調べなくてもわかること(2)
先日の「調べなくてもわかること」でフクシマ直後に政府は内部被ばくについてきちんと調査をしなかった、と書きましたが、実は甲状腺被ばくについては調査がされていました。ただし福島県民200万人(うち18歳以下は40万人)のうち1080人だけ。これでは統計的に“弱い"数字です。どうしてきちんと調査をしなかったのでしょう?(ちなみにチェルノブイリでは3箇国で30万人以上が検査を受けています)ということで、本日の読書です。【ただいま読書中】『福島が沈黙した日──原発事故と甲状腺被ばく』榊原崇仁著、集英社(新書1051B)、2021年、900円(税別)「1080人」の数字(の少なさ)にも驚きましたが、その対象が「原発から30km以上離れた住所地の住民」に限定されていることにも私は驚きました。これは「都合の悪い数字は記録に残し...調べなくてもわかること(2)
2021/11/29 12:53