさらなる増改築が行われ、21世紀になってから昔の建築様式がいたる所で認められるように修復されたのです。2階に行くとレセプション-デスク・私の部屋〈ホテルアンノ1433〉は恐ろしくシンプルな内装のホテルで...ホテルアンノ1433

  • ヴェルニゲローデ城館

    ハノーファーから東に120km離れた旧東ドイツのヴェルニゲローデ市にあるヴェルニゲローデ城館は、旧市街を見下ろす100mの高台に建っています。おそらく12世紀の前半に建造され始めたと思われますが、13世紀の前半に初めて古文書に現れるそうです。15世紀と16世紀に断続的に建築が大規模に進められ、何度も所有者が代わり、17世紀にバロック風城館に改築されました。そして19世紀にはその時代を代表する様式に改築され、その特徴の多くはこんにちまで保存されています。20世紀初め頃から当市の侯爵家族が居住するようになり、それと同時に第2次世界大戦終戦までの間、城館施設の一部が一般見学者に公開されていたそうです。戦後侯爵家族の所有であった城館は土地改革によって公用徴収されてしまい、その上歴史的な武器や武装、軍人や勲章の絵画...ヴェルニゲローデ城館

  • 長崎の料亭 〈一力〉

    今年の春、一時帰国した際に長崎を訪れました。私は3回目です。江戸時代から第2次世界大戦終戦までの歴史が詰まっているし、異国情緒豊かな文化もあり、日本で最も興味深い都市の一つだと思います。55年ぶりに訪れた妻も大満足でした。大浦天主堂・グラバー邸出島・ちゃんぽんミュージアム夜景長崎といえばチャンポン、皿うどん、そして何といっても卓袱料理です。どうしても初めての卓袱料理を食したく、自宅のあるドイツから遠距離予約をして出かけました。入口長崎の料亭の中でも最古である200有余年の歴史を誇る〈一力〉という老舗料亭です。〈一力〉の長い物語の始まりは西暦1813年、町人文化が発展した化政文化真っ只中の折だそうです。京都に同じ名前の料亭がありますが、400年もの歴史がある京都の〈一力〉とは格違いだということで遠慮して、自...長崎の料亭〈一力〉

  • ホテル バッハマイル・ヴァイスアハ

    ドロミテから帰宅の中継地として、ミュンヘンの南50km、テーゲルン湖のほとりにある5つ星保養ホテルに一泊しました。若かりし頃はハノーファーまでいっきに走っていたのですが、途中で休むのが習慣になりました。このホテルは20世紀の終わりに、優雅さと心地良さとバイエルン州の田舎風をお客さんに提供しようとして建てられたとのことです。正面入口・ロビー兼図書室高級車が並ぶホテルの正面玄関を入ると、意外と質素なロビー兼図書室に驚きます。広大な庭のまわりにぐるりと客室棟が建ち並ぶ設計で、庭には礼拝堂があり、敷地の真ん中をかなりの水量の小川が流れています。われわれの部屋は思っていたよりシンプルで地味な、落ち着きのあるツインルームで、広さもわりとあるので住環境はたいへん結構です。中庭1&2礼拝堂実際に行くまでまったく知らなかっ...ホテルバッハマイル・ヴァイスアハ

  • シュヴェーデスドルフ城館

    16世紀の末、ニーダーザクセン州の州都であるハノーファーから西南西の方向に45分走った所にシュヴェーデスドルフ城館は建造されました。城は建設されて以来フォン・ミュンヒハウゼン家によって個人所有されていて、EUの資金援助により重要な文化遺産として良好な状態に保たれています。城は母屋とそれに垂直に隣接する建物で構成されています。17世紀初めに六角形の階段塔が増築され、19世紀には木骨造りの上層階が拡張されました。城の西側にはエキゾチックな木々が生い茂る庭園があります。数年前まで、フォン・ミュンヒハウゼン男爵とその夫人が老後を過ごす居城として機能していました。正面から・向かって右から向かって左から・人が住んでいると思われる棟2022年の中頃からシュヴェーデスドルフ城館が建つラウエナウ町では、個人投資家が城と付属...シュヴェーデスドルフ城館

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、お城でグルメ!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
お城でグルメ!さん
ブログタイトル
お城でグルメ!
フォロー
お城でグルメ!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用