バッハ、ゲーテ、そしてシラーで有名な旧東ドイツの町、ワイマールは古典的な町として20世紀の終わり頃からユネスコの世界文化遺産に登録されています。そのワイマールから北に10km行ったところにある、人もまばらな田舎の村に建っているのがエッテルスブルク城館です。コの字型の旧館と新館が向かい合っています。旧館は18世紀の前半に狩猟のためのお城として建築され、その大広間でヨハン・セバスチアン・バッハが演奏をしたそうです。バロック様式で奇抜なデザインの新館が建造されたのは18世紀の中頃です。ゲーテ、ヘルダー、コロナ・シュロェーテル、ヴィーラントなど、多数の小説家、詩人、音楽家たちがエッテルスブルク城館の客人で、いっしょに演奏したり、読書会をしたり、踊ったり、議論を戦わせたりしました。ゲーテは戯曲である„Jahrmar...エッテルスブルク城館