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ただいま読書中
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おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。
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348回 / 365日(平均6.7回/週)

ブログ村参加:2015/01/19

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おかだ外郎さんの新着記事

1件〜30件

  • 貧乏人の子だくさん

    歴史的に「高い出生率」は「低い生活水準」と直結しています。しかし、今の日本のように意図的に若者の生活水準を下げることによって出生率を回復させようとしても、すでに「子だくさんは生活が苦しくなる」という知識が普及しているから、その政策は成功しないでしょう(というか、事実がそれを物語っていますね)。【ただいま読書中】『戦の国』冲方丁著、講談社、2017年、1550円(税別)目次:「覇舞謡」「五宝の矛」「純白き鬼札」「燃ゆる病葉」「深紅の米」「黄金児」戦国時代に題材を取った短編集です。登場するのは、織田信長、長尾景虎(上杉謙信)、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼。初めのうちは「道」「信心」といった「共通項」で括ってお互いに影響を与えながら各短編が連なっていきますが、特徴的なのが各武将の心理描写と経済に視点からの...貧乏人の子だくさん

  • 読んで字の如し〈人偏−10〉「休」

    「万事休す」……地球のすべてがお休み「一休さん」……ひとやすみを丁寧に言ってみました。「年休」……一年単位のお休み「休作」……休みを作る「箸休め」……箸の休憩場所つまり箸置き「遊休地」……土地は自分が遊んだり休んでいるとは思っていない「気休め」……ストレス解消「休息」……呼吸を休む「休止」……休みを止める「休暇」……休むと暇になる「二分休符」……半分この休みの符号【ただいま読書中】『昭和30年代の家計簿』武田晴人監修、宝島社(別冊宝島2429)、2016年、920円(税別)「もはや戦後ではない」(昭和31年経済白書)「所得倍増計画」「東京オリンピック」……昭和30年代は私にとっては小学生時代とほぼ重なるため、「特別な時代」ではあります。本書ではまず「昭和30年代の貨幣」の写真が紹介されます。ああ、懐かしい。ふち...読んで字の如し〈人偏−10〉「休」

  • 兵站の重要性

    日本海軍では「敵艦(それもできるだけ大きなもの)の撃沈」が「戦果」だったので「輸送船団」に関しては軽視されていた、と私は考えています。だから敵輸送船団に対する攻撃とか味方輸送船団の護衛は「大した任務ではない(戦果が得られるものではない)」という認識で力が入らない。英国海軍では「戦争に勝つこと」が目的だったので、(特にアメリカからの)輸送船団の無事を守ることは「大変重要な任務」でした(逆にドイツ海軍もそれを理解していたから、Uボートによる群狼作戦などを必死に立案しました。ドイツの悲劇は、ヒトラーがそれを理解していなかった(「できるだけ大きな敵艦を撃沈すること」が「戦果」だと考えていた)ことでしょう。【ただいま読書中】『非情の海』N・モンサラット著、吉田健一訳、フジ出版社、1967年(75年11刷)、1300円19...兵站の重要性

  • 難しい両立

    新型コロナに関して「感染拡大の防止」と「経済活動」の両立が難しい、と話題になっています。「ソーシャル・ディスタンスを保つこと」と「親愛の情」との両立もまた難しいことです。そう言えば最近どこに行っても透明プラスチックによる仕切りがありますが、あれと換気との両立もまた、難しいことではありませんか?皆さん、どうやっているのでしょう?【ただいま読書中】『脱毛の歴史──ムダ毛をめぐる社会・性・文化』レベッカ・M・ハージグ著、飯原裕美訳、東京堂出版、2019年、3200円(税別)アメリカ人にとって「体毛の意識的な除去」(むだ毛処理、ひげ剃り、など)は「当たり前の行為」となっています。だからグアンタナモでイスラム教徒のヒゲを強制的に除去することは「拷問ではない」と看過されています。18世紀のアメリカ人(白人)にとって「インデ...難しい両立

