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おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

おかだ外郎
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2015/01/19

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  • 質疑不応答

    国会質疑のテレビ中継を見ていて、「原稿を読むだけだったら、字が読める人なら誰でもできるのではないか?」という疑問を感じました。あんな棒読みをする人のために、本給だけではなくて「文書交通費」という名前の月100万円のお小遣いまで別口で支給していると思うと、月1万円のお小遣い(しかも本給の中からのもの)でやりくりしている人間としては、腹立たしい思いです。しかも原稿を読み間違えたり、後になってから「国会答弁は変更するからそれでいいよね」と平気で言う人たちを見ていると、ますます腹立たしくなります。【ただいま読書中】『ふたつのドイツ国鉄──東西分断と長い戦後の物語』鴋澤歩著、NTT出版、2021年、2600円(税別)著者は「東」「西」「ベルリンの壁」といった言葉はすでに「中途半端な過去」に存在する、と言います。たしかにそ...質疑不応答

  • 英語の能力

    日本人のほとんどは英検1級程度の簡単な試験にも通らない、と嘆いている声がネットにありました。もしかして「英検1級なんて簡単だ」と自分の英語能力を誇りたいだけなのかな、とも私は思いましたが。ところで、同じ検定試験をアメリカ人やイギリス人やオーストラリア人が受けたら、何%が通るのでしょう?それがわからないと、その試験がどの程度の難度で何を判定しているのかもわからないような気がします。【ただいま読書中】『読書と人生』寺田寅彦著、KADOKAWA(角川ソフィア文庫)、2020年、840円(税別)小さな文庫本ですが、読んでいてそこに含まれている「教養」の重厚さに私は打ちのめされてしまいます。文系とか理系とかの薄っぺらい言葉を超越した「教養」。もちろんここに登場するのは「昔のこと」です。だけど、明治や大正の時代の制約を綺麗...英語の能力

  • 女○○

    おなご先生(女教師)、女給、女漫才師、女社長、女医……こういった言葉には「この職業は本来男のものだった」という主張が込められているように私には感じられます。さらにその言葉が言われ始めた時には、「その職業で女性はまだ少数派」であると同時に「女性がその職業に就くことが社会的に公認されている」ことも示されていると私は考えます。最近は「女上司」ということばがネットで登場します。すると、「上司」という“職業"もまた、現在は女性は少数派であるけれど、これからどんどんその割合は増えていく(真に男女平等の社会(会社)ではその割合は半々に近づく)はずということでしょう。そういえば、政治の世界で、首長が女性、は日本ではまだまだ少数派ですが、「女議長」「女市長」「女都知事」なんて呼び方はされていませんね。ということは、日本で「女性の...女○○

  • 野菜の再利用

    最近我が家の冷蔵庫に、野菜クズが詰め込まれたポリエチレン袋があるのに気づきました。これ、本来は生ごみだよなあ、と思っていると、しばらくしてとんでもなく美味しい野菜スープが登場。はい、野菜クズなんて言ったらいけませんね。「ベジブロス」です。なんだか環境保護にも良さそうだし、お財布にも優しい。ただ、“出し殻"の野菜は残りますね。これ、乾かして油で揚げたら美味しい「ベジチップ」にならないかしら。【ただいま読書中】『明暦の大火──「都市改造」という神話』岩本馨著、吉川弘文館、2021年、1900円(税別)「明暦の大火」と言えば別名の「振り袖火事」は思い出しますが、それ以上の記憶を私は持っていません。ローマ大火・ロンドン大火とならぶ世界三大大火とも言われ、その後幕府は防災を念頭に江戸改造を行った、と言われています。ところ...野菜の再利用

  • 海中は海上にあらず

    海上自衛隊に潜水艦がいるのは、名前に反していませんか?航空機は……「海の上の空中」と強弁することは可能だし、そもそもかつて日本海軍には局地戦闘機(空母ではなくて陸上基地から発進する海軍の戦闘機)がいたからこちらはOKにしますが。【ただいま読書中】『帝国陸海軍の戦後史──その解体・再編と旧軍エリート』山縣大樹著、九州大学出版会、2020年、4000円(税別)占領軍は「日本軍は武装解除、解体」と命令したはずですが、実際には「日本軍」は戦後の日本政治に大きな影響を残していました。本書は「旧軍エリート(主に佐官以上の職業軍人)」が「戦後(占領期の45年〜52年、さらにその後の10年)」にどのような活動をしていたか、を研究して「日本の戦後」の一面を明らかにしようとしています。敗戦後、陸軍省・海軍省は第一復員省・第二復員省...海中は海上にあらず

  • 将来構想

    巨大建造物、たとえば東京スカイツリー、いつかは“寿命"が来ます。そのときどうやって安全にしかも安価に取りこわすのか、プランはきちんとできているのでしょうか?【ただいま読書中】『捨て方をデザインする循環ビジネス』中台澄之著、誠文堂新光社、2020年、1600円(税別)著者は「捨てる側」ではなくて「1日60トン以上の廃棄物を受け入れる側」で仕事をしています。だからでしょう、「安易な否定」や「理想論」や「べき論」を排した「現実に即した考え方」が必要と言います。テクノロジーの進歩は、人の生活を便利にし、安全にしてきました。そして同時に大量の廃棄物も生んできました。我々はこれから「自由にものが捨てられない社会」に住むことになります。そのとき「捨て方」を考慮していない商品を開発する企業はその社会には居場所がないでしょう。我...将来構想

  • 甘え

    「密を避けよう、会食は我慢しよう」と政府が呼びかけているときに会食やパーティーを平気で開催していた政治家は「自分は政治家だから特別だ」と「甘えている」のではないでしょうか。それとも、「貧乏なのは、努力が足りない、甘えている、自己責任だ」という主張に対して「貧乏には、格差社会の方にも問題がある」と言えるように「甘えた政治家がいるのは、そういった政治家を選挙で選ぶ社会にも問題がある」と言うべき?【ただいま読書中】『あくびはどうして伝染するのか──人間のおかしな行動を科学する』ロバート・R・プロヴァイン著、赤松眞紀訳、青土社、2013年、2400円(税別)著者は「スモールサイエンス」と言っていますが、私たちの身近な行動を研究の対象としてみよう、という本です。まずは「あくびはゆっくりしたくしゃみに似ている」から始まりま...甘え

  • 発達する理由

    低気圧や台風が進路を進むにつれて「発達」することがあります。それが一番よくわかるのは中心気圧の低下。だけど不思議じゃないです?低気圧や台風には中心に向けて空気が大量に吹き込んでいます(気圧が低い方に空気が流れるのは当然です)。それなのに中心気圧が下がるとは、中心に吹き込んできた大量の空気は、一体どこに行ってしまったのでしょう?【ただいま読書中】『連星からみた宇宙──超新星からブラックホール、重力波まで』鳴沢真也著、講談社(ブルーバックスB2150)、2020年、1000円(税別)「連星」とは、二つの恒星(太陽系の太陽)が共通重心の回りを回っているもののことです。私たちが住む太陽系では恒星は一つだけですが、宇宙では連星が多く、夜空に光る「星」の実は半数が連星なのだそうです。地球から見て(太陽を除いて)最も明るいの...発達する理由

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