山野には食べ物がある。先月、竹の子を数本掘り出して煮たら柔らかくて凄くおいしかった。最低あともう1回は掘って食べるつもりだったので、母から邪魔者扱いされた巨大な鍋。「また使うからしまわないで」と言った。が、バタバタしている間に竹の子は竹の青年に育った。私の背丈をゆうに超えた。ある日、それが倒されていた。食べたかったな。相当残念だった。で、そうこうするうちに「フキ」の葉っぱが青々と広がり茂った。母に包丁をバケツを持たせてフキ取りを頼んだ。しばら~くして帰って来た母はバケツ一杯のフキの繊維の部分を手で取っていた。楽しんでいるのかと思ったが、消耗激しかったようでくたびれ果てていた。膝が曲げられないのでちょっとした作業も苦痛のようだ。ねばらなないと頑張ったようだが途中でやめても良かったのに。早速フキを濃い目の味に...生きることは食べる事