  • 進化論の罠

    進化論で気をつけなくてはいけないのは、ついつい目的論的な考え方をしてしまうことです。たとえば「眼はどうして発生したか」という問いに「ものを見るためにできた」と答える態度。だって眼がない生物が「そうか、眼を作れば外を見ることができるぞ」と思って遺伝子をいじって眼を発生させる、なんてことはありませんから。たまたま発生した臓器がたまたま光を感じることができるものだった、そしてそれが生存競争で有利に働いて「眼を作る遺伝子」が世界に広く拡散した(それを持たない種は絶滅した)、だったら良いのです。でもこの「たまたま」って、とっても収まりが悪く感じられるんですよね。だって私にとって「眼はものを見るためのものでそれ以外の用途は考えられないもの」なんですから。【ただいま読書中】『眼の誕生──カンブリア紀大進化の謎を解く』アンドリ...進化論の罠

  • ○像力

    望遠鏡や顕微鏡の解像力が及ばない領域では、人間の想像力が仕事をします。【ただいま読書中】『えがないえほん』B・J・ノヴァク作、おおともたけし訳、早川書房、2017年、1300円(税別)この本を読むためには、いくつかの約束を守る必要があります。「この本はふざけた本であることをあらかじめ承知する」「子供に読み聞かせをする」いやいや、この「約束」を書いただけで私は思い出し笑いの渦の中。だめだ。腹がよじれる。○像力

  • 助走なしでは大して飛べない

    助走無しで飛ぶのは、立ち幅跳び。走り幅跳びと比較したら全然距離が稼げません。それと同様に、ある日突然「○○ダイエット」を始めるのは、助走無しで飛ぶようなものだと私は考えます。まずは「助走(日々の生活習慣の改善(規則正しい生活、食生活、運動など)」をきちんとやってからだったらその「○○ダイエット」も効果が絶大になるのでは?というか、「助走」さえきちんとやったらそれだけで相当「飛翔距離」は稼げるかもしれません。【ただいま読書中】『地磁気逆転と「チバニアン」──地球の磁場は、なぜ逆転するのか』菅沼悠介著、講談社(ブルーバックスB2132)、2020年、1100円(税別)2020年1月17日「チバニアン」が正式に誕生しました。本書では「磁石」「地磁気」「地磁気逆転」と素人にも「チバニアン」の意味がわかりやすいように基礎...助走なしでは大して飛べない

  • 男女平等を論じるとき

    実感として女のことを知らない男と男のことを知らない女とが、両者の平等について論じるのは、とても難しいことではありません?どちらも「想像上の相手」と「実体としての自分」との「平等」を得るための「自己主張」にしかなりませんから。【ただいま読書中】『スカートをはいた少年──こうして私はボクになった』安藤大将著、ブックマン社、2002年、1400円(税別)「2002年かあ」と私はまず呟きます。この時代、まだ性同一性障害について知っている日本人はほとんどいなかったはず。というか、2020年でも日本でどのくらいの人がこの言葉を正しく理解しているか、私は心許ない思いです。性同一性障害は「2000人に一人」と現在言われていますが、2000人以上知り合いがいてまだ性同一性障害に遭ったことがない、と言う人は、単に無視しているだけか...男女平等を論じるとき

  • 自助共助公助

    これって「政府をアテにせずにまず自分で努力しろ」と政府が求めている、と私は読みました。だったらこれまでたんまり納めていた国税は、一体何のためのものだったのでしょう?どうせ税金を納めるのだったらアテにしてはならないところではなくて「共助」で動くことになりそうな地方自治体に回したいものですが。【ただいま読書中】『ソハの地下水道』ロバート・マーシャル著、杉田七重訳、集英社(集英社文庫)、2012年、720円(税別)1970年代、ホロコーストの生き残りたちが「このまま何も語らずに死んでいって良いのだろうか」と思うようになった時代。彼らは「書き残す必要がある」という義務感と「せっかく寝かしつけた過去の悲惨な記憶とまた直面しなければならない」という苦しみの板挟みとなっていました。ポーランドに暮らすユダヤ人イグナツィ・ヒゲル...自助共助公助

