初めて入れ歯を使うことになった患者さんは、違和感や痛みに苦労することが多いです。大きな異物がお口の中に入るのですから、当然のことと思います。『うっとおしいから、入れてなかったのですが、違和感の無いように治して使えるようにしてください』と訴える患者さんも少なくありません。小さな入れ歯ならまだしも、歯が4~5本しか残ってない場合、使い続けてだんだんと使えるようになるものだということを、ご理解いただきたいです。例えば、脳梗塞等で立つこともままならない患者さんが、リハビリに取り組んだ場合、先生や理学療法士が頑張れば、患者さんの努力は必要いないかというと、なったくそんなことでは歩けるようにならないはずです。患者さんはつかまり立ちから始めて、徐々に足が動くようになり、歩けるようにもなるでしょう。入れ歯も、全く入れてい...入れ歯はお口のリハビリ