  • 答えは問いに含まれている

    高校の時ある教師が「優れた問題には、すでに解答が含まれている」と教えてくれました。もちろん解答そのものが書かれているわけではありませんが、教師が解答として何を求めているか、問題文を注意深く読めばわかる、という意味でした。もちろん「以下の文章を英訳せよ」とかの問題文には“解答”は含まれていませんが、それはその問題が“優れていない”だけのことでしょう。ともかくそれ以来私は「問題」だけではなくて「問題文」にも注目する人生を送ってきています。【ただいま読書中】『問いこそが答えだ!──正しく問う力が仕事と人生の視界を開く』ハル・グレガーセン著、黒輪篤嗣訳、光文社、2020年、2000円(税別)革新的な企業のCEOなどに広くインタビューを行うことで著者は「適切な問い」について考察を深めました。「優れた問い」とは「答えを求め...答えは問いに含まれている

  • 自助共助公助

    以前町内会の役員をやっていたとき、会議に集まる人の中に民生委員もやっている人が混じっていました。災害時に特に援助を必要とする人(障害者や日本語がまだ不自由な外国人や独居老人など)のリストを作ろうとしたときに「リストは持っているのだが、個人情報保護法の絡みで町内会にそれが提供できないんだ」という発言でそのことがわかったのです。20世紀に家内がPTAや町の子供会の役員を引き受けていたときにリストが作りにくくなった、とこぼしていたのを思い出しましたが、政府は「自助共助公助」と言うのにその「自助共助」を「公」が積極的に邪魔をしている現状は、どうしたら良いんでしょうねえ。自分で何とかするしかない?でも、どうやって?【ただいま読書中】『民生委員活動の基礎知識』小林雅彦著、中央法規、2020年、1200円(税別)「あなたが民...自助共助公助

  • 人は皆ハーフ&ハーフ

    私自身は、父親の遺伝子の半分と母親の遺伝子の半分ずつから成立しているので、言わば父と母の「ハーフ&ハーフ」です。国際結婚で産まれた子供を混血児とかハーフと日本では呼びます。で、「ハーフだと半人前みたいだからダブルと呼ぼう」という運動も一時ありましたが、定着はしませんでしたね。だったら国籍に関しても「ハーフ&ハーフ」と言うことが可能ではないです?「人を飲み物扱いするな!」と怒られるかな?【ただいま読書中】『カンブリア爆発の謎──チェンジャンモンスターが残した進化の足跡』宇佐見義之著、技術評論社、2008年、1580円(税別)生物進化で「カンブリア紀の爆発」について私が初めて知ったのは、スティーヴン・ジェイ・グールドの著作『ワンダフル・ライフ』でした。それからずいぶん経ってNHKがアノマロカリスなどカンブリア紀の生...人は皆ハーフ&ハーフ

  • 塩味+甘味

    「塩味+甘味」で有名なのは「生ハムメロン」でしょう。たまに食べるとそのありがたさに感謝します。ところで同じように「塩味+甘味」の小倉トーストはそこまでありがたがられていませんね。なぜでしょう。バターの塩味だけでは足りないのかな?【ただいま読書中】『絶対安全剃刀』高野文子作、白泉社、1982年(94年25刷)、971円(税別)先週読書日記を書いた『1979年の奇跡──ガンダム、YMO、村上春樹』(南信長)の中で「日本の漫画に大きな影響を与えた人」として大友克洋と並べて取り上げられていた漫画家です。私は大友克洋は好きだけど高野文子は知らなかったので読んでみました。驚きました。ギャグっぽい漫画が多いのですが、デッサンが異様にしっかりしています。どの登場人物も内部の骨や関節がきちんとわかる体型や姿勢。「守破離」とか言い...塩味+甘味

  • すごい速度

    リニア新幹線の速度は時速500kmとか600kmとか言われています。東海道新幹線開業当初は200kmだったのだからすごい進歩だと思えます。ところでこの速度、第二次世界大戦当時のプロペラ戦闘機の速度とほぼ同じなんですよね(ゼロ戦が565km、紫電改が594km)。この場合、リニアとプロペラ機、どちらに感心するべきなのでしょう?【ただいま読書中】『おどろきダンゴムシ図鑑』奥山風太郎著、幻冬舎、2020年、1300円(税別)ダンゴムシというけれど、脚の数を見たらわかるように、「昆虫」ではありません。なんと甲殻類なのだそうです。ということは、食ったら美味いのかな?ワラジムシ亜目(世界中に3700種存在)に属していて、さらにその中でダンゴムシの仲間はおよそ1350種。ところがワラジムシ亜目の研究者はとても少なく、したがっ...すごい速度

  • まず防災庁は?

    自民党総裁選で「防災省」に言及されていますが、環境庁とか科学技術庁とかと同じく、まず防災庁で始めるのはどうでしょう。で、その所属ですが、私が推薦するのは防衛省。どうせ自衛隊に出動を依頼することが多いはずですから、最初から防衛省の中に存在していたら、自衛隊との「省庁の垣根」はあり得ないことになりません?【ただいま読書中】『美術展の不都合な真実』古賀太著、新潮社(新潮新書861)、2020年、760円(税別)最初に面白い統計の数字が紹介されます。世界の美術館や博物館で「1年あたりの入場者数」では日本の館は上位に皆無ですが、「1日あたりの入場者数」だとトップ10に複数入ってくるのです。これはつまり「普段は美術館に行かないが、特別展などにはぎゅうぎゅうに押しかける」のが日本人の行動、となります。あ、確かに私自身その傾向...まず防災庁は?

  • 地球の明暗

    遠くから見たら、地球の約半分は常に夜です。【ただいま読書中】『レンブラントと和紙』貴田庄著、八坂書房、2005年、2800円(税別)17世紀オランダを代表する画家レンブラントは、素描や版画に和紙を用いていました。和紙は誰がどのように運んだのか、レンブラントはどのように和紙と出会いなぜそれを採用したのか、本書はその謎についての本です。レンブラントに関する研究で、彼が使用した紙は多種にわたることが知られています。西洋の紙として「ホワイトペーパー」「オートミールペーパー」「その他」、東洋は「和紙」「中国紙」「インディアンペーパー」「その他」、紙以外のものでは「ヴェラム(なめし革)」「絹」。一番多く使われているのは「ホワイトペーパー」。レンブラント初期から中期にはドイツ産やスイス産、後期にはフランス産のものが多く使われ...地球の明暗

  • エロ

    日本では外性器は「エロ」とされてその描写は規制されています。だけど、あれを単独で見て本当にエロい気分になります?私にはむしろグロに見えるんですけどね。【ただいま読書中】『本当はエロかった昔の日本──古典文学で知る性愛あふれる日本人』大塚ひかり著、新潮社、2015年、1400円(税別)『源氏物語』が不倫文学だったり『東海道中膝栗毛』の弥次さん喜多さんが男色カップルであることを知らない人もいます、と本書は始まります。ああよかった、私は知ってるぞ、と安心するべきかな?もちろんどちらも最初に読んだときにはびっくりしましたけどね。日本神話は兄妹神の近親相姦で始まりますが、これは世界的に珍しいことではないそうです。エジプトやギリシアなどでは、自慰や近親相姦で世界が創生されているのです。また、神話に性器損傷もつきものです。た...エロ

  • 自分?

    がん細胞は「自分の細胞」が癌化(一部の遺伝子が突然変異)したものです。では「がん細胞」は「自分」?それとも「自分ではないもの」?自分の子供は、自分の遺伝子を半分しか持っていません。残りの半分は他人の遺伝子。では「自分の子供」は「“自分”の子供」?【ただいま読書中】『人工培養された脳は「誰」なのか』フィリップ・ボール著、桐谷知未訳、原書房、2020年、2500円(税別)認知症の中には遺伝因子が絡むものがあります。その研究をしようとUCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)で「特定の遺伝要素を持つ人の神経細胞を育てた『ミニ脳(まめくらいの大きさまで組織培養されたニューロンの塊でネットワーク構造を形成しているもの)』の反応を見ることで病気の発生機序や治療法を探ろうとしていました。サイエンス・ライターの著者もそこに参...自分?

  • 「他より良さそう」

    NHKなどのアンケートで安倍首相を支持している人の理由の第一位はずっと「他の内閣より良さそう」でした。で、こんど政権が変わって(たぶん管さんですよね)そこでまたアンケートがあったとき、続けて支持する人たちは「他の内閣より良さそう」は選びにくいのでは?だって安倍さんが「他より良さそう」だから支持していたのにこんどは「管さんの方が(安倍さんを含む)『他』より良さそう」とは言えないでしょう?【ただいま読書中】『バルカンの歴史』柴宜弘著、河出書房新社、2001年(15年新装版、19年増補四訂新装版)ずいぶん細かく増補や新装版が出ている、と思ったら、バルカンの「国」がごろごろ変わっていることも影響しているのでしょうね。私が小学校のとき習った地理とは違って、「チェコスロヴァキア」「ユーゴスラビア」「ソ連」が消滅しているわけ...「他より良さそう」

  • 迷惑と心配

    テレビコマーシャルで、「子供に迷惑をかけたくない」という親が登場するものがあります。これが「子供に心配をかけたくない」だったらわかるのですが、「迷惑」って……誰にも迷惑をかけずに生きる人生って、たぶんないんじゃないか、と私には思えます。もちろん「人に迷惑をかけたい」は困りますが。それと「誰にも迷惑をかけない」は、他人から「人を助ける」ことによる利他の喜びを奪っていません?【ただいま読書中】『あの本は読まれているか』ラーラ・プレスコット著、吉澤康子訳、東京創元社、2020年、1800円(税別)まだ第二次世界大戦の残渣があたりに生き生きと漂っている時代のワシントン、イリーナは大学を卒業後CIAに就職し、タイピストをやっていました。役所で女性に求められるのは「タイピングができること」だけだったのです(別の場所には「計...迷惑と心配

  • 生命の起源

    「進化論は生命がいかに発生したかを説明できない、だから間違っている(学説として不十分だ)」と主張する人がいます。私は不思議です。だって進化論は(「発生」ではなくて)「進化」についての学説である、と最初から宣言しているのですから。生命の起源について「生命は宇宙からやって来た」という「パンスペルミア説」が人気です。この説の問題は「地球の生命の起源」については説明できるが、「宇宙のどこでどのように生命が発生したか」については相変わらず謎なことです。私個人としては、パンスペルミア説の方が「宇宙人」の実在の可能性が高まるので好きですが、それはそれとして、生命の起源については詳しく知りたいと思っています。あ、それと宇宙の起源(ビッグバンの“前”)についても。【ただいま読書中】『1979年の奇跡──ガンダム、YMO、村上春樹...生命の起源

  • 富士山登山

    私が富士山に登ったのは学生の時、友人たちが「おい、行くぞ」で連れて行かれました。新宿からバスで山梨側の新五合目、そこからえっほいえっほいと登ったのですが、まったくお任せだったのでどうやって予約したのかとかは一切知らないという無責任ぶり。江戸時代の信仰登山だったら「この不信心者め」と神様だか仏様だかに叱られそうです。【ただいま読書中】『古地図で楽しむ富士山』大高康正編著、風媒社、2020年、1700円(税別)富士山は、『常陸国風土記』(和銅六年(713))で「福慈岳」とすでに「ふじ」と呼ばれていたことがわかります。そして『続日本紀』(延暦十六年(797))では「富士山」と表記されました。別称も「芙蓉峰」「穀集山」「般若山」「養老山」など豊富です。「富士山」はもともと信仰の対象である「聖地」「霊山」でした。ですから...富士山登山

  • 「(不)平等」

    社会で「平等」が人気があるのは、人間が元来不平等な存在だからでしょう。【ただいま読書中】『世界史のなかの平清盛』加来耕三著、勉誠出版、2012年、1600円(税別)第71代後三条天皇は、170年ぶりに「藤原摂関家との外戚関係を持たない天皇」でした。そのため「荘園整理令」などの「改革」を天皇親政で行います。ところが摂関家も全力で抵抗。そこで「天皇というしがらみがない政治」を目指した天皇は「院政」を始めましたが、半年で病没。それを見ていたのが72代白河天皇です。応徳三年(1086)白河天皇は8歳のわが子善仁親王に譲位、院政を始めます。抵抗しようとした摂関家は、あいにく重要メンバーを次々病気などで失っていました。そのため白河上皇は「治天の君」として40年間、政治の中枢に座ることになりました。これは律令の規定にはない制...「(不)平等」

  • 政治

    日本の政治家や官僚は「政治」のことを「政策」ではなくて「人事」だと思い込んでいるフシがあります。【ただいま読書中】『暗殺が変えた世界史(下)──ニコライ二世からチャウシェスクまで』ジャン=クリストフ・ビュイッソン著、神田順子・田辺希久子・村上尚子訳、原書房、2019年、2000円(税別)下巻で取り上げられる暗殺は「ニコライ二世」「エンゲルベルト・ドルフース」「バトリス・ルムンバ」「ゴ・ディン・ジエム」「アンワル・アッ=サダト」「インディラ・ガンジー」「ニコラエとエレナ・チャウシェスク」です。上巻では暗殺を行うのは、個人または小さな組織でしたが、下巻では、たとえばニコライ二世は「ソヴィエト」、ドルフースは「ナチ」と、「組織」が一気にでかくなります。あ、ドルフースはオーストリアの首相で、過激な行動をするオーストリア...政治

  • スーパーなカブ

    20世紀末ころだったかな、「ホンダのスーパーカブがどのくらいスーパーか」と実験しようという企画をある雑誌で読んだことがあります。いろんな状況での使用に耐えることを示した後で、ビルの二階から突き落としてそれでも走れるか、なんてことまでやってました。いや、そういった“試練”にもちゃんと耐えていたそうで、たしかに“スーパー”なカブでした。【ただいま読書中】『ホンダリトルカブ──開発物語とその魅力』三樹書房編集部編、2020年、1800円(税別)ホンダスーパーカブはできた時から“完成品”で、1958年に誕生してから、2017年10月に全世界でのシリーズ総生産台数が1億台を突破したロングセラー商品です。実際に私も、街中で使う小さなバイクを買うのだったら、スーパーカブは絶対に選択肢に入れます。で、本書のリトルカブは、スーパ...スーパーなカブ

  • 過激な手段の効果

    テロや暗殺は、一部の人には(ドラえもんのひみつ道具のように)人気があります。しかし、テロや暗殺で思うような結果が出せたことってどのくらいあるのでしょう?少なくとものび太はドラえもんの道具で思うような結果を出せたことはないですよね。【ただいま読書中】『暗殺が変えた世界史(上)──カエサルからフランツ=フェルディナントまで』ジャン=クリストフ・ビュイッソン著、神田順子・田辺希久子・村上尚子訳、原書房、2019年、2000円(税別)世界史から様々な「暗殺」について取り上げていますが、著者は「暗殺された人」と「暗殺した人」の両方をほぼ同じ態度で取り扱います。「暗殺」はそれぞれ違うので、簡単に「共通点」とか「教訓」とかは得られません。それぞれ個別のケースを「ふうん」と感心しながら読むしかなさそうです。ただ「正義」によって...過激な手段の効果

  • 丁寧に説明

    安倍首相、自分の病気についての説明は、実にわかりやすい丁寧なものでした。「しなければならない」と言わなくても、やればできる。【ただいま読書中】『古生物食堂』土屋健著、黒丸絵、技術評論社、2019年、1980円(税別)この本を読むためには、まず著者の世界観(漁船が網を上げたら、たくさんの魚に時々アノマロカリスが混じっている/スーパーでは三葉虫を普通に売っている、など)を受け入れる必要があります。その上で、それらの“食材”をどのように美味しく食べるか、のレシピを読むのです。初っ端は「アノマロカリスしんんじょう揚げの甘酢餡かけ&みそディップとフィンの素揚げ」、つぎは「三葉虫のお好み焼き」です。もう「わはははは」と私は爆笑です。著者は単にふざけているわけではありません。「古生物が食えるのか、どんな味か」の生物学的な面と...丁寧に説明

  • 不測の事態

    コロナ禍という不測の事態ではおろおろするばかりだった爺さまたちが、首相退陣という不測の事態では妙に生き生きしている姿を見ると、「なんだかなあ」という感想を持ってしまいます。ところで「病気だから首相をすることができない」という言葉で皆が即座に納得する、ということは、“皆の意識”に「健康人以外は責任のある職務についてはいけない」が共有されている、つまり「障害者や子育て中の人間などは役職に就いてはいけない」ということに?私はどんな(生物学的あるいは社会的な)ハンディキャップがあっても、能力がある人はその能力を活かすことができる、そのためには皆が助け合う、そんな社会であって欲しいんですけどね。そしてそんな社会だったら、障害を持った首相が辞めるときにはまず感謝の言葉から始めるでしょう。【ただいま読書中】『仏教における女性...不測の事態

  • 最近の若者は、という人もかつては若者だった

    最近、凶悪な少年犯罪が増えている、と感じている人は、常に一定数以上いるそうです。増えているかどうかは統計を見たらすぐわかるのですが(日本では1970年代がピークで、あとは減る一方です)、なぜか「増えている」と思っている“大人(「最近の若者は」と言う人)”がいる。そう思っている人が、日本で少年犯罪が今より多かった時代に少年だった、というのは、ちょっと面白い、とは思えますね。【ただいま読書中】『少年の「問題」/「問題」の少年──逸脱する少年が幸せになるということ』松嶋秀明著、新曜社、2019年、2300円(税別)本書のキーワードは「レジリエンス」です。いろいろ定義はあるそうですが、本書では「大きな脅威や深刻な逆境にさらされること」と「良好な適応を達成すること」の両立、としています。もう一つ重要なキーワードは「ナラテ...最近の若者は、という人もかつては若者だった

  • 真空

    「真空」を「何もない空間」と思っていたら、「真空の相転移」なんて言葉に出くわして眼をぱちくり、は何年前のことだったでしょう。さらに「ヒッグス場」を信じるなら、「真空」には「なにか」がぎっしり詰まっていることになります。「真空」って、一体、何?【ただいま読書中】『トコトンやさしい真空技術の本』関口敦著、日刊工業新聞社(B&Tブックス)、2019年、1500円(税別)「真空」はJISに「通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態」という定義があります。真空には「大気圧を感じる(真空掃除機、真空ピンセットなど)」「酸素が少なくなる(缶詰、真空パックなど)」「熱や音が伝わりにくくなる(魔法瓶など)」「蒸発しやすい(真空凍結乾燥など)」「放電しやすい(蛍光灯など)」「障害となる分子が少なくなる(高エネルギー物理...真空

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